JP3390331B2 - 雌端子金具 - Google Patents
雌端子金具Info
- Publication number
- JP3390331B2 JP3390331B2 JP19612597A JP19612597A JP3390331B2 JP 3390331 B2 JP3390331 B2 JP 3390331B2 JP 19612597 A JP19612597 A JP 19612597A JP 19612597 A JP19612597 A JP 19612597A JP 3390331 B2 JP3390331 B2 JP 3390331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tab
- pressing member
- spring piece
- movement restricting
- side movement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
る。
89号公報に開示されているのものがある。これは、図
6に示すように、電線(図示せず)が圧着されるバレル
部2に角筒形の嵌合部3を連成してなる端子本体1と、
端子本体1とは別体部品とされて嵌合部3に取り付けら
れたバネ片4とから構成されている。雄端子金具のタブ
5は、嵌合部3の上面板3Aの下面(内面)に沿って進
入するとともに、バネ片4により弾性的に上方へ押圧さ
れ、もって上面板3Aとタブ5とが所定の接触圧で面接
触する状態に保持される。
では、バネ片4が波形に湾曲した形状をなしており、そ
のタブ5に接触する接点部4Aの前後においては、タブ
5の下方に空間が空けられている(図7を参照)。その
ため、タブ5に上下方向の外力が作用すると、タブ5が
バネ片4の接点部4Aを中心としてシーソー状に傾動
し、上面板3Aとタブ5との間の接触状態が不安定とな
る虞がある。本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、雄端子金具のタブとの接触信頼性の向上を
図ることを目的としている。
から進入された雄端子金具のタブと接触可能な接触部を
有する端子本体に対し、前記タブを前記接触部へ押圧可
能なバネ片と、前記バネ片の押圧に抗する前記タブの遊
動を規制可能であって前記バネ片における前記タブとの
接触位置の前方と後方とに位置する前後2つの遊動規制
部とを一体に形成してなる押圧部材を組み付けて構成さ
れ、前記押圧部材は、上面板部と左右両側壁部とを有す
る枠状をなし、前記バネ片は、前記上面板部における周
縁を除いた中央領域を下方へ切り起した形態とされ、前
記前側の遊動規制部が、前記上面板部の前縁からの延出
部分を下方へ間を空けて折り返すことにより後方へ真っ
直ぐ延びる形態とされ、前記後側の遊動規制部が、前記
上面板部の後縁からの延出部分を下方へ間を空けて折り
返すことにより前方へ真っ直ぐ延びる形態とされている
構成とした。請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記押圧部材に、前側の前記遊動規制部と係合する
ことでその前側の遊動規制部の変位を規制する補強部を
形成した構成とした。
遊動は前後2つの遊動規制部によって規制されるため、
タブと接触部との間では適正な接触状態が保持される。
また、遊動規制部がバネ片よりもタブの進入側の位置に
配されているので、タブが斜めに進入すると、タブはバ
ネ片に接触する前に遊動規制部に係合して進入を規制さ
れる。即ち、タブが斜めに突き当たることに起因するバ
ネ片の変形が防止される。
図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態の雌端子
金具は、互いに別部品として成形された端子本体10と
押圧部材20とを組み付けることによって構成される。
端子本体10は、肉厚(例えば2mm)の金属板材を曲
げ加工したものであって、前半部分には角筒形をなす嵌
合部11が形成され、後半部分には図示しない電線を圧
着するためのバレル部12が形成されている。嵌合部1
1の下面板部11Lには、その周縁を除く広い領域を底
上げすることによって接触部13が形成されている。こ
の接触部13は後述するバネ片23との間で雄端子金具
のタブTを挟圧する。嵌合部11の左右両側壁部11S
には係止孔14が形成されており、この係止孔14に
は、後述する押圧部材20の弾性係止片26が係止され
るようになっている。嵌合部11の前端の開口縁のうち
の左右両縁部には、浅い凹部15が形成され、この凹部
15には、押圧部材20の係止爪27が係止されるよう
になっている。嵌合部11の上面板部11Uにはランス
孔16が形成され、端子本体10を図示しない雌側コネ
クタハウジングのキャビティに挿入したときに図示しな
いランスがランス孔16に係止することにより、雌端子
金具がキャビティ内に保持されるようになっている。
(例えば0.3mm)金属板材を曲げ加工したものであ
って、上面板部21と左右両側壁部22とを有する枠状
をなし、上記端子本体10の嵌合部11内に嵌合される
ようなっている。上面板部21の幅寸法及び側壁部22
の高さ寸法は、夫々、嵌合部11の内部の幅寸法及び高
さ寸法と同じに設定され、したがって、押圧部材20を
嵌合部11内に組み込んだ状態では上下左右へのガタ付
きの虞はない。上面板部21には、その周縁を除いた広
い領域を下方へ切り起こすとともに、前後方向における
中央部を下方へ膨出するように湾曲させることにより、
バネ片23が形成されている。このバネ片23は、押圧
部材20の内部において後方へ片持ち状に延出し、弾性
撓みが可能となっている。このバネ片23は、その最も
低い接点部23AにおいてタブTと接触するようになっ
ている。
延出部分を下方へ間を空けて折り返すことにより前側遊
動規制部24Fが形成されている。この前側遊動規制部
24Fは、後方へ真っ直ぐ延び、バネ片23の接点部2
3Aよりも少し上方の位置に設定されている。この前側
遊動規制部24Fの左右両縁には一対の耳片24Aが突
成され、一方、左右両側壁部22には、その上端部を内
側へ切り起こすことにより一対の補強部25が形成され
ており、この補強部25が耳片24Aに対して上から押
さえ付けるように係合することで、前側遊動規制部24
Fの上方への変位が確実に規制されている。さらに上面
板部21には、その後縁からの延出部分を下方へ間を空
けて折り返すことにより後側遊動規制部24Rが形成さ
れている。この後側遊動規制部24Rは、前方へ真っ直
ぐ延びているとともに、前側遊動規制部24Fと同じ高
さに設定されている。
応する位置には、切り起こしによって左右一対の弾性係
止片26が形成されている。この弾性係止片26は、斜
め前方外側へ向かって片持ち状に突出しているととも
に、内側への弾性撓みが可能となっている。また、両側
壁部22の前端縁には、外向き直角に突出することによ
り上記凹部15との対応を可能とされた一対の係止爪2
7が形成されている。次に、本実施形態の作用と効果に
ついて説明する。雌端子金具の組み付けは、端子本体1
0の嵌合部11に対して前方から押圧部材20を嵌入す
ることによって行う。押圧部材20を嵌入すると、その
途中で弾性係止片26が嵌合部11の内壁面に係合する
ことによって内側へ弾性撓みする。そして、押圧部材2
0が正規嵌入位置に達すると、弾性係止片26がその弾
性復元力により外側へ復元変位して係止孔14に対して
後方から係止し、もって押圧部材20の抜き方向の変位
が規制される。また、これと同時に、押圧部材20の係
止爪27が端子本体10の凹部15に当接し、もって押
圧部材20のそれ以上の嵌入が規制される。以上によ
り、押圧部材20が端子本体10に対して抜き挿し双方
向への遊動を規制された状態に組付けられる。
制部24F及び後側遊動規制部24Rとの間の距離は、
タブTの厚さ寸法と同じか、これよりも僅かに大きいだ
けとなる。したがって、タブTが嵌合部11に進入して
接触部13とバネ片23との間で弾性的に挟圧された状
態では、タブTの下面が接触部13の上面に面接触する
とともに、タブTの上面が前後双方の遊動規制部24
F,24Rに対して接するか、もしくは僅かに隙間を空
けた状態で対面している。したがって、タブTに対して
上下方向の傾動力が作用しても、タブTのバネ片23の
押圧に抗する傾動変位は、前側遊動規制部24Fと後側
遊動規制部24Rのいずれかとの係合によって確実に規
制される。したがって、タブTと接触部13との間では
適正な接触状態が保たれる。
向きに進入されようとした場合には、タブTは、バネ片
23に接触する前に前側遊動規制部24Fの前縁に当接
し、それ以上の進入が規制される。即ち、タブTがバネ
片23に対して斜め下方から突き上げるように当たるこ
とが防止され、この突き上げに起因するバネ片23の変
形が防止される。尚、前側遊動規制部24Fは、補強部
25によって変形し難いように補強されているので、タ
ブTが前方から突き当たっても変形する虞はない。
に嵌入するだけで端子本体10に組み付けられるように
なっているので、組付けの作業性に優れている。さら
に、前後双方の遊動規制部24F,24Rはバネ片23
の前後両側に挟むように配置されるのであるが、この両
遊動規制部24F,24Rとバネ片23は、共通の押圧
部材20に形成されていて端子本体10に対して一体的
に組み付けられるようになっているので、遊動規制部2
4F,24Rの存在がバネ片23の組付けの妨げになら
ずに済み、この点においても作業性に優れている。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では遊動規制部をバネ片におけるタ
ブとの接触位置を挟んだ前後両側の位置に配したが、本
発明によれば、前側、即ちタブの進入側のみに設けても
よく、後側だけに設けてもよい。
部材の上面板部の前後両縁から延出させて形成したが、
本発明によれば、側壁部を内側へ切り起こしたり、側壁
部の前縁または後縁から内側へ延出させることによって
遊動規制部を形成してもよい。
状態の断面図
状態の正面図
Claims (2)
- 【請求項1】 前方から進入された雄端子金具のタブと
接触可能な接触部を有する端子本体に対し、 前記タブを前記接触部へ押圧可能なバネ片と、前記バネ
片の押圧に抗する前記タブの遊動を規制可能であって前
記バネ片における前記タブとの接触位置の前方と後方と
に位置する前後2つの遊動規制部とを一体に形成してな
る押圧部材を組み付けて構成され、 前記押圧部材は、上面板部と左右両側壁部とを有する枠
状をなし、 前記バネ片は、前記上面板部における周縁を除いた中央
領域を下方へ切り起した形態とされ、 前記前側の遊動規制部が、前記上面板部の前縁からの延
出部分を下方へ間を空けて折り返すことにより後方へ真
っ直ぐ延びる形態とされ、 前記後側の遊動規制部が、前記上面板部の後縁からの延
出部分を下方へ間を空けて折り返すことにより前方へ真
っ直ぐ延びる形態とされている ことを特徴とする雌端子
金具。 - 【請求項2】 前記押圧部材に、前側の前記遊動規制部
と係合することでその前側の遊動規制部の変位を規制す
る補強部を形成したことを特徴とする請求項1記載の雌
端子金具。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19612597A JP3390331B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 雌端子金具 |
US09/090,399 US6196884B1 (en) | 1997-07-22 | 1998-06-04 | Female metal terminal that stably connects with male metal terminal |
DE69818367T DE69818367T2 (de) | 1997-07-22 | 1998-07-21 | Metallische Anschlussbuchse |
EP98113607A EP0893850B1 (en) | 1997-07-22 | 1998-07-21 | Female metal terminal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19612597A JP3390331B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 雌端子金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1140233A JPH1140233A (ja) | 1999-02-12 |
JP3390331B2 true JP3390331B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=16352669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19612597A Expired - Fee Related JP3390331B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 雌端子金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3390331B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015026637A1 (en) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | Fci Asia Pte. Ltd | Electrical connector with high retention force |
US10230189B2 (en) | 2013-12-03 | 2019-03-12 | Amphenol Fci Asia Pte Ltd | Connector and pin receiving contact for such a connector |
US10230178B2 (en) | 2013-06-07 | 2019-03-12 | Amphenol Fci Asia Pte Ltd | Cable connector |
US11228130B2 (en) | 2018-03-16 | 2022-01-18 | Fci Usa Llc | High density electrical connectors |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013099995A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 日本発條株式会社 | コネクタ |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP19612597A patent/JP3390331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10230178B2 (en) | 2013-06-07 | 2019-03-12 | Amphenol Fci Asia Pte Ltd | Cable connector |
WO2015026637A1 (en) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | Fci Asia Pte. Ltd | Electrical connector with high retention force |
US9972932B2 (en) | 2013-08-19 | 2018-05-15 | Fci Americas Technology Llc | Electrical connector with high retention force |
US10230189B2 (en) | 2013-12-03 | 2019-03-12 | Amphenol Fci Asia Pte Ltd | Connector and pin receiving contact for such a connector |
US10879639B2 (en) | 2013-12-03 | 2020-12-29 | Amphenol Fci Asia Pte. Ltd. | Connector and pin receiving contact for such a connector |
US11228130B2 (en) | 2018-03-16 | 2022-01-18 | Fci Usa Llc | High density electrical connectors |
US11870176B2 (en) | 2018-03-16 | 2024-01-09 | Fci Usa Llc | High density electrical connectors |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1140233A (ja) | 1999-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3576488B2 (ja) | 雌端子 | |
JP3656547B2 (ja) | 端子金具 | |
EP0803937B1 (en) | Inertia locking connector | |
JP3642417B2 (ja) | 端子金具 | |
US6390860B2 (en) | Connector with a terminal deflection preventing mechanism | |
JPH1040996A (ja) | 端子金具 | |
JP4259472B2 (ja) | 端子金具 | |
JP2000311747A (ja) | コネクタのガタ防止構造 | |
JPH04368781A (ja) | 雌端子 | |
JP2006216313A (ja) | 端子金具 | |
JP4244939B2 (ja) | 端子金具 | |
JP3390331B2 (ja) | 雌端子金具 | |
JP4392360B2 (ja) | 端子金具 | |
US6196884B1 (en) | Female metal terminal that stably connects with male metal terminal | |
JP4207007B2 (ja) | 端子金具 | |
US6283803B1 (en) | Electrical contact | |
JPH1040995A (ja) | 端子金具 | |
CN108604749B (zh) | 端子零件 | |
US6080005A (en) | Terminal fitting | |
JPH10162891A (ja) | 端子金具 | |
JP3473541B2 (ja) | 端子金具 | |
JP3147783B2 (ja) | 雌側端子金具 | |
JP4245732B2 (ja) | 雌型端子 | |
JP3193652B2 (ja) | 雌端子 | |
JPH11339874A (ja) | 雌端子金具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140117 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |