JP3389918B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP3389918B2 JP2000119016A JP2000119016A JP3389918B2 JP 3389918 B2 JP3389918 B2 JP 3389918B2 JP 2000119016 A JP2000119016 A JP 2000119016A JP 2000119016 A JP2000119016 A JP 2000119016A JP 3389918 B2 JP3389918 B2 JP 3389918B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、高速に画像読み取
りを行える画像読み取り手段を備えた電子部品実装装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】現在ほとんどの電子部品実装装置におい
て、パーツフィーダからピックアップした電子部品を、
基板やリードフレームなどの対象物に実装する前に画像
読み取り装置を用いて観察し、理想位置に対する位置ず
れなどを画像処理部で求め、この位置ずれを補正して対
象物に実装している。ここで、この画像読み取り装置と
しては、画像を2次元的に読取るものと、画像を電子部
品の移動方向と直交する主走査方向に1次元的に読取
り、読取った1次元の画像を副走査方向に蓄積して2次
元化するものの2つがあるが、本発明では後者を対象と
する。 【0003】次に従来技術の問題点に言及するに先立
ち、1次元CCDカメラの動作原理について説明する。
図12、図13は1次元CCDカメラの動作説明図であ
る。図12中、1は1次元CCDカメラであり、1次元
CCDカメラ1のうち、2は受光した光の強さに応じた
電荷を蓄積する感光素子がライン状に並設された感光素
子アレイ、3は各感光素子に一対一に対応する要素を備
え、感光素子アレイ2の電荷が転送されるシフトレジス
タ、4は感光素子アレイ2からシフトレジスタ3への転
送を許否するシフトゲートである。通常シフトゲート4
は転送を禁止しており、各感光素子には電荷が蓄積され
ていく。そしてシフトゲート4に転送指令信号を入力す
ると、各感光素子の電荷がシフトレジスタ3の対応する
要素に一度に転送される。そして、シフトレジスタ3に
転送された電荷はクロック信号に同期して出力部5から
1個ずつ画像信号として出力されるものである。 【0004】ここで感光素子アレイ2の各感光素子の電
荷がA1 ,A2 ,・・・,An-1 ,An であるときシフ
トゲート4に転送指令信号を入力したものとすると、各
電荷A1 ,A2 ,・・・,An-1 ,An が一度にシフト
レジスタ3に転送され、その後クロック信号に同期して
図13の矢印N1で示すように画像信号が順次出力され
る。ここで図13に示すように、画像信号の出力が全部
完了する前の状態を考える。このとき、もしシフトゲー
ト4に転送指令信号を入力したとすると、シフトレジス
タ3の出力部5側の要素において電荷の混合が発生し全
くでたらめな値が出力されることになる。具体的には、
図13の状態において、感光素子アレイ2には新たな電
荷B1 ,B2 ,・・・,Bn-1 ,Bn が蓄積されてお
り、シフトゲート4が転送を許せば、電荷An と電荷B
5 ,・・・,電荷An-4 と電荷B1とが混合してしま
う。したがって、シフトレジスタ3の全ての電荷の出力
が完了するまでは、転送指令信号を出してシフトゲート
4を開くことはできない。このことは、シフトレジスタ
3の要素数(即ち感光素子アレイ2の感光素子数)によ
って、画像信号の出力タイミングが決定されてしまうと
いうことを意味する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ここで、近年非常にサ
イズの大きい電子部品も出現している。図14は従来の
画像読み取り装置において電子部品と設定される視野の
関係を示す説明図である。図14中、S1は大サイズの
電子部品(例えば大型のQFPなど)の画像、S2は小
サイズの電子部品(例えば角チップなど)の画像を示
す。図14に示しているように、大サイズの電子部品が
多少位置ずれしても、大サイズの画像S1のエッジ部も
視野V1に入るようにするため、感光素子アレイ2の長
さWOは非常に大きくなっている。したがって、上述し
たような理由により主走査方向の1ライン分の処理時間
が長くなっており、大サイズの電子部品に対応するため
副走査方向の長さY1も大きく取られている。このた
め、従来の画像読み取り装置では、画像信号の読取時間
が長く迅速な動作が行えないという問題点があった。 【0006】そこで本発明は、小サイズの電子部品を実
装する場合の画像読み取り時間を短縮して高速に実装を
行うことができる画像読み取り手段を備えた電子部品実
装装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装装
置は、電子部品を吸着するノズルを備えた装着ヘッド
と、前記ノズルに吸着された電子部品の画像を読み取る
画像読み取り装置と、前記ノズルで電子部品を吸着した
状態で前記装着ヘッドを前記画像読み取り装置の上方を
通過させて基板の上方へ移動させる移動手段と、この移
動手段の装着ヘッド移動用モータを制御する制御手段
と、前記読み取り装置から出力された画像信号を処理し
てその結果を前記制御手段へ出力する画像処理部とを備
え、前記装着ヘッドによって種々のサイズの電子部品を
基板に実装する電子部品実装装置であって、前記画像読
み取り装置が、光を受光して電荷を蓄積する複数の感光
素子が一列に並んだ感光素子アレイと、感光素子に蓄積
された電荷を受け取って出力部へ出力するシフトレジス
タと、感光素子に蓄積された電荷をシフトレジスタへ転
送するのを許否するシフトゲートと、シフトゲートに感
光素子に蓄積された電荷をシフトレジスタへ転送するの
を許可する転送指令信号を出力する転送指令信号出力手
段を備え、前記感光素子アレイの感光素子のうちこの感
光素子アレイの端部から連続して連なる複数であって電
子部品のサイズに応じた数の感光素子への光の入射を遮
る遮光手段を設け、前記シフトレジスタは光を受光した
感光素子の電荷から先に出力部へ出力すると共に、前記
転送指令信号出力手段は前記遮光手段によって遮光され
る感光素子の数に応じて前記転送指令信号の出力間隔を
変更するようにした。 【0008】 【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。なお本実施の形態では、電子部
品実装装置に本発明の画像読み取り装置を適用した場合
を例に説明する。 【0009】図1は本発明の第1の実施の形態の画像読
み取り装置を備えた電子部品実装装置の平面図、図2は
本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置を備えた
電子部品実装装置の装着ヘッドの側面図、図3は本発明
の第1の実施の形態の画像読み取り装置を備えた電子部
品実装装置のブロック図、図4〜図8は本発明の第1の
実施の形態の画像読み取り装置の視野の説明図である。
図中、図12〜図14と同様の構成要素については同一
符号を付すことにより説明を省略する。 【0010】図1において、10は対象物としての基板
11を位置決めする位置決め手段としてのXYテーブ
ル、12はXYテーブル10から離れた位置に設けられ
る基台、13は基台12上をX方向にスライド自在に載
置される供給テーブルであり、供給テーブル13上には
種々の品種(即ち種々のサイズ)の電子部品15を供給
するパーツフィーダ14群が並設される。16はX方向
に長く、基台12に回転自在に軸支されるボールネジ、
17はボールネジ16を回転させる供給テーブル移動用
モータである。また図示していないが、供給テーブル1
3の下面にはボールネジ16に螺合するボールナットが
固定されており、供給テーブル移動用モータ17を駆動
すると、供給テーブル13をX方向に移動することがで
きる。 【0011】18はY方向に長く形成され、基台12に
対して不動に設けられた移動手段としての装着ヘッドテ
ーブル、19は装着ヘッドテーブル18の図1左側面に
平行に固定されるガイド、20はガイド19にスライド
自在に案内される装着ヘッドである。21は装着ヘッド
テーブル18内に回転自在に軸支されるボールネジであ
り、ボールネジ21には装着ヘッド20に固定されたボ
ールナット22が螺合しており、ボールネジ21は装着
ヘッド移動用モータ23の回転力により回転し、これに
より装着ヘッド20はY方向に(即ちパーツフィーダ1
4と基板11との間を)移動することができる。なお装
着ヘッド移動用モータ23は図3の駆動回路D23にド
ライブされ、画像読み取り装置60の上部において一定
低速で、その他は高速で、装着ヘッド20を移動させ
る。また、装着ヘッド移動用モータ23の回転状態はエ
ンコーダ24によりセンシングされ、エンコーダ24の
パルス信号を図3に示す現在位置カウンタCTにより計
数することにより、装着ヘッド20の現在位置を知るこ
とができるようになっている。 【0012】次に画像読み取り装置60について説明す
る。30はパーツフィーダ14と基板11との間に配設
された認識ボックス、31は認識ボックス30に収納さ
れ、移動経路中の装着ヘッド20に保持された電子部品
15を上向きに観察する1次元CCDカメラ、32は1
次元CCDカメラ31の両脇に設けられ、電子部品15
に光を照射する光源である。なお1次元CCDカメラ3
1自体の構成は、図12に示したものと同様である。 【0013】さて光源32のうち図1の左側の部材は認
識ボックス30上にX方向移動自在に装着されたL字状
の遮光板50上に取り付けられている。51は遮光板5
0の後端部に固定されたボールナットであり、認識ボッ
クス30上に回転自在に軸支されたボールネジ52に螺
合している。53はボールネジ52を回転させる遮光板
移動用モータである。即ち、図3に示す駆動回路D53
により、遮光板移動用モータ53を駆動すると、1次元
CCDカメラ31上に遮光板50を出退させることがで
き、1次元CCDカメラ31をその主走査方向(X方向
と一致)において一部を遮いで、1次元CCDカメラ3
1の主走査方向の有効な視野を拡縮することができる。
なお本実施の形態では、遮光板50を左側から移動させ
ることにより、1次元CCDカメラ31の感光素子アレ
イ2の図1の右側の端部を基準とし、感光素子アレイ2
の左側の部分を端部側から遮ぐようにしている。即ち、
いわば1次元CCDカメラ31の主走査方向の視野を出
力部に近い方へ右寄せした構成となっており、後述する
ように、電子部品ができるだけ図1に示した1次元CC
Dカメラ31の右側を通過するようにし、その結果左側
に形成される無駄な視野をできるだけ広くとれるように
工夫してある。 【0014】次に、図2を参照しながら、装着ヘッド2
0の細部について詳述する。25は昇降自在に支持され
た昇降フレーム、26は垂直なボールネジ、27はボー
ルネジ26に螺合し、昇降フレーム25に固定されたボ
ールナット、28はボールネジ26を回転させるZモー
タ、29は昇降フレーム25に回転自在に軸支された垂
直なθ軸、33は下部に電子部品15を吸着するノズル
34を備え、θ軸29に一体的に軸着されるヘッド本
体、35はθ軸29を水平回転させるθモータである。
したがって、図3に示す駆動回路D28によりZモータ
28を駆動すると、ノズル34に保持された電子部品1
5を下降させて、電子部品15を認識ボックス30に接
近させることができ、またθモータ35を駆動すると、
電子部品32をθ方向に回転させ姿勢を補正することが
できる。またノズル34はθ軸29から偏心した位置に
装着されている。 【0015】次に図3を参照しながら、本実施の形態の
電子部品実装装置について説明する。図3中、Aはクロ
ック42が発生するクロック信号を参照してシフトゲー
ト4に転送を許可する転送指令信号を出力してから現在
までの経過した時間と、制御手段Cから与えられた主走
査方向可変設定値が示す時間とを比較し、この時間が経
過した際、次の転送指令信号をシフトゲート4に出力す
る主走査処理部である。即ち、この主走査処理部Aは、
1次元CCDカメラ31のシフトゲート4へ出力する転
送指令信号の出力間隔を制御するものであり、本発明の
転送指令出力手段に対応するものである。 【0016】次に主走査方向処理部Aの内容について説
明する。42はコントローラ41から主走査方向可変設
定値がセットされるシフトトリガカウンタプリセッタ、
44はコンパレータ43が出力する転送指令信号により
リセットされると共に、クロック信号をアップカウント
してコンパレータ43に主走査方向現在値を出力するシ
フトトリガカウンタ、43はシフトトリガカウンタプリ
セッタ42が示す主走査方向可変基準値に、シフトトリ
ガカウンタ44が示す主走査方向現在値が達したかどう
か比較をし、達したらシフトゲート4に転送指令信号を
出力してシフトゲート4を開くコンパレータである。転
送指令信号は、副走査方向処理部Bの画面トリガカウン
タ47にも同時に出力される。 【0017】次にBは、主走査方向処理部Aが出力する
転送指令信号の回数と、画像処理部48にて展開した画
像において副走査方向(主走査方向に直交し、電子部品
15の移動方向と平行)の視野の長さに相当するよう
に、制御手段Cから与えられた副走査方向可変設定値と
を比較し、副走査方向の視野の長さが与えられた副走査
方向可変設定値となった際、画像処理部48に視野内処
理完了信号を出力する副走査方向処理部である。即ち副
走査方向処理部Bは、画像処理部48において展開され
る画像の副走査方向の視野の広さを与えられた副走査方
向可変設定値に応じて広くしたり狭くしたりする処理を
行う。 【0018】次に副走査方向処理部Bの内容について説
明する。45はコントローラ41から副走査方向可変設
定値がセットされる画面トリガカウンタプリセッタ、4
7はコンパレータ46が出力する視野内処理完了信号に
よりリセットされると共に、転送指令信号をアップカウ
ントして副走査方向現在値を出力する画面トリガカウン
タ、46は画面トリガカウンタプリセッタ45が示す副
走査方向可変基準値に、画面トリガカウンタ47が示す
副走査方向現在値が達したかどうか比較し、達したらコ
ントローラ41、画像処理部48及び画像トリガカウン
タ47に視野内処理完了信号を出力し、画面トリガカウ
ンタ47をリセットするコンパレータである。 【0019】Cは電子部品実装装置全体を制御する制御
手段であって、上述したように電子部品15の移動をコ
ントロールするために、駆動回路D23,D28を制御
する他、主走査制御部Aに現在ノズル34に吸着されて
いる電子部品15のサイズに応じて、主走査方向の有効
な視野の長さに相当する主走査方向可変設定値を与える
と共に、これにあわせて駆動回路D53に、遮光板50
の先端位置を示す指示を出力し、感光素子アレイ2のう
ち遮ぐべき感光素子数をコントロールする。また制御手
段Cは、電子部品15を吸着した吸着ヘッド20が認識
ボックス30の上方に接近してその移動速度が高速移動
から一定低速移動へ切替わった際に副走査処理部へスタ
ート信号を出力する。なお、画像処理部48は、読み取
り完了信号を入力すると、読み取った画像信号を処理し
て処理結果を制御手段Cへ出力するものであるが、この
画像処理部48の処理内容は、電子部品の有無検出、位
置ずれ量検出など、任意に選択することができる。なお
読み取り完了信号は制御手段Cにも出力され、制御手段
Cは読み取り完了信号を入力すると、駆動回路D23に
命じて装着ヘッド移動用モータ23を一定低速移動状態
から高速移動状態へ切替える。 【0020】次に制御手段Cの内容を説明する。40は
ノズル34に吸着させる電子部品15の品種、そのサイ
ズ及びそのサイズにあわせて適切に設定された主走査方
向可変設定値、副走査方向可変設定値などを記憶するメ
モリからなる記憶部、41は記憶部40のデータを参照
して入出力を行うコントローラである。 【0021】第1の実施の形態の画像読み取り装置60
を備えた電子部品実装装置は上記のような構成よりな
り、次にその動作を図4を参照しながら説明する。この
動作では大サイズ電子部品PL、中サイズ電子部品P
M、小サイズ電子部品PSを順に基板11に実装するも
のとする。ここで、感光素子アレイ2の主走査方向の長
さをWOとする。このような場合、各電子部品PL,P
M,PSのサイズは既値データであり、次のように有効
な視野(図4の鎖線で示す矩形領域が有効な視野であ
り、主走査方向可変設定値、副走査方向可変設定値によ
り一意に決定される)が設定される。即ち、各電子部品
PL,PM,PSのサイズよりも主走査方向にやや長い
主走査方向設定値(長さWL,WM,WSを感光素子数
で表示した値)と、副走査方向にやや長い副走査方向設
定値(長さYL,YM,YSを感光素子アレイ2のライ
ン数で表示した値)を決定する。このようにすれば、各
矩形領域の形状を特定できる。そして、上述したよう
に、第1の実施の形態では、有効な視野を1次元CCD
カメラ31の出力部5側へ右寄せするものであるから、
図4のように各矩形領域の右辺を感光素子アレイ2の右
端部に一致させる。またノズル34は各電子部品PL,
PM,PSの中心を吸着するものとし、ノズル34の中
心が基準線SLから、電子部品PLではWL/2、電子
部品PMではWM/2、電子部品PSではWS/2とな
る位置にくるように、θモータ35を駆動して、ノズル
34をθ方向に予め振らせる。このことにより、有効な
視野を示す各矩形領域の中心にノズル34を位置させ、
ノズル34に吸着された電子部品PL,PM,PSを各
矩形領域の中央部に位置させる。 【0022】図5は大サイズの電子部品PLが感光素子
アレイ2上を通過する様子を示すものである。このと
き、図4の下部に示したように、主走査方向において無
効な視野はわずかしかない。したがって、遮光板移動用
モータ53を駆動して、遮光板50を図5左方へ位置さ
せ、感光素子アレイ2の上部をほぼ全開とする。また上
述したように、θモータ31によりノズル32は感光素
子アレイ2のほぼ中央を通過するように振られている。 【0023】図6は小サイズの電子部品PSが感光素子
アレイ2上を通過する様子を示す。このとき、図4上部
に示したように、主走査方向において有効な視野は狭
く、遮光板移動用モータ53を駆動して、遮光板50に
より、感光素子アレイ2の上部のほとんどを遮いでい
る。このようにすれば、感光素子アレイ2の図6の左側
の部分は感光せず電荷は蓄積されない。 【0024】図7、図8はノズル32に中サイズの電子
部品PMを吸着し、遮光板52により感光素子アレイ2
の左側の部分を遮いだ場合におけるデータ出力要領を示
している。図7、図8において、Jは光を受光できる有
効な感光素子を示し、Kは遮光板50によって光が遮ら
れて光を受光することができない無効な感光素子を示し
ている。遮光板50は、感光素子アレイ2の左端部から
長さ(WO−WM)にわたって連なって存在する無効な
感光素子Jの上方を遮光するようにその位置が調節され
ている。この状態で、電子部品PMが感光素子アレイ2
の上方を通過すると、有効な感光素子Jには、この電子
部品PMの画像データを示す電荷が蓄えられるが、無効
な感光素子Kには電荷は蓄積されず初期値のままであ
る。次にこの電荷はシフトレジスタ3へ転送され、有効
な感光素子Jで蓄積された電荷から先に出力部5に出力
される。そして図8に示すように有効な感光素子Jで蓄
積された電荷が全て出力されると、シフトレジスタ3に
は、無効な感光素子Kの電荷のみが残存することにな
る。しかし、シフトレジスタ4に残存する電荷は初期値
であるので、この状態で有効な感光素子Jで新たに蓄積
された電荷をシフトレジスタ3へ転送してもデータの混
合を生ずることはない。従ってシフトレジスタ3は有効
な感光素子Jの電荷を出力し終えたら、ただちに次の電
荷を受け取ることができるので、その分シフトゲート4
を開く間隔を速くして電子部品PMの画像読み取りを高
速化できる。第1の実施の形態では、図3におけるコン
トローラ41からシフトトリガプリセッタ42に与える
主走査方向可変設定値を最大WO、最小0の範囲で変化
させることにより、シフトゲート4を開くタイミング
(即ちコンパレータ43からシフトゲート4に与えられ
る転送指令信号のタイミング)を変えている。 【0025】図11は本発明の第1の実施の形態の画像
読み取り装置における電子部品のサイズと読み取り時間
の関係を示すグラフである。図11に示すように、本発
明の第1、第2のいずれの実施の形態においても、主走
査方向及び副走査方向の両方について電子部品のサイズ
が小さくなれば可変設定値を小さくして有効な視野を狭
くしている。即ち、電子部品のサイズが小さくなると、
その二乗分だけ有効な視野が狭くなる。このため、図1
1に示すように、実際的な読取時間を飛躍的に短縮する
ことができる。 【0026】図9は本発明の第2の実施の形態の画像読
み取り装置を備えた電子部品実装装置の平面図、図10
は本発明の第2の実施の形態の画像読み取り装置を備え
た電子部品実装装置のブロック図である。第2の実施の
形態では、第1の実施の形態のように、感光素子アレイ
2を機械的に遮ぎるのではなく、遮光板等を廃止し、代
わりに遅延回路61及びリセット回路62を設けてい
る。リセット回路61は、シフトレジスタ3内に残存す
る電荷をリセットして初期値にするものであり、主走査
方向処理部Aから出力された転送指令信号とによって作
動する。遅延回路61は、主走査方向処理部Aから出力
された転送指令信号をリセット回路61がシフトレジス
タ3をリセットするために十分な時間だけ遅らせてシフ
トゲート4へ出力する。従って、シフトゲート4が開い
て感光素子アレイ2の電荷がシフトレジスタ3へ転送さ
れる前に、シフトレジスタ3に残存する電荷は、予めリ
セットされて初期値になっている。 【0027】第2の実施の形態では、無効な感光素子K
にも光が入射して電荷が蓄積されてシフトレジスタ3へ
転送されるが、有効な感光素子Jの電荷が出力部へ出力
されてしまった後に転送指令信号が送られてきて前述し
たようにリセット回路61によってシフトレジスタ3は
リセットされるので、新たに感光素子アレイ2で蓄積さ
れた電荷がシフトレジスタ3へ転送されても電荷の混合
が生じることがない。その他は第1の実施の形態と同様
であるので、説明を省略する。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子部品のサイズにあわせて不必要なデータをカットする
ことにより、処理対象量を飛躍的に削除することがで
き、その結果高速な読み取り処理を実現し、電子部品を
高速度で実装することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
を備えた電子部品実装装置の平面図 【図2】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
を備えた電子部品実装装置の装着ヘッドの側面図 【図3】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
を備えた電子部品実装装置のブロック図 【図4】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
の視野の説明図 【図5】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
の視野の説明図 【図6】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
の視野の説明図 【図7】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
の視野の説明図 【図8】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装置
の視野の説明図 【図9】本発明の第2の実施の形態の画像読み取り装置
を備えた電子部品実装装置の平面図 【図10】本発明の第2の実施の形態の画像読み取り装
置を備えた電子部品実装装置のブロック図 【図11】本発明の第1の実施の形態の画像読み取り装
置における電子部品のサイズと読み取り時間の関係を示
すグラフ 【図12】1次元CCDカメラの動作説明図 【図13】1次元CCDカメラの動作説明図 【図14】従来の画像読み取り装置において電子部品と
設定される視野の関係を示す説明図 【符号の説明】 1,31 1次元CCDカメラ 2 感光素子アレイ 3 シフトレジスタ 4 シフトゲート 5 出力部 10 XYテーブル 11 基板 14 パーツフィーダ 15 電子部品 42 シフトトリガカウンタプリセッタ 43 コンパレータ 44 シフトトリガカウンタ 45 画面トリガカウンタプリセッタ 46 コンパレータ 47 画面トリガカウンタ 48 画像処理部 A 主走査方向処理部 B 副走査方向処理部 C 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/08 H05K 13/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】電子部品を吸着するノズルを備えた装着ヘ
    ッドと、前記ノズルに吸着された電子部品の画像を読み
    取る画像読み取り装置と、前記ノズルで電子部品を吸着
    した状態で前記装着ヘッドを前記画像読み取り装置の上
    方を通過させて基板の上方へ移動させる移動手段と、こ
    の移動手段の装着ヘッド移動用モータを制御する制御手
    段と、前記読み取り装置から出力された画像信号を処理
    してその結果を前記制御手段へ出力する画像処理部とを
    備え、前記装着ヘッドによって種々のサイズの電子部品
    を基板に実装する電子部品実装装置であって、 前記画像読み取り装置が、光を受光して電荷を蓄積する
    複数の感光素子が一列に並んだ感光素子アレイと、前記
    感光素子に蓄積された電荷を受け取って出力部へ出力す
    るシフトレジスタと、前記感光素子に蓄積された電荷を
    前記シフトレジスタへ転送するのを許否するシフトゲー
    トと、前記シフトゲートに前記感光素子に蓄積された電
    荷を前記シフトレジスタへ転送するのを許可する転送指
    令信号を出力する転送指令信号出力手段を備え、 前記感光素子アレイの感光素子のうちこの感光素子アレ
    イの端部から連続して連なる複数であって電子部品のサ
    イズに応じた数の感光素子への光の入射を遮る遮光手段
    を設け、前記シフトレジスタは光を受光した感光素子の
    電荷から先に出力部へ出力すると共に、前記転送指令信
    号出力手段は前記遮光手段によって遮光される感光素子
    の数に応じて前記転送指令信号の出力間隔を変更する
    うにしたことを特徴とする電子部品実装装置。
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