JP3389745B2 - プログラムの性能測定装置と方法 - Google Patents

プログラムの性能測定装置と方法

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JP3389745B2 JP18262395A JP18262395A JP3389745B2 JP 3389745 B2 JP3389745 B2 JP 3389745B2 JP 18262395 A JP18262395 A JP 18262395A JP 18262395 A JP18262395 A JP 18262395A JP 3389745 B2 JP3389745 B2 JP 3389745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプログラムの実行性能を
測定する装置と方法に関する。業務用のアプリケーショ
ンプログラムでは、実運用を開始する前に、プログラム
の実行性能を測定し設計通りの性能が得られているか検
証する必要がある。しかし、プログラムの性能を測定す
るためには、性能測定用の特殊な環境を用意する必要が
あり、プログラムの性能の問題点を開発工程の早い時期
に検出することができていない。
【0002】このため、アプリケーションプログラムの
性能測定を容易に実施できるようにする必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来のプログラムの性能測定において
は、測定したいアプリケーションプログラムを性能測定
用の環境下で起動し、プログラムの特定個所間を対象と
して性能測定を行っていた。この場合、測定用の環境下
で動作するプログラムの特定のルートだけしか性能を測
定できず、プログラム上の別ルートを測定するために
は、そのルートを実行させるためのドライバプログラム
などの環境を準備する必要があった。このため、特殊な
ルートなどで頻繁に走行しないルートを測定するために
は、各ルート毎のドライバプログラム環境を準備する必
要があり、簡単に性能を測定することができなかった。
【0004】時間測定の例では特開平3−102437
において、コンパイラが作成したデパッガのシンボル情
報を利用して、性能測定の対象となるプログラムにトラ
ップ命令を埋め込むことで、性能測定の対象となるプロ
グラムに対し性能測定ルーチンを呼び出すプリプロセッ
サの実行や、再コンパイル、再リンクを不要とすること
を特徴とした方式が示されている。
【0005】しかし、プログラムの実行ルートを容易に
設定する手段やダイナミックステップなどの各種の性能
項目の測定も時間測定と同時に行えるような柔軟で操作
の容易な性能測定を可能とするものとはなっていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
技術では、性能測定したいアプリケーションプログラム
を性能測定用の環境下で起動するので、プログラム上の
あるルートを測定するためには、そのルート用のドライ
バプログラムを作成する必要があり、環境準備にかなり
の労力が必要となる問題が生じていた。
【0007】本発明はこのような点にかんがみて、性能
測定における環境準備を容易にし、各ルート専用のドラ
イバプログラムを作成せずに測定を実施でき、また、各
種の性能項目の測定も時間測定と同時に柔軟に測定がで
きる性能測定手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成されたプログラムの性能測定装置によって解決さ
れる。
【0009】図1は、本発明の構成図である。300は
デバッグモードプログラム実行環境部であり、測定対象
プログラムを1命令毎に割り出しを発生させるデバッグ
モードで実行する環境である(請求項1〜8)。
【0010】100は測定操作部であり、上記測定対象
プログラムの測定を開始する命令と測定を終了する命令
をアドレスで指定し、上記プログラムを起動し、上記起
動されたプログラムが上記指定した測定開始アドレスの
命令の実行に到ったとき上記プログラムの実行を中断
し、この中断したプログラムの実行を再開する実行制御
手段1と、上記測定対象プログラムが実行を中断したと
き、上記中断したプログラムの実行ルートを決定するデ
ータの設定を行う状態操作手段2とからなっている(請
求項4、8)。
【0011】200は性能測定部であり、上記測定対象
プログラムをデバッグモードで実行するとき発生する割
り出しにより制御を移され、1命令毎に必要な性能測定
情報の処理を行い上記測定対象プログラムの割り出し元
に制御を帰すものである。
【0012】これを構成する各手段については以下に示
す(請求項1〜3、5〜7)。命令実行時間収集手段6
は上記発生する割り出しにより制御を移される性能測定
部が割り出し元に制御を戻すとき計時を開始し、上記測
定対象プログラムの1命令の実行後発生する割り出しに
より制御が移されるとき計時を終了して上記1命令の実
行時間として一時記憶するものである(請求項1、
5)。
【0013】性能測定制御部5は性能測定部200の各
手段の動作の実行を制御するものであり、情報を一時記
憶する不図示の記憶部を含むものである(請求項1〜
3、5〜7)。
【0014】プログラム実行時間測定手段9は、上記一
時記憶された命令実行時間を上記測定対象プログラムの
測定開始から測定終了までに実行する命令について積算
して記憶するものである(請求項1、5)。
【0015】ダイナミックステップ測定手段7は上記割
り出しにより制御を移される毎に回数を計数して記憶す
るものである(請求項2、6)。ルートトレース測定手
段8は上記割り出しにより制御を移される毎に測定対象
プログラムの実行する命令のアドレスおよびコードを時
系列で記憶するものである(請求項3、7)。
【0016】
【作用】測定対象プログラムをデバッグモードプログラ
ム実行環境部300でデバッグモードで実行することに
より、発生する割り出しにより性能測定部200に制御
が移され、1命令毎に必要な性能測定情報の処理を行い
上記測定対象プログラムの割り出し元に制御を帰すよう
にプログラムの論理に従った命令の実行を追跡しながら
性能測定を行うようにしている。
【0017】プログラムの実行時間の測定は上記発生す
る割り出しにより制御を移される命令実行時間収集手段
6が割り出し元に制御を戻すとき計時を開始し、上記測
定対象プログラムの1命令の実行後発生する割り出しに
より制御が移されるとき計時を終了して上記1命令の命
令実行時間として一時記憶し、これをプログラム実行時
間測定手段9により測定開始から測定終了までに実行す
る命令について順次積算して記憶するようにしている
(請求項1、5)。
【0018】ダイナミックステップの測定はダイナミッ
クステップ測定手段7により上記割り出しで制御を移さ
れる毎に回数を累積して記憶するようにしている(請求
項2、6)。
【0019】ルートトレース測定手段8では上記割り出
しにより制御を移される毎に測定対象プログラムの実行
する命令のアドレスおよびコードを時系列で蓄積記憶よ
うにして実行したプログラムの命令のルートを測定記録
するようになっている(請求項3、7)。
【0020】100は測定操作部では、実行制御手段1
により上記測定対象プログラムの測定を開始する命令の
アドレスと測定を終了する命令のアドレスを指定し、上
記プログラムを起動し、上記起動されたプログラムが上
記指定した測定開始命令の実行に到ったとき上記プログ
ラムの実行を中断し、状態操作手段2では上記中断した
プログラムの実行ルートを決定するデータの設定を行
い、上記作実行制御手段1により再度上記中断したプロ
グラムの実行を再開するようになっている(請求項4、
8)。
【0021】
【実施例】図2に本発明の実施例の構成図を示す。測定
操作部100は測定対象プログラム300の測定条件、
測定環境を操作するものであり、実行制御部1、状態操
作部2とデータ解析部23を含む。なお、測定操作部1
00は従来技術であるデバッガの機能である。
【0022】実行操作部1は測定対象プログラム300
をデバッグモードで実行できる状態に設定し、性能測定
を行う命令の先頭と測定を終了する命令をそれぞれ測定
点XA25、測定点XB26としてそのアドレスを指定
して設定する。アドレスはデバッガのシンボル情報を用
いてシンボルで指定したり、オブジェクトコードのリス
トからアドレスを調べて指定することもできる。
【0023】実行ルートの指定は測定対象プログラムの
データ部27にあるデータを変更して設定することによ
り内部ロジックで決まるルートを変更できる。すなわ
ち、状態操作部2によりデバッガの機能であるデータの
操作を行い必要なデータの設定を行うことによりルート
の指定ができる。
【0024】操作は測定開始時および上記設定した測定
点に到達したときにオペレータに制御が与えられ、ディ
スプレイ画面、キーボード、マウスなどの入出力機能を
有した操作端末21によりオペレータとの会話により行
う。測定結果のデータについては上記操作端末21に表
示するほか、解析結果を含めて出力装置22に記録する
ことができるようになっている。
【0025】性能測定部200は測定対象プログラム3
00の実行にともない発生する性能情報を収集、記憶
し、処理して測定データ格納部10に記録するものであ
る。次に、図3に示す本発明の実施例の操作フローチャ
ートを説明する。性能測定項目の組み合わせは種々ある
がここではプログラムの実行時間の測定を例として説明
する。
【0026】ステップS31では実行時間を測定しよう
とするプログラムを実行制御部1により指定し、プログ
ラムを性能測定可能な環境下で実行可能な状態とする。
つまり、プログラムを配置し、デバッグモードで実行可
能とするもので、上記したデバッガの機能を利用する。
【0027】ステップS32において、上記設定したプ
ログラム内の実行時間の測定を開始する位置として測定
点XA25と終了する位置として測定点XB26を対応
するプログラムリストにあるアドレスを指定して設定す
る。
【0028】ステップS33ではプログラムの実行を開
始するように実行制御部1により指示する。プログラム
は通常の起動と同様入口点から実行を開始する。すなわ
ち、通常のプログラムの動作でのデータの初期設定等は
測定対象プログラムに備わった機能がそのまま動作す
る。ただし、実行モードは上記設定されたようにデバッ
グモードとなっているので測定対象プログラム300は
1命令実行毎に割り出しを発生するようになり、割り出
しにより性能測定部200に制御が渡ることになる。そ
こで、アドレスが上記設定した測定開始すべきところす
なわち測定点XA25に到達したか否かの検出を行う。
【0029】ステップS34に示すように測定点XA2
5に到達したことを実行制御部1からオペレータに通知
され、操作端末21からオペレータが状態操作部2を操
作することが可能となる。
【0030】オペレータはステップS35においてプロ
グラム環境の設定を変更することができる。ここで、状
態操作部2を利用してプログラムのメモリの内容などの
動作環境を設定し、プログラム上の意図した実行ルート
が動作するように準備する。
【0031】また、上記設定した二つの測定点間の設定
したルートを実行するときに測定すべき測定項目をメニ
ューから選択する。メニューにはプログラム実行時間の
測定の他にダイナミックステップ数や実行したプログラ
ムのルートの測定があるがここでは実行時間の測定を指
定する。
【0032】ステップS36において、性能測定をしな
がら、プログラムの実行を再開することを実行制御部1
に指示する。プログラムの実行にともない各命令の実行
の毎に制御が渡される性能測定部200では上記指定さ
れた性能測定項目に従い性能情報を収集して行く。ここ
ではプログラムの実行時間の測定を行うために各命令ご
との実行時間を時刻情報を読み取りながらプログラムの
実行に要した時間を測定して行く。同時に性能測定部2
00ではプログラムの実行アドレスが測定終了を示す測
定点XB26に到達したか否かを監視する。
【0033】ステップS37において測定点XBに到達
したときには実行制御部1からオペレータにその由通知
され、オペレータの指示待ちの状態になる。ステップS
38において、オペレータの判断により、データの設定
を変えることにより別のルートの実行時間の測定を行う
ようにするか、あるいは測定を終了することにするのか
を決めることになる。再度、測定を行うときは実行制御
部によりステップS32に移行する。
【0034】性能測定部200の動作の説明に入る前
に、図4によりデバッグモードにおける割り出しの説明
を行う。測定対象プログラム300の図中には実行する
順序に命令を並べてある。すなわち、物理的なアドレス
の順ではなく分岐命令などで実行される順序が変わると
きには分岐先の命令を次に並べるようにしたものであ
る。
【0035】A命令実行41の後では矢印のように割り
出しが発生し、測定対象プログラム300の命令の実行
は次に進まず、割り出しにより性能測定部200に制御
が渡る。性能測定部200での動作の詳細は図5、図6
により後述するが、本来の処理である性能測定処理では
測定内容により、あるいは測定データを外部記憶媒体に
格納するような時間を要するI/O動作が入ったりする
ことにより性能測定部200の処理に要する時間が一定
するものではなく、さらに測定対象プログラム300の
命令の実行ステップ数に比較して多くのステップが必要
となり、特に時間の測定においては何処で時計を記録す
るか注意が必要である。したがって、割り出し、復帰の
ためのレジスタなどの測定対象プログラム300の状態
の保存と復元を最小限に止め、時計の読み取りをできる
だけ入口部と出口部に近いところで行うようにして時間
の測定に供するようにしている。逆にこのようにしてお
けば性能測定処理45ではどの様な処理を行っても性能
測定の精度には影響を与えないようにできる。
【0036】性能測定部200から復帰したときは、上
記したようにA命令41が実行された結果として次に実
行されるべき命令B42に制御が移る。B命令42が実
行されると上記と同様に割り出しにより性能測定部の先
頭に制御が移る。そして、性能測定処理45が終了する
と性能測定部200からC命令43に実行が戻り以下同
様に測定対象プログラム300の命令を実行して行く。
【0037】このように、測定対象プログラム300の
1命令実行の毎に割り出しにより、1命令毎に各種の性
能測定を進めることができる。図5と図6には性能測定
部の動作のフローチャート(その1、その2)を示す。
また、図7には性能測定処理に使用する測定情報記憶テ
ーブルの構成説明図を示してあり、これらを参照しなが
ら動作を説明する。
【0038】ステップS501では次のステップS50
2で行う時計を一次記憶するために必要な最低限のレジ
スタの保存を行う。ステップS502において割り出し
の発生する直前に実行した測定対象プログラムの命令の
実行終了時刻として時計を読み取り命令実行終了時刻と
して測定情報記憶テーブル72のTGに記憶する。次に
その他のレジスタ保存をステップS503で行い性能測
定部の本体の動作に進む。
【0039】先ず、測定情報記憶テーブル72のTBに
ある測定中フラグを調べる。測定中フラグは測定開始の
測定点XA25と測定終りの測定点XB26の間の測定
対象の部分の命令を実行しているのか否かを示すもの
で、測定対象部分での割り出し時にはONとしておくも
のである。
【0040】まだ、測定対象部分に入っていないときに
はステップS508でアドレスが測定点XAに到達した
か否かを判定する。測定点XAではないことがわかると
性能測定部200の本体の動作はなにもせずに測定対象
プログラム300に戻ることになるが、S511〜S5
13により割り出し元への復帰の手順としてレジスタの
復旧を行う必要がある。このように測定開始点に到達す
るまでは実質なにもせず測定開始点の検出のみを行って
いる。
【0041】ステップS508において測定開始点に到
達したことを検出したときは、ステップS509に移り
測定中フラグTBをONとする。これにより、次に割り
出しにより性能測定部200に制御が渡ったときには性
能測定のデータが収集されることになる。
【0042】ステップS510では制御が測定操作部1
00に移されオペレータに測定開始点に到達したことを
知らせ、オペレータの指示の入力待ちとなる。そこで、
意図するルートをプログラムが進むようにデータの確認
を行い変更すべきデータの設定を行う。必要な設定を確
認した後オペレータの指示で性能測定部200に再開の
ために制御が戻る。
【0043】ステップS511以下は上記説明したよう
に測定対象プログラム300に戻る手順であるが、上記
で説明を省略したステップS512における時計の読み
取りは次に実行される測定対象プログラムの命令の実行
開始時刻として測定情報記憶テーブル72のTHに記憶
する。
【0044】次に、ステップS504に戻って割り出し
が発生したときに測定中フラグTBがONとなっていた
場合は性能測定中でありステップS505に移る。ま
ず、プログラム実行時間の測定のための処理としてステ
ップS505からステップS507までで各実行した命
令の開始と終了時刻の差を積算する処理を行う。
【0045】ステップS505では第1次命令実行時間
として今回の性能測定部200の先頭のステップS50
2で読み取った時刻、これは今回の割り出しの発生する
直前に実行した命令の実行終了時刻であり、これと前回
の性能測定部200の最後のステップS507で読み取
った時刻、すなわち前回の割り出しの発生した後実行し
た命令の実行開始時間との差である。この第1次命令実
行時間には実際に命令を実行した時間に加えて割り出し
のための時間、割り出し元にもどる時間が含まれてい
る。これらの時間は限られたレジスタの保存、復旧の時
間など予め測定した固定の値の時間であり測定情報記憶
テーブルのTKに割り出し処理時間という定数として記
憶されている。
【0046】ステップS506では第2次命令実行時間
として上記の補正を行ったものを算出しテーブルのTJ
に記憶している。ステップS507では測定中の間すな
わち測定中フラグTBがONの間について第2次命令実
行時間TJを積算して、測定中に実行した命令のトータ
ルのプログラム実行時間としてテーブルのTLに記憶し
ている。
【0047】ステップS601では測定項目としてダイ
ナミックステップのカウントが必要か、測定条件を確認
し、必要なときは測定情報記憶テーブルのTMにカウン
トするようになっている。
【0048】ルートトレースについても同様にステップ
S603で要否を判定して、必要ならステップS604
とステップS605において測定情報記憶テーブルのT
Oにあるルートトレースレコード74に測定対象プログ
ラム300の実行した命令のアドレス情報と命令コード
を対にして累積して記憶する。記録するレコード74が
いっぱいになったら測定データ格納部10に書き出して
格納するようにしている。
【0049】測定対象項目の処理が終了したときステッ
プS606においてアドレスが測定点XBと一致したと
きには測定終了とし、測定を続行するときにはステップ
S511から測定対象プログラム300に戻る処理を行
う。
【0050】測定終了の処理はステップS607で今回
の測定区間における測定データを測定データ格納部10
に記録するべく出力し、後刻、データ解析部23で処理
加工が行える様にしておく。
【0051】ステップS608で測定中フラグをOFF
として、ステップS609で測定操作部100に制御を
移行し、オペレータの指示による新たな測定点の設定を
行う。このとき、新たな測定のための測定情報記憶テー
ブル72の初期設定が行われる。ステップS511に移
りレジスタの復旧を行って新たに測定対象プログラムの
実行に戻る。
【0052】以上のようにして任意の区間について設定
したデータによって定まるルートを測定対象プログラム
300を実行させながら指定した性能項目のデータを測
定することができる。 〔その他の実施例〕上記実施例においては性能測定項目
として、プログラム実行時間、ダイナミックステップ
数、ルートトレースを例にあげたがこれ以外に、1命令
毎に状態を監視し、指定した状態に基づいて性能情報を
記憶したり、情報処理を行うような任意の性能測定を行
うようにしてもよい。
【0053】1命令の実行時間の測定を割り出し元に戻
る時刻と割り出しの時刻を時計を読み取る様にして行っ
ているが、これをタイマー等他の計時手段を用いてもよ
いし、割り出し、復帰に伴う処理時間の補正を1命令毎
に行っているが、これを測定した命令数を用いて一括し
て補正してもよい。
【0054】また、測定操作部で測定範囲の指定やデー
タの設定を操作端末からのオペレータの操作によって行
うようにしているが、従来技術として行われているよう
に、オペレータにより与えるデータの操作やコマンド操
作を自動的にシステムで発生させ、性能測定の連続自動
測定を行うようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よればプログラムの性能測定における環境準備を容易に
し、各実行ルート専用のドライバプログラムを作成せず
に測定を実施でき、また、各種の性能項目についても時
間測定と同時に柔軟に測定ができる性能測定手段を提供
し、コンピュータを利用した情報処理システムの性能向
上と信頼性向上、さらにはシステム構築の生産性向上
等、という著しい工業的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の実施例の構成図
【図3】 本発明の実施例の操作フローチャート
【図4】 デバッグモードにおける割り出しの説明図
【図5】 性能測定部の動作のフローチャート(その
1)
【図6】 性能測定部の動作のフローチャート(その
2)
【図7】 測定情報記憶テーブルの構成説明図
【符号の説明】
1 実行制御手段 2 状態操作手段 5 性能測定制御部 6 命令実行時間収集手段 7 ダイナミックステップ測定手段 8 ルートトレース測定手段 9 プログラム実行時間測定手段 10 測定情報格納部 100 測定操作部 200 性能測定部 300 デバッグモードプログラム実行環境部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−3763(JP,A) 特開 平1−177647(JP,A) 特開 昭62−211744(JP,A) 特開 昭48−83745(JP,A) 特開 平2−267642(JP,A) 特開 平5−210536(JP,A) 特開 平4−256036(JP,A) 特開 昭64−66746(JP,A) 特開 平2−17547(JP,A) 特開 平4−304533(JP,A) 特開 昭60−63647(JP,A) 特開 昭60−254340(JP,A) 特開 昭62−125442(JP,A) 特開 平5−11827(JP,A) 特開 平3−102437(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 - 11/34

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムの命令の実行毎に割り出しを
    発生するデバッグモードを有するコンピュータ上で動作
    するプログラムの性能測定装置であって、入力された測定対象プログラムの測定を開始する命令の
    アドレスと測定を終了する命令のアドレスとを設定する
    測定範囲設定手段と、 前記 測定対象プログラムを前記デバッグモードで実行
    し、前記発生する割り出しにより制御を移され、割り出
    し元に制御を戻すとき計時を開始し、前記測定対象プロ
    グラムの1命令の実行後発生する割り出しにより制御が
    移されるとき計時を終了した時間からあらかじめ設定し
    た割り出し処理時間を減じて前記1命令の実行時間とし
    て一時記憶する命令実行時間収集手段と、前記 一時記憶した1命令の実行時間を前記設定された
    定対象プログラムの測定開始アドレスから測定終了アド
    レスまでに実行する命令について積算して記憶するプロ
    グラム実行時間測定手段と、 を備えることを特徴とするプログラムの性能測定装置。
  2. 【請求項2】 前記割り出しにより制御を移される度に
    前記測定対象プログラムの命令実行回数を計数して記憶
    するダイナミックステップ測定手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載のプログラムの性能測定装置。
  3. 【請求項3】 前記割り出しにより制御を移される度に
    前記測定対象プログラムの実行する命令のアドレスおよ
    びコードを時系列で記憶するルートトレース測定手段
    えることを特徴とする請求項1あるいは請求項2の
    ずれかに記載のプログラムの性能測定装置。
  4. 【請求項4】 起動された前記測定対象プログラムが前
    記設定された測定開始する命令の実行に到ったとき前記
    プログラムの実行を中断し、また、前記中断したプログ
    ラムの実行を再開する実行制御手段と、前記 測定対象プログラム実行を中断したとき、前記
    断したプログラムの実行ルートを決定するデータの設定
    を行う状態操作手段と、を備えることを特徴とする請求
    項1、請求項2あるいは請求項3のいずれかに記載の
    ログラムの性能測定装置。
  5. 【請求項5】 プログラムの命令の実行毎に割り出しを
    発生するデバッグモードを有するコンピュータ上で動作
    するプログラム性能測定方法であって、入力された測定対象プログラムの測定を開始する命令の
    アドレスと測定を終了する命令のアドレスを設定するス
    テップと、 前記 測定対象プログラムを前記デバッグモードで実行
    し、前記発生する割り出しにより制御を移され割り出
    し元に制御を戻すとき計時を開始し、前記測定対象プロ
    グラムの1命令の実行後発生する割り出しにより制御が
    移されるとき計時を終了した時間からあらかじめ設定し
    た割り出し処理時間を減じて前記1命令実行時間とし
    て一時記憶するステップと、 前記一時記憶した1 命令実行時間を前記設定された
    定対象プログラムの測定開始アドレスから測定終了アド
    レスまでに実行する命令について積算して記憶するステ
    ップと、 を備えること を特徴とするプログラムの性能測定方法。
  6. 【請求項6】 前記割り出しにより制御を移される度に
    前記測定対象プログラムの命令実行回数を計数して記憶
    するステップを備えることを特徴とする請求項5記載
    プログラムの性能測定方法。
  7. 【請求項7】 前記割り出しにより制御を移される度に
    前記測定対象プログラムの実行する命令のアドレスおよ
    びコードを時系列で記憶するステップを備えることを特
    徴とする請求項5あるいは請求項6のいずれかに記載の
    プログラムの性能測定方法。
  8. 【請求項8】 起動された前記測定対象プログラムが
    記設定された測定開始する命令の実行に到ったとき前記
    プログラムの実行を中断し、また、前記中断したプログ
    ラムの実行を再開するステップと、 前記測定対象プログラムの実行を中断したとき、前記
    断したプログラムの実行ルートを決定するデータの設定
    を行うステップと、 を備える ことを特徴とする請求項5、請求項6あるいは
    請求項7のいずれかに記載のプログラムの性能測定方
    法。
JP18262395A 1995-07-19 1995-07-19 プログラムの性能測定装置と方法 Expired - Fee Related JP3389745B2 (ja)

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