JP3389466B2 - 固体撮像素子及び固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents

固体撮像素子及び固体撮像素子の駆動方法

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JP3389466B2 JP22833597A JP22833597A JP3389466B2 JP 3389466 B2 JP3389466 B2 JP 3389466B2 JP 22833597 A JP22833597 A JP 22833597A JP 22833597 A JP22833597 A JP 22833597A JP 3389466 B2 JP3389466 B2 JP 3389466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム転送方式
のCCD固体撮像素子及びその固体撮像素子の駆動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサなどのコンピュータ機器に画像情報を取り込む手段
として、固体撮像素子を用いた電子スチルカメラが用い
られるようになっている。この電子スチルカメラは、従
来のテレビカメラ等の撮像装置と同様に、被写体画像を
動画、即ち、静止画像の連続として撮らえ、その中から
所望の1画面の画像情報を取り出すように構成される。
通常、このような電子スチルカメラの画像情報の処理に
おいては、処理の高速化を図るため、適当に間引いた少
ない情報量の画像信号で連続画像を再生し、最終的に取
り出そうとする1画面の画像情報に対してのみ完全な信
号処理を施すようにしている。
【0003】図10は、従来の電子スチルカメラの構成
を示すブロック図である。CCD固体撮像素子1は、行
列配置された複数の受光画素と各受光画素に対応付けら
れるシフトレジスタとを有する。複数の受光画素は、周
知のレンズ機構によって受光面に照射される被写体画像
の光に応答して情報電荷を発生し、それぞれ独立に蓄積
する。シフトレジスタは、各受光画素に蓄積される情報
電荷を所定の順序で転送出力する。また、固体撮像素子
1には、シフトレジスタの出力端に、情報電荷を画素単
位で蓄積する容量が設けられており、転送出力される情
報電荷の電荷量を電圧値に変換して取り出し、画像信号
Y0(t)として出力する。
【0004】駆動回路2は、固体撮像素子1の各シフト
レジスタに対して多相の垂直転送クロックφv及び水平
転送クロックφhを供給し、複数の受光画素に蓄積され
る情報電荷を所定の順序で転送出力させる。即ち、垂直
走査タイミングに従って各受光画素の情報電荷をシフト
レジスタへ転送した後、水平走査タイミングに従って1
行ずつ転送出力させることにより、1行単位で連続する
画像信号Y0(t)を得られるようにしている。タイミング
制御回路3は、一定周期の基準クロックに基づいて水平
同期信号HT及び垂直同期信号VTを生成し、駆動回路
2に供給する。この水平同期信号HT及び垂直同期信号
VTは、固体撮像素子1の水平走査及び垂直走査のタイ
ミングを決定するためのものであり、所定のフォーマッ
トに従って生成される。同時に、画像信号Y0(t)を水平
同期信号HT及び垂直同期信号VTに従い規格化するタ
イミング信号PCを生成し、後述する信号処理回路4へ
供給する。また、タイミング制御回路3は、画像確定指
示DIに応答し、駆動回路2の連続撮像動作を停止させ
ると共に、信号処理回路4に画像信号Y0(t)に対応した
特定の1画面の画像データD(n)を出力させる。
【0005】信号処理回路4は、固体撮像素子1から出
力される画像信号Y0(t)を取り込み、タイミング信号P
Cに従ってサンプルホールド、レベル補正等の各種の処
理を施し、所定のフォーマットに準じた画像信号Y1(t)
として表示器5へ供給する。この信号処理回路4は、A
/D変換器及びD/A変換器を含み、画像信号Y0(t)を
デジタルデータとして信号処理を施し、所定の信号処理
が完了した後にアナログ値の画像信号Y1(t)に戻して表
示器5へ供給するように構成される。さらに、信号処理
回路4は、タイミング制御回路3が画像確定指示DIを
受けたときの画像信号Y0(t)の1画面分に対応するデジ
タル画像データD(n)を静止画出力として外部へ供給す
る。表示器5は、例えば、LCDパネルからなり、信号
処理回路4から供給される画像信号Y1(t)に従う固体撮
像素子1が撮らえた画像を連続して表示する。尚、画像
確定指示DIを受けた後には、静止画出力として出力さ
れる画像データD(n)に対応する静止画像を表示する。
【0006】図11は、CCD固体撮像素子1の構成を
示す模式図であり、フレーム転送方式の場合を示してい
る。この図においては、図面を簡略化するため、受光画
素の配列を12行×16列で示してある。そして、図1
2は、固体撮像素子1を駆動する各転送クロックと各同
期信号との関係を示すタイミング図である。フレーム転
送方式のCCD固体撮像素子1は、撮像部1i、蓄積部
1s、水平転送部1h及び出力部1dより構成される。
撮像部1iは、垂直方向に連続する互いに平行な複数の
CCDシフトレジスタからなり、これらのシフトレジス
タの各ビットがそれぞれ受光画素を構成する。この撮像
部1iには、垂直同期信号VTに同期するフレーム転送
クロックφf1〜φf3が印加され、撮像期間中に各受光画
素に蓄積された情報電荷が垂直走査のブランキング期間
に蓄積部1sへ高速転送される。
【0007】蓄積部1sは、撮像部1iのシフトレジス
タに連続し、ビット数が一致する複数のCCDシフトレ
ジスタからなり、これらのシフトレジスタの各ビットが
蓄積画素を構成し、撮像部1iの各受光画素から転送出
力される情報電荷を一時的に蓄積する。この蓄積部1s
には、垂直同期信号VT及び水平同期信号HTに同期し
た垂直転送クロックφv1〜φv3が印加され、撮像部1i
から情報電荷が1画面単位で取り込まれると共に、取り
込まれた情報電荷が水平走査のブランキング期間に1行
単位で水平転送部1hへ転送される。
【0008】水平転送部1hは、蓄積部1sの各シフト
レジスタの出力が各ビットに結合された単一のCCDシ
フトレジスタからなり、蓄積部1sの各シフトレジスタ
から転送出力される情報電荷を各ビットに受ける。この
水平転送部1hには、水平同期信号HTに同期した水平
転送クロックφh1、φh2が印加され、蓄積部1sの各シ
フトレジスタから1水平ライン単位で転送出力される情
報電荷が順次出力部1d側へ転送される。
【0009】出力部1dは、水平転送部1hの出力側で
情報電荷を受ける容量を含み、水平転送部1hから転送
出力される情報電荷を受けて電荷量に応じた電圧値を出
力する。この出力部1dには、水平転送クロックφh1、
φh2に従うリセットクロックφrが印加され、水平転送
部1hから順次転送出力される情報電荷を1画素単位で
排出させることにより、1画素毎の情報電荷量に対応す
る電圧値を取り出すようにしている。ここで出力される
電圧値の変化が画像信号Y0(t)となる。
【0010】このような、フレーム転送方式の固体撮像
素子1は、撮像して得られた情報電荷を一時的に蓄積す
る蓄積部1sが、撮像部1iの受光画素から離れている
ため、受光画素からの不要な電荷の漏れ込みが少ない。
このため、固体撮像素子から任意のタイミングで情報電
荷を読み出して静止画像を得る電子スチルカメラに適し
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の電子スチルカメ
ラの場合、固体撮像素子1を連続動作させて動画像を取
り出し、その動画像を見ながら所望の静止画像を取り出
せるようにしている。このときの動画像は、単なる確認
画面であるため、高画質である必要はなく、通常は、画
像信号Y0(t)の情報量を予め少なくして信号処理回路4
での信号処理を簡単にしている。即ち、信号処理回路4
の入力段階で画像信号Y0(t)を一定の列単位あるいは行
単位で間引くことで情報量を削減し、各種の信号処理を
簡略化して高速化を図れるように構成している。
【0012】しかしながら、信号処理回路4において画
像信号Y0(t)を間引くようにするための構成は、入力部
分の回路動作が高速になって消費電力を増加させると共
に、回路規模自体も大きくなり易いため、コストの増大
を招くことになる。そこで本発明は、消費電力の増大を
抑えながら、コストの低減を図り、安価で高解像度の電
子スチルカメラを提供できるようにすることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、一導電型の半導体基板の一主面に逆導電型の半導体
領域が形成され、この半導体領域内に列方向に延在する
複数のチャネル領域が形成されると共に、上記半導体領
域上に行方向に延在する複数の転送電極が形成され、こ
の転送電極の一定本数毎に上記チャネル領域内に受光画
素及び蓄積画素が定義される固体撮像素子であって、第
1及び第2の撮像動作で上記転送電極の少なくとも1本
がオンすると同時に少なくとも1本がオフする第1の受
光画素と、第1の撮像動作で上記転送電極の全てがオフ
し、第2の撮像動作で上記転送電極の少なくとも1本が
オンすると同時に少なくとも1本がオフする第2の受光
画素と、が所定の配列規則に従って行列配置されると共
に、第1の撮像動作で上記第1の受光画素に蓄積される
情報電荷を一時的に蓄積する蓄積画素が上記第1及び第
2の受光画素の配置に連続して行列配置されることにあ
る。
【0014】これにより、第1の撮像動作においては、
第1の受光画素で発生する情報電荷がそのまま画素内に
蓄積され、第2の受光画素で発生する情報電荷が基板側
へ排出されるようになる。そして、第2の撮像動作にお
いては、第1及び第2の受光画素で発生する情報電荷が
それぞれ画素内に蓄積されるようになる。従って、動作
的に画素数を間引いて画像信号を出力するか、あるい
は、全ての受光画素から情報電荷を読み出して画像信号
を出力するかの選択が可能な固体撮像素子を得られる。
【0015】そして、本発明の固体撮像素子の駆動方法
の特徴とするところは、列方向に一定の間隔で配置され
る第1の受光画素に対し、上記チャネル領域と上記半導
体基板領域との間に所定の高さのポテンシャル障壁を形
成する第1の電位を上記転送電極の少なくとも1本に印
加し、上記第1の受光画素の配列の間に配置される第2
に受光画素に対して、上記チャネル領域と上記半導体基
板領域との間のポテンシャルの障壁を消滅させる第2の
電位を上記転送電極の全てに印加する第1の撮像動作、
及び、上記第1及び第2の受光画素に対し、上記チャネ
ル領域と上記半導体基板領域との間に所定の高さのポテ
ンシャル障壁を形成する第1の電位を上記転送電極の少
なくとも1本に印加する第2の撮像動作を含み、第1の
撮像動作を繰り返し実行して画面単位で連続する第1の
画像信号を得ると共に、所望のタイミングで第2の撮像
動作を実行して単一の静止画面を表示する第2の画像信
号を得ることにある。
【0016】これにより、第1の撮像動作では、第1の
受光画素にのみ情報電荷が蓄積され、低解像度の画面を
連続して表示する第1の画像信号を得られる。そして、
第2の撮像動作では、第1及び第2の受光画素にそれぞ
れ情報電荷が蓄積され、高解像度の画面を表示する第2
の画像信号を得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の固体撮像素子の
構成を示す断面図であり、図2は、その固体撮像素子内
部のポテンシャル図である。尚、本発明の固体撮像素子
は、フレーム転送方式であり、図1は、その撮像部を示
す。N型の半導体基板11の一主面に、P型の拡散領域
12が形成され、この拡散領域12内に、一方向(図面
の水平方向)に延在する複数のチャネル領域が互いに平
行に形成される。各チャネル領域は、情報電荷の転送経
路となる領域であり、表面付近にN型の埋め込み層13
が形成されて埋め込みチャネル構造を成している。ま
た、半導体基板11は、チャネル領域から漏れ出す情報
電荷を吸収するオーバーフロードレインとして働くもの
であり、情報電荷の蓄積期間、転送期間及び排出期間に
それぞれ所定の固定電位が印加される。埋め込み層13
が形成されたチャネル領域上には、絶縁膜14を介し
て、チャネル領域と交差する方向に延在する複数の転送
電極15が互いに平行に配列される。この転送電極15
については、1層目の転送電極の間隙部分を2層目の転
送電極で被うようにした2層構造であってもよい。これ
らの転送電極15は、3相駆動を採用した場合、3本単
位でチャネル領域内に第1及び第2の受光画素P1、P
2を設定する。そして、第1の受光画素P1が設定され
るチャネル領域16には、埋め込み層13に対して不純
物濃度が薄くなるN型の注入領域16が、中央の転送電
極15に対応するように形成される。この注入領域16
は、情報電荷が埋め込み層13から半導体基板11側へ
抜けにくくするためのものであるが、転送電極15の作
用のみで情報電荷を確実に保持することができれば、な
くてもよい。
【0018】第1の受光画素P1は、第1の撮像動作と
第2の撮像動作との何れにおいても情報電荷を蓄積し、
第2の受光画素P2は、第2の撮像動作のみで情報電荷
を蓄積する。本実施の形態では、第1の受光画素P1の
間に第2の受光画素P2を2つずつ配置することで、垂
直方向の画素数を1/3に間引いて第1の画像信号Y0
(t)を得るようにした場合を示している。
【0019】各転送電極15には、3相の転送クロック
φf1〜φf3、φf2'が印加され、チャネル領域内のポテ
ンシャルの制御が行われる。転送クロックφf1、φf3
は、第1及び第2の撮像動作において、各受光画素P
1、P2の両端に位置する転送電極15をオフし、隣り
合う受光画素を電気的に分離するためのポテンシャル障
壁を形成する。転送クロックφf2'は、第1及び第2の
撮像動作において、第1の受光画素P1の中央に位置す
る転送電極15をオンし、情報電荷を蓄積するためのポ
テンシャル井戸を形成する。転送クロックφf2は、第1
の撮像動作において、第2の受光画素P2の中央に位置
する転送電極15をオフしてポテンシャル井戸を形成せ
ず、第2の撮像動作において、同転送電極15をオンし
てポテンシャル井戸を形成する。これにより、第2の受
光画素P2においては、第2の転送動作においてのみ情
報電荷の蓄積が行われる。
【0020】縦型オーバーフロードレイン構造のCCD
固体撮像素子の場合、半導体基板11の深さ方向に、図
3に示すようなポテンシャルプロファイルが形成され
る。このポテンシャルプロファイルは、転送電極15か
ら離れるに従って深くなり、一旦、埋め込み層13内で
極小値を示すと共に拡散層12内で極大値を示し、それ
以降は、拡散層12から半導体基板11の深部に進むに
従って深くなる。このようなポテンシャルは、半導体基
板11及び転送電極15に印加する電位によって制御す
ることができるものであり、電位を高くすればポテンシ
ャルが深く形成され、逆に、低くすればポテンシャルが
浅く形成される。
【0021】チャネル領域に情報電荷を蓄積する場合、
転送電極15をオンする、即ち、転送電極15に印加す
る電位を高くすることにより、曲線aに示すようなポテ
ンシャルプロファイルを形成する。これにより、埋め込
み層13の極小値と拡散層12の極大値との差を埋める
分だけ、情報電荷の蓄積が可能になる。一方、チャネル
領域に情報電荷を蓄積せずに半導体基板11側へ排出す
る場合、転送電極15をオフする、即ち、転送電極15
に印加する電位を低くすることにより、曲線bに示すよ
うなポテンシャルプロファイルを形成する。これによ
り、チャネル領域に発生する情報電荷は、ポテンシャル
の勾配に沿って半導体基板11側へ排出される。そこ
で、第1の撮像動作においては、転送クロックφf2'
が、図3の曲線aに示すポテンシャルを形成する電位と
なり、転送クロックφf1〜φf3が、図3の曲線bに示す
ポテンシャルを形成する電位となる。また、第2の撮像
動作においては、転送クロックφf2、φf2'が、図3の
曲線aに示すポテンシャルを形成する電位となり、転送
クロックφf1、φf3が、図3の曲線aに示すポテンシャ
ルを形成する電位となる。尚、半導体基板11側のポテ
ンシャルについては、半導体基板11に印加される電位
が、第1の撮像動作と第2の撮像動作とで変更されない
ため、ほとんど変化はない。
【0022】図4は、本発明に関するフレーム転送方式
のCCD固体撮像素子の構成を示す模式図である。この
図においては、図面を簡略化するため、第1及び第2の
受光画素P1、P2の配列を12行×16列で示してあ
る。フレーム転送方式のCCD固体撮像素子20は、撮
像部20i、蓄積部20s、水平転送部20h及び出力
部20dより構成される。撮像部20iは、垂直方向に
連続する互いに平行な複数のCCDシフトレジスタから
なり、これらのシフトレジスタの各ビットが、それぞれ
第1及び第2の受光画素P1、P2を構成する。第1及
び第2の撮像動作で情報電荷を蓄積する第1の受光画素
P1と第2の動作モードでのみ情報電荷を蓄積する第2
の受光画素P2とは、それぞれ行方向に連続し、第1の
行L1及び第2の行L2を形成する。第1の行L1は、
1行ずつ一定の間隔を空けて配置され、第2の行L2
は、第1の行の間に適数行配置される。本実施の形態に
おいては、第1の行L1の間に第2の行L2が2行ずつ
配置される。そして、第1の行には、転送クロックφf
1、φf2'、φf3が印加され、第2の行L2には、転送ク
ロックφf1〜φf3が印加される。各受光画素P1、P2
に蓄積された情報電荷を転送する際には、転送クロック
φf2と転送クロックφf2'とを一致させ、情報電荷を蓄
積部20sへ転送(フレーム転送)する。この情報電荷
の転送は、第1の撮像動作においては、図11に示す固
体撮像素子1の撮像部1iと同様に、垂直同期信号VT
に同期するタイミングで高速に行われる。これに対して
第2の撮像動作においては、高速転送は行われず、図1
1に示す固体撮像素子1の蓄積部1sと同様に、水平走
査に従う周期で1行ずつ行われる。
【0023】蓄積部20sは、撮像部20iのシフトレ
ジスタに連続する複数のCCDシフトレジスタからな
り、これらのシフトレジスタの各ビットが蓄積画素Sを
構成する。この蓄積部20sは、光学的に遮光されてお
り、撮像部20iの第1の受光画素P1から転送出力さ
れる情報電荷をそれぞれ一時的に蓄積する。蓄積部20
sの垂直方向の蓄積画素Sの数は、撮像部20iの第1
の行L1の行数、即ち、撮像部20iの第1の受光画素
P1の数に一致する。本実施の形態においては、蓄積部
20sは、撮像部20iの1/3の行(4行×16列)
に形成される。蓄積部20sの各行には、垂直同期信号
VTあるいは水平同期信号HTに同期した垂直転送クロ
ックφv1〜φv3が印加される。第1の撮像動作では、転
送クロックφf1〜φf3、φf2'の1/3の周波数で撮像
部20iの第1の受光画素P1から情報電荷を取り込
み、取り込んだ情報電荷を水平走査期間毎に1行ずつ水
平転送部20hへ転送する。第2の撮像動作では、垂直
転送クロックφv1〜φv3を転送クロックφf1〜φf3、φ
f2'に一致させて撮像部20iの各シフトレジスタの延
長部分として動作させ、第1の受光画素P1からの情報
電荷を順次水平転送部20hへ転送する。
【0024】水平転送部20hは、蓄積部20sの各シ
フトレジスタの出力が各ビットに結合された単一のCC
Dシフトレジスタからなり、蓄積部20sの各シフトレ
ジスタから転送出力される情報電荷を各ビットに受け
る。出力部20dは、水平転送部20hの出力側で情報
電荷を受ける容量を含み、水平転送部20hから転送出
力される情報電荷を受けて電荷量に応じた電圧値を出力
する。水平転送部20h及び出力部20dは、図11に
示す固体撮像素子1の水平転送部1h及び出力部1dと
同一である。即ち、水平同期信号HTに同期した水平転
送クロックφh1、φh2に応答して水平転送部20h内の
情報電荷を出力部20dへ転送し、出力部20dの容量
に蓄積される情報電荷をリセットクロックφrに応答し
て順次排出するように構成される。そして、出力部20
dの容量の電位の変化が画像信号Y0(t)として出力され
る。
【0025】ところで、固体撮像素子20がカラー撮像
に対応する場合、受光部20iにカラーフィルタが装着
されて第1及び第2の受光画素P1、P2がそれぞれ特
定の色成分に対応付けられる。例えば、図5に示すよう
に、奇数行にシアン(Cy)と黄(Ye)とが交互に配
置され、偶数行に白(W)と緑(G)が交互に配置され
る。このようなカラーフィルタを撮像部20iに装着し
た場合、垂直方向の6画素を1つの単位とし、この内の
2画素から互いに異なる色成分を取り出すようにするこ
とができる。これにより、低解像度の撮像を行う第1の
撮像動作においても、全ての受光画素から情報電荷を読
み出す第2の撮像動作と同じように全ての色成分を独立
に取り出すことが可能になる。
【0026】図6及び図7は、本発明の固体撮像素子の
駆動方法を実現する各転送クロックの波形図であり、そ
れぞれ第1の撮像動作及び第2の撮像動作を示す。本実
施の形態においては、各転送クロックを3相としてい
る。このような3相駆動の場合、撮像部20iの各受光
画素P1、P2において、図1に示すように、1画素あ
たり3本の転送電極15が配置される。各転送電極15
は、図2に示すように、印加される電位が高いときにポ
テンシャルを深く形成して情報電荷を蓄積し、印加され
る電位が低いときにポテンシャルを浅く形成して情報電
荷の排出を行う。
【0027】第1の撮像動作において、転送クロックφ
f1〜φf3は、電荷蓄積期間にロウレベルに固定され、そ
の電荷蓄積期間に続く電荷転送期間の始まりに高周波の
読み出しパルスを有する。また、転送クロックφf2'
は、電荷蓄積期間にハイレベルに固定され、電荷転送期
間の始まりに転送クロックφf2に一致する読み出しパル
スを有する。これにより、撮像部20iでは、電荷蓄積
期間中、転送クロックφf2'を受ける第1の受光画素P
1のみに情報電荷が蓄積されると共に、受光画素P1に
蓄積された情報電荷が、電荷転送期間の始まりに蓄積部
20s側へ高速転送される。このとき、情報電荷は、第
1の受光画素P1にのみ蓄積されているため、第1の受
光画素P1の垂直配列の間に2つの第2の受光画素が配
置される撮像部20iでは、3画素転送される毎に1画
素分の情報電荷が出力されることになる。尚、第1の撮
像動作の場合、同じ動作が一定の周期で繰り返されるこ
とから、現在の画面の情報電荷の転送出力と次の画面の
情報電荷の蓄積とがオーバーラップするようにして行わ
れる。即ち、撮像部20iで情報電荷が蓄積される間、
蓄積部20sでは1つ前の画面の情報電荷の転送が行わ
れる。
【0028】垂直転送クロックφv1〜φv3は、電荷転送
期間の始まりに、転送クロックφf1〜φf3の1/3の周
波数の読み込みパルスを有し、さらに、読み込みパルス
に続いて、垂直転送クロックφv1〜φv3よりも周期が長
いライン送りパルスを有する。また、水平転送クロック
φh1、φh2は、垂直転送クロックφv1〜φv3の転送動作
の間隙期間に高周波の出力パルスを有する。この垂直転
送クロックφv1〜φv3及び水平転送クロックφh1、φh2
による動作は、周波数以外、図11に示すCCD固体撮
像素子1と同一である。従って、撮像部20iから間欠
的に出力される情報電荷が、順次蓄積部20sへ取り込
まれて蓄積画素Sに一時的に保持され、続いて、一定の
周期で蓄積部20sから水平転送部20hへ1行単位で
転送される。そして、水平転送部20hに取り込まれた
情報電荷が、1画素単位で順次出力部20d側へ転送出
力される。
【0029】第1の撮像動作によれば、撮像部20iの
第1の受光画素P1に蓄積される情報電荷が、所定の周
期で繰り返し読み出され、低解像度で動画を表す画像信
号を得ることができる。第2の撮像動作において、転送
クロックφf1、φf3は、電荷蓄積期間にロウレベルに固
定され、続く電荷転送期間に一定周期のライン送りパル
スを有する。また、転送クロックφf2、φf2'は、電荷
蓄積期間にハイレベルに固定され、電荷転送期間に転送
クロックφf1、φf3と同一周期のライン送りパルスを有
する。これにより、撮像部20iでは、電荷蓄積期間
中、第1及び第2の受光画素P1、P2にそれぞれ情報
電荷が蓄積されると共に、各受光画素P1、P2に蓄積
された情報電荷が、電荷転送期間に蓄積部20s側へ1
ライン毎に転送される。垂直転送クロックφv1〜φv3
は、電荷蓄積期間中、ロウレベルに固定され、続く電荷
転送期間に、転送クロックφf1〜φf3に一致するライン
送りパルスを有する。従って、蓄積部20sは、撮像部
20iと同一動作を繰り返し、撮像部20iから順次転
送出力される情報電荷を1行ずつ同一の周期で水平転送
部20hへ転送する。そして、水平転送クロックφh1、
φh2は、第1の撮像動作と同一のものであり、垂直転送
クロックφv1〜φv3の転送動作の間隙期間に高周波の出
力パルスを有する。従って、撮像部20iの各受光画素
P1、P2に蓄積された情報電荷は、撮像部20iから
蓄積部20sを通して一定の周期で水平転送部20hへ
1行単位で転送され、水平転送部20hから1画素単位
で出力部20d側へ転送出力される。
【0030】第2の撮像動作の場合、1画面分の静止画
を得るようにしているため、撮像部20iに繰り返し情
報電荷を蓄積する必要はなく、撮像部20iに蓄積され
た情報電荷の読み出しには十分な時間が割り当てられ
る。しかしながら、固体撮像素子20で第2の撮像動作
を行うと、撮像部20iの各受光画素P1、P2に蓄積
された情報電荷の全てをそのまま蓄積部20sへ取り込
むことができないため、情報電荷のほとんどが電荷転送
期間中も光電変換動作が可能な位置に保持される。そこ
で、固体撮像素子20を被うようにシャッタ機構を設
け、電荷蓄積期間が終了次第、そのシャッタ機構を閉じ
て撮像部20iを遮光するようにしてスミア電荷の発生
が防止される。
【0031】第2の撮像動作によれば、撮像部20iの
第1及び第2の受光画素P1、P2に蓄積される情報電
荷が、撮像部20iが遮光された状態で順次読み出さ
れ、高解像度で静止画を表す画像信号を得ることができ
る。図8は、図1に示す固体撮像素子20を用いて動画
及び静止画を表す画像信号を得られるようにした電子ス
チルカメラの構成を示すブロック図であり、図9は、そ
の動作を説明するタイミング図である。
【0032】CCD固体撮像素子20は、図1に示すも
のであり、撮像部20iに対して行数が1/3に省略さ
れた蓄積部20sを有し、駆動回路21から供給される
各種クロックによって駆動され、画像信号Y0(t)を出力
する。シャッタ機構30は、周知のレンズ機構を通して
固体撮像素子20の撮像部20iに被写体画像が投射さ
れる光路上に配置され、必要に応じて撮像部20iを遮
光する。このシャッタ機構30は、光の透過の制御が可
能なものであればよく、液晶パネルや遮光板等を用いて
構成することができる。シャッタ駆動回路21は、後述
するタイミング制御回路22から供給されるシャッタ制
御信号STに基づいて駆動クロックφdを発生し、シャ
ッタ機構30を開閉駆動する。例えば、シャッタ制御信
号STが立ち上げられている間はシャッタ機構30を開
放し、立ち下げられている間はシャッタ機構30を閉じ
るように構成される。
【0033】駆動回路21は、固体撮像素子20の各シ
フトレジスタに対して転送クロックφf1〜φf3、φf
2'、垂直転送クロックφv1〜φv3及び水平転送クロック
φh1、φh2を供給し、複数の受光画素P1、P2に蓄積
される情報電荷を所定の順序で転送出力させる。即ち、
一定の電荷蓄積期間を経て撮像部20iの各受光画素P
1、P2に蓄積される情報電荷を1画素毎に所定の順序
で転送出力し、1ライン単位で連続する画像信号Y0(t)
を得られるようにしている。固体撮像素子20における
情報電荷の転送動作は、図6に示す第1の撮像動作また
は図7に示す第2の撮像動作に従う。
【0034】タイミング制御回路22は、第1の撮像動
作で固体撮像素子20を連続動作させて動画を表示する
第1の画像信号Y0(t)を得られるようにし、第2の撮像
動作で固体撮像素子を1回だけ動作させて静止画を表示
する第2の画像信号y0(t)を得られるようにする。同時
に、固体撮像素子20の撮像部20iを遮光するシャッ
タ機構30を駆動するシャッタ駆動回路31に対して、
第1の撮像動作でシャッタ機構30を開放し、第2の撮
像動作で一定の期間シャッタ機構30を開放した後に閉
じて固体撮像素子20の撮像部20iを遮光するように
指示を与える。
【0035】第1の撮像動作においては、一定周期の基
準クロックに基づいて水平同期信号HT及び垂直走査信
号VTを生成して駆動回路21に供給し、駆動回路21
を周期的に動作させる。これにより、固体撮像素子20
は、撮像部20iの第1の受光画素P1のみで撮像を繰
り返し、撮像部20iから行数が1/3に間引かれた第
1の画像信号Y0(t)を出力する。このとき、シャッタ制
御信号STは、立ち上げられたままであり、シャッタ駆
動回路31は、シャッタ機構30を開放状態のまま維持
する。尚、第1の撮像動作の間は、画像信号Y0(t)を規
格化するタイミング信号PCが同時に生成され、信号処
理回路23へ供給される。
【0036】第1の撮像動作が継続しているときに、画
像確定指示DIが入力されると、その時点で第1の撮像
動作は終了し、第2の撮像動作に移る。第2の撮像動作
では、先ずシャッタ制御信号STが立ち下げられて一旦
シャッタ機構30が閉じられ、固体撮像素子20の撮像
部20iが遮光される。この状態でフレーム転送動作を
行い撮像部20iの各受光画素に蓄積されている情報電
荷を排出させる。この排出動作は、シャッタ機構30を
閉じた後に第1の撮像動作と同じ動作を1回繰り返せば
よい。不要な電荷の排出動作が完了した後、シャッタ制
御信号STを所定の期間だけ立ち上げ、シャッタ機構3
0を開放して固体撮像素子20の撮像部20iの全ての
受光画素に情報電荷を蓄積させる。このシャッタ機構3
0の開放時間は、被写体輝度に合わせて設定するように
し、固体撮像素子20の撮像部20iに蓄積される情報
電荷の量の平均が所定の範囲に納まるようにする。ここ
で、最適なシャッタ開放時間は、第1の撮像動作で得ら
れる第1の画像信号Y0(t)の平均レベルに基づいて設定
すること、被写体の輝度を直接測定して設定することな
どが考えられる。第2の撮像動作においては、固体撮像
素子20がフレーム転送動作を伴わない代わりに、シャ
ッタ機構30による撮像部20iの遮光が必要になる。
シャッタ機構30によって遮光された撮像部20iで
は、蓄積部20sより多くの行数の受光画素に蓄積され
た情報電荷が1行単位で読み出されることになる。これ
により、固体撮像素子20は、撮像部20iの各受光画
素P1、P2に対応する画素を表示する第2の画像信号
y0(t)を出力する。
【0037】信号処理回路23は、固体撮像素子20か
ら出力される第1の画像信号Y0(t)を取り込み、タイミ
ング信号PCに従い、サンプルホールド、レベル補正等
の各種の処理を施し、所定のフォーマットに従う画像信
号Y1(t)として表示器24へ供給する。この信号処理回
路23は、A/D変換器及びD/A変換器を含み、第1
の画像信号Y0(t)をデジタルデータとして信号処理を施
し、所定の信号処理が完了した後にアナログ値の画像信
号Y1(t)に戻して表示器24へ供給するように構成され
る。信号処理回路23は、タイミング制御回路22が画
像確定指示DIを受けるまでの間、第1の撮像動作とし
て上述の信号処理を繰り返す。画像確定指示DIを受け
た後には、固体撮像素子20の撮像部20iの全ての受
光画素からの情報電荷を表す第2の画像信号y0(t)に対
応するデジタル画像データD(n)を静止画出力として外
部へ供給する。このとき、表示器24に対しても、静止
画出力に対応し、画素数が間引かれた画像信号Y1(t)を
供給する。表示器24は、LCDパネル等からなり、信
号処理回路23から供給される画像信号Y1(t)に従う固
体撮像素子20が撮らえた画像を連続して表示する。
【0038】このように、第1の撮像動作と第2の撮像
動作とで固体撮像素子20の実質的な受光画素の数を変
更するようにしたことで、低解像度の動画を表示する画
像信号を得る第1の撮像動作では、信号処理回路23の
信号処理を簡略化することができる。以上の実施の形態
においては、固体撮像素子20の蓄積部20sの蓄積画
素の行数を撮像部11iの行数の1/3に縮小した場合
を例示したが、縮小比率は、1/2または1/4以下で
もよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、受光画素の実質的な数
を切り換えて、低解像度の動画を表示する第1の画像信
号と高解像度の静止画を表示する第2の画像信号とをそ
れぞれ得ることができる。また、固体撮像素子のチップ
サイズを小さくすることができるため、固体撮像素子の
製造コストを低減することができ、同時に、第1の撮像
動作で得られる第1の画像信号に対する信号処理を簡略
化することができる。従って、固体撮像素子のコストの
低減を図りながら、高画質の静止画像を得ることができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子の撮像部の構造を示す断
面図である。
【図2】本発明の固体撮像素子の撮像部内のポテンシャ
ル図である。
【図3】本発明の固体撮像素子のポテンシャルの状態を
示すプロファイル図である。
【図4】本発明の固体撮像素子の概略を示す平面図であ
る。
【図5】モザイク型のカラーフィルタの構成例を示す平
面図である。
【図6】第1の撮像動作の際の各転送クロックの波形図
である。
【図7】第2の撮像動作の際の各転送クロックの波形図
である。
【図8】本発明の固体撮像素子を採用した撮像装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す撮像装置の動作を説明するタイミン
グ図である。
【図10】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】従来のフレーム転送方式の固体撮像素子の概
略を示す平面図である。
【図12】フレーム転送方式の固体撮像素子の動作を説
明するタイミング図である。
【符号の説明】
1、20 CCD固体撮像素子 1i、20i 撮像部 1s、20s 蓄積部 1h、20h 水平転送部 1d、20d 出力部 2、21 CCD駆動回路 3、22 タイミング制御回路 4、23 信号処理回路 5、24 表示器 11 半導体基板 12 拡散領域 13 埋め込み層 14 絶縁膜 15 転送電極 16 注入領域 30 シャッタ機構 31 シャッタ駆動回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板の一主面に逆導電
    型の半導体領域が形成され、この半導体領域内に列方向
    に延在する複数のチャネル領域が形成されると共に、上
    記半導体領域上に行方向に延在する複数の転送電極が形
    成され、この転送電極の一定本数毎に上記チャネル領域
    で、撮像部に受光画素が定義され、蓄積部に蓄積画素
    が定義される固体撮像素子であって、行単位で列方向に
    一定の間隔で配置され、第1及び第2の撮像動作で上記
    転送電極の少なくとも1本がオンすると同時に少なくと
    も1本がオフする第1の受光画素と、上記第1の受光画
    素の配列の行間に配置され、第1の撮像動作で上記転送
    電極の全てがオフし、第2の撮像動作で上記転送電極の
    少なくとも1本がオンすると同時に少なくとも1本がオ
    フする第2の受光画素と、を有し、第1の撮像動作で上
    記第1の受光画素に蓄積される情報電荷を一時的に蓄積
    する蓄積画素が上記第1の受光画素の行数と同一の行数
    上記第1及び第2の受光画素の配置に連続して行列配
    置されることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 上記第1の受光画素は、列方向に一定の
    間隔で1つずつ配置され、上記第2の受光画素は、上記
    第1の受光画素の配列の間に所定数ずつ配置されること
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 第2の撮像動作でオンする上記第1の受
    光画素の転送電極の下のチャネル領域と、この領域を除
    くチャネル領域とで不純物の濃度に差を与えたことを特
    徴とする請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 一導電型の半導体基板の一主面に逆導電
    型の半導体領域が形成され、この半導体領域内に列方向
    に延在する複数のチャネル領域が形成されると共に、上
    記半導体領域上に行方向に延在する複数の転送電極が形
    成され、この転送電極の一定本数毎に上記チャネル領域
    で撮像部に受光画素が定義されると共に、蓄積部に
    積画素が定義され、行単位で列方向に一定の間隔で配置
    される第1の受光画素及びこの第1の受光画素の配列の
    行間に配置される第2の受光画素を有し、上記蓄積画素
    が上記第1の受光画素の行数と同一の行数で行列配置さ
    れる固体撮像素子の駆動方法において、上記第1の受光
    画素に対し、上記チャネル領域と上記半導体基板領域と
    の間に所定の高さのポテンシャル障壁を形成する第1の
    電位を上記転送電極の少なくとも1本に印加し、上記
    2に受光画素に対して、上記チャネル領域と上記半導体
    基板領域との間のポテンシャルの障壁を消滅させる第2
    の電位を上記転送電極の全てに印加する第1の撮像動
    作、及び、上記第1及び第2の受光画素に対し、上記チ
    ャネル領域と上記半導体基板領域との間に所定の高さの
    ポテンシャル障壁を形成する第1の電位を上記転送電極
    の少なくとも1本に印加する第2の撮像動作を含み、第
    1の撮像動作を繰り返し実行して画面単位で連続する第
    1の画像信号を得ると共に、所望のタイミングで第2の
    撮像動作を実行して単一の静止画面を表示する第2の画
    像信号を得ることを特徴とする固体撮像素子の駆動方
    法。
  5. 【請求項5】 第1の撮像動作中、被写体からの光を上
    記第1及び第2の受光画素に継続的に照射し、第2の撮
    像動作中、被写体からの光を所定の時間に上記第1及び
    第2の受光画素に照射することを特徴とする請求項4に
    記載の固体撮像素子の駆動方法。
  6. 【請求項6】 第2の撮像動作期間中に、上記第1及び
    第2の受光画素に光を照射する時間を被写体からの光の
    強度に応じて伸縮することを特徴とする請求項5に記載
    の固体撮像素子の駆動方法。
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