JP3389015B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
空気調和機の制御装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/26—Problems to be solved characterised by the startup of the refrigeration cycle
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
計算機室等に使用され、吹出空気の温度を制御する空気
調和機の制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、吹出空気の温度が制御される
空気調和機としては、図4に示すように、室内機109
からの吹出空気101をダクト102でもって電子計算
機103に直接に導入して、電子計算機103を冷却
し、さらに、電子計算機103から室内を通った空気1
05を吸い込むようにした空気調和機104がある。 【0003】この空気調和機104の制御装置107に
よれば、上記吹出空気101の温度が設定値(ダクト内
の設定温度だから低い値である)よりも高くなったとき
に室外機108の圧縮機(図示せず)が起動される一方、
上記吹出空気101の温度が上記設定値よりも低くなっ
たときに上記圧縮機が停止されるように制御される。 【0004】ところが、この制御装置では、圧縮機を停
止させた後に、電子計算機103および室内の空気が低
いにも拘わらず、吹出空気の温度が、すぐに、低い設定
値よりも上昇するから、短時間の後に、再度、圧縮機を
起動させることが必要になる。したがって、圧縮機の発
停頻度が過多となり、圧縮機の信頼性の低下を招くとい
う問題がある。 【0005】また、圧縮機が、インバータなどによって
能力(容量)が制御されるようになっている場合でも、最
低能力での稼動と停止とが繰り返されて発停頻度が過多
になるという問題は解消されない。 【0006】そこで、上記問題を解消するために、従
来、次の,のように制御する制御装置がある。 【0007】 再起動防止タイマを備え、圧縮機が停
止してから最低3分間だけは圧縮機が起動しないように
制御する。 【0008】 図3に示すように、吹出空気の温度が
T2になったときに、圧縮機がオフ状態からオン状態に
起動するようにし、吹出空気の温度がT1になったとき
に、圧縮機がオン状態からオフ状態に停止するようにし
て、この温度T2と温度T1との差(ディファレンシャル)
を大きくする。これにより、吹出空気の温度がT1とT2
との間で変化しても圧縮機の発停が起こらないようにす
ることができ、発停頻度を抑えることができる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよ
うに制御する制御装置では、上記再起動防止タイマの設
定時間の分だけ、強制的に圧縮機の起動が禁止されるか
ら、その分だけ吹出空気の温度制御性が悪化するという
問題がある。 【0010】また、上記のように制御する制御装置で
は、吹出空気の温度がT1とT2との間では、圧縮機の起
動および停止が行われないから、その分だけ吹出空気の
温度制御性が損なわれるという問題がある。 【0011】そこで、この発明の目的は、負荷に対する
必要な温度制御性を犠牲にすることなく、圧縮機の発停
回数を最低限度に抑えることができる空気調和機の制御
装置を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の空気調和機の制御装置は、吹出空
気の温度が所定値よりも低くなったときに、圧縮機を停
止させる停止指令手段と、上記停止指令手段が上記圧縮
機を停止させたときの吸込空気の温度を記憶する記憶手
段と、吸込空気の温度が上記記憶した温度よりも所定値
だけ上昇したときに、上記圧縮機を起動させる起動指令
手段とを備えていることを特徴としている。 【0013】この請求項1の発明の空気調和機の制御装
置によれば、停止指令手段が圧縮機を停止させたときの
吸込空気の温度を、記憶手段で記憶する。そして、その
後の圧縮機の起動は、吸込空気の温度が上記記憶した温
度よりも所定値以上だけ上昇したときに、起動指令手段
によって行われる。 【0014】この吸込空気は、吹出空気に比べて、負荷
の冷却状態を忠実に反映しており、しかも、圧縮機停止
後の吸込空気の温度上昇勾配は、圧縮機停止後の吹出空
気の温度上昇勾配よりも小さい。そして、この請求項1
の発明では、この吸込空気の温度が、記憶していた吸込
空気温度よりも所定値だけ上昇したときに、はじめて圧
縮機を起動する。 【0015】したがって、この請求項1の発明によれ
ば、ダクト内の温度に惑わされることなく、負荷に対す
る必要な温度制御性を犠牲にすることなく、圧縮機の発
停回数を最低限度に抑えることができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の形態によ
り詳細に説明する。 【0017】図2に示すように、電子計算機13を冷却
するために、空気調和機14が設けられている。この空
気調和機14は、室内機20と室外機21を有してお
り、室外機21は圧縮機18および室外熱交換器(図示
せず)を有している。この空気調和機14には制御装置
17が接続されている。 【0018】上記制御装置17は、圧縮機18の起動と
停止とを制御する制御本体16と、ダクト12への吹出
空気11の温度を検出する吹出温度センサ31と、吸込
空気15の温度を検出する吸込温度センサ32とを備え
ている。上記制御本体16は、停止指令手段および起動
指令手段を構成するCPU(中央制御装置)16aと記憶
手段としてのメモリ16bとを有している。 【0019】この制御装置17の動作を、図1に示すフ
ローチャートに従って説明する。 【0020】まず、ステップS1で、空気調和機14が
稼動してからの圧縮機18の一回目の起動があったか否
かを判断し、起動があったと判断したときにはステップ
S6に進み、起動がなかったと判断したときにはステッ
プS2に進む。 【0021】ステップS2では、上記吹出温度センサ3
1からの信号によって、空気調和機14から吹き出す空
気11の温度が、〔(設定値18℃)+1℃〕を越えた
か否かを判断し、〔(設定値18℃)+1℃〕を越えた
と判断したときには、ステップS3に進み、〔(設定値
18℃)+1℃〕を越えていないと判断したときにはス
テップS2に戻る。 【0022】ステップS3では、圧縮機18を起動させ
る。次に、ステップS4に進み、吸込温度センサ32で
検出した吹出空気の温度が、〔(設定値18℃)−1℃〕
よりも下回ったか否かを判断し、下回ったと判断したと
きにはステップS5に進み、下回っていないと判断した
ときにはステップS4に戻る。ステップS5では、圧縮
機18を停止して、この停止時の吸込空気の温度ti1
(例えば23℃)を記憶する。次に、ステップS1に戻
る。 【0023】上記ステップS4とステップS5とが、停
止指令手段を構成して、ステップS5とメモリ16bが
記憶手段を構成している。 【0024】一方、ステップS6では、空気調和機14
に吸い込む空気15の温度が、〔上記停止時に記憶した
吸込空気の温度(ti1)+2℃〕を越えたか否かを判断す
る。そして、上記吸込空気15の温度が、上記〔(ti1)
+2℃〕を越えたと判断したときには、ステップS3に
進んで圧縮機18を起動し、上記吸込空気15の温度
が、〔(ti1)+2℃〕を越えていないと判断したときに
は、ステップS6に戻る。このステップS6と上記ステ
ップS3とが起動指令手段を構成している。 【0025】このように、この実施形態の空気調和機の
制御装置は、吹出空気11の温度が〔(設定値18℃)−
1℃〕よりも低くなったときに、圧縮機18を停止さ
せ、この圧縮機18を停止させたときの吸込空気15の
温度ti1を記憶し、吸込空気15の温度が〔上記記憶し
た(温度ti1)+2℃〕を越えたときに、上記圧縮機18
を起動させる。 【0026】したがって、この実施形態の制御装置によ
れば、圧縮機18を停止させた後の圧縮機18の起動
は、この圧縮機18を停止させたときの吸込空気15の
温度ti1を基準として、吸込空気15の温度が〔(温度
ti1)+2℃〕を越えたときに実行される。 【0027】上記圧縮機18を停止させたときの吸込空
気15の温度ti1においては、電子計算機13の冷却は
十分に行われており、吸込空気15の温度が〔(温度ti
1)+2℃〕を越えたことは、冷却能力が不足しているこ
とを示している。つまり、この吸込空気15の温度は、
電子計算機13の冷却状態を吹出空気11の温度よりも
忠実に反映するものである。 【0028】したがって、この実施形態によれば、ダク
ト内の温度に惑わされることなく、冷却対象としての電
子計算機13に対する必要な温度制御性を犠牲にするこ
となく、圧縮機18の発停回数を最低限度に抑えること
ができる。したがって、この実施形態によれば、必要な
温度制御性を実現しつつ、圧縮機動作の信頼性を常に維
持することができる。 【0029】尚、上記実施形態では、冷却対象を電子計
算機としたが、冷却対象をその他の電子機器等(例え
ば、電子交換機)としてもよい。 【0030】 【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機の制御装置は、吹出空気の温度が所定値
よりも低くなったときに、圧縮機を停止させる停止指令
手段と、上記停止指令手段が上記圧縮機を停止させたと
きの吸込空気の温度を記憶する記憶手段と、吸込空気の
温度が上記記憶した温度よりも所定値以上だけ上昇した
ときに、上記圧縮機を起動させる起動指令手段とを備え
ている。 【0031】この請求項1の発明の空気調和機の制御装
置によれば、停止指令手段が圧縮機を停止させたときの
吸込空気の温度を、記憶手段で記憶して、その後の圧縮
機の起動は、吸込空気の温度が上記記憶した温度よりも
所定値以上だけ上昇したときに、起動指令手段によって
行われる。この吸込空気は、吹出空気に比べて、負荷の
冷却状態を忠実に反映しており、しかも、圧縮機停止後
の吸込空気の温度上昇勾配は、圧縮機停止後の吹出空気
の温度上昇勾配よりも小さい。そして、この請求項1の
発明によれば、この吸込空気の温度が前回に記憶した吸
込空気の温度よりも所定値だけ上昇したときに、はじめ
て圧縮機を起動する。 【0032】したがって、この請求項1の発明によれ
ば、ダクト内の温度に惑わされることなく、たとえば、
電子計算機等の負荷に対する必要な温度制御性を犠牲に
することなく、圧縮機の発停回数を最低限度に抑えるこ
とができる。
態の動作を説明するフローチャートである。 【図2】 上記実施形態の制御装置に制御されている空
気調和機からの吹出空気でもって電子計算機を冷却する
様子を示す模式図である。 【図3】 サーモオン・サーモオフのディファレンシャ
ルを大きくする従来の制御方法を説明する図である。 【図4】 従来の空気調和機の制御装置に制御されてい
る空気調和機からの吹出空気でもって電子計算機を冷却
する様子を示す模式図である。 【符号の説明】 11…吹出空気、12…ダクト、13…電子計算機、1
4…空気調和機、15…吸込空気、16…制御本体、1
6a…CPU、16b…メモリ、17…制御装置、18
…圧縮機、20…室内機、21…室外機、32…吸込温
度センサ、31…吹出温度センサ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吹出空気の温度が所定値よりも低くなっ
たときに、圧縮機(18)を停止させる停止指令手段(S
4,S5)と、 上記停止指令手段(S4,S5)が上記圧縮機(18)を停
止させたときの吸込空気の温度(ti1)を記憶する記憶手
段(S5,16b)と、 吸込空気の温度が上記記憶した温度(ti1)よりも所定値
だけ上昇したときに、上記圧縮機(18)を起動させる起
動指令手段(S6,S3)とを備えていることを特徴とす
る空気調和機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18733896A JP3389015B2 (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 空気調和機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18733896A JP3389015B2 (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 空気調和機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030836A JPH1030836A (ja) | 1998-02-03 |
JP3389015B2 true JP3389015B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=16204259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18733896A Expired - Lifetime JP3389015B2 (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 空気調和機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3389015B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016016913A1 (ja) * | 2014-07-30 | 2016-02-04 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN113280464B (zh) * | 2021-06-09 | 2022-03-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调控制方法、空调控制器及空调机组 |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP18733896A patent/JP3389015B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1030836A (ja) | 1998-02-03 |
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