JP3388614B2 - 電子機器のプラグ用ピンを製造する方法 - Google Patents

電子機器のプラグ用ピンを製造する方法

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電子機器のプラグ用ピ
ンを製造する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】一般のコンピュータのキーボードやマウ
ス等に使用される差込みプラグ1は、図1に示すよう
に、先端に固定リング2を篏め、該リング2にピン端子
3を取付けるものである。端子3の先端は、コンピュー
タ等の相対するソケットに差し込まなければならず、後
端は導線に溶接されるので、端子3は製作された後、更
にメッキ工程を経てから一般のプラグになる。また端子
3の先端部の標準化された規格寸法は最小径 0.6mmであ
り、任意に変えることができず、 0.6mmの線径の末端に
導線を接続するのはかなり難しく仕事の能率が低い。図
2は、旋盤加工によって1個ずつ作られた端子3Aを示
し、それを有効に固定リング2内に嵌め込むため(図3
参照)、最大径の円錐部 3A1を1ヶ所設ける必要があ
り、その参考直径は1.25mmである。この方法で作られた
端子3Aを本発明により作られたものと比較すると、次の
ような欠点がある。 【0003】(1)コストが高過ぎる これらの端子は1個ずつ作られているので、それをメ
ッキする場合、差込み端子全体に金メッキをする必要が
あり、本発明のように先端部のみを選択的に金メッキす
ることができないので、コストが極めて高くつく。 旋盤加工では必ず材料の切削屑のロスが発生し、コス
トも高くなる。 (2)効果が悪い 旋盤加工されたピンの表面には切削のすじが形成さ
れ、差込み接触の界面での隙間が大きくなり、従って電
気抵抗も大きくなる。 図3に示す如く、隣接する2つの端子3Aの最大円錐部
(3A1)間の絶縁距離(d) が近すぎる(本発明と比較し
て)ので、電磁波の磁場の干渉(突起波、雑信号、伝送
信号の出力減衰等)がひどくなる。 精密度の許容範囲は±0.03mmである。 (3)これらの端子は1個ずつ作られるので、生産工程を
量産化し自動化することができない。 【0004】図4に示す従来技術においては、端子3B
は、板材からプレス加工で作られ、1個ずつ後端の板材
と並列連結され、プレス加工される。端子3B自体もプレ
ス加工によって中空に巻かれた構造であり、その製造方
法にも次のような欠点がある。 (1)寿命が短い ピンの先端の差込み端は、中空構造であるので極めて
強度が弱く、もしも差込みの不正確、強すぎ、又は斜め
に差込まれたときは常に破断する。 差込み端はプレス加工によって円形に曲げられている
ので真円度が悪く、差込み時の摩擦は大きくなり、寿命
も短くなる。 (2)効果が悪い 真円度が悪いので、溶接不良となり、電気抵抗が大き
くなる。 精度の許容範囲は±0.03mmである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】一般のコンピュータの
キーボードやマウスの連結ジャックに使用される連結端
子の品質は、出力信号の良し悪しに直接影響するので、
品質の高い然もコストのニーズを満たしうる端子の製造
開発が求められている。然しながら、従来技術のピン製
造方法は、1つは旋盤加工によるものであり、もう1つ
は直接にプレス加工して巻いて作るものである。その主
な欠点は、前述したようにコストが高すぎることと品質
が悪いことである。本発明の主目的は、コストを低減さ
せ、品質を向上させ、然も自動化をなしうるピン製造方
法を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述の目的は、線材をプ
レス加工して、その先端(ソケットに挿入される側)を
円錐状に、その後端(ワイヤが接続される側)を薄肉で
ワイヤに接続し易い形状に、又、後端に隣接した領域
抜け止めに適した形状に成形する工程と、ベルトに一連
に設けられた保持具に前記工程により得られたピンを向
きを揃えて互いに平行に取りつける工程と、ピンを前記
保持具に取りつけたまゝ、ピンの先端部に金メッキを施
し、洗浄する工程と、次いで、ピンを前記保持具に取り
つけたまゝ、後端のワイヤ接続部に錫メッキを施す工程
と、前記保持具からピンを取り外し洗浄する工程とから
成る電子機器のプラグ用ピンを製造する方法によって達
成することができる。 【0007】 【発明を実施するための最良の態様】図5に示すよう
に、端子(3)は、直径 0.6mmの丸棒線材からプレス加工
され、その先端(ソケットに挿入される側)は、差込み
端(31) として線径を変えない部分と、その先の円錐状
部分とに成形し、その後端(ワイヤが接続される側)
(32) は、薄肉でワイヤに接続し易い形状(例えばU字
形、半円形、V字形等)に、又後端に隣接した領域には
抜け止めに適した形状にプレス加工され、そのU字形凹
溝の利用によってワイヤを容易に連結溶接することがで
きる。他方、ピンを保持するため、薄い板材から保持具
(4)がプレス加工され、保持具(4)は、ピンの長さ方向
に相対向する2つの側板(41) を折曲げ加工され、その
側板(41) には係止溝(42) が夫々形成されている。2
つの対向する係止溝(41) 、(41) を利用すれば1つの
端子(3)を固定することができる。 【0008】保持具(4)をベルトに一連に設け、この保
持具にピン(3)を向きを備えて互いに平行に取付ける。
(図6参照)明らかに端子(3)が規則正しく先端と後端
に区分されて固定されているので、選択的にメッキを行
うことができる。即ち、ピン(3)を保持具(4)に取付け
たまま、ピンの先端部(31) に金メッキを施し、洗浄す
ることができる。次に、ピン(3)を保持具(4)に取付け
たまま、ピンの後端(32) のワイヤ接続部に錫メッキを
施すことができる。従って先端部(31) には導電効果の
よい金メッキを採用し、後端部(32) には溶接効果のよ
い錫メッキを施すことができる。 【0009】図7に示す実施例においては、後端部の変
形例(32')が示されており、この後端部(32')は孔(32
1')を有し、偏平な形にプレスされているので、同様に
ワイヤと容易に溶接することができる。また、ピンには
最大径の錐面(33) が設けられ、それが端子(3)が固定
リング(2)内に取付けられた場合の係止作用を行い、端
子間の最少絶縁距離(d) を図3(従来技術)の構造より
大きく保持し、従って、磁場の干渉を起こりにくくす
る。図8は、本発明をコンピュータのキーボードの差込
みプラグに応用した例を示している。 【0010】 【発明の効果】 (1)コストの低減 本発明では、選択的にピンの先端部にのみ金メッキを
施し、後端部には安価な錫メッキを施すことができるの
で、メッキのコストが半減する。 端子(3)、保持具(4)の製作に使用される線材、板材
の原価は相当に安い。 (2)寿命が長く、効果がよい。 一般的に、線材、板材は引抜き加工により製作される
ので、真円度が良く、強度が大きく、接触表面が滑らか
で摩擦が小さいので電気抵抗が比較的に小さい。 現在の線材の製造技術によれば、その直径の許容誤差
を±0.01mmに制御することができる。 図7に示す如く、固定リング(2)内の端子(3)間の最
少絶縁距離(d) を従来のものよりも遠く保持されるの
で、絶縁性が良くなる。 (3)ピンをベルト上に保持するため、端子(3)の製作及
び固定リング(2)に取付けた後の溶接に便利である。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の差込みプラグと固定リングの分解斜視図
である。 【図2】従来の、旋盤で作られた端子の平面図である。 【図3】従来の旋盤で作られた端子を固定リングに取付
けた際の隣接関係を示す一部断面図である。 【図4】Aは板材からプレス加工された従来の端子の平
面図である。Bは別の板材からプレス加工された従来の
端子の平面図である。C及びDは、Bの端子の断面図で
ある。 【図5】本発明により作られた端子の一例を示す斜視図
である。 【図6】Aは本発明により作られた端子の保持状態を示
す平面図である。BはAの側面図である。CはAを下か
ら見た図である。DはAの断面図である。 【図7】本発明により作られた端子を固定リング内に取
付け状態を示す一部断面図である。 【図8】本発明により作られた端子を用いた差込みプラ
グの斜視図である。 【符号の説明】 1・・・・・差込みプラグ 2・・・・・固定リング 3・・・・・端子(ピン) 4・・・・・保持具 31・・・・・ピンの先端部(差込み端) 32,32' ・・ピンの後端部 41・・・・・側板 42・・・・・係止溝 321'・・・・孔

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 線材をプレス加工して、その先端(31)
    (ソケットに挿入される側)を円錐状に、その後端(3
    2) (ワイヤが接続される側)を薄肉でワイヤに接続し
    易い形状に、又、後端に隣接した領域抜け止めに適し
    た形状に成形するピン製造工程と、 ベルトに一連に設けられた保持具(4)に前記工程により
    得られたピン(3)を向きを揃えて互いに平行に取りつけ
    る工程と、 ピンを前記保持具に取りつけたまゝ、ピンの先端部(3
    1) に金メッキを施し、洗浄する工程と、 次いで、ピンを前記保持具に取りつけたまゝ、後端(3
    2) のワイヤ接続部に錫メッキを施す工程と、 前記保持具からピンを取り外し洗浄する工程とから成る
    電子機器のプラグ用ピンを製造する方法。
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JP5140125B2 (ja) * 2010-09-10 2013-02-06 矢崎総業株式会社 コネクタ端子の製造方法およびコネクタ端子
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