JP3388296B2 - 多重揚げ玉及びその製造方法 - Google Patents
多重揚げ玉及びその製造方法Info
- Publication number
- JP3388296B2 JP3388296B2 JP2000030128A JP2000030128A JP3388296B2 JP 3388296 B2 JP3388296 B2 JP 3388296B2 JP 2000030128 A JP2000030128 A JP 2000030128A JP 2000030128 A JP2000030128 A JP 2000030128A JP 3388296 B2 JP3388296 B2 JP 3388296B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fried
- batter
- frying
- balls
- ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Description
材等として用いられる揚げ玉に関する。
材として、従来より広く用いられている。
に、澱粉、水、及び必要に応じて調味料等を混合したも
の。以下、バッターともいう。)を高温の食用油中に滴
下してほぼ球状にフライしたものであった。
ましい食感を有するものであるが、汁(スープ)中で
は、急速に水分を吸収してやわらかくなり、このサクサ
クした食感が失われるという問題があった。また、1種
類のバッターのみからなるため、風味や色が単調であ
り、商品としての魅力に乏しいという欠点もあった。
てなされたものであり、汁中でもサクサクした食感が長
く持続し、かつ風味や色の変化を楽しむことも可能な、
新規な揚げ玉を提供することを目的とする。
めに、請求項1の多重揚げ玉は、バッターをフライして
得られる揚げ玉であって、バッターをフライして形成さ
れた芯部分と、この芯部分の回りに形成された1層又は
2層以上の衣層とからなるものとする。
ターをフライして芯となる揚げ玉を形成し、得られた揚
げ玉にバッターをつけて、再度フライすることにより、
前記芯となる揚げ玉の回りに衣層を有する揚げ玉を形成
し、必要に応じて、得られた揚げ玉にバッターをつけて
フライする作業をさらに繰り返すことにより、前記芯と
なる揚げ玉の回りに複数の衣層を有する揚げ玉を形成す
ることからなる。
ように、芯となる揚げ玉にバッターをつけてフライ処理
し、必要に応じてこの作業をさらに繰り返すことにより
得られ、芯部分の回りに1層又はそれ以上の衣層を有す
るものである。
処理し、得られた揚げ玉に再度バッターをつけてフライ
処理し、必要に応じてこの作業をさらに繰り返すことに
より得られ、具材の回りに2層又はそれ以上の衣層を有
するものである。
ターは、芯部分及び各衣層共に、従来の揚げ玉と同様に
調製することができる。
%(重量%、以下同様)、水約25〜70%を必須成分
とし、これに必要に応じて、デンプン、調味料(塩、グ
ルタミン酸ソーダ等)、風味材料(生姜、青のり等)、
色素、乳化剤、膨張剤、その他の添加剤を加える。
は、乳化剤や膨張剤を添加せず、衣層を薄く硬めに形成
する方が、サクサクした食感をより長く持続させること
ができる。
ーは、全部が風味材料や色素を加えない通常のバッター
であっても良いが、必要に応じて一部又は全部を変える
ことができる。
生姜、青のり等の風味材料を加えることにより、これら
の風味と味が付いたものとしても良い。また、別に色素
を加えて色を付けても良い。各衣層も同様に、風味や色
を付けても、付けなくても良い。
を変えることにより、1粒で複数の風味や色が楽しめる
揚げ玉が得られる。
各衣層同士も、必要に応じてバッターの種類を変えて、
風味や色を互いに異なるものとすることができる。
合、その具材は特に限定されず、野菜類、魚介類、肉類
等を適宜用いることができる。より具体的には、エビ、
イカ、タコ、貝、ひき肉、生姜、にんにく、玉ねぎ等が
好適に使用できる。
ないが、通常、全体の直径で2〜50mm程度であり、
芯部分の直径は2〜20mm程度であり、各衣層の厚さ
は0.1〜10mm程度である。
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
示す、模式拡大断面図である。
分1とその回りに形成された衣層2,3とからなる。芯
部分1は、バッターに生姜と色素を加えたことにより、
生姜風味と薄紅色を有するものである。衣層2は、バッ
ターに青のりを加えたことにより、青のり風味と薄緑色
を付けたものである。衣層3は、風味材料や色素を加え
ない通常のバッターからなるものである。
例としては、次のものが挙げられる。
ッターを高温の食用油中に滴下して、フライして芯とな
る揚げ玉を製造し、この揚げ玉に(b)のバッターを付
けて再度フライした後、さらに(c)のバッターを付け
てフライすることにより得られる。各フライ処理は、時
間をおいて行っても良く、連続して行ってもよい。
製造する際に用いられているのと同じ条件で行えばよ
い。すなわち、食用油の温度は、120〜200℃程度
の範囲であり、芯部分及び各衣層を形成する1回毎のフ
ライ処理時間は、2〜10分程度である。
は、汁中でも全体がすぐに湿ってしまうことはなく、衣
層が湿っても、芯部分は乾燥状態をしばらく維持するこ
とから、サクサクした食感が従来より長く持続する。こ
れは、本発明の多重揚げ玉の芯部分と衣層の間及び各層
間に薄い油の層が形成され、これにより水分の浸透が妨
げられるためと考えられる。
風味や色を自由に変えることが可能であるので、従来に
ない趣向を凝らした揚げ玉を得ることもできる。
の麺類や各種インスタント食品の具材として極めて好適
に用いられる。
し、その食感を評価した。
調製し、180℃の食用油でフライして、直径5mmの
揚げ玉(比較例)を得た。
ターをつけて、同じ条件でフライ処理して、厚さ1mm
の衣層を有する直径7mmの揚げ玉を得た(実施例
1)。
ターをつけて、同じ条件でフライ処理して、さらに厚さ
0.5mmの衣層を有する直径8mmの揚げ玉を得た
(実施例2)。
器に入れ、揚げ玉が浸るのに十分な量の沸騰した湯をか
け、一定時間経過後に試食してそれぞれ食感を調べた。
試験は、揚げ玉全体に水分が浸透してサクサクした食感
が失われたのが確認された時点で終了した。結果を表1
に示す。
い比較例の揚げ玉では、サクサクした食感が1分以内に
失われたが、芯部分と1層の衣層とからなる実施例1の
ものでは3分以上持続し、芯部分と2層の衣層とからな
る実施例2のものでは5分以上も持続するのが確認され
た。
ば、サクサクした好ましい食感が持続し、風味や色の変
化を楽しむことも可能な、多重揚げ玉が得られる。
多重揚げ玉が容易に得られる。
大断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】バッターをフライして得られる揚げ玉であ
って、 バッターをフライして形成された芯部分と、この芯部分
の回りに形成された1層又は2層以上の衣層とからなる
ことを特徴とする多重揚げ玉。 - 【請求項2】バッターをフライして芯となる揚げ玉を形
成し、 得られた揚げ玉にバッターをつけて、再度フライするこ
とにより、前記芯となる揚げ玉の回りに衣層を有する揚
げ玉を形成し、 必要に応じて、得られた揚げ玉にバッターをつけてフラ
イする作業をさらに繰り返すことにより、前記芯となる
揚げ玉の回りに複数の衣層を有する揚げ玉を形成するこ
とからなる、多重揚げ玉の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000030128A JP3388296B2 (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 多重揚げ玉及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000030128A JP3388296B2 (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 多重揚げ玉及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001218560A JP2001218560A (ja) | 2001-08-14 |
JP3388296B2 true JP3388296B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=18555182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000030128A Expired - Fee Related JP3388296B2 (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 多重揚げ玉及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3388296B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5389091B2 (ja) * | 2011-04-01 | 2014-01-15 | 株式会社マルハニチロ食品 | 包み揚げ食品 |
-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000030128A patent/JP3388296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001218560A (ja) | 2001-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101637660B1 (ko) | 순대 핫도그의 제조방법 | |
WO2005074721A1 (ja) | 乾燥海老天ぷら及びその製造法 | |
KR100744830B1 (ko) | 치즈 패티용 배터 믹스 조성물 및 이를 사용한 치즈 패티의제조방법 | |
KR100881110B1 (ko) | 떡튀김 및 이의 제조방법 | |
JP3172605B2 (ja) | 調味液内在食品の製造法 | |
KR100862330B1 (ko) | 곰장어 가공식품 | |
JP3388296B2 (ja) | 多重揚げ玉及びその製造方法 | |
JP2000069926A (ja) | 揚げ物用衣材及び揚げ物の製造法 | |
US20080026119A1 (en) | Process for producing ball-shaped food | |
JP3256760B2 (ja) | 乾燥かき揚げ天ぷらの製造方法 | |
JP5051024B2 (ja) | パリパリ感のある焼き餃子用粉末及び該粉末を用いた焼き餃子の製造法 | |
KR102360709B1 (ko) | 찹쌀순대튀김의 제조방법 및 그 방법으로 제조된 찹쌀순대튀김 | |
KR100692331B1 (ko) | 숯불 향을 가진 만두 및 그 제조방법 | |
JP2795789B2 (ja) | パン類及びパン類の製法 | |
JP2759817B2 (ja) | ビーフ及びカレー風味のいかせんべいフライの製造方法 | |
TWI749259B (zh) | 類似可樂餅之零食點心 | |
JP3672668B2 (ja) | 麺皮食品 | |
JPH06269255A (ja) | 天ぷら用小麦粉配合物 | |
JPH10295275A (ja) | 即席麺状物よりなるスナック菓子基材及びその製造方法 | |
JP2023122600A (ja) | 油ちょう食品製造用の揚げ粉及び該揚げ粉を用いた油ちょう食品の製造方法 | |
JP3379607B2 (ja) | クリーム層の中心に具材があるフライ用冷凍食品およびその製法 | |
KR101495443B1 (ko) | 어묵 감자수제비 볶이의 제조 방법 및 이에 의해 제조된 어묵 감자수제비 볶이 | |
JP2004041122A (ja) | 乾燥天ぷらの製造方法及びこれにより得られる乾燥天ぷら | |
JPH06277012A (ja) | 新規な揚げ物およびその製造方法 | |
JP3036827U (ja) | 料理用こめだんご |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |