JP3387464B2 - 通信制御システムとその制御方法 - Google Patents

通信制御システムとその制御方法

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JP3387464B2 JP33374199A JP33374199A JP3387464B2 JP 3387464 B2 JP3387464 B2 JP 3387464B2 JP 33374199 A JP33374199 A JP 33374199A JP 33374199 A JP33374199 A JP 33374199A JP 3387464 B2 JP3387464 B2 JP 3387464B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/90Buffering arrangements
    • H04L49/901Buffering arrangements using storage descriptor, e.g. read or write pointers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/90Buffering arrangements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の論理チャネ
ルによるパケット転送を制御する通信制御システムに関
し、特に送信データの逐次処理や同期処理を高速に処理
する通信制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】バーチャル・チャネル・プロトコルで接
続されたノード間を通信する通信制御装置において、ノ
ード間でのパケットを用いたメッセージ転送及びデータ
転送を行う際は、転送制御を司る管理層によりノード間
に論理チャネルが張られ、パケット転送毎に送受信のた
めの情報を記録したデスクリプタを準備し、送受信制御
回路の起動を行う。
【0003】デスクリプタは、通信制御装置のデータリ
ンク層によって解析されるが、従来の装置では論理チャ
ネル毎に独立したパケット転送を行い、論理チャネル間
には依存関係はない。
【0004】このため、複数の論理チャネル間で逐次
的、或いは同期的な転送処理を要求される場合は、上位
のソフトウェア等で実現される管理層がパケット転送の
完了をポーリングや割り込み等の待ち合わせ方式で監視
し、転送完了の通知を受信した後、他論理チャネルに対
し転送の起動を掛ける方法をとっている。
【0005】ここで、従来の通信制御システムによる逐
次処理、同期処理を説明する。
【0006】図9は、従来の通信制御システムによる逐
次処理を説明するためのフローチャートであり、第1パ
ケット、第2パケットの2つのパケットを逐次転送する
逐次処理を例に説明する。
【0007】図9を参照すると、この2つのパケットを
転送する逐次処理は、まず上位の管理層が第1パケット
のデスクリプタを通信制御装置に渡し、データリンク層
はこの第1パケットを論理チャネル番号“1”の論理チ
ャネルで転送を行い(ステップ901)、ポーリングま
たは割り込み等により転送確認を待ち合わせて管理層が
転送確認を確認する(ステップ902)。再び管理層が
第2パケットのデスクリプタを通信制御装置に渡し、デ
ータリンク層は第2パケットを論理チャネル番号“2”
の論理チャネルで転送を行い(ステップ903)、転
送確認を待ち合わせて再び管理層が転送確認を確認し
(ステップ904)、正常終了となる。
【0008】各々ステップ902、904でエラーがあ
った場合はエラー処理となる。
【0009】上記の通り、従来の逐次処理においては、
パケットの転送の度に上位の管理層が転送確認を行うた
め、ポーリングによるCPUリソースの消費、割り込み
通知とその後の確認による遅延など、大きなオーバーヘ
ッドがある。
【0010】なお、ここでの各論理チャネルの番号
“1”、“2”は番号の一例として挙げたものである。
また、第1パケットと第2パケットとで異なる論理チャ
ネルを用いているのは、ここでは最も単純な例を示して
いるが、例えば、第1パケットの後に結果を待ち合わせ
ずに論理チャネル番号“1”を利用してパケットを転送
し続ける処理が入る場合に、第2パケットも同じ論理チ
ャネル番号“1”を使用すると、スケジューラのポリシ
ーにより第2パケットの転送がそれらの後まで待たされ
るためである。
【0011】図10は、従来の通信制御システムによる
複数パケット、複数論理チャネルの同期処理を説明する
ためのフローチャートであり、第1パケットの転送の完
了後、第2パケットと第3パケットの2つのパケットを
同時に転送する同期処理を例に説明する。
【0012】図10を参照すると、この2つのパケット
の同期処理は、まず上位の管理層が第1パケットのデス
クリプタを通信制御装置に渡し、データリンク層は第1
パケットを論理チャネル番号“1”の論理チャネルで転
送を行い(ステップ1001)、ポーリングまたは割り
込み等により転送確認を待ち合わせ管理層が転送確認を
確認する(ステップ1001)。すると続いて、管理層
が第2パケットと第3パケットのデスクリプタを通信制
御装置に渡し、データリンク層が第2パケットを論理チ
ャネル番号“2”で転送し(ステップ1003)、次い
で第3パケットを論理チャネル番号“3”で転送を行い
(ステップ1004)、この2つのパケットの転送確認
を待ち合わせて管理層が転送確認を確認し(ステップ1
005)、正常終了となる。
【0013】各々ステップ1002、1005でエラー
があった場合は、エラー処理となる。
【0014】上記の通り、従来の同期処理においても、
上位の管理層がパケットの転送の度に転送確認を行い、
またデスクリプタを通信装置に渡すためのタイムラグ
(ステップ1002から1003)が発生し、大きなオ
ーバーヘッドがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】近年、パケット通信を
行う通信手段において、GigaBit Etherを
始め光ケーブルを用いる光通信等の、非常に高速なメデ
ィアを使用する通信装置、通信手段が登場している。
【0016】しかし、これらの通信装置を操る通信制御
システムは、高速メディアの能力を十分に生かし切って
いない。
【0017】この主な原因は、ソフトウェアによる管理
層と通信装置によるデータリンク層との間のオーバーヘ
ッドにある。
【0018】コンピュータ・ネットワークにおいて、ソ
フトウェアである通信アプリケーションと、ハードウェ
アである通信装置間には、実に多くのソフトウェア・ス
タックが横たわっており、これら各ソフトウェア・スタ
ック間のオーバーヘッドが通信の性能向上を妨げてい
る。
【0019】このオーバーヘッドの発生は、上述した図
9や図10の逐次制御、同期制御の例に示されるよう
に、各パケットを定められた規則に従い送信する場合に
おいても、上位の管理層が各パケットの転送の度にデス
クリプタを通信装置に渡し送信後に転送確認を行うため
である。
【0020】こうした、各パケットを順次送信する等の
処理をデータリンク層に任せることにして、上位の管理
層は送信するデータをその送信の順序等の情報と共に一
括して通信装置に渡すことのできる方式が望まれる。
【0021】また、データリンク層において通常上位の
管理層が行う処理を実行させる従来の技術には、特開平
09−204376号広報に開示された技術がある。こ
れは、上位の管理層が通信装置に渡す転送データの宛先
の情報をシステム独自の形式のまま記載し、これをデー
タリンク層で通常のネットワーク上のアドレスへの変換
処理を行うものである。しかし、この従来の技術は、通
信の宛先管理の分散処理が目的であり、データリンク層
と管理層とのオーバーヘッドを削減するものではなく、
また送信データの逐次処理や同期処理の高速化に対応し
ていない。さらに、データリンク層に対して宛先管理の
複雑な処理を実行させるためには、複雑な装置構成を備
えることも必要になる。
【0022】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
決し、従来では上位の管理層の処理の介在を必要とした
逐次制御や同期制御等の処理を、データリンク層により
実行することにより高速処理を行い、かつこれを複雑な
機能や処理をデータリンク層に必要とすることなく実現
する通信処理システムを提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の通信制御システムは、論理チャネルにおけるデ
ータ転送を実行するデータリンク層を備え、複数の前記
論理チャネルによるパケット転送を制御する通信制御シ
ステムにおいて、各論理チャネルの転送に関する情報を
記録するデスクリプタに対し、複数の前記論理チャネル
相互間の転送順序を制御する情報を含めて記録する手段
を備え、前記データリンク層は、前記各論理チャネルの
転送を、前記デスクリプタが指定する前記複数の前記論
理チャネル相互間の転送順序を制御する情報に基づいて
実行する手段を備えることを特徴とする。
【0024】請求項2の通信制御システムは、論理チャ
ネルにおけるデータ転送を実行するデータリンク層を備
え、複数の前記論理チャネルによるパケット転送を制御
する通信制御システムにおいて、各論理チャネルの転送
に関する情報を記録するデスクリプタに対し、複数の前
記論理チャネル相互間の転送順序を制御する情報を含め
て記録する手段を備え、前記データリンク層は、前記各
論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定する前
記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制御する
情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタ
に、当該論理チャネルは直ちに転送を実行するのではな
く、指定された他の論理チャネルの転送の完了を、当該
論理チャネルの転送開始条件とすることを示す停止ビッ
トを備え、前記データリンク層は、前記停止ビットが前
記デスクリプタに記録された前記論理チャネルに対し
て、転送処理を一時停止の状態にし、前記転送開始条件
の成立を待機する手段をさらに備えることを特徴とす
る。
【0025】請求項3の通信制御システムは、論理チャ
ネルにおけるデータ転送を実行するデータリンク層を備
え、複数の前記論理チャネルによるパケット転送を制御
する通信制御システムにおいて、各論理チャネルの転送
に関する情報を記録するデスクリプタに対し、複数の前
記論理チャネル相互間の転送順序を制御する情報を含め
て記録する手段を備え、前記データリンク層は、前記各
論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定する前
記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制御する
情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタ
に、当該論理チャネルの転送の完了を、指定された他の
論理チャネルの転送開始条件に設定していることを示す
起動ビットを備え、前記データリンク層は、前記起動ビ
ットが前記デスクリプタに記録された前記論理チャネル
に対して、転送の完了を監視し、転送の完了により前記
指定された他の論理チャネルの前記転送開始条件の成立
を判定する手段をさらに備えることを特徴とする。
【0026】請求項4の通信制御システムは、論理チャ
ネルにおけるデータ転送を実行するデータリンク層を備
え、複数の前記論理チャネルによるパケット転送を制御
する通信制御システムにおいて、各論理チャネルの転送
に関する情報を記録するデスクリプタに対し、複数の前
記論理チャネル相互間の転送順序を制御する情報を含め
て記録する手段を備え、前記データリンク層は、前記各
論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定する前
記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制御する
情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタ
に、当該論理チャネルの転送の完了を、転送開始条件に
設定している指定された他の論理チャネルを特定する起
動先論理チャネル番号を備え、前記データリンク層は、
前記起動先論理チャネル番号が前記デスクリプタに記録
された前記論理チャネルに対して、転送の完了を監視
し、前記論理チャネルの転送の完了により前記起動先論
理チャネル番号が示す論理チャネルの前記転送開始条件
の成立を判定する手段をさらに備えることを特徴とす
る。
【0027】請求項5の通信制御システムは、論理チャ
ネルにおけるデータ転送を実行するデータリンク層を備
え、複数の前記論理チャネルによるパケット転送を制御
する通信制御システムにおいて、各論理チャネルの転送
に関する情報を記録するデスクリプタに対し、複数の前
記論理チャネル相互間の転送順序を制御する情報を含め
て記録する手段を備え、前記データリンク層は、前記各
論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定する前
記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制御する
情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタ
に、当該論理チャネルの転送開始条件に設定している指
定された他の論理チャネルの転送の完了を監視するため
に、監視先である前記指定された他の論理チャネルを特
定する監視論理チャネル番号を備え、前記データリンク
層は、前記監視論理チャネル番号が前記デスクリプタに
記録された前記論理チャネルに対して、転送を一時停止
の状態にし、前記監視論理チャネル番号が示す論理チャ
ネルの転送の完了を監視し転送の完了により当該論理チ
ャネルの前記転送開始条件の成立を判定する手段をさら
に備えることを特徴とする。
【0028】請求項6の通信制御システムは、論理チャ
ネルにおけるデータ転送を実行するデータリンク層を備
え、複数の前記論理チャネルによるパケット転送を制御
する通信制御システムにおいて、各論理チャネルの転送
に関する情報を記録するデスクリプタに対し、複数の前
記論理チャネル相互間の転送順序を制御する情報を含め
て記録する手段を備え、前記データリンク層は、前記各
論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定する前
記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制御する
情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタ
に、数値データである識別値と監視識別値を備え、前記
データリンク層は、前記転送開始条件の判定時に、前記
転送開始条件の成立を待機する側の論理チャネルである
待機論理チャネルの前記デスクリプタの前記監視識別値
の値と、前記待機論理チャネルの先に転送されその転送
完了が前記待機論理チャネルの前記転送開始条件である
側の論理チャネルである先行論理チャネルの前記識別値
の値とを比較し、前記監視識別値の値と前記識別値の値
が等しい場合に限り前記転送開始条件の成立を判定する
手段をさらに備えることを特徴とする。
【0029】請求項7の通信制御システムの制御方法
は、論理チャネルにおけるデータ転送を実行するデータ
リンク層を備え、複数の前記論理チャネルによるパケッ
ト転送を制御する通信制御システムの制御方法におい
て、各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデス
クリプタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送
順序を制御する情報を含めて記録し、前記データリンク
層が、前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタ
が指定する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順
序を制御する情報に基づいて実行することを特徴とす
る。
【0030】請求項8の通信制御システムの制御方法
は、論理チャネルにおけるデータ転送を実行するデータ
リンク層を備え、複数の前記論理チャネルによるパケッ
ト転送を制御する通信制御システムの制御方法におい
て、各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデス
クリプタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送
順序を制御する情報を含めて記録し、前記データリンク
層が、前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタ
が指定する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順
序を制御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスク
リプタに、当該論理チャネルは直ちに転送を実行するの
ではなく、指定された他の論理チャネルの転送の完了
を、当該論理チャネルの転送開始条件とすることを示す
停止ビットを記録し、前記データリンク層が、前記停止
ビットが前記デスクリプタに記録された前記論理チャネ
ルに対して、転送処理を一時停止の状態にし、前記転送
開始条件の成立を待機することを特徴とする。
【0031】請求項9の通信制御システムの制御方法
は、論理チャネルにおけるデータ転送を実行するデータ
リンク層を備え、複数の前記論理チャネルによるパケッ
ト転送を制御する通信制御システムの制御方法におい
て、各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデス
クリプタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送
順序を制御する情報を含めて記録し、前記データリンク
層が、前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタ
が指定する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順
序を制御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスク
リプタに、当該論理チャネルの転送の完了を、指定され
た他の論理チャネルの転送開始条件に設定していること
を示す起動ビットを記録し、前記データリンク層が、前
記起動ビットが前記デスクリプタに記録された前記論理
チャネルに対して、転送の完了を監視し、転送の完了に
より前記指定された他の論理チャネルの前記転送開始条
件の成立を判定することを特徴とする。
【0032】請求項10の通信制御システムの制御方法
は、論理チャネルにおけるデータ転送を実行するデータ
リンク層を備え、複数の前記論理チャネルによるパケッ
ト転送を制御する通信制御システムの制御方法におい
て、各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデス
クリプタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送
順序を制御する情報を含めて記録し、前記データリンク
層が、前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタ
が指定する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順
序を制御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスク
リプタに、当該論理チャネルの転送の完了を、転送開始
条件に設定している指定された他の論理チャネルを特定
する起動先論理チャネル番号を記録し、前記データリン
ク層が、前記起動先論理チャネル番号が前記デスクリプ
タに記録された前記論理チャネルに対して、転送の完了
を監視し、前記論理チャネルの転送の完了により前記起
動先論理チャネル番号が示す論理チャネルの前記転送開
始条件の成立を判定することを特徴とする。
【0033】請求項11の通信制御システムの制御方法
は、論理チャネルにおけるデータ転送を実行するデータ
リンク層を備え、複数の前記論理チャネルによるパケッ
ト転送を制御する通信制御システムの制御方法におい
て、各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデス
クリプタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送
順序を制御する情報を含めて記録し、前記データリンク
層が、前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタ
が指定する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順
序を制御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスク
リプタに、当該論理チャネルの転送開始条件に設定して
いる指定された他の論理チャネルの転送の完了を監視す
るために、監視先である前記指定された他の論理チャネ
ルを特定する監視論理チャネル番号を記録し、前記デー
タリンク層が、前記監視論理チャネル番号が前記デスク
リプタに記録された前記論理チャネルに対して、転送を
一時停止の状態にし、前記監視論理チャネル番号が示す
論理チャネルの転送の完了を監視し転送の完了により当
該論理チャネルの前記転送開始条件の成立を判定するこ
とを特徴とする。
【0034】請求項12の通信制御システムの制御方法
は、論理チャネルにおけるデータ転送を実行するデータ
リンク層を備え、複数の前記論理チャネルによるパケッ
ト転送を制御する通信制御システムの制御方法におい
て、各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデス
クリプタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送
順序を制御する情報を含めて記録し、前記データリンク
層が、前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタ
が指定する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順
序を制御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスク
リプタに、数値データである識別値と監視識別値を記録
し、前記データリンク層が、前記転送開始条件の判定時
に、前記転送開始条件の成立を待機する側の論理チャネ
ルである待機論理チャネルの前記デスクリプタの前記監
視識別値の値と、前記待機論理チャネルの先に転送され
その転送完了が前記待機論理チャネルの前記転送開始条
件である側の論理チャネルである先行論理チャネルの前
記識別値の値とを比較し、前記監視識別値の値と前記識
別値の値が等しい場合に限り前記転送開始条件の成立を
判定することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0036】通信制御システムは、複数の論理チャネル
を利用してのメッセージ及びデータ転送を行う際は、相
手のノードとの間に複数の論理チャネルを開設し、管理
層の用意するデスクリプタの情報を基にメッセージ、デ
ータの送受信を行う。
【0037】デスクリプタは、通信に使用する論理チャ
ネルの番号やプロトコル等の制御情報を記述する制御セ
グメントと、転送するメッセージを記録している記憶部
内のアドレス等のデータ本体に関する情報を記述するデ
ータ・セグメントを備える。
【0038】データ転送の手順は、まず管理層が論理チ
ャネルを指定してデスクリプタをデータリンク層へ渡
し、続いてデータリンク層がデスクリプタの解析を行い
適切なパケットを構築して物理層へメッセージ、データ
を出力して相手ノードへのデータ転送を実行し、この転
送の転送確認を管理層が行い、転送を完了する。
【0039】本発明の通信制御システムは、各パケット
の転送を行う各論理チャネルの転送に関する情報を記録
するデスクリプタに、各論理チャネルの転送順序に関す
る情報を含めて記録し、データリンク層においてこの転
送順序に基づいて各論理チャネルの転送を実行する。
【0040】これにより、データリンク層内で論理チャ
ネル間の逐次制御や同期制御を行うことを可能とし、高
速で正確な処理を実現するものである。
【0041】本発明の第1の実施の形態の通信制御シス
テムは、先に転送する側の論理チャネルのデスクリプタ
に、データ転送の完了後次に転送を開始する側の待機中
の論理チャネルの番号を記録することで、データリンク
層がこの情報に基づきデータ転送の逐次処理を実行する
方式である。
【0042】以下、この方式をパッシブ方式と呼ぶ。
【0043】図1は、本発明の第1の実施の形態による
通信制御システムの構造を示すブロック図であり、図2
は、本発明の第1の実施の形態のデスクリプタのフォー
マットを示す図である。
【0044】図2を参照すると、本実施の形態のデスク
リプタは、データ転送の制御情報を記述する制御セグメ
ントと、転送するデータに関する情報を記述するデータ
・セグメントを備える。
【0045】制御セグメントは、転送に使用する論理チ
ャネルの番号を示す使用論理チャネル番号51と、他論
理チャネルとの同期を取るために一旦停止することを示
す停止ビット52と、転送完了後に指定された他の論理
チャネルを一時停止状態からアクティブへと遷移させて
転送を起動することを示す起動ビット53と、起動させ
る論理チャネルの番号を示す起動先論理チャネル番号5
4と、ノード間の通信制御に用いるプロトコルや装置固
有の制御情報を示す固有制御情報55を備える。
【0046】データ・セグメントは、データの長さ等の
データ情報やデータを格納しているアドレスを示すデー
タ・アドレス56を備える。
【0047】図1を参照すると、本実施の形態の通信制
御システムは、通信制御装置100内にノード間インタ
フェース回路10と、第1から第nまでの複数の論理チ
ャネル制御装置20と、スケジューラ/パケット生成部
30つ、パケット受信処理部40と、入力データバッフ
ァ50と、入力データDMA(Direct Memo
ry Access)エンジン60と、出力データバッ
ファ70と、出力データDMAエンジン80を備える。
【0048】ノード間インタフェース10は、通信相手
ノードとのインタフェースをとり、通信制御装置の物理
層に当たる部分である。
【0049】論理チャネル制御回路20は、ノード間で
論理チャネルが張られる際に接続され、ノード間での通
信手順、つまり誤り制御、フロー制御などノード間で使
用する通信プロトコルの手順に従って行う。図では第1
から第nまでのn個の論理チャネル制御回路20を備え
るが、その個数はハードウェア量の許す限り何個でも構
わないし、複数の論理チャネルを制御する機能を有する
場合には1個でも構わない。
【0050】入力バッファ50は、図2に示されるデス
クリプタを各使用論理チャネル番号51毎にそのデスク
リプタの各情報52〜56を記録する。つまり、図2に
示されるデスクリプタ・フォーマットは、入力バッファ
50の1エントリ分の構成を示している。
【0051】スケジューラ/パケット生成部30は、基
本的に入力バッファ50にデスクリプタが入力された順
番にスケジューリングし、入力バッファ50に格納され
た制御セグメント情報、及び、データ・セグメント56
のデータ・アドレスを基に入力データDMAエンジン6
0を起動してメモリから転送されるデータ本体からパケ
ットを生成し、最終的に使用論理チャネル番号51が示
す論理チャネル回路20にパケットを割り振る機能を果
たす。
【0052】また、制御セグメントに停止ビット52が
セットされている場合は一時停止状態にして、パケット
の生成及び該当する論理チャネル制御回路20へは割り
振らない。
【0053】パケット受信処理部40は、相手ノードか
らのデータ・パケット受信、伝達確認通知パケット、或
いはエラー通知パケットを受信し、伝達確認通知パケッ
トにより正常にデータ転送が行われた場合は、上位の管
理層へパケット処理完了通知を行うと共に、入力バッフ
ァ50の該当する論理チャネルのデスクリプタ制御セグ
メントを調べ、起動ビット53がセットされていれば、
起動論理チャネル番号54が示す論理チャネルの停止ビ
ット52をリセットして、一時停止状態を解除してアク
ティブ状態にする。なお、エラー通知パケット受信の場
合は上位の管理層へ割り込みなどを介してエラー通知を
行う。
【0054】相手ノードから伝送されるデータは、論理
チャネル制御回路20の出力を多重して出力データバッ
ファ70へ格納し、出力DMAエンジン80を介してメ
モリへ格納される。またこの時、パケット受信処理部4
0を介して上位の管理層へデータ・パケット受信通知を
行い、データの到着を通知する。
【0055】図3は、本発明の第1の実施の形態の(パ
ッシブ方式の)通信制御の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【0056】図3を参照すると、本実施の形態であるパ
ッシブ方式の通信制御の処理は、まず入力データバッフ
ァ50に対しデスクリプタが格納され(ステップ30
1)、スケジューラ/パケット生成部30は格納された
デスクリプタの情報を解析する(ステップ302)。
【0057】ここで、デスクリプタに停止ビット52が
記録されている(停止ビット52がONである)場合
は、このデスクリプタが示すパケットの転送を一時停止
の状態にし(ステップ303)、一時停止の解除を待機
し(ステップ304)一時停止が解除された後に転送を
実行する(ステップ305、306)。
【0058】また、デスクリプタに停止ビット52が記
録されていない(停止ビット52がOFFである)場合
は、直ちに転送を開始する(ステップ303、30
6)。
【0059】この転送に成功した場合において、デスク
リプタに起動ビット53が記録されている(起動ビット
53がONである)場合は、これはこの転送の完了後に
転送を開始する現在一時停止中の他の論理チャネルの存
在を示すものであり、起動先論理チャネル番号54はそ
の論理チャネルを示すものである。よって、この場合に
は、起動先論理チャネル番号54に示される論理チャネ
ルの一時停止の状態を解除しその転送を開始させ(ステ
ップ308、309)、この論理チャンネルにおける転
送処理を終了する。
【0060】また、この転送に成功した場合において、
デスクリプタに起動ビット53が記録されていない(起
動ビット53がOFFである)場合は、そのままこの論
理チャンネルにおける転送処理を完了する。
【0061】また、ステップ307のデータの転送に失
敗した場合には、エラー処理を実行し、この場合は起動
ビット53が記録されていても、他の論理チャネルの一
時停止の解除は行わない。
【0062】次に、本実施の形態の処理を具体的な場合
の例を元に説明する。
【0063】図4は、本発明の第1の実施の形態の通信
制御システムによる逐次処理を説明するためのフローチ
ャートであり、第1パケットを転送した後、正常完了を
確認してから第2パケットを転送する最も単純な逐次処
理の例である。
【0064】図4を参照すると、本実施の形態のパッシ
ブ方式によれば、第1パケットを論理チャネル番号
“1”で転送後(ステップ401)、結果を待たずに次
いで第2パケットを論理チャネル番号“2”で転送を行
うことが可能であり(ステップ402)、最終的な結果
のみ待ち合わせ(ステップ403)、正常終了となる。
【0065】以上により従来に比して転送確認のための
オーバーヘッドを削減することが可能となる。この例で
は最も単純な例として示したが、逐次処理を増やす程に
より大きな効果が得られる。
【0066】図4の例におけるパッシブ方式による逐次
処理を、より詳細に説明する。
【0067】この説明において、第1パケットは、論理
チャネル第1制御回路の制御により論理チャネル番号
“1”の論理チャネルにより転送を行い、対応するデス
クリプタをデスクリプタAとする。同様に、第2パケッ
トは、論理チャネル第2制御回路の制御により第2論理
チャネル番号“2”の論理チャネルにより転送を行い、
対応するデスクリプタをデスクリプタBとする。
【0068】まず、第1パケットは、正常転送完了後に
第2パケットを起動するため、図2に示されるデスクリ
プタの起動ビット53をセットし、起動先論理チャネル
番号54を第2パケットが使用する“2”をセットし
て、第1パケットのデスクリプタAを通信制御装置に渡
す。
【0069】第2パケットは、第1パケットの転送完了
まで一時停止するため、図2に示されるデスクリプタの
停止ビット52をセットして、デスクリプタBを通信制
御装置に渡す。
【0070】これらのデスクリプタA、Bは、入力バッ
ファ50に格納する。
【0071】次に、スケジューラ/パケット生成部30
は、基本的に入力バッファ50にデスクリプタが格納さ
れた順にスケジューリングするため、まずデスクリプタ
Aを基にパケットを生成し、該当する論理チャネル第1
制御回路20にパケットを振り分ける。
【0072】デスクリプタBは、制御セグメントの停止
ビット52がセットされているため、一旦停止としてパ
ケットの生成と論理チャネル制御回路への振り分けは行
わない。
【0073】その後、相手ノードより第1パケットに対
する伝達確認パケットが通知されると、ノード間インタ
フェース10、論理チャネル第1制御回路20を介して
パケット受信処理部40へ通知される。
【0074】パケット受信処理部40は、入力バッファ
の第1制御回路20に対応する論理チャネル番号“1”
のデスクリプタの制御セグメントを調べることにより、
起動ビット53のセットを確認し、次いで起動先論理チ
ャネル番号54の論理チャネル番号“2”のデータを認
識する。
【0075】さらに、パケット受信処理部40は、論理
チャネル番号“2”のデスクリプタの制御セグメントの
停止ビット52をリセットする。これにより、論理チャ
ネル番号“2”を使用して第2パケットを転送するため
のデスクリプタBの一時停止状態が解除され、スケジュ
ーラ/パケット生成部30によりパケットの生成が行わ
れ、論理チャネル第2制御回路へパケットが振り分けら
れ、転送先ノードへ第2パケットが転送される。 な
お、先行する第1パケットの転送において、相手先ノー
ドよりエラー通知パケットが転送された場合はパケット
受信処理部40により、上位の管理層へエラー通知が割
り込みなどによってなされる。
【0076】以上のように、本実施の形態の通信制御シ
ステムによれば、上位の管理層の介在無しに、データリ
ンク層により論理チャネル相互の転送の順序等の管理を
行うことができ、パケットの逐次転送等の処理を無駄な
処理が無く高速に実行することができる。
【0077】かつ、この本実施の形態の通信制御システ
ムは、上述の効果を実現するために、データリンク層に
対し上位の管理層の処理を無理に負担させることはな
く、データリンク層に適する転送完了の監視やデスクリ
プタのデータの参照や更新等の処理により実現すること
ができる。
【0078】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0079】本発明の第2の実施の形態の通信制御シス
テムは、一時停止をして後に転送する側の論理チャネル
のデスクリプタに、転送完了をこの一時停止の解除の条
件とする先行して転送を開始する側の論理チャネルの番
号を記録することで、データリンク層がこの情報に基づ
きデータ転送の逐次処理を実行する方式である。
【0080】以下、この方式をアクティブ方式と呼ぶ。
【0081】図5は、本発明の第2の実施の形態による
通信制御システムの構造を示すブロック図であり、図6
は、本発明の第2の実施の形態のデスクリプタのフォー
マットを示す図である。
【0082】図6を参照すると、本実施の形態のデスク
リプタも第1の実施の形態と同様に、データ転送の制御
情報を記述する制御セグメントと、転送するデータに関
する情報を記述するデータ・セグメントを備える。
【0083】第1の実施の形態との違いは、起動ビット
53、起動先論理チャネル番号54を備える必要がな
く、かつ先行して転送する正常終了の監視先である論理
チャネルの番号である監視論理チャネル番号58を備え
ることであり、かつ、本実施の形態においては、デスク
リプタを識別するための論理チャネル内でユニークな値
である識別値57、同様に他論理チャネルのデスクリプ
タを特定するための監視識別値59を備える。
【0084】これは、先行して転送する側と待機する側
の相互の関係を示すデータを待機する側のデスクリプタ
に備えるため、監視論理チャネル番号58を用いてこれ
を記録することとし、かつ先行して転送する側からは待
機する側に対する第1の実施の形態の処理等を行わない
ため起動ビット53と起動先論理チャネル番号54を備
える必要がないのである。
【0085】また識別値57と監視識別値59は、先行
して転送する側のデスクリプタに識別値57を記録し、
待機する側のデスクリプタに監視識別値59を記録し、
先行して転送する側の転送完了時にそれぞれの識別値5
7と監視識別値59のデータの比較を行い、等しい場合
に限り待機する側の一時停止を解除するものである。こ
れにより、先行して転送する側と待機する側の対応をよ
り正確に判定することができる。
【0086】図5の、本実施の形態であるアクティブ方
式による通信制御装置100aの構成例は図1のパッシ
ブ方式と変わらず、パケット受信処理部40aの機能
と、入力バッファ50aのデスクリプタの格納内容が図
6の上述の説明のように変化するのみである。以下、第
1実施の形態のパッシブ方式と機能が変わらない事項に
関しては説明を省略する。
【0087】入力バッファ50aは、図6に示されるデ
スクリプタを各使用論理チャネル番号51毎にそのデス
クリプタの各情報52〜59を記録する。つまり、図6
に示されるデスクリプタ・フォーマットは、入力バッフ
ァ50aの1エントリ分の構成を示している。
【0088】スケジューラ/パケット生成部30は、基
本的に入力バッファ50aにデスクリプタが入力された
順番にスケジューリングし、入力バッファ50aに格納
された制御セグメント情報、及び、データ・セグメント
のデータ・アドレス56を基に入力データDMAエンジ
ン60を起動してメモリから転送されるデータ本体から
パケットを生成し、最終的に使用論理チャネル番号51
が示す論理チャネル回路20にパケットを割り振る機能
を果たす。
【0089】また、制御セグメントに停止ビット52が
セットされている場合は、一時停止状態にして、パケッ
トの生成及び該当する論理チャネル制御回路20へは割
り振らない。
【0090】パケット受信処理部40aは、相手ノード
からのデータ・パケット受信、伝達確認通知パケット、
或いはエラー通知パケットを受信し、伝達確認通知パケ
ットにより正常にデータ転送が行われた場合は、上位の
管理層へパケット処理完了通知を行うと共に、入力バッ
ファ50aに格納された全てのデスクリプタに対し監視
論理チャネル番号58と監視識別値59をサーチし、完
了したパケットのデスクリプタの使用論理チャネル番号
51と識別値57と一致するデスクリプタを調べる。一
致デスクリプタが有る場合は、該当するデスクリプタの
制御セグメントの停止ビット52をリセットして、一時
停止状態を解除してアクティブ状態にする。
【0091】図7は、本発明の第2の実施の形態の(ア
クティブ方式の)通信制御の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0092】図7を参照すると、本実施の形態であるア
クティブ方式の通信制御の処理は、まず入力データバッ
ファ50に対しデスクリプタが格納され(ステップ70
1)、スケジューラ/パケット生成部30は格納された
デスクリプタの情報を解析する(ステップ702)。
【0093】ここで、デスクリプタに停止ビット52が
記録されている場合は(ステップ703)、このデスク
リプタが示すパケットの転送を一時停止の状態にし、監
視論理チャネル番号58に指定された論理チャネルの転
送の完了を監視する(ステップ704)。そして監視先
の論理チャネルの転送が完了し(ステップ705)、か
つ監視先の論理チャネルのデスクリプタの識別値57と
待機中の論理チャネルのデスクリプタの監視識別値59
が等しい場合に(ステップ706)、一時停止を解除し
て転送を実行する(ステップ707)。ここで、監視先
の論理チャネルの転送が完了した場合であっても、識別
値57と監視識別値59が等しくない場合には、再びス
テップ704に戻り同じ論理チャネルの転送の完了を監
視する。
【0094】また、デスクリプタに停止ビット52が記
録されていない場合は、直ちに転送を開始する(ステッ
プ703、707)。
【0095】そして、ステップ707のデータの転送に
成功した場合には、この論理チャンネルにおける転送処
理が完了し、転送に失敗した場合にはエラー処理を実行
する。
【0096】次に、本実施の形態の処理を具体的な場合
の例を元に説明する。
【0097】図8は、本発明の第2の実施の形態の通信
制御システムによる同期処理を説明するためのフローチ
ャートであり、第1パケットを転送した後、正常完了を
確認してから第2パケットと第3パケットを同時に転送
する最も単純な同期処理の例である。第2パケットと第
3パケットは可能な限り同時に転送する必要があるとす
る。
【0098】図8を参照すると、本実施の形態のアクテ
ィブ方式によれば、第1パケットを論理チャネル番号
“1”で転送後(ステップ801)、結果を待たずに次
いで第2パケットを論理チャネル番号“2”で転送し
(ステップ802)、さらに第3パケットを論理チャネ
ル番号“3”で転送を行う(ステップ803)ことが可
能であり、最終的な結果のみ待ち合わせて(ステップ8
04)正常終了となる。
【0099】以上により従来に比して転送確認のための
オーバーヘッドを削減することが可能となる他、第2パ
ケットと第3パケットはデータリンク層内で高速に起動
されるため同期性が高まる。
【0100】図8の例におけるアクティブ方式の同期処
理を、より詳細に説明する。
【0101】この説明において、第1パケットは、論理
チャネル第1制御回路の制御により論理チャネル番号
“1”の論理チャネルにより転送を行い、対応するデス
クリプタをデスクリプタAとする。同様に、第2パケッ
トは、論理チャネル第2制御回路の制御により論理チャ
ネル番号“2”の論理チャネルにより転送を行い、対応
するデスクリプタをデスクリプタBとし、第3パケット
は、論理チャネル第3制御回路の制御により論理チャネ
ル番号“2”の論理チャネルにより転送を行い、対応す
るデスクリプタをデスクリプタBとする。
【0102】まず、アクティブ方式では第1パケット
は、監視される側であるためデスクリプタへの特別な設
定は必要なく、デスクリプタの制御セグメントに使用論
理チャネル番号“1”と任意の識別値57に例えば
“5”を設定して通信制御装置に渡す。
【0103】第2、第3パケットは、一時停止状態にし
第1パケットの正常転送完了を監視して転送を起動する
のであるから、双方のデスクリプタとも制御セグメント
に停止ビット52をセットし、監視論理チャネル番号5
8を第1パケットの使用論理チャネル番号である“1”
をセットし、監視識別値59は第1パケットのデスクリ
プタ識別値に合わせて“5”を設定して通信制御装置に
渡す。
【0104】スケジューラ/パケット生成部30は、基
本的に入力バッファ50にデスクリプタが格納された順
にスケジューリングするため、まずデスクリプタAを基
にパケットを生成し、該当する論理チャネル第1制御回
路20にパケットを振り分ける。
【0105】第2パケットは、制御セグメントの停止ビ
ット52がセットされているため、一旦停止としてパケ
ットの生成と論理チャネル制御回路への振り分けは行わ
ない。第3パケットも同様に一時停止として扱われる。
【0106】その後、相手ノードより第1パケットに対
する伝達確認パケットが通知されると、ノード間インタ
フェース10、論理チャネル第1制御回路20を介して
パケット受信処理部40へ通知される。
【0107】パケット受信処理部40は、入力バッファ
50に格納された全てのデスクリプタに対し監視論理チ
ャネル番号58と監視識別値59を検索し、完了したパ
ケットのデスクリプタの論理チャネル番号“1”と識別
値“5”と一致するデスクリプタを調べる。この場合、
第2パケットと第3パケットのデスクリプタがこれに該
当するため、双方のデスクリプタの制御セグメントの停
止ビット52をリセットする。
【0108】これにより、ほとんど同時に、論理チャネ
ル番号“2”、“3”を使用して第2、第3パケットを
転送するためのデスクリプタの一時停止状態が解除さ
れ、スケジューラ/パケット生成部30によりパケット
の生成が行われ、それぞれ論理チャネル第2制御回路、
論理チャネル第3制御回路へパケットが振り分けられ、
転送先ノードへ第2、第3パケットの転送が同時に行わ
れる。
【0109】なお、相手先ノードよりエラー通知パケッ
トが転送された場合はパケット受信処理部40により、
上位の管理層へエラー通知が割り込みなどによってなさ
れる。
【0110】以上のように、本実施の形態の通信制御シ
ステムによれば、第1の実施の形態と同様の効果に加え
て、パケットの同期転送等の処理を正確に高速にかつ容
易に実行できる。
【0111】更に、先行して転送する側と待機する側の
論理チャネルの対応を厳密に正確にチェックすること
が、識別値57を照合する方式を用いることにより可能
となる。
【0112】また、その他の実施の形態として、上記第
1の実施の形態のパッシブ方式と、第2の実施の形態の
アクティブ方式の構成を自由に組み合わせることができ
る。
【0113】つまり、上述のデータリンク層による通信
制御は、デスクリプタ内に、先行して転送する側と待機
する側の論理チャネルの対応を示すデータである起動先
論理チャネル番号54と、監視論理チャネル番号58の
少なくとも一方を備えることが必要であるが、ここで、
起動先論理チャネル番号54、監視論理チャネル番号5
8、識別値57の3つの情報を用いるそれぞれの処理は
互いに独立であり、様々な組み合わせの形態が可能であ
る。
【0114】また、起動先論理チャネル番号54を用い
る形態においては、起動ビット53を備えることを省略
することも可能である。つまり、起動先論理チャネル番
号54に値の設定が“ある・ない”の情報は、起動ビッ
ト53の“ON・OFF”の情報に対応するからであ
る。
【0115】同様に、監視論理チャネル番号58を用い
る形態においては、停止ビット52を備えることを省略
することも可能である。つまり、監視論理チャネル番号
58に値の設定が“ある・ない”の情報は、停止ビット
52の“ON・OFF”の情報に対応するからである。
【0116】しかしまた、停止ビット52や起動ビット
53は、備えるために必要なリソースは少なく、上述の
起動先論理チャネル番号54や監視論理チャネル番号5
8を参照する方式よりも容易に処理ができるため備える
利点はあり、また上述の起動先論理チャネル番号54や
監視論理チャネル番号58を参照する方式と組み合わせ
て慎重に判断する形態も可能である。
【0117】また、第2の実施の形態のアクティブ方式
の同期処理においては、1つの先行して転送する側の論
理チャネルに対し、複数の待機中の側の論理チャネルの
監視論理チャネル番号58を対応させているが、第1の
実施の形態のパッシブ方式においても、同一の待機中の
側の論理チャネルに対し、複数の先行して転送する側の
論理チャネルの起動先論理チャネル番号54の対応を許
す形態も可能である。
【0118】この場合には、同一の待機中の論理チャネ
ルに対応する先行して転送する側の論理チャネルの転送
は、その内の1つの転送が完了した場合に一時停止を解
除する方式や、対応する全ての転送が完了した場合に一
時停止を解除する方式等を用いることが考えられる。
【0119】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通信制御シ
ステムによれば、以下のような効果が達成される。
【0121】第1に、通信処理の際の上位管理層の介在
によるオーバーヘッドを減らすことが可能である。
【0122】その理由は、通常上位管理層で行われる、
転送の伝達確認とそれに付随する後続のパケット転送の
起動処理を、データリンク層内で行うためである。
【0123】第二の効果は、複数の論理チャネル間での
同期転送処理の際、上位管理層の転送起動によるタイム
ラグ、オーバーヘッドを減らすことが可能である。
【0124】その理由は、通常上位管理層で行われる、
あるパケットの正常完了をきっかけとする複数パケット
の同期的転送処理を、あらかじめ複数のパケットをデー
タリンク層内で保留し、正常完了の確認と同期的複数パ
ケットの起動転送処理をデータリンク層内で実現してい
ることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による通信制御シ
ステムの構造を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のデスクリプタの
フォーマットを示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の通信制御の処理
を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の通信制御システ
ムによる逐次処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】 本発明の第2の実施の形態による通信制御シ
ステムの構造を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態のデスクリプタの
フォーマットを示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の通信制御の処理
を説明するためのフローチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施の形態の通信制御システ
ムによる同期処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】 従来の通信制御システムによる逐次処理を説
明するためのフローチャートである。
【図10】 従来の通信制御システムによる同期処理を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100、100a 通信制御装置 10 ノード間インタフェース装置 20 論理チャネル制御装置 30 スケジューラ/パケット生成部 40、40a パケット受信処理部 50、50a 入力データバッファ 60 入力データDMAエンジン 70 出力データバッファ 80 出力データDMAエンジン 51 使用論理チャネル番号 52 停止ビット 53 起動ビット 54 起動先論理チャネル番号 55 通信制御装置/通信プロトコル固有制御情報 56 データ情報/データ・アドレス 57 識別値 58 監視論理チャネル番号 59 監視識別値

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムにおい
    て、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録する手段を備え、 前記データリンク層は、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行する手段を備えることを特徴
    とする通信制御システム。
  2. 【請求項2】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムにおい
    て、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録する手段を備え、 前記データリンク層は、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタに、 当該論理チャネルは直ちに転送を実行するのではなく、
    指定された他の論理チャネルの転送の完了を、当該論理
    チャネルの転送開始条件とすることを示す停止ビットを
    備え、 前記データリンク層は、 前記停止ビットが前記デスクリプタに記録された前記論
    理チャネルに対して、転送処理を一時停止の状態にし、
    前記転送開始条件の成立を待機する手段をさらに備える
    ことを特徴とする通信制御システム。
  3. 【請求項3】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムにおい
    て、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録する手段を備え、 前記データリンク層は、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタに、 当該論理チャネルの転送の完了を、指定された他の論理
    チャネルの転送開始条件に設定していることを示す起動
    ビットを備え、 前記データリンク層は、 前記起動ビットが前記デスクリプタに記録された前記論
    理チャネルに対して、転送の完了を監視し、転送の完了
    により前記指定された他の論理チャネルの前記転送開始
    条件の成立を判定する手段をさらに備えることを特徴と
    する通信制御システム。
  4. 【請求項4】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムにおい
    て、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録する手段を備え、 前記データリンク層は、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタに、 当該論理チャネルの転送の完了を、転送開始条件に設定
    している指定された他の論理チャネルを特定する起動先
    論理チャネル番号を備え、 前記データリンク層は、 前記起動先論理チャネル番号が前記デスクリプタに記録
    された前記論理チャネルに対して、転送の完了を監視
    し、前記論理チャネルの転送の完了により前記起動先論
    理チャネル番号が示す論理チャネルの前記転送開始条件
    の成立を判定する手段をさらに備えることを特徴とする
    通信制御システム。
  5. 【請求項5】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムにおい
    て、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録する手段を備え、 前記データリンク層は、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタに、 当該論理チャネルの転送開始条件に設定している指定さ
    れた他の論理チャネルの転送の完了を監視するために、
    監視先である前記指定された他の論理チャネルを特定す
    る監視論理チャネル番号を備え、 前記データリンク層は、 前記監視論理チャネル番号が前記デスクリプタに記録さ
    れた前記論理チャネルに対して、転送を一時停止の状態
    にし、前記監視論理チャネル番号が示す論理チャネルの
    転送の完了を監視し転送の完了により当該論理チャネル
    の前記転送開始条件の成立を判定する手段をさらに備え
    ることを特徴とする通信制御システム。
  6. 【請求項6】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムにおい
    て、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録する手段を備え、 前記データリンク層は、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行する手段を備え 前記デスクリプタに、 数値データである識別値と監視識別値を備え、 前記データリンク層は、 前記転送開始条件の判定時に、前記転送開始条件の成立
    を待機する側の論理チャネルである待機論理チャネルの
    前記デスクリプタの前記監視識別値の値と、前記待機論
    理チャネルの先に転送されその転送完了が前記待機論理
    チャネルの前記転送開始条件である側の論理チャネルで
    ある先行論理チャネルの前記識別値の値とを比較し、前
    記監視識別値の値と前記識別値の値が等しい場合に限り
    前記転送開始条件の成立を判定する手段をさらに備える
    ことを特徴とする通信制御システム。
  7. 【請求項7】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムの制御方
    法において、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録し、 前記データリンク層が、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行することを特徴とする通信制
    御システムの制御方法。
  8. 【請求項8】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムの制御方
    法において、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録し、 前記データリンク層が、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスクリプタに、当該論理チャネルは直ち
    に転送を実行するのではなく、指定された他の論理チャ
    ネルの転送の完了を、当該論理チャネルの転送開始条件
    とすることを示す停止ビットを記録し、 前記データリンク層が、 前記停止ビットが前記デスクリプタに記録された前記論
    理チャネルに対して、転送処理を一時停止の状態にし、
    前記転送開始条件の成立を待機することを特徴とする通
    信制御システムの制御方法。
  9. 【請求項9】 論理チャネルにおけるデータ転送を実行
    するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネルに
    よるパケット転送を制御する通信制御システムの制御方
    法において、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録し、 前記データリンク層が、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスクリプタに、当該論理チャネルの転送
    の完了を、指定された他の論理チャネルの転送開始条件
    に設定していることを示す起動ビットを記録し、 前記データリンク層が、 前記起動ビットが前記デスクリプタに記録された前記論
    理チャネルに対して、転送の完了を監視し、転送の完了
    により前記指定された他の論理チャネルの前記転送開始
    条件の成立を判定することを特徴とする通信制御システ
    ムの制御方法。
  10. 【請求項10】 論理チャネルにおけるデータ転送を実
    行するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネル
    によるパケット転送を制御する通信制御システムの制御
    方法において、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録し、 前記データリンク層が、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスクリプタに、当該論理チャネルの転送
    の完了を、転送開始条件に設定している指定された他の
    論理チャネルを特定する起動先論理チャネル番号を記録
    し、 前記データリンク層が、 前記起動先論理チャネル番号が前記デスクリプタに記録
    された前記論理チャネルに対して、転送の完了を監視
    し、前記論理チャネルの転送の完了により前記起動先論
    理チャネル番号が示す論理チャネルの前記転送開始条件
    の成立を判定することを特徴とする通信制御システムの
    制御方法。
  11. 【請求項11】 論理チャネルにおけるデータ転送を実
    行するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネル
    によるパケット転送を制御する通信制御システムの制御
    方法において、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録し、 前記データリンク層が、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスクリプタに、当該論理チャネルの転送
    開始条件に設定している指定された他の論理チャネルの
    転送の完了を監視するために、監視先である前記指定さ
    れた他の論理チャネルを特定する監視論理チャネル番号
    を記録し、 前記データリンク層が、 前記監視論理チャネル番号が前記デスクリプタに記録さ
    れた前記論理チャネルに対して、転送を一時停止の状態
    にし、前記監視論理チャネル番号が示す論理チャネルの
    転送の完了を監視し転送の完了により当該論理チャネル
    の前記転送開始条件の成立を判定することを特徴とする
    通信制御システムの制御方法。
  12. 【請求項12】 論理チャネルにおけるデータ転送を実
    行するデータリンク層を備え、複数の前記論理チャネル
    によるパケット転送を制御する通信制御システムの制御
    方法において、 各論理チャネルの転送に関する情報を記録するデスクリ
    プタに対し、複数の前記論理チャネル相互間の転送順序
    を制御する情報を含めて記録し、 前記データリンク層が、 前記各論理チャネルの転送を、前記デスクリプタが指定
    する前記複数の前記論理チャネル相互間の転送順序を制
    御する情報に基づいて実行し さらに 前記デスクリプタに、数値データである識別値
    と監視識別値を記録し、 前記データリンク層が、 前記転送開始条件の判定時に、前記転送開始条件の成立
    を待機する側の論理チャネルである待機論理チャネルの
    前記デスクリプタの前記監視識別値の値と、前記待機論
    理チャネルの先に転送されその転送完了が前記待機論理
    チャネルの前記転送開始条件である側の論理チャネルで
    ある先行論理チャネルの前記識別値の値とを比較し、前
    記監視識別値の値と前記識別値の値が等しい場合に限り
    前記転送開始条件の成立を判定することを特徴とする通
    信制御システムの制御方法。
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