JP2000324144A - データ通信システム及びタイムスロット割当方法並びにタイムスロット割当制御プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

データ通信システム及びタイムスロット割当方法並びにタイムスロット割当制御プログラムを格納した記憶媒体

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JP2000324144A
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    • G06F15/173Interprocessor communication using an interconnection network, e.g. matrix, shuffle, pyramid, star, snowflake
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    • G06F15/17381Two dimensional, e.g. mesh, torus

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末局におけるバッファの監視や、基地局か
らのポーリングを必要とせず、適切かつ効率的なタイム
スロットの割当てを行うデータ通信システムを提供す
る。 【解決手段】 端末局10が、データバッファ11と、
データバッファ11にデータが蓄積された場合に、基地
局20に対して、蓄積されているデータが全て送信され
るまで定期的にタイムスロットの割当てを要求する端末
局側有限状態マシン12とを備え、基地局20が、端末
局10からタイムスロットの割当て要求を受付けた場合
に、空きタイムスロットがあれば当該端末局10に割当
て、空きタイムスロットがなければすでにタイムスロッ
トを割当てられている他の端末局10からタイムスロッ
トを開放させてタイムスロットの割当て要求を行った端
末局10に割当てる基地局側有限状態マシン22を備
え、端末局10が、基地局側有限状態マシン22により
割当てられたタイムスロットを用いてデータを送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1台の基地局と複
数台の端末局との間でデータ通信を行うデータ通信シス
テムに関し、特に端末局から基地局への時分割通信にお
けるタイムスロットの割当てを効率的に行うデータ通信
システム及びタイムスロット割当方法並びにタイムスロ
ット割当制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1台の基地局と複数台の端末局と
の間でデータ通信を行うデータ通信システムにおいて、
基地局と端末局との間でデータ通信を行う場合に、ポー
リングによりタイムスロットの割当てを行って通信する
ことが行われている。この種の従来のデータ通信技術と
しては、例えば、特開平10−242981号公報に開
示された技術がある。
【0003】図14に、同公報に開示されたデータ通信
システムの概略構成を示す。図14を参照すると、端末
局110と基地局120とが、端末局110から基地局
120へ(上り方向)データを転送するアップリンク側
伝送路130及び基地局120から端末局110へ(下
り方向)データを転送するダウンリンク側伝送路140
を介して接続されている。なお、便宜上、図14には端
末局110を1台のみ記載してあるが、実際には複数台
の端末局110がアップリンク側伝送路130及びダウ
ンリンク側伝送路140を介して接続されている。
【0004】端末局110は、ポーリング待ち情報を保
持するポーリング待ちバッファ111と、ポーリング待
ちバッファ111のバッファ長を検出して、当該バッフ
ァ長と所定の閾値とを比較し、比較結果に応じてポーリ
ング要求を生成するポーリング要求生成部112と、ポ
ーリング待ちバッファ111の出力とポーリング要求生
成部112の出力とを多重化してアップリンク側伝送路
130に送出し、基地局120へ転送する多重化部11
3とを備える。
【0005】基地局120は、伝送路130を介して転
送された端末局110からのポーリング要求を識別する
ポーリング要求識別部121と、最低保障のポーリング
を生成する最低保障ポーリング生成部122と、最低保
障ポーリング生成部122の出力とポーリング要求識別
部121の出力とを受けて、最低保障ポーリングの空き
領域にポーリング待ち情報量に応じてタイムスロット割
当てを行なう共有帯域制御部123とを備える。共有帯
域制御部123の出力は、ダウンリンク側伝送路140
を介して各端末局110に転送されてポーリングが行わ
れる。
【0006】以上のように構成された従来のデータ通信
システムによれば、まず、端末局110において、ポー
リング待ちバッファ111の情報待ち状態に応じてポー
リング要求を生成し、生成されたポーリング要求を、伝
送路130を介して基地局120に通知する。そして、
基地局120において、端末局110から送られたポー
リング要求を解析し、当該ポーリング要求に応じて、最
低保障ポーリング生成部122で生成されたポーリング
の空き領域にポーリングパターンを入れ込む。当該ポー
リングパターンは、伝送路140を介して各端末局11
0に通知される。したがって、端末局110で生成され
たポーリング要求に応じてポーリングパターンが決定さ
れるため、システム全体として、各端末局110に対す
るタイムスロットの割当てを効率よく行なうことができ
る。
【0007】また、ポーリング要求生成部112は、ポ
ーリング待ちバッファ111において待ち合わせを行な
っている情報の量と所定の閾値とを比較し、当該待ち情
報の情報量が当該閾値よりも大きいかまたは小さいかを
示す情報を基地局120に通知する。そして、基地局1
20は、当該情報に基づいて、ポーリングパターンを変
化させることができる。したがって、基地局120は、
端末局110からのポーリング要求に応じてダイナミッ
クにポーリングパターンを変化させることができ、シス
テム全体として、各端末局110に対するタイムスロッ
トの割当てを一層効率良く行なうことができる。
【0008】さらにまた、前記ポーリング要求生成部1
12は、ポーリング待ちバッファ111において待ち合
わせを行なっている情報の量と複数の閾値とを比較し、
当該待ち情報の情報量がどの閾値を超えた状態にあるか
を示す情報を基地局120に通知する。そして、基地局
120は、当該情報に基づいて、ポーリングパターンを
変化させることができる。したがって、基地局120
は、待ち情報の情報量に応じて適切にポーリングパター
ンを設定することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のデータ通信システムは、端末局においてポーリング待
ちバッファの状態を監視することが必要であるため、端
末局の処理が重くなるという欠点があった。
【0010】また、端末局が送信すべきデータを全く持
たない場合でも、最低保証ポーリングとこれに対する応
答が行われるため、タイムスロットが無駄に消費される
という欠点があった。
【0011】また、端末局から基地局へポーリング要求
と共に通知される情報が、ポーリング待ちバッファにお
いて待ち合わせを行っている情報の情報量だけであるた
め、バースト的なデータトラフィックに対応できないと
いう欠点があった。
【0012】また、ポーリング待ちバッファに存在する
情報の情報量と当該情報量を転送するために必要なタイ
ムスロットとの関係を先験的に知る方法がないため、ポ
ーリング待ちバッファに存在する情報の情報量をもとに
タイムスロットの割当てを決めても、当該割当てが最適
とは限らないという欠点があった。
【0013】さらにまた、定期的に基地局からポーリン
グを行って得られたポーリング情報の解析を行うため、
基地局の処理が重くなるという欠点があった。
【0014】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
決し、端末局におけるバッファの監視や、基地局からの
ポーリングを必要とせず、適切かつ効率的なタイムスロ
ットの割当てを行うデータ通信システムを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、1台の基地局と複数台の端末局とを備え、該端
末局から該基地局へのデータ通信を時分割通信により行
うデータ通信システムにおいて、前記端末局が、送信す
べきデータを格納するデータバッファと、前記データバ
ッファにデータが蓄積された場合に、前記基地局に対し
て、蓄積されているデータが全て送信されるまで定期的
にタイムスロットの割当てを要求するタイムスロット割
当て要求手段とを備え、前記基地局が、前記端末局から
タイムスロットの割当て要求を受付けた場合に、空きタ
イムスロットがあれば前記端末局に割当て、空きタイム
スロットがなければすでにタイムスロットを割当てられ
ている他の前記端末局から該割当てられているタイムス
ロットを開放させて前記タイムスロットの割当て要求を
行った端末局に割当てるタイムスロット割当て手段を備
え、前記端末局の前記データバッファが、前記基地局の
前記タイムスロット割当て手段により割当てられたタイ
ムスロットを用いてデータを送信することを特徴とす
る。
【0016】請求項2の本発明のデータ通信システム
は、前記基地局の前記タイムスロット割当て手段が、前
記端末局の前記タイムスロット割当て要求手段からの継
続的なタイムスロットの割当ての要求に対して、予め定
められた一定個数ずつ追加してタイムスロットの割当て
を行うことを特徴とする。
【0017】請求項3の本発明のデータ通信システム
は、前記基地局の前記タイムスロット割当て手段が、前
記端末局の前記タイムスロット割当て要求手段からの継
続的なタイムスロットの割当ての要求に対して割当てる
タイムスロットの個数を、要求の回数に応じて段階的に
増加させることを特徴とする。
【0018】請求項4の本発明のデータ通信システム
は、前記基地局の前記タイムスロット割当て手段が、前
記端末局の前記タイムスロット割当て要求手段からの継
続的なタイムスロットの割当ての要求に対して、各要求
ごとに、前記基地局が保持しているタイムスロットより
も多い数のタイムスロットを保持している前記端末局の
うちで最も多い数のタイムスロットを保持している前記
端末局から必要な数のタイムスロットを開放させること
を特徴とする。
【0019】上記の目的を達成する他の本発明は、1台
の基地局と複数台の端末局とを備え、該端末局から該基
地局へのデータ通信を時分割通信により行うデータ通信
システムにおける該端末局に対するタイムスロット割当
方法において、前記端末局が、前記データバッファにデ
ータが蓄積された場合に、前記基地局に対して、蓄積さ
れているデータが全て送信されるまで定期的にタイムス
ロットの割当てを要求し、前記基地局が、前記端末局か
らタイムスロットの割当て要求を受付けた場合に、空き
タイムスロットがあれば前記端末局に割当て、空きタイ
ムスロットがなければすでにタイムスロットを割当てら
れている他の前記端末局から該割当てられているタイム
スロットを開放させて前記タイムスロットの割当て要求
を行った端末局に割当てることを特徴とする。
【0020】請求項6の本発明のタイムスロット割当方
法は、前記基地局が、前記端末局からの継続的なタイム
スロットの割当ての要求に対して、予め定められた一定
個数ずつ追加してタイムスロットの割当てを行うことを
特徴とする。
【0021】請求項7の本発明のタイムスロット割当方
法は、前記基地局が、前記端末局からの継続的なタイム
スロットの割当ての要求に対して割当てるタイムスロッ
トの個数を、要求の回数に応じて段階的に増加させるこ
とを特徴とする。
【0022】請求項8の本発明のタイムスロット割当方
法は、前記基地局が、前記端末局からの継続的なタイム
スロットの割当ての要求に対して、各要求ごとに、前記
基地局が保持しているタイムスロットよりも多い数のタ
イムスロットを保持している前記端末局のうちで最も多
い数のタイムスロットを保持している前記端末局から必
要な数のタイムスロットを開放させることを特徴とす
る。
【0023】上記の目的を達成するさらに他の本発明
は、1台の基地局と複数台の端末局とを備え、該端末局
から該基地局へのデータ通信を時分割通信により行うデ
ータ通信システムを制御して、該端末局に対するタイム
スロットの割当を行うタイムスロット割当制御プログラ
ムを格納した記憶媒体において、前記端末局を制御する
ことにより、前記データバッファにデータが蓄積された
場合に、前記基地局に対して、蓄積されているデータが
全て送信されるまで定期的にタイムスロットの割当てを
要求し、前記基地局を制御することにより、前記端末局
からタイムスロットの割当て要求を受付けた場合に、空
きタイムスロットがあれば前記端末局に割当て、空きタ
イムスロットがなければすでにタイムスロットを割当て
られている他の前記端末局から該割当てられているタイ
ムスロットを開放させて前記タイムスロットの割当て要
求を行った端末局に割当てることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態によるデータ通信システムの構成を示す概略図、図2
は、図1のデータ通信システムにおける基地局及び端末
局の構成及び接続関係を示すブロック図である。図1に
示すように、本実施形態のデータ通信システムは、複数
台(n台)の端末局10と1台の基地局20とが、端末
局10から基地局20へ(上り方向)データを転送する
アップリンク側伝送路30及び基地局20から端末局1
0へ(下り方向)データを転送するダウンリンク側伝送
路40を介して接続されている。本実施形態では、下り
方向においては、基地局20から全ての端末局10への
同報通信が行われ、上り方向においては、時分割通信が
行われる。また、基地局20を介さない端末局10どう
しの通信は行われないものとする。
【0025】図2を参照すると、端末局10は、送信し
ようとするデータを格納するデータバッファ11と、デ
ータ送信を行うためのタイムスロット割当要求を生成す
る端末局側有限状態マシン12と、データバッファ11
から出力されるデータと端末局側有限状態マシン12か
ら主力されるタイムスロット割当要求とをアップリンク
側伝送路30を介して基地局20へ送信する多重化部1
3とを備える。
【0026】基地局20は、端末局10から送られたタ
イムスロット割当要求を受け付ける制御メッセージ識別
部21と、制御メッセージ識別部21にて受信したタイ
ムスロット割当要求に応じて当該端末局10に対するタ
イムスロットの割当てを実行する基地局側有限状態マシ
ン22とを備える。基地局側有限状態マシン22は、空
いているタイムスロットがあれば、当該タイムスロット
割当要求を行った端末局10に対して当該空きスロット
を割当て、割当てが行われたことをダウンリンク側伝送
路40を介して当該端末局10に送信する。
【0027】端末局10及び基地局20の各構成要素
は、アップリンク側伝送路30及びダウンリンク側伝送
路40からなるネットワークにて接続された種々のコン
ピュータシステムのプログラム制御されたCPUと内部
メモリとで実現される。CPUを制御するコンピュータ
プログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモ
リ、その他の一般的な記憶媒体に格納して提供され、内
部メモリにロードされて、各構成要素の機能を実行す
る。なお、図1及び図2には、本実施形態における特徴
的な構成のみを記載し、他の一般的な構成については記
載を省略してある。
【0028】図3に、端末局10から基地局20へデー
タを転送する際に使用するタイムスロットの構成を示
す。図3を参照すると、第1スロット(P)は、ポーリ
ングスロットであり、主として、基地局20と端末局1
0との間の同期を取るため、及び互いの正常動作を確認
するために用いられる。第3スロット(C)は、コンテ
ンションスロットであり、データ送信に用いられる第5
スロット以降のスロットの予約を行うために用いられ
る。第2及び第4スロット(G)は、ガードスロットで
あり、Pスロット及びCスロットに送出されるべき信号
が遅れを生じても他のスロットの通信に影響を与えない
ために用いられる。これら4つのスロットは、データの
転送には使用されない。第5スロットから第36スロッ
トまでの32個のスロット(N1〜N32)は、実際に
データを送出するために用いられるスロットである。前
記のように、Cスロットを用いて当該スロットの予約が
行われる。
【0029】次に、本実施形態の動作について説明す
る。なお、以下の説明において、本実施形態が使用する
各メッセージは、DAVIC(Digital Aud
io−Visual Council)によって規定さ
れたDAVIC 1.3 Specification
Part 8 Lower Layer Proto
cols and Physical Interfa
ces (Technical Specificat
ion) Revision 6.3の7.11章に記
載されているプロトコルに基づいて作成される。
【0030】まず、端末局10が、基地局20に対して
Pスロットを使用してエントリ動作を行い、周波数とタ
イムスロットを基地局20に同期させて、通信が可能な
状態となる。このエントリ動作に関しては、上記の文献
に詳述されており、また本発明とは直接関係しないの
で、その詳細な説明は省略する。
【0031】端末局10に送信すべきデータが生じる
と、当該端末局10は、Cスロットを使用してrese
rvation_requestメッセージを基地局2
0に送出する。上記文献によれば、このメッセージ中
に、端末局10が必要とするタイムスロット数を指定す
るnum_time_slotsというフィールドと、
端末局10のデータファイル11に蓄積されているデー
タの大きさを指定するmin_VBR_packet_
sizeというフィールドとを設定して、タイムスロッ
トの要求を行うこととされている。しかし、本実施形態
においては、これらのフィールドには一定の値(固定
値)が設定される。そして、当該メッセージを受信した
基地局20は、これらのフィールドの値を無視する。
【0032】次に、端末局10と基地局20のそれぞれ
の動作について説明する。図4は、本実施形態における
端末局10の端末局側有限状態マシン12の状態遷移を
示す図、図5は、端末局10の動作を示すフローチャー
ト、図6は、本実施形態における基地局20の基地局側
有限状態マシン22の状態遷移を示す図、図7は、基地
局20の動作を示すフローチャートである。なお、以下
に説明する基地局20の動作は、1つの端末局10のみ
に関する動作である。実際には、基地局20は、複数の
端末局10に対して、それぞれ同様の動作を行う。
【0033】図4において、状態0は、端末局10がタ
イムスロットを持っていない状態である。送信すべきデ
ータが発生しない限り、端末局10は状態0に留まる。
状態1は、端末局10が、基地局20に対してタイムス
ロット割当要求を送信し、基地局20によるタイムスロ
ット割当てを待っている状態である。状態2は、端末局
10によるデータの送出が可能な状態であり、基地局2
0により割当てられたタイムスロットを使用してデータ
を送出する。
【0034】図5のフローチャートを参照して端末局1
0の動作を説明する。まず、状態0の端末局10におい
て、送信すべきデータが発生し、データバッファ11に
格納されると、端末局側有限状態マシン12が、タイム
スロット割当要求を生成する(ステップ501、50
2)。そして、多重化部13が、アップリンク側伝送路
30を介して基地局20にタイムスロット割当要求を送
信し、端末局10は、状態1に移行する(ステップ50
3)。
【0035】状態1の端末局10に対して、一定時間
(t1)の間に基地局20からタイムスロット割当てが
あった場合、当該端末局10は、状態2に移行する(ス
テップ504、505)。時間t1の間に基地局20に
よるタイムスロット割当てがなかった場合、当該端末局
10は、状態0に戻り、再度タイムスロット割当要求を
行う(ステップ504、505)。
【0036】状態2の端末局10において、後述するよ
うに、基地局20からすべてのタイムスロットが取り上
げられた場合は、状態0に移行する(ステップ50
6)。また、時間t1ごとに送信すべきデータがデータ
バッファ11に残っているかどうかをチェックし、デー
タが残っていれば、端末局10は状態2に留まり、デー
タがなくなるまで繰り返しタイムスロット割当要求を行
う(ステップ507、508)。送信すべきデータがな
くなった場合、端末局10は状態0に戻る(ステップ5
07)。
【0037】図6において、状態0は、端末局10から
タイムスロット割当要求がなされていない状態である。
状態1は、端末局10からタイムスロット割当要求を受
け付け、かつ当該端末局10に対するタイムスロットの
割当てを行っていない状態である。状態2は、タイムス
ロットに空きができるのを待っている状態である。状態
3は、タイムスロット割当要求を行った端末局10に対
して、タイムスロットを割当てた状態である。状態4
は、タイムスロットの割当てを行った後、さらに追加の
タイムスロット割当要求がなされた状態である。状態5
は、必要なタイムスロットの開放を行った状態である。
【0038】図7のフローチャートを参照して基地局2
0の動作を説明する。なお、本動作例では、端末局10
からのタイムスロット割当要求に対して、基地局側有限
状態マシン22は、予め定められた一定個数(n個)ず
つタイムスロットの割当てを行うものとする。まず、状
態0の基地局20において、制御メッセージ識別部21
が所定の端末局10から送信されたタイムスロット割当
要求を受け付けると、当該タイムスロット割当要求を基
地局側有限状態マシン22に送り、状態1に移行する
(ステップ701)。
【0039】状態1の基地局20において、タイムスロ
ットにn個の空きがある場合、当該タイムスロット割当
要求を送出した端末局10に、当該空きタイムスロット
n個を割当て、状態3に移行する(ステップ702、7
03)。タイムスロットに空きがない場合は、当該タイ
ムスロット割当要求を送出した端末局10以外の端末局
10(以下、他の端末局10と称す)のうち、最も多く
のタイムスロットを保持している他の端末局10の端末
局側有限状態マシン12に対してタイムスロット開放要
求を行い、状態2に移行する(ステップ702、70
4)。
【0040】状態2の基地局20において、時間t1よ
りも長い一定時間(t2)の間に当該タイムスロット割
当要求を送出した端末局10から改めてタイムスロット
割当要求があった場合は、状態1に移行する(ステップ
705、706)。時間t2の間に当該タイムスロット
割当要求を送出した端末局10からタイムスロット割当
要求がなかった場合は、状態0に移行する(ステップ7
05、706)。
【0041】状態3の基地局20において、他の端末局
10の有限状態マシン12からスロット開放の許可を受
け付けた場合、n個のスロットを開放して状態5に移行
する(ステップ707、708)。また、他の端末局1
0の有限状態マシン12からスロット開放の許可が到着
しておらず、かつ時間t2の間に当該タイムスロット割
当要求を送出した端末局10からさらにタイムスロット
割当要求を受け付けた場合、状態4に移行する(ステッ
プ707、709、710)。また、他の端末局10の
有限状態マシン12からスロット開放の許可が到着して
おらず、かつ時間t2の間に当該タイムスロット割当要
求を送出した端末局10から新たなタイムスロット割当
要求がなかった場合、該端末局10に対するタイムスロ
ットの割当てをすべて解除し、状態0に移行する(ステ
ップ707、709〜711)。
【0042】状態4の基地局20において、n個の空き
タイムスロットがあれば、当該タイムスロット割当要求
を送出した端末局10に対して、タイムスロットの割当
てを行う。そして、n個のタイムスロット割当てが行わ
れたかどうかに関らず、状態3に戻る(ステップ71
2)。
【0043】状態5の基地局20において、n個の空き
タイムスロットを開放した後、さらに当該端末局10に
割当てられたタイムスロットが残っている場合は、状態
3に戻る(ステップ713)。当該端末局10に割当て
られたタイムスロットが全て開放され、残っていない場
合は、状態0に戻る(ステップ713)。
【0044】以上のように、本実施形態によれば、端末
局10に送信すべきデータが存在する場合は、定期的に
何度でも繰り返し、基地局20に対してタイムスロット
割当要求を出し、基地局20から割当てられたタイムス
ロットを使用して当該データを送信するため、端末局1
0において、データバッファ11に蓄積されて待ち合わ
せを行っている情報の量を測定する必要がない。
【0045】また、端末局10に対して最初に少数(n
個)のタイムスロットを割当て、当該端末局10からタ
イムスロット割当要求が継続的に出されると、これに応
じてn個ずつタイムスロットの割当てを追加するため、
必要に応じて柔軟にタイムスロットの割当てを行うこと
ができる。
【0046】図8は、本実施形態におけるタイムスロッ
ト割当ての実行例を示すタイムチャートである。図8を
参照すると、端末局10から、最初のタイムスロット割
当要求がなされた後、時間t1ごとにタイムスロット割
当要求が4回繰り返される。そして、1回目のタイムス
ロット割当要求から3回目のタイムスロット割当要求ま
では、これに対応して、基地局20からn個ずつタイム
スロットの割当てが行われている。しかし、4回目のタ
イムスロット割当要求の後、5回目のタイムスロット割
当要求が行われるまでに、タイムスロットの割当ては行
われていない。また、端末局10からは、5回目のタイ
ムスロット割当要求がなされた後、時間t2が経過する
まで次のタイムスロット割当要求はなされない。したが
って、時間t2が経過した時点で、基地局20は、当該
端末局10に割当てられているタイムスロットを開放し
ている。
【0047】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。本実施形態のデータ通信システムは、図1及び図
2に示した第1の実施形態におけるデータ通信システム
と同様に構成される。ただし、基地局20の基地局側有
限状態マシン22によるタイムスロットの割当て方法が
第1の実施形態の場合と異なる。本実施形態のタイムス
ロットの割当て方法においては、所定の端末局10に対
する何回目のタイムスロットの割当てかを示す変数mが
導入されている。
【0048】本実施形態において、端末局10の動作
は、第1の実施形態における端末局10の動作と同様で
ある。図9は、本実施形態における基地局20の基地局
側有限状態マシン22の状態遷移を示す図、図10は、
基地局20の動作を示すフローチャートである。なお、
以下に説明する基地局20の動作は、1つの端末局10
のみに関する動作である。実際には、基地局20は、複
数の端末局10に対して、それぞれ同様の動作を行う。
【0049】図9において、状態0は、端末局10から
タイムスロット割当要求がなされていない状態である。
この状態において、変数mの値を「0」とする。状態1
は、端末局10からタイムスロット割当要求を受け付
け、かつ当該端末局10に対するタイムスロットの割当
てを行っていない状態である。状態2は、タイムスロッ
トに空きができるのを待っている状態である。状態3
は、タイムスロット割当要求を行った端末局10に対し
て、タイムスロットを割当てた状態である。状態4は、
タイムスロットの割当てを行った後、さらに追加のタイ
ムスロット割当要求がなされた状態である。状態5は、
必要なタイムスロットの開放を行った状態である。
【0050】図10のフローチャートを参照して基地局
20の動作を説明する。まず、状態0の基地局20にお
いて、制御メッセージ識別部21が所定の端末局10か
ら送信されたタイムスロット割当要求を受け付けると、
当該タイムスロット割当要求を基地局側有限状態マシン
22に送り、状態1に移行する(ステップ1001)。
【0051】状態1の基地局20において、タイムスロ
ットにn個の空きがある場合、基地局側有限状態マシン
22は、当該タイムスロット割当要求を送出した端末局
10に、当該空きタイムスロットn個を割当て、変数m
の値を「1」として、状態3に移行する(ステップ10
02、1003)。タイムスロットに空きがない場合
は、当該タイムスロット割当要求を送出した端末局10
以外の端末局10(以下、他の端末局10と称す)のう
ち、最も多くのタイムスロットを保持している他の端末
局10の端末局側有限状態マシン12に対してタイムス
ロット開放要求を行い、状態2に移行する(ステップ1
002、1004)。
【0052】状態2の基地局20において、時間t1よ
りも長い一定時間(t2)の間に当該タイムスロット割
当要求を送出した端末局10から改めてタイムスロット
割当要求があった場合は、状態1に移行する(ステップ
1005、1006)。時間t2の間に当該タイムスロ
ット割当要求を送出した端末局10からタイムスロット
割当要求がなかった場合は、状態0に移行する(ステッ
プ1005、1006)。
【0053】状態3の基地局20において、他の端末局
10の有限状態マシン12からスロット開放の許可を受
け付けた場合、変数mの値を「m−1」とし、2×n
個のスロットを開放して状態5に移行する(ステップ1
007、1008)。また、他の端末局10の有限状態
マシン12からスロット開放の許可が到着しておらず、
かつ時間t2の間に当該タイムスロット割当要求を送出
した端末局10からさらにタイムスロット割当要求を受
け付けた場合、状態4に移行する(ステップ1007、
1009、1010)。また、他の端末局10の有限状
態マシン12からスロット開放の許可が到着しておら
ず、かつ時間t2の間に当該タイムスロット割当要求を
送出した端末局10から新たなタイムスロット割当要求
がなかった場合、該端末局10に対するタイムスロット
の割当てをすべて解除し、状態0に移行する(ステップ
1007、1009〜1011)。
【0054】状態4の基地局20において、2×n個
の空きタイムスロットがあれば、当該タイムスロット割
当要求を送出した端末局10に対して、当該2×n個
のタイムスロットの割当てを行い、変数mの値を「m+
1」とする。そして、2×n個のタイムスロット割当
てが行われたかどうかに関らず、状態3に戻る(ステッ
プ1012)。
【0055】状態5の基地局20において、2×n個
の空きタイムスロットを開放した後、さらに当該端末局
10に割当てられたタイムスロットが残っている場合
は、状態3に戻る(ステップ1013)。当該端末局1
0に割当てられたタイムスロットが全て開放され、残っ
ていない場合は、状態0に戻る(ステップ1013)。
【0056】以上のように、本実施形態によれば、最初
のタイムスロット割当要求に対してn個のタイムスロッ
トを割当て、その後に継続して行われたm回目(最初の
割当要求を除く)のタイムスロット割当要求に対して2
×n個のタイムスロットを割当てるため、少ない要求
回数で大量のタイムスロットの割当てが可能である。な
お、本実施形態においては、継続的に行われたm回目の
タイムスロット割当要求に対して、2×n個のタイム
スロットを割当てる代りに、m×n個のタイムスロット
を割当てるなど、トラフィック特性に応じて種々の割当
方法を採用することができる。
【0057】図11は、本実施形態におけるタイムスロ
ット割当ての実行例を示すタイムチャートである。図1
1を参照すると、端末局10から、最初のタイムスロッ
ト割当要求がなされた後、時間t1ごとにタイムスロッ
ト割当要求が4回繰り返される。そして、1回目のタイ
ムスロット割当要求から3回目のタイムスロット割当要
求までは、これに対応して、基地局20からタイムスロ
ットの割当てが行われている。図示のように、1回目の
タイムスロット割当要求に対するタイムスロットの割当
てではn(=2×n)個のタイムスロットを割当て、
2回めのタイムスロット割当要求に対するタイムスロッ
トの割当てでは2n(=2×n)個のタイムスロット
を割当て、3回目のタイムスロット割当要求に対するタ
イムスロットの割当てでは4n(=2×n)個のタイ
ムスロットを割当てている。しかし、4回目のタイムス
ロット割当要求の後、5回目のタイムスロット割当要求
が行われるまでに、タイムスロットの割当ては行われて
いない。また、端末局10からは、5回目のタイムスロ
ット割当要求がなされた後、時間t2が経過するまで次
のタイムスロット割当要求はなされない。したがって、
時間t2が経過した時点で、基地局20は、当該端末局
10に割当てられているタイムスロットを開放してい
る。
【0058】次に、本発明のさらに他の実施形態につい
て説明する。本実施形態のデータ通信システムは、図1
及び図2に示した第1の実施形態におけるデータ通信シ
ステムと同様に構成される。ただし、基地局20の基地
局側有限状態マシン22によるタイムスロットの割当て
方法が第1の実施形態及び第2の実施形態の場合と異な
る。本実施形態のタイムスロットの割当て方法において
は、所定の端末局10から複数回のタイムスロット割当
要求がなされた場合に、各タイムスロット割当要求ごと
に必要に応じて、他の端末局10に割当てられているタ
イムスロットを開放する。また、本実施形態には、第2
の実施形態において導入された変数mを導入する。
【0059】本実施形態において、端末局10の動作
は、第1の実施形態における端末局10の動作と同様で
ある。図12は、本実施形態における基地局20の基地
局側有限状態マシン22の状態遷移を示す図、図13
は、基地局20の動作を示すフローチャートである。な
お、以下に説明する基地局20の動作は、1つの端末局
10のみに関する動作である。実際には、基地局20
は、複数の端末局10に対して、それぞれ同様の動作を
行う。
【0060】図12において、状態0は、端末局10か
らタイムスロット割当要求がなされていない状態であ
る。この状態において、変数mの値を「0」とする。状
態1は、端末局10からタイムスロット割当要求を受け
付け、かつ当該端末局10に対するタイムスロットの割
当てを行っていない状態である。状態2は、タイムスロ
ット割当要求を行った端末局10に対して、タイムスロ
ットを割当てた、またはタイムスロットに空きができる
のを待っている状態である。状態3は、必要なタイムス
ロットの開放を行った状態である。
【0061】図13のフローチャートを参照して基地局
20の動作を説明する。まず、状態0の基地局20にお
いて、制御メッセージ識別部21が所定の端末局10か
ら送信されたタイムスロット割当要求を受け付けると、
当該タイムスロット割当要求を基地局側有限状態マシン
22に送り、状態1に移行する(ステップ1301)。
【0062】状態1の基地局20において、タイムスロ
ットに2×n個の空きがある場合、基地局側有限状態
マシン22は、当該タイムスロット割当要求を送出した
端末局10に、当該空きタイムスロット2×n個を割
当て、変数mの値を「m+1」として、状態2に移行す
る(ステップ1302、1303)。タイムスロットに
空きがない場合は、当該タイムスロット割当要求を送出
した端末局10以外の端末局10(以下、他の端末局1
0と称す)であって、基地局20よりも多くのタイムス
ロットを保持している他の端末局10のうち、最も多く
のタイムスロットを保持している他の端末局10の端末
局側有限状態マシン12に対してタイムスロット開放要
求を行い、状態2に移行する(ステップ1302、13
04)。
【0063】状態2の基地局20において、変数mの値
が「0」でなく、かつ他の端末局10の有限状態マシン
12からスロット開放の許可を受け付けた場合、変数m
の値を「m−1」とし、2×n個のスロットを開放し
て、状態3に移行する(ステップ1305、130
6)。また、他の端末局10の有限状態マシン12から
スロット開放の許可が到着しておらず、かつ時間t1よ
りも長い一定時間(t2)の間に当該タイムスロット割
当要求を送出した端末局10からさらにタイムスロット
割当要求を受け付けた場合、状態1に移行する(ステッ
プ1305、1307、1308)。また、他の端末局
10の有限状態マシン12からスロット開放の許可が到
着しておらず、かつ時間t2の間に当該タイムスロット
割当要求を送出した端末局10から新たなタイムスロッ
ト割当要求がなかった場合、該端末局10に対するタイ
ムスロットの割当てをすべて解除し、状態0に移行する
(ステップ1305、1307〜1309)。
【0064】状態3の基地局20において、2×n個
の空きタイムスロットを開放した後、さらに当該端末局
10に割当てられたタイムスロットが残っている場合
は、状態3に戻る(ステップ1310)。当該端末局1
0に割当てられたタイムスロットが全て開放され、残っ
ていない場合は、状態0に戻る(ステップ1310)。
【0065】以上のように、本実施形態によれば、最初
のタイムスロット割当要求に対してだけではなく、それ
以降に追加して行われるタイムスロット割当要求に対し
ても、基地局20よりも多くタイムスロットを保持して
いる端末局10に対してタイムスロット開放要求を行う
ため、タイムスロット割当て要求を行っている各端末局
10におけるタイムスロットの分配が平均化される。
【0066】以上、好ましい実施の形態をあげて本発明
を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定
されるものではない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ通
信システム及びタイムスロット割当方法並びにタイムス
ロット割当制御プログラムを格納した記憶媒体によれ
ば、端末局10において、データバッファ11に蓄積さ
れて待ち合わせを行っている情報の量を測定する必要が
ないため、データ転送処理を簡単化し、高速なデータ転
送を実現できるという効果がある。
【0068】また、端末局10に対して最初に少数(n
個)のタイムスロットを割当て、当該端末局10からタ
イムスロット割当要求が継続的に出されると、これに応
じてタイムスロットの割当てを追加するため、必要に応
じて柔軟にタイムスロットの割当てを行うことができる
という効果がある。
【0069】また、連続するm回目のタイムスロット割
当要求に対して2×n個のタイムスロットを割当てる
ことにより、少ない要求回数で大量のタイムスロットの
割当てが可能となるため、バースト的なトラフィックに
対して有効である。
【0070】また、この場合、連続するm回目のタイム
スロット割当要求に対して、2×n個のタイムスロッ
トを割当てる代りに、m×n個のタイムスロットを割当
てるなど、トラフィック特性に応じて種々の割当方法を
採用することが可能であるため、柔軟なタイムスロット
の割当てを行うことができる。
【0071】さらに、最初のタイムスロット割当要求に
対してだけではなく、それ以降に追加して行われるタイ
ムスロット割当要求に対しても、基地局20よりも多く
タイムスロットを保持している端末局10に対してタイ
ムスロット開放要求を行うことにより、タイムスロット
割当て要求を行っている各端末局10におけるタイムス
ロットの分配が平均化されるため、効率の良いデータ通
信を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるデータ通信システ
ムの構成を示す概略図である。
【図2】 図1のデータ通信システムにおける基地局及
び端末局の構成及び接続関係を示すブロック図である。
【図3】 本実施形態で用いるタイムスロットの構成を
示す図である。
【図4】 本実施形態における端末局の端末局側有限状
態マシンの状態遷移を示す図である。
【図5】 本実施形態における端末局の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 本実施形態における基地局の基地局側有限状
態マシンの状態遷移を示す図である。
【図7】 本実施形態における基地局の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 本実施形態におけるタイムスロット割当ての
実行例を示すタイムチャートである。
【図9】 本発明の他の実施形態によるデータ通信シス
テムを構成する基地局の基地局側有限状態マシンの状態
遷移を示す図である。
【図10】 本実施形態における基地局の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】 本実施形態におけるタイムスロット割当て
の実行例を示すタイムチャートである。
【図12】 本発明のさらに他の実施形態によるデータ
通信システムを構成する基地局の基地局側有限状態マシ
ンの状態遷移を示す図である。
【図13】 本実施形態における基地局の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】 従来のデータ通信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 端末局 11 データバッファ 12 端末局側有限状態マシン 13 多重化部 20 基地局 21 制御メッセージ識別部 22 基地局側有限状態マシン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台の基地局と複数台の端末局とを備
    え、該端末局から該基地局へのデータ通信を時分割通信
    により行うデータ通信システムにおいて、 前記端末局が、 送信すべきデータを格納するデータバッファと、 前記データバッファにデータが蓄積された場合に、前記
    基地局に対して、蓄積されているデータが全て送信され
    るまで定期的にタイムスロットの割当てを要求するタイ
    ムスロット割当て要求手段とを備え、 前記基地局が、 前記端末局からタイムスロットの割当て要求を受付けた
    場合に、空きタイムスロットがあれば前記端末局に割当
    て、空きタイムスロットがなければすでにタイムスロッ
    トを割当てられている他の前記端末局から該割当てられ
    ているタイムスロットを開放させて前記タイムスロット
    の割当て要求を行った端末局に割当てるタイムスロット
    割当て手段を備え、 前記端末局の前記データバッファが、前記基地局の前記
    タイムスロット割当て手段により割当てられたタイムス
    ロットを用いてデータを送信することを特徴とするデー
    タ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局の前記タイムスロット割当て
    手段が、前記端末局の前記タイムスロット割当て要求手
    段からの継続的なタイムスロットの割当ての要求に対し
    て、予め定められた一定個数ずつ追加してタイムスロッ
    トの割当てを行うことを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記基地局の前記タイムスロット割当て
    手段が、前記端末局の前記タイムスロット割当て要求手
    段からの継続的なタイムスロットの割当ての要求に対し
    て割当てるタイムスロットの個数を、要求の回数に応じ
    て段階的に増加させることを特徴とする請求項1に記載
    のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局の前記タイムスロット割当て
    手段が、前記端末局の前記タイムスロット割当て要求手
    段からの継続的なタイムスロットの割当ての要求に対し
    て、各要求ごとに、前記基地局が保持しているタイムス
    ロットよりも多い数のタイムスロットを保持している前
    記端末局のうちで最も多い数のタイムスロットを保持し
    ている前記端末局から必要な数のタイムスロットを開放
    させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 1台の基地局と複数台の端末局とを備
    え、該端末局から該基地局へのデータ通信を時分割通信
    により行うデータ通信システムにおける該端末局に対す
    るタイムスロット割当方法において、 前記端末局が、前記データバッファにデータが蓄積され
    た場合に、前記基地局に対して、蓄積されているデータ
    が全て送信されるまで定期的にタイムスロットの割当て
    を要求し、 前記基地局が、前記端末局からタイムスロットの割当て
    要求を受付けた場合に、空きタイムスロットがあれば前
    記端末局に割当て、空きタイムスロットがなければすで
    にタイムスロットを割当てられている他の前記端末局か
    ら該割当てられているタイムスロットを開放させて前記
    タイムスロットの割当て要求を行った端末局に割当てる
    ことを特徴とするタイムスロット割当方法。
  6. 【請求項6】 前記基地局が、前記端末局からの継続的
    なタイムスロットの割当ての要求に対して、予め定めら
    れた一定個数ずつ追加してタイムスロットの割当てを行
    うことを特徴とする請求項5に記載のタイムスロット割
    当方法。
  7. 【請求項7】 前記基地局が、前記端末局からの継続的
    なタイムスロットの割当ての要求に対して割当てるタイ
    ムスロットの個数を、要求の回数に応じて段階的に増加
    させることを特徴とする請求項5に記載のタイムスロッ
    ト割当方法。
  8. 【請求項8】 前記基地局が、前記端末局からの継続的
    なタイムスロットの割当ての要求に対して、各要求ごと
    に、前記基地局が保持しているタイムスロットよりも多
    い数のタイムスロットを保持している前記端末局のうち
    で最も多い数のタイムスロットを保持している前記端末
    局から必要な数のタイムスロットを開放させることを特
    徴とする請求項5ないし請求項8のいずれかに記載のタ
    イムスロット割当方法。
  9. 【請求項9】 1台の基地局と複数台の端末局とを備
    え、該端末局から該基地局へのデータ通信を時分割通信
    により行うデータ通信システムを制御して、該端末局に
    対するタイムスロットの割当を行うタイムスロット割当
    制御プログラムを格納した記憶媒体において、 前記端末局を制御することにより、前記データバッファ
    にデータが蓄積された場合に、前記基地局に対して、蓄
    積されているデータが全て送信されるまで定期的にタイ
    ムスロットの割当てを要求し、 前記基地局を制御することにより、前記端末局からタイ
    ムスロットの割当て要求を受付けた場合に、空きタイム
    スロットがあれば前記端末局に割当て、空きタイムスロ
    ットがなければすでにタイムスロットを割当てられてい
    る他の前記端末局から該割当てられているタイムスロッ
    トを開放させて前記タイムスロットの割当て要求を行っ
    た端末局に割当てることを特徴とするタイムスロット割
    当制御プログラムを格納した記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記基地局を制御することにより、前
    記端末局からの継続的なタイムスロットの割当ての要求
    に対して、予め定められた一定個数ずつ追加してタイム
    スロットの割当てを行うことを特徴とする請求項9に記
    載のタイムスロット割当制御プログラムを格納した記憶
    媒体。
  11. 【請求項11】 前記基地局を制御することにより、前
    記端末局からの継続的なタイムスロットの割当ての要求
    に対して割当てるタイムスロットの個数を、要求の回数
    に応じて段階的に増加させることを特徴とする請求項9
    に記載のタイムスロット割当制御プログラムを格納した
    記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記基地局を制御することにより、前
    記端末局からの継続的なタイムスロットの割当ての要求
    に対して、各要求ごとに、前記基地局が保持しているタ
    イムスロットよりも多い数のタイムスロットを保持して
    いる前記端末局のうちで最も多い数のタイムスロットを
    保持している前記端末局から必要な数のタイムスロット
    を開放させることを特徴とする請求項9ないし請求項1
    1のいずれかに記載のタイムスロット割当制御プログラ
    ムを格納した記憶媒体。
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