JP3387332B2 - 演奏制御装置 - Google Patents

演奏制御装置

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JP3387332B2
JP3387332B2 JP25036896A JP25036896A JP3387332B2 JP 3387332 B2 JP3387332 B2 JP 3387332B2 JP 25036896 A JP25036896 A JP 25036896A JP 25036896 A JP25036896 A JP 25036896A JP 3387332 B2 JP3387332 B2 JP 3387332B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、身体の動作(身
振り)を検出し、この身振りによって打楽器系楽音の発
音/消音を制御する演奏制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】腕などの関節に曲げセンサを取り付け、
身体の動作(身振り)による曲げセンサの検出値(曲げ
角度)の変化に応じてノートオン信号を発生する演奏制
御装置が提案されている。従来のこの種の演奏制御装置
は消音指示機能を備えていないため、発生した楽音の消
音は、発音から3秒経過すると自動的に消音するなど、
タイマで制御されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
タイマで消音タイミングを制御する方式では、楽音の発
音時間が一律に決定されてしまい、シンバルのような長
い残響をもつ打楽器音は途中で消音してしまうという問
題点があった。また、消音を指示する身体の動作を定義
してその動作を曲げセンサで検出して消音制御をするこ
とも考えられるが、身体の動作で発音指示に連続して消
音指示を行うことは容易なことではなかった。 【0004】この発明は、演奏者が身体の動作で発音を
指示することができるとともに、この発音の動作に関連
して自然で分かりやすい身体の動作で消音を指示するこ
ができる演奏制御装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、打楽器系の
楽音を形成する音源手段に接続される演奏制御装置にお
いて、身体の動作を検出する検出手段であって、第1の
動作および該第1の動作とは逆の動作である第2の動作
を検出する検出手段と、前記音源手段が前記第1の動作
または第2の動作に対応する楽音を形成していないとき
に、前記検出手段が前記第1の動作または第2の動作を
検出したとき、前記楽音手段に対してこの第1の動作ま
たは第2の動作に対応する楽音の形成を指示し、 前記音
源手段が前記第1の動作に対応する楽音を形成している
ときに、前記検出手段が前記第2の動作を検出したと
き、前記楽音手段に対してこの楽音の消音を指示し、
記音源手段が前記第2の動作に対応する楽音を形成して
いるときに、前記検出手段が前記第1の動作を検出した
とき、前記楽音手段に対してこの楽音の消音を指示する
演奏制御手段と、を備えたことを特徴とする。 【0006】この発明の演奏制御装置では、身体を動か
して肩や肘などの関節を曲げ伸ばしすると検出手段がこ
れを検出する。この検出手段が所定の動作を検出したと
き、音源手段に対して打楽器音の発音を指示する。この
所定動作とは、たとえば「右腕の肘関節を45度以下に
曲げる」などの動作である。そして、この所定手段の逆
の動作を検出手段が検出したとき、音源手段に対して打
楽器音の消音を指示する。上記の所定動作と逆の動作と
しては、たとえば「右腕の肘関節を45度以上に伸ば
す」動作などがあり、逆の所定の動作としては、同じ部
位(腕など)を逆方向に所定角度だけ動かす動作、反対
の部位(右腕に対する左腕など)を同じ方向に同じだけ
動かす動作などがある。このように、発音のための所定
動作と逆の所定の動作で消音が指示できるようにしたこ
とにより、自然な分かりやすい動作で演奏を制御するこ
とができる。 【0007】なお、上記音源手段が形成する打楽器系の
楽音はドラムやシンバルなどの純粋の打楽器の楽音のほ
か、花火の音や大砲の音などの効果音的な減衰音を含む
ものである。 【0008】 【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるミブリ(登録商標)演奏装置を用いた電子楽器
について説明する。このミブリ操作型の電子楽器は、演
奏者の腕や足の動きを検出し、この動きに応じた種々の
打楽器系の楽音(打楽器音)を発音/消音できるもので
ある。図1は演奏者が行う演奏操作(身体の動作)の例
を示す図である。図2は、同演奏者が上半身に装着する
ウェア(上着)10を示す図である。図3は、同演奏者
が両手に持つハンドグリップユニット20を示す図であ
る。図4は、演奏者が足の裏(靴の裏)にセットするフ
ットセンサ40を示す図である。演奏者は図2のウェア
10を上半身に装着し、グリップユニット20R,20
Lを左右の手に持つとともに、靴の裏に図4のフットセ
ンサ40R,40Lを取り付けて、図1や図7に示すよ
うに左右の腕を上げ下げしたり、左右の肘を折り曲げた
り、左右の足を足踏みしたりする身体の動作で楽音の発
音/消音を制御する。 【0009】図2に示すように、ウェア10の内部に
は、左右の肩関節の曲げ角度を検出するショルダセンサ
11(11R,11L)、左右の肘関節の曲げ角度を検
出するエルボセンサ12(12R,12L)、および、
左右の手首関節の曲げ角度を検出するリストセンサ13
(13R,13L)が内蔵されており、これらがケーブ
ル14で接続されている。ケーブル14の両端にはプラ
グ端子15,16が接続されている。胴側のプラグ端子
15は図1に示すコントロールユニット30に接続さ
れ、袖側のプラグ端子16はグリップユニット20(2
0R,20L)に接続される。コントロールユニット3
0は、ショルダセンサ11,エルボセンサ12,リスト
センサ13の曲げ角度およびグリップユニット20のキ
ーオン,キーオフを検出し、これらの検出内容に応じ
て、各センサ,キーに割り当てられている打楽器音の発
音/消音を指示するノートオン信号,ノートオフ信号を
生成する。この信号は電波で音源装置60に対して伝達
される。 【0010】グリップユニット20は、図3に示すよう
に親指で操作するシーソーコントローラ21と人指し指
〜小指で操作する4個のローキー(掌に近い側に設けら
れた背の低いキー)および4個のハイキー(指先側に設
けられた背の高いキー)の合計8個のキーが設けられて
いる。ローキーをオンするとこのキーに対応する音色の
打楽器音が発音し、ハイキーをオンすると、前記ショル
ダセンサ11,エルボセンサ12,リストセンサ13に
割り当てられている音色を切り換えることができる。ま
た、フットセンサ40は、図4に示すように爪先および
踵にそれぞれ爪先衝撃センサ41,踵衝撃センサ42を
有しており、爪先ステップや踵ステップの強度を検出す
ることができる。このステップ強度信号は前記コントロ
ールユニット30に伝達される。コントロールユニット
30は、このステップ強度信号に基づいて左右の足にそ
れぞれ割り当てられている打楽器音のノートオン信号ま
たはノートオフ信号を生成する。ノートオン信号を生成
するときには、同時に該ステップ強度信号に応じたベロ
シティデータも生成する。 【0011】図5はコントロールユニット30のブロッ
ク図である。コントロールユニット30は、ショルダセ
ンサ11,エルボセンサ12,リストセンサ13の検出
値(曲げ角度)、爪先衝撃センサ41,踵衝撃センサ4
2の検出値(ステップ強度信号)、および、グリップユ
ニット20に含まれる各キー22のオン/オフを検出
し、これらの検出内容に基づいて打楽器音のノートオン
信号,ノートオフ信号を形成する。すなわち、ノートオ
ン信号およびノートオフ信号にはノートオン/オフする
打楽器音を指示するデータが含まれている。生成された
ノートオン信号,ノートオフ信号は送信部38を介して
音源装置60に送信される。音源装置60はコントロー
ルユニット30から受信したノートオン信号,ノートオ
フ信号に基づいて対応する打楽器音の発音/消音を制御
する。 【0012】コントロールユニット30全体の動作を制
御するCPU31には、ROM32,RAM33,タイ
マ34,検出回路35(35R,35L),表示器3
6,パネルスイッチ37および送信部38が接続されて
いる。検出回路35には、前記ショルダセンサ11,エ
ルボセンサ12,リストセンサ13,グリップユニット
20およびフットセンサ40が接続されている。検出回
路35は、前記ショルダセンサ11,エルボセンサ1
2,リストセンサ13の曲げ角度を電圧値として検出
し、これをディジタルデータに変換してCPU31に供
給する。また、グリップユニット20の各キースイッチ
のオン/オフおよびフットセンサ40のステップ強度信
号を検出してCPU31に供給する。CPU31は、前
記ショルダセンサ11,エルボセンサ12,リストセン
サ13の曲げ角度の変化に基づいて各センサによるトリ
ガを検出し、このトリガに応じてノートオン信号または
ノートオフ信号を生成する。演奏者が、ショルダセンサ
11,エルボセンサ12,リストセンサ13を用いてト
リガを発生させる場合には、後述のクロスモード動作,
ストップモード動作を行う。ROM32はCPU31が
実行する制御プログラムを記憶している。RAM33に
は、各センサに割り当てられた打楽器音の音色番号を記
憶する音色アサインテーブルが設定されているととも
に、図6に示す各センサのレジスタテーブルが設定され
ている。レジスタテーブルの内容は後述する。前記トリ
ガに応じてCPU31が生成したノートオン信号,ノー
トオフ信号は送信部38に入力される。送信部38はこ
れを高周波信号に乗せて音源装置60に送信する。 【0013】音源装置60は、音源部61,受信部62
およびアンプスピーカ63からなっている。前記送信部
38から送信されたノートオン信号,ノートオフ信号を
受信部62が受信する。音源部61は、ノートオン信
号,ノートオフ信号に含まれている音色指定データの音
色の打楽器音の楽音信号を形成/消音する。音源部61
が形成した楽音信号はアンプスピーカ63に入力され
る。アンプスピーカ63はこの信号を増幅して楽音とし
て出力する。 【0014】図7,図8を参照して、ミブリ演奏装置の
操作方法を説明する。演奏者は図7(A)〜(D)に示
すように、左右の腕や足を動す動作によってミブリ演奏
装置を操作する。具体的な動作としては、同図(A)に
示すように上腕を上下させて肩の関節を曲げ伸ばしし、
ショルダセンサ11の検出値(曲げ角度)を変化させる
動作、同図(B)に示すように、前腕を上下させること
によって肘の関節を曲げ伸ばしし、エルボセンサ12の
検出値を変化させる動作、同図(C)に示すように手を
前後に曲げることによって手首の関節を曲げ伸ばしし、
リストセンサ13の検出値を変化させる動作、および、
足の爪先または踵で床を踏む動作(同図(D)参照)、
前記グリップユニット20のキーをオン/オフする動作
などがある。グリップユニット20のキー(ローキー)
をオンすると、このキーに割り当てられている打楽器音
のノートオン信号が生成され、このキーをオフすると対
応する打楽器音のノートオフ信号が生成される。また、
足で床を踏む(ステップする)と、その足に割り当てら
れている打楽器音のノートオン信号およびそのステップ
強度に応じたベロシティデータが生成される。 【0015】また、ショルダセンサ11,エルボセンサ
12,リストセンサ13の検出値に応じたノートオン信
号,ノートオフ信号の生成方式については、図8を参照
しながら説明する。ここで、図8はエルボセンサ12を
用いたトリガ発生動作のみを説明する図である。トリガ
発生動作は、ストップモード動作およびクロスモード動
作があり、このミブリ演奏装置はストップモード動作の
みを受け付けるストップ発音モード,クロスモード動作
のみを受け付けるクロス発音モードおよびストップモー
ド動作,クロスモード動作の両方を受け付けるオール発
音モードの3種類のモードを設定することができる。同
図(A)はストップモード動作を示している。ストップ
モード動作は、前腕を一定以上のスピード(速度しきい
値)で動作させたのち停止(ストップ)させる動作であ
り、このとき、エルボセンサ12の検出値は一定速度以
上で変化したのち変化しなくなる。ストップ発音モード
およびオール発音モードではこのような変化を検出した
ときトリガを発生する。なお、振る方向は上向き,下向
きのどちらでもよい。同図(B)はクロスモード動作を
示している。クロスモード動作は、前腕(肘関節)の曲
げ角度を上側クロスポイント以上する動作、および、曲
げ角度を下側クロスポイント以下に伸ばす動作である。
曲げ角度が上側クロスポイントを越えたときエルボセン
サ12の検出値は上側しきい値を越え、曲げ角度が下側
クロスポイントを越えたときエルボセンサ12の検出値
は下側しきい値を越える(下回る)。クロス発音モード
およびオール発音モードでこの範囲の検出値が入力され
たときトリガを発生する。 【0016】上記トリガが発生したとき、このセンサ
(同図の場合には、右エルボセンサ12R)に割り当て
られている楽音が発音していない場合、CPU31はこ
れに基づいてノートオン信号を生成する。一方、トリガ
が発生したときこのセンサに割り当てられている楽音が
発音中の場合、先に発音を指示したトリガ発生の動作と
今回のトリガ発生の動作とが逆の動作であったときには
CPU31はノートオフ信号を生成し、それ以外のもの
であったときはこのトリガを無視する。なお、トリガ発
生時に先のトリガによる楽音が発音中の場合に、これを
リトリガして楽音を発生させなおすこともできる。 【0017】なお、上記速度しきい値,上側しきい値お
よび下側しきい値は、各センサ毎にユーザが設定するこ
とができ、設定された値は図6に示すレジスタに記憶さ
れる。右エルボセンサ12Rの場合、UTRE,LTR
E,SREとして記憶される。また、図6にレジスタ群
には、センサの検出値を時系列に記憶する検出値バッフ
ァsre(i)、センサの検出値が上側しきい値を越え
たことを示す上クロスフラグfucre、センサの検出
値が下側しきい値を越えた(下回った)ことを示す下ク
ロスフラグflcre、センサの検出値の変化(速度
値)が上向きに速度しきい値を越えていることを示す上
向き動作フラグfusre、センサの検出値の変化(速
度値)が下向きに速度しきい値を越えていることを示す
下向き動作フラグflsre、このセンサ(右エルボセ
ンサ12R)に割り当てられている楽音が発音(ノート
オン)しているとき、このノートオンがどのトリガによ
るものかを記憶する上クロス発音フラグfpucre、
下クロス発音フラグfplcre、上ストップ発音フラ
グfpusre、下ストップ発音フラグfplsreが
設定されている。 【0018】なお、図6〜図8においては、右肘の動作
および右エルボセンサ12Rの検出値について説明した
が、右ショルダセンサ11R〜左リストセンサ13Lの
全てのセンサについても同様の動作でトリガを発生する
ことができ、これによって各センサに割り当てられてい
る打楽器音を発音/消音することができる。また、フッ
トセンサについても同様であり、フットセンサはステッ
プの強さに応じたベロシティデータも生成することがで
きる。 【0019】図9〜図12は同ミブリ演奏装置のコント
ロールユニット30の動作を示すフローチャートであ
る。このフローチャートは右エルボセンサの検出動作の
みを示している。また、この動作モードはオールモード
である。 【0020】最初に右エルボセンサ12Rの検出値sを
読み取り(s1)、これを検出値バッファsre(i)
に書き込む(s2)。そして、まず上クロスモード動作
を判定する。センサ検出値sが上側しきい値UTREを
越えているかを判断する(s3)。越えている場合に
は、s4以下の発音・消音動作に進み、越えていない場
合には下クロスモード動作の判定動作(s13以下)に
進む。 【0021】s4では以前から上側しきい値UTREを
越えていたか、すなわち、上クロスフラグfucreが
既にセットしているかを判断する。fucreがセット
している場合には以前から上側しきい値UTREを越え
ており、既に発音・消音動作が行われているため、この
ままs12に進む。s12ではiに1を加算してリター
ンする。 【0022】一方、s4でfucreがセットしていな
い場合には、今回の動作が上側しきい値UTREを越え
て初めての動作であるため、まず上クロスフラグfuc
reをセットし(s5)、現在右エルボREに割り当て
られた楽音が発音中であるか否かを判断する(s6)。
発音中でなければこの動作で発音を開始するためREノ
ートオン信号を生成して送信部38に出力し(s7)、
上クロス発音フラグfpucreをセットしたのち(s
8)s12に進む。 【0023】また、右エルボREに割り当てられた楽音
が発音中であれば(s6)、この発音が下側クロスモー
ドによる発音であるか、すなわち、下クロス発音フラグ
fplcreがセットしているかを判断する(s9)。
下クロス発音フラグfplcreがセットしていれば、
下側クロスモードによる発音であるため、その逆の動作
である今回の上側クロスモードの動作に応じて消音動作
(s10,s11)を実行する。消音動作は、REノー
トオフ信号を出力し(s10)、fplcreをリセッ
トする(s11)動作である。こののちs12に進む。
現在の発音が他の動作(たとえばストップモード動作)
によるものであれば、今回の上側クロスモード動作は逆
の動作ではないため消音動作をせずにそのままs12に
進む。 【0024】図10の動作では、下クロスモード動作を
判定する。右エルボセンサ検出値sが下側しきい値LT
REを越えているか(下回っているか)を判断する(s
13)。越えている場合には、s14以下の発音・消音
動作に進み、越えていない場合にはストップモード動作
を判定する動作(図11,図12参照)に進む。 【0025】s14では以前から下側しきい値LTRE
を越えていたか、すなわち、下クロスフラグflcre
が既にセットしているかを判断する。flcreがセッ
トしている場合には以前から下側しきい値LTREを越
えており、既に発音・消音動作が行われているため、こ
のままs12に進む。s12ではiに1を加算してリタ
ーンする。 【0026】一方、s14でflcreがセットしてい
ない場合には、今回の動作が下側しきい値LTREを越
えて初めての動作であるため、まず下クロスフラグfl
creをセットし(s15)、現在右エルボREに割り
当てられた楽音が発音中であるか否かを判断する(s1
6)。発音中でなければこの動作で発音を開始するため
REノートオン信号を生成して送信部38に出力し(s
17)、下クロス発音フラグfplcreをセットした
のち(s18)s12に進む。 【0027】また、右エルボREに割り当てられた楽音
が発音中であれば(s16)、この発音が上側クロスモ
ードによる発音であるか、すなわち、上クロス発音フラ
グfpucreがセットしているかを判断する(s1
9)。上クロス発音フラグfpucreがセットしてい
れば、上側クロスモードによる発音であるため、その逆
の動作である今回の下側クロスモードの動作に応じて消
音動作(s20,s21)を実行する。消音動作は、R
Eノートオフ信号を出力し(s20)、fpucreを
リセットする(s21)動作である。こののちs12に
進む。現在の発音が他の動作(たとえばストップモード
動作)によるものであれば、今回の下側クロスモード動
作は逆の動作ではないため消音動作をせずにそのままs
12に進む。 【0028】図11の動作では、上向きストップモード
動作を判定する。まず、今回のセンサ検出値sすなわち
sre(i)から前回のセンサ検出値sre(i−1)
を減算して割込間隔における角度変化である速度値dを
算出する(s22)。そしてこのdが速度しきい値SR
Eを越えているかを判断する(s23)。速度しきい値
を越えている場合には上向き動作フラグfusreをセ
ットして(s25)、s12に進む。速度しきい値SR
Eを越えた速度で動作が継続している場合、すなわち、
fusreがセットされている場合には(s24)、s
25をスキップする。 【0029】また、速度値dが速度しきい値SREを越
えていない場合には、いま動作がストップしたか、すな
わち、上向き動作フラグfusreがセットしているか
を判断する(s26)。越えている場合には、s27以
下の発音・消音動作に進み、越えていない場合には下向
きストップモード動作を判定する動作に進む。 【0030】s27ではfusreをリセットする。そ
して現在右エルボREに割り当てられた楽音が発音中で
あるか否かを判断する(s28)。発音中でなければこ
の動作で発音を開始するためREノートオン信号を生成
して送信部38に出力し(s29)、上ストップ発音フ
ラグfpusreをセットしたのち(s30)s12に
進む。 【0031】また、右エルボREに割り当てられた楽音
が発音中であれば(s28)、この発音が下向きストッ
プモードによる発音であるか、すなわち、下ストップ発
音フラグfplsreがセットしているかを判断する
(s31)。下ストップ発音フラグfplsreがセッ
トしていれば、下向きストップモードによる発音である
ため、その逆の動作である今回の上向きストップモード
の動作に応じて消音動作(s32,s33)を実行す
る。消音動作は、REノートオフ信号を出力し(s3
2)、fplsreをリセットする(s33)動作であ
る。こののちs12に進む。現在の発音が他の動作(た
とえばクロスモード動作)によるものであれば、今回の
上向きストップモード動作は逆の動作ではないため消音
動作をせずにそのままs12に進む。 【0032】図12の動作では、下向きストップモード
動作を判定する。速度値dが速度しきい値(負数)−S
REを越えている(下回っている)かを判断する(s3
4)。速度しきい値を越えている場合には下向き動作フ
ラグflsreをセットして(s36)、s12に進
む。速度しきい値−SREを越えた速度で動作が継続し
ている場合、すなわち、既にflsreがセットされて
いる場合には(s35)、s36をスキップする。 【0033】また、速度値dが速度しきい値−SREを
越えていない場合には、いま動作がストップしたか、す
なわち、下向き動作フラグflsreがセットしている
かを判断する(s37)。越えている場合には、s38
以下の発音・消音動作に進み、越えていない場合にはそ
のままs12に進む。 【0034】s38ではflsreをリセットする。そ
して現在右エルボREに割り当てられた楽音が発音中で
あるか否かを判断する(s39)。発音中でなければこ
の動作で発音を開始するためREノートオン信号を生成
して送信部38に出力し(s40)、下ストップ発音フ
ラグfplsreをセットしたのち(s41)s12に
進む。 【0035】また、右エルボREに割り当てられた楽音
が発音中であれば(s28)、この発音が上向きストッ
プモードによる発音であるか、すなわち、上ストップ発
音フラグfpusreがセットしているかを判断する
(s42)。上ストップ発音フラグfpusreがセッ
トしていれば、上向きストップモードによる発音である
ため、その逆の動作である今回の下向きストップモード
の動作に応じて消音動作(s43,s44)を実行す
る。消音動作は、REノートオフ信号を出力し(s4
3)、fpusreをリセットする(s44)動作であ
る。こののちs12に進む。現在の発音が他の動作(た
とえばクロスモード動作)によるものであれば、今回の
下向きストップモード動作は逆の動作ではないため消音
動作をせずにそのままs12に進む。 【0036】このように、上クロスモード動作で発音し
た楽音は下クロスモード動作で消音し、下クロスモード
動作で発音した楽音は上クロスモード動作で消音する。
また、上向きストップモード動作で発音した楽音は下向
きストップモード動作で消音し、下向きストップモード
動作で発音した楽音は上向きストップモード動作で消音
する。このように、発音動作とは逆の動作で消音するよ
うにしたことにより、自然な動作で任意のタイミングに
確実に消音をすることができる。 【0037】なお、上記フローチャートでは、右エルボ
センサ12Rについてのみ示したが、コントロールユニ
ット30のCPU31は右ショルダセンサ11R〜左リ
ストセンサ13Lの全てのセンサについて上記検出動作
を並行して実行している。 【0038】また、上述したように、上記フローチャー
トでは、上クロスモード動作に対する下クロスモード動
作、下クロスモード動作に対する上クロスモード動作、
上向きストップモード動作に対する下向きストップモー
ド動作、および、下向きストップモード動作に対する上
向きストップモード動作を逆の動作と定義しているが、
逆の動作の定義はこれに限定されるものではなく、たと
えば、上向きストップモード動作に対して下クロスモー
ド動作を逆の動作と定義してもよく、また、右エルボセ
ンサ12Rの上向きストップモード動作に対して左エル
ボセンサ12Lの上向きストップモード動作を逆の動作
と定義してもよい。すなわち、上下,左右,モードを発
音トリガ発生動作と逆に関連づけて消音トリガ発生動作
を定義することによって、発音操作と消音操作を自然に
連続して行うことができる。 【0039】また、フットセンサ40については、同じ
足の爪先ステップと踵ステップとを互いに逆の動作とし
て定義して発音/消音を制御するようにしてもよく、左
右のフットセンサを互いに逆と定義して右足で発音した
場合に左足で消音できるようにしてもよい。 【0040】 【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、腕など
身体の所定動作によって楽音の発音を指示することがで
き、さらに、この所定動作と逆の所定の動作によって楽
音を消音をすることができるため、自然な動作で分かり
やすい操作が可能になり、打楽器系の楽音をリズムに乗
った身体の動作でオン/オフすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施形態であるミブリ演奏装置を用
いた電子楽器の演奏形態を示す図 【図2】前記ミブリ演奏装置のウェア(上着)を示す図 【図3】前記ミブリ演奏装置のグリップユニットを示す
図 【図4】前記ミブリ演奏装置のフットセンサを示す図 【図5】前記ミブリ演奏装置のコントロールユニットの
ブロック図 【図6】同コントロールユニットのメモリの構成図 【図7】前記ミブリ演奏装置の操作態様を説明する図 【図8】前記ミブリ演奏装置の操作モードを説明する図 【図9】前記コントロールユニットの動作を示すフロー
チャート 【図10】前記コントロールユニットの動作を示すフロ
ーチャート 【図11】前記コントロールユニットの動作を示すフロ
ーチャート 【図12】前記コントロールユニットの動作を示すフロ
ーチャート 【符号の説明】 10…ウェア 11(11R,11L)…ショルダセンサ 12(12R,12L)…エルボセンサ 13(13R,13L)…リストセンサ 20…グリップユニット 21…シーソーコントローラ 22…キーシステム 30…コントロールユニット 33…RAM 35…検出回路 38…送信部 60…音源装置 61…音源部 62…受信部 63…アンプスピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/053 G10H 1/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 打楽器系の楽音を形成する音源手段に接
    続される演奏制御装置において、 身体の動作を検出する検出手段であって、第1の動作お
    よび該第1の動作とは逆の動作である第2の動作を検出
    する検出手段と、前記音源手段が前記第1の動作または第2の動作に対応
    する楽音を形成していないときに、前記検出手段が前記
    第1の動作または第2の動作を検出したとき、前記楽音
    手段に対してこの第1の動作または第2の動作に対応す
    る楽音の形成を指示し、 前記音源手段が前記第1の動作に対応する楽音を形成し
    ているときに、前記検出手段が前記第2の動作を検出し
    たとき、前記楽音手段に対してこの楽音の消音を指示
    し、 前記音源手段が前記第2の動作に対応する楽音を形成し
    ているときに、前記検出手段が前記第1の動作を検出し
    たとき、前記楽音手段に対してこの楽音の消音を指示す
    る演奏制御手段と、 を備えたことを特徴とする演奏制御装置。
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