JP3387041B2 - プロトコル変換装置、通信装置、通信プログラム記憶媒体、および通信システム - Google Patents

プロトコル変換装置、通信装置、通信プログラム記憶媒体、および通信システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータに携帯電話機を接続して外部と通信を行な
う場合における、パーソナルコンピュータと携帯電話機
など、互いにプロトコルの異なる通信形態を持つ2つの
装置の間に介在し、それら2つの装置間を流れるデータ
パケットのプロトコルを変換するプロトコル変換装置、
そのプロトコル変換装置に適合した、外部と通信を行な
う通信装置、コンピュータを通信装置として動作させる
ための通信プログラムが記憶された通信プログラム記憶
媒体、内部でプロトコル変換を行ないながら外部と通信
を行なう機能を有する通信システム、および、そのプロ
トコル変換装置の機能を内蔵した、外部と通信を行なう
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より装置間で通信を行なうシステム
が広く知られており、それらの装置が互いに異なるプロ
トコルに従った通信形態を有する場合に、それらの装置
の間にプロトコル変換装置が配備されることがある。例
えばパーソナルコンピュータと携帯電話機との間で通信
を行なうことを考える。携帯電話機と、ここで考えるパ
ーソナルコンピュータ以外の第3の装置との間では無線
による通信が行なわれるが、ここでは、パーソナルコン
ピュータから携帯電話機にデータ送信したり、あるいは
外部からデータを受信した携帯電話機の方から、パーソ
ナルコンピュータに向けてデータを送信することを考え
る。
【0003】携帯電話機では、一例としてPDC(Pe
rsonal Digital Cellular)方
式の通信規格で通信が行なわれ、パーソナルコンピュー
タでは、一例としてUSB(Universal Se
rial Bus)方式の通信規格で通信が行なわれ
る。そこで、上記のようにパーソナルコンピュータと携
帯電話機とを接続して一種の通信システムを構成し、そ
の通信システムから外部(第3の装置)に向けて無線通
信を行ない、あるいは外部から無線で送信されてきたデ
ータを受信する場合に、パーソナルコンピュータと携帯
電話機との間に、携帯電話機で受信して得た、PDC方
式の通信規格に準拠したデータ形式を持つデータパケッ
トを、パーソナルコンピュータで取り扱うことのでき
る、USB方式の通信規格に準拠したデータ形式を持つ
データパケットに変換し、パーソナルコンピュータ側で
作成あるいは編集されたデータを携帯電話機を経由して
外部に送信しようとするときは、パーソナルコンピュー
タ側で生成されたUSB規格に準拠したデータパケット
をPDC方式の通信規格に準拠したデータパケットに変
換するプロトコル変換装置を配備する必要がある。
【0004】データパケットは、本来送受信したいデー
タであるユーザデータと、それぞれ通信規格に準拠した
ヘッダやフッタ等のプロトコルデータとから構成され、
上記のプロトコル変換装置では、携帯電話機側からパー
ソナルコンピュータに向けてPDC方式の通信規格に準
拠したデータパケットが送信されてくると、そのデータ
パケットを構成するPDC方式の通信規格に準拠したプ
ロトコルデータを取り外すことによりユーザデータを取
り出し、そのユーザデータに今度はUSB方式の通信規
格に準拠したプロトコルデータを付加することによりそ
のUSB方式の通信規格に準拠したデータパケットを生
成し、その生成したデータパケットをパーソナルコンピ
ュータに送る。
【0005】一方、これとは逆向きに、パーソナルコン
ピュータから携帯電話機に向けてUSB方式の通信規格
に準拠したデータパケットが送信されてくると、プロト
コル変換装置は、そのデータパケットからUSB方式の
通信規格に準拠したプロトコルデータを取り外すことに
よりユーザデータを取り出し、そのユーザデータに今度
はPDC方式の通信規格に準拠したプロトコルデータを
付加することによりそのPDC方式の通信規格に準拠し
たデータパケットを生成し、その生成したデータパケッ
トを携帯電話機に送信する。
【0006】このように、別々の通信規格に準拠した別
々の通信プロトコルで通信を行なう2つの装置の間に上
記のような通信プロトコルの変換を行なうプロトコル変
換装置を配備することにより、別々の通信規格に準拠し
た通信プロトコルで通信を行なう装置どうしの間でも通
信を行なうことができるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにプロトコ
ル変換装置を介在させることにより、異なる通信プロト
コルで通信を行なう装置どうしであっても通信が可能と
なるが、従来のプロトコル変換装置は、上述したよう
に、一方の通信規格に準拠したデータパケットからその
一方の通信規格に準拠したプロトコルデータを取り外す
ことによりユーザデータを取り出し、その取り出したユ
ーザデータにもう一方の通信規格に準拠したプロトコル
データを付加することによりそのもう一方の通信規格に
準拠したデータパケットを生成するという複雑な処理を
必要とし、通常はそのプロトコル変換装置に、一方の通
信規格に準拠した通信を行なうハードウェアと、もう一
方の通信規格に準拠した通信を行なうハードウェアとの
外、それらのハードウェアで受信したデータパケットを
上記のようにして変換する、CPUとそのCPUで実行
されるプログラムを格納するメモリ等を必要とし、複雑
な装置構成となり、装置の大型化やコスト高を招いてい
る。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、小型化やコス
トダウンが図られたプロトコル変換装置、そのプロトコ
ル変換装置に適合した通信装置、およびコンピュータを
そのプロトコル変換装置に適合した通信装置として動作
させるための通信プログラムが記憶された通信プログラ
ム記憶媒体、並びに、そのような通信装置あるいは通信
プログラム記憶媒体とプロトコル変換装置とからなる通
信システム、さらには、そのようなプロトコル変換装置
の機能を内蔵した通信装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のプロトコル変換装置は、ユーザデータに第1の通信
規格に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、そ
の第1の通信規格に準拠したデータパケットを送受信す
る第1の送受信ドライバと、ユーザデータに第2の通信
規格に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、そ
の第2の通信規格に準拠したデータパケットを送受信す
る第2の送受信ドライバと、第1の送受信ドライバで受
信した、第1の通信規格に準拠したデータパケットを受
け取り、受け取ったデータパケットに、さらに第2の通
信規格に準拠したプロトコルデータを付加することによ
り、第2の通信規格に準拠したデータパケットを生成し
て、第2の送受信ドライバからの送信用にその第2の送
受信ドライバに渡し、第2の送受信ドライバで受信し
た、ユーザデータに第1の通信規格に準拠したプロトコ
ルデータが付加され、さらに第2の通信規格に準拠した
プロトコルデータが付加されてなる、その第2の通信規
格に準拠したデータパケットを受け取り、受け取ったデ
ータパケットから第2の通信規格に準拠したプロトコル
データを取り外すことにより、ユーザデータに第1の通
信規格に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、
その第1の通信規格に準拠したデータパケットを取り出
して、第1の送受信ドライバからの送信用にその第1の
送受信ドライバに渡すプロトコル組み立て取り外し部と
を備えたことを特徴とする。
【0010】本発明のプロトコル変換装置は、データパ
ケットに対し、第2の通信規格に準拠したプロトコルデ
ータを付加したり取り外したりするのみであって、第1
の通信規格の準拠したプロトコルデータの付加や取外し
は行なわない。このことから回路構成を大幅に簡単化す
ることができ、このことが装置の小型化、低コスト化に
大きく貢献する。
【0011】ここで、上記本発明のプロトコル変換装置
において、複数種類の通信規格の中から選択される1種
類の通信規格を設定する規格設定部を備え、第1の送受
信ドライバは、ユーザデータに規格設定部で設定された
第1の通信規格に準拠した第1のプロトコルデータが付
加されてなる、その第1の通信規格に準拠したデータパ
ケットを送受信するものであることが好ましい。
【0012】このように、上述の第1の通信規格を複数
種類の通信規格の中から選択できるようにしておくこと
により、汎用性を高めることができる。
【0013】第1の通信規格を複数種類の通信規格の中
から選択できるように構成する場合において、上記規格
設定部が、設定される通信規格を表わす設定規格データ
が格納されるレジスタを有し、第2の送受信ドライバに
より受信された、その設定規格データに第2の通信規格
に準拠したプロトコルデータが付加されてなるデータパ
ケットを受け取り、そのデータパケットからその設定規
格データを取り出して上記レジスタに設定するものであ
ってもよく、あるいは、上記規格設定部は、このプロト
コル変換装置自体で設定される信号に基づいて通信規格
を設定するものであり、第2の送受信ドライバは、規格
設定部により設定された通信規格を表わす設定規格デー
タに第2の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加
されてなるデータパケットを送信するものであってもよ
い。
【0014】このいずれを採用しても、第2の送受信ド
ライバと通信を行なう相手の通信装置との間で、第1の
送受信ドライバによる通信の規格(第1の通信規格)に
ついての情報を共有することができる。
【0015】さらに、本発明のプロトコル変換装置にお
いて、上記プロトコル組み立て取り外し部は、第1の送
受信ドライバで受信したデータパケットが所定長を越え
るデータパケットであった場合にそのデータパケットを
複数の部分に分割して各部分ごとに第2の通信規格に準
拠したデータパケットを生成し、第2の送受信ドライバ
で受信した、第1の通信規格に準拠したデータパケット
が複数に分割されてなる各部分をユーザデータとする複
数のデータパケットから、元の、第1の通信規格に準拠
したデータパケットを復元するものであることが好まし
い。
【0016】この場合、第2の通信規格で扱うことので
きるデータパケットの最大長よりも長いデータを、第1
の通信規格に準拠したデータパケットの形式を基本的に
崩さずに取り扱うことができる。
【0017】また、上記目的を達成する本発明の通信装
置は、外部との間で通信を行なう通信装置において、ユ
ーザデータを受け取りそのユーザデータに第1の通信規
格に準拠したプロトコルデータを付加して第1の通信規
格に準拠したデータパケットを生成し、ユーザデータに
第1の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加され
てなるデータパケットを受け取りそのデータパケットか
らプロトコルデータを取り外してユーザデータを取り出
す第1のドライブ手段と、第1のドライブ手段で生成さ
れた第1の通信規格に準拠したデータパケットを受け取
ってそのデータパケットにさらに第2の通信規格に準拠
したプロトコルデータを付加することにより第2の通信
規格に準拠したデータパケットを生成し、ユーザデータ
に第1の通信規格に準拠したデータが付加されてなる第
1の通信規格に準拠したデータパケットにさらに第2の
通信規格に準拠したプロトコルデータが付加されてな
る、第2の通信規格に準拠したデータパケットを受け取
ってそのデータパケットから第2の通信規格に準拠した
プロトコルデータを取り外すことにより、第1の通信規
格に準拠したデータパケットを取り出して第1のドライ
ブ手段に渡す第2のドライブ手段と、第2のドライブ手
段から第2の通信規格に準拠したデータパケットを受け
取って外部に向けて送信するとともに、第2の通信規格
に準拠したデータパケットを外部から受信して第2のド
ライブ手段に渡す通信部とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明の通信装置は、上記の構成を備える
ものであり、本発明のプロトコル変換装置を介在させる
ことにより、上述の第1の通信規格に準拠した通信方式
で外部と通信することができる。
【0019】ここで、上記本発明の通信装置において、
上記第2のドライブ手段が、複数の通信規格の中から選
択される1種類の通信規格を表わす設定規格データに第
2の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加されて
なるデータパケットを生成して通信部に渡すものである
ことが好ましい。
【0020】この場合、前述した、設定規格データが格
納されるレジスタを有するプロトコル変換装置との組合
せにより、この通信装置とプロトコル変換装置との間で
第1の通信規格に関する情報を共有することができる。
【0021】また、上記本発明の通信装置において、上
記第1のドライブ手段として、複数種類の通信規格それ
ぞれを第1の通信規格とする複数種類の第1のドライブ
手段を有し、それら複数種類の第1のドライブ手段のう
ち、外部から受信した、それら複数種類の通信規格の中
から選択される1種類の通信規格を表わす設定規格デー
タに応じた第1のドライブ手段を活性化する規格設定手
段を備えることも好ましい態様である。
【0022】この場合、前述したプロトコル変換装置自
体で設定される信号に基づいて第1の通信規格を設定す
るタイプのプロトコル変換装置との組合せにより、この
通信装置とプロトコル変換装置との間で第1の通信規格
に関する情報を共有することができる。
【0023】また、上記本発明の通信装置において、第
2のドライブ手段は、第1のドライブ手段から受け取っ
た、第1の通信規格に準拠したデータパケットが所定長
を越えるデータパケットであった場合に、そのデータパ
ケットを複数の部分に分割し各部分ごとに第2の通信規
格に準拠したデータパケットを生成して通信部に渡し、
通信部から受け取った、第1の通信規格に準拠したデー
タパケットが複数に分割されてなる各部分をユーザデー
タとする複数のデータパケットから、元の、第1の通信
規格に準拠したデータパケットを復元して第1のドライ
バ手段に渡すものであることが好ましい。
【0024】この場合、本発明のプロトコル変換装置の
うち、前述の、第1の送受信ドライバで受信したデータ
パケットが所定長を越えるデータパケットであった場合
にそのデータパケットを複数の部分に分割して各部分ご
とに第2の通信規格に準拠したデータパケットを生成
し、第2の送受信ドライバで受信した、第1の通信規格
に準拠したデータパケットが複数に分割されてなる各部
分をユーザデータとする複数のデータパケットから、元
の、第1の通信規格に準拠したデータパケットを復元す
る機能を備えたプロトコル変換装置と組合せることによ
り、この通信装置の通信規格である第2の通信規格で取
り扱うことのできるデータパケットの最大長を越えるデ
ータについても、そのプロトコル変換装置を介在させ
て、第1の通信規格に準拠した1つのデータパケットと
して送受信することができる。
【0025】また、上記目的を達成する本発明の通信プ
ログラム記憶媒体に記憶される通信プログラムは、コン
ピュータ内で実行されることにより、そのコンピュータ
を、外部との間で通信を行なう通信装置として動作させ
る通信プログラムであって、ユーザデータを受け取りそ
のユーザデータに第1の通信規格に準拠したプロトコル
データを付加してその第1の通信規格に準拠したデータ
パケットを生成し、ユーザデータに第1の通信規格に準
拠したプロトコルデータが付加されてなるデータパケッ
トを受け取りそのデータパケットからそのプロトコルデ
ータを取り外してユーザデータを取り出す第1のドライ
ブ手段と、第1のドライブ手段で生成された第1の通信
規格に準拠したデータパケットを受け取ってそのデータ
パケットにさらに第2の通信規格に準拠したプロトコル
データを付加することにより第2の通信規格に準拠した
データパケットを生成し、ユーザデータに第1の通信規
格に準拠したデータが付加されてなる第1の通信規格に
準拠したデータパケットにさらに第2の通信規格に準拠
したプロトコルデータが付加されてなる、第2の通信規
格に準拠したデータパケットを受け取ってそのデータパ
ケットから第2の通信規格に準拠したプロトコルデータ
を取り外すことにより、第1の通信規格に準拠したデー
タパケットを取り出して第1のドライブ手段に渡す第2
のドライブ手段とを有することを特徴とする。
【0026】本発明の通信プログラム記憶媒体に記憶さ
れた通信プログラムを上述の第2の通信規格に準拠した
通信を行なう機能を備えたコンピュータで実行されるこ
とによって、そのコンピュータを本発明の通信装置とし
て機能させることができる。
【0027】尚、本発明の通信プログラム記憶媒体に記
憶された通信プログラムには、上述した本発明の通信装
置の各種態様に相当する態様が全て含まれる。
【0028】また、上記目的を達成する本発明の通信シ
ステムのうちの第1の通信システムは、ユーザデータに
第1の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加され
てなる、第1の通信規格に準拠したデータパケットを送
受信する第1の送受信ドライバと、ユーザデータに第2
の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加されてな
る、第2の通信規格に準拠したデータパケットを送受信
する第2の送受信ドライバと、第1の送受信ドライバで
受信した、第1の通信規格に準拠したデータパケットを
受け取り、受け取ったデータパケットに、さらに第2の
通信規格に準拠したプロトコルデータを付加することに
より、第2の通信規格に準拠したデータパケットを生成
して、第2の送受信ドライバからの送信用にその第2の
送受信ドライバに渡し、第2の送受信ドライバで受信し
た、ユーザデータに第1の通信規格に準拠したプロトコ
ルデータが付加され、さらに第2の通信規格に準拠した
プロトコルデータが付加されてなる、第2の通信規格に
準拠したデータパケットを受け取り、受け取ったデータ
パケットから第2の通信規格に準拠したプロトコルデー
タを取り外すことにより、ユーザデータに第1の通信規
格に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、第1
の通信規格に準拠したデータパケットを取り出して、第
1の送受信ドライバからの送信用に第1の送受信ドライ
バに渡すプロトコル組み立て取り外し部とを備えたプロ
トコル変換装置、および外部との間で通信を行なう通信
装置であって、ユーザデータを受け取りそのユーザデー
タに第1の通信規格に準拠したプロトコルデータを付加
して第1の通信規格に準拠したデータパケットを生成
し、ユーザデータに第1の通信規格に準拠したプロトコ
ルデータが付加されてなるデータパケットを受け取りそ
のデータパケットからそのプロトコルデータを取り外し
てユーザデータを取り出す第1のドライブ手段と、第1
のドライブ手段で生成された第1の通信規格に準拠した
データパケットを受け取ってそのデータパケットにさら
に第2の通信規格に準拠したプロトコルデータを付加す
ることにより第2の通信規格に準拠したデータパケット
を生成し、ユーザデータに第1の通信規格に準拠したデ
ータが付加されてなる第1の通信規格に準拠したデータ
パケットにさらに第2の通信規格に準拠したプロトコル
データが付加されてなる、第2の通信規格に準拠したデ
ータパケットを受け取ってそのデータパケットから第2
の通信規格に準拠したプロトコルデータを取り外すこと
により、第1の通信規格に準拠したデータパケットを取
り出して第1のドライブ手段に渡す第2のドライブ手段
と、第2のドライブ手段から第2の通信規格に準拠した
データパケットを受け取って外部に向けて送信するとと
もに、第2の通信規格に準拠したデータパケットを外部
から受信して第2のドライブ手段に渡す通信部とを備え
た通信装置を具備することを特徴とする。
【0029】すなわち、本発明の第1の通信システムは
本発明のプロトコル変換装置と本発明の通信装置との組
合せからなるものであり、第2の通信規格に準拠した通
信方式で通信を行なう通信装置を用い、プロトコル変換
装置を介在させて、外部との間で第1の通信規格に準拠
した通信形式で通信を行なうことができる。
【0030】この場合において、本発明の第1の通信シ
ステムは、本発明のプロトコル変換装置の、回路規模が
小さくて済み、小型化、低コスト化が図られるという長
所をそのまま享受している。
【0031】尚、本発明の第1の通信システムを構成す
るプロトコル変換装置および通信装置のそれぞれは、本
発明のプロトコル変換装置の各種形態、および本発明の
通信装置の各種形態を全て包含するものである。
【0032】さらに、上記目的を達成する本発明の通信
システムのうちの第2の通信システムは、ユーザデータ
に第1の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加さ
れてなる、第1の通信規格に準拠したデータパケットを
送受信する第1の送受信ドライバと、ユーザデータに第
2の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加されて
なる、第2の通信規格に準拠したデータパケットを送受
信する第2の送受信ドライバと、第1の送受信ドライバ
で受信した、第1の通信規格に準拠したデータパケット
を受け取り、受け取ったデータパケットに、さらに第2
の通信規格に準拠したプロトコルデータを付加すること
により、第2の通信規格に準拠したデータパケットを生
成して、第2の送受信ドライバからの送信用にその第2
の送受信ドライバに渡し、第2の送受信ドライバで受信
した、ユーザデータに第1の通信規格に準拠したプロト
コルデータが付加され、さらに第2の通信規格に準拠し
たプロトコルデータが付加されてなる、第2の通信規格
に準拠したデータパケットを受け取り、受け取ったデー
タパケットから第2の通信規格に準拠したプロトコルデ
ータを取り外すことにより、ユーザデータに第1の通信
規格に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、第
1の通信規格に準拠したデータパケットを取り出して、
第1の送受信ドライバからの送信用にその第1の送受信
ドライバに渡すプロトコル組み立て取り外し部とを備え
たプロトコル変換装置、およびコンピュータ内で実行さ
れることにより、コンピュータを、外部との間で通信を
行なう通信装置として動作させる通信プログラムが記憶
された通信プログラム記憶媒体であって、ユーザデータ
を受け取りそのユーザデータに第1の通信規格に準拠し
たプロトコルデータを付加して第1の通信規格に準拠し
たデータパケットを生成し、ユーザデータに第1の通信
規格に準拠したプロトコルデータが付加されてなるデー
タパケットを受け取りそのデータパケットからそのプロ
トコルデータを取り外してユーザデータを取り出す第1
のドライブ手段と、第1のドライブ手段で生成された第
1の通信規格に準拠したデータパケットを受け取ってそ
のデータパケットにさらに第2の通信規格に準拠したプ
ロトコルデータを付加することにより第2の通信規格に
準拠したデータパケットを生成し、ユーザデータに第1
の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加されてな
る第1の通信規格に準拠したデータパケットにさらに第
2の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加されて
なる、第2の通信規格に準拠したデータパケットを受け
取ってそのデータパケットから第2の通信規格に準拠し
たプロトコルデータを取り外すことにより、第1の通信
規格に準拠したデータパケットを取り出して第1のドラ
イブ手段に渡す第2のドライブ手段とを有する通信プロ
グラムが記憶されてなる通信プログラム記憶媒体を具備
することを特徴とする。
【0033】すなわち、本発明の第2の通信システム
は、本発明のプロトコル変換装置と本発明の通信プログ
ラム記憶媒体との組合せからなるものであり、本発明の
第2の通信システムを構成する通信プログラム記憶媒体
に記憶された通信プログラムを上述の第2の通信規格に
準拠した通信を行なう機能を備えたコンピュータで実行
させることによって、そのコンピュータを本発明の通信
装置として機能させることができ、その通信装置として
機能するコンピュータとプロトコル変換装置とにより、
上述の第1の通信システムを実現することができる。
【0034】尚、この第2の通信システムも、本発明の
プロトコル変換装置の各種形態および本発明の通信プロ
グラム記憶媒体に記憶された通信プログラムの各種形態
の全てを包含するものである。
【0035】さらに、本発明は、上記のプロトコル変換
装置や上記の通信装置等を1つの装置として構成したも
のであってもよい。ここではそのように1つの装置とし
て構成したものも通信装置と称する。
【0036】このように構成された本発明の通信装置
は、ユーザデータに第1の通信規格に準拠したプロトコ
ルデータが付加されてなる、第1の通信規格に準拠した
データパケットを受け取り、受け取った第1の通信規格
に準拠したデータパケットに第2の通信規格に準拠した
プロトコルデータを付加することにより第2の通信規格
に準拠したデータパケットを生成して出力するととも
に、ユーザデータに第1の通信規格に準拠したプロトコ
ルデータが付加され、さらに第2の通信規格に準拠した
プロトコルデータが付加されてなる、第2の通信規格に
準拠したデータパケットを受け取り、受け取ったデータ
パケットから第2の通信規格に準拠したプロトコルデー
タを取り外すことにより、ユーザデータに第1の通信規
格に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、第1
の通信規格に準拠したデータパケットを取り出して出力
するプロトコル変換部と、第1の通信規格に準拠したデ
ータパケットを外部から受信してプロトコル変換部に渡
すとともに、プロトコル変換部から第1の通信規格に準
拠したデータパケットを受け取って外部に向けて送信す
る送受信部と、ユーザデータを受け取りそのユーザデー
タに第1の通信規格に準拠したプロトコルデータを付加
し、さらに第2の通信規格に準拠したプロトコルデータ
を付加することにより、第2の通信規格に準拠したデー
タパケットを生成して、プロトコル変換部に渡すととも
に、プロトコル変換部から、ユーザデータに第1の通信
規格に準拠したプロトコルデータが付加され、さらに第
2の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加されて
なる、第2の通信規格に準拠したデータパケットを受け
取って、受け取ったデータパケットから第2の通信規格
に準拠したプロトコルデータを取り外し、さらに第1の
通信規格に準拠したプロトコルデータを取り外すことに
よりユーザデータを取り出すプロトコル処理部とを備え
たことを特徴とする。
【0037】この場合に、上記送受信部は、第1の通信
規格に準拠したデータパケットを外部から無線で受信し
てプロトコル変換部に渡すとともに、プロトコル変換部
から第1の通信規格に準拠したデータパケットを受け取
って外部に向けて無線で送信するものであることが好ま
しい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0039】図1は、本発明の通信システムの一実施形
態の外観図である。
【0040】ここには、パーソナルコンピュータ100
と、携帯電話機300と、それらを接続する通信ケーブ
ル500の途中に配置されたプロトコル変換装置600
が示されている。このプロトコル変換装置600は、こ
こに示すような、通信ケーブル500の途中に配置され
る形態の外、カード状に構成されてパーソナルコンピュ
ータ100に挿入される形態のものであってもよく、あ
るいはパーソナルコンピュータ100の内部に搭載され
る回路基板の形態を有するものであってもよい。ここで
は、図1に示すように、パーソナルコンピュータ100
と携帯電話機300との間を接続する通信ケーブル50
0の途中にプロトコル変換装置600が配置されている
ものとして説明する。
【0041】この図1に示す通信システムを構成するパ
ーソナルコンピュータ100は、その内部で通信プログ
ラムが実行されることにより通信装置として動作するも
のである。
【0042】このパーソナルコンピュータ100は、U
SB規格(本発明にいう第2の通信規格の一例)に準拠
した通信方式で通信を行なう機能を有するものであり、
一方、携帯電話機300は、PDC規格(本発明にいう
第1の通信規格の一例)に準拠した通信規格で通信を行
なう機能を有するものであり、プロトコル変換装置60
0は、パーソナルコンピュータ100からUSB規格に
準拠したデータパケットが送信されてくるとそのデータ
パケットをPDC規格に準拠したデータパケットに変換
して携帯電話機300に送信するとともに、携帯電話機
300からPDC規格に準拠したデータパケットが送信
されてくるとそのデータパケットをUSB規格に準拠し
たデータパケットに変換してパーソナルコンピュータ1
00に送信する機能を有するものである。詳細は後述す
る。
【0043】このコンピュータシステム100は、CP
U、RAM、ハードディスク等を内蔵した本体部10
1、本体部101からの指示により表示画面102aに
画面表示を行うCRTディスプレイ102、このコンピ
ュータシステムにユーザの指示や文字情報を入力するた
めのキーボード103、表示画面102a上の任意の位
置を指定することによりその位置に表示されていたアイ
コン等に応じた指示を入力するマウス104を備えてい
る。
【0044】本体部101は、さらに、外観上、フロッ
ピィディスク212やCDROM210(図1には図示
せず;図2参照)が取り出し自在に装填されるフロッピ
ィディスク装填口101aおよびCDROM装填口10
1bを有しており、その内部には、装填されたフロッピ
ィディスクやCDROM210をドライブする、フロッ
ピィディスクドライバ224、CDROMドライバ22
5(図2参照)も内蔵されている。
【0045】ここでは、CDROM210に、本発明に
いう通信プログラムの一例が記憶されている。このCD
ROM210がCDROM装填口101bから本体部1
01内に装填され、CDROMドライバ225により、
そのCDROM210に記憶された通信プログラムがこ
のコンピュータシステム100のハードディスク内にイ
ンストールされる。
【0046】図2は、図1に外観を示すコンピュータシ
ステムのハードウェア構成図である。
【0047】ここには、中央演算処理装置(CPU)2
21、RAM222、ハードディスクコントローラ22
3、フロッピィディスクドライバ224、CDROMド
ライバ225、マウスコントローラ226、キーボード
コントローラ227、ディスプレイコントローラ22
8、および通信インタフェース229が示されており、
それらはバス220で相互に接続されている。
【0048】フロッピィディスクドライバ224、CD
ROMドライバ225は、図1を参照して説明したよう
に、それぞれフロッピィディスク212、CDROM2
10が装填され、装填されたフロッピィディスク21
2、CDROM210をアクセスするものである。
【0049】また、ここには、ハードディスクコントロ
ーラ223によりアクセスされるハードディスク21
1、マウスコントローラ226により制御されるマウス
104、キーボードコントローラ227により制御され
るキーボード103、およびディスプレイコントローラ
228により制御されるCRTディスプレイ102も示
されている。
【0050】また、通信インタフェース229は、この
パーソナルコンピュータ100と外部(ここでは直接的
にはプロトコル変換装置600)との間でのUSB規格
に準拠した通信を行なう機能を有するハードウェアであ
る。
【0051】前述したように、CDROM210には本
発明にいう通信プログラムの一例が記憶されており、C
DROMドライバ225により、そのCDROM210
からその通信プログラムが読み込まれ、バス220を経
由し、ハードディスクコントローラ223によりハード
ディスク211内に格納される。実際の実行にあたって
は、そのハードディスク211内の通信プログラムはR
AM222上にロードされ、CPU221により実行さ
れる。
【0052】図3は、CDROMに記憶された通信プロ
グラムの模式図である。
【0053】このCDROM210には、通信ドライバ
251およびUSBドライバ252からなる通信プログ
ラム250が記憶されている。通信ドライバ251およ
びUSBドライバ252は、本発明の通信プログラムを
構成する、それぞれ第1の送受信ドライバおよび第2の
送受信ドライバの各一例に相当するプログラム部品であ
る。それらの作用の詳細については後述する。
【0054】以下では、本発明の実施形態の説明からは
一旦離れ、本発明と対比される比較例としての通信方式
について説明する。尚、従来方式においても外観構成お
よびパーソナルコンピュータのハードウェア構成は、図
1,図2に示す本実施形態のものと同様である。
【0055】図4は、従来の通信システムを構成するプ
ロトコル変換装置の内部構成を含む、そのプロトコル変
換装置の作用説明図、図5は、図4に示すプロトコル変
換装置に入出力されるデータパケットのプロトコルの流
れを示す図、図6は、従来の通信システムを構成するパ
ーソナルコンピュータの通信機能部分の説明図である。
【0056】図4に示す従来のプロトコル変換装置70
0は、主要構成部品としてLSI710と、CPU72
0と、ROM730を有する。LSI710には、US
B規格に準拠したデータパケット(ここではこれをUB
プロトコルパケットと称する)の送受信を担うハードウ
ェアであるUSB部送受信ドライバ711と無線通信の
規格(ここではPDC規格)に準拠したデータパケット
(これをここでは無線プロトコルパケットと称する)の
送受信を担うハードウェアである通信部送受信ドライバ
712が搭載されている。
【0057】CPU720ではROM730に記憶され
ているプログラムが実行され、通信プロトコルパケット
とUSBプロトコルパケットとの間での変換が行なわれ
る。すなわち、携帯電話機(以下、これをMSと略記す
ることがある)から16芯ケーブル500aを経由して
無線プロトコルパケットが送信されてくると、その無線
プロトコルパケットは通信部送受信ドライバ712で受
信されてCPU720に受け渡され、CPU720で
は、ROM730に記憶されたプログラムの実行により
無線プロトコルパケットからUSBプロトコルパケット
への変換が行なわれてその変換により得られたUSBプ
ロトコルパケットがUSB部送受信ドライバ711に渡
され、そのUSB部送受信ドライバ711は、その受け
取ったUSBプロトコルパケットをUSBケーブル50
0bを介してパーソナルコンピュータ(以下、これをP
Cと略記することがある)に向けて送信する。
【0058】一方、PCからUSBケーブル500bを
経由してUSBプロトコルパケットが送信されてくる
と、そのUSBプロトコルパケットはUSB部送受信ド
ライバ711で受信されてCPU720に受け渡され
る。CPUでは、ROM730に記憶されたプログラム
の実行により、その受け取ったUSBプロトコルパケッ
トを無線プロトコルパケットに変換し、その変換後の無
線プロトコルパケットを通信部送受信ドライバ712に
渡す。その通信部送受信ドライバ712に渡された無線
プロトコルパケットは、その通信部送受信ドライバ71
2により、16芯ケーブル500aを経由してMSに送
信される。
【0059】ここで、PCとUSB部送受信ドライバ7
11との間で通信されるUSBプロトコルパケットは、
本来送受信される必要のあるユーザデータに、USB規
格に準拠したプロトコルデータであるUSBプロトコル
ヘッダUHとUSBプロトコルフッタUFとが付加され
たデータパケットであり、MSと通信部送受信ドライバ
712との間で通信される無線プロトコルパケットは、
ユーザデータと、無線通信の規格(ここではPDC規
格)に準拠したプロトコルデータである無線プロトコル
ヘッダHと無線プロトコルフッタFとが付加されたデー
タパケットである。したがってCPU720は、USB
部送受信ドライバ711からUSBプロトコルパケット
が受け渡されると、そのUSBプロトコルパケットから
USBプロトコルヘッダUHとUSBプロトコルフッタ
UFとを取り外してユーザデータを取り出し、その取り
出したユーザデータに今度は無線プロトコルヘッダHと
無線プロトコルフッタLとを付加することにより無線プ
ロトコルパケットを生成してその生成した無線プロトコ
ルパケットを通信部送受信ドライバ712に渡し、一
方、通信部送受信ドライバ712から無線プロトコルパ
ケットが受け渡されると、その無線プロトコルパケット
から無線プロトコルヘッダHと無縁プロトコルフッタF
とを取り外すことによりユーザデータを取り出し、その
取り出したユーザデータに今度はUSBプロトコルヘッ
ダUHとUSBプロトコルフッタUFとを付加すること
によりUSBプロトコルパケットを生成し、その生成し
たUSBプロトコルパケットをUSB部送受信ドライバ
711に渡すという処理を行なうことになる。この処理
は、かなり複雑な処理であり、このため従来は、図4に
示すように、プロトコル変換装置にCPU720および
そのCPU720で実行されるプログラムを記憶したR
OM730が搭載されており、このことがプロトコル変
換装置の大型化、高コスト化を招いていたのである。
【0060】ここで、この図4に示すプロトコル変換装
置700を経由するデータのプロトコルの流れを説明す
る。図5に示すように、MS基地局とMSとの間ではユ
ーザデータに無線プロトコルデータ(無線プロトコルヘ
ッダおよび無線プロトコルフッタ)が付加された形式の
無線プロトコルパケットが無線で通信され、MSと、プ
ロトコル変換装置700内のCPUとの間ではその無線
プロトコルパケットが16芯ケーブルを物理層として通
信され、CPUでは上述のようにしてユーザデータに無
線プロトコルデータが付加された無線プロトコルパケッ
トと、ユーザデータにUSBプロトコルデータ(USB
プロトコルヘッダおよびUSBプロトコルフッタ)が付
加されたUSBプロトコルパケットとの相互間で変換が
行なわれ、そのCPUと、PC内の、以下において説明
するUSBドライバとの間ではUSBプロトコルパケッ
トがUSBケーブルを物理層として送信される。
【0061】PC(パーソナルコンピュータ)では、プ
ロトコル変換装置700(図4参照)からUSBプロト
コルパケットが送信されてくると、その送信されてきた
USBプロトコルパケットは、図6(A)に示すよう
に、ハードウェアとしての通信インタフェース229
(図3を合わせて参照)で受信され、USBドライバ2
52に受け渡される。このUSBドライバ252は、P
CのCPU221(図3参照)で実行される通信プログ
ラムであり、そのUSBドライバ252では、図6
(B)に示すように、受け取ったUSBプロトコルパケ
ットからUSBプロトコルデータ(USBプロトコルヘ
ッダUHおよびUSBプロトコルフッタUF)が取り外
されてユーザデータが取り出され、その取り出されたユ
ーザデータがOS上で動作するアプリケーションプログ
ラムに渡される。
【0062】一方、このPCから外部にデータを送信す
るときは、USBドライバ252はアプリケーションプ
ログラム側からユーザデータを受け取り、その受け取っ
たユーザデータにUSBプロトコルデータ(USBプロ
トコルヘッダUHおよびUSBプロトコルフッタUF)
を付加してUSBプロトコルパケットを生成する。その
生成されたUSBプロトコルパケットはハードウェアと
しての通信インタフェース229に渡されてその通信イ
ンタフェース229がUSBプロトコルパケットをUS
Bケーブルを経由してプロトコル変換装置に向けて送信
する。
【0063】従来の通信システムは、以上の図4〜図6
を参照した説明のように構成されており、上述したよう
に、プロトコル変換装置700におけるUSBプロトコ
ルパケットと無線プロトコルパケットとの間の変換処理
のためにCPUやROMを必要とし、そのプロトコル変
換装置の大型化、高コスト化を招いていた。図1〜図3
を参照して説明し、さらに以下に詳細に説明する本実施
形態では、この点の解決が図られている。
【0064】図7は、図1に示す本発明の実施形態とし
ての通信システムを構成するプロトコル変換装置の内部
構成を含む、そのプロトコル変換装置の作用説明図であ
り、上述した比較例における図4に対応する図である。
【0065】この図7に示す本発明の実施形態としての
プロトコル変換装置は、図4に示すプロトコル変換装置
700と同様、LSI610内に、USBプロトコルパ
ケットの送受信を担うUSB部送受信ドライバ611
と、無線プロトコルパケットの送受信を担う通信部送受
信ドライバ612を備えている。ただし、図4に示すプ
ロトコル変換装置700に備えられているCPU720
およびROM730は備えられておらず、これらに代わ
り、LSI610の内部にUSBプロトコル組み立て取
り外し部613が備えられている。この図7に示すUS
Bプロトコル組み立て取り外し部による処理は、前述し
た図4に示すプロトコル変換装置700のCPU720
で行われる処理と比べ極めて単純な処理であり、本実施
形態では、そのUSBプロトコル組み立て取り外し部6
13は、この図7に示すように、USB部送受信ドライ
バ611および通信部送受信ドライバ612とともにL
SI610の内部に搭載されている。
【0066】このUSBプロトコル組み立て取り外し部
613は、MSから送信された無線プロトコルパケット
が通信部送受信ドライバ612で受信されるとその受信
された無線プロトコルパケットを受け取り、その無線プ
ロトコルパケットを構成するユーザデータと無線プロト
コルデータ(無線プロトコルヘッダHおよび無線プロト
コルフッタF)とを区別せずに一体のデータと見なして
その一体としてのデータにUSBプロトコルデータ(U
SBプロトコルヘッダUHとUSBプロトコルフッタU
F)を付加し、これによりUSBプロトコルパケットを
生成して、その生成したUSBプロトコルパケットを、
USB部送受信ドライバ611に渡す。そのUSB部送
受信ドライバ611は、その受け取ったUSBプロトコ
ルパケットをPCに送信する。
【0067】一方、ここでは、PCからは、図示のよう
な、ユーザデータに無線プロトコルデータ(無線プロト
コルヘッダHおよび無線プロトコルフッタF)が付加さ
れ、さらにUSBプロトコルデータ(USBプロトコル
ヘッダUHおよびUSBプロトコルフッタUF)が付加
されて構成されたUSBプロトコルパケットが送信さ
れ、そのUSBプロトコルパケットがプロトコル変換装
置600のUSB部送受信ドライバ611で受信される
と、USBプロトコル組み立て取り外し部613はその
受信されたUSBプロトコルパケットを受け取って、そ
のUSBプロトコルパケットからUSBプロトコルデー
タ(USBプロトコルヘッダUHおよびUSBプロトコ
ルフッタUF)を取り外すことにより無線プロトコルパ
ケットを取り出し、その取り出した無線プロトコルパケ
ットを通信部送受信ドライバ612に渡す。通信部送受
信ドライバ612はその受け取った無線プロトコルパケ
ットをMSに向けて送信する。
【0068】このように、このUSBプロトコル組み立
て取り外し部613では、無線プロトコルパケットへの
USBプロトコルヘッダUHおよびUSBプロトコルフ
ッタUFの付加、およびUSBプロトコルパケットから
の、USBプロトコルヘッダUHおよびUSBプロトコ
ルフッタUFの取り外しが行なわれるが、この処理は、
単純な処理であって、小さな回路規模のハードウェアで
対処することができ、LSI610に組み込むことがで
き、コストダウンおよび装置の小型化が実現できる。
【0069】図8は、図7に示すプロトコル変換装置に
入出力されるデータパケットのプロトコルの流れを示す
模式図である。
【0070】MS基地局とMSとの間では、ユーザデー
タに無線プロトコルデータ(無線プロトコルヘッダHお
よび無線プロトコルフッタF)が付加された形式の無線
プロトコルパケットが無線で通信され、MSと、図7に
示すプロトコル変換装置600のLSI610との間で
は、その無線プロトコルパケットが16芯ケーブルを物
理層として通信され、LSI610の内部では、上述の
ようにして、無線プロトコルパケットへのUSBプロト
コルデータ(USBプロトコルヘッダUHおよびUSB
プロトコルフッタUF)の取り付けや、USBプロトコ
ルパケットからのUSBプロトコルデータ(USBプロ
トコルヘッダUHおよびUSBプロトコルフッタUF)
の取り外しが行なわれて、そのLSI610と、PC内
の、以下において説明するUSBドライバとの間では、
無線プロトコルパケットがUSBプロトコルデータで包
み込まれた形式のUSBプロトコルパケットが、USB
ケーブルを物理層として通信される。
【0071】PC内でのデータパケットの流れについて
は、この図8とともに、図9〜図11を参照して説明す
る。
【0072】図9は、本実施形態の通信システムを構成
するパーソナルコンピュータ(PC)の通信機能部分の
説明図、図10は、そのPCの通信機能部分の、データ
パケット受信時のフローチャート、図11は、そのPC
の通信機能部分の、データパケット送信時のフローチャ
ートである。
【0073】上述のようにして、プロトコル変換装置
(LSI)から、USBケーブル500bを経由して、
無線プロトコルパケットをUSBプロトコルヘッダUH
およびUSBプロトコルフッタUFで包み込んだ形式の
USBプロトコルパケットが送信されてくると、その送
信されてきたUSBプロトコルパケットは、図9(A)
に示すハードウェアとしての通信インタフェース229
で受信され、通信プログラムの一部品としてのUSBド
ライバ252に受け渡される(図10ステップa1)。
【0074】このUSBドライバ252では、図9
(B)に示すような、ユーザデータに無線プロトコルヘ
ッダHおよび無線プロトコルフッタFが付加されてさら
にその上にUSBプロトコルヘッダUHおよびUSBプ
ロトコルフッタFが付加された形式のUSBプロトコル
パケットから、USBプロトコルヘッダUHおよびUS
BプロトコルフッタUHが取り外されて、ユーザデータ
に無線プロトコルヘッダHおよび無線プロトコルフッタ
Fが付加された形式の無線プロトコルパケットが取り出
され(図10ステップa2)、その無線プロトコルパケ
ットが通信ドライバ251へ渡される(図10ステップ
a3)。この通信ドライバ251も通信プログラムの一
部品である。
【0075】その通信ドライバ251では、その受け取
った無線プロトコルパケットから無線プロトコルヘッダ
Hおよび無線プロトコルフッタFが取り外されてユーザ
データが取り出され(図10ステップa4)、その取り
出されたユーザデータがアプリケーションプログラムに
渡される。
【0076】一方、このPCから外部にデータを送信す
るときは、通信ドライバ251は、アプリケーションプ
ログラムからユーザデータを受け取り(図11ステップ
b1)、そのユーザデータに無線プロトコルヘッダHお
よび無線プロトコルフッタFを取付けることにより無線
プロトコルパケットを生成して(図11ステップb
2)、その生成した無線プロトコルパケットをUSBド
ライバへ渡す(図11ステップb3)。その無線プロト
コルパケットを受け取ったUSBドライバ252は、そ
の受け取った無線プロトコルパケットにさらにUSBプ
ロトコルヘッダUHおよびUSBプロトコルフッタUF
を取り付けることによりUSBプロトコルパケットを生
成し(ステップb4)、その生成したUSBプロトコル
パケットを通信インタフェース229に渡す。通信イン
タフェース229はその受け取ったUSBプロトコルパ
ケットをプロトコル変換装置600(図7参照)に向け
て送信する。
【0077】本実施形態の通信システムは以上のような
基本構成を備えたものであり、前述したようにプロトコ
ル変換装置内にCPUやROMを備える必要がなく、小
型化、低コスト化が実現できる。尚、本実施形態の通信
システムでは、図4〜図7を参照して説明した比較例と
比べ、PC内で実行される通信プログラムの部品である
通信ドライバ251が増えることになるが、これはプロ
グラムの増加であってハードウェア上の付加部品を伴う
ものではなく、しかもこの通信ドライバ251による処
理も単純なものであり、プログラム量の増加もさほど大
きなものではない。
【0078】次に、以上述べた基本的な第1実施形態に
加え、MSとプロトコル変換装置600の通信部送受信
ドライバ612(図7参照)との間の通信方式を、複数
の通信規格に準拠した通信方式の中から選択できるよう
に構成した第2実施形態について説明する。
【0079】図12は、本発明の通信システムの第2実
施形態を構成するパーソナルコンピュータ(PC)の通
信機能部分の説明図である。
【0080】ここには、PCのハードディスク211
(図2参照)の内部に、例えばPDC規格に準拠した無
線プロトコルヘッダ/フッタの取付け/取外しを行なう
通信ドライバや、PHS方式の規格の準拠した無線プロ
トコルヘッダ/フッタの取付け/取外しを行なう通信ド
ライバや、CDMA方式の規格に準拠した無線プロトコ
ルヘッダ/フッタの取付け/取外しを行なう通信ドライ
バなど、複数種類の通信ドライバが記憶されている。
【0081】ここで、この第2実施形態では、ハードデ
ィスク211に記憶された複数種類の通信ドライバのう
ち、実際に実行させる通信ドライバを指定する情報をプ
ロトコル変換装置側から受け取って、ローディング手段
254により、その指定された通信ドライバが、実際の
実行のために、ハードディスク211からRAM222
(図2参照)へ読み出される。ここでは、このローディ
ング手段が、本発明の通信装置の、「第1のドライバ手
段を活性化する規格設定手段」の一例に相当する。
【0082】図13は、ここで説明している通信システ
ムの第2実施形態を構成するプロトコル変換装置の模式
図である。
【0083】ここに示すプロトコル変換装置600に搭
載されたLSI610には、それぞれが‘H’レベルあ
るいは‘L’レベルに固定される2つの信号入力端子G
PI01,GPI02が設けられており、このLSI6
10内では、それら2つの信号入力端子GPI01,G
PI02から入力される信号の‘H’レベル、‘L’レ
ベルの組合せにより、図7に示す通信部送受信ドライバ
612とMSとの間の通信の方式が指示される。すなわ
ち、図7に示す通信部送受信部ドライバ612は、MS
との間で、PDC方式、PHS方式、cdmaOne方
式のいずれによる通信も可能なものであり、GPI0
1,GPI02の‘H’レベル,‘L’レベルの設定に
より、それら複数種類の通信方式のうちどの通信方式で
通信するかが定められる。
【0084】図14は、GPI01,GPI02の
‘H’レベル,‘L’レベルの状態をあらわす情報すな
わち、プロトコル変換装置とMSとの間の通信方式をP
Cに伝達するためのUSBプロトコルパケットを示す図
である。
【0085】PCとプロトコル変換装置がケーブルで接
続されると、プロトコル変換装置600のUSB部送受
信ドライバ611は、図14に示すような、GPI0
1,GPI02の‘H’レベル,‘L’レベルの状態を
表わす情報を含むUSBデータ部にUSBプロトコルヘ
ッダUHおよびUSBプロトコルフッタUFを取り付け
たUSBプロトコルパケットを生成してPCに送信す
る。
【0086】図15は、図14に示すようなUSBプロ
トコルパケットを受信したPCで実行される通信ドライ
バ設定のフローチャートである。
【0087】図14に示すUSBプロトコルパケット
が、図12に示す通信インタフェース229で受信され
てUSBドライバ252に受け渡されると、USBドラ
イバ252では、図14に示すUSBデータ部が取り出
されて、その取り出されたUSBデータ部がローディン
グ手段254に渡される。
【0088】ローディング手段254では、そのUSB
データ部中のGPI01,GPI02の状態を示す情報
が取得され(図15ステップc1)、GPI01が
‘H’レベルであるか(図15ステップc2)、あるい
は、GPI01が‘L’レベルのときはGPI02が
‘H’レベルであるか否か(図15ステップc3)に応
じて、それぞれに応じた通信ドライバをロードする(ス
テップc4,c5,c6)。このロードされた通信ドラ
イバが実際に実行されることになる。
【0089】以上の、図12〜図15を参照して説明し
た第2実施形態によれば、内部構成の異なる複数種類の
LSIを製造することなく、GPI01,GPI02の
‘H’レベル,‘L’レベルの設定だけで、多種類の通
信方式に対処することができる。
【0090】図16,図17は、本発明の通信システム
の第3実施形態を構成するプロトコル変換装置中のLS
Iの一部構成を示す図である。
【0091】この第3実施形態におけるPCの通信部分
の構成は上述した第2実施形態の場合と同様であって図
12に示す構成を有しているが、第2実施形態との相違
点は、プロトコル変換装置(図16,図17に示すLS
I610)とMSとの間の通信規格が、プロトコル変換
装置側でなく、PC側で設定される点である。
【0092】PCにおいて、例えばユーザからの指示に
より、接続しようとしているMS(携帯電話機)の通信
規格が設定されると、図2に示すローディング手段25
4は、その設定された通信規格に応じた通信ドライバを
ロードする。
【0093】USBドライバ252は、この通信規格の
指定やその他プロトコル変換装置をPCあるいはPCを
操作するユーザの思うとおりに設定するための情報を記
述したUSBプロトコルパケットを生成し、通信インタ
フェース229を介してその生成したUSBプロトコル
パケットをプロトコル変換装置に送信する。
【0094】図16には、PCからプロトコル変換装置
に向けて送信されるUSBプロトコルパケットのデータ
部が示されている(USプロトコルヘッダ/フッタは図
示省略されている。) また、プロトコル変換装置のLSI610内にはシリア
ルデバイスコントローラ614が備えられており、そこ
には、送信されてきたUSBプロトコルパケットの内容
が設定される、複数のレジスタからなるレジスタ群が備
えられている。
【0095】ここで、図16に示すUSBプロトコルパ
ケットは、レジスタ群内のいずれかのレジスタのアドレ
スである書き込み読み出しアドレスと、そのアドレスの
レジスタ以降いくつのレジスタにデータを設定するかを
表わす書き込み読み出しデータ長と、それらのレジスタ
に実際に設定されるデータとを有する。
【0096】この形式のUSBプロトコルパケットがP
Cから送信され、LSI610のUSB部送受信ドライ
バ611で受信されてシリアルデバイスコントローラ6
14に送られる。そのシリアルデバイスコントローラ6
14では、そのUSBプロトコルパケットの内容が認識
され、そこに指示されたアドレスのレジスタからそこに
指示されたデータ長分のレジスタに指定のデータをそれ
ぞれ書き込む。また、PC側では、このレジスタ群に書
き込まれたデータを読み出すこともでき、その時は、U
SB部送受信ドライバ611で図16に示す形式のUS
Bプロトコルパケットが生成されてPCに送信される。
【0097】ここでは、このような構成により、PC側
よりLSI610の機能の設定、変更を可能としてお
り、しかも図16に示すような形式のUSBプロトコル
パケットを採用することにより、複数のレジスタを一括
してアクセスすることができ、レジスタアクセスの高速
化も実現している。
【0098】ここで、図17に示すように、シリアルデ
バイスコントローラ614のレジスタ群の中に、送受信
プロトコル設定レジスタが存在する。一方、LSI61
0内の通信部送受信ドライバ612(図17とともに図
7参照)は、PDC方式、CDMA方式、PHS方式の
いずれの通信方式でも動作可能なものであって、送受信
プロトコル設定レジスタの設定に応じた通信方式に従う
プロトコルで送受信を行なうよう構成されている。
【0099】このようにPC側で通信方式を設定するよ
うにしてもよい。
【0100】図18は、本発明の通信システムの第4実
施形態を構成するプロトコル変換装置中のLSIの内部
構成を示す図、図19は、そのLSIを経由して通信さ
れるデータのデータ構造を示す図である。
【0101】この第4実施形態における、LSI10中
のUSBプロトコル組み立て取外し部613は、前述し
たUSBプロトコルデータ(USBプロトコルヘッダ/
フッタ)の取り付け/取り外しの機能に加え、図18に
示す機能を備えている。すなわち、このUSBプロトコ
ル組み立て取外し部613には、データ長カウント部6
131、先頭/最終フラグ取り付け/取り外し部613
2、およびデータ分割/組み立て部6133を備えてい
る。
【0102】MSから、図19に示すような、USBプ
ロトコルパケットで取り扱うことのできるデータ長をは
るかに越える300バイトのデータ長を持つ無線プロト
コルパケットが送信され、LSI610の通信部送受信
ドライバ612で受信されるものとする。そのとき、そ
の通信部送受信ドライバ612を構成するデータ長カウ
ント部6131ではシリアルに送信されてくる無線プロ
トコルパケットのデータ長をカウントし、USBプロト
コルパケットとして取り扱うことのできるデータ長以内
のデータ長(ここでは62バイト)に達するたびにその
旨をデータ分割組み立て部6133に通知する。また、
そのデータ長カウント部6131は、無線プロトコルパ
ケットの受信を開始した際にその無線プロトコルパケッ
トの受信を開始したこと、およびその無線プロトコルパ
ケットの受信が終了した際にその無線プロトコルパケッ
トの受信を終了したことを先頭/最終フラグ取り付け/
取り外し部6132に通知する。
【0103】データ分割/組み立て部6133では、そ
の無線プロトコルパケットを、データ長カウント部61
31からの情報に従って62バイト毎に区切って先頭/
最終フラグ取り付け/取り外し部6132に渡す。その
先頭/最終フラグ取り付け/取り外し部6132には、
その受け取った62バイト分のデータに対し、その62
バイトのデータが無線プロトコルパケットの最初の62
バイトのデータのときは、図19(A)のようにその6
2バイトのデータに先頭フラグを‘1’、最終フラグを
‘0’とするフラグを取り付けるとともにデータ長(こ
こでは64バイト)を表わすデータを取りつけ、先頭で
も最終でもない途中の64バイトのデータに対しては図
19(B)〜(D)に示すように先頭フラグ、最終フラ
グとも‘0’とするフラグを取付けるとともにデータ長
を表わすデータを取りつけ、その無線プロトコルパケッ
トの最終部分のデータに対しては図19(E)に示すよ
うに先頭フラグを‘0’、最終フラグを‘1’とするフ
ラグを取り付けるとともにデータ長を表わすデータを取
り付ける。
【0104】ここで、データ分割/組み立て部6133
は、最終部分のデータが規定のデータ長(ここでは64
バイト)に満たないときは、図19(E)に示すよう
に、その最終部分のデータの後に無意味なデータを付加
するパディングを行なって規定のデータ長に揃える機能
を有しており、先頭/最終フラグ取り付け/取り外し部
6132では最終部分のデータ長を表わす情報として有
効なデータ部分の長さ(ここでは50バイト)を表わす
情報が取り付けられる。
【0105】このようにデータ長を揃えると、一定のデ
ータ長のデータのみを取り扱うことができ、データの取
り扱いが簡単となる。
【0106】このようにして図19(A)〜(E)のよ
うに複数に分割された無線プロトコルパケットは、各分
割部分ごとにUSBプロトコルヘッダ/フッタが取り付
けられて各分割部分ごとにUSBプロトコルパケットが
生成され、それら複数のUSBプロトコルパケットが先
頭側から順次にPCに向けて送信される。
【0107】PCの通信部分の構成は、図9のように示
されるが、USBドライバ251では順次送信されてく
る複数のUSBプロトコルパケットからUSBプロトコ
ルヘッダ/フッタを取り外すとともにそれらのデータを
連結することにより元の無線プロトコルパケットが再生
され、その再生された無線プロトコルパケットが通信ド
ライバ251に渡される。
【0108】また、PC側からUSBプロトコルパケッ
トとして取り扱うことのできるデータ長を越えるデータ
長のユーザデータを外部に送信しようとするときは、そ
のデータ長の長い無線プロトコルパケットが通信ドライ
バ251で生成されてUSBドライバ252に渡される
が、このUSBドライバ252は、図18を参照して説
明したUSBプロトコル組み立て取外し部613と同様
な処理により、図19(A)〜(E)に示すような複数
に分割をするとともに必要な情報を付加し、さらに各分
割部分にUSBプロトコルヘッダ/フッタを取り付けて
複数のUSBプロトコルパケットを生成し、通信インタ
フェース229を介してプロトコル変換装置600(L
SI610)に順次送信する。
【0109】LSI610では、それら複数のUSBプ
ロトコルパケットを順次受信しながら、そのUSBプロ
トコル組み立て取外し部613を構成する先頭/最終フ
ラグ取り付け/取り外し部6132により先頭フラグと
最終フラグ、およびデータ長のデータが取り外されてデ
ータ分割/組み立て部6133に送られ、データ分割/
組み立て部6133では送られてきたデータを組み立て
て元の無線プロトコルパケットを復元して通信部送受信
ドライバ612に送る。通信部送受信ドライバ612は
そのデータ長の長い無線プロトコルパケットをMSに向
けて送信する。
【0110】このような構成を採用すると、USBプロ
トコルパケットの最大長を越えるようなデータ長のデー
タを無線プロトコルパケットの形成を崩さずに取り扱う
ことができる。
【0111】尚、上述の各実施形態は、PCとMSとの
間にプロトコル変換装置を備えることを前述として説明
したため、プロトコル変換装置とMSとの間の通信で採
用される通信方式としてPDC方式、PHS(登録商
標)方式、CDMA方式を挙げたが、本発明では、プロ
トコル変換装置と接続される相手方の通信機器はMS
(携帯電話端末)である必要はなく、図7に示す通信部
送受信ドライバ612として、光通信の規格に準拠した
通信を行なうドライバを備えてもよく、あるいは、RS
232Cの規格に準拠した通信を行なうドライバを備え
てもよく、図12〜図14を参照して説明した第2実施
形態あるいは図16,図17を参照して説明した第3実
施形態のように通信方式を複数の通信方式の中から選択
可能とし、その選択可能な通信方式の1つとして光通信
方式あるいはRS232C方式等を加えてもよい。
【0112】また、PC側の通信方式としてUSB方式
を挙げたが、このPC側の通信方式もUSB方式に限定
されるものではなく、例えばRS232C方式を採用し
てもよい。
【0113】図20は、本発明のプロトコル変換装置の
機能および外部との間で無線通信を行なう機能を備えた
通信装置の一実施形態の概略構成図である。
【0114】この通信装置700は、アンテナ811を
備えた無線通信部810と、プロトコル変換部720
と、プロトコル処理部730と、アプリケーション実行
部740とを備えている。
【0115】無線送受信部810は、前述の実施形態に
おける無線電話機に相当するものであって、ユーザデー
タに無線通信の規格(ここではPDC規格)に準拠した
プロトコルデータ(無線プロトコルデータ)が付加され
てなるデータパケット(無線プロトコルパケット)の送
受信を行なう要素であり、基地局900から電波で送信
されてきた無線プロトコルパケットをアンテナ811で
受信してプロトコル変換部820に送るとともに、プロ
トコル変換部820から送られてきた無線プロトコルパ
ケットを受け取って無線で基地局900に向けて送信す
る。
【0116】プロトコル変換部820は、図7に示すプ
ロトコル変換装置600と同じ構成がLSI内に搭載さ
れたものであり、無線通信部810から無線プロトコル
データを受け取り、その無線プロトコルデータに、US
B規格に準拠したプロトコルデータ(USBプロトコル
データ)を付加することによりUSB規格に準拠したデ
ータパケット(USBプロトコルパケット)を生成して
プロトコル処理部830に渡し、一方、プロトコル処理
部830から、ユーザデータに無線プロトコルデータが
付加され、さらにUSBプロトコルデータが付加されて
なるUSBプロトコルパケットを受け取り、そのUSB
プロトコルパケットからUSBプロトコルデータを取り
外すことにより無線プロトコルパケットを取り出し、無
線プロトコルパケットを無線送受信部810に渡すもの
である。
【0117】さらに、プロトコル処理部830は、図2
に示すような、パーソナルコンピュータの通信機能部分
と同様な構成を有する。すなわち、このプロトコル処理
部830は、プロトコル変換部820との間でUSBプ
ロトコルパケットの送受信を行なうハードウェアとして
のUSBコントローラ831と、プロトコル処理部83
0からUSBコントローラ831を経由して送られてき
たUSBプロトコルパケットからUSBプロトコルデー
タを取り外して無線プロトコルパケットを取り出し、そ
の取り出した無線プロトコルパケットを通信ドライバ8
33に渡すとともに、通信ドライバ833から受け取っ
た無線プロトコルパケットにUSBプロトコルデータを
付加して、プロトコル処理部830への通信のためにU
SBコントローラ831に渡すUSBドライバ832
と、USBドライバ832から無線プロトコルパケット
を受け取り、その無線プロトコルパケットから無線プロ
トコルデータを取り外すことによりユーザデータを取り
出してアプリケーション実行部840のアプリケーショ
ンプログラム841に渡すとともに、そのアプリケーシ
ョン実行部840のアプリケーションからユーザデータ
を受け取りその受け取ったユーザデータに無線プロトコ
ルデータを付加して無線プロトコルパケットを生成し、
その生成した無線プロトコルパケットをUSBドライバ
832に送る通信ドライバ833を備えている。
【0118】アプリケーション実行部840ではアプリ
ケーションプログラム841が実行される。
【0119】すなわち、図20に示す通信装置800
は、図1に示すプロトコル変換装置600および無線電
話機300がパーソナルコンピュータ100に内蔵され
た形態を有する。この場合、例えば無線電話機300の
押ボタンに代えてキーボード103を使用するように構
成するなど、機能の統合化等が行なわれる。
【0120】あるいは、図20に示す通信装置800
は、無線電話機300の機能を備えたモバイル機器にプ
ロトコル変換装置600の機能を内蔵するとともに、パ
ーソナルコンピュータ100の構成要素のうち、そのモ
バイル機器に必要な要素を組み込んだものであってもよ
い。
【0121】図21は、図20に示す通信装置の変形例
を示す図である。図20に示す通信装置との相違点につ
いて説明する。
【0122】図21に示す通信装置800では、プロト
コル変換部820(そのプロトコル変換部820の、図
7に示すプロトコル変換装置600のように内部構成を
分けたときのUSB部送受信ドライバ611に相当する
構成部分)と、プロトコル処理部830のUSBドライ
バ832との間で直接にUSBプロトコルパケットの受
け渡しを行なうように構成されている。
【0123】図20に示す通信装置800を構成するプ
ロトコル処理部830には、ハードウェアとしてのUS
Bコントローラ831が備えられており、プロトコル変
換部820との間の通信はこのUSBコントローラ83
1を経由して行なうように構成されているが、これはプ
ロトコル処理部830(パーソナルコンピュータ)とプ
ロトコル変換部820(プロトコル変換装置)とをそれ
ぞれ別々の装置として構成したときに必要なものであ
り、このUSBコントローラは、図21に示すように、
一体の装置として構成したときは必ずしも必要ではな
い。
【0124】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
小型化、低コスト化が図られたプロトコル変換装置、そ
のプロトコル変換装置に適合する、あるいはそのプロト
コル変換装置の機能を内蔵した通信装置、そのプロトコ
ル変換装置を含む通信システム等を構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの一実施形態の外観図で
ある。
【図2】図1に外観を示すコンピュータシステムのハー
ドウェア構成図である。
【図3】CDROMに記憶された通信プログラムの模式
図である。
【図4】従来の通信システムを構成するプロトコル変換
装置の内部構成を含む、そのプロトコル変換装置の作用
説明図である。
【図5】図4に示すプロトコル変換装置に入出力される
データパケットのプロトコルの流れを示す図である。
【図6】従来の通信システムを構成するパーソナルコン
ピュータの通信機能部分の説明図である。
【図7】図1に示す本発明の実施形態としての通信シス
テムを構成するプロトコル変換装置の内部構成を含む、
そのプロトコル変換装置の作用説明図である。
【図8】図7に示すプロトコル変換装置に入出力される
データパケットのプロトコルの流れを示す模式図であ
る。
【図9】本実施形態の通信システムを構成するパーソナ
ルコンピュータ(PC)の通信機能部分の説明図であ
る。
【図10】PCの通信機能部分の、データパケット受信
時のフローチャートである。
【図11】PCの通信機能部分の、データパケット送信
時のフローチャートである。
【図12】本発明の通信システムの第2実施形態を構成
するパーソナルコンピュータ(PC)の通信機能部分の
説明図である。
【図13】本発明の通信システムの第2実施形態を構成
するプロトコル変換装置の模式図である。
【図14】GPI01,GPI02の‘H’レベル,
‘L’レベルの設定情報をPCに伝達するためのUSB
プロトコルパケットを示す図である。
【図15】図14に示すようなUSBプロトコルパケッ
トを受信したPCで実行される通信ドライバ設定のフロ
ーチャートである。
【図16】本発明の通信システムの第3実施形態を構成
するプロトコル変換装置中のLSIの一部構成を示す図
である。
【図17】本発明の通信システムの第3実施形態を構成
するプロトコル変換装置中のLSIの一部構成を示す図
である。
【図18】本発明の通信システムの第4実施形態を構成
するプロトコル変換装置中のLSIの内部構成を示す図
である。
【図19】LSIを経由して通信されるデータのデータ
構造を示す図である。
【図20】本発明のプロトコル変換装置の機能および外
部との間で無線通信を行なう機能を備えた通信装置の一
実施形態の概略構成図である。
【図21】図20に示す通信装置の変形例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 パーソナルコンピュータ 101 本体部 101a フロッピィディスク装填口 101b CDROM装填口 102 CRTディスプレイ 102a 表示画面 103 キーボード 104 マウス 210 CDROM 211 ハードディスク 212 フロッピィディスク 220 バス 221 中央演算処理装置(CPU) 222 RAM 223 ハードディスクコントローラ 224 フロッピィディスクドライバ 225 CDROMドライバ 226 マウスコントローラ 227 キーボードコントローラ 228 ディスプレイコントローラ 229 通信インタフェース 250 通信プログラム 251 通信ドライバ 252 USBドライバ 254 ローディング手段 300 携帯電話機 500 通信ケーブル 500a 16芯ケーブル 500b USBケーブル 600 プロトコル変換装置 610 LSI 611 USB部送受信ドライバ 612 通信部送受信ドライバ 613 USBプロトコル組み立て取り外し部 614 シリアルデバイスコントローラ 800 通信装置 810 無線送受信部 811 アンテナ 820 プロトコル変換部 830 プロトコル処理部 831 USBコントローラ 832 USBドライバ 833 通信ドライバ 840 アプリケーション実行部 841 アプリケーションプログラム 900 基地局 6131 データ長カウント部 6132 先頭/最終フラグ取り付け/取り外し部 6133 データ分割/組み立て部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−252204(JP,A) 特開 昭63−263945(JP,A) 特開 平8−125801(JP,A) 特開 平6−188914(JP,A) 特開 平10−145431(JP,A) 特表 平10−512120(JP,A) 特表 平10−512409(JP,A) 国際公開98/23054(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/06 H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにプロトコルの異なるパーソナルコ
    ンピュータと携帯電話機を接続して通信を行う際に、該
    パーソナルコンピュータと携帯電話機間に介在し、該パ
    ーソナルコンピュータと携帯電話機間を流れるデータパ
    ケットのプロトコルを変換するプロトコル変換装置にお
    いて、複数種類の通信規格の中から選択される1種類の通信規
    格を設定する規格設定部と、 ユーザデータに前記規格設定部で設定された第1の通信
    規格に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、該
    第1の通信規格に準拠したデータパケットを送受信する
    第1の送受信ドライバと、 ユーザデータに第2の通信規格に準拠したプロトコルデ
    ータが付加されてなる、該第2の通信規格に準拠したデ
    ータパケットを送受信する第2の送受信ドライバと、 前記第1の送受信ドライバで受信した、前記第1の通信
    規格に準拠したデータパケットを受け取り、受け取った
    データパケットに、さらに前記第2の通信規格に準拠し
    たプロトコルデータを付加することにより、該第2の送
    受信ドライバに渡し、前記第2の送受信ドライバで受信
    した、ユーザデータに前記第1の通信規格に準拠したプ
    ロトコルデータが付加され、さらに前記第2の通信規格
    に準拠したプロトコルデータが付加されてなる、該第2
    の通信規格に準拠したデータパケットを受け取り、受け
    取ったデータパケットから前記第2の通信規格に準拠し
    たプロトコルデータを取り外すことにより、ユーザデー
    タに前記第1の通信規格に準拠したプロトコルデータが
    付加されてなる、該第1の通信規格に準拠したデータパ
    ケットを取り出して、前記第1の送受信ドライバからの
    送信用に該第1の送受信ドライバに渡すプロトコル組み
    立て取り外し部とを備え 前記規格設定部が、設定される通信規格を表わす設定規
    格データが格納されるレジスタを有し、前記第2の送受
    信ドライバにより受信された、該設定規格データに前記
    第2の通信規格に準拠したプロトコルデータが付加され
    てなるデータパケットを受け取り、該データパケットか
    ら該設定規格データを取り出して前記レジスタに設定す
    るものである ことを特徴とするプロトコル変換装置。
  2. 【請求項2】 前記規格設定部は、このプロトコル変換
    装置自体で設定される信号に基づいて通信規格を設定す
    るものであり、前記第2の送受信ドライバは、前記規格
    設定部により設定された通信規格を表わす設定規格デー
    タに前記第2の通信規格に準拠したプロトコルデータが
    付加されてなるデータパケットを送信するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプロトコル変換装置。
  3. 【請求項3】 前記プロトコル組み立て取り外し部は、
    前記第1の送受信ドライバで受信したデータパケットが
    所定長を越えるデータパケットであった場合に該データ
    パケットを複数の部分に分割して各部分ごとに前記第2
    の通信規格に準拠したデータパケットを生成し、前記第
    2の送受信ドライバで受信した、前記第1の通信規格に
    準拠したデータパケットが複数に分割されてなる各部分
    をユーザデータとする複数のデータパケットから、元
    の、前記第1の通信規格に準拠したデータパケットを復
    元するものであることを特徴とする請求項記載のプロ
    トコル変換装置。
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