JP3386539B2 - 極薄フィルムの貼着方法 - Google Patents

極薄フィルムの貼着方法

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JP3386539B2 JP31421393A JP31421393A JP3386539B2 JP 3386539 B2 JP3386539 B2 JP 3386539B2 JP 31421393 A JP31421393 A JP 31421393A JP 31421393 A JP31421393 A JP 31421393A JP 3386539 B2 JP3386539 B2 JP 3386539B2
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武史 岩崎
力男 石田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,所謂「腰」のない極薄
フィルム片を,他の物体に効率良く貼着する方法に関す
る。このような要請は例えば,包装用のシ−トに対する
接着用の糊付け,印刷,ラベル貼り等の予備手段として
頻繁に発生するものである。上記のような糊料や印刷し
た模様は,一般には薄いフィルムに塗布,印刷,又は積
層されていることが多い。又時には,そのもの自体が薄
いフィルム状になっていることもある。このようなフィ
ルムを,他のシ−トやフィルム又は物体に貼着する作業
は殆ど機械的に自動化されて居り,前記の薄いフィルム
状のシ−トを自動搬送し,加熱,押捺,貼着等の作業が
行われている。
【0002】ところが自動給送等の作業を行うべく,前
記の薄層フィルムをそのまま機械にかけた場合,フィル
ムに腰がないため,フィルム自体が伸長したり,破れた
り,片側に曲ったり,たるんだり等のトラブルが発生す
ることが多く,改善が望まれていた。
【0003】
【従来の技術】例として,比較的厚手のフィルムAに,
極薄フィルムBを貼り付ける作業において,交差式自動
搬送装置にかけた場合,フィルムBに腰がないため伸び
たり,たるんだりして,正常な位置に押捺できなくな
る。又そのためガイド金具を設けても片側に寄ってしま
うこともあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記のよう
なトラブルの発生もなく,極薄フィルムを貼り着ける作
業を,自動化された装置によって,円滑に行える方法を
提起することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに,本発明においては,貼着されるべき極薄フィルム
Bの貼着される部分を予め窓状に抜いた紙を貼り付け
て,腰を持たせた状態にしておくことにより,これを自
動貼着装置にかけた場合,極めて円滑に極薄フィルムの
搬送,貼着作業が行われ得ることを見出した。
【0006】即ち,図1・イ,ロに示すように,貼着を
行いたい部分を窓にして,予め打ち抜いた紙4を,極薄
フィルムBに貼着剤等を用いて貼り付ける。図中,斜線
部は紙を貼りつけた部分を示す。
【0007】次に,一方向からこのフィルムBを(第二
搬送),交差又は並行,若しくは逆行する方向から原反
フィルムAを(第1搬送),それぞれ間歇的に給送する
自動搬送装置に装着する。上記の原反フィルムAと貼着
されるフィルムBとの交差又は接触し得る個所に,シ−
ル装置Hを設け,熱溶着又は接着,粘着によるシ−ルを
行う。フィルムA,Bの給送及びシ−ル装置作動はタイ
ミング調整され,間歇的に正確に貼着される。本発明の
場合,極薄フィルムは紙で腰を与えているので,伸長し
たり,破れたり,たるんだりすることは無く,不良品の
発生は皆無であった。
【0008】シ−ル操作が完了すると,貼着された原反
A製品及び貼着部が無くなった空白の窓のあいたフィル
ムB(紙付き)は,引き離された後(廃棄),それぞれ
別方向へと離れてゆく。この引き離しのために,図1・
イにも記すように貼付を要する部位の周囲は予めカット
(切れ目)又はハ−フカット(切れ易くするためにフィ
ルムの厚さ方向につけた深い溝)を入れ,シ−ル加工前
のフィルムB取扱いのために要部のみ点ヅケ部6を残し
てあるが,貼着作業完了後,原反フィルムAと窓明きフ
ィルムBを引き離す時,点づけ部又はハ−フカット部は
容易に破断され,被貼着部は第1搬送手段でフィルムA
と共に,フィルムBは第2搬送手段により,それぞれ引
き離される。フィルムBは紙で腰を与えてあるため,引
き離し作業も円滑であった。
【0009】
【実施例1】本発明の実施の具体的態様を,実施例につ
いて,図面を参照して説明する。図1・イは極薄貼着フ
ィルムBに,貼着される部分を窓状に抜く(2)と共に
タイミング調整用光電透過窓(3)をも抜いた紙を,貼
着剤を用いて貼り着け,所謂腰を強くした状態〔以下,
この状態のフィルムをB(紙)と略記する〕を示す側断
面図である。フィルムBは紙によって補強されて非常に
取扱い易くなる。自動貼着装置では,(ホ)に示すよう
にフィルムB(紙)の給送方向(図1では下→上)と交
差するように,被貼着用の原反フィルムAが給送(図で
は右→左)されている。フィルムA,B(紙)は間歇的
に両者のタイミングを合わせ給送され,交点(H)にお
いて暫時停止,上,下より挟まれて熱シ−ル或いは接
着,粘着等の手段により貼着作業が行われる。
【0010】フィルムB(紙)は,紙によって腰を強く
してあるので,たるみや曲がり,引きちぎれ等のトラブ
ルも発生せず,円滑に間歇的給送が可能であった。フィ
ルムB(紙)の窓部(紙の無い部分)に設けられた,カ
ット,又はハ−フカット5の寸法の範囲に殆ど過不足な
く,熱溶着又は接着,粘着が行われ,窓部のフィルムB
はフィルムAの表面11に移ってゆく(図1・ニ)。
【0011】貼着作業が完了すると,フィルムA,Bは
引き離され,それぞれの方向に分かれてゆく。窓部のフ
ィルムBは,取扱い上の便宜から要所,例えば四隅等を
点付け6して残してあり,A,B(紙)フィルムが分か
れてゆく時,貼着された部分はこの点付け部6から引き
ちぎられてA側に移る。フィルムBは極めて薄いのと,
フィルムB(紙)は腰が与えられているのでこのちぎり
操作にも支障はなかった。
【0012】
【実施例2】図2は,フィルム状原反Aと貼着されるフ
ィルムB(紙)が,並行して搬送されるフィルムの給送
システムの側断面図である。この給送システムは比較的
狭い設備設置面積で済む利点がある。貼着操作の態様は
実施例1の場合と殆ど同じである。
【0013】図3は,フィルム状原反Aと貼着されるフ
ィルムB(紙)が,逆行して搬送されるフィルムの供給
システムの側断面図を示す。貼着操作の態様及び効果は
両フィルムの搬送方向が異なる点,以外は実施例2と略
同じである。
【0014】
【発明の効果】本発明により,自動化機械にかけにくい
極薄フィルムの貼着作業を,この貼着を要する範囲を窓
として開けた紙を貼りつけて腰を持たせた状態で,自動
貼着装置に給送すると,円滑に他の物体,例えば別のフ
ィルムや厚手のシ−トに所望する部分を貼着することが
出来て,極薄フィルムの貼着方法を確立することが出来
た。この貼着方法は,フィルムBに模様や記号を予め印
刷して,これを他の物品に貼着する場合や,溶着や接着
を欲する部分のみに接着剤,粘着剤等を塗布する等の下
地調整を行う場合等にも,広く応用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る極薄フィルムの自動貼着方法の系
統説明の為の上面図である。(イ)はフィルムB(紙)
の側断面図(貼着前)である。(ロ)はフィルムB
(紙)から貼着された部分が欠除された状態の側断面図
である。(ハ)はフィルムA(被貼着材料)の原反の側
断面図である。(ニ)はフィルムAにフィルムB11が貼
着された状態の側断面図である。(ホ)は自動貼着装置
の流れ(交差給送の場合)を示す一例である。
【図2】フィルムA及びフィルムB(紙)が並行して搬
送される貼着システムの側面模式図である。
【図3】フィルムAとフィルムB(紙)が逆行して搬送
される貼着システムの側面模式図である。
【符号の説明】
1 薄フィルムB 2 被貼着部(窓) 3 タイミング調整用光電透過窓 4 紙 5 被貼着部切り離し用ノッチ 6 同上点付け部 10 熱シ−ル部 11 フィルムAに貼着されたフィルムB A 被貼着フィルム(原反) B 薄フィルム M−M´ フィルムB(紙)(貼着前)断面指示個所 N−N´ フィルムB(紙)(貼着後)断面指示個所 P−P´ フィルムA(貼着後)断面指示個所 Q−Q´ フィルムA(貼着前)断面指示個所 ↑ フィルムの給送方向指示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−88471(JP,U) 実開 昭63−88881(JP,U) 実開 昭48−25696(JP,U) 実開 平6−87976(JP,U) 実開 平7−12367(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 B65H 39/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状の原反Aを所定の方向に,所
    定の搬送速度で間歇駆動で給送する第1搬送手段を設
    け,かつ前記原反に対して交差又は並行,若しくは逆行
    する方向に貼着フィルムBを間歇的に給送する第2搬送
    手段を設け,前記原反フィルムAと貼着フィルムBの交
    差する個所にシール装置を有するフィルムの貼着方法に
    おいて,貼着フィルムBのシールを欲する部分以外に,
    強化用の紙を貼り着け,所謂腰を持たせた状態でフィル
    ムBを搬送し,貼着操作を行うことを特徴とする極薄フ
    ィルムの貼着方法。
  2. 【請求項2】 フィルム状の原反Aを所定の方向に,所
    定の運搬速度で間歇駆動で給送する第1搬送手段を設
    け,かつ前記原反に対して交差又は並行若しくは逆行す
    る方向に貼着フィルムBを間歇的に給送する第2搬送手
    段を設け,前記原反フィルムAと貼着フィルムBの交差
    する個所にシール装置を有するフィルムの貼着方法にお
    いて,貼着フィルムBのシールを欲する部分以外に,強
    化用の紙を貼り着け,所謂腰を持たせた状態でフィルム
    Bを搬送し,貼着操作を行うことを特徴とする極薄フィ
    ルムの貼着方法において,タイミング調整用の光電透過
    窓を,併せ設けた強化用の紙を用いることを特徴とする
    請求項1に謂う極薄フィルムの貼着方法。
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