JP3386416B2 - V型メガホン - Google Patents

V型メガホン

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JP3386416B2
JP3386416B2 JP25150199A JP25150199A JP3386416B2 JP 3386416 B2 JP3386416 B2 JP 3386416B2 JP 25150199 A JP25150199 A JP 25150199A JP 25150199 A JP25150199 A JP 25150199A JP 3386416 B2 JP3386416 B2 JP 3386416B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば野球、サッ
カー等の各種競技の応援用として用いられる分割可能な
Vメガホンであり、拡声のためのメガホン本来の用途の
ほか、打撃音を発することができるV型メガホンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、各種競技の応援の際に用いられる
メガホンには、プラスチック製の種々の形状のものが知
られており、中でも半円錘筒状の2個のメガホン半体
を、1箇所で開閉自在に連結して拡声時にはV型に開い
て用い、打撃音を発するときは各メガホン半体を開閉を
繰り返しながら打ち鳴らすようにした非分離型のV型メ
ガホンが知られている。さらに最近では各メガホン半体
を分離して打ち鳴らすことも可能な、連結部分が着脱自
在な分離型のV型メガホンも多用されつつある。
【0003】上記のようなV型メガホンの例としては、
例えば実公平3−20879号公報に記載されているよ
うに、基端部をピン等の連結具で開閉自在に連結したも
のが知られている。この例のV型メガホンは、各メガホ
ン半体が分離不能に連結されているものである。
【0004】また、上記のような分割型のV型メガホン
の例としては、図6(イ)に示すように、連結する部分
に溝(23)を形成し、両メガホン半体(22)(2
2)の前記溝(23)内に、左右等分した位置の一方側
には回動用軸部(24a)(24a)を頂部に有する突
条部(24)(24)と、他方側には前記回動用軸部
(24a)(24a)を嵌合緊締する嵌合用溝体(2
5)(25)とが一体形成されたものが実用化されてい
る。
【0005】さらに、図7(イ)に示すように、両メガ
ホン半体(32a)(32a)の連結部(33)に凹溝
(33a)を備え、前記凹溝(33a)をほぼ4等分し
て、その一端から他端にかけて枢止片(34)、凹溝
(33a)、位置固定片(35)、凹溝(33a)の区
画形成順に枢止片(34)と位置固定片(35)を前記
凹溝(33a)内に一体形成し、一方のメガホン半体
(32a)の枢止片(34)と位置固定片(35)を他
方のメガホン半体(32a)の凹溝(33a)に嵌合す
る際に、一方の位置固定片(35)の外側面に突設した
半球状突起(35c)を枢止片(34)の空間部(34
c)に嵌め込むように構成したものが知られている。こ
のような例としては、実用新案登録第3062631号
公報等が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記で例示した各V型
メガホンは、いずれも2個のメガホン半体が1箇所で開
閉自在に連結され、メガホン本来の拡声機能を有するこ
とは勿論のこと、開閉操作による打撃音を発生すること
ができるものである。また、分離型のV型メガホンで
は、メガホン半体を分離状態にすれば文字どおり拍子木
の如くに打ち鳴らすことができるので、応援用具として
さらに別の効果をもたらすものである。
【0007】ところが、上記従来のV型メガホンは、い
ずれの場合も実用上共通した欠点がある。すなわち、こ
の種のメガホンは、使用時の開閉操作の繰り返しや、さ
らに分離型では着脱分離の繰り返しが頻繁になされ、し
かも各メガホン半体が互いに捻られるような、手荒な操
作がしばしば加えられ、その結果、連結部が緩んだり、
破損するなどして、打ち鳴らし操作が正常に行えなくな
ったり連結が不能になるなど、使用頻度が増すにつれて
連結部の連結機能が次第に低下し、V型メガホン本来の
機能が損なわれるという欠点がある。
【0008】例えば、半錐形拡声部に凹状調音部を有す
るV型メガホン等においては、図6(ロ)及び図7
(ロ)に例示するように、各半錐形拡声部の軸線方向が
互いにずれて、全体に捻れを生じ、開閉時に両メガホン
半体(22)、(32a)同士が互いに正確に対面しな
くなり、凹状調音部(22c)、(32c)同士の互い
の対面位置のずれによって効果的な打撃音の発生が損な
われる。とくに、上記の図面で例示するような分離型の
ものでは、両メガホン半体の拡声使用時及び開閉時に不
用意に分離するようになるという欠点がある。
【0009】本発明は、上記のような背景の下に、1対
のメガホン半体が半錐形拡声部と歌口部との間の位置に
設けられた連結部によって開閉自在に枢着連結されたV
型メガホンにおいて、開閉操作時に前記両メガホン半体
同士が正確に対面状態を維持し、良好な打ち鳴らし操作
を可能にすると共に、これによって連結部に捻れによる
無理な力が加わるのを防止し、ひいては該連結部が確実
な連結機能を維持し得る耐久性の高いV型メガホンを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、軸線方向に分割された半錐形拡声部と、
該拡声部の基端からくの字状に屈折して連接された歌口
部とを有する1対のメガホン半体が、上記半錐形拡声部
と歌口部との間の位置の連結部により開閉自在に枢着連
結された応援用メガホンにおいて、上記連結部の近傍位
置における両メガホン半体の対向面に、開閉誘導用突起
とこれがはまり込む誘導用嵌合孔とが設けられたことを
特徴とするV型メガホンを要旨とする。
【0011】この発明の好ましい実施態様は、請求項2
に記載のとおり、前記開閉誘導用突起と前記誘導用嵌合
孔とが連結部に対して歌口部側に設けられている請求項
1に記載のV型メガホンである。
【0012】また、この発明の好ましい別の実施態様
は、請求項3に記載のとおり、前記開閉誘導用突起が板
状体からなり、前記誘導用嵌合孔が該突起に対応したス
リット状であると共に、前記開閉誘導用突起の板面方向
及び前記誘導用嵌合孔の長さ方向が前記半錐形拡声部の
軸線方向と平行に設定されている請求項1または請求項
2に記載のV型メガホンである。
【0013】本発明のV型メガホンによれば、連結され
る両メガホン半体が、拡声部と歌口部との間の位置に設
けられた連結部により開閉自在に枢着連結され、前記連
結部部の近傍位置における両メガホン半体の対向面に、
開閉誘導用突起とこれがはまり込む誘導用嵌合孔とが設
けられているから、両メガホン半体の開閉時に、当該突
起が当該嵌合孔にはまり込み、両半錐形拡声部の相対的
な軸方向の捻れを防止する作用をして、両メガホン半体
が相対的な捻れを生じるのを防止する。従って、連結部
の開閉自在な枢着連結状態を損なうことがない。
【0014】また、本発明のV型メガホンは、前記開閉
誘導用突起と前記誘導用嵌合孔とが連結部に対して歌口
部側に設けられているから、歌口部を閉じたままで当該
突起の当該嵌合孔へのはまり込み状態を歌口部の開口部
から容易に確認することができる。とくに分離型のV型
メガホンにおいては、これに加えて各メガホン半体を分
離して拍子木のように扱っても邪魔にならず、また当該
突起を打ち付けて破損することがない。
【0015】さらに、本発明のV型メガホンは、前記開
閉誘導用突起が板状体であり、前記誘導用嵌合孔が当該
突起に対応したスリット状であると共に、当該突起の板
面方向及び当該嵌合孔の長さ方向が前記半錐形拡声部の
軸線方向と平行に設定されているから、両メガホン半体
の捻れに対する抵抗が大きくなり、両メガホン半体の捻
れをより確実に防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
実施例を示す図面に従って説明する。なお、以下の実施
形態は、分離型のV型メガホンとし、その拡声部の外形
が略角型の半錐形状のものを採用した。これは、半円錐
形状よりも断面を大きくして拡声効果を高めるためであ
るが、本発明においてはこれに限定されず、半円錐形
状、半多角錐形状、その他各種立体形状の外形を有する
ものを採用することができる。
【0017】図1は、この発明のV型メガホン(1)を
示す斜視図であり、半錘筒状に形成された錐状筒体から
なる2個のメガホン半体(2)(2)を、連結部(3)
で開閉自在かつ着脱自在に連結したものであり、歌口部
(2b)(2b)を閉じたとき(内向き矢印方向)には
半錐形拡声部(2a)(2a)がV字形に開き(外向き
矢印方向)、また逆に歌口部(2b)(2b)を開いた
ときには半錐形拡声部(2a)(2a)が閉じて、連結
部(3)にあたかもメガホン半体(2)(2)が開閉す
る際の仮想の回動軸線(L)が形成されるように構成さ
れている。
【0018】前記メガホン半体(2)の半錐形拡声部
(2a)の平坦部には、その周囲に平坦面が残存するよ
うに凹状調音部(2c)が形成されており、2個のメガ
ホン半体(2)が連結状態で開閉されるとき、両方の凹
状調音部(2c)(2c)が互いに全面が正しく対面す
るように打ちつけられて、効果的な打撃音を発生するよ
うに構成されている。
【0019】図2は、メガホン半体(2)(2)が分離
された状態を示すV型メガホンの部分斜視図である。各
メガホン半体(2)(2)の連結部(3)には、回動軸
線(L)を中心軸として共有する断面略半円形の連結溝
(3a)がメガホン半体(2)(2)の長手方向に対し
て直交する方向に形成されている。前記連結溝(3a)
内には、その一端に外周断面が円形である短尺の枢止片
(4)と、またその中程に円盤状の位置固定片(5)と
が、それぞれ一体形成されている。
【0020】また、前記連結部(3)の近傍位置の歌口
部(2b)側には、両メガホン半体(2)(2)の対向
面に、板状体からなる開閉誘導用突起(6)と、該突起
(6)に対応するスリット状の誘導用嵌合孔(7)が、
それらの長さ方向を前記半錐形拡声部(2a)の軸線方
向と平行に配置して一体に設けられ、両メガホン半体
(2)(2)が連結状態にあるときは、一方のメガホン
半体(2)の当該突起(6)が他方のメガホン半体
(2)の当該嵌合孔(7)にはめ込まれるように、互い
に対応する位置に形成されている。なお図2では、両メ
ガホン半体(2)(2)のいずれにも開閉誘導用突起
(6)と誘導用嵌合孔(7)とが設けられた態様のもの
を示したが、これを一方のメガホン半体(2)に当該突
起が設けられ、他方のメガホン半体(2)に当該嵌合孔
が設けられた態様とすることもできる。
【0021】この場合、両メガホン半体(2)の前記半
錐形拡声部(2a)(2a)がV字形に開いた状態にあ
っても、また前記歌口部(2b)(2b)がV字形に開
いた状態にあっても、前記開閉誘導用突起(6)は、そ
の少なくとも一部が常に前記誘導用嵌合孔(7)にはめ
込まれた状態に維持されるように構成されている。しか
し、このことは必ずしも要件ではなく、開閉の極点近く
の状態では当該突起(6)が当該嵌合孔(7)から外れ
る態様に形成されていてもよい。
【0022】なお、図2で明らかなように、この実施形
態では互いに連結される各メガホン半体(2)(2)の
連結部(3)(3)は、同一形状に形成されており、メ
ガホン半体(2)の一方の位置固定片(5)が他方の枢
止片(4)と位置固定片(5)との間に配置するように
なされている。
【0023】図3(イ)〜(ホ)は、片方のメガホン半
体(2)の連結部(3)の近傍を示す図面で、図3
(イ)は部分側面図、図3(ロ)は部分内側正面図、図
3(ハ)はA−A線断面図、図3(ニ)はB−B線切断
端面図、図3(ホ)はC−C線切断端面図である。連結
溝(3a)はその一端から他端にかけて枢止片(4)、
連結溝(3a)、位置固定片(5)、連結溝(3a)の
区画形成順に、枢止片(4)と位置固定片(5)が前記
連結溝(3a)内に一体形成されている。また位置固定
片(5)は、上半分が2枚の舌片(5a)(5b)に分
割された態様とされ、それらの間にスリット(s)が設
けられており、さらに位置固定片(5)の外側面の中央
には半球状の枢止突部(5c)が突設されている。
【0024】ここで、枢止片(4)と位置固定片(5)
の外周形状は、相手方のメガホン半体(2)の連結溝
(3a)の内面に密接する形状とされており、連結状態
にあるときは、各枢止片(4)と位置固定片(5)の外
周面が相手方のメガホン半体(2)の連結溝(3a)内
に密接配置された状態とされる。
【0025】前記枢止片(4)の空間部(4a)は、図
3(ハ)及び(ニ)では、前記枢止片(4)を円筒状と
することによって形成されているが、これに限らず前記
空間部(4a)を、前記枢止突部(5c)が嵌入するに
十分な対応形状からなる凹部が内面側に形成された有底
の筒体(図示省略)としてもよい。
【0026】つぎに、板状体の開閉誘導用突起(6)と
スリット状の誘導用嵌合孔(7)は、通常、連結部
(3)近傍の歌口部(2b)側に設けられる。この場
合、当該突起(6)と当該嵌合孔(7)とはメガホン半
体(2)の半錐形拡声部(2a)側に設けることも可能
であるが、しかしこのようにすると当該突起(6)の当
該嵌合孔(7)へのはまり込み状態を目視確認する場合
には、歌口部(2b)先端側からのぞき見る方が、半錐
形拡声部(2a)先端側からのぞき見るよりも容易であ
り、またとくに本実施例のような分離型のV型メガホン
では、両メガホン半体(2)(2)を分離して拍子木の
ように扱うときは当該突起が邪魔になるので、図1〜図
3に示すように、歌口部(2b)側に設けるのが好まし
い。
【0027】また、前記開閉誘導用突起(6)の形状
は、例えば円柱形状のものであってもよいが、はまり込
む相手の前記誘導用嵌合孔(7)との間で、両メガホン
本体(2)(2)が開閉方向に対し直交方向に捻れるの
を防止する役目をするものであるから、捻れの抵抗面が
大きい程その効果は高く、また材料強度面でも有利とな
るので、抵抗面を大きくとるために板状体のものとし、
その板面方向を前記半錐形拡声部(2a)の軸線方向と
平行となるように設けることが好ましい。
【0028】図4(イ)〜(ニ)は、両メガホン半体
(2)(2)の連結状態を示す図面であり、図4(イ)
は部分側面図、図4(ロ)はD−D線切断端面図、図4
(ハ)はE−E線断面図、図4(ニ)はF−F線切断端
面図である。図4(ロ)及び(ハ)において、一方のメ
ガホン半体(2)の位置固定片(5)が他方の枢止片
(4)と位置固定片(5)との間に嵌合されるととも
に、枢止片(4)の空間部(4a)に位置固定片(5)
の枢止突部(5c)が嵌入されることにより、メガホン
半体(2)(2)は互いに連結され、回動軸線(L)を
共通の中心軸として共有し回動する状態とされる。
【0029】また、両メガホン半体(2)(2)の着脱
は、各メガホン半体(2)を連結部(3)において、互
いに押しつけ、または引き離す(図4(ロ)の鎖線)こ
とにより行われる。すなわち、各枢止片(4)の空間部
(4a)に各枢止突部(5c)を嵌入すれば連結され、
空間部(4a)より引き出せば分離されるのである。こ
の場合、枢止突部(5c)が枢止片(4)の内側上縁で
着脱の際に抵抗を受け、その結果各舌片(5b)は内方
に押されて互いに内面で突き合い状態となり押圧抵抗を
生じるが、このとき各舌片(5b)はそれ自体がスリッ
ト(s)を狭める方向に弾発変形し前記抵抗を緩和す
る。
【0030】さらに、両メガホン半体(2)(2)の着
脱の際には、図4(ニ)に示すように、前記開閉誘導用
突起(6)は、対応する前記誘導用嵌合孔(7)にはま
り込み、両半錐形拡声部(2a)(2a)の軸線方向の
捻れが起こらないようにこれを規制する。この場合の当
該突起(6)の高さ(h)は、図4(イ)及び(ニ)に
示すように、両メガホン半体が連結状態とされ、かつ半
錐形拡声部(2a)(2a)が閉じられ、歌口部(2
b)(2b)がV字形に開いた状態にあっても、図4
(ニ)に示すように、当該突起(6)の先端部分が相手
方の当該嵌合孔(7)内になお十分にはまり込む状態と
なるだけの高さと形状に形成されたものとすることが望
ましい。なお、当該突起(6)の高さ(h)と形状は、
メガホン半体 (2)における半錐形拡声部(2a)と
歌口部(2b)の屈折角度、当該突起 (6)の位置等
によって決定される。
【0031】上記のようにして、一旦連結されたメガホ
ン半体(2)(2)は、図5のように歌口部(2b)
(2b)が開いた状態で、開閉誘導用突起(6)が誘導
用嵌合孔(7)にその先端がなおはめ込まれた態様のも
の、または前記歌口部(2b)(2b)が開いた状態で
ははめ込まれていないが、前記歌口部(2b)(2b)
を閉じる過程ではめ込まれる態様(図示省略)のいずれ
かの態様のものに構成され、連結部(3)の回動軸線
(L)を共通の回動軸として開閉するものとなされる。
【0032】その結果、前記開閉誘導用突起(6)が前
記誘導用嵌合孔(7)にはまり込まれた状態にあって
は、両錐形拡声部(2a)(2a)の軸線方向の捻れは
規制されてV型メガホン(1)全体に捻れを生じること
がなく、両半錐形拡声部(2a)(2a)が確実に対向
する状態とされ、必然的に凹状調音部(2c)(2c)
も開閉時に正確に対面する状態とされる。しかも、着脱
の際には抵抗が少なく連結分離が極めて容易であるうえ
に、連結部が緩んだり破損することがなく、連結部の開
閉自在な枢着連結状態を損なうことがない。
【0033】なお、この発明においては、図3(ロ)及
び(ニ)に示すように、枢止片(4)の内側上縁部に位
置固定片の枢止突部(5c)を案内するための誘導用凹
部(4b)を設けることができる。誘導用凹部(4b)
を設ければ、各メガホン半体(2)を連結する際に、枢
止突部(5c)の枢止片(4)空間部(4a)への嵌入
をより容易にすることができる。
【0034】なおまた、この発明のV型メガホンは、1
対のメガホン半体の連結部の構造として、上記実施例の
ように分離型の構造で、枢止片と位置固定片を利用した
もの(図7)のほか、回動用軸部を頂部に有する突条部
と嵌合用溝体を利用したもの(図8)、あるいは前記公
知の基端部をピン等の連結具で開閉自在に連結した非分
離型のもの等、半錐形拡声部と歌口部とが両者間で開閉
自在に枢着連結されたV型メガホンであれば、いかなる
構造の連結部を有するものであっても適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明のV型メガホン
は、軸線方向に分割された半錐形拡声部と、該拡声部の
基端からくの字状に屈折して連接された歌口部とを有す
る1対のメガホン半体が、上記拡声部と歌口部との間の
位置の連結部により開閉自在に枢着連結された応援用メ
ガホンにおいて、上記連結部の近傍位置における両メガ
ホン半体の対向面に、開閉誘導用突起とこれがはまり込
む誘導用嵌合孔とが設けられているものであるから、両
メガホン半体の開閉時において前記開閉誘導用突起が前
記誘導用嵌合孔にはまり込み、両半錐形拡声部の相対的
な軸線方向の捻れを防止することがでる。従って、両拡
声部が相互に正確に対面してV型メガホン本来の打撃音
を効果的に発生させることができ、本来のメガホンとし
て使用するときも両メガホン半体を正しく組合せ状態に
保持できる。また、このように使用時に連結部に無理な
外力が加わらないから、連結部の緩みや破損を著しく軽
減でき、連結部の開閉自在な枢着連結状態を損なうこと
がなく、開閉自在な連結機能を確実に維持し得て耐久性
を向上することができるという効果がある。
【0036】また、この発明のV型メガホンは、請求項
2に記載したように、前記開閉誘導用突起と前記誘導用
嵌合孔とが連結部に対して歌口部側に設けられているか
ら、前記開閉誘導用突起の前記誘導用嵌合孔へのはまり
込み状態を歌口部側から容易に確認することができ、ま
た連結している2個のメガホン半体を分離して、拍子木
のように扱う場合にあっても邪魔にならず、前記開閉誘
導用突起を破損することがない。
【0037】さらに、この発明のV型メガホンは、請求
項3に記載したように、前記開閉誘導用突起が板状体か
らなり、前記誘導用嵌合孔が前記開閉誘導用突起に対応
したスリット状に形成されると共に、前記開閉誘導用突
起の板面方向及び前記誘導用嵌合孔の長さ方向が前記半
錐形拡声部の軸線方向と平行であるから、両メガホン半
体の捻れに対する抵抗面が大きくなり、両メガホン半体
の捻れを、より一層確実に防止することができる。従っ
て、前記耐久性をさらに一層向上することができるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のV型メガホンを示す斜視図であ
る。
【図2】 メガホン半体を分離した状態を示すV型メガ
ホンの連結部の斜視図である。
【図3】 メガホン半体の連結部を示すものであり、図
3(イ)は部分側面図、図3(ロ)は部分内側正面図、
図3(ハ)は図3(イ)のA−A線断面図、図3(ニ)
は図3(イ)のB−B線切断端面図、図3(ホ)は図3
(イ)のC−C線切断端面図である。
【図4】 連結部において1対のメガホン半体を連結し
た状態を示すものであり、図4(イ)は部分側面図、図
4(ロ)は図4(イ)のD−D線切断端面図、図4
(ハ)は図4(イ)のE−E線断面図、図4(ニ)は図
4(イ)のF−F線切断端面図である。
【図5】 1対のメガホン半体が連結され拡声部が閉じ
た状態のV型メガホンの側面図である。
【図6】 V型メガホンの従来例を示すものであり、図
6(イ)はメガホン半体が分離された状態を示す部分斜
視図、図6(ロ)は各メガホン半体の捻れの状態を示す
図面である。
【図7】 V型メガホンの別の従来例を示すものであ
り、図7(イ)はメガホン半体が分離された状態を示す
部分斜視図、図7(ロ)は各メガホン半体の捻れの状態
を示す図面である。
【符号の説明】
1…V型メガホン 2…メガホン半体 2a…半錐形拡声部 2b…歌口部 2c…凹状調音部 3…連結部 6…開閉誘導用突起 7…誘導用嵌合孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に分割された半錐形拡声部と、
    該拡声部の基端からくの字状に屈折して連接された歌口
    部とを有する1対のメガホン半体が、上記拡声部と歌口
    部との間の位置の連結部により開閉自在に枢着連結され
    た応援用メガホンにおいて、 上記連結部の近傍位置における両メガホン半体の対向面
    に、開閉誘導用突起とこれがはまり込む誘導用嵌合孔と
    が設けられていることを特徴とするV型メガホン。
  2. 【請求項2】 前記開閉誘導用突起と前記誘導用嵌合孔
    とが連結部に対して歌口部側に設けられている請求項1
    に記載のV型メガホン。
  3. 【請求項3】 前記開閉誘導用突起が板状体からなり、
    前記誘導用嵌合孔が該突起に対応したスリット状である
    と共に、前記開閉誘導用突起の板面方向及び前記誘導用
    嵌合孔の長さ方向が前記半錐形拡声部の軸線方向と平行
    に設定されている請求項1又は請求項2に記載のV型メ
    ガホン。
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