JP3385182B2 - 密閉式混練機 - Google Patents

密閉式混練機

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JP3385182B2 JP16372597A JP16372597A JP3385182B2 JP 3385182 B2 JP3385182 B2 JP 3385182B2 JP 16372597 A JP16372597 A JP 16372597A JP 16372597 A JP16372597 A JP 16372597A JP 3385182 B2 JP3385182 B2 JP 3385182B2
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rotor
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豪 畑中
則文 山田
功 高倉
達也 田中
好徳 黒川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム、プラスチッ
ク等の高分子材料の混練に用いられているバッチミキサ
ーとしてよく知られた非噛み合い型の密閉式混練機及び
その制御方法に係り、特に、2本のロータ間の位相角度
及び速度比が混練中において可変な密閉混練機及びその
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉式混練機は、周知のようにゴ
ム、プラスチック等の高分子材料の混練機として、工業
的に汎用されており、ゴム工業、特にタイヤ工業におい
てはタイヤ生地を得るための主要な製造装置として多用
されている。これらの密閉式混練機は大別して非噛み合
い型と噛み合い型とがある。
【0003】従来のゴム等を混練する非噛み合い型の密
閉式混練機50として、図6から図8に示すものが知ら
れている。図6は従来の非噛み合い型の密閉式混練機5
0の断面図であり、図7は図7のA−A線断面図であ
り、図8は駆動系統図である。図6において、51は混
練室、52は第1ロータ、53は第2ロータ、61はラ
ッチ、62はドロップドア、63は排出口、55はフロ
ーティングウエイト、57は供給口である。2本のロー
タ52,53は図8に示すように減速機54を介して電
動機56に接続されている。
【0004】混練室51は、フローティングウエイト5
5の下部、及びドロップドア62のドアトップ62aと
共に断面が横に連通する2つの円である筒状密閉空間で
ある。この混練室51内に第1ロータ52、及び第2ロ
ータ53が噛み合うことなく並設されている。前記第1
ロータ52、及び第2ロータ53のそれぞれの周面に
は、図7に示すように、ロータ翼53aが形成されてい
る。
【0005】前記第1ロータ52と第2ロータ53は、
図8に示すように、減速機54を介して電動機56に接
続されている。この接続方法には、ロータ51,53に
コネクティングギヤを設けることにより、減速機54か
らの出力軸を一体とした場合と、コネクティングギヤを
設けずに出力軸2本の場合がある。電動機56は電動機
制御装置60に接続されており、この電動機制御装置6
0によって制御される。電動機制御装置60には、速度
設定機67及び電動機速度検出器58が接続されてい
る。また、電動機60は一定速の場合もある。
【0006】上記構造の従来の密閉式混練機50は、供
給口57に取り付けられた図示されていない縦長のシュ
ートから材料が供給され、それをフローティングウエイ
ト55が下降して混練室51内に押し込む。押し込まれ
た材料は、混練室51内で内壁を掃くようにして回転し
ている第1及び第2ロータ52,53により混練され
る。混練終了後は、ラッチ61が収縮してドロップドア
62のロックを解除し、ドロップドア62が支点62d
を中心に回転し下方に落ちるようにして開き、排出口6
3から材料が排出される。そして、材料排出後は次の混
練に備えドロップドア62が支点62dを中心に上方に
回転し、混練室51の排出口63を閉塞する。ドロップ
ドア62が閉じると、ラッチ61が伸張してドロップド
ア62を支え閉状態を維持するようにロックする。そし
て再び、供給口57からフローティングウエイト55に
より材料が混練室1に押し込まれ混練が始まる。このよ
うな混練サイクルを上記構造の密閉式混練機57は繰り
返す。
【0007】この時、第1及び第2ロータ52,53の
回転制御は、図8に示す電動機56の回転速度を制御す
る速度制御装置60によって行われる。具体的には、速
度制御装置60は、混練開始時に、速度設定器67から
送られてきた設定速度信号に従って電動機56を制御
し、混練中には、電動機速度検出器58から送られてく
る実際の電動機56の回転速度に基づいて設定速度とな
るように制御する。第1ロータ52に対する第2ロータ
53の速度比は、回転数が異なる異速の場合と、速度が
同一(同速)の場合とがあるが、いずれの場合も減速機
54、或いはコネクティングギヤの歯車の歯数によって
決定される。
【0008】このような密閉式混練機50の混練は、第
1ロータ52及び第2ロータ53のロータ翼のねじれに
よる材料の軸方向推進流れ、及び、一方のロータから他
方のロータへの移動流れによるマクロ分散機能(混合作
用)と、第1ロータ52及び第2ロータ53の断面方向
の流れの中で受ける強い剪断作用によるミクロ分散機能
(剪断分散作用)によって行われる。
【0009】この種の密閉式混練機50は、添加剤の分
散促進による混練品質の向上、チャンバ内の混練品質の
バラツキを少なくする均質混練等が要求されている。更
に、上記混練機能を効率よく発揮させることにより、混
練時間を短縮して生産性を高めることも要求されてい
る。
【0010】これらの要求を満足させるために、ロータ
翼の形状、長さ、ねじれ角、或いはロータ胴部の形状、
胴径などについて工夫をこらした多くの発明がなされて
いる。また、同形状のロータを用いた場合は、2つのロ
ータ間の速度比や位相差を適正な値に調整することによ
って、上記要求を満足する密閉式混練機を得る試みがな
されている。混練に適した速度比や位相差を示した発明
としては、実願平2−33871,特開平5−6480
8がある。そこで、様々な速度比・位相を実現して2つ
のロータ間の速度比や位相差を適正な値に調整すること
を可能にしようとした従来の密閉式混練機ある。
【0011】このような様々な速度比・位相を実現しよ
うとした従来の密閉式混練機としては、9図に示すもの
がある。9図は、非噛み合いの2本のロータを2台の駆
動装置を用いて独立制御した例である。チャンバー51
内に設置された第1ロータ52は、第1減速機54aを
経由して第1電動機56aに機械的に接続され、更に、
第1電動機56aは第1電動機用速度検出器58aに接
続されている。一方同じく、チャンバー51内に設置さ
れた第2ロータ53は、第2減速機54bを経由して第
2電動機56bに機械的に接続され、更に第2電動機5
2bは第2電動機用速度検出器58bに接続されてい
る。
【0012】第1速度制御装置60は、主速度設定器6
7aからの信号と第1電動機用速度検出器58aからの
フィードバック信号を使用して第1電動機56aの速度
を制御する。また、第1速度制御装置60aは、第1電
動機用速度検出器58aからの速度信号を第2速度制御
装置60bに同期信号として送る。第2速度制御装置6
0bは、この同期信号と第2電動機用速度検出器58b
からのフィードバック信号を使用して第2電動機56b
の速度を制御する。また、補助速度設定器67bからの
信号を使うと、第2電動機56bの速度を第1電動器5
6aに対して独立に制御できる。速度比を1にして電動
機の位相を固定する場合には、クラッチ64を用いて2
つのロータ間の位相差を確実に固定する。そして、位相
差を変化させる際には、クラッチ64を離して位相を変
化させて再びクラッチ64をつなぐ。このように従来の
密閉式混練機は、補助速度設定器67bやクラッチ64
によって、様々な速度比・位相を実現している。
【0013】ところで、位相差及び速比は混練物の性
質、混練過程等によりその最適値が異なる。例えば、硬
質ゴムの混練過程に関しては、破砕過程では0°の位相
差(同速)或いは異速が適当であり、分散・均一化過程
では、4wingロータの場合、90°の位相差(同
速)が適していると考えられている。このように、混練
物・混練過程によって、位相差及び速比を最適化するこ
とにより、混練効果は向上する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の密閉式混練機は、クラッチ64によって両ロータ間
の位相差を固定しているので、混練中に位相差を変化さ
せることができないという問題を有していた。特に、最
近の密閉式混練機は、生産性を高めるためにロータの回
転速度の高速化が進められており、高速回転中にクラッ
チ64を接離させて両ロータ間の位相を変化させて固定
することは、大変困難である。そのため混練を継続した
ままで混練過程にあわせた適正なロータ位相差及び速度
比に変化させることが出来ないという問題を有してい
た。
【0015】本発明は、上記問題を鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、混練中であっても
混練機の運転を止めずに、混練過程にあわせた適正なロ
ータ位相差及び速度比に変化させることが可能な密閉式
混練機を提供するものである。更に、様々なロータ位相
及び速度比を利用することによって、マクロ及びミクロ
の分散機能等の向上が可能な密閉式混練機を提供するも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の密閉式混練機は、混練室内に設けられた非噛
合の第1及び第2のロータと、該第1及び第2ロータを
それぞれに回転させるための第1及び第2駆動装置と、
前記第1及び第2ロータの位相をそれぞれに検出する第
1及び第2位相検出器と、前記第1及び第2ロータの速
度をそれぞれに検出する第1及び第2速度検出器と、該
第1及び第2速度検出器並びに、前記第1及び第2位相
検出器からの信号に基づいて前記第1及び第2駆動装置
を制御する制御装置とを備えている。
【0017】前記制御装置は、具体的には、前記第1ロ
ータ用駆動装置の速度を設定するための第1速度設定器
と、該第1速度設定器からの設定速度信号及び前記第1
速度検出からの検出速度信号が入力される第1コントロ
ーラと、前記第2ロータ用駆動装置の速度を設定するた
めの第2速度設定器と、該第2速度設定器からの設定速
度信号及び前記第2速度検出からの検出速度信号並び
に、前記第1コントローラを経由して前記第1速度検出
からの速度信号が入力される第2コントローラと、ロー
タ位相差設定器と、前記第1及び第2位相検出器からの
信号に基づいてロータの位相差を演算するロータ位相差
演算器と、該ロータ位相差演算器からの検出位相差信
号、及び、前記ロータ位相差設定器からの設定位相差信
号が入力され、位相差変更信号を第2コントローラに出
力するロータ位相差比較器とを備えている。
【0018】そして、前記制御装置は、以下の制御方法
によって前記第1及び第2駆動装置を制御する。両ロー
タの回転速度が同速度で固定の場合は、第1速度検出手
段及び第2速度検出手段からの信号に基づいて両ロータ
を同速度で回転させる同期運転を行う。両ロータ間の位
相差を変える場合は、前記第1及び第2位相検出器から
の位相信号に基づいて位相差を演算し、この演算位相差
と設定位相差とを比較してその差分だけロータの回転速
度が変化するように第2駆動装置を制御し、位相を変化
させる。設定位相差であることを第1及び第2位相検出
器からの信号に基づき検出すると、再び、第1速度検出
手段及び第2速度検出手段からの信号に基づいて両ロー
タを同速度で回転させる同期運転を行う。両ロータを異
速度で回転させる場合は、第1及び第2駆動装置を第1
及び第2速度検出器からのそれぞれの検出速度に基づき
それぞれが設定速度となるように制御する。
【0019】また、前記制御装置によって、両ロータ間
の位相差を周期的に変更するように前記駆動装置を制御
してもよい。更に、混練室内の材料温度を検出して前記
第1及び第2駆動装置の制御装置に材料温度信号を送る
温度検出器を設けて、混練室内の材料温度に基づいて前
記両ロータ間の位相差を変更するように前記駆動装置を
制御するのが好ましい。加えて、電力、又は/及び、ト
ルクを検出して前記第1及び第2駆動装置の制御装置に
電力、又は/及び、トルク信号を送る電力検出器、又は
/及び、トルク検出器を設けて、電力、又は/及び、ト
ルクに基づいて前記両ロータ間の位相差を変更するよう
に前記駆動装置を制御するのが好ましい。
【0020】本発明の他の形態の密閉式混練機は、混練
室内に設けられた非噛合の第1及び第2ロータと、該第
1及び第2ロータの両方を回転させるための駆動装置
と、該駆動装置からの駆動力を前記第1及び第2のロー
タへとそれぞれに伝える第1及び第2伝達軸と、前記第
1及び第2ロータの位相をそれぞれに検出する第1及び
第2位相検出器と、前記第1及び第2ロータの速度をそ
れぞれに検出する第1及び第2速度検出器と、前記第2
伝達軸に設けられた可変速装置と、該第1及び第2速度
検出器並びに、前記第1及び第2位相検出器からの信号
に基づいて前記可変速装置を制御する制御装置とを備え
ている。
【0021】前記第2伝達軸は、駆動力が入力される側
の入力軸とロータへ駆動力を出力する側の出力軸とから
形成され、前記可変速装置は、前記入力軸の一端に接続
されている第1太陽歯車と、該第1太陽歯車の外周と噛
合する遊星歯車と、直径が前記第1太陽歯車より大きく
該遊星歯車を内側に有する第2太陽歯車と、前記遊星歯
車の回転を前記出力軸に伝える回転伝達手段と、前記第
2太陽歯車を駆動させる第2太陽歯車駆動手段とを備え
ている。
【0022】具体的には、前記可変速装置は、前記第1
太陽歯車及び前記遊星歯車並びに前記回転伝達手段とし
て傘歯車を使用し、入力軸の一端に接続された第1太陽
傘歯車と、この第1太陽傘歯車に噛合する遊星傘歯車
と、直径が前記第1太陽歯車より大きく該遊星傘歯車が
内側に設けられた第2太陽歯車と、前記入力軸の第1太
陽傘歯車と対向する側の前記出力軸の一端に接続されて
前記遊星傘歯車と噛合する出力傘歯車と、前記第2太陽
歯車を駆動させる第2太陽歯車駆動手段とを備えてい
る。
【0023】前記可変速装置制御手段は、両ロータの位
相差を変える場合には、前記第1及び第2位相検出器か
らの位相信号に基づいて位相差を演算し、この演算位相
差と設定位相差とを比較してその差分だけロータの回転
速度が変化するように可変速装置に信号を送って位相を
変化させ、設定位相差であることを第1及び第2位相検
出器からの信号に基づき検出すると、第1速度検出手段
からの信号に基づいて両ロータが同速度で回転するよう
に可変速装置を制御し、両ロータを異速度で回転させる
場合には、前記第1速度検出器からの検出速度に基づき
両ロータ間の速度比が設定速度比となるように前記可変
速装置を制御する。
【0024】
【発明の作用及び効果】本発明の密閉式混練機は、クラ
ッチのような機械的手段を使用せず、速度検出器や位相
検出器からのフィードバッグ信号に基づいて位相差や速
度比を固定しているので、混練中であっても設定値の制
御信号を変えるだけで、位相差や速度比を変化させ固定
することができる。その結果、各混練過程において、最
適な即ち最もその混練過程を効率的に進める位相差及び
速度比を選択することが可能になる。
【0025】混練過程には一般に破砕・混合・分散・均
一化があると言われている。この過程毎に、ロータの最
適位相差及び速度比がある。例えば、破砕過程におい
て、同速の場合は0度の位相差が最適と考えられる。そ
こで、本発明の密閉式混練機を使用すると、各混練過程
において、最適な即ち最もその混練過程を効率的に進め
る位相差及び速度比を選択することが可能になるため、
添加剤の分散促進による混練品質の向上、チャンバ内の
混練品質のバラツキを少なくする均質混練等が実現でき
る。更には、様々なロータ位相及び速度比を利用するこ
とによってマクロ及びミクロの分散機能を効率よく発揮
させることができるので、混練時間が短縮され生産性が
高まる。
【0026】特に、各混練過程において、周期的に位相
差を変化させて制御する場合は、より均質な混練が可能
となる。また、温度検出器を設けた場合は、各混練過
程、特に分散、均一化過程おいて、材料温度に応じて位
相差を変えることにより材料温度を任意に制御すること
ができる。例えば、一般的に所要動力が高い0度の位相
差よりも所要動力が比較的低く攪拌能力の高い90度の
位相差にすることで、発熱を低く保つことができる。
【0027】また、電力検出器、又は/及び、トルク検
出器を設けた場合は、各混練過程において、所要電力、
又は/及び、トルクに応じて位相差を変えることによ
り、材料に加えられるエネルギーを任意に制御すること
ができる。また、発生するピーク負荷を位相制御するこ
とによって避けることができ、機械の保護に有用であ
る。例えば、一般的に所要動力が高い0度の位相差より
も所要動力が比較的低く攪拌能力の高い90度の位相差
にすることで、エネルギーを抑えることができ、且つ、
機械の保護にも有用である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の密閉式混練器の駆動系統
図である。図1において、1はチャンバー、2は第1ロ
ータ、3は第2ロータ、4は第1減速機、5は第2減速
機、6は第1電動機、7は第2電動機、8は第1速度検
出器、9は第2速度検出器、19は第1及び第2電動機
を制御する制御装置である。
【0029】図1に示す本発明の密閉式混練器は、非噛
み合いの第1ロータ2及び第2ロータ3がチャンバー1
内に設置され、第1電動機6及び第2電動機7によって
それぞれ独立に駆動する例である。チャンバー1内に設
置された第1ロータ2は、第1減速機4を経由して第1
電動機6及び第1位相検出器12に機械的に接続され、
更に、第1電動機6は第1速度検出器8に接続されてい
る。一方同じく、チャンバー1内に設置された第2ロー
タ3は、第2減速機5を経由して第2電動機7及び第2
位相検出器13に機械的に接続され、更に、第2電動機
7は第2速度検出器9に接続されている。
【0030】ここで、第1及び第2電動機6,7、並び
に第1及び第2速度制御8,9は、位置制御が可能なサ
ーボモータ及びその制御装置等の駆動装置を使用する必
要がある。第1及び第2速度検出器8,9、並びに、第
1及び第2位相検出器12,13には、レゾルバやエン
コーダなどが使用される。また、第1及び第2速度検出
器8,9の信号に分周等の演算を施すことによって、第
1及び第2ロータの位相を算出することにより、第1及
び第2位相検出器12,13を省略することができる。
【0031】第1及び第2電動機を制御する制御装置1
9は、具体的に、前記第1ロータ用電動機の速度を設定
するための第1速度設定器17と、前記第1速度設定器
17からの設定速度信号及び前記第1速度検出器8から
の検出速度信号が入力される第1コントローラ10と、
前記第2ロータ用電動機7の速度を設定するための第2
速度設定器18と、該第2速度設定器18からの設定速
度信号及び前記第2速度検出器9からの検出速度信号並
びに、前記第1コントローラ10を経由して前記第1速
度検出器8からの速度信号が入力される第2コントロー
ラ11と、ロータ位相差設定器15と、前記第1及び第
2位相検出器12,13からの信号に基づいてロータの
位相差を演算するロータ位相差演算器14と、前記ロー
タ位相差演算器14からの検出位相差信号、及び、前記
ロータ位相差設定器15からの設定位相差信号が入力さ
れ、位相差変更信号を第2コントローラ11に出力する
ロータ位相差比較器16とを備えている。
【0032】ここで、ロータ位相差設定器15、第1及
び第2速度設定器17,18には、ポテンションメー
タ、デジタル設定器等を使用して混練途中に設定の変更
を可能にする。ロータ位相差演算器14、ロータ位相差
比較器16には、電圧・電流等の電気信号比較演算器を
使用する。従って、コンピュータやロジックコントロー
ラ等のプログラミング可能な機器が、ロータ位相差演算
器14、ロータ位相差設定器、ロータ位相差比較器1
6、そして、第1及び第2速度設定器17,18の機能
を含む装置として最適である。
【0033】上記構造の制御装置19は、以下のように
して第1及び第2電動機を制御する。所定の位相差で同
速度で回転させる場合は、第1コントローラ10は、第
1速度設定器17からの設定速度信号と、第1速度検出
器からの検出速度信号(フィードバッグ信号)に基づい
て第1電動機6の速度を制御する。また、第1コントロ
ーラ10は、第1速度検出器からの検出速度信号を第2
コントローラに同期信号として送る。第2コントローラ
はこの同期信号と、第2速度検出器からの検出速度信号
(フィードバッグ信号)を使用して第2電動機7の速度
を制御し、同期運転を行う。
【0034】混練途中で両ロータの位相差を変える場合
は、ロータ位相差設定器15の設定値を変更する。する
と、ロータ位相差設定器15が設定位相差信号をロータ
位相差比較器16に送る。一方で、ロータ位相差演算器
14が、第1位相検出器12及び第2位相検出器13か
らの検出位相信号に基づいてロータの位相差を演算し、
演算位相差信号をロータ位相差比較器16に送る。ロー
タ位相差比較器16は、前記演算位相差と設定位相差と
を比較してその差分だけロータの回転速度が変化するよ
うに第2コントローラ11に位相変更信号を送る。第2
コントローラ11は、ロータ位相差比較器16からの位
相変更信号を受け取ると、前記第1コントローラ10か
らの同期信号を無視して設定された位相差となるよう
に、第2電動機7の速度を調整する。両ロータ間の位相
差が、ロータ位相差比較器16等によって、設定位相差
と一致することが検出されると、再び、前記第1コント
ローラ10からの同期信号によって同期運転に戻る。
【0035】両ロータを異速度で回転させる場合は、第
1コントローラ10は、第1速度設定器17からの設定
速度信号と、第1速度検出器からの検出速度信号(フィ
ードバッグ信号)に基づいて第1電動機6の速度を制御
する。第2コントローラ11は、第2速度設定器18か
らの設定速度信号と、第2速度検出器9からの検出速度
信号(フィードバッグ信号)に基づいて第2電動機6の
速度を制御する。
【0036】尚、ロータ位相差演算器14、ロータ位相
差設定器15、そして、ロータ位相差比較器16による
位相制御は、位相を変化させる時のみならず、第1位相
検出器及び第2位相検出器からの検出位相信号をフィー
ドバッグ信号として使用して、両ロータ間の位相差を常
に一定に保つように監視することが望ましい。また、よ
り均質な混練を得るために前記制御装置によって、両ロ
ータ間の位相差を周期的に変更するように前記駆動装置
を制御してもよい。
【0037】更に、図2に示す密閉式混練器は、図1に
示す実施例に混練室内1の材料温度を検出する温度検出
器20を設けて、ロータ位相差設定器15に材料温度信
号をフィードバッグすることによって前記両ロータ間の
位相差を任意に変更するようにした例である。このよう
にすると、各混練過程、特に分散、均一化過程おいて、
材料温度に応じて位相差を変えることにより材料温度を
任意に制御することができる。
【0038】加えて、図3に示す密閉式混練器は、図1
に示す実施例に第1及び第2駆動装置6,7の電力を検
出する第1及び第2電力検出器21,22、又は/及
び、第1及び第2駆動装置6,7のトルクを検出する第
1及び第2トルク検出器23,24を設けて、ロータ位
相差設定器15に電力信号、又は/及び、トルク信号を
フィードバッグすることによって前記両ロータ間の位相
差を任意に変更するようにした例である。このようにす
ると、各混練過程において、所要電力又はトルクに応じ
て位相差を変えることにより、材料に加えられるエネル
ギーを任意に制御することができる。また、発生するピ
ーク負荷を位相制御することによって避けることがで
き、機械の保護に有用である。
【0039】次に、本発明の他の密閉式混練の形態を4
図及び5図に示す。4図及び5図に示す本発明の密閉式
混練は、非噛み合いの2本のロータを1台の駆動装置を
用いて制御した例である。図4において、混練室1内に
設置される非噛み合いの第1ロータ2と第2ロータ3
は、一端に第1及び第2伝達軸33,34が接続され、
他端にロータの位相及び速度をそれぞれに検出する第1
及び第2位相・速度検出器35,36が接続されてい
る。第1及び第2伝達軸33,34は、減速機4を介し
て電動機6に接続されている。電動機6は電動機制御装
置10に接続されており、この電動機制御装置10によ
って制御される。電動機制御装置10には、速度設定機
17及び電動機速度検出器8が接続されている。前記第
2伝達軸34には、可変速装置34が設けられている。
この可変速装置34は、第1及び第2位相・速度検出器
35,36からの信号に基づいて制御装置31によって
制御される。
【0040】前記第2伝達軸34は、駆動力が入力され
る側の入力軸34aとロータへ駆動力を出力する側の出
力軸34bとから形成され、前記可変速装置32は、前
記入力軸34aの一端に接続されている第1太陽歯車2
9と、前記第1太陽歯車29の外周と噛合する遊星歯車
27と、直径が前記第1太陽歯車29より大きく前記機
遊星歯車27を内側に有する第2太陽歯車26と、前記
遊星歯車27の回転を前記出力軸34bに伝える回転伝
達手段30と、前記第2太陽歯車26を駆動させる第2
太陽歯車駆動手段28,25とを備えている。
【0041】具体的には、前記可変速装置は、前記第1
太陽歯車29及び前記遊星歯車27並びに前記回転伝達
手段30として傘歯車を使用し、入力軸34aの一端に
接続された第1太陽傘歯車29と、この第1太陽傘歯車
29に噛合する遊星傘歯車27と、直径が前記第1太陽
歯車29より大きく前記遊星傘歯車27が内側に固定さ
れている第2太陽歯車26と、前記入力軸34aの第1
太陽傘歯車29と対向する側の前記出力軸34bの一端
に接続されて前記遊星傘歯車27と噛合する出力傘歯車
30と、前記第2太陽歯車26と噛合するピニオンギヤ
28及びサーボモータ25から構成される第2太陽歯車
駆動手段とを備えている。
【0042】前記可変速装置は、サーボモータ25の駆
動がピニオンギヤ28を介して第2太陽歯車26に伝わ
る。遊星傘歯車27は、第2太陽歯車に固定されている
ので、遊星傘歯車27の回転は、第2太陽歯車の回転速
度と第1太陽歯車29から伝えられる回転速度との合成
速度となる。サーボモータ25の駆動力を調整すること
によって遊星傘歯車27の合成速度を調整すると、両ロ
ータ間の速度を異速にしたり同速にしたりすることが可
能になる。
【0043】制御装置31によって、両ロータ1,2の
位相を変える場合には、前記第1及び第2位相・速度検
出器35,36からの位相信号に基づいて位相差を演算
し、この演算位相差と設定位相差とを比較してその差分
だけ第2ロータの回転速度が変化するようにサーボモー
タ25に位相変更信号を送る。サーボモータ25はピニ
オンギヤ28を介して設定位相差となるように第2太陽
歯車26に回転力を与える。そして、制御装置31が、
設定位相差であることを第1及び第2位相検出器からの
信号に基づき検出すると、第1速度検出手段からの信号
に基づいて両ロータが同速度で回転するようにサーボモ
ータ25を制御する。両ロータを異速度で回転させる場
合には、制御装置31は、前記第1速度検出器からの検
出速度に基づき両ロータ間の速度比が設定速度比となる
ようにサーボモータ25に信号を送り制御する。
【0044】尚、前記可変速装置は、第1太陽歯車及び
前記遊星歯車並びに前記回転伝達手段を傘歯車とせず、
第1太陽歯車及び複数の遊星歯車並びに第2太陽歯車が
同一平面内に含まれるように並べられ相互に噛合してい
る遊星歯車装置と、前記複数の遊星歯車の回転を前記出
力軸に伝える軸状の回転伝達手段と、前記第2太陽歯車
を駆動させる第2太陽歯車駆動手段とを備えているもの
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の密閉式混練機であって、2本のロ
ータを2台の駆動装置を用いて独立制御した場合の駆動
系統図。
【図2】温度検出器を設けた場合の図1に示す密閉式混
練機の駆動系統図である。
【図3】電力、トルク検出器設けた場合の図1に示す密
閉式混練機の駆動系統図である。
【図4】本発明実施の密閉式混練機であって、2本のロ
ータを1台の駆動装置を用いて制御した場合の駆動系統
図。
【図5】図4に示す密閉式混練機における可変速装置を
示す図である。
【図6】密閉式混練器の断面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】従来の密閉式混練機であって、2本のロータを
1台の駆動装置を用いて制御した場合の駆動系統図。
【図9】従来の密閉式混練機であって、2本のロータを
2台の駆動装置を用いて独立制御した場合の駆動系統
図。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 第1ロータ 3 第2ロータ 4 第1減速機 5 第2減速機 6 第1電動機 7 第2電動機 8 第1速度検出器 9 第2速度検出器 10 第1コントローラ 11 第2コントローラ 12 第1位相検出器 13 第2位相検出器 14 ロータ位相差演算器 15 ロータ位相差設定器 16 ロータ位相差比較器 17 第1速度設定器 18 第2速度設定器 19 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高倉 功 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 田中 達也 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 黒川 好徳 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (56)参考文献 特開 平10−24412(JP,A) 特開 平10−44145(JP,A) 特開 平6−344335(JP,A) 特開 平5−64808(JP,A) 特開 平4−102749(JP,A) 特開 昭63−306008(JP,A) 特開 昭63−242333(JP,A) 特開 昭58−98215(JP,A) 特開 昭63−134039(JP,A) 特開 平7−16834(JP,A) 実開 昭62−123237(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 7/00 - 7/94 B01F 7/00 - 7/32 B29C 45/00 - 45/84 B29C 47/00 - 47/96

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混練室内に設けられた非噛合の第1及び
    第2ロータと、 該第1及び第2ロータをそれぞれに回転させるための第
    1及び第2駆動装置と、前記第1及び第2ロータの位相
    をそれぞれに検出する第1及び第2位相検出器と、前記
    第1及び第2ロータの速度をそれぞれに検出する第1及
    び第2速度検出器と、該第1及び第2速度検出器並び
    に、前記第1及び第2位相検出器からの信号に基づいて
    前記第1及び第2駆動装置を制御する制御装置とを備え
    た密閉式混練機。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記第1ロータ用駆動
    装置の速度を設定するための第1速度設定器と、該第1
    速度設定器からの設定速度信号及び前記第1速度検出か
    らの検出速度信号が入力される第1コントローラと、前
    記第2ロータ用駆動装置の速度を設定するための第2速
    度設定器と、該第2速度設定器からの設定速度信号及び
    前記第2速度検出からの検出速度信号並びに、前記第1
    コントローラを経由して前記第1速度検出からの速度信
    号が入力される第2コントローラと、ロータ位相差設定
    器と、前記第1及び第2位相検出器からの信号に基づい
    てロータの位相差を演算するロータ位相差演算器と、該
    ロータ位相差演算器からの検出位相差信号、及び、前記
    ロータ位相差設定器からの設定位相差信号が入力され、
    位相差変更信号を第2コントローラに出力するロータ位
    相差比較器とを備えている請求項1記載の密閉式混練
    機。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、両ロータの位相差を変
    える場合は、前記第1及び第2位相検出器からの位相信
    号に基づいて位相差を演算し、この演算位相差と設定位
    相差とを比較してその差分だけロータの回転速度が変化
    するように第2駆動装置を制御して位相を変化させ、設
    定位相差となったことを第1及び第2位相検出器からの
    信号に基づき検出すると、第1速度検出器及び第2速度
    検出器からの検出速度信号に基づいて両ロータを同速度
    で回転させる同期運転を行い、両ロータを異速度で回転
    させる場合は、第1及び第2駆動装置を第1及び第2速
    度検出器からのそれぞれの検出速度に基づきそれぞれが
    設定速度となるように制御する請求項1又は請求項2に
    記載の密閉式混練機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、両ロータ間の位相差を
    周期的に変更するように前記駆動装置を制御する請求項
    3に記載の密閉式混練機。
  5. 【請求項5】 混練室内の材料温度に基づいて前記両ロ
    ータ間の位相差を変更するために、混練室内の材料温度
    を検出して前記第1及び第2駆動装置の制御装置に材料
    温度信号を送る温度検出器を設けた請求項3に記載の密
    閉式混練機。
  6. 【請求項6】 電力、又は/及び、トルクに基づいて前
    記両ロータ間の位相差を変更するために、電力、又は/
    及び、トルクを検出して前記第1及び第2駆動装置の制
    御装置に電力、又は/及び、トルク信号を送る電力検出
    器、又は/及びトルク検出器を設けた請求項3に記載の
    密閉式混練機。
  7. 【請求項7】 混練室内に設けられた非噛合の第1及び
    第2ロータと、該第1及び第2ロータの両方を回転させ
    るための駆動装置と、該駆動装置からの駆動力を前記第
    1及び第2のロータへとそれぞれに伝える第1及び第2
    伝達軸と、前記第1及び第2ロータの位相をそれぞれに
    検出する第1及び第2位相検出器と、前記第1及び第2
    ロータの速度をそれぞれに検出する第1及び第2速度検
    出器と、前記第2伝達軸に設けられた可変速装置と、該
    第1及び第2速度検出器並びに、前記第1及び第2位相
    検出器からの信号に基づいて前記可変速装置を制御する
    制御装置とを備えている密閉式混練機。
  8. 【請求項8】 前記第2伝達軸は、駆動力が入力される
    側の入力軸とロータへ駆動力を出力する側の出力軸とか
    ら形成され、前記可変速装置は、前記入力軸の一端に接
    続されている第1太陽歯車と、該第1太陽歯車の外周と
    噛合する遊星歯車と、直径が前記第1太陽歯車より大き
    く該遊星歯車を内側に有する第2太陽歯車と、前記遊星
    歯車の回転を前記出力軸に伝える回転伝達手段と、前記
    第2太陽歯車を駆動させる第2太陽歯車駆動手段とを備
    えている請求項7に記載の密閉式混練機。
  9. 【請求項9】 前記可変速装置は、前記第1太陽歯車及
    び前記遊星歯車並びに前記回転伝達手段として傘歯車を
    使用し、入力軸の一端に接続された第1太陽傘歯車と、
    この第1太陽傘歯車に噛合する遊星傘歯車と、直径が前
    記第1太陽歯車より大きく該遊星傘歯車が内側に設けら
    れた第2太陽歯車と、前記入力軸の第1太陽傘歯車と対
    向する側の前記出力軸の一端に接続されて前記遊星傘歯
    車と噛合する出力傘歯車と、前記第2太陽歯車を駆動さ
    せる第2太陽歯車駆動手段とを備えている請求項8に記
    載の密閉式混練機。
  10. 【請求項10】 前記可変速装置制御手段は、両ロータ
    の位相差を変える場合には、前記第1及び第2位相検出
    器からの位相信号に基づいて位相差を演算し、この演算
    位相差と設定位相差とを比較してその差分だけロータの
    回転速度が変化するように可変速装置に信号を送って位
    相を変化させ、設定位相差であることを第1及び第2位
    相検出器からの信号に基づき検出すると、第1速度検出
    手段からの信号に基づいて両ロータが同速度で回転する
    ように可変速装置を制御する請求項7乃至請求項9に記
    載のいずれかの密閉式混練機。
  11. 【請求項11】 前記可変速装置制御手段は、両ロータ
    を異速度で回転させる場合には、前記第1速度検出器か
    らの検出速度に基づき両ロータ間の速度比が設定速度比
    となるように前記可変速装置を制御する請求項7乃至請
    求項9に記載のいずれかの密閉式混練機。
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