JP3384998B2 - 導水受板の保持具および導水樋装置 - Google Patents

導水受板の保持具および導水樋装置

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JP3384998B2
JP3384998B2 JP2000188189A JP2000188189A JP3384998B2 JP 3384998 B2 JP3384998 B2 JP 3384998B2 JP 2000188189 A JP2000188189 A JP 2000188189A JP 2000188189 A JP2000188189 A JP 2000188189A JP 3384998 B2 JP3384998 B2 JP 3384998B2
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法栄 内藤
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ニホン・ドレン工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路トンネル、ボ
ックスカルバート、地下構造物、橋台および土留め擁壁
などの構造物の壁面のクラック箇所および施工目地など
からの漏水を、排水溝などの排水設備へ導く導水樋を形
成するために用いられる導水受板の保持具およびこの導
水受板の保持具を用いる導水樋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は典型的な従来の技術の導水受板
の保持具1を示す断面図であり、図15は図14に示さ
れる保持具1が構造物8の壁面11に取付けられた状態
を示す断面図であり、このような従来の技術は、特許第
2916407号公報に示されている。この従来の技術
の導水受板の保持具1は、保持具本体2と、この保持具
本体2の幅方向両側部3,4に設けられる一対のシール
部材5,6とを有する。保持具本体2の幅方向両側部
3,4を連結する幅方向中間部7には、凹所12が形成
され、この凹所12には、道路トンネルの覆工コンクリ
ートである構造物8に埋設されるアンカー体9に螺着さ
れるねじ部材であるナット10が収容される。
【0003】前記凹所12は、構造物8の壁面11に対
して反対側の外方に臨んで開放し、この凹所12の幅方
向両側には、幅方向外側方に臨んで開放する凹状の一対
の嵌合保持部14,15が設けられる。各嵌合保持部1
4,15には、導水受板16の幅方向一側部がそれぞれ
嵌まり込んで保持され、各導水受板16と壁面11との
間に導水路17を形成して、構造物8からの漏水を回収
し、路側帯18,19に設けられる排水溝20,21に
導いて排水することができるように構成されている。排
水溝20,21には、埋設された排水管22,23が連
通し、排水溝20,21内の水は、排水管22,23へ
導かれて排水される。
【0004】保持具本体2の各嵌合保持部14,15に
は、相互に対向する凹状の一対の嵌合凹部24,25
が、相互に近接する方向に突出して一体的に形成され
る。各嵌合凹部24,25には、板状のカバー体26の
幅方向両側部が嵌まり込んで保持される。このカバー体
26によって、凹所12が塞がれ、前記ナット10など
が外部に露出して、美観が低下することを防止してい
る。
【0005】前記保持具本体2は、硬質ポリ塩化ビニル
から成る押出型材によって実現される長尺材である。ま
たシール部材5,6は、独立気泡の発泡合成樹脂と合成
ごむとの2層構造の復合材料から成る長尺材によって実
現される。さらに導水受板16は、アクリル樹脂と硬質
ポリ塩化ビニルとが混合された耐候性および耐薬品性を
有する合成樹脂から成る帯状パネルによって実現され
る。
【0006】このような保持具1は、図15の紙面に垂
直な道路軸線方向(図14の左右方向)に、たとえば5
00mmの間隔をあけて複数、設けられ、前記道路軸線
方向に隣接する各一対の保持具1毎に導水樋を形成して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図16は、従来の技術
の保持具本体2およびカバー体26の一部の分解斜視図
である。上記の従来の技術において、各嵌合凹部24,
25にカバー体26を装着するにあたっては、保持具本
体2の端部から各嵌合凹部24,25にカバー体26が
差し込まれる。このようなカバー体26の差し込み作業
は、手作業で行われるため、構造物8の壁面11がトン
ネルなどのように湾曲し、特にその曲率が小さい場合、
カバー体26の幅方向両側部と各嵌合凹部24,25と
の摺動摩擦力が大きくなって、大きな押し込み力を必要
とする。そのためカバー体26の長さを、たとえば0.
5〜1.0m程度に短く切断して、ハンマーなどを用い
て打ち込んで、保持具本体2の装着位置まで挿入しなけ
ればならず、カバー体26の保持具本体2への装着作業
の効率が悪いという問題がある。
【0008】またカバー体26が上記のように短く分割
されると、短尺の各カバー体26間の継手部を、接着剤
またはシール材によって水密に塞ぐ必要が生じ、カバー
体26の装着作業に手間および時間を要するという問題
がある。
【0009】さらに前記カバー体26は、短尺で平坦な
板状であって、その幅方向両側部が各嵌合凹部24,2
5に差し込まれただけの状態で保持具本体2に保持され
ているので、カバー体26への飛石の当接によって容易
に変形して、前記幅方向両端部が各嵌合凹部24,25
から離脱し易く、カバー体26が保持具本体2から外れ
て落下してしまうおそれがあり、カバー体26の取付け
に対する確実性および信頼性が低いという問題がある。
【0010】さらに各嵌合凹部24,25は、凹所12
内に突出して設けられるので、凹部12の外部に臨む開
口幅aが狭く、保持具1の壁面11への取付けおよび取
外しのために、前記ナット10にスパナなど締付工具を
掛合するときの作業性が悪いという問題がある。
【0011】さらに前記カバー体26および各導水受板
16は、ポリ塩化ビニルなどの光透過しない材料から成
るので、凹所12および導水路17内の状態を外部から
視認することができず、アンカー体9およびナット10
の損傷状態ならびに導水路17内の水量および目詰まり
状態などの確認のための保守管理を行うにあたっては、
カバー体26および各導水受板16を取り外した後、再
び装着するという作業を、狭いトンネル内の作業環境の
悪い場所で行わなければならず、保守管理作業の効率が
悪いという問題がある。
【0012】本発明の目的は、止水性を向上し、壁面へ
の保持具本体の取付時の作業性を向上し、しかも保持具
本体に確実にカバー体を装着することができるようにし
た導水受板の保持具を提供することである。
【0013】また本発明の他の目的は、保守管理作業の
効率を向上することができるようにした導水受板の保持
具および導水樋装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、構造物の壁面に固定される長尺の保持具であって、
前記壁面に沿いかつ長手方向に垂直な幅方向両側部に、
シール部材が設けられ、幅方向両側部を連結する幅方向
中間部には、構造物に埋設されるアンカー体に螺着され
るねじ部材が収容され、かつ構造物の壁面とは反対側の
外方に臨んで開放する凹所が形成され、この凹所の幅方
向両側には、幅方向外側方に臨んで開放する一対の嵌合
保持部が設けられ、各嵌合保持部に導水受板の幅方向一
側部がそれぞれ嵌まり込んで保持される導水受板の保持
具において、前記幅方向両側部と、各幅方向両側部を連
結する幅方向中間部とを含んで、保持具本体が形成さ
れ、前記保持具本体の幅方向両側部は、前記シール部材
が設けられ、壁面に臨んで開放する凹状の一対のシール
部材保持部と、前記一対の嵌合保持部と、幅方向外側方
でシール部材保持部および嵌合保持部を相互に連結する
一対の外壁部と、外壁部よりも幅方向内方でシール部材
保持部および嵌合保持部を連結する一対の内壁部と、各
外壁部の各嵌合保持部寄りの端部から幅方向外方に突出
する一対の水切り突部とを有し、前記凹所に幅方向両側
から臨む各内壁部には、前記凹所に臨んで開口する係合
溝が長手方向全長にわたって形成され、前記保持具本体
の凹所には、各係合溝に嵌まり込む一対の係合突部を有
する略U字状のカバー体が嵌着され、前記各水切り突部
には、軟質または半硬質の可撓性および弾発性を有する
材料から成り、前記構造物の壁面から離反する方向に突
出する部分が形成されることを特徴とする導水受板の保
持具である。
【0015】本発明に従えば、保持具は長尺であって、
その長手方向に垂直な幅方向両側部には、シール部材が
設けられる。幅方向両側部間の幅方向中間部には、凹所
が形成され、この凹所には、構造物に埋設されるアンカ
ー体に螺着されるねじ部材が収容される。この凹所の幅
方向両側には、幅方向外側方に臨んで開放する一対の嵌
合保持部が設けられる。各嵌合保持部には、導水受板の
幅方向一側部がそれぞれ嵌まり込んで保持され、こうし
て保持具によって保持される導水受板と壁面との間でか
つ隣接する一対の保持具間には、導水路が形成される。
このような導水路によって、構造物の壁面から漏出した
漏水を、所定の排水位置、たとえば道路に付設される排
水溝へ導いて排水処理することができる。
【0016】前記保持具本体において、前記凹所に略U
字状のカバー体が嵌着される。このカバー体は、一対の
係合突部を有し、これらの係合突部は、前記凹所に幅方
向両側から臨む各内壁部に形成される係合溝にそれぞれ
弾発的に嵌まり込んで係止される。
【0017】このような構成によって、カバー体は保持
具本体に対して、前記従来の技術に関連して述べたよう
に、各嵌合凹部に保持具本体の端部から打ち込んで装着
する必要がなくなり、そのカバー体を保持具本体の装着
位置の正面から凹所に嵌着して取付けることができる。
したがって壁面がトンネルの内面のように湾曲していて
も、カバー体を短く分断して、一枚ずつ、所定の装着位
置までの長い距離にわたって移動させる必要がなくな
り、カバー体を保持具本体の長さに対応した長さを有す
る長尺のままで、あるいは適度の長さに分断した長さ
で、保持具本体に容易に装着することができる。これに
よってカバー体の保持具本体への取付作業の作業性を向
上し、取付けに要する時間を短縮することができる。
【0018】しかもカバー体には、一対の係合突部が形
成され、保持具本体には一対の係合溝が形成されるの
で、カバー体が前記凹所に装着された状態では、各係合
突部が各係合溝に弾発的に嵌まり込み、飛石がカバー体
に当接しても、そのカバー体が保持具本体から容易に外
れてしまうことが防がれ、カバー体の保持具本体に対す
る取付けの確実性および信頼性が向上される。また保持
具本体には、前記従来の技術のように、相互に近接する
方向に突出する一対の嵌合凹部が存在しないので、凹所
の幅方向の開口幅が狭くならず、ナットなどのねじ部材
にスパナなどの締付工具を掛合してアンカー体に螺着
し、または緩めるための操作を行い易く、作業性が向上
される。
【0019】
【0020】さらに、前記水切り突部は、各外壁部の各
嵌合保持部寄りの端部から幅方向外方に突出し、このよ
うな水切り突部に突出する部分が形成されるので、各嵌
合保持部に導水受板の幅方向一側部がそれぞれ嵌まり込
んだ状態で、前記導水受板の幅方向一側部と各嵌合保持
部との間の隙間に壁面側からの水が侵入することが防が
れ、止水性が向上される。
【0021】請求項2記載の本発明は、前記カバー体
は、透光性を有する材料から成ることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、カバー体が透光性を有す
る材料によって形成されるので、外部からカバー体を介
して凹所内を視認することができ、アンカー体およびナ
ットなどのねじ部材の損傷状態および水の有無などを容
易に確認することができ、保守管理作業の作業性および
効率を向上することができる。
【0023】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2に記載の導水受板の保持具を用いる導水樋装置であっ
て、前記導水受板は、透光性を有する材料から成ること
を特徴とする導水樋装置である。
【0024】本発明に従えば、導水受板が透光性を有す
る材料によって形成されるので、外部から導水受板を介
して導水路内を視認することができ、導水路内の水の流
れの状態および目詰まりの有無などを容易に確認するこ
とができ、保守管理作業の作業性および効率を向上する
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態の導
水受板の保持具30を用いる導水樋31の断面図であ
り、図2は図1の下方から見た導水樋31の一部の正面
図である。本実施の形態の保持具30は、保持具本体3
2と、保持具本体32にたとえば接着剤による接着また
は両面粘着テープによる粘着などによって固定される一
対の長尺のシール部材33a,33bと、保持具本体3
2に嵌着される長尺のカバー体34とを含む。
【0026】前記保持具本体32は、硬質ポリ塩化ビニ
ルなど熱可塑性合成樹脂から成る押出型材によって実現
され、その長さが4.0mの長尺材である。またシール
部材32a,32bは、独立気泡の発泡合成樹脂と合成
ごむとの2層構造の複合材料から成る長尺材によって実
現される。カバー体34は、たとえばアクリル樹脂と硬
質ポリ塩化ビニルとが混合された耐候性および耐薬品性
を有する合成樹脂から成る押出型材によって実現され
る。
【0027】図3は、保持具30を用いた導水樋31が
構造物35の壁面36に取付けられた状態を示す全体の
断面図であり、図4は図3の矢視Aから見た導水樋31
の展開図である。前記保持具30は、図3の紙面に垂直
な道路軸線方向(図1の左右方向)に間隔Wをあけて複
数、設けられ、前記道路軸線方向に隣接する各一対の保
持具30と、各保持具30によって幅方向両側部が保持
される導水受板37とによって、導水樋31を形成す
る。前記導水受板37は、上記のカバー体34と同様な
材料から成る。
【0028】このような導水樋31が設けられる構造物
35は、道路トンネルの覆工コンクリートであって、そ
の内周の壁面36に、前記複数の保持具30および複数
の導水受板41が設けられ、壁面36と導水受板37と
の間に導水路46を形成し、前記道路軸線方向に隣接し
て複数列の導水樋31が形成される。各導水路46に集
水される壁面36からの漏水は、路側帯に設けられる排
水溝48a,48bに導かれ、各排水溝48a,48b
から暗渠排水溝49a,49bに落とし込まれて排水処
理される。
【0029】前記構造物35には、複数のアンカー体3
8が壁面36の周方向に間隔ΔL1をあけかつ道路軸線
方向に前記間隔Wをあけて埋設される。前記周方向の間
隔ΔL1は、たとえば500mmに選ばれ、前記道路軸
線方向の間隔Wは、300〜1000mmに選ばれる。
各アンカー体38は、軸線方向一端部の外周部に外ねじ
39が刻設され、軸線方向他端部は周方向に分断されて
複数の拡開部40が形成されるアンカー軸41と、拡開
部40に挿入される円錐台状の挿入片42とを有する。
【0030】このようなアンカー体38は、構造物35
にコンクリートドリルなどの穿孔工具によって予め穿孔
して下穴を形成し、この下穴に前記アンカー体38を打
ち込んで前記挿入片42が拡開部40を拡開させ、固定
する。この状態では、前記外ねじ39が形成される軸線
方向一端部は、壁面36からほぼ垂直に突出し、この突
出部分は保持具本体32の幅方向中間部43を貫通し、
幅方向中間部から突出部分に、座金44が装着され、ね
じ部材であるナット45が螺着されて、保持具本体32
が壁面36に固定される。
【0031】図5は、保持具本体32の拡大断面図であ
る。前記保持具本体32は、前記壁面36に沿いかつ長
手方向に垂直な幅方向(図5の左右方向)両側部50
a,50bに、前記シール部材33a,33bがそれぞ
れ設けられる。幅方向両側部50a,50bを相互に連
結する前記幅方向中間部43には、前述したように構造
物35に埋設されるアンカー体41が挿通孔47を挿通
して外部に臨む凹所51に突出し、前記座金44とナッ
ト45とが装着される。
【0032】この凹所51の幅方向両側には、幅方向外
側方(図5の右方および左方)に臨んで開放する一対の
嵌合保持部52a,52bが設けられ、各嵌合保持部5
2a,52bには、保持具本体32の幅方向両側に配置
される一対の導水受板37の幅方向の各一側部53a,
53bがそれぞれ嵌まり込んで保持される。前記凹所5
1に幅方向両側から臨む各内壁部54a,54bには、
前記凹所51に臨んで開口する係合溝55a,55bが
形成される。この凹所51には、前記カバー体34が嵌
着される。
【0033】前記幅方向両側部50a,50bは、壁面
36に臨んで開放する凹状の一対のシール部材保持部5
6a,56bと、前記一対の嵌合保持部52a,52b
と、幅方向外側方でシール部材保持部56a,56bお
よび嵌合保持部52a,52bを相互に連結する一対の
外壁部57a,57bと、外壁部57a,57bよりも
幅方向内方でシール部材保持部56a,56bおよび嵌
合保持部52a,52bを連結する前記一対の内壁部5
4a,54bと、各外壁部57a,57bの各嵌合保持
部52a,52b寄りの端部から幅方向外方に突出する
一対の水切り突部58a,58bとを含む。
【0034】また前記幅方向中間部43は、各シール部
材保持部56a,56bを相互に連結する壁面側連結部
59と、各内壁部54a,54bを相互に連結する凹所
側連結部60とを含む。
【0035】図6は、カバー体34の拡大断面図であ
る。前記カバー体34は、略U字状の断面を有する長尺
材であって、保持具本体32の凹所51に装着された状
態で、図1の下方である外方に露出する平坦状の基部6
3と、基部63の幅方向両端部にほぼ直角に屈曲して連
なる一対の脚部64a,64bとを有する。各脚部64
a,64bの各遊端部には、前述の各係合溝55a,5
5bに弾発的に嵌まり込んで係合する係合突部65a,
65bが一体的にそれぞれ形成される。
【0036】図7は、一方の嵌合保持部52a付近の拡
大断面図である。前記一方の嵌合保持部52aは、幅方
向外側方に開放する大略的に凹状に形成され、その内周
部には、嵌まり込んだ導水受板37の幅方向一側部53
aを抜止めするために、複数の突条66が相互にたとえ
ば1mm程度の間隔をあけて、図7の紙面に垂直な長手
方向全長にわたって形成される。他方の嵌合保持部52
bの内周部にもまた、前記一方の嵌合保持部52aと同
様に、複数の突条66が形成される。
【0037】図8は、一方の係合溝55a付近の拡大断
面図である。前記一方の係合溝55aは、半円筒状の第
1内面67と、第1内面67に連なり、相互に対向して
平行な一対の第2内面68a,68bと、各第2内面6
8a,68bにそれぞれ連なり、凹所51に向かって拡
開する一対の第3内面69a,69bとによって規定さ
れる。また他方の係合溝55bは、前記一方の係合溝5
5aと同様に構成される。また前記カバー体34の各係
合突部65a,65bは、前述の図6に示されるよう
に、半円筒状の第1外面70と、この第1外面70に連
なって平行な一対の第2外面71a,71bとをそれぞ
れ有する。
【0038】前記カバー体34が凹所51に装着された
状態では、カバー体34の各係合突部65a,65bが
各係合溝55a,55bに弾発的に嵌まり込み、各係合
突部65a,65bの第1外面70は、各係合溝55
a,55bの第1内面67に接触し、各係合突部65
a,65bの第2外面71a,71bは、各係合溝55
a,55bの第2内面68a,68bに接触し、こうし
てカバー体34が凹所51に抜止めされる。
【0039】図9は、一方の水切り突部58a付近の拡
大断面図である。一方の外壁部57aと一方の嵌合保持
部52aとが連なる連結部73には、前記壁面36側か
ら導水受板37に弾発的に当接する一方の水切り突部5
8aが一方の外壁部57aから外側方に突出して、一体
的に長手方向全長にわたって形成される。この水切り突
部58aは、軟質または半硬質の可撓性および弾発性を
有する材料から成り、壁面36から離反する方向(図9
の下方)に突出する部分58a1を有する。このような
水切り突部58aによって、導水受板37の幅方向一側
部53aと嵌合保持部52aとの間の隙間74に向かっ
て、外壁部57aの表面上を矢符B方向に流れる水を遮
断し、前記隙間74に達する前に、重力によって水切り
突部58aの表面を伝って流れ落ち、前記隙間74への
水の侵入を防ぐことができる。特に水切り突部58aの
部分58a1は、導水受板37の壁面36に臨む表面に
大きな力で弾発的に当接するので、高い止水性を達成す
ることができる。他方の水切り突部58bもまた、前記
一方の水切り突部58aと同様に構成される。
【0040】本実施の形態によれば、カバー体34は保
持具本体32に対して、前記従来の技術に関連して述べ
たように、保持具本体32の端部から打ち込んで装着す
る必要がなくなり、そのカバー体34を保持具本体32
の装着位置の正面から、図10の一部の斜視図に示され
るように、凹所51に嵌着して取付けることができる。
したがって壁面36が道路トンネルの覆工コンクリート
の内面のように、大きな曲率で湾曲していても、カバー
体34を短く分断して、一枚ずつ、所定の装着位置まで
の長い距離にわたって移動させる必要がなくなり、カバ
ー体34を保持具本体32に対応した長さを有する長尺
のままで、あるいは適度の長さに分断した長さで、保持
具本体32に容易に装着することができる。これによっ
てカバー体34の保持具本体32への取付作業の作業性
を向上し、取付けに要する時間を短縮することができ
る。
【0041】しかもカバー体34には、一対の係合突部
65a,65bが形成され、保持具本体32には一対の
係合溝55a,55bが形成されるので、カバー体34
が前記凹所51に装着された状態では、各係合突部65
a,65bが各係合溝55a,55bに弾発的に嵌まり
込み、飛石がカバー体34に当接しても、そのカバー体
34が保持具本体32から容易に外れてしまうことが防
がれ、カバー体34の保持具本体3に対する取付けの確
実性および信頼性を向上することができる。
【0042】また保持具本体32には、前記従来の技術
のように、相互に近接する方向に突出する一対の嵌合凹
部24,25(図14および図16参照)が存在しない
ので、凹所51の幅方向の開口幅Bが狭くならず、ナッ
ト45などのねじ部材にスパナなどの締付工具を掛合し
てアンカー体38に螺着し、または緩めるための操作を
行い易く、作業性を向上することができる。
【0043】図11は、本発明の実施の他の形態のカバ
ー体34aを示す拡大断面図である。なお、前述の実施
の形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。本実
施の形態では、カバー体34aの各脚部64a,64b
は、各係合突部65a,65bからさらに延びる当接部
76a,76bが一体的にそれぞれ形成される。各当接
部76a,76bは、カバー体34aを凹所51に装着
したとき、凹所側連結部60に当接し、これによってカ
バー体34aを保持具本体32に対して位置決めするこ
とができ、確実に各係合溝55a,55bに各係合突部
65a,65bを係合させて、抜止めすることができ、
カバー体38aを凹所51に押し込み過ぎなどによる各
係合突部65a,65bの各係合溝55a,55bへの
係合不良の発生を防止することができる。
【0044】図12は、本発明の実施のさらに他の形態
の保持具本体32aの拡大断面図であり、図13は図1
2に示される保持具本体32aに装着されるカバー体3
4bの拡大断面図である。なお、前述の実施の各形態と
対応する部分には、同一の参照符を付す。本実施の形態
では、保持具本体32aには、凹所51に臨んで開放す
る略V字状の係合溝55a,55bが形成され、これら
の係合溝55a,55bの形状に対応して、カバー体3
4bの各係合突部65a,65bも形状もまた、略V字
状に形成される。このように各係合溝55a,55bお
よび各係合突部65a,65bをそれぞれ略V字状とす
ることによって、より一層確実にカバー体64bを保持
具本体32aに対して抜止めすることができる。
【0045】本発明の実施のさらに他の形態では、上記
の各実施の形態のカバー体34,34a,34bは、透
光性を有する材料であるアクリル樹脂から成ってもよ
い。これによって外部からカバー体34,34a,34
bを介して凹所51内を視認することができ、カバー体
34,34a,34bを取り外すことなしに、アンカー
体38およびナット45などのねじ部材の損傷状態およ
び水の有無などを容易に確認して、広範囲内に存在する
異常個所を早期に見つけることができ、保守管理作業の
作業性および効率を向上することができる。
【0046】本発明の実施のさらに他の形態では、上記
の各実施の形態の導水受板37は、透光性を有する材料
であるアクリル樹脂から成ってもよい。これによって外
部から導水受板37を介して導水路46内を視認するこ
とができ、導水受板37を取り外すことなしに、壁面3
6からの湧水の発生、導水路46内の水の流れの状態お
よび目詰まりの有無などを容易に確認して、広範囲内に
存在する異常個所を早期に見つけることができ、保守管
理作業の作業性および効率を向上することができる。
【0047】本発明の実施のさらに他の形態では、上記
の各実施の形態のカバー体34,34a,34bおよび
導水受板46の両方とも透光性を有する材料であるアク
リル樹脂からなってもよい。これによって同時に凹所5
1内および導水路46内をそれぞれ視認して、広範囲内
に存在する異常箇所を早期に見つけることができ、保守
管理作業の効率を向上することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、保持具
本体の凹所に略U字状のカバー体が嵌着され、このカバ
ー体には一対の係合突部が形成され、これらの係合突部
は係合溝にそれぞれ弾発的に嵌まり込んで係止されるの
で、カバー体を保持具本体に容易に装着することができ
る。これによってカバー体の保持具本体への取付作業の
作業性を向上し、取付けに要する時間を短縮することが
できる。
【0049】またカバー体には、一対の係合突部が形成
され、保持具本体には一対の係合溝が形成されるので、
カバー体が前記凹所に装着された状態では、各係合突部
が各係合溝に弾発的に嵌まり込み、飛石がカバー体に当
接しても、そのカバー体が保持具本体から容易に外れて
しまうことが防がれ、カバー体の保持具本体に対する取
付けの確実性および信頼性を向上することができる。ま
た保持具本体には、前記従来の技術のように、相互に近
接する方向に突出する一対の嵌合凹部が存在しないの
で、凹所の幅方向の開口幅が狭くならず、ナットなどの
ねじ部材にスパナなどの締付工具を掛合してアンカー体
に螺着し、または緩めるための操作を行い易く、作業性
が向上される。
【0050】また本発明によれば、各嵌合保持部には外
壁から突出する水切り突部が設けられ、この水切り突部
にはさらに突出する部分が形成されるので、各嵌合保持
部に導水受板の幅方向一側部がそれぞれ嵌まり込んだ状
態で、前記導水受板の幅方向一側部と各嵌合保持部との
間の隙間に壁面側からの水が侵入することが防がれ、止
水性が向上される。
【0051】請求項2記載の本発明によれば、カバー体
が透光性を有する材料によって形成されるので、外部か
らカバー体を介して凹所内を視認することができ、カバ
ー体を取り外すことなく、アンカー体およびナットなど
のねじ部材の損傷状態および水の有無などを容易に確認
することができ、保守管理作業の作業性および効率を向
上することができる。
【0052】請求項3記載の本発明によれば、導水受板
が透光性を有する材料によって形成されるので、外部か
ら導水受板を介して導水路内を視認することができ、導
水受板を取り外すことなく、導水路内の水の流れの状態
および目詰まりの有無などを容易に確認することがで
き、保守管理作業の作業性および効率を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の導水受板の保持具30
を用いる導水樋31の断面図である。
【図2】図1の下方から見た導水樋31の一部の正面図
である。
【図3】保持具30を用いた導水樋31が構造物35の
壁面36に取付けられた状態を示す全体の断面図であ
る。
【図4】図3の矢視Aから見た導水樋31の展開図であ
る。
【図5】保持具本体32の拡大断面図である。
【図6】カバー体34の拡大断面図である。
【図7】一方の嵌合保持部52a付近の拡大断面図であ
る。
【図8】一方の係合溝55a付近の拡大断面図である。
【図9】一方の水切り突部58a付近の拡大断面図であ
る。
【図10】保持具本体32およびカバー体34の一部の
分解斜視図である。
【図11】本発明の実施の他の形態のカバー体34aを
示す拡大断面図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態の保持具本体
32aの拡大断面図である。
【図13】図12に示される保持具本体32aに装着さ
れるカバー体34bの拡大断面図である。
【図14】典型的な従来の技術の導水受板の保持具1を
示す断面図である。
【図15】図14に示される保持具1が構造物8の壁面
11に取付けられた状態を示す横断面図である。
【図16】従来の技術の保持具本体2およびカバー体2
6の一部の分解斜視図である。
【符号の説明】
30 保持具 31 導水樋 32,32a 保持具本体 33a,33b シール部材 34,34a,34b カバー体 35 構造物 36 壁面 37 導水受板 38 アンカー体 45 ナット 50a,50b 幅方向両側部 51 凹所 52a,52b 嵌合保持部 53a,53b 幅方向一側部 54a,54b 内壁部 55a,55b 係合溝 56a,56b シール部材保持部 57a,57b 外壁部 58a,58b 水切り突部 58a1,58b1 突出する部分 65a,65b 係合突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21F 16/00 - 16/02 E21D 11/38 E02D 31/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の壁面に固定される長尺の保持具
    であって、前記壁面に沿いかつ長手方向に垂直な幅方向
    両側部に、シール部材が設けられ、幅方向両側部を連結
    する幅方向中間部には、構造物に埋設されるアンカー体
    に螺着されるねじ部材が収容され、かつ構造物の壁面と
    は反対側の外方に臨んで開放する凹所が形成され、この
    凹所の幅方向両側には、幅方向外側方に臨んで開放する
    一対の嵌合保持部が設けられ、各嵌合保持部に導水受板
    の幅方向一側部がそれぞれ嵌まり込んで保持される導水
    受板の保持具において、 前記幅方向両側部と、各幅方向両側部を連結する幅方向
    中間部とを含んで、保持具本体が形成され、 前記保持具本体の幅方向両側部は、前記シール部材が設
    けられ、壁面に臨んで開放する凹状の一対のシール部材
    保持部と、前記一対の嵌合保持部と、幅方向外側方でシ
    ール部材保持部および嵌合保持部を相互に連結する一対
    の外壁部と、外壁部よりも幅方向内方でシール部材保持
    部および嵌合保持部を連結する一対の内壁部と、各外壁
    部の各嵌合保持部寄りの端部から幅方向外方に突出する
    一対の水切り突部とを有し、 前記凹所に幅方向両側から臨む各内壁部には、前記凹所
    に臨んで開口する係合溝が長手方向全長にわたって形成
    され、 前記保持具本体の凹所には、各係合溝に嵌まり込む一対
    の係合突部を有する略U字状のカバー体が嵌着され、 前記各水切り突部には、軟質または半硬質の可撓性およ
    び弾発性を有する材料から成り、前記構造物の壁面から
    離反する方向に突出する部分が形成されることを特徴と
    する導水受板の保持具。
  2. 【請求項2】 前記カバー体は、透光性を有する材料か
    ら成ることを特徴とする請求項1記載の導水受板の保持
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の導水受板の保
    持具を用いる導水樋装置であって、前記導水受板は、透
    光性を有する材料から成ることを特徴とする導水樋装
    置。
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