JP3384374B2 - 繊維集合体、その製造方法及びクッション体 - Google Patents

繊維集合体、その製造方法及びクッション体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維集合体、その
製造方法及びクッション体に関し、更に詳細には、軽量
で、耐へたり性及び生産性に優れ、且つ高いクッション
感を有する繊維集合体、その製造方法及びクッション体
に関するもので、本繊維集合体は、例えば、自動車の座
席用クッション材や自動車用カーペットのアンダーパッ
ド材等のクッション体に好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の座席用クッション材、カ
ーペットのアンダーパッド材、寝具用マット材や座布団
等のクッション材には、ポリウレタンフォームが広く使
用されてきた。しかし、ポリウレタンフォームを製造す
る際には、弾力性付与のためにフロンガスが使用され、
廃棄等の燃焼時にはウレタン結合(−NHCOO−)に
由来する含窒素系のガスが発生するため、環境保護の立
場からこれらの問題点が指摘されはじめている。そこ
で、その代替材料として、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の熱可塑繊維を用いた繊維クッション材が
提案されている(特開昭57−35047号公報)。
【0003】しかしながら、かかる熱可塑性繊維を用い
た繊維クッション材は、高温雰囲気下の圧縮に対し、へ
たり易いという問題があった。これに対し、バインダ成
分を高融点化して耐へたり性を向上することが行われて
いるが、バインダ繊維の高融点化にともない成形温度を
高くする必要があるため、加熱・冷却のプロセスを必要
とする熱可塑性材料では、成形時間が長くなり、コスト
高となってしまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の有する問題点を鑑みてなされたものであり、
耐へたり性及び生産性に優れ、且つ高いクッション感を
有すると共に、リサイクル性にも優れた繊維集合体、そ
の製造方法、そして該繊維集合体を用いたクッション体
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の不織布裁断
物を所定のバインダ繊維で接着すること等により、上記
課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0006】即ち、請求項1記載の繊維集合体は、マト
リクスとなる主体繊維(A)50〜95重量%と、バイ
ンダ繊維(B)5〜50重量%とを含有してなる不織布
裁断物を、バインダ繊維(C)で接着してなる繊維集合
体であって、前記不織布裁断物が、0.01〜0.2g
/cm3の平均見かけ密度を有し、その構成繊維の平均カ
ット長が20〜100mmであり、前記主体繊維(A)が
主要構成繊維として繊度1.5〜1000デニールの高
軟化点合成繊維ステープルを含有し、前記バインダ繊維
(B)が、少なくともその繊維表面において前記主体繊
維(A)よりも30℃以上低い軟化点を有すると共に、
その表面の一部または全部が150℃以上の軟化点を有
する結晶性熱可塑性樹脂で構成され、主要構成繊維とし
て繊度1.5〜1000デニールの中軟化点合成繊維ス
テーブルを含有し、バインダ繊維(C)が平均カット長
20mm以下を有すると共に前記バインダ繊維(B)より
も低い軟化点成分を少なくともその表面に有し、繊維集
合体を構成する繊維の分率において、不織布裁断物10
0重量部に対して、3〜20重量部になるように混合さ
れてなることを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の繊維集合体は、請求
項1記載の繊維集合体において、上記バインダ繊維
(B)における結晶性熱可塑性樹脂が90〜150℃に
結晶化速度のピークを有することを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の繊維集合体は、請求
項1または2記載の繊維集合体において、上記バインダ
繊維(C)は、90℃〜150℃に軟化点を有すること
を特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の繊維集合体は、請求
項1〜3のいずれかの項記載の繊維集合体において、上
記不織布裁断物の主要構成繊維が熱可塑性ポリエステル
系の繊維であり、且つ上記バインダ繊維(C)もまた熱
可塑性ポリエステル系の繊維であることを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の繊維集合体は、請求
項1〜4いずれかの項記載の繊維集合体において、不織
布裁断物は、繊維A及びバインダ繊維Bの他に、繊維C
と同等の軟化点を有する平均カット長20〜100mm、
繊度1.5〜1000デニールの繊維Dを、繊維A及び
バインダ繊維Bの合計量100重量部に対して5〜20
重量部の割合で含有していることを特徴とする。
【0011】また、請求項6記載の繊維集合体の製造方
法は、請求項1〜5いずれかの項記載の繊維集合体を製
造するに当たり、上記不織布裁断物と上記バインダ繊維
(C)とを混合し、成形型内において90〜150℃の
熱風もしくは加熱蒸気で少なくともバインダ繊維Cを融
着することによって、所望形状に成形することを特徴と
する。
【0012】更に、請求項7記載のクッション体は、請
求項1〜5いずれかの項記載の繊維集合体を用いて成る
ことを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の繊維集合体は、不織布裁
断物をバインダ繊維(C)で接着してなる繊維集合体で
あって、上記不織布裁断物は、マトリクスとなる主体繊
維(A)と、繊維(A)より低い軟化点成分を少なくと
もその表面に有するバインダ繊維(B)とを含有し、バ
インダ繊維(C)が前記バインダ繊維(B)よりも低い
軟化点成分を少なくともその表面に有する。
【0017】上述の如く、本発明の繊維集合体は、繊維
Aと、賦形性を有するバインダ繊維(B)とを含有する
不繊布裁断物を相互に接着したものであり、この接着剤
としては、少なくともその表面成分の軟化点がバインダ
繊維(B)よりも低いバインダ繊維(C)が使用されて
いるものである。
【0018】ここで、不織布裁断物の形状としては、そ
の形状はいかなるものでもよく、例えば、柱体、錘体及
び直方体又はこれらの任意の混合体等とすることができ
る。
【0019】かかる不織布裁断物は、新鮮な繊維を用い
て新たに製造しても良いが、クッション廃材などを粉砕
または裁断して得ることもでき、リサイクルによる資源
の有効利用という観点からは後者が好適である。
【0020】また、不織布裁断物の具体的構成として
は、繊度が1.5〜1000デニールの高軟化点合成繊
維ステープル(繊維A)と、繊度が1.5〜1000デ
ニールで、少なくとも表面の軟化点が繊維Aよりも30
℃以上低い低軟化点合成繊維ステープル(バインダ繊維
B)との2種を主要構成繊維とするものを挙げることが
できる。
【0021】この場合、繊維A、繊維Bの繊度が1.5
デニール未満では、繊維が細すぎて繊維自体に剛性が足
りず、後述のように成形して得られる繊維集合体が十分
な反発力を発揮しないことがあり、また、裁断前の不織
布を作成する際、繊維が細すぎてカード機等に絡み付か
ないことがあり、作製に手間がかかり生産コストが増大
することがある。
【0022】一方、繊度が1000デニールを超える場
合は、得られる繊維集合体内における繊維本数が著しく
減少するため、繊維同士が結接する個所が少なくなり、
十分な反発力が得られないことがある。また、繊維本数
が少ないことから、密度むらやカード機等への絡み不足
が起こり易くなって生産性が悪くなることがある。
【0023】また、バインダ繊維Bの軟化点を、少なく
ともその表面において、繊維Aよりも30℃以上低くす
るのは、裁断前の不織布を得る際にその物性を損なうこ
と無しに熱融着を行い易いからである。軟化点の差が3
0℃未満では、熱融着工程において、バインダ繊維Bを
軟化させる温度が繊維Aの軟化点にも近くなってしまう
ため、繊維Aが熱分解してしまい、この繊維集合体の耐
熱性を低下させることがあり、好ましくない。なお、バ
インダ繊維Bとしては、芯鞘型の断面形状を有する繊維
が最も望ましいが、繊維Aとの熱融着が可能であれば特
に制限はなく、例えば、サイドバイサイド型、単一成分
からなる全融型の繊維を用いることも可能である。
【0024】更に、かかるバインダ繊維Bの好適例とし
ては、その繊維表面の一部又は全部が150℃以上の軟
化点を有する結晶性熱可塑性樹脂であって、90〜15
0℃に結晶化速度のピークを有するものが望ましい。
【0025】ここで、バインダ繊維Bの表面の少なくと
も一部における軟化点を150℃以上とするのは、自動
車用のシートクッション、カーペットのアンダーパッド
材などでは、70℃にも及ぶ高温雰囲気下での使用も想
定され、この際にも優れた耐へたり性を実現しなければ
ならないので、バインダ繊維自体の耐熱性を良好なもの
としておくためである。
【0026】また、結晶性の熱可塑性樹脂としたのは、
結晶性であることによっても耐へたり性が向上し、熱可
塑性を有すれば、裁断前の不織布原反を作成する際の熱
融着が最も簡便であり、しかも均質な不繊布を得ること
ができるからである。
【0027】更に、90〜150℃に結晶化速度のピー
クを有するものとする理由は、以下の通りである。即
ち、本発明の繊維集合体の製造では、バインダ繊維Cで
接着させた不織布裁断物を型内で昇温するが、この際、
接着材であるバインダ繊維Cの硬化温度は通常150℃
が上限とされる。これは、まず一般に上述の繊維集合体
の厚さが50mm以上であるため、型内を150℃よりも
高い温度に均一に加熱することが、装置構成上及び製造
タクト時間の制約からも困難だからである。また、厚さ
が50mm未満の場合であっても、製造タクト時間を短く
することはコストの面から非常に有利になるからであ
る。
【0028】一方、繊維集合体を用いたクッション体の
使用環境を考慮すれば、バインダ繊維Cの軟化温度を当
該使用温度よりも40℃以上高くする必要があり、従っ
て、90℃以上であることが要求される。
【0029】更に、裁断された不織布の少なくとも一部
を構成するバインダ繊維Bは、耐熱性を担うバインダ成
分として作用するが、この繊維は、後述する成形中に結
晶化が進行することにより、得られる繊維集合体の耐熱
性を飛躍的に向上させる機能を発揮する。従って、かか
るバインダ成分である当該樹脂の結晶化速度のピーク
を、後述するバインダ繊維Cの成形温度範囲に位置させ
ることが好ましく、このことからも、結晶化速度のピー
クを90〜150℃に存在させることが望ましい。ま
た、上述した不織布裁断物の主要構成繊維である上記繊
維A及びバインダ繊維Bの材質(少なくとも鞘部分の材
質)としては、特に限定されないが、熱可塑性ポリエス
テル系のものが市場での入手のし易さ、価格の点から好
ましく、熱可塑性樹脂であればポリエステル系以外のも
のでもよい。
【0030】かかる、ポリエステル系樹脂としては、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテ
レフタレート(PBT)の他、PETのエチレングリコ
ール成分を他のグリコール成分で置換したもの(例えば
ポリヘキサメチレンテレフタレート(PHT))やPE
Tのテレフタル酸成分を他の二塩基酸成分で置換したも
の(例えばポリエチレンナフタレート(PEN))を挙
げることができ、また、これらの共重合体なども使用可
能である。
【0031】またバインダBの芯部分の材質としては、
PBTとポリカプラクトン(PCL)との共重合体など
のポリエステル系材料を用いることができる。
【0032】次に、本発明の繊維集合体において、不織
布裁断物の接着に用いられるバインダ繊維Cについて説
明する。かかるバインダ繊維Cは、不織布裁断物に含ま
れるバインダ繊維よりも低い軟化点を有する成分を少な
くともその表面に有すれば十分であり、熱可塑性のもの
であれば、その機能は十分に満足するものである。例え
ばバインダ繊維Cの鞘部分の材質には、PETとポリエ
チレンイソフタレート(PEI)との共重合体などのポ
リエステル系熱可塑性樹脂が使用でき、芯部分の材質に
は、バインダ繊維Bと同様にPETなどのポリエステル
系熱可塑性樹脂が使用できる。
【0033】但し、不繊布裁断物を構成する、繊維A及
びバインダ繊維Bは市場での流通度から判断すればその
構成成分全てがポリエステル系であることがコスト等か
ら有利であり、さらにこの不織布裁断物を接着すること
から判断すれば、接着強度を得やすい点で、バインダ繊
維Cもまた上述したポリエステル系繊維で全て構成され
ることが、最終的に出来上がるクッション材等のクッシ
ョン感を損なうことがなく好ましい。またこの場合、構
成される繊維がすべてポリエステル系繊維となり、リサ
イクルの点からも非常に有利である。
【0034】本発明の繊維集合体は、以上のように、不
織布裁断物をバインダ繊維Cで接着させたものである
が、接着前の該裁断物の平均見かけ密度は0.01〜
0.2g/cm3 、該裁断物を構成する繊維の平均カット
長が20〜100mmであることが適度なクッション感と
形状保持性の点から要求される。
【0035】平均見かけ密度を0.2g/cm3 以下とす
るのは、程良い柔らかさのクッション感を得るためであ
り、0.01g/cm3 未満では、裁断前の不織布を作製
する際に、繊維本数が少ないので、繊維のまとまりがな
く、これを解消するために、作製工程のスピードを低減
する必要性が生ずるなど、生産性が悪くなり、不都合だ
からである。
【0036】また、平均カット長が20mm未満では、繊
維が短すぎて不織布を作製する際にカード機等に絡みつ
かず生産性が悪くなり、一方、100mmを超えると、繊
維が長すぎてカード機等に絡みつきすぎて生産性が悪く
なることがある。
【0037】一方、逆に、バインダ繊維Cは、平均カッ
ト長を20mm以下とする必要がある。バインダ繊維Cは
不織布裁断物と攪拌混合されるときに、短い攪拌時間で
該裁断物の周りにまとわりつくようにすることが好まし
く、したがって、平均カット長が短いほど繊維が開繊さ
れやすく工程上非常に有利に働く。
【0038】本発明の繊維集合体を構成する繊維の混合
分率は、まず不織布裁断物においては、主体繊維Aが5
0〜95重量%、バインダ繊維Bが5〜50重量%であ
ることが要求される。バインダ繊維Bが50重量%より
高くなると、形状が安定し好ましいが、過度のバインダ
繊維Bは該裁断物を硬くし、適度なクッション感を損な
い易いという問題が生じるためである。
【0039】そして、バインダ繊維Cは、上記裁断物の
重量100重量部に対し、3〜20重量部の割合で混合
されることが要求される。バインダ繊維Cの分率がこれ
より高くなると、前述のバインダ繊維Bと同様に、形状
が安定し好ましいが、過度のバインダ繊維Cは該裁断物
を硬くし、適度なクッション感を損ない易いという問題
が生じるためであるばかりでなく、耐熱性の低下が引き
起こされる為である。
【0040】本発明の繊維集合体は、クッション材とし
て好適に使用され、多くの場合形状が複雑である。特に
コーナー部では、不織布裁断物の形状によっては、目的
とする形状が出し難い。そこで、バインダ繊維Cにて成
形する際に、不織布裁断物自体にも若干の賦形を与え、
所望の形状を出すことが好ましい。
【0041】この場合、不織布裁断物は、繊維A及びバ
インダ繊維Bの他に、繊維Cと同等の軟化点を有する平
均カット長20〜100mm、繊度1.5〜1000デニ
ールの繊維Dを、繊維A及びバインダ繊維Bの合計量1
00重量部に対して5〜20重量部の割合で含有してい
ることが好ましい。
【0042】バインダ繊維Dの平均カット長もまた、前
述と同等の理由から繊維A、バインダ繊維Bのように2
0〜100mmである必要があり、また繊度も1.5〜1
000デニールとする必要がある。そして、バインダ繊
維Cを用いた成形時に、バインダ繊維Dもまた軟化させ
ることが工程上望ましいため、軟化点はバインダ繊維C
と同等にすることが好ましい。
【0043】バインダ繊維Dの不織布裁断物中の含有量
は、繊維A及びバインダ繊維Bの合計量100重量部に
対して5〜20重量部混入されることが好ましい。かか
る混合割合とすることにより、最終成型物の型転写性の
向上と耐へたり性悪化の低減が可能となる。
【0044】またバインダ繊維Dの材質は、また、バイ
ンダ繊維Dの鞘部分の材質は、PETとPEIとの共重
合体などのポリエステル系熱可塑性樹脂、芯部分の材質
はバインダ繊維Bの芯部分の材質と同様にPETなどの
ポリエステル系熱可塑性樹脂とすることができる。
【0045】次に本発明の繊維集合体の製造方法につい
て説明する。本発明の繊維集合体は、不織布裁断物に接
着材(バインダー繊維(C))を付着させ、成形型内に
おいて90〜150℃で接着固化することにより、所望
形状を付与され、製造される。
【0046】ここで、不織布裁断物へのバインダ繊維C
の付着は、通常、不織布裁断物との攪拌により行うこと
ができ、かかる攪拌は、均質な接着を実現すべく、不織
布裁断物を成形型内に投入する前に実施することが好ま
しい。
【0047】また、90〜150℃で接着固化を行うの
は、上述のように、製造工程を平易にするためである。
さらに、90℃〜150℃とする加熱工程は、蒸気を用
いることが最も好ましく、この場合、安価な熱源となり
さらに最終的な繊維集合体を安価に提供することが可能
となる。
【0048】なお、本発明のクッション体は、本発明の
繊維集合体を用いて作製されたものであり、具体的に
は、図1に示したクッション材1A、図2に示したカー
ペット用アンダーパッド材1Bを例示できる。このクッ
ション材1A及びアンダーパッド材1Bは、上述した不
織布裁断物2をバインダ繊維C(固化後)3Aで結合し
てなる繊維集合体を含んで構成されている。
【0049】また、上述の繊維集合体は図3に示すよう
に、不織布4を裁断機5で裁断して不織布裁断物2を
得、得られた裁断物2にバインダ繊維C(固化前)3B
と混合した後、成形型6に投入され、上述の条件下で成
形することで、所望形状が付与される。
【0050】
〔不織布の製造〕
実施例1 主体繊維(以下、「繊維A」という)としての平均繊維
長が51mm、6デニールのPET(軟化点245℃)短
繊維と、バインダ繊維(以下、「バインダ繊維B」とい
う)としての平均繊維長が51mm、2デニールで芯成分
がPET、鞘成分がPBT/ポリカプロラクトン(以
下、「PCL」と略す)共重合体(軟化点170℃、結
晶化のピーク温度120℃)の短繊維とを80/20重
量%の割合で混合し、見かけ密度0.015g/cm3
不織布を得た。
【0051】実施例2 見かけ密度を0.010g/cm3 とした以外は、実施例
1と同様の操作を繰り返し、不織布を得た。
【0052】実施例3 見かけ密度を0.020g/cm3 とした以外は、実施例
1と同様の操作を繰り返し、不繊布を得た。
【0053】実施例4 繊維A及び繊維Bの繊維長をそれぞれ20mmとした以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返し、不繊布を得た。
【0054】実施例5 繊維A及び繊維Bの繊維長をそれぞれ100mmとした以
外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、不織布を得
た。
【0055】実施例6 繊維Bの鞘成分をPET/ポリエチレンイソフタレート
(以下、「PEI」と略す)共重合体(軟化点210
℃、結晶化のピーク温度110℃)とした以外は、実施
例1と同様の操作を繰り返し、不織布を得た。
【0056】実施例7 繊維Bの鞘成分をPET/PEI共重合体(軟化点15
0℃、結晶化のピーク温度105℃)とした以外は、実
施例1と同様の操作を繰り返し、不織布を得た。
【0057】実施例8 繊維Aの繊度を1.5デニールとした以外は、実施例1
と同様の操作を繰り返し、不織布を得た。
【0058】実施例9 繊維Aの繊度を1000デニールとした以外は、実施例
1と同様の操作を繰り返し、不織布を得た。
【0059】実施例10 繊維Aとバインダ繊維Bとの重量%混合率を50/50
とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、不織
布を得た。
【0060】実施例11 繊維Aとバインダ繊維Bとの重量%混合率を95/5と
した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、不織布
を得た。
【0061】実施例12 繊維A、バインダ繊維B、バインダ繊維D(平均繊維長
51mm、2デニールで芯成分がPET、鞘成分がPET
/PEI共重合体、(軟化点110℃))との重量混合
率を70/20/10とした以外は、実施例1と同様の
操作を繰り返し、不織布を得た。
【0062】比較例1 見かけ密度を0.0075g/cm3 とした以外は、実施
例1と同様の操作を繰り返し、不織布を得ようと試み
た。しかし、繊維本数が少なく、通常のラインスピード
では不織布としての形態を確保できず、本発明の繊維集
合体に用いる不織布を得るには、不適当な密度設定であ
った。
【0063】比較例2 見かけ密度を0.250g/cm3とした以外は、実施例
1と同様の操作を繰り返し、不織布を得ようと試みた。
しかし、程よいクッション感が得られず、また、さらに
バインダ繊維Cで成形することを考慮すると、本発明の
繊維集合体の製造に用いる不織布を得るには、不適な密
度設定であった。
【0064】比較例3 繊維A及び繊維Bの繊維長を13mmとした以外は、実施
例1と同様の操作を繰り返し、不織布を得ようと試み
た。しかし、繊維が短すぎるため装置への糸がらみが少
なく通常のラインスピードでは不織布の作製が困難であ
り、不適な繊維長設定であった。
【0065】比較例4 繊維A及び繊維Bの繊維長を210mmとした以外は、実
施例1と同様の操作を繰り返し、不織布を得ようと試み
た。しかし、繊維が長すぎるため、装置への糸がらみが
強すぎ、安定した不織布の作製が困難であり、不適な繊
維長設定であった。
【0066】比較例5 繊維Bの鞘成分をPET/PEI共重合体(軟化点22
5℃、結晶化のピーク温度110℃)とした以外は実施
例1と同様の操作を繰り返し、不織布を得ようと試み
た。しかし、繊維Aと繊維Bとを熱融着をする際、繊維
Aに著しい物性低下が起こり、不適なバインダ成分の軟
化点設定だった。具体的には、PETの軟化点が245
℃であることから、バインダ成分とPETとの軟化点の
差が小さいためであると考えられる。
【0067】比較例6 繊維Aの繊度を0.75デニールとした以外は、実施例
1と同様の操作を繰り返し、不織布を得ようと試みた。
しかし、繊維本数が多くなりカード械への絡み付きが大
きく安定して製造することができなかった。また、繊維
が細すぎるためクッション材の反発力が少なく、不適な
繊度設定であった。
【0068】比較例7 繊維Aの繊度を2000デニールとした以外は、実施例
1と同様の操作を繰り返し、不織布を得ようと試みた。
しかし、繊維本数が少なすぎカード機への絡み付きが弱
く、安定して製造することができなかった。また、繊維
本数が少なすぎるためクッション材の反発力が少なく、
不適な繊度設定であった。
【0069】比較例8 繊維Aとバインダ繊維Bとの重量混合率を40/60と
した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の
不織布を得たが、バインダ繊維Bの割合が多く、クッシ
ョン感に乏しく不適な設定であった。
【0070】上記各例における不織布の構成や、不織布
化の評価などを表1に示す。
【0071】
【表1】
【0072】〔繊維集合体の製造〕実施例13 実施例1の不織布を裁断機にかけ、見かけ体積がおよそ
1cm3 になるように裁断した後、バインダ繊維C(平均
繊維長5mm、2デニールで芯成分がPET、鞘成分がP
ET/PEI共重合体(軟化点110℃))の短繊維と
該裁断物とを、裁断物重量100重量部に対し6重量部
の割合で、攪拌混合した後、金属製の型内に流し込み、
110℃の蒸気で成形し、見かけ密度0.025g/cm
3 の繊維集合体を得た。
【0073】実施例14 バインダ繊維Cの鞘成分をPET/PEI共重合体(軟
化点90℃)とした以外は実施例13と同様の操作を繰
り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集合体を
得た。
【0074】実施例15 バインダ繊維Cの鞘成分をPET/PEI共重合体(軟
化点150℃)とし、0℃の熱風で成形した以外は実施
例13と同様の操作を繰り返し、見かけ密度0.5g/
cm3 の繊維集合体を得た。
【0075】実施例16 バインダ繊維Cの繊維長を20mmとした以外は実施例1
3と同様の操作を繰り返し、見かけ密度0.025g/
cm3 の繊維集合体を得た。
【0076】実施例17 バインダ繊維Cの重量混合割合を、不織布裁断物100
重量部に対し、3重量部とした以外は、実施例13と同
様の操作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3
繊維集合体を得た。
【0077】実施例18 バインダ繊維Cの重量混合割合を、不織布裁断物100
重量部に対し、20重量部とした以外は、実施例13と
同様の操作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3
の繊維集合体を得た。
【0078】実施例19 実施例2の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.020g/cm3 の繊維集
合体を得た。
【0079】実施例20 実施例3の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.21g/cm3 の繊維集合
体を得た。
【0080】実施例21 実施例4の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集
合体を得た。
【0081】実施例22 実施例5の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集
合体を得た。
【0082】実施例23 実施例6の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集
合体を得た。
【0083】実施例24 実施例7の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集
合体を得た。
【0084】実施例25 実施例8の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集
合体を得た。
【0085】実施例26 実施例9の不織布を用いた以外、実施例13と同様の操
作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集
合体を得た。
【0086】実施例27 実施例10の不織布を用いた以外、実施例13と同様の
操作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維
集合体を得た。
【0087】実施例28 実施例11の不織布を用いた以外、実施例13と同様の
操作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維
集合体を得た。
【0088】実施例29 実施例12の不織布を用いた以外、実施例13と同様の
操作を繰り返し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維
集合体を得た。
【0089】比較例9 不織布に含まれるバインダ繊維Bの鞘成分をPET/P
EI共重合体(軟化点130℃)とした以外は、実施例
1と同様の操作を繰り返して不織布を得、この不織布を
用いた以外は、実施例13と同様の操作を繰り返し、見
かけ密度0.025g/cm3 繊維集合体を得た。しか
し、圧縮残留ひずみが大きく、不適当であった。これは
バインダ繊維Bの軟化点が低すぎることによるものと思
われる。
【0090】比較例10 バインダ繊維Cの繊維長を25mmとした以外は実施例1
3と同様の操作を繰り返したが、バインダ繊維Cのカッ
ト長が長すぎ、不織布裁断物との混合に際し、均一に攪
拌されず、均質な品質を得られないことが判明した。
【0091】比較例11 バインダ繊維Cの重量混合率を、不織布裁断物100に
対し25とした以外は実施例13と同様の操作を繰り返
し、見かけ密度0.025g/cm3 の繊維集合体を得た
が、クッション感に違和感を感じる不適なものであっ
た。これは、バインダ繊維Cの割合が多すぎることによ
るものと考えられる。
【0092】〔性能評価〕上記各例の不織布及び繊維集
合体につき下記の性能評価を行い、得られた結果を表2
に示す。 (1)「軟化点」は、JIS K 7202(熱可塑性
プラスチックのビカット軟化温度試験方法)に基づい
て、試験荷重5Kgf 、昇温速度50℃/hで測定したも
のである。 (2)耐へたり性」は、各繊維集合体を用いて得られた
クッション材について、JIS K 6401(クッシ
ョン用軟質ウレタンフォーム)に基づいて、幅及び長
さ:100mm、高さ50mmの試験片に対し70℃での圧
縮残留ひずみ率を測定したものである。
【0093】
【表2】
【0094】但し、表中の「○、×」は以下の参考例1
で得られた繊維集合体の値を基準とし、これより著しく
優れたものを「○」、 劣ったものを「×」として評価
したものである。なお、表中「−」はを記したものは、
測定ができなかったものを示している。
【0095】参考例1 実施例1の不織布を積層し、裁断することなく、下記の
実施例13〜29及び比較例9〜11の場合と同一形状
になるように、215℃で1時間加熱した後、熱プレス
し、繊維集合体を得た。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、特定の不織布裁断物を
所定のバインダ繊維で接着することとしたため、耐へた
り性及び生産性に優れ、しかもリサイクル性に優れた繊
維集合体及び該繊維集合体を用いた座席用クッション
材、カーペット用アンダーパッド材等のクッション体を
得ることができる。また、その製造方法は、簡便で安価
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の繊維集合体及びクッション体の一例
を示す側面図及び部分断面図である。
【図2】 本発明の繊維集合体及びカーペットのアンダ
ーパッド材の一例を示す側面図及び部分断面図である。
【図3】 本発明の繊維集合体の製造工程の一例を示す
製造工程図である
【符号の説明】
1A クッション体成形物 IB カーペットアンダーパッド材成形物 2 不織布粉砕物 3A バインダ繊維C(固化後) 3B バインダ繊維C(固化前) 4 不織布原反 5 不繊布裁断機 6 成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 武 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−281055(JP,A) 特開 平11−76651(JP,A) 特開 昭52−110978(JP,A) 特開 平10−259558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04H 1/00 - 18/00 A47C 27/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクスとなる主体繊維(A)50〜
    95重量%と、バインダ繊維(B)5〜50重量%とを
    含有してなる不織布裁断物を、バインダ繊維(C)で接
    着してなる繊維集合体であって、 前記不織布裁断物が、0.01〜0.2g/cm3の平均
    見かけ密度を有し、その構成繊維の平均カット長が20
    〜100mmであり、 前記主体繊維(A)が主要構成繊維として繊度1.5〜
    1000デニールの高軟化点合成繊維ステープルを含有
    し、 前記バインダ繊維(B)が、少なくともその繊維表面に
    おいて前記主体繊維(A)よりも30℃以上低い軟化点
    を有すると共に、その表面の一部または全部が150℃
    以上の軟化点を有する結晶性熱可塑性樹脂で構成され、
    主要構成繊維として繊度1.5〜1000デニールの中
    軟化点合成繊維ステーブルを含有し、 バインダ繊維Cが平均カット長20mm以下を有すると共
    に前記バインダ繊維(B)よりも低い軟化点成分を少な
    くともその表面に有し、繊維集合体を構成する繊維の分
    率において、不織布裁断物100重量部に対して、3〜
    20重量部になるように混合されてなることを特徴とす
    る繊維集合体。
  2. 【請求項2】 上記バインダ繊維(B)における結晶性
    熱可塑性樹脂が90〜150℃に結晶化速度のピークを
    有することを特徴とする請求項1記載の繊維集合体。
  3. 【請求項3】 上記バインダ繊維(C)は、90℃〜1
    50℃に軟化点を有することを特徴とする請求項1また
    は2いずれかの項記載の繊維集合体。
  4. 【請求項4】 上記不織布裁断物の主要構成繊維が熱可
    塑性ポリエステル系の繊維であり、且つ上記バインダ繊
    維(C)もまた熱可塑性ポリエステル系の繊維であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項記載の繊維
    集合体。
  5. 【請求項5】 不織布裁断物は、繊維A及びバインダ繊
    維Bの他に、繊維Cと同等の軟化点を有する平均カット
    長20〜100mm、繊度1.5〜1000デニールの繊
    維Dを、繊維A及びバインダ繊維Bの合計量100重量
    部に対して5〜20重量部の割合で含有していることを
    特徴とする請求項1〜4いずれかの項記載の繊維集合
    体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかの項記載の繊維集
    合体を製造するに当たり、上記不織布裁断物と上記バイ
    ンダ繊維(C)とを混合し、成形型内において90〜1
    50℃の熱風もしくは加熱蒸気で少なくともバインダ繊
    維Cを融着することによって、所望形状に成形すること
    を特徴とする繊維集合体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5いずれかの項記載の繊維集
    合体を用いて成ることを特徴とするクッション体。
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