JP3384347B2 - 誤り補償方法、並びに該方法を用いた誤り補償装置 - Google Patents

誤り補償方法、並びに該方法を用いた誤り補償装置

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JP3384347B2 JP01209199A JP1209199A JP3384347B2 JP 3384347 B2 JP3384347 B2 JP 3384347B2 JP 01209199 A JP01209199 A JP 01209199A JP 1209199 A JP1209199 A JP 1209199A JP 3384347 B2 JP3384347 B2 JP 3384347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線又は無線を介
して送信局及び受信局間を接続し、パケット単位でデー
タを転送する通信方式に関し、パケット単位で符号誤り
の有無を調べ、符号誤りが検出された際には再送により
符号誤りの補償を行うための技術に関する。本発明は、
特に、ワイヤレスATM等の無線通信システムにおいて利
用される。
【0002】
【従来の技術】従来の誤り補償方法においては、送信局
側でパケット単位で符号誤り検出符号を付加し、受信局
側にて誤り検出を行い、符号誤りが検出された場合には
再送を行っていた。
【0003】図10に、従来方式におけるパケット受信時
の受信局側での再送制御のアルゴリズムを示す。受信局
ではまずパケットを受信すると(S100)、送信局側で付
与した符号誤り検出符号を用いて誤り検出処理を行い、
符号誤りが検出された場合には(S101)、受信したパケ
ットをまるごと廃棄し(S102)、このパケットに対する
再送要求を行う(S103)。一方、符号誤りが検出されな
かった場合には(S101)、そのパケットに対する受信処
理を行い(S104)、処理を終了する(S105)。S103にお
けるパケットの再送要求の方法としては、Stop and Wai
t(SW)方式、Go Back N(GBN)方式、Selective Repea
t(SR)方式などがあげられるが、最もシンプルな方法
はSW方式である。
【0004】図11に、SW方式の動作概要を示す。図にお
いては、左側は送信局、右側は受信局を表し、右向きの
矢印D1〜D4はパケットの流れを、左向きの矢印C1〜C4は
再送要求情報の流れを表す。D2における×印はパケット
の伝送時に符号誤りが発生したことを意味している。送
信されるパケットに付与された#1〜#3は説明を分かり易
くするために付与した通し番号であり、SW方式の場合に
は実際にはパケットに付与する必要はない。D1において
パケット#1は受信局にて符号誤りなしに受信されたた
め、制御情報C1として受信局は正常受信を示すAcknowle
dgement(ACK)信号を送信する。送信局ではACKを受信
したことにより、次のパケット#2の送信を行う(D2)。
しかし、ここでは符号誤りが発生してしまったため、制
御情報C2として受信失敗を示すNegative Acknowledgeme
nt(NAK)信号を送信する。送信局ではC2にてACKが受信
できなかったために、再度パケット#2の送信を行い(D
3)、ACKの受信の後(C3)、次のパケット#3の送信を行
う(D4)。この際、D2において符号誤りが検出された場
合には、パケット内にわずか1ビットしか誤りがなくて
も、その状態を認識することが出来ないために、パケッ
トを丸ごと廃棄していた。
【0005】なお、ここではSW方式の例をあげたが、GB
N方式やSR方式においては、パケットそのものに通し番
号であるシーケンス番号を付与し、ACKまたはNAKとして
該当するパケットのシーケンス番号を返送する方法も一
般的に用いられる。
【0006】図12に、従来方式における誤り補償装置に
おける送信局の機能ブロック図を示す。図において、10
0は符号誤り検出符号付与回路、101は送信バッファ、10
2は制御情報回路、103は送信状態管理テーブル、104は
制御情報受信回路を示す。送信局において、送信すべき
パケットが入力されると、まず最初に誤り検出符号が誤
り検出符号付与回路100にて付与される。誤り検出符号
が付与されたパケットは、一旦、送信バッファ101に収
容され、送信制御回路102の指示に従い送信される。受
信局側では、このパケットが符号誤りなしに受信できた
かどうか、受信状態を示す制御情報を返信するが、この
情報を制御情報受信回路104にて受信し、その内容を受
信状態管理テーブル103にて管理する。送信制御回路102
が送信すべきパケットを決定する際には、送信状態管理
テーブル103を参照し、送信パケットを選択する。
【0007】なおSW方式の場合、制御情報においては最
後に送信したパケットのACK/NAKが通知され、送信状態
管理テーブル102では単に最後に送信したパケットの送
信状態がACK/NAKとして記録されているが、SR方式等の
場合には、送信すべきパケットに付与されるシーケンス
番号毎に、パケット送信状態が記録されることになる。
【0008】図13に、従来方式における誤り補償装置に
おける受信局の機能ブロック図を示す。図において、10
5は誤り検出回路、106は受信バッファ、107は受信状態
管理テーブル、108は制御情報生成回路を示す。受信局
においては、まずパケットを受信すると、誤り検出回路
105にパケットが入力され、符号誤りの検出を行う。こ
の際、パケットに誤りが検出された場合にはパケットを
破棄し、符号誤りのないパケットのみ受信バッファ106
に入力される。GBN方式やSR方式の場合には、パケット
にはシーケンス番号が付与されており、受信バッファ10
6への保存の際にシーケンス番号を参照し、受信状態管
理テーブル107にて受信されたパケットのシーケンス番
号を管理する。制御情報生成回路108では、(1)正常に受
信したパケットのシーケンス番号をACKとして通知する
か、又は(2)正常受信したパケットのシーケンス番号の
連続性を確認することにより、正常受信されなかったパ
ケットのシーケンス番号をNAKとして通知するかの、ど
ちらかの方法で送信局側に受信状態を通知する。送信局
側では、受信状態を示す制御情報に従い、送信すべきパ
ケットを決定し、新規パケットの送信、又は必要に応じ
てパケットの再送信を行う。
【0009】なお、SW方式の場合には、シーケンス番号
を用いるまでもなく、制御情報生成回路108では図10で
説明した様に単純にACK又はNAKを通知すればよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特に無線回線を用いた
通信システムでは、周波数資源が有限なため、効率的な
パケットの伝送が求められている。また、有線、無線を
問わず、符号誤り時の再送制御においては信号の伝搬に
伴う遅延が避けられないため、特にリアルタイム性が要
求されるサービスにおいて、少ない再送回数でパケット
の送信が完了することが求められている。
【0011】特に無線通信では伝送路上でのビット誤り
が無視できず、時としてはパケット誤り率(PER)が0.1
程度の劣悪な環境にて運用されることも考えられる。こ
の様な劣悪なPER特性を改善するための有効な手法が再
送による誤り補償である。例えば、再送をN回行えば最
終的なPERはPERN+1となり、原理的には任意のレベルま
でPER特性を改善することが可能である。しかし、再送
回数に比例して遅延時間が増大してしまい、更に、再送
に伴い浪費される帯域により、伝送効率が低下すること
も無視できない。
【0012】従来の再送による誤り補償では、パケット
単位で誤り検出を行っていたために、実際に符号誤りが
起きているビットが一部分だったとしても、その場所を
特定することが出来なかった。例えば、再送時に別の部
分のビットが誤った場合、符号誤りの発生した場所が限
定できれば、二つのパケットの正しいビット部分同士を
組合せ、選択的にビット置き換えすることにより、効率
的に誤りの補償を行うことが出来る。この場合、ビット
の組合せの効果により、再送時のパケット誤り率は初回
送信時のPERよりも改善されており、その結果、遅延時
間も伝送効率も改善される。しかし、符号誤りの発生し
た場所が限定できないために、この様な部分的なビット
の置き換えを行うことができなかった。
【0013】従って、本発明の目的は符号誤りの発生し
た場所を限定的に推定し、再送されたパケットをビット
レベルで部分的に置き換える効率的な誤り補償方法、並
びに該方法を用いた誤り補償装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、送信されたデータに誤りが検出され、
データの再送により符号の誤り補償を行う誤り補償方法
において、再送されたデータに符号誤りが検出された場
合に、受信局側では2以上の整数N及びMに対し、Nビ
ットのデータ長の再送データのビット列{DATA#1(1)〜D
ATA#1(N)}及びこのデータに先行して伝送されたデータ
{DATA#2(1)〜DATA#2(N)}のそれぞれをビット単位で比
較し、DATA#1(i)=DATA#2(i)且つDATA#1(i+1)≠DATA#2
(i+1)、又はDATA#1(i)≠DATA#2(i)且つDATA#1(i+1)=DA
TA#2(i+1)となる整数iの系列(i 1 、i 2 、・・i j ・・
i s )(S≦N)を求め、整数iの系列において、DATA#1
(i j-1 )≠DATA#2(i j-1 )且つDATA#1(i j )=DATA#2(i j )且つ
DATA#1(i j+1 )≠DATA#2(i j+1 )の場合において、i j − i
j-1 が2以上の所定のしきい値より小さい場合には、求
めた整数iの系列からi j を削除した新たな整数kの系列
(k 1 、k 2 、・・・k M-1 )を求め、整数k1、k2、・・・k
M-1に対し1≦k1、k1+1≦k2、k2+1≦k3、・・・kM-2+1≦
kM-1、kM-1+1≦NとなるM個の部分ビット列{DATA#1(1)
〜DATA#1(k1)}{DATA#1(k1+1)〜DATA#1(k2)}・・・
{DATA#1(kM-1+1)〜DATA#1(N)}及び{DATA#2(1)〜DATA
#2(k1)}{DATA#2(k1+1)〜DATA#2(k2)}・・・{DATA#2
(kM-1+1)〜DATA#2(N)}に分け、{DATA#1(1)〜DATA#1(k
1)}又は{DATA#2(1)〜DATA#2(k1)}、{DATA#1(k1+1)
〜DATA#1(k2)}又は{DATA#2(k1+1)〜DATA#2(k2)}、
{DATA#1(k2+1)〜DATA#1(k3)}又は{DATA#2(k2+1)〜DA
TA#2(k3)}、・・・{DATA#1(kM-2+1)〜DATA#1(kM-1)}
又は{DATA#2(kM-2+1)〜DATA#2(kM-1)}、{DATA#1(k
M-1+1)〜DATA#1(N)}又は{DATA#2(kM-1+1)〜DATA#2
(N)}を組合せ、当初のビット列{DATA#1(1)〜DATA#1
(N)}及び{DATA#2(1)〜DATA#2(N)}とは異なる新たな
ビット列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}を作成し、このビッ
ト列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}に対して誤り検出を行
い、符号誤りが検出されなかった場合にはこのビット列
{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}を正規受信データとして扱う
様にしたものである。
【0015】従来の方法とは、符号誤りの検出された受
信データを完全には廃棄せず、二つの誤りデータを組合
せて新たなデータを生成し、このデータに誤りが検出さ
れなければ正常受信データと見做す点で異なっている。
【0016】 これは、符号誤りの予想される部分ビット
列と符号誤りがないと予想される部分ビット列を切り分
けし、符号誤りの予想される部分ビット列だけを他方の
データと置き換えることにより、新規に作成するビット
列の数を減らし、正常受信データが含まれる可能性の高
いビット列のみを選択的に生成するための簡単な実現方
法を提案するものである。また、本発明によれば、有線
又は無線の伝送路上でデータと共に誤り検出符号を付加
してデータ転送を行い、該誤り検出符号により受信局側
で符号誤りが検出された場合に、データの再送により符
号の誤り補償を行う誤り補償方法であって、受信局は、
整数Lに対し、LビットのシフトレジスタR(1)〜R(L)を
備え、再送されたデータに符号誤りが検出された場合
に、2以上の整数N及びMに対し、Nビットのデータ長
の再送データのビット列{DATA#1(1)〜DATA#1(N)}及び
該データに先行して伝送されたデータ{DATA#2(1)〜DAT
A#2(N)}のそれぞれをビット単位で比較し、第1ビット
目から第Nビット目までに対し、ビットが一致してるか
不一致かの比較結果をシフトレジスタに入力しながらレ
ジスタ値のシフトを行い、R(1)〜R(L)の中に一つでも不
一致を示す結果が含まれている場合にはそのビットを誤
りビットと見做し、一方、R(1)〜R(L)の全てが一致を表
す結果である場合には正常ビットと見做し、正常ビット
と誤りビットが入れ替わる位置、すなわちDATA#1(k)が
誤りビットで且つDATA#1(k+1)が正常ビット、又はDATA#
1(k)が正常ビットで且つDATA#1(k+1)が誤りビットとな
る整数kの系列(k 1 、k 2 、・・・k M-1 )を求め、整数
k 1 、k 2 、・・・k M-1 に対し1≦k 1 、k 1 +1≦k 2 、k 2 +1≦
k 3 、・・・k M-2 +1≦k M-1 、k M-1 +1≦NとなるM個の部分
ビット列{DATA#1(1)〜DATA#1(k 1 )}{DATA#1(k 1 +1)〜D
ATA#1(k 2 )}・・・{DATA#1(k M-1 +1)〜DATA#1(N)}及び
{DATA#2(1)〜DATA#2(k 1 )}{DATA#2(k 1 +1)〜DATA#2
(k 2 )}・・・{DATA#2(k M-1 +1)〜DATA#2(N)}に分け、
{DATA#1(1)〜DATA#1(k 1 )}又は{DATA#2(1)〜DATA#2(k
1 )}、{DATA#1(k 1 +1)〜DATA#1(k 2 )}又は{DATA#2(k 1 +
1)〜DATA#2(k 2 )}、{DATA#1(k 2 +1)〜DATA#1(k 3 )}又は
{DATA#2(k 2 +1)〜DATA#2(k 3 )}、・・・{DATA#1(k M-2 +
1)〜DATA#1(k M-1 )}又は{DATA#2(k M-2 +1)〜DATA#2(k
M-1 )}、{DATA#1(k M-1 +1)〜DATA#1(N)}又は{DATA#2
(k M-1 +1)〜DATA#2(N)}を組合せた{DATA#1(1)〜DATA#1
(N)}及び{DATA#2(1)〜DATA#2(N)}とは異なる新たな
ビット列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}を作成し、該ビット
列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}に対して誤り検出を行い、
符号誤りが検出されなかった場合には該ビット列{DATA
#3(1)〜DATA#3(N)}を正規受信データとして扱うことを
特徴とする。本発明の他の実施形態によれば、元のビッ
ト列{DATA#1(1)〜DATA#1(N)}又は{DATA#2(1)〜DATA#
2(N)}から一部の部分ビット列のみを他方の部分ビット
列と置き換えて新たなビット列{DATA#3(1)〜DATA#3
(N)}を作成し、該部分ビット列の置き換え処理におい
て部分ビット列のうち全ビットが完全に一致している部
分ビット列以外の部分ビット列のみを置き換えの対象に
限定することも好ましい。また、本発明の他の実施形態
によれば、前述した誤り補償方法であって(請求項1か
ら3のいずれか1項に記載の誤り補償方法)であって、
且つ、送信局は、送信データにデータの通し番号である
シーケンス番号を付与して送信し、受信局は、符号誤り
なしに正常に受信されたデータに付与されていたシーケ
ンス番号の連続性を確認し、不連続となるシーケンス番
号を検出することにより符号誤りの発生したデータの選
び出しを行い、不連続となるシーケンス番号の全て又は
一部を送信局に通知し、送信局は該通知されたシーケン
ス番号が付与されていたデータのみ、又は該通知された
シーケンス番号が付与されていたデータを含む一連のデ
ータを再送することにより符号の誤り補償を行う誤り補
償方法であって、再送データと該再送データに先行して
伝送されたデータの対応づけを行う際に、受信した各デ
ータに付与されたシーケンス番号を用いることも好まし
い。また、本発明の他の実施形態によれば、前述した誤
り補償方法であって(請求項1から3のいずれか1項に
記載の誤り補償方法)であって、且つ、送信局は、送信
データにデータの通し番号であるシーケンス番号を付与
して送信し、受信局は、符号誤りなしに正常に受信され
たデータに付与されていたシーケンス番号の連続性を確
認し、不連続となるシーケンス番号を検出することによ
り符号誤りの 発生したデータの選び出しを行い、不連続
となるシーケンス番号の全て又は一部を送信局に通知
し、送信局は該通知されたシーケンス番号が付与されて
いたデータのみ、又は該通知されたシーケンス番号が付
与されていたデータを含む一連のデータを再送すること
により符号の誤り補償を行う誤り補償方法であって、受
信局は、送信局に対して通知したシーケンス番号の内容
により、この送信局が次に送信する一連のデータと該デ
ータに付与されているシーケンス番号の対応を予測し、
再送データと該再送データに先行して伝送されたデータ
の対応づけを行う際に、各データに付与されているであ
ろうシーケンス番号の予測値を用いることにより対応づ
けを行うことも好ましい。
【0017】一方、以上の誤り補償方法を装置上で実現
するために、本発明では、受信局において、受信データ
の誤り検出を行う第1誤り検出回路と、符号誤りの検出
されたデータを一旦保存しておく中間バッファと、該中
間バッファに保存されたデータと新規受信した再送デー
タとを組合せて新たなデータを生成する新ビット列生成
回路と、ひとつ又は複数の該生成されたビット列に対し
個別に誤り検出を行う第2誤り検出回路と、該第2誤り
検出回路の検出結果と前記第1誤り検出回路の結果を踏
まえ、符号誤りのなかったデータを選択して出力するセ
レクタを備えている。従来の装置とは中間バッファ、新
ビット列生成回路、第2誤り検出回路、及びセレクタを
備えている点で異なっている。
【0018】また、本発明の他の実施形態によれば、新
ビット列生成回路として、中間バッファに保存されたデ
ータと新規受信した再送データとをビット単位で比較す
るビット比較回路と、中間バッファに保存されたデータ
と新規受信した再送データの2種類のビット列が入力さ
れ、各ビット毎にどちらか一方のビットを選択してひと
つ又は複数の出力ビット列を出力するビット列切り替え
回路と、ビット比較回路の比較結果および又はその履歴
によりビット列切り替え回路からの出力を制御する新ビ
ット列出力制御回路を備えることも好ましい。
【0019】さらに、本発明の他の実施形態によれば、
新ビット列出力制御回路において、ビット比較回路から
の出力信号は一致の場合に0、不一致の場合に1であっ
て、整数Lに対し、ビット比較回路からの出力結果の履
歴をLビット分保存するLビットシフトレジスタと、該
Lビットシフトレジスタの各レジスタ値R(1)からR(L)の
値の論理和をとるOR回路と、該OR回路の出力結果の履歴
を記録する2ビットシフトレジスタとを備え、該2ビッ
トシフトレジスタの各レジスタ値r(1)及びr(2)をビット
列切り替え回路への制御情報として出力することも好ま
しい。さらに、本発明の他の実施形態によれば、受信局
は、中間バッファにデータを保存する際に、請求項4又
は5に記載の手段を用いて、受信データに付与されたシ
ーケンス番号を推定するシーケンス番号推定回路を備え
ることも好ましい。 さらに、本発明の他の実施形態によ
れば、K回(K≧2)再送されたデータに符号誤りが検
出された場合に、受信側で、最初の受信データと、再送
されたK回のデータの中の全て又はこれらのデータの中
の2つ以上のデータを組み合わせて新たなビット列のデ
ータを作成し、該ビット列のデータに対して誤り検出を
行い、符号誤りが検出されなかった場合には該ビット列
のデータを正しく受信したデータとして扱い、新たなビ
ット列の全てのデータに符号誤りが検出されたときは、
K+1回目の再送データを要求することも好ましい。
【0020】本発明においては、再送データと前回受信
データをビット単位で比較する手段と、符号誤りが含ま
れると予想される部分ビット列を推定し、その部分ビッ
ト列を単位に再送データ又は前回受信データの置き換え
を行い、これによりひとつ又は複数の新規ビット列を作
成する手段とを持っており、このため、再送データに符
号誤りがある場合であっても、再送データと前回受信デ
ータとを組合せて誤り訂正を行うことが可能になり、こ
の結果として誤り訂正効率を向上し、短時間で且つ少な
い帯域で効率的な誤り再送制御を行うという効果を得る
ことが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施形態に
ついて、図を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施形態における受信
局側での処理フローを示す図である。受信局ではパケッ
トを受信すると(S1)、受信パケットの符号誤り検出を
行い(S2)、符号誤りがある場合には一旦このパケット
を中間バッファに保存する(S3)。このパケットの受信
が初めてでない場合(S4)、つまり中間バッファに対応
するパケットが既に一度受信されている場合には、その
対応するパケットと今回受信したパケットを合成し、新
ビット列を新たに作成する(S5)。この際、新規に作成
される新ビット列のパターン数は、一般には複数とな
り、従って複数の新ビット列に対しそれぞれ独立に符号
誤りチェックを実施する(S6〜S8)。これらの中に符号
誤りがないパケットが検出された場合、その中から一つ
のパターンを選択する(S9)。一方、符号誤りがあるパ
ケットは破棄される(S10)。その後、受信データ又は
新ビット列の中のどれかに符号誤りのないものが含まれ
ない場合(S11)、再送要求を行い(S12)、一連の処理
を完了する(S13)。
【0023】なお、本願の請求項1に記載した発明は、
この処理フローを規定するものである。
【0024】ここで、新ビット列の作成方法は様々なも
のが考えられ、前回受信したデータのNビットのビット
列D1(1)〜D1(N)と、再送データのNビットのビット列D2
(1)〜D2(N)を、例えば、固定の区切り位置で複数のブロ
ックに分割し、それぞれを合成して新ビット列を作成す
る方法や、又、二つのデータを1ビットずつ比較し、一
致しないビットに関してのみ二つのデータ間での置き換
えを試みる方法等が考えられる。一般には、作成する新
ビット列のバリエーションの数が増えるほど、正常受信
データを得る確率が高くなるものと予想されるが、膨大
な数の新ビット列を作成し、それぞれに誤り検出を行う
ことは困難である。このため、実際には受信データのビ
ット誤りの発生パターン(特性)を意識して、より少な
いバリエーションの中に正しいビット列が含まれるよう
に工夫しなければならない。
【0025】特に、誤り訂正としてビタビ復号を用いる
場合などは、符号誤りはバースト的に発生することが知
られている。図2に、バースト誤り時の新ビット列作成
例を示す。図には、前回受信データ及び新規受信(再
送)データ、各データのビット単位での比較結果、作成
された3種類の新ビット列を示した。前回受信データ及
び新規受信データにおいては、○は符号誤りなしのビッ
ト、×は符号誤りありのビットを表す。また、各データ
のビット単位での比較結果においては、○はビットの一
致、×はビットの不一致を表す。受信局側では、各ビッ
トの符号誤りの有無は分からないが、前回受信データと
新規受信データを比較すると、全体でNビットのビット
列に対し、ビットが一致しない領域としてk1+1〜k2、及
びk3+1〜k4を切り出すことが可能となる。そこで、この
様な領域をブロック化して置き換え作業を行うことによ
り、全体での処理量を抑えることが可能である。本願の
請求項に記載した発明は、図2に示す様な処理を規定
したものである。
【0026】ここで、図2ではバースト誤り発生時に連
続してビットが誤る場合を例として選んだが、実際には
符号誤りの有無が混在した状態がバースト的に連続する
ことになる。図3に、実際の誤りパターンとブロック化
の概要を示す。例えば、前回受信データか又は新規受信
データのどちらかのビット番号が9、11〜13、15、17番
のビットに誤りが発生した場合、ビット比較結果は図に
示す様に、ビット番号が9、11〜13、15、17番のビット
が不一致となる。図2の様に不一致のビット毎にブロッ
ク化すると、ビット番号が8、9、10、13、14、15、16、
17番の位置にブロックの区切りを設定しなければならな
い。しかし、これではビット置き換えのバリエーション
が膨大になってしまい、更なるブロック化による処理量
の低減が求められる。この様な場合、ビット比較結果が
一致する状態が連続しない領域、つまりビット番号が9
〜17番の領域を誤りブロックと見做し、この単位でビッ
トの置き換えを行えばよい。本願の請求項に記載した
発明は、図3に示す様な処理を規定したものである。
【0027】図3に示した処理を実現するためには、数
ビット連続したビット比較結果情報から、ブロック化を
判断する必要があり、これはシフトレジスタを用いて簡
易に実現することが可能である。図4は、本発明の一実
施形態における、シフトレジスタを用いた新ビット列作
成の処理フローを示す図である。なお、作成される新ビ
ット列は説明の都合上m種類であるとし、それぞれの各
ビットをd(1)〜D(m)として表している。
【0028】中間バッファにて保存された前回受信デー
タと新規受信データのビットの入力があると(S14)、
前回受信データをD1、新規受信データをD2とし(S1
5)、Lビットのシフトレジスタ内のR(2)〜R(L)の内容
をシフトさせる(S16)。その後、D1とD2の比較を行い
(S17)、一致した場合にはシフトレジスタにR(1)=0を
(S18)、不一致の場合にはR(1)=1を(S19)入力する。
次に、2ビットシフトレジスタをr(2)=r(1)とシフトしR
(1)=0を(S20)、r(1)には先のLビットシフトレジスタ
の各レジスタ値のORをとり、その値を入力する(S2
1)。ここでr(1)=0の場合には(S22)、D1及びD2の二つ
のビットが一致している為、各ビットの置き換え処理は
不要であり、便宜上、D1を採用している(S23)。一
方、r(1)=1の場合、該当するビットのD1とD2が一致して
いない可能性があるため、m種類の新ビット列の決定処
理(S24〜S31)を行う。r(1)=1で且つr(2)=1の場合は
(S24)、誤りブロックが継続していることを表し、ま
た、r(1)=1で且つr(2)=0の場合は(S24)、新規に誤り
ブロックが始まったことを表している。ここでは、誤り
ブロックに通し番号nを設定し、r(1)=1で且つr(2)=0の
場合(S24)にカウントアップを行う(S25)。S27の条
件判断で用いている関数P(k,n)は、k番の新規ビット列
におけるn番目の誤りブロックのビット置き換えの有無
を表す関数であり、ここではP(k,n)=1の時に置き換え有
り、P(k,n)=0の時に置き換えなしとしている。この関数
を参照し、P(k,n)=1の場合(S27)にはd(k)=D1を(S2
8)、P(k,n)=0の場合(S27)にはd(k)=D2(S29)を選択
する。以上の処理をm種類の新データ列に対して行い
(S31)、得られたビットを出力し(S32)、一連の処理
を終了する(S33)。
【0029】なお、本願の請求項に記載した発明は、
この処理フローを規定するものである。また、請求項
に記載した発明の処理は、以上の処理でL=1とした場
合と等しく、この場合にはLビットシフトレジスタは不
要である。Lビットシフトレジスタを利用する理由は、
誤りブロック内にてビット比較結果が一致しても、L−
1ビット以下であれば一つの誤りブロックと見做すよう
にするためである。
【0030】また、関数P(k,n)は事前に規定しておく。
例えば図2にいおて、nの初期値が0であるとすれば、
新ビット列(1)〜(3)を生成するための関数P(k,n)
は P(1,1)=1 , P(1,2)=0 , P(2,1)=1 , P(2,2)=1 , P(3,1)=0 , P(3,2)=1 ・・・ (式1) と定義されている。一般的に、対応可能な誤りブロック
数の最大値が大きいほど、正常受信データを得る確率を
高められるが、それに伴いハードウエア規模が増加す
る。そこで、対応可能な誤りブロック数の最大値を限定
し、それ以上のnに対しては P(k,n)=0 ・・・(式2) として扱う。例として、nの最大値が3の場合の関数の
例を(式3)に示す。 P(1,1)=1 , P(1,2)=0 , P(1,3)=0 , P(2,1)=0 , P(2,2)=1 , P(2,3)=0 , P(3,1)=0 , P(3,2)=0 , P(3,3)=1 , P(4,1)=1 , P(4,2)=1 , P(4,3)=0 , P(5,1)=1 , P(5,2)=0 , P(5,3)=1 , P(6,1)=0 , P(6,2)=1 , P(6,3)=1 ・・・ (式3) この場合、生成される新規ビット列の数は6(つまりP
(k,n)のkは1〜6をとる)である。
【0031】図5は、本発明の一実施形態における誤り
補償装置における受信局の機能ブロック図を示す。図に
おいて、1は第1誤り検出回路、2は新ビット列生成回
路、3は中間バッファ、4から7は第2誤り検出回路、
8はセレクタ、9は制御情報生成回路、10は受信状態管
理テーブル、11は受信バッファである。
【0032】受信局装置において、受信したパケットは
第1誤り検出装置1にて符号誤りの有無を判断し、符号
誤りがなければパケットをセレクタ8に出力する。一
方、符号誤りが検出された場合には、新ビット列生成回
路2に出力し、このパケットに先に受信したデータがあ
る場合(つまりパケットが再送の場合)には新ビット列
を生成する。新ビット列生成回路2に入力されたデータ
は新ビット列の生成と共に中間バッファ3に保存され、
次の再送の際には、中間バッファ3内のデータと次回に
受信する再送パケットにて新ビット列を生成する。新ビ
ット列生成回路2にて生成された複数(または一つ)の
新ビット列は、それぞれ第2誤り検出回路4〜7に入力
され、それぞれ独立に符号誤りの検出を行う。ここで、
符号誤りが検出されなかった正常受信パケットは、その
後、セレクタ8へ出力される。第2誤り検出回路4〜7
では、複数の回路において符号誤りが検出されない可能
性があり、セレクタ8に入力される正常受信パケットの
数は一つとは限らない。セレクタ8では、入力されたパ
ケットの中から任意の一つを選択し、受信バッファ11へ
出力する。以降の処理は、図13で説明した従来方式にお
ける受信局の処理と同様であり、受信状態は受信状態管
理テーブル10にて管理される。制御情報生成回路9で
は、パケットの受信状態を通知する制御情報を生成し、
送信局に向けて返送する。
【0033】従来方式と本発明の差異は、従来方式にお
ける誤り検出回路105(本発明の第1符号誤り検出回路
1に相当)と受信バッファ106の間に、新ビット列生成
回路2、中間バッファ3、第2誤り検出回路4〜7、セ
レクタ8を追加した点であり、その他の制御にかかわる
部分には変更箇所はない。
【0034】なお、本願の請求項に記載した発明は、
この誤り補償装置における受信局の構成を規定するもの
である。
【0035】図6は、本発明の一実施形態における新ビ
ット列生成回路の機能ブロック図を示す。図において、
12はビット比較回路、13は新ビット列出力制御回路、14
はビット列切り替え回路を示す。さらに、本回路の接続
関係を示すため、図5にて説明した第1誤り検出回路
1、中間バッファ3をあわせて示している。
【0036】第1誤り検出回路1からの入力信号は、新
ビット列生成回路2の内部にて2系統に分岐され、一方
は次回の再送のために中間バッファ3に保存のために差
し戻され、もう一方はビット比較回路12に入力される。
中間バッファでは、受信データの入力に呼応してビット
を出力し、ビット比較回路にて新規受信データと中間バ
ッファ3からのデータとをビット単位で一致/不一致を
比較する。比較結果は新ビット列出力制御回路13に入力
され、新ビット列出力制御回路13では比較結果及びその
履歴を元にビット列切り替え回路14のビット列の出力を
制御する。ビット切り替え回路14には、新規受信データ
(再送データ)と前回受信データが並列で入力され、出
力ビット列はその一方が出力される。新ビット列の出力
が複数ある場合には、それぞれにおいてこの出力の選択
規則が異なっている。この選択規則は、例えば前述の関
数P(k,n)にて与えられる。
【0037】図7は、本発明の一実施形態における新ビ
ット列出力制御回路の機能ブロック図を示す。図におい
て、15はLビットシフトレジスタ、16はOR回路、17は2
ビットシフトレジスタを示す。さらに、本回路の接続関
係を示すため、図6にて説明したビット比較回路12、及
びビット列切り替え回路14をあわせて示している。
【0038】ビット比較回路12より比較結果が0(一
致)又は1(不一致)でLビットシフトレジスタ15に入
力されると、R(1)からR(L-1)の各データは1ビットずつ
シフトされ、R(1)に入力された比較結果が記録される。
次に、R(1)からR(L)までの各値がOR回路16に入力され、
一つでも比較結果が不一致のものがあった場合には誤り
ブロック中であるとして“1”を、全ての比較結果が一
致の場合には正常ブロック中であるとして“0”を2ビ
ットシフトレジスタ17に出力する。2ビットシフトレジ
スタ17では、r(1)のレジスタの値をr(2)にシフトし、r
(1)に新規入力を記録する。ここで、r(1)及びr(2)と現
在の状態は、r(1)=0 and r(2)=0の場合は正常ブロック
継続中を、r(1)=0 and r(2)=1の場合は異常ブロックか
ら正常ブロックへの遷移を、r(1)=1 and r(2)=0の場合
は正常ブロックから異常ブロックへの遷移を、r(1)=1 a
nd r(2)=1の場合は異常ブロック継続中を表す。この状
態に対応して、ビット列切り替え回路14では出力ビット
列を切り替える。この際の出力ビット列の切り替えにつ
いては、図4にて説明している。
【0039】図8は、本発明の一実施形態における誤り
補償装置におけるシーケンス番号推定回路の挿入位置を
示す図である。図において、2は新ビット列生成回路、
3は中間バッファ、9は制御情報生成回路、18はシーケ
ンス番号推定回路を示す。なお本図は、図5における誤
り補償装置における受信局の機能ブロックの中の中間バ
ッファ3の周りの一部を抜粋した図となっている。
【0040】本発明を実施するにあたり、再送パケット
と再送パケットに先行して送信されたパケットの対応づ
けは一つの課題である。従来方式で説明したSW方式の場
合、誤りパケットの次には必ず対応するパケットが送信
されるため、簡単に対応づけを図ることが出来るが、GB
N方式やSR方式では工夫が必要である。最も単純な方法
は、本発明の請求項にて規定した様に、新ビット列生
成回路2を経由したパケットのシーケンス番号をシーケ
ンス番号生成回路18で参照し、この値をもとに中間バッ
ファへの書き込みアドレス、及びパケットの対応づけを
図る方法である。この場合、シーケンス番号部分に誤り
があると、パケットの対応づけを誤る可能性があるが、
第2誤り検出回路4〜7にて再度誤りチェックがなされ
るため、パケットの対応づけは多少の誤りは許容され
る。
【0041】パケットの対応づけに関するもう一つの方
法は、本発明の請求項にて規定した方法である。従来
方式のGBN方式やSR方式の場合、受信局は受信したパケ
ットに付与されていたシーケンス番号の連続性を参照す
ることにより誤りパケットを検出し、このシーケンス番
号を送信局側に通知することにより再送要求を行う。例
えば、GBN方式の場合には、通知されたシーケンス番号S
Nのパケットをまず再送し、その後にはそのシーケンス
番号に続くSN+1、SN+2、SN+3・・・と、連続したシーケ
ンス番号のパケットを送出する。SR方式の場合でも、再
送要求のあったシーケンス番号を先に送出し、その後に
新規パケットの連続送信を行うなどの規定を定めておけ
ば、受信局側であっても送信局が送信するパケットの順
番を推定することが可能である。図8においては、制御
情報生成回路9より出力される再送要求のシーケンス番
号をシーケンス番号推定回路18にて参照し、この情報を
もとに送信局がその後に送信するであろうパケットのシ
ーケンス番号を推定する。送信局に通知されるこのシー
ケンス番号に符号誤りが発生しなければ、送信局は受信
局が推定した通りの順番でパケットを出力することにな
る。通知されるシーケンス番号に符号誤りが発生した場
合には、パケットの対応において誤りが発生する危険性
は完全には避けられないが、最終的には第2誤り検出回
路4〜7にて誤りチェックがなされるため、この場合も
パケットの対応づけは多少の誤りは許容される。
【0042】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することが出
来る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0043】
【発明の効果】まず、ワイヤレスATMに本発明を適用す
ることを想定し、直交周波数分割多重(OFDM)及び畳み
込み符号/ビタビ復号を用いた場合のフェージング環境
を考える。ビタビ復号を用いた場合、復号後のデータの
ビット誤りはバースト的になりやすい。更に、マルチキ
ャリアを用いるOFDMの場合には、サブキャリア毎にBER
特性が異なるため、品質が劣化したサブキャリアが連続
した点でのみバースト的なエラーが発生する。従って、
両方式を併用した場合には、符号誤りのバースト性は極
めて高く、図2に示した様に正常ブロックと誤りブロッ
クが奇麗に別れやすい。この特徴を利用すれば、本発明
を用いて再送時の符号誤り特性を改善することが可能で
ある。
【0044】図9に、直交周波数分割多重(OFDM)及び
畳み込み符号/ビタビ復号を用いた場合のフェージング
環境における、本発明による特性改善効果を示す。変調
方式としてはD8PSKを用い、ビタビ復号においては符号
化率R=2/3、拘束長K=7とする。その他のパラメ
ータとしては、OFDMのキャリア数が48波、遅延分散が25
0nsec、1パケット長が6-OFDMシンボル(576ビット)、
対応可能な誤りブロック数(nの最大値)は4、生成新
ビット列数(kの最大値)は14、シフトレジスタの段数
Lは6とした。図において、横軸は受信Eb/Noを、右縦
軸はパケット誤り率(PER:Packet Error Rate)を、左
縦軸は再送パケット誤り時に本発明により救済されるパ
ケットの確率(PRR:Packet Revival Rate)を表す。
【0045】評価においては、ワイヤレスATMにおける
サービスエリアのゾーンエッジを想定し、PERの限界品
質として0.1程度の条件の近傍で評価している。例え
ば、通常のPERが0.1となる場合(受信Eb/Noは約16.6d
B)、符号誤りが発生したパケットが本発明の適用によ
り正常パケットとして扱える救済確率は約74.7%である
(つまり再送時のPERは2.53×10-2である)。これは、
従来方式において再送を5回行うことによるPERの改善
効果(10-6)を、約3回の再送で実現することに相当す
る。例えば、サービスの要求品質として再送後のPERが
1.0×10-6が要求されていた場合、従来方式では5回の
再送が必要であったが、本発明によれば3回の再送でほ
ぼ要求品質に近付けることができる。
【0046】以上詳細に説明した様に、本発明によれ
ば、受信した再送パケットに符号誤りがある場合におい
ても、前回の受信パケットと再送パケットを合成するこ
とにより正常パケットを再現し、再送時の符号誤り率特
性を改善することが可能であり、その結果、パケット送
信完了の時間短縮、及び再送に伴う帯域の浪費の抑制が
実現可能となる。これにより、特にワイヤレスATM等の
高速無線システムなどにおいて、伝送路の符号誤り特性
が劣悪な状況であっても、効率的に再送による誤り補償
が実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における受信局側での処理
フローを示す図である。
【図2】バースト誤り時の新ビット列作成例を示す図で
ある。
【図3】実際の誤りパターンとブロック化の概要を示す
図である。
【図4】本発明の一実施形態における、シフトレジスタ
を用いた新ビット列作成の処理フローを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態における誤り補償装置にお
ける受信局の機能ブロックを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態における新ビット列生成回
路の機能ブロックを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における新ビット列出力制
御回路の機能ブロックを示す図である。
【図8】本発明の一実施形態における誤り補償装置にお
けるシーケンス番号推定回路の挿入位置を示す図であ
る。
【図9】直交周波数分割多重(OFDM)及び畳み込み符号
/ビタビ復号を用いた場合のフェージング環境におけ
る、本発明による特性改善効果を示す図である。
【図10】従来方式におけるパケット受信時の受信局側
での再送制御のアルゴリズムを示す図である。
【図11】SW(Stop and Wait)方式の動作概要を示す
図である。
【図12】従来方式における誤り補償装置における送信
局の機能ブロックを示す図である。
【図13】従来方式における誤り補償装置における受信
局の機能ブロックを示す図である。
【符号の説明】
1 第1誤り検出回路 2 新ビット列生成回路 3 中間バッファ 4〜7 第2誤り検出回路 8 セレクタ 9 制御情報生成回路 10 受信状態管理テーブル 11 受信バッファ 12 ビット比較回路 13 新ビット列出力制御回路 14 ビット列切り替え回路 15 Lビットシフトレジスタ 16 OR回路 17 2ビットシフトレジスタ 18 シーケンス番号推定回路 100 符号誤り検出符号付与回路 101 送信バッファ 102 制御情報回路 103 送信状態管理テーブル 104 制御情報受信回路 105 誤り検出回路 106 受信バッファ 107 受信状態管理テーブル 108 制御情報生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅比良 正弘 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開2000−4196(JP,A) 特開 平6−261066(JP,A) 特開 平7−111498(JP,A) 特表2001−518725(JP,A) 国際公開97/37459(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H03M 13/43 H04L 1/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線又は無線の伝送路上でデータと共に
    誤り検出符号を付加してデータ転送を行い、該誤り検出
    符号により受信局側で符号誤りが検出された場合に、デ
    ータの再送により符号の誤り補償を行う誤り補償方法で
    あって、 再送されたデータに符号誤りが検出された場合に、 受信局側では2以上の整数N及びMに対し、Nビットの
    データ長の再送データのビット列{DATA#1(1)〜DATA#1
    (N)}及び該データに先行して伝送されたデータ{DATA#
    2(1)〜DATA#2(N)}のそれぞれをビット単位で比較し、 DATA#1(i)=DATA#2(i)且つDATA#1(i+1)≠DATA#2(i+1)、
    又はDATA#1(i)≠DATA#2(i)且つDATA#1(i+1)=DATA#2(i+
    1)となる整数iの系列(i 1 、i 2 、・・i j ・・i s )(S≦
    N)を求め、 前記整数iの系列において、DATA#1(i j-1 )≠DATA#2(i
    j-1 )且つDATA#1(i j )=DATA#2(i j )且つDATA#1(i j+1 )≠DA
    TA#2(i j+1 )の場合において、i j − i j-1 が2以上の所定
    のしきい値より小さい場合には、前記求めた整数iの系
    列からi j を削除した新たな整数kの系列(k 1 、k 2 、・・
    ・k M-1 )を求め、 前記 整数k1、k2、・・・kM-1に対し1≦k1、k1+1≦k2、k
    2+1≦k3、・・・kM-2+1≦kM-1、kM-1+1≦NとなるM個の
    部分ビット列{DATA#1(1)〜DATA#1(k1)}{DATA#1(k1+
    1)〜DATA#1(k2)}・・・{DATA#1(kM-1+1)〜DATA#1
    (N)}及び{DATA#2(1)〜DATA#2(k1)}{DATA#2(k1+1)〜
    DATA#2(k2)}・・・{DATA#2(kM-1+1)〜DATA#2(N)}に
    分け、 {DATA#1(1)〜DATA#1(k1)}又は{DATA#2(1)〜DATA#2(k
    1)}、{DATA#1(k1+1)〜DATA#1(k2)}又は{DATA#2(k1+
    1)〜DATA#2(k2)}、{DATA#1(k2+1)〜DATA#1(k3)}又は
    {DATA#2(k2+1)〜DATA#2(k3)}、・・・{DATA#1(kM-2+
    1)〜DATA#1(kM-1)}又は{DATA#2(kM-2+1)〜DATA#2(k
    M-1)}、{DATA#1(kM-1+1)〜DATA#1(N)}又は{DATA#2
    (kM-1+1)〜DATA#2(N)}を組合せた{DATA#1(1)〜DATA#1
    (N)}及び{DATA#2(1)〜DATA#2(N)}とは異なる新たな
    ビット列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}を作成し、 該ビット列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}に対して誤り検出
    を行い、符号誤りが検出されなかった場合には該ビット
    列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}を正規受信データとして扱
    うことを特徴とする誤り補償方法。
  2. 【請求項2】 有線又は無線の伝送路上でデータと共に
    誤り検出符号を付加してデータ転送を行い、該誤り検出
    符号により受信局側で符号誤りが検出された場合に、デ
    ータの再送により符号の誤り補償を行う誤り補償方法で
    あって、 前記受信局は、整数Lに対し、Lビットのシフトレジス
    タR(1)〜R(L)を備え、再送されたデータに符号誤りが検
    出された場合に、2以上の整数N及びMに対し、Nビッ
    トのデータ長の再送データのビット列{DATA#1(1)〜DAT
    A#1(N)}及び該データに先行して伝送されたデータ{DA
    TA#2(1)〜DATA#2(N)}のそれぞれをビット単位で比較
    し、第1ビット目から第Nビット目までに対し、ビット
    が一致してるか不一致かの比較結果を前記シフトレジス
    タに入力しながらレジスタ値のシフトを行い、R(1)〜R
    (L)の中に一つでも不一致を示す結果が含まれている場
    合にはそのビットを誤りビットと見做し、一方、R(1)〜
    R(L)の全てが一致を表す結果である場合には正常ビット
    と見做し、正常ビットと誤りビットが入れ替わる位置、
    すなわちDATA#1(k)が誤りビットで且つDATA#1(k+1)が正
    常ビット、又はDATA#1(k)が正常ビットで且つDATA#1(k+
    1)が誤りビットとなる整数kの系列(k 1 、k 2 、・・・k
    M-1 )を求め前記整数k 1 、k 2 、・・・k M-1 に対し1≦k 1 、k 1 +1≦k 2 、k
    2 +1≦k 3 、・・・k M-2 +1≦k M-1 、k M-1 +1≦NとなるM個の
    部分ビット列{DATA#1(1)〜DATA#1(k 1 )}{DATA#1(k 1 +
    1)〜DATA#1(k 2 )}・・・{DATA#1(k M-1 +1)〜DATA#1
    (N)}及び{DATA#2(1)〜DATA#2(k 1 )}{DATA#2(k 1 +1)〜
    DATA#2(k 2 )}・・・{DATA#2(k M-1 +1)〜DATA#2(N)}に
    分け、 {DATA#1(1)〜DATA#1(k 1 )}又は{DATA#2(1)〜DATA#2(k
    1 )}、{DATA#1(k 1 +1)〜DATA#1(k 2 )}又は{DATA#2(k 1 +
    1)〜DATA#2(k 2 )}、{DATA#1(k 2 +1)〜DATA#1(k 3 )}又は
    {DATA#2(k 2 +1)〜DATA#2(k 3 )}、・・・{DATA#1(k M-2 +
    1)〜DATA#1(k M-1 )}又は{DATA#2(k M-2 +1)〜DATA#2(k
    M-1 )}、{DATA#1(k M-1 +1)〜DATA#1(N)}又は{DATA#2
    (k M-1 +1)〜DATA#2(N)}を組合せた{DATA#1(1)〜DATA#1
    (N)}及び{DATA#2(1)〜DATA#2(N)}とは異なる新たな
    ビット列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}を作成し、 該ビット列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}に対して誤り検出
    を行い、符号誤りが検 出されなかった場合には該ビット
    列{DATA#3(1)〜DATA#3(N)}を正規受信データとして扱
    ことを特徴とする誤り補償方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は2に記載の誤り補償方
    法であって、 元のビット列{DATA#1(1)〜DATA#1(N)}又は{DATA#2
    (1)〜DATA#2(N)}から一部の部分ビット列のみを他方の
    部分ビット列と置き換えて新たなビット列{DATA#3(1)
    〜DATA#3(N)}を作成し、該部分ビット列の置き換え処
    理において前記部分ビット列のうち全ビットが完全に一
    致している部分ビット列以外の部分ビット列のみを置き
    換えの対象に限定することを特徴とする誤り補償方法。
  4. 【請求項4】 上記請求項1からのいずれか1項に記
    載の誤り補償方法であって、且つ、前記送信局は、送信
    データにデータの通し番号であるシーケンス番号を付与
    して送信し、前記受信局は、符号誤りなしに正常に受信
    されたデータに付与されていた前記シーケンス番号の連
    続性を確認し、不連続となるシーケンス番号を検出する
    ことにより符号誤りの発生したデータの選び出しを行
    い、不連続となるシーケンス番号の全て又は一部を前記
    送信局に通知し、前記送信局は該通知されたシーケンス
    番号が付与されていたデータのみ、又は該通知されたシ
    ーケンス番号が付与されていたデータを含む一連のデー
    タを再送することにより符号の誤り補償を行う誤り補償
    方法であって、 前記再送データと該再送データに先行して伝送されたデ
    ータの対応づけを行う際に、受信した各データに付与さ
    れた前記シーケンス番号を用いることを特徴とする誤り
    補償方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項1からのいずれか1項に記
    載の誤り補償方法であって、且つ、前記送信局は、送信
    データにデータの通し番号であるシーケンス番号を付与
    して送信し、前記受信局は、符号誤りなしに正常に受信
    されたデータに付与されていた前記シーケンス番号の連
    続性を確認し、不連続となるシーケンス番号を検出する
    ことにより符号誤りの発生したデータの選び出しを行
    い、不連続となるシーケンス番号の全て又は一部を前記
    送信局に通知し、前記送信局は該通知されたシーケンス
    番号が付与されていたデータのみ、又は該通知されたシ
    ーケンス番号が付与されていたデータを含む一連のデー
    タを再送することにより符号の誤り補償を行う誤り補償
    方法であって、 前記受信局は、送信局に対して通知した前記シーケンス
    番号の内容により、この送信局が次に送信する一連のデ
    ータと該データに付与されているシーケンス番号の対応
    を予測し、前記再送データと該再送データに先行して伝
    送されたデータの対応づけを行う際に、各データに付与
    されているであろうシーケンス番号の予測値を用いるこ
    とにより対応づけを行うことを特徴とする誤り補償方
    法。
  6. 【請求項6】 有線又は無線の伝送路上でデータと共に
    誤り検出符号を付加してデータ転送を行い、該誤り検出
    符号により受信局側で符号誤りが検出された場合に、デ
    ータの再送により符号の誤り補償を行う上記請求項1又
    は2に記載の誤り補償方法を用いた誤り補償装置であっ
    て、 前記受信局は、受信データの誤り検出を行う第1誤り検
    出回路と、符号誤りの検出されたデータを一旦保存して
    おく中間バッファと、該中間バッファに保存されたデー
    タと新規受信した再送データとを組合せて新たなデータ
    を生成する新ビット列生成回路と、ひとつ又は複数の該
    生成されたビット列に対し個別に誤り検出を行う第2誤
    り検出回路と、該第2誤り検出回路の検出結果と前記第
    1誤り検出回路の結果を踏まえ、符号誤りのなかったデ
    ータを選択して出力するセレクタを備えたことを特徴と
    する誤り補償装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載の誤り補償装置であ
    って、 前記新ビット列生成回路として、前記中間バッファに保
    存されたデータと新規受信した再送データとをビット単
    位で比較するビット比較回路と、前記中間バッファに保
    存されたデータと新規受信した再送データの2種類のビ
    ット列が入力され、各ビット毎にどちらか一方のビット
    を選択してひとつ又は複数の出力ビット列を出力するビ
    ット列切り替え回路と、前記ビット比較回路の比較結果
    および又はその履歴により前記ビット列切り替え回路か
    らの出力を制御する新ビット列出力制御回路を備えたこ
    とを特徴とする誤り補償装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の誤り補償装置であ
    って、 前記新ビット列出力制御回路において、前記ビット比較
    回路からの出力信号は一致の場合に0、不一致の場合に
    1であって、整数Lに対し、前記ビット比較回路からの
    出力結果の履歴をLビット分保存するLビットシフトレ
    ジスタと、該Lビットシフトレジスタの各レジスタ値R
    (1)からR(L)の値の論理和をとるOR回路と、該OR回路の
    出力結果の履歴を記録する2ビットシフトレジスタとを
    備え、該2ビットシフトレジスタの各レジスタ値r(1)及
    びr(2)を前記ビット列切り替え回路への制御情報として
    出力することを特徴とする誤り補償装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項7又は8に記載の誤り補償装
    置であって、 前記受信局は、前記中間バッファにデータを保存する際
    に、前記請求項4又は5に記載の手段を用いて、受信デ
    ータに付与されたシーケンス番号を推定するシーケンス
    番号推定回路を備えたことを特徴とする誤り補償装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項1から3のいずれか1項に
    記載の誤り補償方法であって、 K回(K≧2)再送されたデータに符号誤りが検出され
    た場合に、 受信側で、最初の受信データと、再送されたK回のデー
    タの中の全て又はこれらのデータの中の2つ以上のデー
    タを組み合わせて新たなビット列のデータを作成し、該
    ビット列のデータに対して誤り検出を行い、符号誤りが
    検出されなかった場合には該ビット列のデータを正しく
    受信したデータとして扱い、新たなビット列の全てのデ
    ータに符号誤りが検出されたときは、K+1回目の再送
    データを要求することを特徴とする誤り補償方法。
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