JP3383551B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3383551B2
JP3383551B2 JP17810697A JP17810697A JP3383551B2 JP 3383551 B2 JP3383551 B2 JP 3383551B2 JP 17810697 A JP17810697 A JP 17810697A JP 17810697 A JP17810697 A JP 17810697A JP 3383551 B2 JP3383551 B2 JP 3383551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードなどに
搭載される半導体装置及びその製造方法に関し、特にこ
の半導体装置に記憶された情報を保護するための保護手
段を備えた半導体装置及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置(LSIチップ)が組
み込まれたICカードが、急速に普及し始めている。特
に金融社会においては、利用者の識別用IDナンバーや
残高等の情報をICカードに記録させ財布のように利用
する、いわゆる電子財布としての需要が高まっている。
【0003】このようなICカードは、半導体メモリ
(EEPROM、ROM等)とマイクロプロセッサ(C
PU)等を組み込んだメモリーカードであり、そのカー
ド内にこれらを搭載したLSIチップを備えている。
【0004】上述したようにLSIチップの内部には、
EEPROM、ROM、RAM及びCPU等の回路ブロ
ックが形成されており、上記ICカードは主にEEPR
OMに記録された利用者の識別用IDナンバーや残高等
の情報を読み出し、さらに書き込みを行いながら、これ
らの情報を利用することにより電子財布として機能して
いる。
【0005】ところでLSIチップの内部には、主に識
別用IDナンバーや残高等の情報が記憶されたEEPR
OMを検査するためのテスト回路が設けられており、こ
のテスト回路に接続されたテスト用パッドを用いてEE
PROMの回路動作や記憶情報の検査等が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テスト
用パッドを用いると、EEPROMに記憶された情報が
比較的容易に読み出し及び書き込みできるようになって
いるため、上記テスト用パッドから、EEPROMに記
憶された識別用IDナンバーや残高等の機密情報が不正
に解読されたり、書き換えられたりする可能性がある。
このような不正が行われると、多大な損害や被害その他
の問題を引き起こす恐れがある。
【0007】そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、検査のためのテスト回路に接続された配
線をダイシングライン上に形成し、この配線上にAlパ
ターンをカバーとして形成することにより、半導体装置
に形成された半導体集積回路内の記憶情報の不正な読み
出し及び書き込みを防止することができる半導体装置及
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の半導体装置は、半導体集積回路と
この半導体集積回路を検査するためのテスト回路が形成
されたLSI本体と、上記LSI本体の周囲のダイシン
グライン上に形成され、且つ上記テスト回路に接続され
る配線パターンと、上記配線パターンの上層に形成され
たこの配線パターンを覆う保護パターンとを具備するこ
とを特徴とする。
【0009】また、さらに請求項2に記載の半導体装置
は、請求項1に記載の構成において、上記保護パターン
が上記配線パターンの上記ダイシングライン上に形成さ
れたことを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載のウェハは、半導体
集積回路とこの半導体集積回路を検査するためのテスト
回路を有するLSI本体が複数配列されたウェハであっ
て、上記LSI本体を単体に分割するために上記LSI
本体間に設けられたダイシングラインと、上記ダイシン
グライン上に形成され、且つ上記テスト回路に接続され
る配線パターンと、上記配線パターンの上層に形成され
たこの配線パターンを覆う保護パターンとを具備するこ
とを特徴とする。
【0011】また、さらに請求項4に記載のウェハは、
請求項3に記載の構成において、上記保護パターンが上
記配線パターンの上記ダイシングライン上に形成された
ことを特徴とする。
【0012】また、さらに請求項5に記載の半導体装置
は、請求項1又は2に記載の構成において、上記保護パ
ターンが複数層の導体膜からなることを特徴とする。
【0013】また、さらに請求項6に記載のウェハは、
請求項3又は4に記載の構成において、上記保護パター
ンが複数層の導体膜からなることを特徴とする。
【0014】また、さらに請求項7に記載の半導体装置
は、請求項1、2又は5のいずれかに記載の構成におい
て、上記保護パターンが上記半導体集積回路または上記
テスト回路と同時に形成されたことを特徴とする。
【0015】また、さらに請求項8に記載のウェハは、
請求項3、4又は6のいずれかに記載の構成において、
上記保護パターンが上記半導体集積回路または上記テス
ト回路と同時に形成されたことを特徴とする。
【0016】また、請求項9に記載の半導体装置の製造
方法は、半導体集積回路とこの半導体集積回路を検査す
るためのテスト回路が形成されるLSI本体と、このL
SI本体の周囲にLSI本体を分割するために設けられ
るダイシングラインとを有する半導体装置の製造方法で
あって、上記ダイシングライン内の半導体基板上に、上
記テスト回路に接続された配線パターンを形成する配線
パターン形成工程と、上記配線パターンの上層にこの配
線パターンを覆う保護パターンを形成する保護パターン
形成工程とを具備することを特徴とする。
【0017】また、請求項10に記載の半導体装置の製
造方法は、半導体集積回路とこの半導体集積回路を検査
するためのテスト回路が形成されるLSI本体と、この
LSI本体の周囲にLSI本体を分割するために設けら
れるダイシングラインとを有する半導体装置の製造方法
であって、上記LSI本体内に配線を形成する工程を用
いて、上記ダイシングライン内の半導体基板上に上記テ
スト回路に接続された配線パターンを形成する配線パタ
ーン形成工程と、上記LSI本体内に配線を形成する工
程を用いて、上記配線パターンの上層にこの配線パター
ンを覆う保護パターンを形成する保護パターン形成工程
とを具備することを特徴とする。
【0018】また、請求項11に記載の半導体装置の製
造方法は、半導体集積回路とこの半導体集積回路を検査
するためのテスト回路が形成されるLSI本体と、この
LSI本体の周囲にLSI本体を分割するために設けら
れるダイシングラインとを有する半導体装置の製造方法
であって、上記LSI本体内に配線を形成する工程を用
いて、上記ダイシングライン内の半導体基板上に上記テ
スト回路に接続された配線パターンを形成する配線パタ
ーン形成工程と、上記LSI本体内に絶縁膜を形成する
工程を用いて、上記配線パターン上に第1の絶縁膜を形
成する第1絶縁膜形成工程と、上記LSI本体内に配線
を形成する工程を用いて、上記第1の絶縁膜上に上記配
線パターンを覆う第1の保護パターンを形成する第1保
護パターン形成工程と、上記LSI本体内に絶縁膜を形
成する工程を用いて、上記第1の保護パターン上に第2
の絶縁膜を形成する第2絶縁膜形成工程と、上記LSI
本体内に配線を形成する工程を用いて、上記第2の絶縁
膜上に上記配線パターンを覆う第2の保護パターンを形
成する第2保護パターン形成工程とを具備することを特
徴とする。
【0019】また、請求項12に記載の半導体装置の製
造方法は、請求項9、10又は11のいずれかに記載の
構成において、上記保護パターン形成工程が、アルミニ
ウム(Al)からなる保護パターンを形成する工程であ
ることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】まず、本発明の実施の形態のICカードに
搭載される半導体装置(LSIチップ)の構成について
説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態の上記LSI
チップの構成を示す概略図である。
【0023】このLSIチップ2は、半導体集積回路が
形成されたLSI本体4と、上記LSIチップ2を単体
に切り離すダイシングのために用意された領域(以下、
ダイシングラインと記す)6の残存部分を有している。
【0024】上記LSI本体4内には、電気的に書き込
み及び消去が可能なEEPROM8、演算処理を行うC
PU10、固定情報が記憶されたROM12、一時的な
情報を記憶するRAM14等、さらに主に上記EEPR
OM8の機能及び記憶情報を検査するためのテスト回路
16が形成されている。
【0025】さらに上記LSI本体4内には、検査の際
に上記テスト回路16を動作させるために使用されるテ
スト用パッド18a、18b、…、及びICカード利用
時にこのLSIチップ2を動作させるために使用される
実装用パッド20a、20b、…が形成されている。
【0026】図2は、図1に示した上記ダイシングライ
ン6の残存部分における本発明の特徴部分の拡大図であ
る。
【0027】上記ダイシングライン6の残存部分には、
上記テスト回路16に接続された配線22(例えばポリ
シリコン膜)、その他上記テスト用パッド18a、18
bに接続された配線24(例えばポリシリコン膜)、ダ
ミー配線26(例えばポリシリコン膜)等が形成されて
いる。
【0028】さらに、これら配線22、24及びダミー
配線26の上層には、層間絶縁膜を介して上記配線を覆
い隠すようにアルミニウム(Al)等の配線材料からな
る保護パターン28が形成されている。この保護パター
ン28は、LSI本体4内の配線形成時にその形成工程
を用いて形成し、一層のAlパターンで構成してもよい
し、また多層のAlパターンで構成してもよい。
【0029】以上説明したように本実施の形態の半導体
装置(LSIチップ)によれば、ダイシングライン6上
のテスト回路16に接続された配線22が保護パターン
28に覆われているため、上記配線22にプロービング
して不正な読み書きをしようとした場合にプローブ針を
この配線22に接触させることはできず、テスト回路1
6を駆動してLSI本体4内に記憶された記憶情報に対
して不正な読み込み及び書き込みが行われるのを防止す
ることができる。
【0030】また、ダイシングライン6上のテスト回路
16に接続された上記配線22は、Alからなる保護パ
ターン28に覆われているため、この配線22を発見し
にくくすることができる。
【0031】次に、上記LSIチップ2が単体に切り離
される前の複数個配列された状態のウェハ上の構成につ
いて説明する。ウェハ内の半導体集積回路が形成可能な
領域であるショットエリアには、上記LSI本体4が2
次元に複数個形成されている。これらLSI本体4の間
には、上述したように単体に切り離すときに用いられる
ダイシングのためのダイシングライン6が格子状に設け
られている。
【0032】図3は、LSI本体4が複数個配列された
ウェハを拡大したものであり、上記LSI本体4及びダ
イシングライン6の様子を示す図である。この図3に示
すように、LSI本体4は2次元に複数個配列されてお
り、このLSI本体4内には、上記図1に示したのと同
様に不図示の電気的に書き込み及び消去が可能なEEP
ROM8、演算処理を行うCPU10、固定情報が記憶
されたROM12、一時的な情報を記憶するRAM14
等が形成され、さらに主に上記EEPROM8の機能及
び記憶情報を検査するためのテスト回路16が形成され
ている。
【0033】また、上記LSI本体4間にはダイシング
ライン6が設けられ、このダイシングライン6には上記
テスト回路16に接続された配線22の一部が形成され
ている。さらに、ダイシングライン6上の上記配線22
の上層には、層間絶縁膜を介してこの配線22を覆い隠
すようにAlなどの配線材料からなる保護パターン28
が形成されている。
【0034】図4は、LSI本体4間のダイシングライ
ン6上に形成された保護パターン28の部分を拡大した
ものである。
【0035】LSI本体4の間には幅80μm程度のダ
イシングライン6が設けられている。このダイシングラ
イン6には、上記テスト回路16に接続された配線22
の一部や、その他のダミー配線26などがコの字形に形
成されている。
【0036】さらに、上記配線22及びダミー配線26
の上層には、上述したように層間絶縁膜を介してこれら
の配線を覆い隠すようにAlなどの配線材料からなる保
護パターン28が形成されている。
【0037】このとき、上記保護パターン28の幅方向
の寸法はダイシングライン6の幅寸法とほぼ同じとし、
長手方向の寸法は上記配線22及びダミー配線26のエ
ッジから上側・下側ともそれぞれ10μm程度大きな寸
法とする。なお、上記ダイシングライン6内がダイシン
グされて、LSIチップ2の切り離しが行われる。
【0038】次に、上記保護パターン28が形成された
ダイシングライン部分の断面構造とその製造方法につい
て説明する。
【0039】図5は、上記保護パターン28が形成され
たダイシングライン部分の断面構造を示す図である。
【0040】この図5に示すように、半導体基板30上
には素子分離のためのフィールド酸化膜32が600n
m程度形成され、さらにこのフィールド酸化膜32上に
は、LSI本体4内で上記テスト回路16に接続された
配線22、例えば膜厚400nm程度のポリシリコン膜
が形成されている。
【0041】さらに、上記配線22上には、層間絶縁膜
34、例えば膜厚900nm程度のBPGを介して、L
SI本体4内で配線に用いられるAl等によりダイシン
グライン6内の上記配線22を覆い隠すように、膜厚6
00nm程度の第1のAlパターン28aが形成されて
いる。
【0042】この第1のAlパターン28a上には、層
間絶縁膜36、例えば膜厚1100nm程度のBPGを
介して、LSI本体4内で配線に用いられるAl等によ
り上記第1のAlパターン28aと同様に上記配線22
を覆い隠すように、膜厚1000nm程度の第2のAl
パターン28bが形成されている。
【0043】これら第1、第2のAlパターン28a、
28bにより、上記保護パターン28が構成されてい
る。さらに、上記第2のAlパターン28b上には、膜
厚1000nm程度のパッシベーション膜38が形成さ
れている。
【0044】続いて、図6、図7、図8を用いて上記保
護パターン28が形成されたダイシングライン部分の製
造方法について説明する。図中の(a)は上記保護パタ
ーン28が形成されたダイシングライン部分の断面構造
を示す図であり、(b)はLSI本体4の断面構造を示
す図である。
【0045】まず、図6に示すように、半導体基板30
上に素子分離のためのフィールド酸化膜32を600n
m程度形成する。さらに、このフィールド酸化膜32上
に、テスト回路16に接続された膜厚400nm程度の
ポリシリコン等からなる配線22を形成する。このとき
上記配線22の形成は、LSI本体4における配線の形
成、例えばゲート配線40等の形成と同一工程にて行う
とよい。
【0046】続いて、図7に示すように、上記配線22
上に膜厚900nm程度のBPG等からなる層間絶縁膜
34を形成する。さらに、この層間絶縁膜34上に、上
記配線22を覆うように膜厚600nm程度の第1のA
lパターン28aを形成する。このとき、上記第1のA
lパターン28aの形成は、LSI本体4における配線
の形成、例えば多層配線中の第1の配線42等の形成と
同一工程にて行うとよい。
【0047】さらに、図8に示すように、上記第1のA
lパターン28a上に、膜厚1100nm程度のBPG
等からなる層間絶縁膜36を形成し、さらにこの層間絶
縁膜36上に、上記第1のAlパターン28aと同様に
上記配線22を覆うように、上記第1のAlパターンと
同程度の寸法を有する膜厚1000nm程度の第2のA
lパターン28bを形成する。このとき、上記第2のA
lパターン28bの形成は、LSI本体4における配線
の形成、例えば多層配線中の第2の配線46等の形成と
同一工程にて行うとよい。さらに、上記第2のAlパタ
ーン28b上に、膜厚1000nm程度のパッシベーシ
ョン膜38を形成する。
【0048】このように、LSI本体4内に配線パター
ンを形成する際に、これと同じ工程を用いて、テスト回
路16に接続された配線22、及び保護パターン28と
しての第1,第2のAlパターン28a、28bをダイ
シングライン6に形成する。
【0049】以上説明したように本実施の形態の製造方
法によれば、ダイシングライン6上の配線22を覆い隠
す保護パターン28を、LSI本体4内に配線を形成す
るための工程を用いて、LSI本体4内のその配線と同
一の層に形成しているため、この保護パターン28をエ
ッチングにて除去しようとすると、LSI本体4内の配
線も除去されてしまう。よって、容易に保護パターン2
8のみを除去できず、上記配線22へのプロービングを
困難にすることができる。
【0050】また、保護パターン28である第1、第2
のAlパターン28a、28bは、LSI本体4内に配
線を形成するための工程と同一の工程により形成するこ
とができるため、工程数が増加したり製造コストがアッ
プしたりすることはない。
【0051】なお、上記実施の形態では、第1のAlパ
ターン28aと第2のAlパターン28bの2層で保護
パターン28を構成したが、これに限るわけではなく、
1層のAlパターンのみで、またはその他複数層のAl
パターンで構成してもよい。また、保護パターン28を
Alを用いて形成したが、Alと同じように下層に存在
する配線を発見しにくくするような材料であれば、その
他の配線材料を用いてもよい。さらに、特に下層に存在
する配線を発見しにくくするような材料でないもので
も、保護パターンのみを容易に除去できないため、上記
配線22へのプロービングを防止することができる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、検査
のためのテスト回路に接続された配線をダイシングライ
ン上に形成し、この配線上にAlパターンをカバーとし
て形成することにより、半導体装置に形成された半導体
集積回路内の記憶情報の不正な読み出し及び書き込みを
防止することができる半導体装置及びその製造方法を提
供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半導体装置(LSIチッ
プ)の構成を示す概略図である。
【図2】図1に示したダイシングラインの残存部分にお
ける本発明の特徴部分の拡大図である。
【図3】LSIチップを分割する前のウェハを拡大した
ものであり、上記LSI本体及びダイシングラインの様
子を示す図である。
【図4】LSI本体間のダイシングライン上に形成され
た保護パターンの部分を拡大した図である。
【図5】保護パターンが形成されたダイシングライン部
分の断面構造を示す図である。
【図6】保護パターンが形成されたダイシングライン部
分の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図7】保護パターンが形成されたダイシングライン部
分の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図8】保護パターンが形成されたダイシングライン部
分の製造方法を説明するための工程断面図である。
【符号の説明】
2…LSIチップ 4…LSI本体 6…ダイシングライン 8…EEPROM 10…CPU 12…ROM 14…RAM 16…テスト回路 18a、18b…テスト用パッド 20a、20b…実装用パッド 22…テスト回路16に接続された配線 24…テスト用パッド18a、18bに接続された配線 26…ダミー配線 28…保護パターン 30…半導体基板 32…フィールド酸化膜 34…層間絶縁膜 28a…第1のAlパターン 36…層間絶縁膜 28b…第2のAlパターン 38…パッシベーション膜 40…ゲート配線 42…第1の配線 44…第2の配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 27/04 H01L 27/04 T 27/10 461 27/10 434 27/115 29/788 29/792

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路とこの半導体集積回路を
    検査するためのテスト回路が形成されたLSI本体と、 上記LSI本体の周囲のダイシングライン上に形成さ
    れ、且つ上記テスト回路に接続される配線パターンと、 上記配線パターンの上層に形成されたこの配線パターン
    を覆う保護パターンと、 を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記保護パターンは、上記配線パターン
    の上記ダイシングライン上に形成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体集積回路とこの半導体集積回路を
    検査するためのテスト回路を有するLSI本体が複数配
    列されたウェハにおいて、 上記LSI本体を単体に分割するために上記LSI本体
    間に設けられたダイシングラインと、 上記ダイシングライン上に形成され、且つ上記テスト回
    路に接続される配線パターンと、 上記配線パターンの上層に形成されたこの配線パターン
    を覆う保護パターンと、 を具備することを特徴とするウェハ。
  4. 【請求項4】 上記保護パターンは、上記配線パターン
    の上記ダイシングライン上に形成されたことを特徴とす
    る請求項3に記載のウェハ。
  5. 【請求項5】 上記保護パターンは、複数層の導体膜か
    らなることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 上記保護パターンは、複数層の導体膜か
    らなることを特徴とする請求項3又は4のいずれかに記
    載のウェハ。
  7. 【請求項7】 上記保護パターンは、上記半導体集積回
    路または上記テスト回路と同時に形成されたことを特徴
    とする請求項1、2又は5のいずれかに記載の半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 上記保護パターンは、上記半導体集積回
    路または上記テスト回路と同時に形成されたことを特徴
    とする請求項3、4又は6のいずれかに記載のウェハ。
  9. 【請求項9】 半導体集積回路とこの半導体集積回路を
    検査するためのテスト回路が形成されるLSI本体と、
    このLSI本体の周囲にLSI本体を分割するために設
    けられるダイシングラインとを有する半導体装置の製造
    方法において、 上記ダイシングライン内の半導体基板上に、上記テスト
    回路に接続された配線パターンを形成する配線パターン
    形成工程と、 上記配線パターンの上層にこの配線パターンを覆う保護
    パターンを形成する保護パターン形成工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体集積回路とこの半導体集積回路
    を検査するためのテスト回路が形成されるLSI本体
    と、このLSI本体の周囲にLSI本体を分割するため
    に設けられるダイシングラインとを有する半導体装置の
    製造方法において、 上記LSI本体内に配線を形成する工程を用いて、上記
    ダイシングライン内の半導体基板上に上記テスト回路に
    接続された配線パターンを形成する配線パターン形成工
    程と、 上記LSI本体内に配線を形成する工程を用いて、上記
    配線パターンの上層にこの配線パターンを覆う保護パタ
    ーンを形成する保護パターン形成工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 半導体集積回路とこの半導体集積回路
    を検査するためのテスト回路が形成されるLSI本体
    と、このLSI本体の周囲にLSI本体を分割するため
    に設けられるダイシングラインとを有する半導体装置の
    製造方法において、 上記LSI本体内に配線を形成する工程を用いて、上記
    ダイシングライン内の半導体基板上に上記テスト回路に
    接続された配線パターンを形成する配線パターン形成工
    程と、 上記LSI本体内に絶縁膜を形成する工程を用いて、上
    記配線パターン上に第1の絶縁膜を形成する第1絶縁膜
    形成工程と、 上記LSI本体内に配線を形成する工程を用いて、上記
    第1の絶縁膜上に上記配線パターンを覆う第1の保護パ
    ターンを形成する第1保護パターン形成工程と、 上記LSI本体内に絶縁膜を形成する工程を用いて、上
    記第1の保護パターン上に第2の絶縁膜を形成する第2
    絶縁膜形成工程と、 上記LSI本体内に配線を形成する工程を用いて、上記
    第2の絶縁膜上に上記配線パターンを覆う第2の保護パ
    ターンを形成する第2保護パターン形成工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記保護パターン形成工程は、アルミ
    ニウム(Al)からなる保護パターンを形成する工程で
    あることを特徴とする請求項9、10又は11のいずれ
    かに記載の半導体装置の製造方法。
JP17810697A 1997-07-03 1997-07-03 半導体装置及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3383551B2 (ja)

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