JP3382397B2 - 位相シフト増幅器及びその再結合回路への応用 - Google Patents

位相シフト増幅器及びその再結合回路への応用

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JP3382397B2 JP31486894A JP31486894A JP3382397B2 JP 3382397 B2 JP3382397 B2 JP 3382397B2 JP 31486894 A JP31486894 A JP 31486894A JP 31486894 A JP31486894 A JP 31486894A JP 3382397 B2 JP3382397 B2 JP 3382397B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
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    • H03H11/22Networks for phase shifting providing two or more phase shifted output signals, e.g. n-phase output

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はそれぞれが入力信号を受
ける制御電極と出力電極とを有し、定常電流を供給され
る差動入力対を形成するよう配置された第一及び第二の
トランジスタからなり、増幅器内で第一のトランジスタ
の出力電極は第一の位相シフト抵抗の端子及び第一の位
相シフトコンデンサーの端子に接続され、第二のトラン
ジスタの出力電極は第二の位相シフト抵抗の端子及び第
二の位相シフトコンデンサーの端子に接続され、第一の
位相シフト抵抗の第二の端子は第一のノードで第二の位
相シフトコンデンサーの第二の端子に接続され、第二の
位相シフト抵抗の第二の端子は第二のノードで第一の位
相シフトコンデンサーの第二の端子に接続される位相シ
フト増幅器に関する。
【0002】本発明は、また、所定の位相をもつ第1の
成分を表す一方の差動入力信号と、第1の成分と直交位
相関係を有する第2の成分を表わす他方の差動入力信号
と、からなる相互に位相シフトされた二つの差動入力信
号に対し、更なる位相シフトの後に二つの差動入力信号
の増幅及び加算を行う再結合回路に関する。
【0003】
【従来の技術】位相シフト増幅器は今日多くの応用があ
り、特にラジオ周波数送信の分野で用いられている。典
型的な応用では送信コーディングの点で直交信号である
2つの信号を生成することからなる。受信に関する位相
シフト増幅器の使用の第二の特に重要な例は直交位相シ
フトが理想的に実現している時にスーパーヘテロダイン
受信機内のイメージ周波数の除去が可能な2つの位相シ
フト増幅器が用いられる混合器の実現からなる。
【0004】上記の型の位相シフト増幅器はWO−A−
9211704から知られており、ここではそれはこの
文献の図2を特に参照して記載されている。知られてい
る位相シフト増幅器は入力段のトランジスタの出力電極
間で並列に接続される直列に配列されたRC型のネット
ワークを用いる。この増幅器は本質的には電圧で作動す
る。何故ならば位相シフト抵抗ー位相シフトコンデンサ
ーの回路がそれらの接合において出力電圧信号の形で信
号を発生し、それにより高い入力インピーダンスが用い
られなければならないためである。
【0005】実際、用いられるインピーダンスはそれが
RCネットワークの素子のインピーダンスに比べて大き
くない時に出力信号の位相シフトに影響する。これは電
流消費の観点からは深刻な欠点でありる。実際、位相シ
フト増幅器の出力で高い信号/ノイズ比を維持するため
に、この増幅器に比較的大きな電流を供給する必要があ
る。しかし位相シフト増幅器の出力では大きな電流を同
じ理由でまた供給する電力増幅器が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は信号/ノイズ
比に関して高い性能を有し、更なる電力増幅は省かれ、
従って供給電流の消費が減少される位相シフト増幅器を
提供することによりこの欠点を除去することを提案す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はRC型の位相シ
フトネットワークをインピーダンスモードでよりもむし
ろアドミッタンスモードで作動させるという概念に基づ
き、アドミッタンスモードは電圧信号出力よりもむしろ
電力信号出力を発生する。実際、本発明によれば、上記
の型の位相シフト増幅器は第一のノードはトランスイン
ピーダンス型の増幅器の入力に接続され、該増幅器は入
力信号に関して位相がシフトされた差動出力信号を発生
することを特徴とする。
【0008】入力信号に関して位相シフトされた差動信
号はトランスインピーダンス増幅器の出力に現れる。故
にこの信号はこれらの信号の位相シフトの値上にどのよ
うな影響も及ぼさない値のインピーダンスを用いうる。
本発明による位相シフト増幅器はRCネットワーク内の
損失(位相シフト抵抗、位相シフトコンデンサー)が非
常に低い一方で信号/ノイズ比の観点から高い性能の出
力を可能にする比較的低い出力インピーダンスという利
点を提供する。斯くして増幅器信号の電力は付加的な電
力増幅段を使用する必要なしに出力で得られる。結果は
回路及び供給電流の消費に関する効果的な使用に対応す
る。
【0009】それの簡単化のために好ましい実施例によ
れば位相シフト増幅器はトランスインピーダンス型の増
幅器は第三及び第四のトランジスタにより形成されるカ
スケード段により形成され、該トランジスタの出力電極
は第一及び第二の負荷抵抗にそれぞれ結合され、該トラ
ンジスタの制御電極は基準電圧を受けることを特徴とす
る。
【0010】出力信号の位相調整を可能にするために本
発明による実施例の変形例は位相シフト増幅器は電子的
スイッチによりそれぞれの位相シフト抵抗に並列に接続
されうる少なくとも付加的な位相シフト抵抗からなるこ
とを特徴とする。好ましくは、第一、第二、第三、第四
のトランジスタはバイポーラートランジスタであり、一
方で該電子的スイッチはMOS型の電界効果トランジス
タにより形成される。
【0011】以下に詳細に説明するように、所定の周波
を有する信号の位相シフトの計算は十分に簡単であ
ので、付加的な位相シフト抵抗の値は簡単に得られ、入
力信号の種々の周波数に応じて、入力信号に対して所定
の位相シフト(例えば90°)を出力で得ることが可能
である。本発明による位相シフト増幅器の特に好ましい
応用は、所定の位相をもつ第1の成分を表す一方の差動
入力信号と、第1の成分と直交位相関係を有する第2の
成分を表わす他方の差動入力信号と、からなる相互に位
相シフトされた二つの差動入力信号に対し、更なる位相
シフト及び増幅を行い、更なる位相シフト及び増幅がな
された二つの差動入力信号の加算を行う再結合回路であ
って、上記のような2つの位相シフト増幅器により形成
されることを特徴とする再結合回路である
【0012】このような再結合回路は電流入力信号を受
け、それの出力電流上に、知られている再結合回路内で
用いられる付加的な増幅器段を設ける必要なしに高い性
能の信号/ノイズ比を実現する出力信号を発生するのに
特に適切である。
【0013】
【実施例】以下に図を参照して本発明を更に詳細に説明
する。図1に示す位相シフト増幅器は一方でトランジス
タT1及びT2の結合されたエミッタに接続され、他方
で増幅器の負の供給端子VEに接続される電流源Sによ
り定常電流を供給される第一のトランジスタT1及び第
二のトランジスタT2により形成されるNPN型バイポ
ーラトランジスタの差動対からなる。トランジスタT1
のベースは入力信号I1を受け、一方トランジスタT2
のベースは信号I1の反転である入力信号I2を受け
る。トランジスタT1のコレクタは一方で第一の位相シ
フト抵抗Rd1に、他方で第一の位相シフトコンデンサ
ーC1に接続される。同様にトランジスタT2のコレク
タは一方で第二の位相シフト抵抗Rd2に、他方で第二
の位相シフトコンデンサーC2に接続される。位相シフ
ト抵抗Rd1の第二の端子はノードAを形成し、位相シ
フト抵抗Rd2の第二の端子はノードBを形成し、該ノ
ードは位相シフトコンデンサーC1及びC2の第二の端
子に交差結合する。第一の負荷抵抗RL1はノードA
に、第二の負荷抵抗RL2はノードBにNPN型の第三
のトランジスタT3及び第四のトランジスタT4により
形成されるカスケード段を介して結合され、該トランジ
スタのベースは基準電圧Vrefに相互接続されてそれ
を受け、トランジスタT3のエミッタはノードAに接続
され、それのコレクタは第一の負荷抵抗RL1に接続さ
れ、トランジスタT4のエミッタはノードBに接続さ
れ、それのコレクタは第二の負荷抵抗RL2に接続され
る。抵抗RL1及びRL2は他の方法で正の供給端子V
CCに接続される。
【0014】ノードA及びB上の電圧はそれが1 VB
Eを防止する電圧Vrefにより印加されるので実際的
には固定される。負荷抵抗RL1の方向でノードAから
見たインピーダンスは電流源Sにより供給される電流の
選択により第一の位相シフト抵抗Rd1に比べて非常に
低くできる。同じことが第二の負荷抵抗RL2の方向で
ノードBから見たインピーダンスについても言える。
【0015】斯くして負荷抵抗RL1及びRL2からな
るカスケード段T3、T4は本質的に負荷抵抗RL1及
びRL2に送られ、出力電圧を発生するのは電流信号で
ある故にここでは非常に単純化されたトランスインピー
ダンス型の増幅器を形成する。結果として増幅器の第一
の出力端子1はトランジスタT3のコレクタを負荷抵抗
RL1に接続するノードに接続され、一方第二の出力端
子2はトランジスタT4のコレクタを負荷抵抗RL2に
接続するノードに接続される。
【0016】このように記載された位相シフト増幅器は
AC電力信号である端子1及び2上の差動出力信号を発
生する機能を有することは明白である。出力端子1及び
2に接続された使用者回路の入力インピーダンスは出力
信号と共にこれらの端子上で得られた位相シフト値に影
響しない。示された増幅器のこの機能は出力信号のノイ
ズの観点からは特別な利点である。該ノイズは回路パラ
メーター、より詳細には電流源Sにより供給された電流
に対応するよう容易に最適化されうる。
【0017】以下に本発明による位相シフト増幅器の動
作のより詳細な解析及び知られている位相シフト回路と
の比較を図2及び3を参照して説明する。図2に知られ
ている位相シフト回路の原理を示す。発電機VGは接地
に対して電圧信号VIを発生し、これは連続した位相シ
フトコンデンサーC’1と位相シフト抵抗R’1とから
なる第一の枝及び連続した位相シフト抵抗R’2と位相
シフトコンデンサーC’2とからなる第二の枝の2つの
平行な枝に印加される。2つの枝のどちらの1つでも位
相シフトネットワークは直列に配置されたRC型であ
る。出力電圧VD1及びVD2は各枝の素子の中間点か
らタップされる。この型の回路は相互の位相シフトされ
た出力信号VD1及びVD2がそうでなければこれらの
信号の位相シフトが乱されるために高い入力インピーダ
ンスで電力増幅される必要があるという大きな欠点を有
する。可能なかぎり高く保つよう努力されいる信号/ノ
イズ比の観点からは位相シフト回路内で比較的低いイン
ピーダンスを供する必要があり、これは比較的大きな電
流の使用を意味する。しかしこの信号/ノイズ比を所望
の限界内に維持するためには大きな電力をまた消費する
電力増幅器が出力で付加されるべきである。
【0018】対照的に、図3によれば信号発生器IGは
本質的に電流信号である接地に対する2つの相補的な信
号I1、I2を発生する。信号I1は位相シフト抵抗R
d1及び位相シフトコンデンサーC1内で発生され、抵
抗Rd1は更にノードAに接続される。信号I2は位相
シフト抵抗Rd2及び位相シフトコンデンサーC2内で
発生され、抵抗Rd2は更にノードBに接続される。一
方でノードAと接地との間に、他方でノードBと接地と
の間には負荷抵抗RL1及びRL2が挿入される。コン
デンサーC1及びC2は抵抗の端子Rd1とRd2との
間に交差接続で接続される。斯くして図3の回路は図1
に関して記載された位相シフト増幅器の原理を取り戻
す。理想的には負荷抵抗RL1及びRL2はゼロ値を有
するべきである。実際にはこれらの負荷抵抗の値が位相
シフト抵抗Rd1及びRd2より非常に低ければ充分で
ある。しかしながらノードA及B上にそれぞれ現れる出
力信号VS1及びVS2は負荷抵抗RL1及びRL2が
小さいのと同様に低い電圧レベルを有する。図1をまた
参照するにトランジスタT3及びT4により形成された
カスケード段が存在する故にこの電圧の制限はもはや存
在しない。カスケード段がトランスインピーダンス型の
増幅器により置き換えられる場合にもそれらの構造に関
係なく同じことが成り立つ。
【0019】図1に示された回路の端子1及び2上の出
力信号の電圧は電流源S、Vcc値により発生される電
流に適合する望まれ、差動入力信号I1、I2の予期さ
れる変動を考慮にいれるような高い値の抵抗RL1及び
RL2を選択することにより増幅されうる。図2の位相
シフト器の出力信号VD1及びVD2は周波数に依存す
る相互位相シフト及び位相シフト抵抗と位相シフトコン
デンサーの値を表し、この位相シフトは容易に決めら
れ、実際的に無限のインピーダンス又はいずれにしても
RCネットワークの素子のインピーダンスと比べて非常
に高いインピーダンスで用いられる信号が提供される。
【0020】図3に示される位相シフト回路では出力信
号VS1及びVS2は相互に反対になるよう連続し、入
力信号I1及びI2の位相に関する同一の位相シフトを
表す。従来の数学的解析によりI1及びI2それぞれに
関する信号VS1及びVS2の位相シフト値(ψ)はR
を基準とした抵抗Rd1及びRd2の値が等しく、Cを
基準としたコンデンサーC1及びC2の値が等しく、こ
こでω=2πFであり、Fは考慮している周波数である
時に: ψ=ー2.Arctg(R.C.ω)に等しい。
【0021】本発明による位相シフト増幅器は非常に多
くの応用に用いられうる。例としては、ラジオ周波数通
信装置の受信部分への応用を図4に概略を示す。図4に
高度に概略図化した従来からのように受信周波数帯の粗
い選択に対して空中の信号ATを受ける第一の帶域通過
フィルター13と、低ノイズ増幅器15(LNA)と、
イメージ周波数を出来る限り減衰することにより、即ち
局所発振器LOの周波数に関して受信周波数と対称的な
周波数で基本的に受信チャンネルの前選択をなすよう試
みる第二の帶域通過フィルター17とからなる通信装置
の受信経路の部分を示す。この局所発振器LOの信号は
中間周波数増幅器21(IF)が配置される出力で掛け
算器19内で掛け算により受信信号と結合される。
【0022】実際的な理由及び効率の理由から図の破線
の枠25内に入っている部分、即ち低ノイズ増幅器1
5、帶域通過フィルター17、局所発振器LO、掛け算
回路19、及び中間周波数増幅器21は同じ半導体回路
内に集積されることが望ましい。その様な集積回路25
は第一のフィルターの後に空中信号を受信し、出力端子
23に増幅された中間周波数信号を供給する。
【0023】帶域通過フィルター17の要求される高度
な特定の特徴的な特性を考慮して、このフィルターは例
えば高い価格及び装置の顕著な扱いにくさという欠点を
有する表面波技術と呼ばれる技術により形成される。集
積するための同様な解決策が直交位相シフトされたフィ
ルターされるべき信号の成分の和に基づく他の技術を用
いてなされる。その様な技術は原理的には知られてお
り、局所発振器の周波数に関して受信周波数と対称的な
イメージ周波数の除去の効果が既に提案されている。
【0024】この型のイメージ周波数の除去は、例えば
フィリップスにより販売されているUAA2072Mを
参照した回路で用いられている。しかしながらこの回路
は既に説明したように大きな供給電流消費の欠点を有す
る図2に関して記載された位相シフト回路の原理を実施
し、この消費はそれがバッテリーで動作する携帯装置内
で用いられるよう意図された回路である場合になおさら
問題である。
【0025】図5に部品を省略し、回路が必要な供給電
流の実質的な減少を結果として生ずる図4の回路25の
機能を容易に集積しうる再結合回路の概略図を示す。図
5にトランジスタT11、T12と、電流源S1と、位
相シフト抵抗R11、R12と、位相シフトコンデンサ
ーC11、C12と、トランジスタT31、T32によ
り形成されるカスケード段と、2つの負荷抵抗RL1、
RL2とにより形成される第一の位相シフト増幅器を示
す。第二の位相シフト増幅器は入力トランジスタT2
1、T22と、電流源S2と、位相シフト抵抗R21、
R22と、位相シフトコンデンサーC21、C22と、
一対のカスケードされたトランジスタT41、T42
と、これらのトランジスタのコレクタが結合される同じ
負荷抵抗RL1、RL2とにより形成され、従って2つ
の位相シフト増幅器はこれらの共通の抵抗を横切る信号
の再結合をなす。第一及び第二の位相シフト増幅器のカ
スケードされた段は基準電位Vrefに相互接続又は接
続されたそれらのベースを有する。トランジスタT11
及びT12により形成された入力トランジスタの差動対
に対して相互に相補的で、増幅される前の受信信号に関
して45°だけ位相シフトされた信号I及び信号
【0026】
【外1】
【0027】がそれぞれ印加される。T21及びT22
により形成された入力トランジスタの差動対のベースに
相補的な信号
【0028】
【外2】
【0029】及び信号Qがそれぞれ印加され、ここで信
号Qは増幅される前の受信信号に関して135°だけ位
相シフトされる。入力信号Iに対応する増幅され位相シ
フトされた電流信号は入力信号
【0030】
【外3】
【0031】に対応する増幅され位相シフトされた信号
と同様に負荷抵抗RL1に印加される。同様に、入力信
号Qに対応する増幅され位相シフトされた電流信号は入
力信号
【0032】
【外4】
【0033】に対応する増幅され位相シフトされた信号
と同様に負荷抵抗RL2に印加される。図5に示される
回路はこのように入力信号の増幅を実施し、2つの負荷
抵抗RL1及びRL2で位相シフトしたのちに再結合
し、それにより負荷抵抗RL1及びRL2に接続された
端子51、52上に現れる差動出力信号VS、
【0034】
【外5】
【0035】を発生する。位相シフト増幅器の出力の負
荷抵抗RL1及びRL2への逆接続がまた可能であり、
これは使用の条件の機能によることが実証されることは
明白である。図5はMOS電界効果型で、スイッチの役
割を果たすトランジスタTxにより位相シフト抵抗R1
1、R12及びR21、R22に並列に接続されうる付
加的な抵抗RAによりそれぞれの位相シフト増幅器の位
相シフト値を調整することが可能なよう設けられる実施
例の有利な変形例をまた示す。
【0036】理解を容易にするよう図5には各位相シフ
ト抵抗に並列に接続した単一の付加抵抗RAを示すが、
スイッチトランジスタを介して1つづつ又は群として接
続されうる種々の抵抗を容易に設けられることは明白で
あり、該抵抗はそれぞれ適切なスイッチ命令を受ける。
受信装置内のイメージ周波数除去の原理に関する更なる
詳細はアメリカ合衆国NorwoodのArtech
House社により1993年に出版されたS.A.M
AAS著の「Microwave Mixers」国際
規格本番号第089006ー605ー1の279乃至2
85頁に記載され、これを参考として引用する。
【0037】本発明は上記実施例により制限されない。
第一に当業者はそれの単純さ故にカスケード配置が本発
明による位相シフト増幅器用のトランスインピーダンス
型の増幅をなすのに特に適切であるが、トランスインピ
ーダンス型の同じ機能を実施する他のいかなる知られた
配置でも結果の顕著な違いなしに代替されうることを容
易に理解できるからである。
【0038】他方で用いられているトランジスタの型は
交換可能であり、更に詳しくは極性及びバイポーラ型又
は電界効果型かの点に関して交換可能である。図1のト
ランジスタT3及びT4又は図5のトランジスタT3
1、T32、T4、T42により形成されたカスケード
段に関して、それらは位相シフト増幅器の差動入力対の
トランジスタと同じ型であると記載されていることは明
白である。しかしながら変形例(図示せず)によれば
「折り返し段(folded stage)」と呼ばれ
るカスケードされた段は問題のトランジスタを反対の極
性のトランジスタにより置き換えることによりまた用い
られえ、それにより負荷抵抗は基準電圧(接地)に一端
を接続され、一方でこれらのトランジスタのエミッタは
ノードA、B(A’、B’)に結合され、及び他方で適
切な電流源を介して電圧供給端子Vccから電流を受け
る。記載された例に関する他の変形は、当業者にとって
なお理解の範囲にあるが、請求項に記載される本発明の
範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位相シフト増幅器の電子回路を示
す図である。
【図2】知られている位相シフト回路の概略ブロック図
である。
【図3】図2と比較した本発明による位相シフト回路の
基本的な回路を示す図である。
【図4】ラジオ周波数受信装置に本発明を応用した概略
ブロック図を示す。
【図5】本発明による2つの位相シフト増幅器を用いた
再結合回路の電子回路図を示す。
【符号の説明】
1、2 出力端子 13、17 帶域通過フィルター 15 低ノイズ増幅器 19 掛け算器 21 中間周波数増幅器 23 出力端子 25 集積回路 51、52 端子 T1、T2、T3、T4、T11、T12、T21、T
22、T31、T32、T41、T42、Tx トラン
ジスタ Rd1、Rd2、R1’、R2’、R11、R12、R
21、R22 位相シフト抵抗 RL1、RL2 負荷抵抗 RA 抵抗 C1、C2、C’1、C’2 位相シフトコンデンサー S、S1、S2 電流源 VE 負の供給端子 Vcc 正の供給端子 Vref 基準電圧 VD1、VD2 出力電圧 VG 発電機 VI 電圧信号 VS1、VS2 出力信号
【外6】
【外7】 I1、I2 入力信号 A、B、A’、B’ ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルジュ ドゥロジ フランス国 14000 カーン リュ・ド ゥ・レジセイ 72 (56)参考文献 特開 昭52−124319(JP,A) 特開 平1−318415(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/45 H03H 11/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定常電流が供給される差動入力対を形成
    するよう配置された第一のトランジスタ及び第二のトラ
    ンジスタが設けられ、 第一のトランジスタ及び第二のトランジスタの各々は、
    入力信号を受ける制御電極と出力電極とを具備し、 第一のトランジスタの出力電極は第一の位相シフト抵抗
    の端子及び第一の位相シフトコンデンサーの端子に接続
    され、 第二のトランジスタの出力電極は第二の位相シフト抵抗
    の端子及び第二の位相シフトコンデンサーの端子に接続
    され、 第一の位相シフト抵抗の別の端子は第一のノードで第二
    の位相シフトコンデンサーの別の端子に接続され、 第二の位相シフト抵抗の別の端子は第二のノードで第一
    の位相シフトコンデンサーの別の端子に接続されてい
    る、 位相シフト増幅器であって、 第一のノードはトランスインピーダンス型の増幅器の入
    力に接続され、 第二のノードはトランスインピーダンス型の別の増幅器
    の入力に接続され、トランスインピーダンス型の増幅器及び別の増幅器は、
    入力信号に対して位相がシフトされた差動出力信号を発
    生することを特徴とする位相シフト増幅器。
  2. 【請求項2】 トランスインピーダンス型の増幅器及び
    別の増幅器は、第三及び第四のトランジスタにより形成
    されるカスケード段により形成され、第三のトランジスタの出力電極は第一の負荷抵抗に接続
    され、 第四のトランジスタの出力電極は第二の負荷抵抗に接続
    され、 第三のトランジスタ及び第四のトランジスタの制御電極
    に基準電圧が供給される、 ことを特徴とする請求項1記載の位相シフト増幅器。
  3. 【請求項3】 電子的スイッチに接続された少なくとも
    一つの付加的な位相シフト抵抗を更に有し、 付加的な位相シフト抵抗及び電子的スイッチは位相シフ
    ト抵抗と並列に接続される、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の位相シフト増幅
    器。
  4. 【請求項4】 電子的スイッチはMOS型の電界効果ト
    ランジスタにより形成されることを特徴とする請求項3
    記載の位相シフト増幅器。
  5. 【請求項5】 第一、第二、第三、及び、第四のトラン
    ジスタはバイポーラートランジスタであることを特徴と
    する請求項2乃至4のうちいずれか一項記載の位相シフ
    ト増幅器。
  6. 【請求項6】 所定の位相をもつ第1の成分を表す相互
    に相補的な一方の差動入力信号と、第1の成分と直交位
    相関係を有する第2の成分を表わす相互に相補的な他方
    の差動入力信号とを受け、差動入力信号毎に位相シフト
    及び増幅を行い、位相シフト及び増幅が行われた一方の
    差動入力信号と、位相シフト及び増幅が行われた他方の
    差動入力信号を加算する再結合回路であって、 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の2つの位相シ
    フト増幅器により形成されることを特徴とする再結合回
    路。
  7. 【請求項7】 トランスインピーダンス型の増幅器及び
    別の増幅器はゼロでない出力インピーダンスを有し、トランスインピーダンス型の増幅器及び別の増幅器のう
    ちの一方 の出力は他方の出力に直接接続されることを特
    徴とする請求項6記載の再結合回路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載
    の増幅器又は請求項6又は7記載の再結合回路からなる
    送受信局。
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