JP3382314B2 - 通信装置及び通信装置の制御方法 - Google Patents

通信装置及び通信装置の制御方法

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JP3382314B2
JP3382314B2 JP23088593A JP23088593A JP3382314B2 JP 3382314 B2 JP3382314 B2 JP 3382314B2 JP 23088593 A JP23088593 A JP 23088593A JP 23088593 A JP23088593 A JP 23088593A JP 3382314 B2 JP3382314 B2 JP 3382314B2
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
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    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/114Indoor or close-range type systems
    • H04B10/1143Bidirectional transmission

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発呼側装置の識別情報
を着呼の際に通知するサービスを提供する通信網に接続
可能な通信装置及びその通信装置を制御するための制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光を用いて通信を行なう通信装置
が広く実用に供されており、その種類も空間伝送を用い
るもの、光ファイバーを用いるもの、また装置どうしを
接触させて通信を行なうもの等、様々である。
【0003】これら従来の通信装置は、その伝送路の方
式によらず一定の光強度(少なくとも意図的に変化させ
られないという意味において)で発光素子が駆動されて
いる。
【0004】当該光強度は、伝送路での最大減衰時(例
えば光ファイバーを用いるものにあっては最大長、また
空間伝送を行なうものでは最大距離)において通信が確
保される強度に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光通信で用いられる発
光素子(発光ダイオード、レーザーダイオード等)は概
ね数10mAから150mA前後で駆動されるが、電子
装置の低消費電力化が進んでいる今日、発光素子の消費
電力が装置全体の消費電力に占める割合は増加傾向にあ
る。従って、上述した従来装置のように、発光素子を常
に最大減衰時に対応した光強度で駆動するのは、低消費
電力の観点からは非常に不利である。
【0006】また、装置どうしの接触によって通信を行
なうものにあっては、発光素子と受光素子との間の間隔
は一定の距離にあり、光強度は元来固定的で構わないの
であるが、各素子のバラツキや実装時の光軸のズレ等に
対処するため、強めに設定されることが多く、やはり最
適の光強度で駆動されてない。
【0007】以上のことに対処するため、受光素子側に
光強度を計測する光強度計測手段を備え、該光強度計測
手段の計測結果を発光素子側にフィードバックして適切
な光強度に設定する方法が考えられる。しかしながら、
この方法では送り手側の発光強度を可変する発光強度可
変手段だけでなく、受け手側にも光強度計測手段を具備
しなければならないという問題点がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、安定した探索で適切な光強度の通信が
可能な通信装置及び通信装置の制御方法を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するために本発明の請求項1に記載の通信装置は、光
によって通信を行なう通信装置において、発光素子の発
光強度を設定する発光強度設定手段と、前記発光強度設
定手段により設定された発光強度でメッセージを発行す
るメッセージ発行手段と、前記メッセージ発行手段が発
行した第1のメッセージに呼応してなされる第2のメッ
セージを受領するメッセージ受領手段と、前記発光強度
設定手段により設定された発光強度で前記メッセージ発
行手段が第1のメッセージを発行した後、前記メッセー
ジ受領手段が前記第2のメッセージを受領した場合、前
記発光素子の発光強度を弱める制動作と、前記メッセ
ージ受領手段が前記第2のメッセージを受領しない場
合、前記発光素子の発光強度を強める制御動作とを実行
する制御手段とを有し、前記制御手段による制御動作に
より、2分探索法に基づいて前記発光素子の発光強度を
通信可能な最小の強度になるように制御することを特徴
とする。また、上述した第1の目的を達成するために本
発明の請求項2に記載の通信装置は、請求項1に記載の
通信装置において、前記制御手段は、前記メッセージ発
行手段の実行後、一定時間が経過しても前記第2のメッ
セージが到来しない場合、前記第2のメッセージを受領
しないと判断することを特徴とする。また、上述した第
2の目的を達成するために本発明の請求項3に記載の通
信装置の制御方法は、光によって通信を行なう通信装置
の制御方法において、発光素子の発光強度を設定する発
光強度設定工程と、前記発光強度設定工程において設定
された発光強度でメッセージを発行するメッセージ発行
工程と、前記メッセージ発行工程において発行された第
1のメッセージに呼応してなされる第2のメッセージを
受領するメッセージ受領工程と、前記発光強度設定工程
において設定された発光強度で前記メッセージ発行工程
において第1のメッセージが発光された後、前記メッセ
ージ受領工程にいて前記第2のメッセージが受領された
場合、前記発光素子の発光強度を弱める制動作と、前
記メッセージ受領工程において前記第2のメッセージが
受領されない場合、前記発光素子の発光強度を強める
御動作とを実行する制御工程とを有し、前記制御工程に
よる制御動作により、2分 探索法に基づいて前記発光素
子の発光強度を通信可能な最小の強度になるように制御
することを特徴とする。また、上述した第2の目的を達
成するために本発明の請求項4に記載の通信装置の制御
方法は、請求項3に記載の通信装置の制御方法におい
て、前記制御工程において、前記メッセージ発行工程の
実行後、一定時間が経過しても前記第2のメッセージが
到来しない場合、前記第2のメッセージを受領しないと
判断することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る通信装置
の構成を示すブロック図である。当該通信装置は赤外線
の空間伝播を利用し、装置間をワイヤレスで接続して通
信を行なうようにしたものである。
【0013】図1中、1はCPU(中央演算処理装置)
で、本通信装置全体を制御するものである。2はメモリ
(ROM/RAM)で、図4及び図5に示された制御手
順が記憶され、CPU1により実行される。3は通信コ
ントローラで、パラレル/シリアル変換器及び符号/複
合化装置等から構成される。4は通信コントローラ3か
らの出力に基づいて変調を施す変調回路で、所定の副搬
送波信号をQAM,FSK,PSK等公知の変調方式で
変調するものである(尚、ここで主搬送波は後述する赤
外LED7が発する赤外光そのものである)。
【0014】5は振幅値調整回路で、CPU1からの制
御信号に基づき、変調回路4からの出力信号の振幅値を
調整するものである。6はV−1変換器で、振幅値調整
回路5の出力の大きさに応じた電波値で赤外LED(発
光素子)7を駆動するようになっている。一般にLED
の発光強度は、駆動電流に比例する。従って、本実施例
では、CPU1からの制御信号により赤外LED7を所
望の発光強度で駆動することができる。
【0015】11は光信号を電流信号に変換するピンフ
ォト・ダイオード(受光素子)である。ピンフォト・ダ
イオード11は可視光を除去する樹脂でモールドされて
おり、赤外光のみが通過するようになっている。12は
抵抗で、ピンフォト・ダイオード11に逆バイアスを掛
けるものである。10はI−V変換器で、ピンフォト・
ダイオード11で得られた電流信号を電圧信号に変換す
るものである。該電圧信号は後段の増幅器9で増幅さ
れ、復調回路8へ至る。ピンフォト・ダイオード11で
受信した信号は、最終的に復調回路8で復調され、ディ
ジタル信号として通信コントローラ3へ出力される。
【0016】赤外LED7及びピンフォト・ダイオード
11の指向特性はいずれも広指向性或は複数個の素子を
組み合わせた無指向性になっており、本通信装置の向き
には関係なく通信が可能になっている。
【0017】図2は、図1の通信装置における振幅値調
整回路5とV−I変換器6の詳細構成を示すブロック図
である。
【0018】まず、振幅値調整回路5について説明す
る。図2中、20は互いに同抵抗値の8個の抵抗素子2
1,202,203,204,205,206,207,2
8から成る集合抵抗で、個々の抵抗素子201〜208
は直列に接続され、一方の端部は変調回路4の出力に、
他方の端部はGND(グランド)に接続される。各抵抗
素子201〜208の接続点には、CPU1の制御信号に
より開閉するアナログ・スイッチ21,22,23,2
4,25,26,27,28がそれぞれ接続される。
【0019】変調回路4の出力は上記8個の抵抗素子2
1〜208により分圧される。従って、アナログ・スイ
ッチ21〜28のいずれか1つのみを閉成するように制
御すれば、変調回路4の出力を、初期値を1とした場合
に、1/8から1まで、1/8きざみで所望の大きさの
振幅値を取り出すことができる。
【0020】次にV−I変換回路6について説明する。
図2中、30はオペアンプで、そのプラス(+)の入力
端子には振幅値調整回路5の出力が入力される。また、
オペアンプ30の出力はFET31を介してオペアンプ
30のマイナス(−)の入力端子にフィードバックされ
る。今(+)入力端子への電圧をV、流れる電流をI
f、抵抗32の抵抗値をRとすると、(+)、(−)の
入力端子の電位はイマジナリー・ショートにより同値で
あるから、下記式(1)が成立する。
【0021】V=R・If … (1) 従って、(+)の入力端子への電圧Vを変化させること
で、赤外LED7の駆動電流を制御することができる。
【0022】次に図3に示すフローチャートを用いて、
赤外LED7の発光強度の制御動作手順について説明す
る。
【0023】まず、A側からB側へ最大発光強度「1」
で第1のメッセージ40を発行する。Bはこれに応答し
て第2のメッセージ41を発行する。この第2のメッセ
ージ41を受領することで、AはBが通信可能な状態に
あることを知ることができる。
【0024】Aは以後、発光強度を変えて数回第1のメ
ッセージを発行し、これに対する第2のメッセージの応
答の有無により最適の発光強度を探索する。本実施例で
は2分探索法(項目の順序付けられた集合に対して行な
う探索であって、集合を2分し、その一方を捨て、受け
入れられた部分に対してこの処理を、探索が完了するま
で繰り返す方法)により、これを実行する。
【0025】図3に戻り、Aはメッセージ40の半分の
発光強度「4/8」で第1のメッセージ42を発光す
る。しかしながら所定時間経過しても、BからはAから
の第1のメッセージ42に対する応答メッセージが返っ
てこない。
【0026】従って、Aは「4/8」の発光強度では不
十分であると判断し、発光強度を「6/8」にして再度
第1のメッセージ43を発行する。今度はこれに対して
第2のメッセージ44がBからAに返答される。次にA
は発光強度を「5/8」に減らして再度第1のメッセー
ジ45を発行する。この第1のメッセージ45に対する
Bからの第2のメッセージ46のAへの返答がなされる
ことで、最終的な発光強度を「5/8」に決定する。
【0027】以上説明したように、BからAへの第2の
メッセージの返答の有無に応じて発光強度を加減させ
て、Aからの第1メッセージを発行する行為を数回繰り
返すことで、必要最小限の、即ち最適の発光強度を探索
することができる。
【0028】前記2分探索法によれば、探索の回数は発
光強度の可変の段階数をnとした時、下記式(2)を満
足する最小の整数mである。(ここで右辺の1は、最初
に行なった発光強度1でのメッセージの発光分であ
る。)従って、本実施例の場合、下記式(3)に示すよ
うに4回の探索で最適の発光強度が決定される。
【0029】 m≧log2n+1 … (2) 4=log28+1 … (3) さて、一般的には伝送路での光信号の減衰は往路・復路
で大きく異なることはないから、AからBの探索で決定
した発光強度を、そのままBからAへの発光強度とする
ことができる。
【0030】この場合は図3において、B側へ決定した
発光強度を伝えるメッセージ47を発光する。そして、
以後はA,Bそれぞれに係る発光強度で(図3の例では
5/8で)通常の通信を行なうわけである。
【0031】しかしながら、抵抗素子211〜218のバ
ラツキ等によりBからAへの最適発光強度がAからBへ
の時と異なることも当然考えられる。このような場合は
B側からA側への探索も実行するのが望ましい。この
際、前記メッセージ47は先に述べたように決定した発
光強度を伝えるのではなく、AからBへの探索作業が終
了した旨を報知するものとなる。
【0032】BからAへの探索回数は、相手側の通信可
否を知る必要はないからAからBへの場合より1つ減
り、本実施例の場合は3回である。
【0033】図3の下半分にこの際の通信処理フローを
示す。同図中、48,50,52はBからAに対して発
行される第1のメッセージでそれぞれの発光強度が「4
/8」、「2/8」、「3/8」となるものである。図
3にも示してあるように、Bからのメッセージ48に対
しては応答のメッセージ(AからBへの第2のメッセー
ジ)49が返答されるが、Bからのメッセージ50及び
51に対しては、Aからの応答がない。
【0034】従って、発光強度「4/8」が最適の強度
として決定される。然る後、Bは探索作業が終了した旨
を伝えるメッセージ52を発行し、以後Aは「5/8」
の発光強度で、また、Bは「4/8」の発光強度で通常
の通信を行なう。
【0035】図4及び図5は、最適の発光強度を決定す
る処理動作手順を示すフローチャートである。まず、ス
テップS4−1において発光強度を最大出力の「1」に
設定し、ステップS4−2へ進んで、前記ステップS4
−1において設定した発光強度で第1のメッセージを発
行する。次いで、ステップS4−3及びステップS4−
4において、通信の相手方からの第2のメッセージの到
来を一定時間待つ。
【0036】最大出力での呼び掛けに対しても第2メッ
セージが到来しない場合は、相手方がいないか、通信不
能の状態にあるわけであるから処理を中断して、本処理
動作を終了する。また、前記ステップS4−3において
第2のメッセージが到来した場合は、最適の発光強度を
探索すべく、ステップS4−5以下の処理を行なう。
【0037】まず、ステップS4−5において成功強度
を「1」、失敗強度を「0」とメモリの所定位置に記憶
しておく。次にステップS4−6において発光強度を成
功強度と失敗強度の中間値(この場合は1/2)になる
ようにメモリ2の所定位置に設定し、次のステップS4
−7において該発光強度で第1のメッセージを再度発行
する。
【0038】次いで、図5のステップS4−8及びステ
ップS4−9において第2のメッセージの到来を一定時
間待つ。ステップS4−8において、第2のメッセージ
が到来した場合は、現在の発光強度で通信が成功したわ
けであるから、ステップS4−10において成功強度を
現在の発光強度に更新してメモリ2の所定位置に記憶し
た後、ステップS4−12へ進む。
【0039】一方、前記ステップS4−8において、第
2のメッセージが到来しなかった場合は、現在の発光強
度では通信が不可能なわけであるから、ステップS4−
11において失敗強度を現在の発光強度に更新してメモ
リ2の所定位置に記憶した後、ステップS4−12へ進
む。
【0040】ステップS4−12では、前記ステップS
4−10及びステップS4−11において記憶している
成功強度と失敗強度との差が、発光強度可変の最小ステ
ップ(本実施例の場合1/8)に等しいか否かを判定す
る。等しくない場合は前記図4のステップS4−6へ戻
り、該ステップS4−6からの処理を繰り返す。一方、
前記ステップS4−12において、等しいと判別された
場合は、ステップS4−13へ進む。この段階で、成功
強度には通信可能な最小の発光強度がメモリ2の所定位
置に記憶されているから、該ステップS4−13では該
強度を最終的な発光強度として設定する。次いでステッ
プS4−14において探索作業が終了した旨のメッセー
ジを発行した後、本処理動作を終了する。
【0041】尚、前述したとおりB側からA側への探索
の時には図4のステップS4−1〜ステップS4−4ま
での処理は省略可能である。
【0042】本実施例では発光強度の可変段階数を8段
階としたが、必要に応じて可変段階数を増減してもよい
ことは言うまでもない。また、可変段階数を多くすれ
ば、より細かな最適発光強度を決定できる。また、図4
に示す処理で決定した発光強度では、ノイズ・マージン
がギリギリであることも考えられる。従って、より安定
的な通信品位を確保するために、若干の余裕を考慮し
て、発光強度を探索して得られた発光強度より1〜2段
階程度大きめに設定してもよい。
【0043】以上説明したように、本実施例によれば何
回かのメッセージの授受を行なうことで自動的に必要最
小限の発光強度が設定され、過大出力による無駄な電力
消費を防止することが可能である。しかも、本実施例で
は送信側に発光強度を可変する発光強度可変手段を備え
るのみであり、受信側には光強度計測手段の如き付加的
なハードウェアは一切不要である。
【0044】上記実施例ではAからBへの探索とBから
Aへの探索とを交互に行なう場合について述べたが、同
時に行なうことも可能である。この場合、自身の発行す
る第1のメッセージは発光強度を変化させるが、相手方
のメッセージに呼応して発行する第2のメッセージは常
に最大出力「1」で送出し、加えて第2メッセージを第
1のメッセージに優先させて発行するようにすればよ
い。
【0045】以上の説明でわかるように本発明はほとん
どが送信側の作業で実施される(受信側は単に応答の第
2のメッセージを発行するだけである)。このことは、
本発明を通信の一方の装置側にだけ採用することが可能
なことを示している。例えば、B側が商用AC電源を用
いた据置き型装置、A側がバッテリ駆動の携帯型装置で
あって、電力事情の厳しいA側の装置でのみ過大出力を
避けたいといった場合、B側の装置には発光強度を可変
する手段は具備しなくとも本発明を実施することができ
る。
【0046】従来技術の後者の方法(光強度をフィード
バックする方法)では、たとえ発光強度を可変するのが
A側のみであっても、B側に光強度計測手段が必要であ
るが、本発明によればB側には一切の付加的なハードウ
ェアは不要である。
【0047】尚、以上説明した探索を両側で同時に実施
する場合及び本発明を一方の側で実施する場合には、相
手方に探索作業の終了を報知せずとも特に問題はないの
で、上述した実施例で説明した探索作業の終了を伝える
メッセージは省略してもよい。
【0048】上述した実施例における第1及び第2のメ
ッセージは、発光強度調整用の特別なメッセージを想定
しているが、これは、本発明の必要条件ではない。本発
明が要求するのは、ある特定のメッセージを発光した時
に、これに呼応してなされる特定メッセージがあるとい
うことだけである。従って、これらの特定メッセージは
他の目的で用いられるものを流用しても構わない。
【0049】即ち、既存の通信プロトコルの中に上記要
求を満たすメッセージ(パケット等を含む)の授受が規
定されているなら、当該メッセージを本発明で言うとこ
ろの第1及び第2のメッセージとして利用することがで
きる。
【0050】このことを本発明が通信の一方の側だけで
採用できる点と考え併せれば、従来技術を採用し既存の
通信プロトコルを採用している通信装置に、本発明を実
施した通信装置を接続させることも可能である。
【0051】更に、実施例では伝送路に空間伝送を用い
た通信装置を例に説明を行なったが、本発明はこれに限
定されることなく巾広い方式の伝送路の光通信に応用で
きることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の通信装置
び通信装置の制御方法によれば、発光強度設定手段によ
り設定された発光強度で、第1のメッセージを発行した
後、第2のメッセージを受領した場合、発光素子の発光
強度を弱め、第2のメッセージを受領しない場合、発光
素子の発光強度を強める制御動作を繰り返すことにより
発光素子の発光強度を最適状態になるように制御してい
るので、安定した探索で適切な光強度の通信が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】同装置における発光強度可変手段の詳細構成を
示すブロック図である。
【図3】同装置における赤外LEDの発光強度の制御動
作手順を示すフローチャートである。
【図4】同装置における最適な発光強度を決定する処理
動作手順を示すフローチャートである。
【図5】同装置における最適な発光強度を決定する処理
動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(発光強度可変手段、発光強度変化手段、メ
ッセージ発行手段、メッセージ受領手段) 7 赤外LED(発光素子) 11 ピンフォト・ダイオード(受光素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 栄作 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 砂川 伸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 長崎 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−145034(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光によって通信を行なう通信装置におい
    て、 発光素子の発光強度を設定する発光強度設定手段と、 前記発光強度設定手段により設定された発光強度でメッ
    セージを発行するメッセージ発行手段と、 前記メッセージ発行手段が発行した第1のメッセージに
    呼応してなされる第2のメッセージを受領するメッセー
    ジ受領手段と、 前記発光強度設定手段により設定された発光強度で前記
    メッセージ発行手段が第1のメッセージを発行した後、
    前記メッセージ受領手段が前記第2のメッセージを受領
    した場合、前記発光素子の発光強度を弱める制動作
    と、前記メッセージ受領手段が前記第2のメッセージを
    受領しない場合、前記発光素子の発光強度を強める制御
    動作とを実行する制御手段とを有し、 前記制御手段による制御動作により、2分探索法に基づ
    いて前記発光素子の発光強度を通信可能な最小の強度
    なるように制御することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記メッセージ発行手
    段を実施後、一定時間が経過しても前記第2のメッセー
    ジが到来しない場合、前記第2のメッセージを受領しな
    いと判断することを特徴とする請求項1に記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 光によって通信を行なう通信装置の制御
    方法において、 発光素子の発光強度を設定する発光強度設定工程と、 前記発光強度設定工程において設定された発光強度でメ
    ッセージを発行するメッセージ発行工程と、 前記メッセージ発行工程において発行された第1のメッ
    セージに呼応してなされる第2のメッセージを受領する
    メッセージ受領工程と、 前記発光強度設定工程において設定された発光強度で前
    記メッセージ発行工程において第1のメッセージが発光
    された後、前記メッセージ受領工程にいて前記第2のメ
    ッセージが受領された場合、前記発光素子の発光強度を
    弱める制動作と、前記メッセージ受領工程において前
    記第2のメッセージが受領されない場合、前記発光素子
    の発光強度を強める制御動作とを実行する制御工程とを
    有し、 前記制御工程による制御動作により、2分探索法に基づ
    いて前記発光素子の発光強度を通信可能な最小の強度
    なるように制御することを特徴とする通信装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記制御工程において、前記メッセージ
    発行工程を実施後、一定時間が経過しても前記第2のメ
    ッセージが到来しない場合、前記第2のメッセージを受
    領しないと判断することを特徴とする請求項3に記載の
    通信装置の制御方法。
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