JP3382167B2 - サッシ窓 - Google Patents

サッシ窓

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JP3382167B2
JP3382167B2 JP35771298A JP35771298A JP3382167B2 JP 3382167 B2 JP3382167 B2 JP 3382167B2 JP 35771298 A JP35771298 A JP 35771298A JP 35771298 A JP35771298 A JP 35771298A JP 3382167 B2 JP3382167 B2 JP 3382167B2
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正明 小林
稔 伊藤
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスパネル等の
面材が保持される障子の框が、少なくとも金属枠と樹脂
や木製等の断熱部材とで構成されたサッシ窓において、
火災時に面材が落下することを防止する脱落防止部材を
有するサッシ窓に関する。
【0002】
【背景技術】障子の各框を、室内外のアルミ形材をゴム
や合成樹脂製の断熱部材を介して連結して構成したり、
アルミ形材の室内側に合成樹脂や木製の断熱部材を取り
付けて構成された断熱用の障子が知られている。このよ
うな断熱障子におけるガラスパネルなどの面材は、前記
室内外のアルミ形材間や、アルミ形材および断熱部材間
で挟持されることで保持されている。
【0003】ところで、前記連結用の断熱部材や、室内
側に配置される断熱部材は、合成樹脂等で形成されてお
り、火災時に焼失したり軟化する。このため、障子には
断熱部材が焼失しても面材が落下しないように、パネル
係止片を有する落下防止具を組み込んでいた。
【0004】この落下防止具としては、従来、特開平7
−82819号公報にも記載されているように、障子の
框の長手方向中間部に配置されて框にビス止めされるも
のが用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の落下防止具は、障子の框組みの後に別途ビス
等を用いて固定していたため、障子を製造する際の組立
作業が煩雑になり、製造効率が低下するという問題があ
った。
【0006】本発明の第1の目的は、落下防止部材を有
する断熱用の障子を容易に製造でき、製造効率を向上で
きるサッシ窓を提供することにある。
【0007】また、従来の落下防止具は、ガラスパネル
の面直交方向(室内外方向)の移動のみをパネル係止片
で押さえるものであり、ガラスパネルの端縁方向つまり
パネル表面に沿った方向(左右方向等)の移動を規制す
るものではなかった。このため、従来は、左右の竪框部
分と下框部分との3カ所に落下防止具を配置したり、上
下框に落下防止具を配置する場合には、ガラスパネルが
左右に移動した際には竪框に当たって移動が規制される
ように、竪框の形状を設計していた。
【0008】このため、落下防止具を少なくとも障子の
3辺以上に取り付けなければならず、その取付作業に手
間が掛かるとともに、落下防止具の個数が増えてコスト
が高くなったり、竪框の形状などに制約が生じて設計自
由度が低くなるという問題があった。
【0009】本発明の第2の目的は、落下防止部材の数
を最小限に押さえることができ、コストを低減できると
ともに、竪框の設計自由度も高めることができるサッシ
窓を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のサッシ
窓は、上框、下框および左右の竪框を四周框組みして面
材を組み込んだ障子を備えて構成されるサッシ窓であっ
て、前記障子の各框は、金属製の一側枠部材と、この一
側枠部材の室内側または室外側の一方に断熱部材を介し
て連結された金属製の他側枠部材とで構成され、前記一
側枠部材は、隣接する他の框の一側枠部材にビス止めさ
れて基本枠組みを構成し、この基本枠組みにおける上下
框と竪框との4カ所の接合部のうちの少なくとも対角線
上に位置する2カ所には、各框の基本枠組みを構成する
一側枠部材間に挟持される挟持面部と、この挟持面部か
ら連続して形成されて前記面材の他側枠部材側の面に配
置された係止面部とを備えた脱落防止部材が、前記挟持
面部に形成された孔を通して一側枠部材に設けられたビ
スホールにビスをねじ込むことで固定されていることを
特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載のサッシ窓は、上
框、下框および左右の竪框を四周框組みして面材を組み
込んだ障子を備えて構成されるサッシ窓であって、前記
障子の各框は、金属製の基本枠部材と、この基本枠部材
の室内側に取り付けられた断熱部材とで構成され、前記
各基本枠部材は、隣接する他の框の基本枠部材にビス止
めされて基本枠組みを構成し、この基本枠組みにおける
上下框と竪框との4カ所の接合部のうちの少なくとも対
角線上に位置する2カ所には、各框の基本枠部材間に挟
持される挟持面部と、この挟持面部から連続して形成さ
れて前記面材の断熱部材側の面に配置された係止面部と
を備えた脱落防止部材が、前記挟持面部に形成された孔
を通して基本枠部材に設けられたビスホールにビスをね
じ込むことで固定されていることを特徴とするものであ
る。
【0012】これらの各サッシ窓においては、ガラスパ
ネルなどの面材の脱落を防止する脱落防止部材を、各框
間の接合部に挟持しているので、各框を接合する際に同
時に脱落防止部材を取り付けることができ、従来のよう
に、框を接合して障子を框組みし後にビスなどで取り
付ける場合に比べて障子の組立作業が簡易になり、製造
効率を向上することができる。
【0013】また、これらの各サッシ窓においては、前
記脱落防止部材は、上下框と竪框との4カ所の接合部の
うち、少なくとも上框および竪框間の2カ所の接合部を
含む3カ所以上に設けられていることが好ましい。上框
側の2カ所の接合部に脱落防止部材を配置すれば、面材
の上端縁両側を脱落防止部材で係止できるので、面材が
倒れることを効果的に防止でき、脱落防止部材も幅寸法
の小さなものを利用できる。
【0014】請求項4に記載のサッシ窓は、上框、下框
および左右の竪框を四周框組みして面材を組み込んだ障
子を備えて構成されるサッシ窓であって、前記障子の各
框は、金属製の一側枠部材と、この一側枠部材の室内側
または室外側の一方に断熱部材を介して連結された金属
製の他側枠部材とで構成され、前記一側枠部材は、隣接
する他の框の一側枠部材にビス止めされて基本枠組みを
構成し、この基本枠組みにおける上下框と竪框との4カ
所の接合部のうち、少なくとも対角線上に位置する2カ
所には、前記面材の他側枠部材側の面に配置された係止
面部と、面材の側面側に配置されて面材が側面方向に移
動することを防止する側面係止部と、前記各框の基本枠
組みを構成する一側枠部材間に挟持される挟持面部と
備えた脱落防止部材が、前記挟持面部に形成された孔を
通して一側枠部材に設けられたビスホールにビスをねじ
込むことで固定されていることを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項5に記載のサッシ窓は、上框、下框
および左右の竪框を四周框組みして面材を組み込んだ障
子を備えて構成されるサッシ窓であって、前記障子の各
框は、金属製の基本枠部材と、この基本枠部材の室内側
に取り付けられた断熱部材とで構成され、前記各基本枠
部材は、隣接する他の框の基本枠部材にビス止めされて
基本枠組みを構成し、この基本枠組みにおける上下框と
竪框との4カ所の接合部のうち、少なくとも対角線上に
位置する2カ所には、前記面材の断熱部材側の面に配置
された係止面部と、面材の側面側に配置されて面材が側
面方向に移動することを防止する側面係止部と、前記各
框の基本枠組みを構成する基本枠部材間に挟持される挟
持面部とを備えた脱落防止部材が、前記挟持面部に形成
された孔を通して基本枠部材に設けられたビスホールに
ビスをねじ込むことで固定されていることを特徴とする
ものである。
【0016】これらの各サッシ窓では、脱落防止部材
に、面材が室内外方向に倒れることを防止する係止面部
の他に、面材が側面方向(左右方向)に移動することを
防止する側面係止部を備えているので、1つの脱落防止
部材によって、面材の左右および室内外方向の移動を規
制することができる。従って、面材に対して少なくとも
対角線上に位置する2つのコーナー部分に脱落防止部材
を設けるだけで、面材の脱落を防止することができ、脱
落防止部材の設置個所や個数を少なくできて組立作業が
軽減され、コストも低減される。その上、面材の左右方
向の移動を竪框で規制する必要がないため、竪框の設計
自由度を向上でき、断熱性能を重視した竪框等を自由に
設計できる。
【0017】また、前記脱落防止部材は、前記各框の基
本枠組みを構成する枠部材間に挟持される挟持面部を備
えているため、請求項1,2に記載のサッシ窓と同様
に、各框を接合する際に同時に脱落防止部材を取り付け
ることができ、障子の組立作業が簡易になって製造効率
を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、各図面においては図面を見
やすくするために、窓枠や障子等の主要な構成部材には
断面を示すハッチングを省略して記載している。図1お
よび図2は、第1実施形態のサッシ窓10の縦断面図お
よび横断面図である。
【0019】サッシ窓10は、断熱窓枠1と断熱形材障
子5とを組み合わせて構成されている。断熱窓枠1は、
上枠11、下枠12と左右両端の縦枠13とを四角枠状
に接合して形成されている。
【0020】各枠11,12,13は、それぞれ非鉄金
属であるアルミ製の室外部材11A,12A,13A
と、アルミ製の室内部材11B,12B,13Bと、こ
れらの室外部材11A,12A,13Aおよび室内部材
11B,12B,13Bをそれぞれ連結するウレタン樹
脂等の合成樹脂製の断熱部材11C,12C,13Cと
で構成されている。
【0021】なお、これらの各枠11,12,13は、
樹脂注入方式で製造されている。すなわち、前記室外部
材11A,12A,13Aおよび室内部材11B,12
B,13Bは、それぞれアルミの押出成形によって一体
成形されており、この一体成形された各枠11,12,
13の凹状のウレタン注入ポケット14にウレタン樹脂
を注入して硬化させた後に、前記室外部材11A,12
A,13Aおよび室内部材11B,12B,13Bの連
結部をカッター等で切断して分離することで枠11,1
2,13を製造している。そして、各断熱部材11C,
12C,13Cは、各枠11,12,13を枠組みする
ことで互いに当接され、窓枠1に四周連続する断熱ライ
ンを形成している。なお、各枠11,12,13は、合
成樹脂製の帯板状の断熱部材を各室内外部材間に1枚以
上配置してかしめて連結して構成したものを用いてもよ
い。
【0022】これらの上枠11、下枠12、縦枠13の
各室外部材11A,12A,13Aには、各枠11,1
2,13が取り付けられるまぐさ7、窓台8、柱9の室
外面に当接する取付片が形成され、これらの取付片は、
釘やビスによりまぐさ7、窓台8、柱9に取り付けられ
ている。また、上枠11、下枠12の室内部材11B,
12Bには、まぐさ7の下面や窓台8の上面に当接する
取付補強片が形成され、この取付補強片も釘やビスによ
りまぐさ7、窓台8に取り付けられている。
【0023】上枠11の下面には、外、内の各上レール
16,17が垂設され、下枠12の上面には外、内の各
下レール18,19が立設されている。また、上下枠1
1,12の室外側には網戸レール20がそれぞれ設けら
れている。なお、これらの各レール16〜20は、各枠
11,12の室外部材11A,12Aに設けられてい
る。
【0024】一方、断熱窓枠1内に配置される断熱形材
障子5は、室外側に配置されて外側のレール16,18
でガイドされる外障子5Aと、室内側に配置されて内側
のレール17,19でガイドされる内障子5Bとを備え
ている。このため、前記断熱部材11C,12C,13
Cによる断熱ラインは、内障子5Bの室内側に沿って形
成されている。
【0025】これらの各障子5A,5Bは、上框51,
52と、下框53,54と、左右の竪框55,56と、
竪框でもある外召合せ框57および内召合せ框58とを
それぞれ四角枠状に組んで構成されている。そして、各
框51〜58の内周面には、面材である複層ガラス29
がガスケット30を介して嵌合されている。なお、本実
施形態では、室外側のガラスは網入りガラスとされてい
る。また、複層ガラス29は、下框53,54上に配置
された樹脂等で形成されたセッティングブロック35上
に載置されている。
【0026】各框51〜56は、それぞれアルミ製の室
外部材51A〜56Aと、アルミ製の室内部材51B〜
56Bと、これらの室外部材51A〜56Aおよび室内
部材51B〜56Bを連結するウレタン樹脂等の合成樹
脂製の断熱部材51C〜56Cとで構成されている。こ
のうち、外障子5Aの下框53は、高さ寸法が大きいた
め、2本の断熱部材53Cで室外部材53A、室内部材
53Bを連結している。
【0027】また、外障子5Aの外召合せ框57は、図
2に示すように、複層ガラス29が保持される2つのガ
ラス保持辺57A,57Bのうち、室内側に配置される
保持辺(室内部材)57Bを保持辺(室外部材)57A
側から断熱するように、断熱部材57Cが配置されてい
る。一方、内障子5Bの内召合せ框58も同様に、複層
ガラス29が保持される2つのガラス保持辺58A,5
8Bのうち、室外側に配置される保持辺(室外部材)5
8Aを保持辺(室内部材)58B側から断熱するよう
に、断熱部材58Cが配置されている。
【0028】また、各上框51,52には、前記上レー
ル16,17を挟み込む摺動片31が嵌入され、各下框
53,54には、前記下レール18,19上を転動する
戸車32が回転自在に支持されている。また、これらの
障子5A,5Bの室外側には、網戸レール20でガイド
された網戸33がレール20に沿って移動可能に配置さ
れている。
【0029】さらに、窓枠1において各障子5A,5B
を閉めた際に室内側に露出する露出面部(見えがかり
部)には、断熱性カバー201〜206がそれぞれ取り
付けられている。
【0030】障子5A,5Bにおける上框51,52、
下框53,54と、左右の竪框(召合せ框57,58を
含む)55〜58とは、竪框55〜58の上下両端間に
上下框51〜54が配置され、ビスによって接合されて
組まれている。すなわち、各框51〜54の室内部材5
1B〜54Bには、図3にも示すように、ビスホール6
0が一体に形成されている。そして、このビスホール6
0に、竪框55〜58の側面からビスをねじ込むことで
各框51〜58が枠組み(框組み)されている。従っ
て、本実施形態では、各框51〜58の一側枠部材であ
る室内部材51B〜58Bによって、四周枠組みされた
基本枠組みが構成され、この基本枠組みに対して断熱部
材51C〜58Cを介して他側枠部材である室外部材5
1A〜58Aが連結されている。
【0031】そして、各框51〜58の接合部には、図
3〜5に示すように、脱落防止部材70が挟持されてい
る。これらの脱落防止部材70は、各框51〜58の一
側枠部材である室内部材51B〜58B間に挟持される
挟持面部71と、この挟持面部71から連続して形成さ
れて前記複層ガラス29の上側または下側に配置される
水平面部72と、この水平面部72から連続して形成さ
れて前記複層ガラス29の室外側(他側枠部材である室
外部材51A〜58A側)に配置された係止面部73と
を備えて構成されている。
【0032】そして、各脱落防止部材70の係止面部7
3は、図1,2にも示すように、各框51〜58の複層
ガラス29が保持される保持溝部分における室外部材5
1A〜58Aおよびガスケット30間に配置され、水平
面部72は、断熱部材51C〜58Cおよびガスケット
30間に配置されている。
【0033】なお、脱落防止部材70は、アルミや鉄等
の各種金属や不燃性の樹脂等、火災時に焼失しないもの
であれば、その材質は問わない。また、基本枠組みの各
コーナー部に配置される4つの脱落防止部材70のう
ち、対角線上に配置された各脱落防止部材70同士は同
一形状とされ、左右に対向配置される各脱落防止部材7
0同士は左右対称形状とされている。
【0034】各脱落防止部材70の挟持面部71には、
前記室内部材51B〜54Bのビスホール60に対応し
た孔71Aが形成されており、各框51〜58を組む際
に、前記挟持面部71を各框51〜58間に配置し、孔
71Aを通してビスホール60にビスをねじ込むことで
框組みと同時に脱落防止部材70も取り付けられるよう
になっている。
【0035】脱落防止部材70の係止面部73の高さ寸
法は、図4にも示すように、複層ガラス29の下端に配
置されるセッティングブロック35が焼失して複層ガラ
ス29が下框53,54上あるいは脱落防止部材70の
水平面部72上に落下しても、複層ガラス29上端縁が
係止面部73に係止されるような寸法に設定されてい
る。
【0036】このような本実施形態においては、火災で
断熱部材51C〜58Cが焼失し、室外部材51A〜5
8Aが室内部材51B〜58Bから外れても、図4に示
すように、脱落防止部材70の係止面部73によって複
層ガラス29が係止されるため、複層ガラス29の脱落
が防止される。なお、室内部材51B〜58Bからなる
基本枠組み自体は、各レール16〜19に係止されるた
め、脱落することはない。
【0037】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 1)面材である複層ガラス29の脱落を防止する脱落防
止部材70を、各框51〜58間の接合部に挟持してい
るので、各框51〜58を接合する際に同時に脱落防止
部材70を取り付けることができる。このため、従来の
ように、落下防止部材を各框を接合して障子5A,5B
を組んだ後にビスなどで取り付ける場合に比べて、障子
5A,5Bの組立作業を簡単にでき、製造効率を向上で
きる。その上、脱落防止部材70は、框51〜58同士
を接合するビスを介して框51〜58間の接合部に挟持
しているので、接合強度を非常に高めることができる。
このため、複層ガラス29に風によって正圧や負圧が加
わり、複層ガラス29が脱落防止部材70にぶつかって
も、その力を確実に支持することができる。
【0038】2)一側枠部材である室内部材51B〜5
8Bは、互いにビス止めされているため、室内部材51
B〜58Bが外れても四周枠組み状態を維持できる。こ
のため、戸車等が外れた場合でも、室内部材51B〜5
8Bは、窓枠1のレール16〜19に係止され、窓枠1
からの脱落を確実に防止できる。
【0039】3)脱落防止部材70は、基本枠組みを構
成する一側枠部材である室内部材51B〜58Bの四隅
のみに設けられるため、仮にアルミなどの熱伝導性部材
で構成し、かつ室外部材51A〜58Aに接触している
場合でも、それによる断熱性能の低下を最低限に押さえ
ることができる。さらに、脱落防止部材70を室外部材
51A〜58Aに接触させないように設ければ、断熱性
能の低下をより一層押さえることができる。
【0040】4)脱落防止部材70は、室外部材51A
〜58Aおよび室内部材51B〜58B間に配置されて
室外側に露出しないので、脱落防止部材70が直接外気
で冷やされることもなく、この点でも断熱性能の低下を
押さえることができる。
【0041】次に、本発明の第2実施形態のサッシ窓1
00について、図6の縦断面図および図7の横断面図を
参照して説明する。なお、以下の説明において前記サッ
シ窓10の各構成要素と同一あるいは相当構成要素には
同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0042】サッシ窓100は、縦辷り出し窓に本発明
を適用したものである。サッシ窓100は、断熱窓枠1
01と、アルミ樹脂複合障子106とを組み合わせて構
成されている。
【0043】断熱窓枠101は、上枠111、下枠11
2、縦枠113を四周枠組みすることで形成される。各
枠111〜113は、室外部材111A〜113A、室
内部材111B〜113B、断熱部材111C〜113
Cで構成されている。そして、各室内部材111B〜1
13Bが建物躯体であるまぐさ7、窓台8、柱9にビス
等で固定されている。従って、断熱部材111C〜11
3Cによって断熱窓枠101に四周連続して形成される
断熱ラインは、建物躯体7〜9よりも室外側でかつ障子
106よりも室内側の位置に形成されている。
【0044】アルミ樹脂複合障子106は、上框16
1、下框162、および左右の竪框163からなる框枠
164と、框枠164内に配置された複層ガラス165
とで構成され、上框161と窓上枠111との間および
下框162と窓下枠112との間にそれぞれ配置された
ステンレス製の辷り出しアーム(6バーヒンジ)167
により、窓枠101に対して開閉可能に設けられてい
る。
【0045】各框161〜163は、それぞれアルミ製
の室外部材161A〜163Aと、ポリ塩化ビニル樹脂
等の合成樹脂製や木製等の断熱性を有する室内部材16
1B〜163Bとを接合して構成されている。
【0046】各枠111〜113の内周面には、障子1
06の内周面に沿った位置から室内側に、断熱性カバー
241〜243が取り付けられている。また、下枠11
2には、断熱性部材で構成された中空筒状の支持台23
9を配置して室内部材112Bを支持している。
【0047】各断熱性カバー241〜243には、ホロ
ー部(中空部)が形成されて断熱性能が向上されるとと
もに、断熱性カバー241〜243の室外面が障子10
6の室内面部分まで延長されるようにされている。そし
て、この断熱性カバー241〜243の室外面には、障
子106の室内部材161B〜163Bに当接するシー
ル117が保持されている。なお、断熱性カバー24
1,243のホロー部には、断熱性カバー241,24
3を取り付けるためのビス237を隠すためのカバー材
238がはめ込まれている。
【0048】障子106における各上框161、下框1
62と、左右の竪框163とは、竪框163の上下両端
間に上下框161,162が配置されてビスによって接
合されるように組まれている。すなわち、各框161,
162の室外部材161A,162Aには、図8にも示
すように、ビスホール60が一体に形成されている。そ
して、このビスホール60に、竪框163の側面からビ
スをねじ込むことで各框161〜163が枠組み(框組
み)されている。従って、本実施形態では、各框161
〜163の室外部材161A〜163Aによって、四周
枠組みされた基本枠組みが構成され、この基本枠組みの
室内側に取り付けられた室内部材161Bによって断熱
部材が構成されている。
【0049】本実施形態においても、各框161〜16
3の接合部には、前記実施形態と同様な脱落防止部材1
70が挟持されている。この脱落防止部材170も、各
框161〜163の基本枠部材である室外部材161A
〜163A間に挟持される挟持面部171と、この挟持
面部171から連続して形成されて前記複層ガラス16
5の上側または下側に配置される水平面部172と、こ
の水平面部172から連続して形成されて前記複層ガラ
ス165の室内側(断熱部材である室内部材161B〜
163B側)に配置された係止面部173とを備えて構
成されている。なお、この脱落防止部材170も、アル
ミや鉄等の各種金属や、不燃性の樹脂等、火災時に焼失
しないものであれば、その材質は問わない。
【0050】このような本実施形態においても、火災で
断熱部材161B〜163Bが焼失しても、脱落防止部
材170の係止面部173によって複層ガラス165が
係止されるため、複層ガラス165の脱落が防止され
る。なお、室外部材161A〜163Aからなる基本枠
組み自体は、各辷り出しアーム167で窓枠101に取
り付けられているため、脱落することはない。
【0051】このような本実施形態においても、前記各
実施形態の1)〜4)と同様な作用効果を奏することが
できる。 5)さらに、各框161〜163の基本枠部材である室
外部材161A〜163Aに脱落防止部材170を取り
付けているので、樹脂製の室内部材161B〜163B
が火災で焼失しても、前記複層ガラス165の落下を防
止できる。
【0052】次に、本発明の第3実施形態について、図
9を参照して説明する。なお、以下の説明において前記
各実施形態と同一あるいは相当構成要素には同一符号を
付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0053】本実施形態は、脱落防止部材として、面材
の側面側に配置される側面係止部を備える脱落防止部材
270を用いた点およびこの脱落防止部材270を上下
框と竪框との4カ所の接合部のうち、少なくとも対角線
上に位置する2カ所に設けた点を特徴とするものであ
る。
【0054】すなわち、図9に示すように、上框52と
一方の竪框(図示せず)との接合部と、下框54と他方
の竪框との接合部のみに、脱落防止部材270が挟持さ
れて取り付けられている。この脱落防止部材270は、
各框52、54の一側枠部材である室内部材52B,5
4B間に挟持される挟持面部271と、この挟持面部2
71から連続して形成されて前記複層ガラス29の上側
または下側に配置される水平面部272と、この水平面
部272から連続して形成されて複層ガラス29の室外
側(他側枠部材である室外部材52A,54A側)に配
置された係止面部273と、前記挟持面部271から連
続して形成されて複層ガラス29の側面側に配置された
側面係止部274とを備えて構成されている。なお、脱
落防止部材270は、アルミや鉄等の各種金属や、不燃
性の樹脂等、火災時に焼失しないものであれば、その材
質は問わない。
【0055】脱落防止部材270の挟持面部271に
も、前記室内部材52B,54Bのビスホール60に対
応した孔271Aが形成されており、各框52,54を
組む際に、前記挟持面部271を各框52,54間に配
置し、孔271Aを通してビスホール60にビスをねじ
込むことで框組みと同時に脱落防止部材270も取り付
けられるようになっている。
【0056】このような本実施形態においては、火災が
発生し、断熱部材52C,54Cが焼失等して室外部材
52A,54Aが室内部材52B,52Bから外れて
も、脱落防止部材270によって複層ガラス29の脱落
を防止できる。この際、脱落防止部材270は、2カ所
のみに配置されているが、これらの各脱落防止部材27
0は、係止面部273だけでなく、側面係止部274を
備えているので、複層ガラス29はガラス表面に沿った
左右方向に移動せず、係止面部273が確実に複層ガラ
ス29を係止するため、複層ガラス29が脱落すること
がない。
【0057】このような本実施形態においても、前記各
実施形態の1)〜4)と同様な作用効果を奏することが
できる。6)さらに、2つの脱落防止部材270のみで
複層ガラス29を係止することができるため、脱落防止
部材270の数を少なくできてその取付作業を軽減で
き、かつコストも低減できる。7)脱落防止部材270
は、側面係止部274を備えているので、竪框によって
複層ガラス29の左右方向の移動を規制する必要が無
く、竪框の設計自由度を向上でき、断熱性能を重視した
竪框等を自由に設計できる。
【0058】なお、本発明は、前述の各実施形態に限定
されない。例えば、引違い窓用の障子5としては、図1
0に示すように、室外部材52A,54A側にビスホー
ル60が形成されて、他側枠部材である室外部材52
A,54Aが基本枠組みとされているものを用いてもよ
い。この場合には、脱落防止部材を、複層ガラス29の
室内側に係止面部が配置されるような向きに取り付けれ
ばよい。なお、前記実施形態では、室内部材を一側枠部
材とし、室外部材を他側枠部材としていたが、室外部材
を一側枠部材とし、室内部材を他側枠部材としてもよ
い。また、室内外の各枠部材にそれぞれビスホールが形
成されている場合には、室内外部材がそれぞれ枠組みさ
れているものを用いてもよい。この場合、脱落防止部材
は、室内部材あるいは室外部材のいずれか一方または両
方に固定すればよい。
【0059】また、脱落防止部材としては、前記実施形
態の脱落防止部材70のように、挟持面部71から水平
面部72を介して係止面部73が連続的に形成されたも
のに限らず、図10に示すように、挟持面部301から
面材の側面側に延長された垂直面部302を介して係止
面部303が連続的に形成された脱落防止部材300を
用いてもよい。なお、この垂直面部302は、側面係止
部としても機能するため、脱落防止部材300を用いる
場合には、対角線上の2カ所のみに設けてもよい。この
場合には、ガラスパネル29等の面材の荷重を支持する
ため、基本枠組みである下框54に面材を支持する支持
面を設けたり、下框54と竪框との接合部に配置される
各脱落防止部材のみは、前記実施形態のように水平面部
72を有する脱落防止部材70を用いればよい。
【0060】さらに、前記第1実施形態では、脱落防止
部材70を框の基本枠組みの4カ所のコーナー部に配置
しているが、4カ所すべてに配置せず、対角線上の2カ
所や3カ所のコーナー部に配置してもよい。この際、脱
落防止部材70を3カ所に配置する場合には、上框と竪
框との2カ所の接合部と、下框と竪框との2カ所の接合
部のうちの1カ所とに配置することが好ましい。ガラス
パネル等の面材は、上端側が倒れて落下するため、上端
側を2カ所で保持できれば面材の支持強度を向上でき、
脱落防止部材70の幅寸法なども小さくできる点で好ま
しい。但し、上端側が1カ所であり、かつ下端側が2カ
所であっても、例えば脱落防止部材70の幅寸法を適宜
確保することで面材を十分に保持できる。
【0061】また、側面係止部274を有する脱落防止
部材270を用いた場合にも、前記第3実施形態のよう
に、各框の接合部のうちの、少なくとも対角線上の2カ
所に配置すればよいが、3カ所あるいは4カ所すべてに
設けてもよい。さらに、第3実施形態のように側面係止
部274を有する脱落防止部材270は、必ずしも挟持
面部271を備えて各框間に挟持されるものでなくても
よく、例えば、上下框あるいは竪框の基本枠組みにおけ
る面材側の面(内周面)にビス等で固定されるものでも
よい。
【0062】前記各実施形態は、上下框が竪框間に接合
されていたが、竪框が上下框間に接合される障子に本発
明を適用してもよい。さらに、図11に示すように、中
桟61を有するサッシ窓においては、これらの中桟61
と竪框55、57との間にも前記各脱落防止部材70,
170,270を設ければよい。
【0063】また、窓枠や障子としては、アルミ、鉄等
の金属製の室外部材と室内部材とを別々に成形し、ポリ
プロピレン等の合成樹脂やガラス繊維強化樹脂等で予め
形成された帯板状の断熱材を、室外部材および室内部材
間に配置し、前記断熱材の両端縁を室外部材および室内
部材の固定片間に配置し、固定片をかしめ用ローラ等を
用いてかしめて断熱材に食い込ませることで室内外部材
を連結して構成したものを用いてもよい。
【0064】また、窓枠や障子としては、アルミ等の金
属製の室外部材と断熱性部材である木製の室内部材とを
接合して構成されたものや、アルミ等の金属製の室外部
材とポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製の室内部材とを
かしめ等で接合して構成されたものを用いてもよい。
【0065】要するに、障子としては、少なくとも一部
に不燃性を有する部分(アルミなどの金属材等)と、断
熱性を有する部分(ウレタン等の合成樹脂や木等で構成
された部材等)を有し、不燃性を有する部分が枠組みさ
れて基本枠組みを形成しているものであればよい。
【0066】さらに、前記各実施形態では、引違い窓、
縦辷り出し窓として用いられるサッシ窓について説明し
たが、本発明は、これらの窓以外の片引き窓、開き窓、
辷り出し窓、上げ下げ窓、内開き窓、外開き窓等の窓枠
と障子や面材とを有する各種サッシ窓に適用することが
できる。さらに、サッシ窓としては、面材がガラス製あ
るいは不燃性の板材等とされたドアや、面材を保持する
障子部分が直接建物躯体側に接合されたFIX窓も含ま
れる。
【0067】また、前記障子5には、複層ガラス29を
配置していたが、単板ガラス等を配置してもよく、面材
の材質なども断熱性能などを考慮して設定すればよい。
【0068】さらに、左右方向にサッシ窓を併設する連
窓、上下方向にサッシ窓を併設する段窓、上下および左
右方向に併設する連断窓に本発明を適用してもよい。
【0069】
【発明の効果】このような本発明のサッシ窓によれば、
脱落防止部材を有する断熱用の障子を容易に製造でき、
製造効率を向上できる。また、側面係止部を有する脱落
防止部材を用いれば、脱落防止部材の数を最小限に押さ
えることができ、コストを低減できるとともに、竪框の
設計自由度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるサッシ窓を示す
縦断面図である。
【図2】第1実施形態のサッシ窓の横断面図である。
【図3】第1実施形態のサッシ窓の要部を示す分解斜視
図である。
【図4】第1実施形態のサッシ窓の要部を示す分解斜視
図である。
【図5】第1実施形態のサッシ窓の構成を示す概略図で
ある。
【図6】本発明の第2実施形態におけるサッシ窓を示す
縦断面図である。
【図7】第2実施形態のサッシ窓の横断面図である。
【図8】第2実施形態のサッシ窓の要部を示す分解斜視
図である。
【図9】本発明の第3実施形態におけるサッシ窓の要部
を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の変形例におけるサッシ窓の要部を示
す分解斜視図である。
【図11】本発明の他の変形例におけるサッシ窓の構成
を示す概略図である。
【符号の説明】
1,101…断熱窓枠、5…断熱形材障子、5A…外障
子、5B…内障子、10,100…サッシ窓、16〜1
9…レール、29,165…面材である複層ガラス、3
5…セッティングブロック、51,52,161…上
框、53,54,162…下框、55,56,163…
竪框、57,58…竪框である召合せ框、51A〜58
A…他側枠部材である室外部材、51B〜58B…一側
枠部材である室内部材、51C〜58C…断熱部材、6
0…ビスホール、61…中桟、70,170,270,
300…脱落防止部材、71A,271A…孔、71,
171,271,301…挟持面部、72,172,2
72,302…水平面部、73,173,273,30
3…係止面部、106…アルミ樹脂複合障子、161A
〜163A…基本枠部材である室外部材、161B〜1
63B…断熱部材である室内部材、274…側面係止
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/54 E06B 3/58 E06B 3/66

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上框、下框および左右の竪框を四周框組
    みして面材を組み込んだ障子を備えて構成されるサッシ
    窓であって、 前記障子の各框は、金属製の一側枠部材と、この一側枠
    部材の室内側または室外側の一方に断熱部材を介して連
    結された金属製の他側枠部材とで構成され、 前記一側枠部材は、隣接する他の框の一側枠部材にビス
    止めされて基本枠組みを構成し、 この基本枠組みにおける上下框と竪框との4カ所の接合
    部のうちの少なくとも対角線上に位置する2カ所には、
    各框の基本枠組みを構成する一側枠部材間に挟持される
    挟持面部と、この挟持面部から連続して形成されて前記
    面材の他側枠部材側の面に配置された係止面部とを備え
    た脱落防止部材が、前記挟持面部に形成された孔を通し
    て一側枠部材に設けられたビスホールにビスをねじ込む
    ことで固定されているサッシ窓。
  2. 【請求項2】 上框、下框および左右の竪框を四周框組
    みして面材を組み込んだ障子を備えて構成されるサッシ
    窓であって、 前記障子の各框は、金属製の基本枠部材と、この基本枠
    部材の室内側に取り付けられた断熱部材とで構成され、 前記各基本枠部材は、隣接する他の框の基本枠部材にビ
    ス止めされて基本枠組みを構成し、 この基本枠組みにおける上下框と竪框との4カ所の接合
    部のうちの少なくとも対角線上に位置する2カ所には、
    各框の基本枠部材間に挟持される挟持面部と、この挟持
    面部から連続して形成されて前記面材の断熱部材側の面
    に配置された係止面部とを備えた脱落防止部材が、前記
    挟持面部に形成された孔を通して基本枠部材に設けられ
    たビスホールにビスをねじ込むことで固定されているサ
    ッシ窓。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のサッシ
    窓において、前記脱落防止部材は、上下框と竪框との4
    カ所の接合部のうち、少なくとも上框および竪框間の2
    カ所の接合部を含む3カ所以上に設けられているサッシ
    窓。
  4. 【請求項4】 上框、下框および左右の竪框を四周框組
    みして面材を組み込んだ障子を備えて構成されるサッシ
    窓であって、 前記障子の各框は、金属製の一側枠部材と、この一側枠
    部材の室内側または室外側の一方に断熱部材を介して連
    結された金属製の他側枠部材とで構成され、 前記一側枠部材は、隣接する他の框の一側枠部材にビス
    止めされて基本枠組みを構成し、 この基本枠組みにおける上下框と竪框との4カ所の接合
    部のうち、少なくとも対角線上に位置する2カ所には、
    記面材の他側枠部材側の面に配置された係止面部と、
    面材の側面側に配置されて面材が側面方向に移動するこ
    とを防止する側面係止部と、前記各框の基本枠組みを構
    成する一側枠部材間に挟持される挟持面部とを備えた脱
    落防止部材が、前記挟持面部に形成された孔を通して一
    側枠部材に設けられたビスホールにビスをねじ込むこと
    で固定されているサッシ窓。
  5. 【請求項5】 上框、下框および左右の竪框を四周框組
    みして面材を組み込んだ障子を備えて構成されるサッシ
    窓であって、 前記障子の各框は、金属製の基本枠部材と、この基本枠
    部材の室内側に取り付けられた断熱部材とで構成され、 前記各基本枠部材は、隣接する他の框の基本枠部材にビ
    ス止めされて基本枠組みを構成し、 この基本枠組みにおける上下框と竪框との4カ所の接合
    部のうち、少なくとも対角線上に位置する2カ所には、
    記面材の断熱部材側の面に配置された係止面部と、面
    材の側面側に配置されて面材が側面方向に移動すること
    を防止する側面係止部と、前記各框の基本枠組みを構成
    する基本枠部材間に挟持される挟持面部とを備えた脱落
    防止部材が、前記挟持面部に形成された孔を通して基本
    枠部材に設けられたビスホールにビスをねじ込むことで
    固定されているサッシ窓。
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