JP3441683B2 - 引違いサッシ - Google Patents

引違いサッシ

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JP3441683B2
JP3441683B2 JP24408699A JP24408699A JP3441683B2 JP 3441683 B2 JP3441683 B2 JP 3441683B2 JP 24408699 A JP24408699 A JP 24408699A JP 24408699 A JP24408699 A JP 24408699A JP 3441683 B2 JP3441683 B2 JP 3441683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引違いサッシに係
り、特に内障子の下框の構造を改良した引違いサッシに
関する。
【0002】
【従来の技術】建物の開口部に取付けられる引違いサッ
シは、上下枠および左右の縦枠からなる四方枠内に内外
障子を開閉自在に設けてなり、その障子は上下框および
左右の縦框からなる四方框内にパネルを嵌め込んで構成
されている。近年では、パネルとして、断熱性を有する
複層ガラスパネルが一般的に用いられる傾向があり、こ
の場合、複層ガラスパネルは通常のガラスパネルよりも
厚さが厚いことから、障子の厚さも厚くなる傾向があ
る。また、障子の上下框および左右の縦框を、断熱性の
向上を図るために金属製の室外形材と樹脂製の室内形材
を接合してなる複合構造とした場合、障子の厚さが更に
増大し易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、室内外方向
の見込み寸法が小さく設定された四方枠内に前記障子を
収める場合、外障子の室外側への突出は網戸で制限され
ることから、内障子の室内側が四方枠よりも室内側に突
出する場合がある。この場合、図8に示すように、内障
子2の下框14bの室内側が下枠1bの室内側立上り部
19よりも室内側に突出していると、内障子2の室内面
に生じた結露水wが下框14bの室内面14fから室内
に落下して室内が濡れる問題がある。また、下框14b
の樹脂製室内形材14zは、前記立上り部19と干渉し
ないように下端が切除されていて接合面積が小さいた
め、耐風圧性等の強度を確保することが難しい。
【0004】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、内障子の室内面に生じた結露水が下框の室内面か
ら室内に落下して室内が濡れるのを防止することができ
ると共に、樹脂製室内形材の耐風圧性等の強度の向上が
図れる引違いサッシを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に係る発明は、上下枠および左右の縦枠からなる四周枠
内に室内外の障子を引違いに設けてなる引違いサッシで
あって、障子は上下框および左右の縦框からなる四方框
内にパネルを嵌め込んでなり、内障子の少なくとも下框
は金属製室外形材と樹脂製室内形材を接合してなり、こ
の室内形材の室内面は下枠の室内側立上り部よりも室内
側に位置すると共に室内形材の下端は前記立上り部より
も室外側に位置するようにし、前記室内形材に室内面側
から下端側に向って傾斜した傾斜部を形成し、下框の端
部に端部側の傾斜部を覆う断面三角形状の覆い部を突設
した端板部を有するカバー部材を設け、前記縦框の室内
側パネル押え部が前記室内形材の端部側の室内面を覆っ
ており、縦框の下端部には前記覆い部との干渉を避ける
切欠部を有するキャップが設けられていることを特徴と
する。
【0006】請求項2に係る発明は、上下枠および左右
の縦枠からなる四周枠内に室内外の障子を引違いに設け
てなる引違いサッシであって、障子は上下框および左右
の縦框からなる四方框内にパネルを嵌め込んでなり、内
障子の少なくとも下框は金属製室外形材と樹脂製室内形
材を接合してなり、この室内形材の室内面は下枠の室内
側立上り部よりも室内側に位置すると共に室内形材の下
端は前記立上り部よりも室外側に位置するようにし、前
記室内形材に室内面側から下端側に向って傾斜した傾斜
部を形成し、下框の端部に端部側の傾斜部を覆う断面三
角形状の覆い部と、下框の室外形材の下向き溝に嵌入さ
れる突出部とを突設した端板部を有するカバー部材を設
け、前記突出部に雨水等を内レールよりも室外側へ導い
て排水する排水ガイド面を形成し、前記縦框の室内側パ
ネル押え部が前記室内形材の端部側の室内面を覆ってお
り、縦框の下端部には前記覆い部との干渉を避ける切欠
部を有するキャップが設けられていることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を
示す引違いサッシの正面図、図2は同引違いサッシの縦
断面図、図3は同引違いサッシの横断面図、図4は内障
子の室内側下部コーナー部を概略的に示す斜視図、図5
は同コーナー部の概略的横断面図である。
【0008】これらの図において、1は建物の開口部に
取付けられる引違いサッシの四方枠で、この四方枠1は
上下枠(上枠および下枠)1a,1bと左右の縦枠1
c,1dを四方枠組みしてなる。この四方枠1内には、
室内外の障子2,3が引違いに開閉自在に取付けられて
いる。上下枠1a,1bは、金属製室外形材1xと金属
製室内形材1yとを合成樹脂製の断熱ブリッジ4を介し
て結合した断熱構造とれている。前記金属製室外形材1
xおよび金属製室内形材1yは、例えばアルミニウム合
金の押出形材からなっている。
【0009】金属製室外形材1xと金属製室内形材1y
を断熱ブリッジ4を介して結合するために、金属製室外
形材1xと金属製室内形材1yの対向部には、断面あり
溝状の係止部5がそれぞれ長手方向に沿って形成され、
長尺板状の断熱ブリッジ4の両側部には、対向する両係
止部5と係合する断面鳩尾状の被係止部6が形成されて
いる。金属製室外形材1xと金属製室内形材1yは、対
向する両係止部5に断熱ブリッジ4の両被係止部6を長
手方向から係合し、両係止部5をカシメることにより、
断熱ブリッジ4に対して一体的に結合されている。な
お、下枠1bには、内外障子2,3の荷重がかかること
から、強度を高めるために、断熱ブリッジ4が二重に設
けられていることが好ましい。
【0010】上下枠1a,1bの対向部には、内外障子
2,3を開閉自在に支持するレール7a,7b,8a,
8bが設けられている。外障子3を支持する上下の外レ
ール8a,8bは、上下枠1a,1bの金属製室外形材
1xに一体形成されている。また、内障子2を支持する
上下の内レール7a,7bは、上下枠1a,1bの金属
製室内形材1yに一体形成されている。これらのレール
7a,7b,8a,8bを含む上下枠1a,1bの室内
露出面(障子全閉時に室内側に露出する金属露出面)に
は、結露の防止および装飾性の向上を図るために樹脂カ
バー9a〜9dが取付けられている。
【0011】樹脂カバー9a〜9dは、図示例の場合、
上枠1aの外レール8aの室内面および内外レール7
a,8a間の上枠1a内面を覆う第1の樹脂カバー9a
と、上枠1aの内レール7aの室内面および金属製室内
形材1yの室内面を覆う第2の樹脂カバー9bと、下枠
1bの内レール7bの室外面および内外レール7b,8
b間の下枠1b内面を覆う第3の樹脂カバー9cと、下
枠1bの内レール7bの室内面および金属製室内形材1
yの室内面を覆う第4の樹脂カバー9dとからなってい
る。
【0012】一方、左右の縦枠1c,1dは、金属製室
外形材1xと樹脂製室内形材1zを結合した複合構造と
されている。縦枠1c,1dの金属製室外形材1xは、
例えばアルミニウム合金の押出形材からなっている。樹
脂製室内形材1zは、合成樹脂例えば硬質塩化ビニルの
形材からなっている。
【0013】金属製室外形材1xと樹脂製室内形材1z
を結合するために、金属製室外形材1xの室内端には、
断面あり溝状の係止部5が長手方向に沿って形成され、
樹脂製室内形材1zの室外端には、その係止部5と係合
する断面鳩尾状の被係止部6が長手方向に沿って形成さ
れている。金属製室外形材1xと樹脂製室内形材1z
は、係止部5に被係止部6を長手方向から係合して係止
部5をカシメることにより、一体的に結合されている。
【0014】左右の縦枠1c,1dには、障子全閉時に
内外障子2,3を受けるフィン10a,10bが設けら
れている。この場合、外障子3を全閉時に受けるフィン
10bは、縦枠1dの金属製室外形材1xに一体形成さ
れ、内障子2を全閉時に受けるフィン10aは、縦枠1
cの金属製室外形材1xから一体に延出して形成されて
いる。図3において、11は、外障子3が全閉時に当接
する側の縦枠1dの室内露出面に設けられた樹脂カバー
である。
【0015】外障子3は、上下框(上框および下框)1
2a,12bと左右の縦框(戸先框と召し合せ框)12
c,12dを四方框組みしてなる四方框12内にパネル
例えば複層ガラス13を嵌め込んで構成されている。上
下框12a,12bおよび戸先框12cは、金属製室外
形材12xと樹脂製室内形材12zを係合等により接合
した複合構造とされている。外障子3の召し合せ框12
dは、金属製形材例えばアルミニウム合金の押出形材か
らなっている。
【0016】内障子2は、上下框(上框および下框)1
4a,14bと左右の縦框(戸先框と召し合せ框)14
c,14dを四方框組みしてなる四方框14内にパネル
例えば複層ガラス13を嵌め込んで構成されている。上
下框14a,14bおよび縦框14c,14dは、金属
製室外形材14xと樹脂製室内形材14zを係合等によ
り接合した複合構造とされている。
【0017】前記内障子2の下框14bにおいて、その
金属製室外形材14xの室内端と樹脂製室内形材14z
の室外端との対向部には互いに長手方向にスライド可能
に係合する係合部15と被係合部16とが形成され、樹
脂製室内形材14zの室内端には複層ガラス13の室内
側をパッキン(グレイジングチャンネル)17を介して
押えるパネル押え部18が立上がって形成されている。
【0018】前記四方枠1の室内外方向の見込み寸法が
小さく形成されているのに対して、内外障子2,3の厚
さが厚くなっており、外障子3の室外側の突出は網戸
(図示省略)との干渉を避けるべく制限されていること
から、必然的に内障子2の室内側が四方枠1の室内側立
上り部19よりも室内側に突出している。従って、内障
子2の前記下框14bの樹脂製室内形材(以下、下框室
内形材ともいう。)14zの室内面14fは下枠1bの
室内側立上り部19よりも室内側に位置している。
【0019】そして、前記内障子2の複層ガラス13等
の室内面に発生した結露水が前記下框14bの室内面1
4fから室内に落下して室内が濡れる問題を解消するた
めに、前記下框室内形材14zの下端14gは下枠1b
の室内側立上り部19よりも室外側に位置されていると
共に、下框室内形材14zには室内面14f側から下端
14g側に向って前記下枠室内側立上り部19上方を横
切るように傾斜した傾斜部20が形成されている。
【0020】これにより、内障子2の室内面に発生した
結露水が下框室内面14fから傾斜部20を伝わって下
枠1b上の室内側立上り部19よりも室外側に落下排水
され、その後結露水は下枠1b上に形成された図示しな
い掃出し溝ないし排水通路を通って室外に自然排水され
るようになっている。また、下枠1bの樹脂製室内形材
14には複層ガラス13から風圧等の外力がパッキン1
7およびパネル押え部18を介して加わるが、樹脂製室
内形材14zに前記傾斜部20を設けて金属製室外形材
14xとの接合面積を増大させていることにより、耐風
圧性等の強度の向上が図られている。
【0021】前記下框14bの樹脂製室内形材14z
は、熱膨張差や経年変化等により長手方向に収縮する場
合があり、樹脂製室内形材14zが収縮すると、この樹
脂製室内形材14zの端部(具体的には、樹脂製室内形
材14zの端部と縦框14c,14dとの間)に隙間が
発生して見栄えが悪くなる。そこで、前記下框14bの
樹脂製室内形材14zの端部と縦框14c,14dとの
間に発生する隙間sを覆い隠すために下框14bの端部
には、図4ないし図5に示すように、その樹脂製室内形
材14zの端部を覆い隠す樹脂製のカバー部材21が設
けてられている。
【0022】このカバー部材21は、横断面L字状に形
成され、その一側部(覆い部)21aが樹脂製室内形材
14zの端部側の傾斜部20を覆うように形成されてい
る。下框14bの金属製室外形材14xの端部には縦框
14c,14dの金属製室外形材14xがネジ22で締
結されるため、その締結力を利用にして下框14bの金
属製室外形材14xの端部には前記カバー部材21の他
側部(基部)でる端板部21bが縦框との間で挟持され
た状態に取付けられている。なお、縦框14c,14d
の下端部には、下框室内形材14zの傾斜部20と平行
な傾斜部23aを有する樹脂製のキャップ23が装着さ
れている。
【0023】以上の構成からなる引違いサッシによれ
ば、上下枠1a,1bおよび左右の縦枠1c,1dから
なる四方枠1内に室内外の障子2,3を引違いに設けて
なる引違いサッシであって、障子2,3は上下框14
a,14b,12a,12bおよび左右の縦框14c,
14d,12c,12dからなる四方框14,12内に
パネル13を嵌め込んでなり、内障子2の少なくとも下
框14bは金属製室外形材14xと樹脂製室内形材14
zを接合してなり、この室内形材14zの室内面14f
は下枠1bの室内側立上り部19よりも室内側に位置す
ると共に室内形材14zの下端14gは前記立上り部1
9よりも室外側に位置するようにし、前記室内形材14
zに室内面14f側から下端14g側に向って傾斜した
傾斜部20を形成しているため、内障子2の室内面に生
じた結露水を下框室内形材14zの室内面14fから傾
斜部20に沿って下枠室内側立上り部19よりも室外側
に排水することができ、結露水が室内に落下して室内が
濡れるのを防止することができる。
【0024】このように、障子2,3の厚さが厚いこと
により四方枠1よりも室内側に突出した内障子2の室内
面の結露水が室内に落下して室内を濡らす問題を解消し
たので、小さい見込み寸法の四方枠1内に厚さの厚い障
子2,3を収めることが可能となる。また、前記下框1
4bの樹脂製室内形材14zに前記傾斜部20を形成し
ているため、その下端14gまでの長さが長くなって金
属製室外形材14xとの接合面積が増大し、耐風圧性等
の強度ないし耐力の増大ないし向上が図れると共に、意
匠性の向上も図れる。また、下框14bの端部に前記下
枠室内形材14zの端部を覆い隠すカバー部材21を設
けているため、下框室内形材14zが収縮して端部に隙
間sが発生したとしても、その隙間sをカバー部材21
により覆い隠すことができ、隙間sで見栄えが悪くなる
のを防止できる。
【0025】四方枠1の上下枠1a,1bは金属製室外
形材1xと金属製室内形材1yとを断熱ブリッジ4を介
して結合した断熱構造であり、縦枠1c,1dは金属製
室外形材1xと樹脂製室内形材1zとを結合した複合構
造であるため、断熱性の向上が図れる。特に、外障子3
のレール8a,8bは上下枠1a,1bの金属製室外形
材1xに一体形成され、内障子2のレール7a,7bは
上下枠1a,1bの金属製室内形材1yに一体形成さ
れ、外障子3を全閉時に受けるフィン10bは縦枠1d
の金属製室外形材1xに一体形成され、内障子2を全閉
時に受けるフィン10aは縦枠1cの金属製室外形材1
xから一体に延出して形成されているため、障子2,3
に作用する風圧および障子2,3の荷重を金属形材で受
けることができ、耐風圧性等の強度の向上が図れる。
【0026】このように風圧や荷重を金属形材で受け、
樹脂部分(樹脂形材)では受けないようにしているた
め、複合構造を有する四方枠1でありながら、全てが複
合構造の従来の四方枠と異なり、樹脂部分の厚さを厚く
する必要がなく、四方枠1の室内外方向の見込み寸法を
小さくすることができる。また、前述したように四方枠
1の縦枠1c,1dは金属製室外形材1xと樹脂製室内
形材1zとを結合した複合構造であり、上下枠1a,1
bは金属製室外形材1xと金属製室内形材1yとを断熱
ブリッジ4を介して結合した断熱構造であるが、上下枠
1a,1bの室内露出面には樹脂カバー9a〜9dが設
けられているため、室内側オール樹脂(見た目が全て樹
脂製)を実現することができ、室内側に露出する部分が
全て樹脂であるため、結露が生じにくく、暖かみがあ
り、木目調等の模様や色彩を容易に取り入れることがで
き、装飾性の向上が図れる。
【0027】図6は下框の端部に設けられるカバー部材
の変形例を示す斜視図、図7は内障子の室内側下部コー
ナー部を示す斜視図である。このカバー部材21は、下
框14bの端部に取付けられる端板部21bを有し、こ
の端板部21bには下框14bの金属製室外形材14x
の下向き溝26に嵌入される突出部27と、下框14b
の樹脂製室内形材14zの端部側の傾斜部20のみを覆
う断面三角形状の覆い部21aとが突出形成されてい
る。すなわち、本例では、図7に示すように、縦框14
cの室内側パネル押え部24が下框14bの樹脂製室内
形材14zにおける端部側の垂直の室内面14fを覆
い、カバー部材21が傾斜部20のみを覆うようになっ
ている。
【0028】前記縦框14cの下端部にはキャップ23
が設けられ、このキャップ23にはカバー部材21の覆
い部21aとの干渉を避けるための切欠部28が設けら
れている。前記下框14b内には雨水等が浸入する場合
があるため、下框14bの金属製室外形材14xの端部
には侵入した雨水等wを下向き溝26内に排水する排水
孔(図示省略)が設けられ、前記カバー部材21の突出
部27には前記排水孔(図示省略)から排水された雨水
等wを下枠1bの内レール7bよりも室外側へ導いて排
水するための室外側に下降傾斜した排水ガイド面29が
形成されている。また、前記突出部27には、戸車の高
さ調整を行うための調整孔30が設けられている。
【0029】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記実施の形態で
は、四方枠内に内外障子を二枚備えた引違いサッシが例
示されているが、本発明の引違いサッシは四方枠内に内
外障子を三枚以上例えば四枚備えていてもよい。内外障
子の框は金属製室外形材と樹脂製室内形材の複合構造で
あることが好ましいが、本発明の引違いサッシにおいて
は、外障子の構成は限定されず、また、内障子の少なく
とも下框が金属製室外形材と樹脂製室内形材の複合構造
であればよい。
【0030】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0031】(1)請求項1の発明によれば、内障子の
室内面に生じた結露水を下框室内形材の室内面から傾斜
部に沿って下枠室内側立上り部よりも室外側に排水する
ことができると共に、下框室内形材が収縮して端部に隙
間が発生したとしてもその隙間をカバー部材の覆い部及
び縦框の室内側パネル押え部により覆い隠すことができ
る。
【0032】(2)請求項2の発明によれば、内障子の
室内面に生じた結露水を下框室内形材の室内面から傾斜
部に沿って下枠室内側立上り部よりも室外側に排水する
ことができると共に、下框室内形材が収縮して端部に隙
間が発生したとしてもその隙間をカバー部材の覆い部及
び縦框の室内側パネル押え部により覆い隠すことができ
る。また、下框内に浸入した雨水等を下枠の内レールよ
りも室外側へ導いて排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す引違いサッシの正面
図である。
【図2】同引違いサッシの縦断面図である。
【図3】同引違いサッシの横断面図である。
【図4】内障子の室内側下部コーナー部を概略的に示す
斜視図である。
【図5】図4の同コーナー部の概略的横断面図である。
【図6】下框の端部に設けられるカバー部材の変形例を
示す斜視図である。
【図7】内障子の室内側下部コーナー部を示す斜視図で
ある。
【図8】従来技術の問題点を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 四方枠 1a,1b 上下枠 1c,1d 縦枠 2 内障子 3 外障子 13 複層ガラス(パネル) 14 四方框 14b 下框 14x 金属製室外形材 14z 樹脂製室内形材 19 立上り部 20 傾斜部 21 カバー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/12 - 7/14 E06B 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下枠および左右の縦枠からなる四周枠
    内に室内外の障子を引違いに設けてなる引違いサッシで
    あって、障子は上下框および左右の縦框からなる四方框
    内にパネルを嵌め込んでなり、内障子の少なくとも下框
    は金属製室外形材と樹脂製室内形材を接合してなり、こ
    の室内形材の室内面は下枠の室内側立上り部よりも室内
    側に位置すると共に室内形材の下端は前記立上り部より
    も室外側に位置するようにし、前記室内形材に室内面側
    から下端側に向って傾斜した傾斜部を形成し、下框の端
    部に端部側の傾斜部を覆う断面三角形状の覆い部を突設
    した端板部を有するカバー部材を設け、前記縦框の室内
    側パネル押え部が前記室内形材の端部側の室内面を覆っ
    ており、縦框の下端部には前記覆い部との干渉を避ける
    切欠部を有するキャップが設けられていることを特徴と
    する引違いサッシ。
  2. 【請求項2】 上下枠および左右の縦枠からなる四周枠
    内に室内外の障子を引違いに設けてなる引違いサッシで
    あって、障子は上下框および左右の縦框からなる四方框
    内にパネルを嵌め込んでなり、内障子の少なくとも下框
    は金属製室外形材と樹脂製室内形材を接合してなり、こ
    の室内形材の室内面は下枠の室内側立上り部よりも室内
    側に位置すると共に室内形材の下端は前記立上り部より
    も室外側に位置するようにし、前記室内形材に室内面側
    から下端側に向って傾斜した傾斜部を形成し、下框の端
    部に端部側の傾斜部を覆う断面三角形状の覆い部と、下
    框の室外形材の下向き溝に嵌入される突出部とを突設し
    た端板部を有するカバー部材を設け、前記突出部に雨水
    等を内レールよりも室外側へ導いて排水する排水ガイド
    面を形成し、前記縦框の室内側パネル押え部が前記室内
    形材の端部側の室内面を覆っており、縦框の下端部には
    前記覆い部との干渉を避ける切欠部を有するキャップが
    設けられていることを特徴とする引違いサッシ。
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