JP3382098B2 - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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Description
更に詳細にはしわの発生を抑制し、また、しわを消滅さ
せる効果に優れた皮膚化粧料に関する。
に女性にとっては非常に関心の高い問題である。しか
し、肌の状態は湿度、紫外線、化粧品、加齢、疾病、ス
トレス、食習慣等の因子に常に影響され、その結果とし
て肌の諸機能の減退、肌の老化など、様々な肌のトラブ
ルが発生する。これらのうち、しわは加齢による肌の老
化や太陽光線への露出による光老化等により生じる。す
なわち、真皮の線維を作る細胞は太陽光線への露出や年
齢の増加とともに小さくかつ少なくなり、特にコラーゲ
ン線維が大きく失われ、真皮の退化、皮下脂肪組織の減
少などにより皮膚が老化し、これが主にしわ、弛緩及び
弾力性損失の原因となる。
制したり、治療したりするため、種々の組成物や方法が
提案されている(特開昭62−185005号、特開昭
62−502546号、特開平2−72157号、特開
平2−288822号、特開平7−41419号、特表
平6−510542号公報等)。しかし、これらはいず
れも、しわを改善する効果に充分満足できるものではな
かった。従って、しわを改善する効果に優れた皮膚化粧
料が望まれていた。
を解決し、正常な皮膚生理を損なうことなくしわの発生
を抑制し、またしわを消滅させる効果に優れ、更に使用
感も良好な皮膚化粧料を提供することを目的とする。
て、本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究し
た結果、特定構造のグアニジン誘導体又はその酸付加塩
と合成スフィンゴシンとを組合せることにより、優れた
しわ改善効果及び良好な使用感が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
(B): (A)次の一般式(1)又は(2)
ていてもよい炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Dは
結合手、−CO−又は置換基を有していてもよい炭素数
1〜6のアルキレン基を示し、Eは水素原子、低級アル
キル基、アラルキル基又は置換基を有していていもよい
アリール基を示し、mは1〜6の数を示し、nは0〜6
の数を示し、R1は水素原子、低級アルキル基又は−
(AO)m−(BO)n−D−Eを示す。式(2)中、k
は1〜10の数を示し、Gは水素原子、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、スルホン酸基又はリン酸基を示
し、R1は前記と同じ意味を示す。ただし、R1がメチル
基の場合、−(AO)m−(BO)n−D−E及び−(C
H2)k−Gはヒドロキシエチル基ではない。] で表されるグアニジン誘導体又はその酸付加塩; (B)次の一般式(3)
岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R
3、R4、R5、R6及びR7はそれぞれ水素原子又は1若
しくは2以上の水酸基が置換していてもよい炭素数1〜
10の炭化水素基を示し、X及びYは水素原子、炭素数
1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキ
ル基、炭素数1〜6のアルコキシアルキル基又は炭素数
1〜6のヒドロキシアルコキシアルキル基を示す) で表される合成スフィンゴシン誘導体を含有する皮膚化
粧料を提供するものである。
ニジン誘導体又はその酸付加塩は、前記一般式(1)又
は(2)で表されるものである。一般式(1)中、A及
びBで示される炭素数2〜8のアルキレン基としては、
直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、例えば、エチレン
基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基等を挙げること
ができ、これらのなかでも炭素数2〜6のものが好まし
く、特に炭素数2〜4のもの、例えばエチレン基、トリ
メチレン基、プロピレン基が好ましい。
としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、例えば、
メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチ
レン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピ
レン基等を挙げることができる。
ては、例えば、炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基等を挙げ
ることができ、これらのなかでもメチル基、エチル基が
好ましい。Eで示されるアラルキル基としては、例え
ば、ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基等の
総炭素数7〜12のものを挙げることができる。Eで示
されるアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフ
チル基等を挙げることができ、それらの置換基として
は、メチル基のような低級アルキル基が1又は2個置換
していてもよいアミノ基;ニトロ基;シアノ基;ヒドロ
キシル基;低級アルキル基、ハロゲン化低級アルキル基
又はアラルキル基でエステル型となっていてもよいカル
ボン酸残基;カルバモイル基;フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基等の低級アルキル基;メトキシ基、
エトキシ基等の低級アルコキシル基等を挙げることがで
きる。なお、ここで低級アルキル基、低級アルコキシル
基としては、炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のものが挙
げられる。
ましい。nは0〜6の数を示すが、0〜4が好ましい。
である。kは1〜10の数を示すが、1〜5の数が好ま
しい。また、Gとしてはヒドロキシル基、カルボキシル
基、リン酸基が好ましい。
れるグアニジン誘導体としては、例えば2−ヒドロキシ
エチルグアニジン、3−ヒドロキシプロピルグアニジ
ン、2−ヒドロキシプロピルグアニジン、4−ヒドロキ
シブチルグアニジン、5−ヒドロキシペンチルグアニジ
ン、6−ヒドロキシヘキシルグアニジン、2−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)エチルグアニジン、2−[2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチルグアニジン、
1−(3−ヒドロキシプロピル)−1−メチルグアニジ
ン、1−(2−ヒドロキシプロピル)−1−メチルグア
ニジン、1−(4−ヒドロキシブチル)−1−メチルグ
アニジン、1−(5−ヒドロキシペンチル)−1−メチ
ルグアニジン、1−(6−ヒドロキシヘキシル)−1−
メチルグアニジン、1−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル]−1−メチルグアニジン、1−[2−(2
−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エチル]−1
−メチルグアニジン、1,1−ビス(2−ヒドロキシエ
チル)グアニジン、1,1−ビス(3−ヒドロキシプロ
ピル)グアニジン、1,1−ビス(2−ヒドロキシプロ
ピル)グアニジン、1,1−ビス(4−ヒドロキシブチ
ル)グアニジン、1,1−ビス(5−ヒドロキシペンチ
ル)グアニジン、1,1−ビス(6−ヒドロキシヘキシ
ル)グアニジン、1,1−ビス[2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチル]グアニジン、1,1−ビス[2−
(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エチル]
グアニジン、2−メトキシエチルグアニジン、2−エト
キシエチルグアニジン、3−メトキシプロピルグアニジ
ン、2−メトキシプロピルグアニジン、4−メトキシブ
チルグアニジン、5−メトキシペンチルグアニジン、2
−(2−メトキシエトキシ)エチルグアニジン、[2−
(2−(メトキシエトキシ)エトキシ)エチル]グアニ
ジン、1,1−ビス(2−メトキシエチル)グアニジ
ン、1,1−ビス(2−エトキシエチル)グアニジン、
1,1−ビス(3−メトキシプロピル)グアニジン、
1,1−ビス(2−メトキシプロピル)グアニジン、
1,1−ビス(4−メトキシブチル)グアニジン、1,
1−ビス(5−メトキシペンチル)グアニジン、1,1
−ビス(6−メトキシヘキシル)グアニジン、1,1−
ビス[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]グアニジ
ン、1,1−ビス[2−(2−(2−メトキシエトキ
シ)エトキシ)エチル]グアニジン、1−(2−メトキ
シエチル)−1−メチルグアニジン、1−(2−エトキ
シエチル)−1−メチルグアニジン、1−(3−メトキ
シプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(2−メト
キシプロピル)−1−メチルグアニジン、1−(4−メ
トキシブチル)−1−メチルグアニジン、1−(5−メ
トキシペンチル)−1−メチルグアニジン、1−(6−
メトキシヘキシル)−1−メチルグアニジン、1−[2
−(2−メトキシエトキシ)エチル]−1−メチルグア
ニジン、1−[2−(2−(2−メトキシエトキシ)エ
トキシ)エチル]−1−メチルグアニジン、酢酸2−グ
アニジノエチル、酢酸3−グアニジノプロピル、酢酸1
−グアニジノ−2−プロピル、酢酸4−グアニジノ−1
−ブチル、酢酸5−グアニジノ−1−ペンチル、酢酸6
−グアニジノ−1−ヘキシル、酢酸2−(2−グアニジ
ノエトキシ)エチル、酢酸2−[2−(2−グアニジノ
エトキシ)エトキシ]エチル、酢酸2−(1−メチルグ
アニジノ)エチル、酢酸3−(1−メチルグアニジノ)
プロピル、酢酸1−(1−メチルグアニジノ)−2−プ
ロピル、酢酸4−(1−メチルグアニジノ)ブチル、酢
酸5−(1−メチルグアニジノ)ペンチル、酢酸6−
(1−メチルグアニジノ)ヘキシル、酢酸2−[2−
(1−メチルグアニジノ)エトキシ]エチル、酢酸2−
[2−(2−(1−メチルグアニジノ)エトキシ)エト
キシ]エチル、安息香酸2−グアニジノエチル、安息香
酸3−グアニジノプロピル、安息香酸1−グアニジノ−
2−プロピル、安息香酸4−グアニジノ−1−ブチル、
安息香酸5−グアニジノ−1−ペンチル、安息香酸6−
グアニジノ−1−ヘキシル、安息香酸2−(2−グアニ
ジノエトキシ)エチル、安息香酸2−[2−(2−グア
ニジノエトキシ)エトキシ]エチル、安息香酸2−(1
−メチルグアニジノ)エチル、安息香酸3−(1−メチ
ルグアニジノ)プロピル、安息香酸1−(1−メチルグ
アニジノ)−2−プロピル、安息香酸4−(1−メチル
グアニジノ)ブチル、安息香酸5−(1−メチルグアニ
ジノ)ペンチル、安息香酸6−(1−メチルグアニジ
ノ)ヘキシル、安息香酸2−[2−(1−メチルグアニ
ジノ)エトキシ]エチル、安息香酸2−[2−(2−
(1−メチルグアニジノ)エトキシ)エトキシ]エチ
ル、サリチル酸2−グアニジノエチル、サリチル酸3−
グアニジノプロピル、サリチル酸1−グアニジノ−2−
プロピル、サリチル酸4−グアニジノ−1−ブチル、サ
リチル酸5−グアニジノ−1−ペンチル、サリチル酸6
−グアニジノ−1−ヘキシル、サリチル酸2−(2−グ
アニジノエトキシ)エチル、サリチル酸2−[2−(2
−グアニジノエトキシ)エトキシ]エチル、サリチル酸
2−(1−メチルグアニジノ)エチル、サリチル酸3−
(1−メチルグアニジノ)プロピル、サリチル酸1−
(1−メチルグアニジノ)−2−プロピル、サリチル酸
4−(1−メチルグアニジノ)ブチル、サリチル酸5−
(1−メチルグアニジノ)ペンチル、サリチル酸6−
(1−メチルグアニジノ)ヘキシル、サリチル酸2−
[2−(1−メチルグアニジノ)エトキシ]エチル、サ
リチル酸2−[2−(2−(1−メチルグアニジノ)エ
トキシ)エトキシ]エチル、m又はp−ヒドロキシ安息
香酸2−グアニジノエチル、m又はp−ヒドロキシ安息
香酸3−グアニジノプロピル、m又はp−ヒドロキシ安
息香酸1−グアニジノ−2−プロピル、m又はp−ヒド
ロキシ安息香酸4−グアニジノ−1−ブチル、m又はp
−ヒドロキシ安息香酸5−グアニジノ−1−ペンチル、
m又はp−ヒドロキシ安息香酸6−グアニジノ−1−ヘ
キシル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−(2−グア
ニジノエトキシ)エチル、m又はp−ヒドロキシ安息香
酸2−[2−(2−グアニジノエトキシ)エトキシ]エ
チル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−(1−メチル
グアニジノ)エチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸3
−(1−メチルグアニジノ)プロピル、m又はp−ヒド
ロキシ安息香酸1−(1−メチルグアニジノ)−2−プ
ロピル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸4−(1−メチ
ルグアニジノ)ブチル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸
5−(1−メチルグアニジノ)ペンチル、m又はp−ヒ
ドロキシ安息香酸6−(1−メチルグアニジノ)ヘキシ
ル、m又はp−ヒドロキシ安息香酸2−[2−(1−メ
チルグアニジノ)エトキシ]エチル、m又はp−ヒドロ
キシ安息香酸2−[2−(2−(1−メチルグアニジ
ノ)エトキシ)エトキシ]エチル、グアニジノ酢酸、1
−メチルグアニジノ酢酸、3−グアニジノプロパン酸、
3−(1−メチルグアニジノ)プロパン酸、4−グアニ
ジノブタン酸、5−グアニジノペンタン酸、6−グアニ
ジノヘキサン酸、リン酸二水素−2−グアニジノエチ
ル、リン酸二水素−3−グアニジノプロピル、リン酸二
水素−4−グアニジノブチル、リン酸二水素−5−グア
ニジノペンチル等を挙げることができる。
2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、5
−ヒドロキシペンチルグアニジン、3−グアニジノプロ
パン酸、リン酸二水素−2−グアニジノエチルが好まし
い。
するための酸としては、有機酸又は無機酸のいずれでも
良く、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪
酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、
デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、安息香
酸、ソルビン酸、ニコチン酸、ウロカニン酸、ピロリド
ンカルボン酸等のモノカルボン酸;シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フ
マル酸、フタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸;グ
リコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、o、
m又はp−ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシ酸;グリ
シン、アラニン、β−アラニン、バリン、ロイシン、フ
ェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチ
オニン、システイン、シスチン、プロリン、ヒドロキシ
プロリン、ピペコリン酸、トリプトファン、アスパラギ
ン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、リジ
ン、ヒスチジン、オルニチン、アルギニン、o、m又は
p−アミノ安息香酸、トラネキサム酸等のアミノ酸;メ
タンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の低
級アルキルスルホン酸;ベンゼンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸等のアリールスルホン酸;フッ化水素
酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化水
素酸;過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸等の無機酸
を挙げることができる。
ン誘導体又はその酸付加塩は、例えば次の反応式で示さ
れる製造方法により得ることができる。
の意味は上記と同じである)
ジル化試薬を反応させることにより、グアニジン誘導体
(1)又はその酸付加塩を得ることができる。
しては、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、2−
(2−(2−アミノエトキシ)エトキシ)エタノール、
1−アミノ−2−プロパノール、2−(2−N−メチル
アミノエトキシ)エタノール、2−(2−(2−N−メ
チルアミノエトキシ)エトキシ)エタノール、1−N−
メチルアミノ−2−プロパノール、N,N−ビス−(2
−ヒドロキシエトキシ)エチルアミン、N,N−ビス−
(2−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エ
チル)アミン、N,N−ジ−(2−ヒドロキシプロピ
ル)アミン、3−N−メチルアミノ−1−プロパノー
ル、4−N−メチルアミノ−1−ブタノール、5−N−
メチルアミノ−1−ペンタノール、6−N−メチルアミ
ノ−1−ヘキサノール、ジ−3−プロパノールアミン、
ジ−4−ブタノールアミン、ジ−5−ペンタノールアミ
ン、ジ−6−ヘキサノールアミン、2−(2−メトキシ
エトキシ)エチルアミン、2−〔2−(2−メトキシエ
トキシ)エトキシ〕エチルアミン、2−メトキシ−1−
プロピルアミン、N−メチル−2−(2−メトキシエト
キシ)エチルアミン、N−メチル−2−〔2−(2−メ
トキシエトキシ)エトキシ〕エチルアミン、N−メチル
−2−メトキシプロピルアミン、N,N−ビス−〔2−
(2−メトキシエトキシ)エチル〕アミン、N,N−ビ
ス−〔2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)
エチル〕アミン、N,N−ジ−2−メトキシプロピルア
ミン、N−メチル−3−メトキシプロピルアミン、N−
メチル−4−メトキシブチルアミン、N−メチル−5−
メトキシペンチルアミン、N−メチル−6−メトキシヘ
キシルアミン、N,N−ジ−3−メトキシプロピルアミ
ン、N,N−ジ−4−メトキシブチルアミン、N,N−
ジ−5−メトキシペンチルアミン、N,N−ジ−6−メ
トキシヘキシルアミン等が挙げられる。
ジル化試薬、例えばシアナミド、S−アルキルイソチオ
尿素、O−アルキルイソ尿素、アミノイミノメタンスル
ホン酸、3,5−ジメチル−1−グアニルピラゾール、
1H−ピラゾール−1−カルボアミジン等が挙げられ
る。
ルキルイソ尿素、3,5−ジメチル−1−グアニルピラ
ゾール、1H−ピラゾール−1−カルボアミジンを用い
る場合、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ア
ンモニア水;トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N′−ジメチルピペラジン、N−メチルピペ
ラジン等の3級アミン;ピリジンなどの塩基の存在下
に、25℃〜200℃、1時間〜72時間攪拌すればよ
い。また、シアナミドを用いる場合には、0℃〜200
℃、1時間〜72時間攪拌するか、あるいは前記グアニ
ジンの酸付加物で例示した酸の存在下に、25℃〜16
0℃、1〜72時間攪拌すればよい。
添加して酸付加塩として単離することができる。
体又はその酸付加塩は、前記方法に準じて製造すること
ができる。
塩は1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、
皮膚化粧料中における配合量は、0.001〜50重量
%が好ましく、特に0.01〜30重量%、更に0.1
〜20重量%配合するとしわ改善効果はもとより、使用
感も向上するため好ましい。
前記式(3)で表されるものである。一般式(3)中、
R2 で示される炭素数4〜40の直鎖、分岐鎖又は環状
の飽和又は不飽和の炭化水素基としては例えば、n−ブ
チル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ドデシ
ル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、オクタデシル基、5,7,7−トリメチル−2−
(1,3,3−トリメチルブチル)−オクチル基、2−
ヘプチルウンデシル基、メチル分枝イソステアリル基等
の直鎖又は分岐鎖のアルキル基;ブテニル基、ヘキセニ
ル基、オレイル基、9−オクタデセチル基、9,12−
オクタデカジエニル基、3,7−ジメチルオクタ−2,
6−ジエニル基、3,7,11−トリメチル−2,6,
10−ドデカトリエニル基等の直鎖又は分岐鎖のアルケ
ニル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシク
ロアルキル基;フェニル基、トリル基、ナフチル基等の
アリール基などが挙げられる。本発明においては炭素数
4〜40の直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素基がより好ま
しく、これらのなかでも、テトラデシル基、オクタデシ
ル基、メチル分枝イソステアリル基が特に好ましい。
していてもよい炭素数1〜10の炭化水素基としては、
1〜3個の水酸基が置換していてもよいアルキル基が好
ましく、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチ
ル基、2−ヒドロキシエチル基、3,3,3−トリヒド
ロキシプロピル基などが挙げられるが、R3 〜R7 とし
ては水素原子、メチル基が好ましい。
素数1〜6のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜6のア
ルコキシアルキル基及び炭素数1〜6のヒドロキシアル
コキシアルキル基としては、具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、ヘキシル基、2−ヒドロキシエチル
基、3−ヒドロキシエチル基、4−ヒドロキシプロピル
基、5−ヒドロキシ−6−ヒドロキシブチル基、2,3
−ジヒドロキシプロピル基、2−(1,2,3−トリヒ
ドロキシプロピル)メチル基、3−(2,3−ジヒドロ
キシプロピルオキシ)−2−ヒドロキシエチル基が挙げ
られるが、X及びYとしては水素原子、2−ヒドロシキ
エチル基が特に好ましい。
又は2種以上を組合せて用いることができ、皮膚化粧料
中における配合量は、0.0001〜10重量%が好ま
しく、特に0.001〜2重量%配合するとしわ改善効
果はもとより、使用感も向上するため好ましい。
リン酸、硫酸、塩酸等の無機酸を配合することができ、
これらを配合すると、しわ改善効果を一層高めることが
できるので好ましい。
に含まれないものであれば特に制限されず、例えばα又
はβ−ヒドロキシカルボン酸、ジカルボン酸、脂肪酸及
びそれらのエステル等を挙げることができ、これらは1
種以上を配合することができる。これらの有機酸の例と
しては、次式(5)〜(7);
素原子又は炭素数1〜28の飽和又は不飽和の直鎖、分
岐又は環状のアルキル基、アラルキル基又はアリール基
を示し、qは1〜9の整数を示し、rは0〜23の整数
を示す。式(6)中、sは0〜9の整数を示し、tは0
〜23の整数を示す]で表されるもの及びそれらのエス
テルを挙げることができる。
リノレイン酸、コルンビン酸、ニコサ−(η−6,9,
13)−トリエン酸、アラキドン酸、α−リノレイン
酸、チムノドン酸、ヘキサエン酸、イソステアリン酸、
ウンデシレン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘン
酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸、ラウリン酸、ラノリ
ン酸、DHA等が挙げられる。
ビン酸、イプシロンアミノカプロン酸、エリソルビン
酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、ソルビン酸、デヒド
ロ酢酸、乳酸、ウロカニン酸、エデト酸、オキシベンゾ
ンスルホン酸、オロット酸、カプリン酸、グリコール
酸、セロチン酸、ニコチン酸、ヒドロキシエタンジホス
ホン酸、フィチン酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン
酸、アクリル酸及びそのオリゴマー若しくはポリマー、
セチルリン酸等のモノアルキルリン酸、ジアルキルリン
酸等も挙げることができる。
酸の中でも式(7)で表されるジカルボン酸が好まし
く、特にコハク酸がしわ改善効果を一層高めることがで
きるために好ましい。有機酸又は無機酸は1種又は2種
以上を組合わせて用いることができ、皮膚化粧料中にお
ける配合量は、0.01〜30重量%が好ましく、特に
0.1〜20重量%配合するとしわ改善効果はもとよ
り、使用感も効果をより高めることができるために好ま
しい。また、グアニジン誘導体又はその酸付加塩(A)
との配合比は、重量比で0.5:99.5〜99.5〜
0.5が好ましく、特に5:95〜95:5がしわ改善
効果をより一層高めることができるため好ましい。
することができる。この油分としては、特に制限され
ず、例えば固体状若しくは液体状パラフィン、クリスタ
ルオイル、セレシン、オゾケライト、モンタンロウ、ス
クワラン、スクワレン等の炭化水素類;オリーブ油、カ
ルナウバロウ、ラノリン、ホホバ油、グリセリンモノス
テアリン酸エステル、グリセリンジステアリン酸エステ
ル、グリセリンモノオレイン酸エステル、イソプロピル
ステアリン酸エステル、ジカプリン酸ネオペンチルグリ
コール、コレステロールイソステアレート等のエステル
油;ステアリン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸;セタ
ノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール;天
然抽出のスフィンゴシン誘導体などを挙げることがで
き、これらは1種以上を用いることができる。
の皮膚化粧料中に0.001〜50重量%配合するのが
好ましく、特に0.005〜30重量%配合するのが好
ましい。
類を配合することができる。このステロール類として
は、例えばコレステロール、プロビタミンD3 、カンペ
ステロール、ステグマスタノール、ステグマステロー
ル、5−ジヒドロコレステロール、α−スピナステロー
ル、パリステロール、クリオナステロール、γ−シトス
テロール、ステグマステノール、サルガステロール、ア
ペナステロール、エルゴスタノール、シトステロール、
コルビステロール、コンドリラステロール、ポリフェラ
ステロール、ハリクロナステロール、ネオスボンゴステ
ロール、フコステロール、アプトスタノール、エルゴス
タジエノール、エルゴステロール、22−ジヒドロエル
ゴマテロール、ブラシカステロール、24−メチレンコ
レステロール、5−ジヒドロエルゴステロール、デヒド
ロエルゴステロール、フンギステロール、コレスタノー
ル、コプロスタノール、ジモステロール、7−ヘトコレ
ステロール、ラトステロール、22−デヒドロコレステ
ロール、β−シトステロール、コレスタトリエン−3β
−オール、コプロスタノール、コレスタノール、エルゴ
ステロール、7−デヒドロコレステロール、24−デヒ
ドロコレスタジオン−3β−オール、エキレニン、エキ
リン、エストロン、17β−エストラジオール、アンド
ロスト−4−エン−3β,17β−ジオール、デヒドロ
エビアンドロステロン等を挙げることができ、これらは
1種以上を用いることができる。
は、本発明の皮膚化粧料中に0.001〜50重量%配
合するのが好ましく、特に0.005〜30重量%配合
するのが好ましい。
を配合することができる。この界面活性剤としては、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油アルキル硫酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸エステル、アルキルリン酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、脂
肪酸アルカリ金属塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル等
を挙げることができ、これらは1種以上を用いることが
できる。
本発明の皮膚化粧料中に0.001〜50重量%配合す
るのが好ましく、特に0.005〜30重量%配合する
のが好ましい。
アルコールを配合することができる。この水溶性多価ア
ルコールとしては、分子内にヒドロキシル基を2以上含
有するもの、例えば、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン及びジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン等のポリグリセリン、グルコース、マルトース、マル
チトール、ショ糖、フラクトース、キシリトール、ソル
ビトール、マルトトリオース、スレイトール、エリスリ
トール、デンプン分解糖還元アルコールを挙げることが
でき、これらは1種以上を用いることができる。
場合、皮膚化粧料中における配合量は剤型に応じて適宜
設定することができるが、通常は0.001〜75重量
%配合するのが好ましく、特に0.1〜25重量%配合
するのが好ましい。
することができる。この粉体としては、例えばマイカ、
タルク、セリサイト、カオリン、ナイロンパウダー、ポ
リメチルシルセスキオキサン等の体質顔料、パールなど
の無機顔料、赤色202号、赤色226号、黄色4号及
びこれらのアルミニウムレーキ等の有機顔料、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化鉄などの紫外
線防御用の無機粉体等を挙げることができる。これらの
粉体は、メチルハイドロジェンメチルポリシロキサン、
トリメチルシロキシケイ酸、メチルポリシロキサン等に
よるシリコーン処理、パーフルオロアルキルリン酸エス
テル、パーフルオロアルコール等によるフッ素処理、N
−アシルグルタミン酸等によるアミノ酸処理、レシチン
処理、金属石鹸処理、脂肪酸処理、アルキルリン酸エス
テル処理等をしたものを用いることもできる。
中における配合量は剤型に応じて適宜設定することがで
きるが、通常は0.001〜50重量%配合するのが好
ましく、特に0.005〜30重量%配合するのが好ま
しい。
類を配合することができる。このシリコーン類として
は、通常化粧料に配合されるものであれば特に制限され
るものではなく、例えばオクタメチルポリシロキサン、
テトラデカメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサ
ン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリ
シロキサンのほか、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のメチルポリ
シクロシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、更に
は、ポリエーテル・アルキル変性シリコーン、アルキル
グリセリルエーテル変性シリコーン等の変性シリコーン
などを挙げることができる。
発明の皮膚化粧料中における配合量は剤型に応じて適宜
設定することができるが、通常は0.001〜50重量
%配合するのが好ましく、特に0.005〜30重量%
配合するのが好ましい。
目的を損なわない範囲において、通常化粧品、医薬部外
品、医薬品等に配合される各種成分を配合することがで
きる。このような成分としては、例えば硫酸マグネシウ
ム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、塩化マグネシウ
ム、塩化ナトリウム等の無機塩;ポリビニルアルコー
ル、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセル
ロース、ゼラチン、トラガントガム、キサンタンガム、
ヒアルロン酸、チューベロース抽出液、アガロース、ア
ルギン酸ナトリウム等の粘度調整剤;パラベン等の防腐
剤、pH調整剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、色素、薬効成
分、香料等を挙げることができる。
るのが好ましく、特にpH3〜8であると、皮膚の正常な
生理機能を保持できるので好ましい。本発明の皮膚化粧
料は、通常の方法に従って製造することができ、乳化
型、分散型、二層型、可溶化型、ジェル等の所望の剤型
にすることができ、化粧水、乳液、クリーム、パック
剤、ファンデーション等にすることができる。
また、しわを消滅させる効果に優れ、しかも、良好な使
用感を有し、特にしわ改善剤及び老化防止化粧料として
有用な皮膚化粧料を提供できる。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
シ)エチルグアニジン〕〔化合物(1)〕 (1)グアニジル化試薬としてS−メチルイソチオ尿素
を用いた場合:蒸留水1.2リットル、2−(2−アミ
ノエトキシ)エタノール150g(1.43mol)を2
口のなすフラスコに入れ、室温下、S−メチルイソチオ
尿素(硫酸塩)248g(0.891mol)、水酸化バ
リウム(8水和物)281g(0.891mol)を加
え、そのまま2日間攪拌を続けた。その後、生じた硫酸
バリウムを濾過により除いた。濾液を約1/20に濃縮
後、二酸化炭素を過剰量吹き込み、エタノールを加えて
結晶化させ、粗生成物約120gを得た。粗結晶を蒸留
水120mlから再結晶し、標記化合物の1/2・炭酸塩
73g(白色結晶、0.41mol、収率29%)を得
た。この化合物の分析結果は下記のとおりである。
H),3.41(t,2H,J=5.03Hz).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 163.25, 160.15,
74.61, 71.54,63.20, 44.05. IR(KBr,cm-1):3424, 3200, 3016, 2932, 2904, 2648,
1682, 1642, 1602,1472, 1460, 1398, 1354, 1256, 122
4, 1192, 1126, 1062,1022, 950, 930, 892, 840, 798,
650, 558.
を用いた場合:200mlの2口フラスコに、2−(2−
アミノエトキシ)エタノール21.0g(0.200mo
l)、コハク酸11.8g(0.100mol)を入れ、9
0℃の油浴で加熱し、窒素流通して水を留去しながら、
シアナミドの50%水溶液16.8g(0.200mo
l)を3時間かけ滴下した。滴下後更に、20時間加熱
を行った後、エタノールから結晶化させ、標記化合物の
1/2・コハク酸塩22.8g(白色粉末、0.11mo
l、収率55%)を得た。この化合物の分析結果は下記
のとおりである。
H),3.40(t,2H,J=5.04Hz), 2.40(s,2H).
イソ尿素を用いた場合:100mlの2口フラスコに、2
−(2−アミノエトキシ)エタノール10.5g(0.
100mol)、蒸留水50ml及び炭酸水素ナトリウム1
2.6g(0.150mol)を入れ、15℃の水浴で反
応温度を15℃に保ちながら、O−メチルイソ尿素(硫
酸塩)18.5g(0.075mol)を少量ずつ、約2
時間かけて加えた。その後、反応温度を20℃に上げ、
そのまま3日間、反応を続けた。反応溶液を濃縮後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:1%酢酸
含有エタノール)により精製し、標記化合物の酢酸塩
7.87g(水あめ状、0.037mol、収率38%)
を得た。この化合物の分析結果は下記のとおりである。
8-3.64(m,6H),3.43(t,2H,J=5.03Hz), 2.00(s,3H).
の酢酸塩2.34g(10.0mmol)を100mlのなす
フラスコに入れ、蒸留水50mlを加えて溶解させた後、
グルタミン酸1.47g(10.0mmol)を加え、80
℃で加熱した。水及び酢酸を減圧留去し、標記化合物の
グルタミン酸塩2.90g(水あめ状、9.85mmol、
収率98.5%)を得た。
8-3.64(m,7H),3.43(t,2H,J=5.03Hz),2.35(t,2H,J=7.23H
z),2.2-1.9(m,2H).
の酢酸塩2.34g(10.0mmol)を100mlのなす
フラスコに入れ、蒸留水20mlを加えて溶解させた後、
グリコール酸0.760g(10.0mmol)を加え、5
0℃で加熱した。水及び酢酸を減圧留去し、標記化合物
のグリコール酸塩〔化合物(16)〕2.18g(水あ
め状、9.77mmol、収率97.7%)を得た。
4(s,2H), 3.78-3.64(m,6H),3.43(t,2H,J=5.03Hz).
トキシ)エチル−N−メチルグアニジン〕〔化合物
(7)〕 2−(2−N−メチルアミノエトキシ)エタノール4.
80g(40.3mol)、蒸留水150mlを200mlの
なすフラスコに入れ、窒素雰囲気・室温下、S−メチル
イソチオ尿素(硫酸塩)20.19g(72.5mmo
l)、水酸化バリウム(8水和物)22.89g(7
2.5mmol)を加え、そのまま2日間攪拌を続けた。そ
の後、生じた硫酸バリウムを濾過により除いた。濾液を
濃縮放冷し、生じた沈殿物を更に濾過により除いた後、
二酸化炭素を過剰量吹き込んだ。冷却して生じた結晶を
濾別・洗浄し、標記化合物の炭酸塩1.68g(8.7
4mmol、収率21.7%)を得た。この化合物の分析結
果は下記のとおりである。
H),3.57(t,2H,J=4.87Hz), 3.07(s,3H).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 163.04, 160.28,
74.88, 70.52,63.19, 53.28, 38.77. IR(KBr,cm-1):3408, 3140, 2928, 2900, 2696, 2644,
1700, 1638, 1614,1466, 1408, 1376, 1352, 1120, 108
8, 1076, 1040, 1020,946, 918, 838.
エトキシ)エトキシ)エチルグアニジン〕〔化合物
(5)〕 (1)酢酸塩の調製:蒸留水50ml、2−(2−(2−
ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エタノール6.06g
(40.6mol)を200mlのなすフラスコに入れ、室
温下、S−メチルイソチオ尿素(硫酸塩)17.0g
(60.9mmol)、水酸化バリウム(8水和物)19.
2g(60.9mmol)を加え、そのまま2日間攪拌を続
けた。その後、生じた硫酸バリウムを濾過により除い
た。濾液を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶離液:1%酢酸含有エタノール)により精製し、
標記化合物の酢酸塩7.47g(水あめ状、29.7mm
ol、収率73%)を得た。この化合物の分析結果は下記
のとおりである。
8-3.63(m,10H),3.42(t,2H,J=5.01Hz), 1.96(s,3H).
合物の酢酸塩4.67g(18.6mmol)をエタノール
6mlに溶解後、コハク酸1.10g(9.3mmol)を加
え、攪拌後、溶媒を留去した。残滓を70℃加熱下減圧
乾燥し、標記化合物の1/2コハク酸塩〔化合物(1
9)〕4.65g(水あめ状、18.6mmol、収率10
0%)を得た。この化合物の分析結果は下記のとおりで
ある。
8-3.63(m,10H),3.42(t,2H,J=5.01Hz), 2.49(s,2H).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 183.85, 160.07,
74.48, 72.48,72.23, 71.57, 63.13, 44.00,35.91. IR(KBr,cm-1):3348, 2944, 1678, 1554, 1456, 1394,
1354, 1294, 1248,1182, 1116, 1068, 930, 850, 810,
710, 650.
N−エチルグアニジン〕〔化合物(4)〕 50mlの2口フラスコに、N−エチル−3−メトキシプ
ロピルアミン3.00g(25.6mmol)、酢酸1.5
4g(25.6mmol)を入れ、油浴で加熱し、90℃に
保ちながらシアナミド1.08g(25.6mmol)を加
えた。そのまま12時間反応を続けた後、シリカゲルク
ロマトグラフィー(溶離液:0.5%酢酸含有[クロロ
ホルム/エタノール=1/2]溶液)により精製し、標
記化合物の酢酸塩2.80g(ワックス状、12.8mm
ol、収率50.0%)を得た。この化合物の分析結果は
下記のとおりである。
0(t,2H,J=5.93Hz),3.45-3.32(m,4H), 3.35(s,3H),2.01
(s,3H), 2.00-1.64(m,2H),1.19(t,3H,J=7.20Hz).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 180.50, 158.52,
71.35, 60.50,47.54, 46.05, 29.23, 24.35,14.28. IR(KBr,cm-1):3352, 2984, 1690, 1580.
−N−メチルグアニジン〕〔化合物(3)〕 50mlの2口フラスコに、5−N−メチルアミノ−1−
ペンタノール5.91g(50.4mmol)、酢酸3.1
0g(51.6mmol)を入れ、油浴で加熱し、90℃に
保ちながらシアナミド3.11g(74.0mmol)を加
えた。そのまま6時間反応を続けた後、シリカゲルクロ
マトグラフィー(溶離液:0.5%酢酸含有[クロロホ
ルム/エタノール=1/2]溶液)により精製し、標記
化合物の酢酸塩8.70g(ワックス状、39.7mmo
l、収率78.7%)を得た。この化合物の分析結果は
下記のとおりである。
1(t,2H,J=6.43Hz),3.34(t,2H,J=7.38Hz), 3.02(s,3H),
1.98(s,3H), 1.80-1.54(m,4H),1.42-1.30(m,2H).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 181.70, 158.99,
64.16, 52.96,38.43, 33.61, 28.89, 24.90. IR(KBr,cm-1):3232, 2940, 2864, 1690, 1622, 1576,
1478, 1414, 1340,1128, 1092, 692, 650.
シ)エチルグアニジン〕〔化合物(6)〕 30mlの2口フラスコに、2−(2−メトキシエトキ
シ)エチルアミン5.96g(50.0mmol)、酢酸
3.00g(50.0mmol)を入れ、油浴で加熱し、9
0℃に保ちながらシアナミド3.10g(73.7mmo
l)を加えた。そのまま5時間反応を続けた後、シリカ
ゲルクロマトグラフィー(溶離液:0.5%酢酸含有
[クロロホルム/エタノール=2/1]溶液)により精
製し、標記化合物の酢酸塩3.15g(ワックス状、1
4.2mmol、収率28.5%)を得た。この化合物の分
析結果は下記のとおりである。
-3.6(m,6H), 3.45-3.3(m,5H),1.92(s,3H).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 183.70, 160.06,
73.72, 72.24,71.54, 60.77, 43.92, 26.06. IR(KBr,cm-1):3348, 3104, 3084, 1686, 1650, 1554,
1456, 1406, 1356,1304, 1246, 1202, 1100, 1018, 92
0, 846, 800, 760,648.
−N−メチルグアニジン〕〔化合物(12)〕 20mlの2口フラスコに、1−N−メチルアミノ−DL
−2−プロパノール2.23g(25.0mmol)、酢酸
1.58g(26.3mmol)を入れ、油浴で加熱し、9
0℃に保ちながらシアナミド2.30g(54.7mmo
l)を加えた。そのまま6時間反応を続けた後、シリカ
ゲルクロマトグラフィー(溶離液:0.5%酢酸含有
[クロロホルム/エタノール=2/1]溶液)により精
製し、標記化合物の酢酸塩1.92g(ワックス状、1
0.0mmol、収率40.2%)を得た。この化合物の分
析結果は下記のとおりである。
5-4.12(m,1H),3.42(d,2H,J=5.92Hz), 3.14(s,3H),2.03
(s,3H), 1.27(d,3H,J=6.39Hz).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 181.81, 160.24,
67.90, 60.06,39.53, 24.85, 22.04. IR(KBr,cm-1):3328, 3044, 1682, 1624, 1576, 1414,
1338, 1134, 1120,1070, 1038, 684, 650.
メトキシエトキシ)エチル)グアニジン〕〔化合物
(8)〕 20mlの2口フラスコに、ジ−2−(2−メトキシエト
キシ)エチルアミン1.54g(6.98mmol)、酢酸
0.423g(7.04mmol)を入れ、油浴で加熱し、
90℃に保ちながらシアナミド0.630g(15.0
mmol)を加えた。そのまま6時間反応を続けた後、シリ
カゲルクロマトグラフィー(溶離液:0.5%酢酸含有
[クロロホルム/エタノール=2/1]溶液)により精
製し、標記化合物の酢酸塩2.07g(水あめ状、6.
40mmol、収率91.7%)を得た。この化合物の分析
結果は下記のとおりである。
9-3.69(m,8H), 3.65-3.58(m,8H),3.38(s,6H), 1.92(s,3
H).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 183.70, 161.08,
73.66, 72.52,70.70, 60.73, 51.77, 26.06. IR(KBr,cm-1):3232, 2984, 2904, 2824, 1694, 1580,
1516, 1470, 1414,1348, 1200, 1126, 1076, 1008, 84
4, 682.
ノエトキシ)エチル〕〔化合物(9)〕 50mlの2口フラスコに、安息香酸2−(2−アミノエ
トキシ)エチル2.14g(10.2mmol)、酢酸0.
624g(10.4mmol)を入れ、油浴で加熱し、90
℃に保ちながらシアナミド0.680g(16.2mmo
l)を加えた。そのまま6時間反応を続けた後、シリカ
ゲルクロマトグラフィー(溶離液:0.5%酢酸含有
[クロロホルム/エタノール=1/2]溶液)により精
製し、標記化合物の酢酸塩1.97g(ワックス状、
6.33mmol、収率62.0%)を得た。この化合物の
分析結果は下記のとおりである。
7(d,2H,J=7.53Hz),7.72(t,1H,J=7.33Hz),7.57(t,2H,J=
7.62Hz),4.54(t,2H,J=4.38Hz),3.94(t,2H,J=4.40Hz),3.
77(t,2H,J=4.92Hz),3.40(t,2H,J=4.91Hz), 1.93(s,3H).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 183.74, 170.72,
160.00, 136.43,132.05, 131.72, 131.31, 71.84,71.3
1, 66.92, 43.95, 26.09. IR(KBr,cm-1):3352, 3068, 1724, 1680, 1606, 1558,
1456, 1406, 1316,1278, 1110, 1070, 710, 648.
エトキシ)エチル〕 50mlの2口フラスコに、コハク酸2−(2−ヒドロキ
シエトキシ)エチルグアニジン2.06g (9.99mm
ol)、トリエチルアミン8ml、4−N,N−ジメチルア
ミノピリジン0.122mg(1.0mmol)、無水酢酸
1.02g(9.99mmol)を入れ、室温下で1時間撹
拌した。傾斜により上層を除いた後、反応粗生成物をジ
エチルエーテル30mlで5回洗浄した。シリカゲルクロ
マトグラフィー(溶離液:0.5%酢酸含有[クロロホ
ルム/エタノール=2/1]溶液)により精製し、標記
化合物の酢酸塩1.00g(水あめ状、4.0mmol、収
率40.0%)を得た。この化合物の分析結果は下記の
とおりである。
6(t,2H,J=4.47Hz),3.78(t,2H,J=4.47Hz),3.70(t,2H,J=
4.98Hz),3.40(t,2H,J=4.95Hz),2.12(s,3H), 1.99(s,3
H).13 C-NMR(50MHz,D2O,TSP(d4)基準):δ 181.82, 177.00,
160.21, 71.78,71.39, 66.66, 44.04, 24.83,23.13. IR(KBr,cm-1):3372, 1740, 1676, 1554, 1408, 1250,
1134, 1052, 1014,648.
化合物(1)〜(24)を用い、合成スフィンゴシン誘
導体として、一般式(3)における各記号の定義が表1
に示すものである化合物(25)〜(29)を用い、し
わ改善効果を評価した。
したしわへの本発明皮膚化粧料の作用〕: (1)ヘアレスマウス(HR/ICR,実験開始時9週
齢)に、東芝健康線用ランプ20SEを6本使用してU
VB光を週3回照射した。エネルギー量はTOKYO
OPTICAL 社製のUV−Radiometer
UVR−305/365Dを用いて測定した。1回の照
射量は1MED以下とし、0.28mW/cm 2 のエネルギ
ー量で65mJとした。照射期間は20週間で、ヘアレス
マウス背部にしわが形成されていることを確認した後、
各群8匹に分け、グアニジン誘導体又はその酸付加塩
(濃度2.5%)と合成スフィンゴシン誘導体(濃度1
%)を含有する水/エタノール=50/50vol %の含
水エタノール溶液を100μlずつ週5回、6週間塗布
し続けた。コントロールとして水/エタノール=50/
50vol %の含水エタノールを100μlずつサンプル
同様に塗布した。塗布終了後、しわの度合を肉眼によ
り、下記の基準(しわ指数)で評価した。結果を表2及
び表3に示す。
各マウスについて、ハイドロフィリック エクザフレッ
クス親水性ビニルシリコーン印象材を用いて、皮膚のレ
プリカを直径14mmの大きさで1ケ所から採取した。こ
のレプリカを水平状態にして30度方向から光を照射
し、しわによってできる陰の割合を画像解析装置を用い
て面積率として求めた。結果を表2及び表3に示す。
スマウスの背部に生じたしわは、本発明皮膚化粧料を塗
布することにより消滅させることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)次の一般式(1)又は(2) 【化1】 [式(1)中、A及びBは同一又は異なっていてもよい
炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Dは結合手、−C
O−又は置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアル
キレン基を示し、Eは水素原子、低級アルキル基、アラ
ルキル基又は置換基を有していていもよいアリール基を
示し、mは1〜6の数を示し、nは0〜6の数を示し、
R1は水素原子、低級アルキル基又は−(AO)m−(B
O)n−D−Eを示す。式(2)中、kは1〜10の数
を示し、Gは水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、スルホン酸基又はリン酸基を示し、R1は前記と同
じ意味を示す。ただし、R1がメチル基の場合、−(A
O)m−(BO)n−D−E及び−(CH2)k−Gはヒド
ロキシエチル基ではない。] で表されるグアニジン誘導体又はその酸付加塩; (B)次の一般式(3) 【化2】 (式中、R2は炭素数4〜40の直鎖、分岐鎖又は環状
の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R3、R4、
R5、R6及びR7はそれぞれ水素原子又は1若しくは2
以上の水酸基が置換していてもよい炭素数1〜10の炭
化水素基を示し、X及びYは水素原子、炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、炭
素数1〜6のアルコキシアルキル基又は炭素数1〜6の
ヒドロキシアルコキシアルキル基を示す) で表される合成スフィンゴシン誘導体を含有する皮膚化
粧料。」 - 【請求項2】 グアニジン誘導体又はその酸付加塩
(A)を0.001〜50重量%、合成スフィンゴシン
誘導体(B)を0.0001〜10重量%含有する請求
項1記載の皮膚化粧料。 - 【請求項3】 更に有機酸又はそのエステルを含有する
請求項1又は2記載の皮膚化粧料。 - 【請求項4】 有機酸又はそのエステルを0.001〜
30重量%含有する請求項3記載の皮膚化粧料。 - 【請求項5】 有機酸がジカルボン酸である請求項3又
は4記載の皮膚化粧料。
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JP7-301525 | 1995-11-20 | ||
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DE10355714A1 (de) | 2003-11-26 | 2005-06-30 | Beiersdorf Ag | Wirkstoffkombination aus Kreatin und/oder Kreatinin, Phenoxyethanol und gewünschtenfalls Glycerin |
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-
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