JP3381548B2 - 自動倉庫用スタッカクレーンの搬送設置方法、クレーン搬送設置用具、クレーン吊下治具、クレーン設置治具、及び、クレーン設置用具 - Google Patents

自動倉庫用スタッカクレーンの搬送設置方法、クレーン搬送設置用具、クレーン吊下治具、クレーン設置治具、及び、クレーン設置用具

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JP3381548B2 JP09916997A JP9916997A JP3381548B2 JP 3381548 B2 JP3381548 B2 JP 3381548B2 JP 09916997 A JP09916997 A JP 09916997A JP 9916997 A JP9916997 A JP 9916997A JP 3381548 B2 JP3381548 B2 JP 3381548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫用スタッ
カクレーンの搬送設置方法、クレーン搬送設置用具、ク
レーン吊下治具、クレーン設置治具及びクレーン設置用
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内に設置される規模の大きな
自動倉庫は、メーカの工場である程度まで組み立てられ
設置現場まで運搬された複数の構成部分を設置現場で組
み合わせて最終的に完成する。自動倉庫に使用されるス
タッカクレーンも大型であるため、メーカ工場から運搬
したフレーム、マスト等を設置現場で組み合わせて完成
するようにしている。
【0003】このとき、スタッカクレーンの組み立て
は、設置現場に備えられているクレーンや設置用に用意
したクレーン車を使用して行っている。完成したスタッ
カクレーンは、やはりクレーン、クレーン車を使用して
すでに組み立てた枠組棚の間の走行用レールに設置して
いる。
【0004】ところが、上記のようにメーカの工場から
運搬した複数の構成部分を設置現場で組み立てる方法で
は、設置に時間がかかっていた。又、組み立てや設置に
使用するクレーン車を用意する必要があるため、設置費
用が高くなる問題があった。しかも、スタッカクレーン
に使用する小物の組み付け部品の欠品が組み立て時まで
発見できないため、発見したときにその部品をメーカの
工場から取り寄せる必要があった。さらに、スタッカク
レーンの最終検査を設置現場での組み立て後まで行うこ
とができないため、最終検査で問題があったときには設
置現場で修理や部品交換を行う必要があった。
【0005】このような諸問題を解決するため、スタッ
カクレーンをメーカの工場で完成させ、完成した状態の
スタッカクレーンをトラックで設置現場に運搬する方法
が考えられる。この方法によれば、設置現場での組み立
てが不要で設置に時間がかからず、最終検査が不要にな
る。又、組み付け部品の欠落が設置現場で発見されるこ
ともない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、組み立てられ
たスタッカクレーンは支持固定しにくい形態であるた
め、トラック等の荷台に安定して運搬できるように固定
するとそのたび多くの時間を要し非効率である。又、ト
ラック等で運搬する場合、スタッカクレーンを横倒し状
態で積むことになるため、設置現場でクレーン車を使用
してスタッカクレーンを正立状態に立て起こす必要があ
る。さらに、正立状態としたスタッカクレーンは不安定
であるため、やはりクレーン車で運搬し設置しなければ
ない。従って、運搬が容易でなく、又、依然として設置
現場でクレーン車を使用して設置を行う必要がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、運搬が容易でフォー
クリフトを使用して設置を行うことができる自動倉庫用
スタッカクレーンの搬送設置方法、同方法に使用するク
レーン搬送設置用具、同搬送設置用具に適したクレーン
吊下治具、クレーン設置治具、及び、クレーン設置用具
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、スタッカクレーンを支持
固定可能なクレーン搬送設置用キャリアにて同クレーン
を支持固定して横倒し状態で同クレーンの設置場所まで
運搬し、スタッカクレーンを横倒し状態で運搬した前記
クレーン搬送設置用キャリアを、同クレーン搬送設置用
キャリア又はスタッカクレーンに回動可能に連結固定し
たクレーン吊下治具をフォークリフトのフォークで支持
してスタッカクレーン共に上昇させ、スタッカクレーン
が横倒し状態から正立状態となるまで同キャリアを回動
させて載置し、クレーン搬送設置用キャリアに正立状態
で支持されたスタッカクレーンを、同スタッカクレーン
に連結固定したクレーン設置治具をフォークリフトのフ
ォークで支持してクレーン搬送設置用キャリアから正立
状態のままで取り出して設置するようにした。
【0009】請求項2に記載の発明は、スタッカクレー
ンを収容して支持固定可能なクレーン搬送設置用キャリ
アと、前記クレーン搬送設置用キャリアあるいは該キャ
リアに支持固定された前記スタッカクレーンに対して回
動可能に連結固定され、フォークリフトのフォークにて
支持された状態でスタッカクレーンが横倒し状態から正
立状態となるまで前記クレーン搬送設置用キャリアを吊
下支持可能な回動支持手段と、前記スタッカクレーンに
取り外し可能に固定され、フォークリフトのフォークに
てスタッカクレーンを正立状態で支持可能な吊下支持手
段とを備えた。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記クレーン搬送設置用キャリアに
は、スタッカクレーンが横倒し状態から正立状態となる
ように前記回動支持手段にて前記キャリアが回動される
とき、同キャリア及びスタッカクレーンを支持する状態
で床面を転動する転動手段を設けた。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記クレーン搬送設置用キャリアに
は、同キャリアがスタッカクレーンを横倒し状態で支持
したときに同キャリアを移動可能とする第1キャスタを
設けるとともに、スタッカクレーンを正立状態で支持し
たときに同キャリアを移動可能とする第2キャスタを設
けた。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求
項4のいずれかに記載の吊下支持手段であって、スタッ
カクレーンの両マスト間を連絡可能な連結部材と、前記
連結部材の両端に設けられ、各マストに連結固定されて
該連結部材を両マストに連結固定する連結固定部と、前
記連結部材から両マストが含まれる平面に垂直方向にか
つ互いに反対方向に延出するように一対で設けられ、フ
ォークリフトのフォークにて支持可能な支持部材とから
なる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項2〜請求
項4のいずれかに記載の回動支持手段であって、金属板
材にて直方体形状に形成され、フォークリフトのフォー
クが差し込まれる一対のフォーク差込部が形成された本
体部と、前記本体部の下面に設けられ、前記各差込部が
延びる方向に平行に延びる軸孔を形成する一対の支持片
とを備えた。
【0014】請求項7に記載の発明は、スタッカクレー
ンの両マスト間に配設される連結部材と、前記連結部材
の両端に設けられ、各マストに連結固定されて前記連結
部材を両マストに連結固定する連結固定部と、前記連結
部材に設けられ、フォークリフトのフォークにて支持さ
れる第1フォーク支持部と、前記連結部材に対して前記
両マストが含まれる平面に平行な平面内で回動可能に連
結され、前記フォークにて支持される第2フォーク支持
部とからなる。
【0015】請求項8に記載の発明は、スタッカクレー
ンの両マスト間に配設された連結部材と、前記連結部材
の両端に設けられ、各マストに連結固定されて該連結部
材を両マストに連結固定する連結固定部と、前記連結部
材に設けられ、フォークリフトのフォークにて支持され
るフォーク支持部と、前記連結部材に対しその軸線が前
記両マストが含まれる平面に垂直となるように支持され
た支持軸に係止され、その両端には前記フォークが前記
支持軸の軸線に平行となるように係止される係止環が設
けられた吊下手段とからなる。
【0016】請求項1に記載の発明によれば、スタッカ
クレーンを支持固定可能なクレーン搬送設置用キャリア
にて同クレーンが支持固定され横倒し状態で同クレーン
の設置場所まで運搬される。同クレーン搬送設置用キャ
リア又はスタッカクレーンに回動可能に連結固定された
クレーン吊下治具がフォークリフトのフォークで支持さ
れ、スタッカクレーンを横倒し状態で運搬した前記クレ
ーン搬送設置用キャリアがスタッカクレーンと共に吊下
支持されてスタッカクレーンが横倒し状態から正立状態
となるまで回動された後で載置される。次に、同スタッ
カクレーンに連結固定したクレーン設置治具がフォーク
リフトのフォークで支持されてクレーンが吊下支持さ
れ、クレーン搬送設置用キャリアからスタッカクレーン
が正立状態のままで取り出されて所定の位置に設置され
る。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、スタッカ
クレーンがクレーン搬送設置用キャリアに横倒し状態で
収容され支持固定された状態で運搬される。クレーン搬
送設置用キャリアあるいは該クレーン搬送設置用キャリ
アに支持固定されたスタッカクレーンに対して回動可能
に連結固定される回動支持手段をフォークリフトのフォ
ークで支持すると、スタッカクレーンがクレーン搬送設
置用キャリアに支持固定されたままで横倒し状態から正
立状態まで回動される。クレーン搬送設置用キャリアに
正立状態で支持されたスタッカクレーンに取り外し可能
に固定された吊下支持手段をフォークリフトのフォーク
にて支持すると、クレーン搬送設置用キャリアから正立
状態で吊下支持される。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、前記回動支持手段を介し
てスタッカクレーンが横倒し状態から正立状態となるよ
うにキャリアが回動するとき、同キャリア及びスタッカ
クレーンの回動に伴って転動手段が床面を転動する。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、前記クレーン搬送設置用
キャリアがスタッカクレーンを横倒し状態で支持したと
きに第1キャスタにより同キャリアが人手にて移動可能
となり、同じくスタッカクレーンを正立状態で支持した
ときに第2キャスタにより同キャリアが人手にて移動可
能となる。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、支持部材
がフォークリフトのフォークにて支持されと、スタッカ
クレーンがフォークにて吊下支持される。従って、スタ
ッカクレーンがマストをフォークにて挟まれた状態で吊
下支持される。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、金属板材
にて直方体形状に形成された本体部に設けられた一対の
フォーク差込部にフォークリフトのフォークが差し込ま
れて本体部が支持される。スタッカクレーンを収容した
クレーン搬送設置用キャリアが、本体部の下面に設けら
れた一対の支持片にてフォークが延びる方向に垂直な平
面内で回動可能に同フォークに吊下支持される。
【0022】請求項7に記載の発明によれば、スタッカ
クレーンの両マストに連結固定された連結部材に連結さ
れた第2フォーク支持部をフォークにて支持すると、ス
タッカクレーンが両マストが含まれる平面に平行な平面
内で回動可能に吊下支持される。一方、連結部材に設け
られた第1フォーク支持部をフォークリフトのフォーク
で支持すると、スタッカクレーンが正立状態で吊下支持
される。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、スタッカ
クレーンの両マストに連結固定された連結部材の支持軸
に係止された吊下手段の両端をフォークにて支持する
と、スタッカクレーンが両マストが含まれる平面に平行
な平面内で回動可能に吊下支持される。一方、連結部材
に設けられたフォーク支持部をフォークにて支持する
と、スタッカクレーンが正立状態で吊下支持される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図11に従って説明する。図1は、クレ
ーン搬送設置用キャリア(以下、単にキャリアという)
1を示している。このクレーン搬送設置用キャリア1
は、最終的に組み立てられた状態のスタッカクレーンS
の搬送及び設置に使用される。このキャリア1は、スタ
ッカクレーンSを横倒し状態とし、正立状態における下
部を収容し同じく上部を外部に配置して支持固定した状
態で運搬される。このとき、スタッカクレーンがキャリ
ア1から出る側を前側として以下にその構成を説明す
る。
【0025】キャリア1は、複数の枠材にて構成された
直方体状の枠体に形成され、同枠体内にスタッカクレー
ンSを固定支持するようになっている。各枠材は、例え
ば、鋼材からなっている。
【0026】図1及び図5〜7に示すように、キャリア
1は、第1底枠部2、第2底枠部3、右横枠部4及び左
横枠部5からなっている。キャリア1の第1底枠部2の
反対側には、枠体内にスタッカクレーンSを出し入れす
ることができるように両横側枠部4,5にそれぞれ取り
外し可能に連結固定された複数の連結枠材6a,6b,
6cが設けられている。この各連結枠材6a,6b,6
cは、それぞれ図示しないボルトにて各横枠部4,5に
取り外し可能に固定されている。一方、キャリア1の第
2底枠部3の反対側は、枠体内に収容したスタッカクレ
ーンSの正立状態における上部を突出させるように外枠
のみで形成されている。
【0027】第1底枠部2は、キャリア1の前後方向に
延びる一対の長手枠材2a及び幅方向に延びる一対の連
結枠材2b,2cを備えている。各長手枠材2aの下面
には、その前端部にキャスタ7が、前端部よりやや後方
にはキャスタ8がそれぞれ設けられている。各キャスタ
7,8は、長手枠材2aに対して回動可能に支持されて
いる。又、各長手枠材2aの後端には、同長手枠材2a
に対して回動不能に支持されたキャスタ9が、その回転
軸線を各連結枠材2b,2cが延びる方向に平行に配置
された状態で、ほぼ45°で下側向き及び後側向きに突
出するように設けられている。各キャスタ7,8,9
は、長手枠材2aが水平に配置された状態で床面に同時
に当接するように配設されている。本実施の形態では、
キャスタ7,8,9にて第1キャスタが構成されてい
る。
【0028】両長手枠材2aの下側において、前記キャ
スタ8とキャスタ9との間には、一対の枠材10a及び
枠材10bからなる枠部分が下方に突出するように形成
されている。この枠部分の下端面は、各キャスタ7〜9
が当接する平面よりも上側に位置するようになってい
る。
【0029】第2底枠部3は、上下方向に延びる一対の
長手枠材3aと両長手枠材3aの間を連結する複数の連
結枠材3bにて形成されている。各長手枠材3aの外側
面には、その上端部に、それぞれキャスタ11が設けら
れている。各キャスタ11は、長手枠材3aが水平に配
置された状態でキャスタ9と共に床面に同時に当接する
ように配設されている。各連結枠材3bの外側面(後側
面)は、各キャスタ9,11が当接する平面よりも前方
に位置している。本実施の形態では、キャスタ9,11
にて第2キャスタが構成され、キャスタ9にて転動手段
が構成されている。
【0030】右横枠部4は、長手枠材2aと同長手部材
2aに平行に配設された長手枠材4a、長手枠材2aと
長手枠材4aとを連結する複数の連結枠材4b,4c、
両連結枠材4cを連結する連結枠材4dにて構成されて
いる。
【0031】左横枠部5も同様に構成されている。以上
のように構成されたキャリア1にて搬送設置されるスタ
ッカクレーンSは、上側フレーム20、下側フレーム2
1、マスト22a,22b、昇降キャリッジ23及びフ
ォーク24等からなる。下側フレーム21には、図示し
ない走行用モータ、昇降用モータ等からなる駆動ユニッ
ト25が取り付けられている。
【0032】スタッカクレーンSは、図5〜7に示すよ
うに、第1底側部2を下側として載置されたキャリア1
に対して、横倒し状態で吊下支持手段としてのクレーン
吊下治具30にて支持固定されるようになっている。こ
のとき、クレーン吊下治具30は、スタッカクレーンS
の両マスト22a,22b間に連結固定される。昇降キ
ャリッジ23は、運搬時にのみ使用される図示しない固
定部材にて両マスト22a,22bに固定される。
【0033】図2に示すように、クレーン吊下治具30
は、鉄等の枠材にてほぼ十字状に形成されている。以
下、説明の便宜上、図2におけるクレーン吊下治具30
の左前側を前側として説明する。
【0034】クレーン吊下治具30は、上下方向に延び
る第1柱部31を備え、第1柱部31の右側面下部には
下側第2柱部32が固着されている。下側第2柱部32
の左側面には、ゴムシート32aが貼着されている。下
側第2柱部32の下端には連結板33が固着されてい
る。第1柱部31の右側面の上部には、上側第2柱部3
4が固着されている。上側第2柱部34の左側面には、
ゴムシート34aが貼着されている。上側第2柱部34
の上端には、連結板35が固着されている。各ゴムシー
ト32a,34aは、スタッカクレーンSを保護するた
めに設けられている。
【0035】第1柱部31の上端と上側第2柱部34の
左側面とには、左方に延びる支持板36が固着されてい
る。支持板36の上面には、ゴムシート36aが貼着さ
れている。一方、下側第2柱部32の左側面には、左方
に延びる支持板37が固着されている。支持板37の上
面には、ゴムシート37aが貼着されている。各ゴムシ
ート36a,37aは、スタッカクレーンSを保護する
ために設けられている。
【0036】本実施の形態では、第1柱部31、上側第
2柱部34及び下側第2柱部32にて連結部材が形成さ
れている。又、上側第2柱部34と支持板36、及び、
下側第2柱部32と支持板37にて連結固定部が構成さ
れている。
【0037】そして、支持板36の上面には、スタッカ
クレーンSが横倒し状態のときに上側となるマスト22
aの下面が当接され、上側第2柱部34の左側面には同
マスト22aの右側面が当接される。クレーン吊下治具
30の上部は、上側第2柱部34及び支持板36にそれ
ぞれ図示しないボルトにて取り外し可能に連結固定され
る連結板38にてマスト22aに連結固定されるように
なっている。この連結板38は、図3に示すように、略
L字形状に形成され、内側面にはマスト22aを保護す
るためのゴムシート39が貼着されている。又、支持板
37の下面には下側のマスト22bの上面が当接され、
下側第2柱部32の左側面には同マスト2bの右側面が
当接されている。クレーン吊下治具30の下部は、下側
第2柱部32及び支持板37にそれぞれ図示しないボル
トにて取り外し可能に連結固定される連結板38にてマ
スト22bに連結固定されるようになっている。
【0038】第1柱部31の右側面及び左側面には、上
下方向のほぼ中央同位置に、前方に平行に延びる支持板
40が固着されている。両支持板40の各内側面には、
補強板41が固着されている。各支持板40の先端部に
は、軸孔40aが形成されている。一方、各支持板40
の基端側には、係止孔40bが形成されている。
【0039】第1柱部31の右側面及び左側面には、両
支持板40の上方に、両マスト22a,22bが含まれ
る平面に対して垂直方向にかつ互いに反対方向に延びる
第1フォーク支持部としての支持部材42が固着されて
いる。
【0040】そして、クレーン吊下治具30は、連結板
33が連結枠材2cの上面にボルトにて取り外し可能に
連結固定され、連結板35が連結枠材6bの下面にボル
トにて取り外し可能に連結固定されることにより、スタ
ッカクレーンSを横倒し状態でキャリア1に支持固定す
るようになっている。クレーン吊下治具30は、スタッ
カクレーンSが正立状態とされたときに両支持部材42
をフォークリフトのフォークFにて支持して上昇させる
と、キャリア1がスタッカクレーンSと共に同吊下治具
3を介して吊下支持されるようになっている。
【0041】クレーン吊下治具30には、両支持板40
に回動支持手段としてのクレーン設置治具43が回動可
能に連結されている。図4に示すように、クレーン設置
治具43は、第2フォーク支持部としての略直方体形状
の本体部44を備えている。この本体部44は、金属板
材にて形成されている。本体部44の両側には、フォー
クリフトのフォークFを差し込んで支持可能なフォーク
差込部としてのフォーク差込孔45をそれぞれ備えてい
る。本体部44の下面には、前後方向の中央に、両支持
板40の両外側面間よりも広い間隔で一対の支持片46
が固着されている。各支持片46には、軸孔46aが形
成されている。又、クレーン設置治具43の下面の後部
には、幅方向の中央に1つの支持片47が固着されてい
る。支持片47には、係止用孔47aが形成されてい
る。
【0042】クレーン設置治具43の両支持片46の間
には各支持板40が配置され、各軸孔40aと各軸孔4
6aにはボルト48が挿通されている。クレーン吊下治
具30は、ボルト48及びナット49にてクレーン吊下
治具30に対して回動可能に連結されている。このと
き、両差込孔45が同一水平面内に配置された状態で
は、各支持板40の係止孔40bと支持片47の係止用
孔47aとが相対向する。この状態で係止孔40b及び
係止用孔47aに図示しないボルトを挿通させることに
より、クレーン設置治具43が回動不能に固定される。
【0043】そして、スタッカクレーンSが横倒し状態
でキャリア1に支持固定された状態でクレーン設置治具
43の両差込孔45にフォークリフトのフォークFを差
し込んで同クレーン設置治具43を介してキャリア1及
びスタッカクレーンSを上方に吊下支持する。すると、
スタッカクレーンSが横倒し状態から正立状態となるま
でキャリア1及びスタッカクレーンSが自重でフォーク
Fに直交する面内で回動するようになっている。
【0044】本実施の形態では、クレーン吊下治具30
及びクレーン設置治具43によりクレーン設置用具が構
成され、キャリア1、クレーン吊下治具30及びクレー
ン設置治具43によりクレーン搬送設置用具が構成され
ている。
【0045】次に、以上のように構成されたクレーン搬
送設置用キャリア、クレーン吊下治具及びクレーン設置
治具を使用した自動倉庫用スタッカクレーンの搬送設置
方法について説明する。
【0046】クレーンメーカの工場で完成したスタッカ
クレーンSをキャリア1に収容するときには、キャリア
1を第1底側部2を下側として床面上に載置する。そし
て、同キャリア1から各連結枠材6a〜6cを取り外し
て上側を開口させる。
【0047】一方、スタッカクレーンSには、両マスト
22a,22bの所定位置にクレーン吊下治具30を連
結板38にて連結固定する。クレーン設置治具43は、
運搬中に回動しないように両支持片40に固定する。
【0048】次に、このスタッカクレーンSを工場内の
クレーンにて横倒し状態で吊下し、キャリア1の上側開
口部から枠体内に収容する。そして、連結板33を連結
枠材2cにボルトにて固定する。さらに、各連結枠材6
a〜6cを両横枠部4,5の各長手枠材4a,5aに連
結固定した後、連結板35を連結枠材6bにボルトにて
固定する。その結果、スタッカクレーンSが、キャリア
1に横倒し状態で支持固定される。このとき、横倒し状
態のスタッカクレーンSは、駆動ユニット25の下面が
連結10bの上面に当接し、下側フレーム21の後端面
が各連結枠材3bの内側面に当接する。
【0049】そして、このスタッカクレーンSを横倒し
状態で支持固定したキャリア1をクレーン又はフォーク
リフトで搬送用トラックに積み、同トラックで自動倉庫
の設置現場まで搬送する。
【0050】トラックが設置現場に到着したら、同現場
に用意したフォークリフトでスタッカクレーンSを横倒
し状態で支持固定しているキャリア1をトラックから降
ろす。このとき、フォークリフトのフォークFをキャリ
ア1の第1底側部2の下端面に当接させて同キャリア1
を床面に降ろす。従って、図8に示すように、キャリア
1が、第1底側部2の各キャスタ7,8,9にて床面を
移動可能となる。
【0051】次に、キャリア1を、各キャスタ7〜9に
より人手で所定位置まで床面を移動させる。キャリア1
を所定位置まで移動させたら、第1底側部2を下側とし
て床面に載置されているキャリア1を第2底側部3を下
側として床面に載置させる。つまり、キャリア1にて支
持固定されているスタッカクレーンSを横倒し状態から
正立状態とする。
【0052】スタッカクレーンSを正立状態とするに
は、先ず、クレーン設置治具43を固定したボルトを外
してクレーン設置治具43がボルト48を中心軸として
回動できるようにする。次に、フォークリフトLのフォ
ークFを右横枠部4の連結枠材4b,4cの間からクレ
ーン設置治具43の各フォーク差込孔45に差し込ん
で、同フォークFにてクレーン設置治具43を支持す
る。
【0053】この状態で、フォークFを上昇させると、
スタッカクレーンS及びキャリア1がクレーン設置治具
43を介してフォークFに吊下支持される。すると、図
9に示すように、フォークFの上昇に伴ってスタッカク
レーンSが横倒し状態から起き上がるようにキャリア1
がフォークFが延びる方向に垂直な平面内で回動する。
このとき、キャリア1の回動に伴ってキャスタ9が床面
上を転動するため、キャリア1がスムーズに回動する。
【0054】クレーン設置治具43を介してフォークF
に吊下支持されたスタッカクレーンS及びキャリア1が
上昇してキャスタ9が床面から離れると、スタッカクレ
ーンSがほぼ正立状態となるまでキャリア1が回動す
る。この状態からフォークFを下降させると、キャリア
1が第2底側部3を底として床面に載置される。そし
て、図10に示すように、下側フレーム21の下端面が
各連結枠材3bにて支持され、スタッカクレーンSが正
立状態でキャリア1に支持される。このとき、キャリア
1はキャスタ9,11により支持され、人手で移動可能
となる。
【0055】次に、各連結枠材6a〜6cを両横枠部
4,5から取り外し、各連結板33,35を連結枠材2
b及び連結枠材6bに固定しているボルトを取り外す。
すると、スタッカクレーンSがキャリア1の開口部側か
ら水平方向に取り出し可能となる。この状態から、図1
0に示すように、フォークリフトのフォークFをキャリ
ア1の開口部側からクレーン吊下治具30の両支持部材
42の下方に差し込んで支持し、両支持部材42を上昇
させる。すると、スタッカクレーンSがフォークFにて
正立状態で吊下支持される。従って、キャリア1に正立
状態で支持されたスタッカクレーンSがフォークリフト
Lにて正立状態のままでキャリア1から取り出される。
その結果、図11に示すように、フォークリフトLにて
スタッカクレーンSを正立状態で吊下支持して運搬し、
同スタッカクレーンSをすでに組み立てた枠組棚の間の
走行レール上に設置することができる。
【0056】以上詳述したように、本実施の形態の自動
倉庫用スタッカクレーンの搬送設置方法、クレーン搬送
設置用具、クレーン吊下治具、クレーン設置治具及びク
レーン設置用具によれば以下の効果を得ることができ
る。
【0057】(a) スタッカクレーンSがキャリア1
にて横倒し状態で支持固定されて設置現場まで運搬され
る。従って、スタッカクレーンSを簡便に安定した横倒
し状態で運搬することができ、設置現場でフォークリフ
トLを使用して正立状態とすることができる。
【0058】(b) スタッカクレーンSにクレーン吊
下治具30を介して回動可能に連結固定したクレーン設
置治具43をフォークリフトLのフォークFにて支持し
キャリア1を上昇させると、同キャリア1が回動して横
倒し状態のスタッカクレーンSが正立状態となって支持
される。従って、横倒し状態で設置現場まで運搬したス
タッカクレーンSをフォークリフトLを使用して正立状
態とすることができる。
【0059】(c) クレーン吊下治具30をフォーク
リフトLのフォークFにて支持することにより、キャリ
ア1に正立状態で支持されたスタッカクレーンSが正立
状態のままでキャリア1から取り出される。従って、ス
タッカクレーンSをフォークリフトLを使用してキャリ
ア1から取り出して設置することができる。
【0060】(d) スタッカクレーンSを収容して支
持固定するキャリア1が、同キャリア1又はスタッカク
レーンSに連結固定された回動支持手段(クレーン設置
治具43)のフォーク差込孔45がフォークリフトLの
フォークFにて支持されることにより、スタッカクレー
ンSが横倒し状態から正立状態となるように回動され
る。さらに、正立状態でキャリア1に支持固定されたス
タッカクレーンSが、吊下支持手段(クレーン吊下治具
30)の支持部材42がフォークリフトLのフォークF
にて支持されることにより、キャリア1から正立状態の
ままで取り出され設置される。従って、スタッカクレー
ンSを簡便に安定した横倒し状態で運搬することがで
き、設置現場でフォークリフトLを使用して正立状態と
して設置することができる。
【0061】(e) 両マスト22a,22bを連結部
材(第1柱部31、第2柱部32,34)にて連結し、
同連結部材から両マスト22a,22bが含まれる平面
に垂直方向にかつ互いに反対方向に延びるように支持部
材42を設けた。この支持部材42をフォークFにて支
持してスタッカクレーンSを吊下支持するようにした。
従って、マスト22a,22bをフォークFで挟んだ状
態でスタッカクレーンSを吊下支持することができるた
め、安定した状態で運搬することができる。
【0062】(f) 金属板材にて直方体形状に形成さ
れた本体部44にフォークFの差込孔45を形成したの
で、クレーン設置治具43を高強度にかつ軽く構成する
ことができる。
【0063】(g) クレーン吊下治具30にクレーン
設置治具43を回動可能に連結固定した。従って、スタ
ッカクレーンSにクレーン吊下治具30に固定すると、
クレーン設置治具43がスタッカクレーンSに回動可能
に連結される。その結果、両治具30,43の取り付け
及び取り外しが容易となる。
【0064】(h) キャリア1には、スタッカクレー
ンSを横倒し状態で支持固定するときに底側となる第1
底側部2に第1キャスタ7,8,9を設け、スタッカク
レーンを正立状態で支持固定するときに底側となる第2
底側部3に第2キャスタ9,11をそれぞれ設けた。そ
の結果、スタッカクレーンSを横倒し状態及び正立状態
で支持するときに、キャリア1を人手で移動させること
ができる。
【0065】(i) スタッカクレーンSを横倒し状態
から正立状態とするためにキャリア1を回動させると
き、キャリア1の回動に伴ってキャスタ9が床面を転動
するようにした。その結果、キャリア1をスムーズに回
動させることができ、スタッカクレーンSを横倒し状態
から正立状態とする作業を容易に行うことができる。
【0066】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下のように構成することもできる。 ○ クレーン設置用具を、図12に示すように、クレー
ン吊下治具30と吊下手段(吊下用ベルト50)との組
み合わせからなる構成としてもよい。このクレーン吊下
治具30の両支持板40の間には、吊下用ベルト50に
て支持される支持軸51を回動可能に支持する。一方、
吊下ベルト50の両端には、フォークFが差し込まれる
係止環50aを形成する。そして、吊下ベルト50に支
持軸51を係止してクレーン吊下治具30を介してスタ
ッカクレーンSを吊下支持し、吊下ベルト50に対する
クレーン吊下治具30の回動によりスタッカクレーンS
が回動できるようにする。吊下用ベルト50の材料とし
ては、皮、綿、炭素繊維等の繊維材料がある。尚、スタ
ッカクレーンSを正立状態でキャリア1から取り出すに
は、上記実施の形態と同様にフォーク支持部としての支
持部材42をフォークFで支持するようにすればよい。
この構成によれば、上記実施の形態におけるクレーン設
置治具43のように鉄等の金属材からなる本体部44が
不要であるため、重量が軽く取り扱いが容易となる。
【0067】○ 上記実施の形態で、図13に示すよう
に、連結枠材4bを取り外し可能とするとともに、クレ
ーン吊下治具30をマスト22a,22bに固定する位
置をずらして同吊下治具30を連結枠材2bと連結枠材
6aとに連結固定するようにする。そして、設置現場で
クレーン設置治具43を使用してスタッカクレーンSを
正立状態とした後、連結枠材4bを取り外してクレーン
吊下治具30の支持部(第1柱部31又は第2柱部3
2,34)をフォークFにて支持する。従って、スタッ
カクレーンSが両マスト22a,22bが含まれる平面
に垂直方向からフォークFにて吊下支持される。このよ
うな構成では、図14に示すように、フォークリフトL
にてスタッカクレーンSを横方向から正立状態で吊下支
持して設置することができる。
【0068】○ 第1底側部2及び第2底側部3にキャ
スタ7〜9,11を設けないキャリア1としてもよい。
このようなキャリア1でも、スタッカクレーンSを簡便
に安定した状態で運搬することができ、設置時にはキャ
リア1を床面を滑らせて回動させることによりスタッカ
クレーンSを横倒し状態から正立状態とすることができ
る。尚、設置現場でキャリア1を移動させるには、フォ
ークリフトLにて運搬すればよい。この構成では、スタ
ッカクレーンSの運搬時にキャリア1が荷台上で移動し
にくいため、トラックの荷台等への固定が容易となる。
【0069】この場合、キャリア1の角部に、キャリア
1を回動させるときに床面を転動するキャスタを設けて
もよい。この構成では、運搬時の固定を容易とするとと
もに、設置時の回動をスムーズに行うことができる。 ○ クレーン設置治具を、キャリア1の連結枠材4c等
に直接連結固定する構成としてもよい。クレーン設置治
具を、スタッカクレーンSのマスト22a,22bに直
接固定するようにしてもよい。このような構成でも、横
倒し状態で支持固定されたスタッカクレーンSを正立状
態とすることができる。
【0070】○ スタッカクレーンSを両マスト22
a,22bが同一水平面内に配置されるように横倒し状
態で支持固定するキャリアとしてもよい。この構成によ
れば、スタッカクレーンSの重心を低くして運搬するこ
とができるため、一層安定した状態で運搬することがで
きる。又、設置現場でスタッカクレーンSを横倒し状態
から正立状態とするときに、キャリア1が回動するため
に必要とする高さ方向の空間が小さくなるため、低い天
井の工場等での設置が可能になる。
【0071】○ キャリア1は、枠材だけで形成された
枠組み構成の限らず、側面の一部が壁状に閉塞された構
成のものであってもよい。 ○ キャリア1は、スタッカクレーンSの一部を収容す
る状態で支持固定する形態に限らず、スタッカクレーン
Sの全部を収容する状態で支持固定する形態としてもよ
い。
【0072】○ 吊下手段は吊下用ベルトに限らず、そ
の他ロープ、チェーン等であってもよい。 以下、特許請求の範囲に記載された技術的思想の外に前
述した各実施の形態から把握される技術的思想をその効
果とともに記載する。
【0073】(1) 請求項2〜請求項4に記載の吊下
支持手段であって、スタッカクレーンの両マスト間に配
設される連結部材と、前記連結部材の両端に設けられ、
各マスト間に連結固定されて該連結部材を両マストに連
結固定する連結固定部と、フォークリフトのフォークに
て両マストを含む平面に対して垂直方向から支持される
支持部とからなるクレーン吊下治具。このような構成に
よれば、スタッカクレーンをその両マストが含まれる平
面に垂直方向からフォークリフトで支持することができ
る。尚、この明細書において、発明の構成に係る手段及
び部材は、以下のように定義されるものとする。
【0074】(1) クレーン搬送設置用キャリアと
は、枠材だけで形成された枠組み構造のものに限らず、
側面の少なくとも一部が板材にて壁状に形成された構造
のものをも含むものとする。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
8に記載の発明によれば、スタッカクレーンを簡便に安
定した横倒し状態で運搬することができ、設置現場では
フォークリフトを使用して正立状態とし簡便に設置する
ことができる。従って、運搬が容易でフォークリフトを
使用して設置を行うことができる。
【0076】請求項3に記載の発明によれば、キャリア
をスムーズに回動させてスタッカクレーンを正立状態と
することができる。請求項4に記載の発明によれば、ス
タッカクレーンを支持固定したキャリアを人手で移動さ
せることができる。
【0077】請求項5に記載の発明によれば、スタッカ
クレーンのマストをフォークで挟んで支持することがで
きるため、安定した状態で支持することができる。請求
項6に記載の発明によれば、横倒し状態で運搬したスタ
ッカクレーンを正立状態とするクレーン設置治具を金属
板材を使用して高強度でかつ軽く構成することができ
る。
【0078】請求項7に記載の発明によれば、連結部材
をスタッカクレーンに固定するだけでフォークリフトに
てスタッカクレーンを正立状態として設置することがで
きる。
【0079】請求項8に記載の発明によれば、連結部材
をスタッカクレーンに固定するだけでフォークリフトに
てスタッカクレーンを正立状態として設置することがで
きる。又、軽量であるため、取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クレーン搬送設置用キャリアの斜視図。
【図2】 クレーン吊下治具の斜視図。
【図3】 固定板の斜視図。
【図4】 クレーン設置治具の斜視図。
【図5】 キャリアの側面図。
【図6】 同じく正面図。
【図7】 同じく平面図。
【図8】 キャリアの設置手順を示す側面図。
【図9】 同じく側面図。
【図10】 同じく側面図。
【図11】 設置中のスタッカクレーンの側面図。
【図12】 別例のクレーン吊下治具及び設置用治具の
斜視図。
【図13】 別例のキャリアの側面図。
【図14】 設置中のスタッカクレーンの側面図。
【符号の説明】
1…クレーン搬送設置用キャリア、7,8…第1キャス
タとしてのキャスタ、9…第1キャスタ、第2キャスタ
及び転動手段としてのキャスタ、11…第2キャスタ、
22a,22b…マスト、30…吊下支持手段としての
クレーン吊下治具、31…連結部材を構成する第1柱
部、32…連結固定部を構成する連結部材としての下側
第2柱部、34…連結固定部を構成する連結部材として
の上側第2柱部、36…連結固定部を構成する支持板、
37…連結固定部を構成する支持板、42…フォーク支
持部及び第1フォーク支持部としての支持部材、43…
回動支持手段としてのクレーン設置治具、44…第2フ
ォーク支持部としての本体部、45…フォーク差込部と
してのフォーク差込孔、46…支持片、46a…軸孔、
50…吊下手段としての吊下用ベルト、50a…係止
環、51…支持軸、F…フォーク、L…フォークリフ
ト、S…スタッカクレーン。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカクレーンを支持固定可能なクレ
    ーン搬送設置用キャリアにて同クレーンを支持固定して
    横倒し状態で同クレーンの設置場所まで運搬し、 スタッカクレーンを横倒し状態で運搬した前記クレーン
    搬送設置用キャリアを、同クレーン搬送設置用キャリア
    又はスタッカクレーンに回動可能に連結固定したクレー
    ン吊下治具をフォークリフトのフォークで支持してスタ
    ッカクレーンと共に上昇させ、スタッカクレーンが横倒
    し状態から正立状態となるまで前記キャリアを回動させ
    て載置し、 クレーン搬送設置用キャリアに正立状態で支持されたス
    タッカクレーンを、同スタッカクレーンに連結固定した
    クレーン設置治具をフォークリフトのフォークで支持し
    てクレーン搬送設置用キャリアから正立状態のままで取
    り出して設置するようにした自動倉庫用スタッカクレー
    ンの搬送設置方法。
  2. 【請求項2】 スタッカクレーンを収容して支持固定
    し、同スタッカクレーンを横倒し状態及び正立状態で載
    置可能なクレーン搬送設置用キャリアと、 前記クレーン搬送設置用キャリアあるいは該キャリアに
    支持固定された前記スタッカクレーンに対して回動可能
    に連結固定され、フォークリフトのフォークにて支持さ
    れた状態でスタッカクレーンが横倒し状態から正立状態
    となるまで前記クレーン搬送設置用キャリアを吊下支持
    可能な回動支持手段と、 前記スタッカクレーンに取り外し可能に固定され、フォ
    ークリフトのフォークにてスタッカクレーンを正立状態
    で吊下支持可能な吊下支持手段とを備えたクレーン搬送
    設置用具。
  3. 【請求項3】 前記クレーン搬送設置用キャリアには、
    スタッカクレーンが横倒し状態から正立状態となるよう
    に前記回動支持手段にて前記キャリアが回動されると
    き、同キャリア及びスタッカクレーンを支持する状態で
    床面を転動する転動手段を設けた請求項2に記載のクレ
    ーン搬送設置用具。
  4. 【請求項4】 前記クレーン搬送設置用キャリアには、
    同キャリアがスタッカクレーンを横倒し状態で支持した
    ときに同キャリアを移動可能とする第1キャスタを設け
    るとともに、スタッカクレーンを正立状態で支持したと
    きに同キャリアを移動可能とする第2キャスタを設けた
    請求項3に記載のクレーン搬送設置用具。
  5. 【請求項5】 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の
    吊下支持手段であって、 スタッカクレーンの両マスト間に配設される連結部材
    と、 前記連結部材の両端に設けられ、各マストに連結固定さ
    れて該連結部材を両マストに連結固定する連結固定部
    と、 前記連結部材から両マストが含まれる平面を挟んで互い
    に反対方向に延出するように一対で設けられ、フォーク
    リフトのフォークにて支持可能な支持部材とからなるク
    レーン吊下治具。
  6. 【請求項6】 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の
    回動支持手段であって、 金属板材にて直方体形状に形成され、フォークリフトの
    フォークが差し込まれる一対のフォーク差込部が形成さ
    れた本体部と、 前記本体部の下面に設けられ、前記各差込部が延びる方
    向に平行に延びる軸孔を備えた一対の支持片とからなる
    クレーン設置治具。
  7. 【請求項7】 スタッカクレーンの両マスト間に配設さ
    れる連結部材と、 前記連結部材の両端に設けられ、各マストに連結固定さ
    れて前記連結部材を両マストに連結固定する連結固定部
    と、 前記連結部材に設けられ、フォークリフトのフォークに
    て支持される第1フォーク支持部と、 前記連結部材に対して前記両マストが含まれる平面に平
    行な平面内で回動可能に連結され、前記フォークにて支
    持される第2フォーク支持部とからなるクレーン設置用
    具。
  8. 【請求項8】 スタッカクレーンの両マスト間に配設さ
    れる連結部材と、 前記連結部材の両端に設けられ、各マストに連結固定さ
    れて該連結部材を両マストに連結固定する連結固定部
    と、 前記連結部材に設けられ、フォークリフトのフォークに
    て支持されるフォーク支持部と、 前記連結部材に対しその軸線が前記両マストが含まれる
    平面に垂直となるように支持された支持軸に係止され、
    その両端には前記フォークが前記支持軸の軸線に平行と
    なるように係止される係止環が設けられた吊下手段とか
    らなるクレーン設置用具。
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