JP3381474B2 - 信号分配装置 - Google Patents

信号分配装置

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JP3381474B2
JP3381474B2 JP21720595A JP21720595A JP3381474B2 JP 3381474 B2 JP3381474 B2 JP 3381474B2 JP 21720595 A JP21720595 A JP 21720595A JP 21720595 A JP21720595 A JP 21720595A JP 3381474 B2 JP3381474 B2 JP 3381474B2
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるCATVのよ
うな双方向の信号伝送システムにおいて、端末(加入
者)からの要求に応じて、任意の時刻に任意の情報(主
として映画)を多数の端末に対して送信するための、セ
ンター側の信号分配送出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ・オン・デマンド(以下V
ODと略す)と云われるビデオ/オーデイオ信号の送信
実験が国内外で進められている。これは、CATVの将
来の形として加入者端末からの送出要求に応じて、1端
末毎に異なる映画(カタログ等のショッピング情報や、
ゲームソフト等他の情報もあるが以下映画について述べ
る)を異なるタイミングで送出すものである。加入者に
とっては、見たい時に見たい映画をCATVで見ること
が出来る。CATVセンターのVODに関する部分の従
来例を図11に示す。図中1A,1B,1Cは同一の映
画が記録されたレーザーディスクである。加入者900
01、90002、90003から仮に1秒間隔で送出
要求が有れば、図の如く3ケの信号源から別々に3ケの
端末に異なるタイミングで同一の映画の信号を供給でき
る。この場合は異なるタイミングで複数の端末から同一
の映画の送出要求が有れば、その数だけ信号源、即ちレ
ーザディスクを用意せねばならぬという欠点が有った。
又、図11中の信号源N1は複数の読出しヘッドを備え
たハードディスクである。
【0003】現在の技術で、NTSC映像信号をデジタ
ル化して記憶する場合の容量は、サンプリング周波数を
色副搬送波の4倍即ち3.579545×4=14.3
1818MHzとすれば、1ラインは910サンプルと
なり、1フレームは525ラインであるから、8ビット
で量子化すれば、 8×910×525=3822000ビット≒3.8M
ビット が1フレームのデータとなる。また1秒は30フレーム
であるから、1分当たりのデータ量は、 60×30×3.8=6840Mビット≒6.9Gビット
≒0.86バイト である。1時間なら60×0.86G=51.6Gバイト
となる。
【0004】現在実用できるハードディスクの最大容量
は11Gバイト程度であるから、1時間の映画なら5ケ
のハードディスクで記憶させることが出来る。2時間の
映画ならハードディスクを10ケ用いればよい。
【0005】なお、MPEG2として知られている帯域
圧縮を行えば画質の劣化無しに、データ量を10分の1
以下にできるといわれており、この帯域圧縮を行えば、
11Gバイトのハードディスク1ケに2時間の映画を記
録出来ることは言うまでもない。従ってハードディスク
に2時間或いはそれ以上の長さの映画を記憶させること
も、現在の技術で十分可能である。
【0006】しかし、ハードディスクの読出しヘッドの
数を,無制限に増やすことは出来ないので、ハードディ
スクを使う方式でも、時刻T1 にN1 個の端末から,時
刻T2 にN2 個の端末から、時刻T3 にN3 個の端末か
らというように、図11中のN1の信号を送出要求した
場合には対応出来ない。一般的には、同一の信号源を複
数個準備し、端末からの送出要求が特定の映画に集中か
つ時間的にばらばらに送出要求がくることは滅多にない
という前提で、システムの検討実験が行われている。し
かし現実には予想しない状態が起きることは確率的には
十分有り得る。従って、図11に示すような構成のシス
テムでは、多数の端末からの多様な送出要求に応じるこ
とができない。
【0007】又、テレビジョン学会誌Vol.48 N
o.3 p287〜294には、磁気ディスクから、1
秒分の情報を0.1秒で読み取り処理することで、10
通りの異なるタイミングで,同一の磁気ディスクから信
号を読出すことが示されている。しかし、この方法では
20通りにするためには読み取りを0.05秒で行わね
ばならない。無限に増すためには磁気ディスク(ヘッ
ド)の動きを無限に早くせねばならず限界がある。な
お、ハードディスクの大容量化は続いており、近い将来
50Gバイト,100Gバイトの容量のハードディスク
を使用することも可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】多数の端末から同一の
映画などの送出を、異なるタイミングで要求された場合
に、複数の信号源を準備しなければならない。加入者端
末が多くなれば、同一の信号源(映画など)を非常に多
数準備しなければならない。信号源はハード(装置)と
ソフト(映画のディスク)で構成されるので、両方を多
数準備する事は経済的でない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明は時間と共に信号の内容が変化する時系列
信号を発生する第1の信号源と、この第1の信号源の出
力を時間経過と共に所定時間分づつ分担記憶する複数の
単位記憶回路と、この複数の単位記憶回路を結線して信
号源とする第2の信号源と、この第2の信号源の中の任
意の単位記憶回路の出力を複数の端末受信機に送出する
為の電子交換機とを設け、電子交換機により信号源の時
系列信号が第2の信号源から読みだされ、各目的とする
端末に時系列信号が分配される信号分配装置を提供す
る。
【0010】さらに、本願発明は単位記憶回路を複数個
直列に接続した記憶回路群Aを構成し、電子交換機によ
り記憶回路群Aの中の任意の単位記憶回路を選択出力し
て、複数の端末受信機に各所定の遅延を設けて時系列信
号を送出する信号分配装置であり、また単位記憶回路を
複数個結線し並列に接続した回路Aを構成し、電子交換
機により所定の遅延時間分だけずらして複数個の単位記
憶回路群の中の任意の単位記憶回路の出力を順次切り換
えて複数の端末受信機に送出する信号分配装置である。
【0011】
【作用】一つの信号源の出力を遅延回路に入れ、この遅
延回路の中間の任意のタップから信号を取り出すことに
より所定の遅延された信号が得られ、また一つの信号源
の出力を複数に分担記憶する記憶回路に入れ、所定の時
間に読み出しを開始して順次分担記憶された内容を読み
出すことによっても所定の遅延された信号が得られる。
このようにして遅延された信号を電子交換機で各端末へ
分配することで、任意の時間に端末受信機からの受信要
求があっても、待ち時間が少なく時系列信号を最初から
送信可能となるものであります。これにより、信号源の
数よりも、遅延回路の数を少なくすることができる。
【0012】また、遅延手段の中間タップ出力が、遅延
手段の各段に設けれれた遅延信号読みだし手段が例えば
1秒間隔で取り出し可能とした場合、各出力端子のファ
ンアウトを十分大きく設定しておけば、電子交換機で一
個の遅延手段からの中間タップ出力端子から信号を取り
出して、同時に複数の端末へ1秒間隔で送出することが
出来る。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例を図面によって
説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す信号遅延
分配装置のブロック図であり、これ以外にも本発明の実
施方法は種々あることは云うまでもない。先ず、図1と
共に本発明の動作の概要を述べる。
【0014】図1において、1は信号源であり、ここで
は1時間の長さの映画が記録されたレーザーディスクを
再生するものとする。即ち信号源1はレーザーディスク
プレーヤであり、その出力信号はNTSCの映像及び音
声信号とする。以下の説明は映像信号についてのみ行う
が、情報量の少ない音声信号については、映像信号の処
理よりも簡単に行えることは云うまでもない。
【0015】2は信号源1の映像出力信号中の同期信
号、カラーバースト信号から同期信号と色副搬送波を再
生し、色副搬送波の4倍の周波数(以下4fscと記
す)を発生する同期再生回路である。3は同期再生回路
2の出力中の4fscから、映像信号を8ビットで量子
化するためのサンプリングクロックを形成し、更に、そ
の他後述のメモリを制御するための、クロック信号及び
各種制御信号を形成するクロック形成回路である。4は
信号源1の映像出力を8ビットのデジタル信号に変換す
るADコンバータである。サンプリング周波数は4fs
cである。ADコンバータ4の8ビット出力はメモリ6
0001、60002・・・・・6Zヘ直列に供給され
ている。8はメモリ60001とADコンバータ800
01へ供給する信号をADコンバータ4の出力とする
か、メモリ6Zの出力とするかを切換える選択回路であ
る。
【0016】60001、60002、・・・・6N・
・・6Zは夫々1秒分の映像信号を記憶するメモリであ
る。50001はメモリ60001へ信号を書込むため
の書込みアドレス発生回路、70001はメモリ600
01から信号を読出すための読出しアドレス発生回路で
ある。50002はメモリ60002へ信号を書込むた
めの書込みアドレス発生回路、70002はメモリ60
002から信号を読出すための読出しアドレス発生回路
である。以下5Z,7Zまで同様である。
【0017】80001は選択回路8の8ビット出力を
アナログ信号に変換するDAコンバータ、80002は
メモリ60001の8ビット出力をアナログ信号に変換
するDAコンバータである。以下8Zまで同様である。
【0018】また、6は電子交換機である。即ち、Z個
のDAコンバータとZ個の端末(加入者)を1対1で接
続する機能と、任意のDAコンバータと複数個の端末を
接続する機能を有している。通常の電話回線に用いられ
ている電子交換機の機能に若干の機能を追加すれば実現
出来る。7はネットワークである。本発明の実施は通常
のアナログ電話回線を用いても短距離なら可能であり、
米国では、アナログ電話回線を用いて、NTSC映像・
音声信号を伝送する実験が行われている。ここではいわ
ゆるケーブル(CATV用)とする。従って映像信号は
そのまま短距離伝送できる。なお、ベースバンドの映像
信号を長距離伝送するためには、VHF帯に変換して、
通常のCATVの信号配信と同様に行えばよい。ネット
ワーク7はこの様な変復調装置も含むものとする。
【0019】さて、図1のように構成したシステムでV
ODを実施する場合の動作について以下に説明する。
【0020】先ず、時刻tで、加入者1(端末9000
1)から信号の送出要求があったとする。信号源1のレ
ーザーディスクの再生が時刻tから始まる。動作開始の
遅れを含めなくても、本発明の趣旨には関係がないの
で、説明を簡単にするため遅れを無視して以下の説明を
行う。メモリ60001へ最初の1秒分の映像信号が記
憶される。記憶させながら同時にDAコンバータ800
01から端末90001へ信号伝えるので、時刻tから
端末90001へ信号源1の出力の映像信号が伝えられ
る。時刻t+1秒からt+2秒までは、信号源1の出力
信号の最初の1秒間の信号がメモリ60001から読出
され、メモリ60002へ記憶される。この時も信号源
1の出力信号はDAコンバータ80001を介して、端
末90001へ伝えられるる。以下同様である。従っ
て、端末が1ケの場合は本発明の信号分配装置は不要で
ある。最初の1秒間の信号は毎秒メモリから読出され、
次のメモリに書込まれるので、59分59秒から60分
の間に図1の6Zに書込まれる。この間のメモリ内部の
信号の動きを図2に示す。図2では、メモリ6000
1、60002、・・・、6Zの記憶時間をT秒として
いるが、T=1なら上記の説明に合致する。メモリ60
001、60002、・・・の記憶内容の読出しと、メ
モリ60001、60002、・・・への信号の書込み
を秒単位で同じタイミングにすることができる(但し、
同一のメモリセルについては、読出し直後に書込むこと
により所謂リードモディファイライトを実行することは
いうまでもない)。従って、電子交換機6はDAコンバ
ータ80001と端末90001とを接続すれば、以降
の接続変更は不要である。
【0021】次に、端末90001からの送出要求と同
一の信号(映画)を全く同時に2個の端末が送出要求し
て来た場合を考える。送出要求時刻をt+01秒とす
る。
【0022】時刻t+00秒からt+01秒の間の映像
信号(信号源の出力の最初の1秒間の信号:図2のS
1)はメモリ60001に記憶されており、時刻t+0
1秒からt+02秒の間は、次の1秒間の映像信号(図
2のS2)が信号源1から読出されている。従って、端
末90002、90003へは、時刻t+01秒からt
+02秒の間は、メモリ60001の読出し出力を伝え
ればよい。即ち、端末90001より1秒遅れて、端末
90001へ供給されている映画と同じ映画が端末90
002、90003へ伝えられる。以下順に1秒遅れ
で、メモリ60001の内容が端末90002、900
03へ同時に伝えられる。
【0023】即ち60分間の映画の信号が端末9000
1より1秒遅れて端末90002、90003へ伝えら
れる。電子交換機は、端末90002、90003とD
Aコンバータ80002を接続しておけばよい。通常の
電子交換機を若干変更し、2以上の端末へDAコンバー
タの出力を同時に供給するように接続することは容易で
ある。同時に接続すべき端末の数が増加しても、或いは
異なる時間に同じ映画を異なる多くの端末に供給するこ
ともこのような構成により可能である。
【0024】即ち、任意の時刻t+N(端末90001
と異なる時間、仮に28分11秒とする)に、加入者N
(端末)が端末90001へ供給している信号と同じ信
号(映画)を送出要求したとする。その時端末9000
1へは、信号源が最初に信号を送出し始めた時刻をtと
すれば、信号源1出力の[t+28分11秒]から[t
+28分12秒]の間の信号伝えられており、端末90
002、90003へは信号源1の出力の[t+28分
10秒]から[T+28分11秒]の内容が伝えられて
いる。Nが丁度28分11秒ということはまれであり、
n/100秒の遅れはある。仮にnが50以下なら、2
8分12秒丁度から信号を端末Nへ伝送し、nが51よ
り大なら28分13秒から信号を端末Nに供給すること
にすれば時間的余裕はとれる。
【0025】nが50より小なら、DAコンバータ8N
+1と端末Nを接続し、nが51より大なら、DAコン
バータ8N+2と端末Nを接続すればよい。メモリ群6
0001〜6Zの中の、どのメモリに信号源1の信号の
先頭の1秒分の信号が書込まれているかは、書込み制御
回路5にタイマーを設けて置き、端末からの信号送出要
求の時刻と照合すれば簡単に分かる。
【0026】59分59秒から丁度60分の間にに加入
者Zから、送出要求があったとすれば、加入者9000
1は丁度1時間の映画を見終わる時刻である。即ち、メ
モリ6Zに信号源1の最初の1秒間の信号が書込まれる
(書込み終了)時刻である。したがって、端末9Zへは
信号源1の出力信号をそのまま供給してもよいし、DA
コンバータ8Zの読出し出力を供給してもよい。この場
合も厳密に考えれば、端末Zからの信号送出要求が時刻
59分59秒+50/100秒より早ければ、60分0
0秒からメモリ6Zの出力をDAコンバータ8Zを介し
て端末9Zへ供給するか、または信号源1の出力をDA
コンバータ80001を介して端末9Zへ供給する。
【0027】端末9Zからの信号送出要求が時刻59分
59秒+51/100秒より遅ければ、60分01秒後
から、即ち01秒後からメモリ60001の出力をDA
コンバータ80001を介して端末9Zへ供給する。こ
れは、端末90002、90003へ供給していた信号
よりも丁度60分遅れで信号源1の信号を端末9Zへ供
給することになる。
【0028】以上述べた如く構成すれば、任意の時刻に
複数の端末から同一の信号の送出要求を受けても、1個
の信号源で対応出来る。
【0029】(実施例2)以上の説明では、60分以下
の信号(映画)には対応できるが、1時間以上の映画も
多いので2時間以上長さのの映画に対応する方法につい
て、図3と共に述べる。図3において、101は図1の
50001〜5Z,60001〜6Z,70001〜7
Z,80001〜8Z+1を一纏めにしたものであり、
102は101と同一構成であり、以下順に10Zまで
同一である。このような構成をとれば2時間以上(K時
間)の映画であっても、例えばK時間の長さの映画とす
れば101と同一構成の回路をK+1ケ準備すれば対応
できる。どの時刻に加入者からの送出要求があっても、
常に図3の101〜10ZのDAコンバータの中で、信
号の最初の1秒間の部分が、次から出力されるDAコン
バータと加入者を接続すれば、加入者は常に映画を最初
から見ることが出来る。一度、加入者とDAコンバータ
を接続すれば映画終了まで接続を変更する必要はない。
【0030】さて以上の説明ではK=3(丁度3時間)
としても、図3の6の電子交換機は3×3600即ち1
0800個のDAコンバータ群の何れのDAコンバータ
も任意の端末と接続せねばならないが、電子交換機1段
では一般的には無理であるので、2段以上の構成にすれ
ばよい。
【0031】また、最初の1秒間の信号がメモリのどの
部分に今書込まれているかは、書込み制御回路5で管理
できるので、端末から送出要求があれば最初から信号を
各端末に送出することは容易である。図3でメモリ6N
の記憶容量(時間)が1秒分とすれば、前述の如く、端
末からの送出要求後50/100〜150/100秒以
内に、信号の送出要求の有った端末に、最初の1秒間の
信号から供給できる。メモリ6Nの記憶容量が大きくn
(n〈10)秒間だけの信号を記憶できる場合は、最大
[n+50/100]秒の遅れが生じるが、10秒程度
の遅れは許容範囲内である。
【0032】(実施例3)さて映画の長さ(時間)は千
差万別であるので、図1、図3において映画が1時間或
いはその整数倍よりも短い時の処理について考察する
と、図1(図3も同じ)において、信号源1の出力が無
信号、又は予め決められた終了を示す信号になった時こ
れを検出し、書込み制御回路から、丁度1時間(図3で
は1時間の整数倍)になるまでメモリ(60001〜6
Z)内に無信号(通常は黒レベルの信号)を書込めばよ
い。これを実現する1方法を図4に示す。
【0033】図4において、1Eは映画の終わりを検出
する回路である。特定の終了コードが信号源1から送出
されてくるとすれば、そのコード信号を検出すればよ
い。開始信号についても同様である。
【0034】開始信号から終了信号までの間、書込み制
御回路5からハイレベルの制御信号を出力すれば、8
1、82を図5のごとく構成することにより、書込み制
御回路5の出力がハイレベルの間は8Biが導通するの
で、ADコンバータ4の出力を81の8Biの一方の入
力に接続しておけばADコンバータ4の出力はメモリ6
0001、DAコンバータ80001へ伝えられる。一
方、81の8Aiの一方の入力には、82の出力を接続
するので、映画の信号が終了すれば書込み制御回路5の
出力がローレベルになり、8Aiが導通し、8Biが遮
断されるので82の8Ciの出力がメモリ60001、
DAコンバータ80001へ伝えられる。82の8Ai
が導通するので8Aiの出力は黒レベル即ち[0]にな
る。
【0035】従って、8Ciの出力は[0]になる。こ
のとき82の8Biは遮断されているので、書込み制御
回路5の出力がローレベルの間メモリには[0]が書込
まれる。但し、AD変換したとき、白が8ビット共
[1]、黒が8ビット共[0]の場合である。なお、書
込み制御回路5で1時間或いは、その整数倍の時間を計
数し、映画の信号の先頭がメモリ6Zから出力される時
には、82の8Biを導通させ、8Aiを遮断せねばな
らない。なお、開始・終了信号を検出し、その間のみ、
端末とDAコンバータ80001、80002、・・
・、8Nとを接続すれば、81の8Aiと8Biとを前
述の動作をさせ、82を省略しても支障はない。この場
合は、メモリ内に雑音(0又は1)がランダムに書込ま
れるが、端末へ伝わらないので実用上の支障はない。
【0036】(実施例4)複数の信号源と多数の端末と
から成る信号の分配を考える。図6はその例である。図
6において101は図3の101と同じであり、102
は図3の102と同じであり、10Zは図3の10Zと
同じである。これらを一纏めにしたK時間の信号(映
画)を記憶できる記憶回路群が図6の3001である。
3002も同様の構成である。3001と3002を同
じ大きさ(記憶容量)にする必要はない。1001は図
1、図3の信号源1に相当するものである。1001、
1002A及び1002B(1002Aと1002Bは
同一内容)、1003、・・・・は夫々別々の内容の信
号源である。回路構成上は同一でソフト(VTRのテー
プ或いはレーザーディスクの盤等)は異なる。
【0037】2001は図3の同期再生2、クロック形
成回路、ADコンバータ4、書込み制御5、選択回路8
から構成されており、2002、・・・・は何れも同じ
構成である。端末90001、90002、9000
3、9Nの他に端末9Yからも1001の信号の送出要
求が有り、加入者9X、9Z1,9Z2からは異なる時
間に1002の信号の送出要求があり、端末9Z3から
は信号源1003の信号の送出要求が有った場合の接続
を図6に示す。端末9Yまでは図3と同一である。端末
9Xからの送出要求以外に信号源1002の信号の送出
要求が無ければ、信号源1002の出力をそのまま端末
9Xへ供給すればよく、接続は単純である。後から端末
9Z1,9Z2からの送出要求があった場合を考える
と、既に信号源1002Aの信号送出は端末9Xへの送
出開始から4分45秒経過しているので、端末9Z1へ
は最初から1002Aの信号を送出することは出来な
い。従って経済的なシステム構成を考えると事故対策も
含めてすべての信号源について、同じものを用意してお
き、最初の送出要求に対しては記憶回路群を接続せずに
信号を端末に供給し、2件目の送出要求が有ったときに
1002Aと同一の内容の信号源1002Bと記憶回路
群3002を接続し、1002Bから信号源の内容を最
初から供給する。3002を接続すれば、その後端末9
Z2から異なる時間に1002の信号の送出要求があっ
ても、3002の適当な点(1002Bの信号の最初の
1秒間の信号を次ぎに読出すことになる記憶回路の出力
が接続されているADコンバータの出力)に接続すれば
よい。全体のシステムを運用管理していれば、送出要求
の多い信号源と滅多に送出要求がない信号源との区別は
容易である。例えば図6でワークステーションを内部に
有する全体制御回路4001を設け、加入者からの送出
要求内容を全体制御回路4001で判別し、最近の送出
要求例と比較し、複数の送出要求が予測される場合は、
その時点で他に送出要求が無くても、信号源と端末の間
に記憶回路群を接続して信号を送出するようにすればよ
い。
【0038】図6では、記憶回路群3001、300
2、・・・を一つにまとめたが、例えば101、10
2、・・・を仮に1時間分の信号の記憶回路とすれば、
信号源1001、1002、・・・・の信号の長さに応
じて、3001、3002、・・・・を構成する1時間
分の記憶回路の数を切り替えることも可能である。また
このような構成にすることにより、長時間の記憶容量を
有する記憶回路群3001、3002、・・・を多数準
備する必要がなく、全体の記憶容量を少なくすることが
できる。 (実施例5)図7において、実施例1の図1と異なると
ころはADコンバータ4は選択回路を介さずに直接メモ
リ60001からメモリ6600へ接続され、そのAD
コンバータ4の8ビット出力はメモリ60001、60
002・・・・・66000ヘ並列に供給されている。
それに伴いDAコンバータ80001からDAコンバー
タ86000の接続が異なっていることと、電子交換機
6の動作が異なることであり、それ以外は図1と同一で
あるのでその構成の説明を省略する。
【0039】さて、図7のようなシステムでVODを実
施する場合の動作を以下に述べる。先ず、時刻tで、加
入者1(端末90001)から信号の要求が有ったとす
る。信号源1のレーザーディスクの再生が時刻tから始
まる。ここでは動作開始の遅れを無視して説明する。遅
れを含めなくても、本発明の趣旨には関係がないので、
説明を簡単にするため遅れを無視して以下の説明を行
う。メモリ60001へ最初の1秒分の映像信号が記憶
される。記憶させながら同時に読出しを行うので時刻t
から端末90001へ信号源1の出力の映像信号が伝え
られる。時刻t+1秒からt+2秒までは、信号源1の
出力の映像信号がメモリ60002へ記憶される。この
時電子交換機6は80002の出力を端末90001へ
伝えるように接続を切換える。電子交換機7は、1秒毎
に接続するDAコンバータを切換えて端末90001へ
は、連続した信号を供給する。
【0040】メモリ60001、60002、・・・の
読出しは、メモリ60001、60002、・・・への
書込みを秒単位で同じタイミングにすれば、読出しも秒
単位で同じに出来る。しかも、読出しは、メモリ600
01、60002、・・・の全部に共通のタイミングに
出来る。
【0041】以下60分00秒までの間80001、8
0002、・・・、86000の各DAコンバータの出
力を順次電子交換機6で切換えて、加入者90001へ
伝える。59分59秒から60分00秒までの間は、8
6000の出力を端末90001へ伝える。これによ
り、60分間の映画を端末90001ヘ伝送する事が出
来る。即ち、電子交換機は、端末90001を8000
1、80002、・・・、8Nの順に接続して行く(接
続を切換える)。
【0042】次に端末90001からの要求と同一の信
号(映画)を、全く同時に2個の端末が要求して来た場
合を考える。要求時刻をt+02秒とする。時刻t+0
0秒からt+01秒の間の映像信号はメモリ60001
に記憶されており、時刻t+01秒からt+02秒の間
の映像信号は、メモリ60002に記憶されており、時
刻t+02秒からt+03秒の間の映像信号は、メモリ
60003に記憶されている。従って、端末9000
2、90003へは、時刻t+02秒からt+03秒の
間は、メモリ60001の出力を伝えればよい。即ち、
端末90001より2秒遅れて、端末90001へ供給
されている映画と同じ映画が端末90002、9000
3へ伝えられる。以下順に2秒遅れで、メモリ6000
2、60003、・・・の順でメモリの内容が端末90
002、90003へ同時に伝えられる。即ち60分の
映画が端末90001より2秒遅れで端末90002、
90003へ伝えられる。即ち、電子交換機は、端末9
0002、90003とDAコンバータ群とを、800
01、80002、・・・、8N(N=6000)の順
に接続して行く(接続を切換える)。この動作は端末9
0001へ映画の信号を供給する場合と全く同一であ
る。既存の電子交換機を若干変更し、2以上の端末へD
Aコンバータ群の出力を同時に供給するように接続する
事は容易である。同時に接続すべき端末の数が増加して
も、或いは異なる時間に同じ映画を異なる多くの端末に
供給する事もこのような構成により可能である。
【0043】すなわち、任意の時刻t+N(端末900
01と異なる時間、仮に28分11秒とする)に、加入
者N(端末)が端末90001へ供給している信号と同
じ信号(映画)を要求したとすると、その時端末900
01へは、6N+1の内容が伝えられている。
【0044】前述の如くNを28分11秒とすればN+
1=2812となり、メモリ62812の内容が端末9
0001へ伝えられている。しかし、端末Nへは、メモ
リ60001の内容を伝えればよく、28分11秒遅れ
の映像信号を端末9Nへ伝える事が出来る。Nが複数個
でも支障はない。
【0045】丁度60分後に加入者Zから、要求があっ
たとすれば、加入者90001は丁度1時間の映画を見
終わった時刻である。即ち、メモリ86000の内容が
端末90001へ伝えられ終わった直後である。従って
端末9Zへは、メモリ60001の内容が時刻t+60
分00秒から伝えられる。即ち60分遅れで端末9Zへ
信号が伝えられる。
【0046】以上述べた如く構成すれば、任意の時刻に
複数の端末から同一の信号の送出要求を受けても、1個
の信号源で対応出来る。 (実施例6)以上の説明では、60分以下の信号(映
画)には対応できるが、1時間以上の映画も多いので2
時間以上長さのの映画に対応する方法について、図8と
共に述べる。図8において、101は図7の50001
〜5Z,60001〜6Z,70001〜7Z,800
01〜8Zを一纏めにしたものであり、102は101
と同一構成であり、以下順に10Zまで同一である。こ
のような構成をとれば、例えば、2時間以上(K時間)
の映画であっても、101と同一構成の回路をK+1ケ
準備すれば対応できる。どの時刻に加入者からの要求が
あっても、常に図2の101の80001から順に加入
者とDAコンバータ群とを接続すれば、加入者は常に映
画を最初から見る事が出来る。
【0047】さて以上の説明ではK=3(丁度3時間)
としても、図8の6の電子交換機は3×3600即ち1
0800個のDAコンバータ群と接続せねばならぬが、
電子交換機1段では一般的には無理であるので、2段以
上の構成にすればよい。
【0048】(実施例7)また、毎秒DAコンバータを
繋ぎ替える方法はLSI化すれば容易であるが、その1
例を図9に示す。図9において6Sはスイッチ群であ
り、6H001,6H002,・・・、6Hpは1時間
分の秒単位切換え回路p個を示す。端末90001から
時刻tに送信要求があると、スイッチ6Sは端末900
01と6Sと接続されていない1時間分の秒単位切換え
回路6H001,6H002,・・・、6Hpの中の端
末と接続されていないものを選んで接続する。仮に6H
001,6H002,・・・の順に選ぶものとする。こ
こでは端末90001が最初に要求をしてきたものとす
る。端末90001からの要求信号は61Mに伝えら
れ、制御回路61Cで要求内容(映画の題名)を検出
し、当該映画が記憶されている図7の信号源1を選び、
書込み制御回路の状況を調べ、図7の信号源からの信号
読出しが行われていない場合は、書込み制御回路5を駆
動し、前述の如く図7の信号源1の信号をメモリ600
01、60002、・・・へ順に書込み読出しを行う。
最初は書込みながら読出しを行うので、端末90001
からの要求に対して、電話回線網の接続時間を無視して
も若干の遅れが生じるがここでは前述の如く本発明の動
作原理の説明には関係ないので無視する。
【0049】DAコンバータ80001の出力と同期を
とってゲート61G00を導通させる。このためカウン
タ61Tが以下の動作を行う。即ち、カウンタ61は同
期式のバイナリカウンタで構成され、図7の2の出力の
垂直同期パルスを数える。61の出力は毎秒1ビットず
つ変化するよう垂直同期パルスを60分の1に分周して
出力される。61C1は61Tの出力をデコードする2
進10進のコンバータであり、その出力は図9に示すよ
うに、ゲート61G00,61G01,・・・にそれぞ
れ接続されている。00秒から01秒間はゲート61G
00が導通し、01秒から02秒まではゲート61G0
1が導通する。以下最初の1分間は61G00から61
G59までが順次導通し、DAコンバータ80001か
ら80060までの出力がゲート61G00から61G
59を介して端末90001へ伝えられる。ゲート61
G00から61G59までは出力がワイヤードORのゲ
ートである。次の1分間は62Mのなかのゲート62G
00から62G59が順次導通し、DAコンバータ80
101からDAコンバータ80160までの出力がが端
末90001へ伝えられる。以上の説明から明らかな如
く、61Mと62Mは同一の構成である。660Mまで
同一構成であり、61Mから660Mまでをまとめて6
H001と表す。この6H001がDAコンバータ80
001からDAコンバータ86000までの出力(1時
間分の信号)を順次端末90001へ送信する事によ
り、端末90001は1時間分の映画の信号スイッチ6
Sは端末90001を順次61M,62M,660Mと
接続してゆく。
【0050】以上1時間の映画について述べたが、2時
間以上の映画についても6H001と同一構成の1時間
分の秒単位切換え回路6H002,6H003、・・を
DAコンバータ群に接続し、端末90001へ信号を伝
えれば送受信できる。他の端末についても、1時間分の
秒単位切換え回路6HXXX,6HXXX+1,・・・
を用いれば端末90001の場合と同様に1時間、ある
いはそれ以上長い映画の信号を送受信でき、かつ各端末
はそれぞれ独立に信号を要求し、受け取る事が出来る。
なお、多数の端末に対応するためには、図9と同一構成
のスイッチ群6Sと1時間分の秒単位切換え回路6HY
YYを用意すればよい。
【0051】以上述べた如く構成する事により、複数の
端末から異なる時刻に同一の映画の信号の要求を受けて
も、同一の信号源からそれぞれの要求に応じたタイミン
グで映画の信号を送出出来る事が説明できた。なお6H
001を構成するカウンタ61Tは端末の要求が有った
とき(遅れは無視する)にリセットされ、62T、63
T、・・・、660Tは、61Tが1分数え終わってか
ら、62Tが垂直同期パルスをカウントし始め、62T
が1分数え終わってから63Tが垂直同期パルスをカウ
ントし始めるという順序で、動作する。このように構成
する事は容易である。
【0052】61M,62M,・・・660Mは同一構
成であり全部デジタル回路であるからIC化に適してい
る。従って6H001を1チップLSIにする事も可能
である。6Sは従来から知られている電子交換機と同種
の構成でよい。
【0053】(実施例8)以上の説明で、1つの信号源
に対して複数の端末からの要求に対応できる事は分かっ
た。次に図10で複数の信号源と複数の端末からの要求
について説明する。図中10001は図7の1、2、
3、4、5を纏めたものであり、10002、・・1k
は同一構成を有する。20001は50001〜5Z,
60001〜6Z,70001〜7Z,80001〜8
Zをまとめたものである。20001は1ケで1時間に
対応するものとする。20002、20003、・・
・、2qはそれぞれ1時間に対応するものである。端末
からの要求を制御CPU30000(ワークステーショ
ン或いはそれ以上のコンピュータ)で検出する。検出は
図9の61Cから情報を得る事で行い得る。端末の要求
する信号(映画)の長さは、10001、10002、
・・・1kの中の、1の内容を調べれば分かる。制御C
PU30000が信号源10001、10002、・・
・・1kのいずれかを選び、信号の長さ(時間)に応じ
て、20001(と同じもの)を何個信号源と接続する
かを決める。20001(と同じもの)の個数に応じ
て、6H001(と同じもの)を接続する。同一の信号
に対する端末からの要求に対しては、制御CPU300
00は対応しなくてもよい(これについては既に述べ
た)が、制御CPU30000で制御させる事も可能で
ある事はいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上本願発明によると、同一の信号に対
する複数の端末の同時または異なる時間からの受信要求
に対して、信号源の出力を時間経過と共に所定時間分づ
つ分担記憶する複数の単位記憶手段を設けることによ
り、第2の信号源を構成することで信号源を増やさず対
応できる。構成がデジタル回路主体であり、かつLSI
化に適しているので全体構成が単純化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す信号分配装置を示
すブロック図
【図2】同装置における信号の時間的変化(伝わり方)
を示すタイムチャート
【図3】本発明の第2の実施例を示す信号分配装置を示
すブロック図
【図4】本発明の第3の実施例を示す信号分配装置を示
す部分ブロック図
【図5】同装置のAND/ORゲートの具体回路図
【図6】本発明の第4の実施例を示す信号分配装置を示
すブロック図
【図7】本発明の第5の実施例である信号分配装置全体
を示すブロック図
【図8】同上の装置において2時間以上の信号を分配す
る場合の第6の実施例のブロック図
【図9】本発明の第7の実施例における電子交換機のス
イッチ群の前段に配置される信号切換え回路のブロック
【図10】本発明の第8の実施例における複数の信号源
と複数の端末間の信号分配装置のブロック図
【図11】従来の信号分配装置のブロック図
【符号の説明】
1 信号源 2 同期再生回路 3 クロック形成回路 4 ADコンバータ 5 書込み制御回路 6 電子交換機 7 ネットワーク 8 選択回路 50001〜5Z 書込みアドレス回路 60001〜6Z メモリ 70001〜7Z 読出しアドレス回路 80001〜8Z+1 DAコンバータ 90001〜9Z 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間と共に信号の内容が変化する時系列
    信号を発生する第1の信号源と、前記第1の信号源の出
    力を時間経過と共に時系列的に所定時間分づつ順次シフ
    して分担記憶するように直列に配設された複数の単位
    記憶回路からなる記憶手段と、前記第1の信号源からの
    信号が時系列的に所定時間分づつ順次シフトして前記複
    数の単位記憶回路に分担記憶された前記記憶手段を読出
    し手段に結線して前記第1の信号源からの信号が時系列
    的に分担記憶されている前記複数の単位記憶回路から前
    記第1の信号源からの信号を読み出して出力するように
    構成された第2の信号源と、前記第2の信号源の中の任
    意の単位記憶回路を起点として前記第2の信号源から順
    次読み出された信号出力を複数の端末受信機にそれぞれ
    送出する為の電子交換機とを備え、前記電子交換機によ
    り前記時系列信号が前記第2の信号源から読み出されて
    前記複数の端末受信機に分配されるようにしたことを特
    徴とする信号分配装置。
  2. 【請求項2】 時間と共に信号の内容が変化し、信号源
    毎に異なる不特定の長さの信号をそれぞれ出力する複数
    の信号源と、前記各信号源からの出力信号を一定時間分
    だけ分担記憶する単位記憶回路Uと、前記各信号源から
    の出力信号を時系列的に所定時間分づつ順次シフトして
    一定時間分だけそれぞれ分担記憶する前記単位記憶回路
    Uを複数個直列に接続し前記複数の信号源毎にそれぞれ
    配設された記憶回路群Aと、前記複数の信号源に配設さ
    れた前記記憶回路群Aの中の任意の単位記憶回路Unの
    出力を複数の端末受信機にそれぞれ送出するための電子
    交換機とを備え、前記記憶回路群Aの各単位記憶回路U
    に時系列的に所定時間分づつ分担記憶されている各信号
    からの信号を前記電子交換機を介してそれぞれ複数の
    端末受信機に供給するようにしたことを特徴とする信号
    分配装置。
  3. 【請求項3】 単位記憶回路Uiを複数個直列に接続し
    た記憶回路群Aを複数個具備し、前記複数の記憶回路群
    Aを直列に接続して記憶可能な信号量を増加させて信号
    記憶時間を長くするように構成し、前記単位記憶回路U
    iを複数個直列に接続した記憶回路群Aにより記憶でき
    る信号の長さをqT秒とし、信号源から供給される信号
    の長さをzT秒とし、z>qのとき、記憶時間をzT秒
    より長くするように、直列に接続される前記記憶回路群
    Aの接続個数を制御する制御回路を設けた事を特徴とす
    請求項2記載の信号分配装置。
  4. 【請求項4】 複数の記憶回路群Aと、時間と共に信号
    の内容が変化し、信号源毎に異なる不特定の長さの信号
    を出力する複数の信号源と、前記複数の信号源のうち使
    用頻度の高いものを判定する判定手段とを設け、前記判
    定手段により使用頻度が高いと判定された信号源に、前
    記複数の記憶回路群Aの一部を優先的に接続するように
    したことを特徴とする請求項2記載の信号分配装置。
  5. 【請求項5】 単位記憶回路に記憶出来る時間をT秒間
    とするとき、信号源から信号を時刻t0に時系列的に出
    力し始め、第1の単位記憶回路U1に最初のT秒間の信
    号を書込み、次の[t0+T]秒から[t0+2T]秒ま
    での間は前記第1の単位記憶回路U1から信号を読出
    し、読出した信号を第2の単位記憶回路U2に書込みつ
    つ、読出した後に前記信号源からの信号を前記第1の単
    位記憶回路U1にT秒間書込み、次の[t0+2T]秒か
    ら[t0+3T]秒までの間、前記第1の単位記憶回路
    U1から信号を読出し、読出した信号を前記第2の単位
    記憶回路U2に書込みつつ、読出した後に信号源からの
    信号を前記第1の単位記憶回路U1にT秒間書込み、同
    時に前記第2の単位記憶回路U2から信号を読出し、
    [t0+2T]秒から[t0+3T]秒までの間、前記第
    2の単位記憶回路U2から読出した信号を第3の単位記
    憶回路U3に書込み、以下順次シフトして各単位記憶回
    路Uiへ信号源からの信号を書込み、例えばXT秒の長
    さの信号(映画等)をX個の単位記憶回路群に書込み、
    X個の記憶回路群Aを構成する各単位記憶回路の記憶内
    容を共通のタイミングで読出すための、読出し制御回路
    を設け、各単位記憶回路Uiから同時に信号を読出すと
    共に第1の端末受信機、及びこれと同一タイミングで信
    号を供給すべき端末受信機に対しては、第1の単位記憶
    回路U1 の入力信号又は同一タイミングの信号を供給
    し、第1の端末受信機から、任意の時間Y秒だけ遅れた
    タイミングで、信号源の信号を最初から必要とするN番
    目の端末受信機に対しては、信号源出力の最初の部分を
    記憶し、かつその記憶内容を読出している単位記憶回路
    Uk の次の単位記憶回路Uk+1 の信号出力を供給するた
    めの電子交換機を具備した事を特徴とする請求項1また
    は2記載の信号分配装置。
  6. 【請求項6】 第1の端末受信機から、任意の時間Y秒
    だけ遅れたタイミングで、信号を送出要求した端末Nに
    対しては、Y+p秒(Y>>p)から信号源出力の最初
    の部分を供給する事により、単位記憶回路の記憶時間
    (遅延時間)の長さを任意に設定可能にした事を特徴と
    する請求項5記載の信号分配装置。
  7. 【請求項7】 電子交換機と信号源との間に配置され、
    信号源の映像信号中一番最初の信号が現在読出されてい
    る単位記憶回路がどれであるかを管理する制御回路を設
    け、任意の時刻(第1の端末が送出要求した時刻からY
    秒後)に送出要求が行われたN番目の端末に対して、直
    ちにまたは微小時間後に信号源の映像信号中の一番最初
    の信号を供給し、以降順次時間の経過と共に信号源から
    の信号を約Y秒遅れで前期N番目の端末に供給するよう
    接続する電子交換機を備えた事を特徴とする請求項5
    載の信号分配装置。
  8. 【請求項8】 信号源から時系列信号を、時間の経過と
    共に第1の単位記憶回路、第2の単位記憶回路というよ
    うに順に複数の単位記憶回路に分担記憶するように信号
    を書込み、前記書込まれた時系列信号を、第1の端末受
    信機、及びこれと同一タイミングで信号を供給すべき端
    末受信機に対して、前記第1の単位記憶回路の記憶内
    容、前記第2の単位記憶回路の記憶内容というように順
    に出力して供給するべく前記複数の単位記憶回路の入出
    力を切換える電子交換機を具備し、第1の端末受信機か
    ら、任意の時間T分だけ遅れたタイミングで、信号源の
    信号を最初から必要とするN番目の端末受信機に対して
    は、第1の端末受信機へ供給される信号よりもT分だけ
    遅れた時間から、前記書込まれた時系列信号を、第1の
    端末受信機、及びこれと同一タイミングで信号を供給す
    べき前記N番目の端末受信機に対して、前記第1の単位
    記憶回路の記憶内容、前記第2の単位記憶回路の記憶内
    容というように順に出力して供給するべく前記複数の単
    位記憶回路の入出力を前記電子交換機により切換えて供
    給する事を特徴とする請求項1記載の信号分配装置。
  9. 【請求項9】 信号源の数をNとし、単位記憶回路Ui
    を複数個直列に接続した記憶回路群Aを複数個具備し、
    前記記憶回路群Aの数をXとし、N>Xの条件下で、複
    数の端末から異なる時間に同一の信号の送出要求を受け
    たとき、当該信号源の信号の長さがqT秒より長い場合
    に制御用コンピュータにより、複数個の記憶回路群Aを
    結合し、各端末からの送出要求に対応した信号を送出す
    る機能と、複数の信号源の信号の送出を、異なる端末群
    から、同時または異なる時刻に送出要求された時、信号
    の長さに対応して前期記憶回路群Aを必要な個数だけ直
    列に接続し、各端末に対して、送出要求時刻から微小時
    間の遅れで、送出要求された信号を最初から供給するよ
    う電子交換機と信号源と複数の記憶回路群Aとを接続す
    るスイッチ群を備えた事を特徴とする請求項1または2
    記載の信号遅延分配装置。
  10. 【請求項10】 時間と共に信号の内容が変化し、信号
    源毎に異なる不特定の長さの信号源と、前記信号源から
    の出力信号を一定時間分だけ記憶する単位記憶回路U
    と、前記単位記憶回路Uを複数個結線し前記信号源から
    の出力信号を時間経過と共に時系列的に所定時間分づつ
    順次シフトして分担記憶するように並列に接続した回路
    Aと、前記複数個の単位記憶回路群の中の任意の単位記
    憶回路nの出力を複数の端末受信機に送出する為の電子
    交換機とを備え、電子交換機と信号源との間に配置され
    リセット手段により、前記信号源の映像信号中の垂直
    同期パルスを数えるカウンターを端末からの信号送信要
    求を受信した時点でリセットする事を特徴とする信号分
    配装置。
  11. 【請求項11】 時間と共に信号の内容が変化し、信号
    源毎に異なる不特定の長さの信号源と、前記信号源の出
    力を一定時間分だけ記憶する単位記憶回路Uと、前記単
    位記憶回路Uを複数個結線し前記信号源からの出力信号
    を時間経過と共に時系列的に所定時間分づつ順次シフト
    して分担記憶するように並列に接続した回路Aと、前記
    複数個の並列接続された単位記憶回路群の中の任意の単
    位記憶回路nの出力を複数の端末受信機に送出する為の
    電子交換機とを備え、前記電子交換機と信号源との間に
    配置され、端末からの信号送信要求を受信し、信号内容
    を判別する制御回路により、信号源の映像信号中の垂直
    同期パルスを数えるカウンターをリセットする事を特徴
    とする信号分配装置。
  12. 【請求項12】 時間と共に信号の内容が変化し、信号
    源毎に異なる不特定の長さの信号源と、前記信号源から
    の出力信号を一定時間分だけ記憶する単位記憶回路U
    と、前記単位記憶回路Uを複数個結線し前記信号源から
    の出力信号を時間経過と共に時系列的に所定時間分づつ
    順次シフトして分担記憶するように並列に接続した回路
    Aと、前記複数個の並列接続された単位記憶回路群の中
    の任意の単位記憶回路nの出力を複数の端末受信機に送
    出する為の電子交換機とを備え、電子交換機と信号源と
    の間に配置された、信号源の映像信号中の垂直同期パル
    スを数えるカウンターの出力をデコードし、デコード出
    力を2入力ANDゲート群又は、NANDゲート群に供
    給し、これらを順次導通せしめ、単位記憶回路の出力を
    順次、端末へ送出する事を特徴とする信号分配装置。
  13. 【請求項13】 時間と共に信号の内容が変化し、信号
    源毎に異なる不特定の長さの信号源と、前記信号源の出
    力を一定時間分だけ記憶する単位記憶回路Uと、前記単
    位記憶回路Uを複数個結線し前記信号源からの出力信号
    を時間経過と共に時系列的に所定時間分づつ順次シフト
    して分担記憶するように並列に接続した回路Aと、前記
    複数個の並列接続された単位記憶回路群の中の任意の単
    位記憶回路nの出力を複数の端末受信機に送出する為の
    電子交換機とを備え、信号源の数をNとし、単位記憶回
    路Uを複数個まとめてT時間分の記憶を行わせる回路A
    の数をXとし、N>Xの条件下で、複数の端末から異な
    る時間に同一の信号の送出要求を受けた時、当該信号源
    の信号の長さがt>Tの場合に制御用コンピュータによ
    り、複数個の回路Aを結合し、各端末からの要求に対応
    した信号を送出する事を特徴とする信号分配装置。
  14. 【請求項14】 時間と共に信号の内容が変化する時系
    列信号を出力する信号源と、前記信号源からの信号を一
    定時間Tだけ記憶する単位記憶回路Uと、前記単位記憶
    回路Uを前記信号源からの出力信号を時間経過と共に時
    系列的に所定時間分づつ順次シフトして分担記憶するよ
    うにX段直列に接続して前記直列接続されたX段の単位
    記憶回路Uにおいて各前段に接続された前記単位記憶回
    路Uからの信号をそれぞれ一定時間Tだけ記憶し、時間
    T毎に順次記憶内容を後段に転送することにより時間T
    Xだけ信号を遅延する遅延手段と、前記遅延手段の各段
    の後段に転送するタイミングに合わせて、単位記憶回路
    Uの記憶内容を適宜読み出す遅延信号読みだし手段と、
    前記遅延手段の各段に設けられた前記遅延信号読みだし
    手段からの信号を端末受信機に送出するための電子交換
    機とを有する信号分配装置。
  15. 【請求項15】 時間と共に信号の内容が変化する時系
    列信号を出力する信号源と、前記信号源からの信号を一
    定時間Tだけ記憶する単位記憶回路Uと、前記単位記憶
    回路Uを前記信号源からの出力信号を時間経過と共に時
    系列的に所定時間 分づつ順次シフトして分担記憶するよ
    うにX段並列に接続して、並列接続された前記単位記憶
    回路Uの各前段に接続された前記単位記憶回路Uからの
    信号をそれぞれ一定時間T毎に前記時系列信号を時間T
    Xだけ記憶する記憶手段と、前記記憶手段の各単位記憶
    回路から読み出すタイミングに合わせて、前記各単位記
    憶回路Uの記憶内容をそれぞれ適宜読み出す信号読みだ
    し手段と、前記信号読みだし手段からの信号を端末受信
    機に送出するための電子交換機とを有する信号分配装
    置。
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