JPH066774A - 時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法 - Google Patents

時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法

Info

Publication number
JPH066774A
JPH066774A JP16473892A JP16473892A JPH066774A JP H066774 A JPH066774 A JP H066774A JP 16473892 A JP16473892 A JP 16473892A JP 16473892 A JP16473892 A JP 16473892A JP H066774 A JPH066774 A JP H066774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
time
signals
field
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16473892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takahashi
博 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP16473892A priority Critical patent/JPH066774A/ja
Publication of JPH066774A publication Critical patent/JPH066774A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間軸圧縮放送の適用範囲を広げることが可
能な時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法を提供す
る。 【構成】 複数の生番組からの複数のテレビ信号を各々
ディジタル符号化して記憶し、記憶されたテレビ信号を
各々高速で読み出して時間的に圧縮された複数の信号に
変換し、その後、変換された複数の信号を交互に組み合
わせることによって、複数の生番組をリアルタイムで放
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は時間的に圧縮された信号
によるテレビ放送の方法に関し、特に、複数の番組を一
台の録画装置で同時に録画可能とする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特願平4−113649号明細書は、通
常のテレビ信号の帯域を上げ、1フレ―ム(またはフィ
―ルド)送出時間内に複数のフレ―ム(フィ―ルド)を
送出し、受信側で元の信号にもどす方法を開示してい
る。また、同明細書には、番組識別のためのコ―ドを付
加する方法も開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
特願平4−113649号明細書に示された方法におい
ては、連続したフィ―ルド画像信号の時間軸を圧縮する
ため、実際の時間進行と放送内容の時間信号が一致しな
いという欠点があった。また、放送プログラムに生放送
が期待できないなど、限定される部分もあった。
【0004】本発明の時間軸圧縮信号によるテレビ放送
の方法はこのような課題に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、複数の番組の映像信号を
時間軸圧縮手法によってリアルタイムで混合し、複数の
生放送を1つのチャンネルによって放送することで時間
軸圧縮放送の適用範囲を広げることが可能な時間軸圧縮
信号によるテレビ放送の方法を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、従来、1つの
チャンネルしか録画出来なかった録画装置に関しても複
数の映像信号を同時に録画可能な時間軸圧縮信号による
テレビ放送の方法を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、同期のとれ
ていない複数の時間軸圧縮された放送信号と通常放送信
号との同時録画が可能な時間軸圧縮信号によるテレビ放
送の方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法
は、複数の生番組からの複数のテレビ信号を各々ディジ
タル符号化して記憶し、記憶されたテレビ信号を各々高
速で読み出して時間的に圧縮された複数の信号に変換
し、その後、変換された複数の信号を交互に組み合わせ
ることによって、複数の生番組をリアルタイムで放送す
る。
【0008】
【作用】すなわち、本発明の時間軸圧縮信号によるテレ
ビ放送の方法においては、複数のテレビ信号を各々高速
で読み出して時間的に圧縮された複数の信号に変換す
る。そして、変換された複数の信号を交互に組み合わせ
ることによって、複数の生番組をリアルタイムで放送す
る。
【0009】
【実施例】まず、図1を参照して、本発明の実施例にお
けるテレビ放送の方法の概略を説明する。
【0010】まず、複数のテレビ信号を時間的に圧縮す
るために放送したい信号の数に等しい数の時間軸圧縮装
置(図2を参照して後述する)を用意する。本実施例で
は3つの番組を同時放送する場合を例にとって説明する
ので、装置の数も3台となる。各番組の映像信号はこの
時間軸圧縮装置によりフィ―ルド画像信号が3倍以上の
周波数に変換される。この変換信号を、同期を取りなが
ら図の様に番組ごとに交互に出力させることで1つの連
続信号として処理する。これにより、通常は1/60秒
毎のフィ―ルド信号がこの場合は1/180秒毎に生成
され、しかも各番組のフィ―ルド信号が交互に現われる
ことになる。
【0011】しかし、1つの番組について注目すれば、
その映像信号が現われる間隔は1/60秒であり、実時
間でフィ―ルド信号が現われる間隔に等しい。この際、
各信号の始めには信号を判別するためのコ―ド符号を付
加しておく。
【0012】以上により、受信側ではある1つのコ―ド
の信号のみを選択し、その信号の時間軸を伸張すること
によって元の画像を再現することが可能となる。この選
択するコ―ドを変更すれば同時放送されている他の番組
を任意に選ぶことが出来る。このようにして、複数の生
放送を1つのチャンネルを使うだけでリアルタイムで放
送し、かつ視聴可能とすることが出来る。
【0013】なお、録画装置では、時間軸圧縮された信
号を磁気記録するが、録画時にあらかじめ決められたト
ラック上の位置に録画するので、番組を判別するために
新たにコ―ドを挿入する必要がない。再生時にはトラッ
ク間隔、またはトラック上に記録された位置を選択する
ことにより番組が選定可能である。
【0014】また、同期のとれていない複数の信号を同
時録画するので、時間軸を圧縮するためのメモリ装置を
同期装置として使用することで、複数の信号を交互に組
み合わせて一台の録画装置に記録することが可能とな
る。
【0015】以下に、図2、図3を用いて本発明の第1
の実施例を説明する。この実施例の構成は図2に示す通
りである。各番組を撮影することによって得られる複数
のカメラ出力から調整室で実際に放送する映像が選択さ
れ、最終的に1つの映像信号になり、例えば、映像信号
送出部1Aから出力される。この映像信号は2フィ―ル
ド分の記憶容量を持つフィ―ルドメモリ2Aに入力され
る。フィ―ルドメモリ2Aに記憶された映像信号はコー
ド付加/高速読出装置3A、順次同期送出装置4を経て
送信装置5から送信される。順次同期送出装置4は接続
された映像信号のタイミングをとるために各装置類、及
び各映像信号送出部1A〜1Cと電気的に接続されてい
る。なお、フィ―ルドメモリ2A〜2C、コード付加/
高速読出装置3A〜3C、順次同期送出装置4は時間軸
圧縮装置を構成する。
【0016】一方、受信側においては、受信装置6にコ
ード検出/番組選別装置7、フィ―ルドメモリ8、読出
装置9を付加して通常のディスプレイ10によって目的
の映像画面を視聴することが可能となる。次に、上記構
成の動作を説明する。
【0017】前記したように、通常の番組の映像画面は
1/60秒毎のフィ―ルド信号の繰り返しによって動画
像を形成している。これは図3の上部に“番組−A、
B、C”で示されるようなタイミング、すなわち順次同
期送出装置4からの信号で各フィ―ルドが同時にスタ―
トするように設定される。各番組ごとの映像信号はフィ
―ルドメモリ2A〜2Cに送られてまずディジタル符号
化されたあと、2フィ―ルド分あるメモリ内の2つの記
憶エリアを交互に使用する形でフィ―ルド信号が記憶さ
れる。すなわち、メモリ内のエリアをチャンネル−A
(CH−A)、及びチャンネル−B(CH−B)と呼ぶ
ことにすれば、始めのフィ―ルド信号はCH−A、次は
CH−B、その次は再びCH−Aというようにサイクリ
ックに記憶されることになる。この場合、各映像信号の
同期がとれているので各番組ごとのタイミングは一致し
ている。
【0018】この1フィ―ルド分の記憶が終了した時点
で、順次同期送出装置4は各コード付加/高速読出装置
3A〜3Cに対して順次読出開始の信号を送る。まず、
コード付加/高速読出装置3Aに対して信号が送られる
と、フィ―ルドメモリ2Aからは、記憶時の3倍以上の
高速で読み出しが始まる。フィ―ルドメモリ2Aから読
み出された信号はアナログ信号に変換されるが、変換を
行なうのはフィールドメモリ2A〜2C内及びコード付
加/高速読出装置3A〜3C内のいずれでも良い。高速
読出装置3Aは、この信号がどの番組のものであるかの
判定用コ―ドを先頭に付加して順次同期送出装置4に送
る。フィールドメモリ2Aからの読み出しの間も、もう
1つの記憶エリアでは次のフィ―ルドの記憶が継続して
いるが、読み出し速度が速いために読み出しを終了して
もまだその記憶過程は続いている。この間に、同様にし
てフィールドメモリ2B、2Cに関しても読み出しを実
行する。この結果、次のフィ―ルドの記憶が完了する迄
にはA,B,Cの3つの映像信号の1フィ―ルド分が全
て順次同期送出装置4を経由して送信装置5へ送られ
る。以上を繰り返すことにより、図3の“順次同期送
出”で示される形で3つの映像信号がリアルタイムで送
出されることになる。
【0019】一方、受信側ではコード検出/番組選別装
置7によって、送出側のコード付加/高速読出装置3A
〜3Cで付加された判別用コ―ドを検出し、希望する番
組の信号のみをフィ―ルドメモリ8でディジタル化して
記憶させる。読出装置9では、記憶開始と同時に今度は
実時間でのタイミングで、すなわち、送出側でフィ―ル
ドメモリに記憶されたときのタイミングで読み出しを開
始し、アナログ信号に変換して通常のディスプレイ10
に画像を表示させる。厳密には、これら一連の圧縮・伸
張動作のために実時間と再生時間の間には約1フィ―ル
ド分の時間遅れが生じるが実用上リアルタイムと考えて
差し支えない。
【0020】また、将来、テレビ放送がディジタル化さ
れた場合、上記動作のうち送信側のフィ―ルドメモリ2
A〜2Cから受信側のフィ―ルドメモリ8までの信号を
全てディジタル符号で扱うことが可能となり、本実施例
の有効性がより大きくなる。以上により複数の生放送番
組を同時進行の形でリアルタイムで放送でき、視聴者は
任意の番組を選択して視聴することが出来る。
【0021】以下に、本発明の第2の実施例を説明す
る。この実施例においては、複数の映像信号を1台の装
置で録画、再生するものである。ここでは2つの信号を
例にとって説明するが、さらに多数の信号でも処理は可
能である。
【0022】図4において、フィ―ルドメモリ13は複
数の信号入力端子と、各々をディジタル化する変換器
と、2フィ―ルド画像を記憶するだけのメモリ容量を入
力端子毎に持っている。高速読出回路14はメモリの内
容を記録された時間間隔より早く読み出して磁気記録装
置15へ信号を送り出す装置である。フィ―ルドメモリ
16は磁気記録装置15から希望する信号のみを読み出
して一時記憶するメモリで、その内容は通常読出回路1
7によって実時間のタイミングで読み出され、アナログ
信号に変換されて映像信号出力19から映像信号として
出力される。これらの回路、装置の同期は同期回路18
によって制御される。また、11、12は映像信号入
力、20は外部同期信号である。上記の構成の動作を図
4、図5を用いて説明する。
【0023】映像信号入力11には番組−Aの信号が、
映像信号入力12には番組−Bの信号が入力されている
とする。これらの信号は第1の実施例で述べられたよう
に既に同期がとられているか、同期回路18からの外部
同期信号20により同期がとられて同じタイミングでフ
ィ―ルド信号が開始されるようになっている。各々のフ
ィ―ルド画面を表す信号はフィ―ルドメモリ内でディジ
タル化され、各入力端子毎に設けられているメモリのう
ちの半分のエリア(CH−A)に記憶される。
【0024】1フィ―ルド分の記憶が終了すると高速読
出回路14は、まず番組−Aを記憶したフィ―ルドメモ
リのCH−Aから記憶時の2倍以上の速度で読み出しを
開始し、その信号を磁気記録装置15へ送り出す。同時
に同期回路18は番組−A,Bの次のフィ―ルドを残り
のメモリエリア(CH−B)に記憶するよう信号を出
す。すなわち、フィ―ルドメモリ13はCH−Aに記憶
した内容が読み出されている間、CH−Bに次のフィ―
ルド信号を記憶していることになる。ところで、CH−
Aの読み出しは、記憶時の2倍以上の速さで行なわれる
ため、次のフィ―ルドが記憶されている半ばで番組−A
の読み出しは終了する。
【0025】そこで、続いて番組−Bの読み出しを同様
に行なうと、番組−Bの読み出しは進行中である次のフ
ィ―ルドの記憶終了とほぼ同時に終了することになる。
このようにして、1つのフィ―ルドを記憶中2つの番組
の前のフィ―ルド信号が読み出され、磁気記録装置15
に送られることになる。この後は、CH−Bの番組−A
の読み出しが始まるとともにCH−Aに対して次のフィ
―ルドの記憶が始まる。以上の繰り返しにより、2つの
番組の内容が同時に、リアルタイムで磁気記録装置15
に記録されることになる。
【0026】磁気記録装置15は、一般にビデオテ―プ
レコ―ダと呼ばれる装置であるが、本発明での入力信号
はディジタル値であるため、これをアナログ値に変換し
て記録しても良いし、周波数変調等の変調方法を用いて
ディジタル値として記録しても良い。アナログ値として
記録した場合には出力時に再びディジタル化する必要が
ある。いずれの記録方式でも、図6(A)に示すように
1つのトラックごとに1つの番組の1フィ―ルド情報が
記録され、番組−Aと番組−Bは交互に記録される。
【0027】次に記録された信号を読み出す動作を説明
する。番組の信号は交互に記録されているわけであるか
ら、どちらを選択するかは同期信号など、電気的な手段
によって選択可能であるため、特に判別用のコ―ドなど
は不要である。たとえば番組−Aを読み出したければ任
意に同期させたトラックを1つおきに読み出して視聴
し、番組−Aでなければ同期を1トラック分ずらせば良
い。さらに、同時録画する信号数が増えた場合には再生
時にトラック間隔を増やして同期させればよく、発展性
のある記録方法となる。読み出された信号は、このまま
では通常の倍の速さで記録されていることになるので一
時的にフィ―ルドメモリ16に蓄積される。このメモリ
には書込と読み出しがほぼ同時に行なえるデュアルポ―
トメモリを用い、書き込み開始と同時に通常の速度によ
る読み出しを開始する。この信号はアナログに変換され
て通常の映像信号として出力される。
【0028】このようにして、2つの番組が一台の記録
装置により同時に記録することが可能となる。また、本
方式では、フィールドメモリ13への書き込み時間をさ
らに高速化することで同時記録できる番組数を増加させ
ることが可能である。以下に本発明の第3の実施例を説
明する。本実施例は第2の実施例における磁気記録装置
15の記録方法について述べたものである。
【0029】前例では各フィ―ルド情報はトラックごと
に記録されたが、本実施例の様に図6(B)で示す記録
方法を用いることも出来る。本実施例は記録装置の記録
密度を高めて、1トラック内に同時録画する全てのフィ
―ルド信号を順に記録する方法で、記録媒体である磁気
テ―プの使用量を減らし、長時間の録画に対応可能であ
る。
【0030】図6(B)では、同時録画する番組数を2
とした場合の例を説明している。1トラックは実時間の
1フィ―ルド分の記録時間(約1/60秒)で、この間
に時間圧縮された(高速で読み出された)フィ―ルドデ
―タを2つ連続して記録するものである。2つのフィ―
ルドデ―タの間には同期をとるために若干のスペ―スを
設けても良い。以下に、本発明の第4の実施例を説明す
る。
【0031】本実施例は時間軸を圧縮して放送される同
期のとれていない任意の複数番組を同時に録画可能とす
る方法について説明する。ここでは、例えば、第1の実
施例のように、放送をしているテレビ局が2つあり、互
いに同期がとれていない場合を想定する。また、本実施
例では2つの信号を例にとって説明するが、信号数が増
えた場合への展開は容易である。
【0032】図7に示す録画用複数の信号は2倍に圧縮
された、互いに同期のとれていない映像信号であり、こ
の信号には前述したように番組判定用のコ―ドが付加さ
れているものとする。これを録画するための装置の構成
を図8に示す。
【0033】所望の各映像信号A、B(21、22)が
信号選択回路28、29によって選択されたあと、それ
ぞれディジタル符号化記憶装置であるフィ―ルドメモリ
23、24に入力される。フィ―ルドメモリ23、24
はそれぞれ2つのフィ―ルド信号が記憶できる容量メモ
リch1、ch2を有する。フィ―ルドメモリ23には
メモリからの読み出しタイミング信号を作成する回路2
5が付加されている。各フィ―ルドメモリの出力はタイ
ミング信号作成回路25からのタイミング信号によって
書き込み時の2倍の速度で信号合成回路26に読み出さ
れ、ここで1つの信号に合成されて、磁気記録装置27
に入力される。以下に上記の構成の動作を図8、図9を
参照して説明する。
【0034】圧縮映像信号AまたはBは、ユ―ザによっ
て設定される信号選択回路28、29によって録画すべ
き信号かどうかが判定される。どちらか一方、または両
方の信号が録画すべきものと判定されると録画動作が始
まる。本実施例では複数番組を同時録画することを考え
ているため、信号が1つでも複数でも動作は変わらな
い。1つの番組を録画する場合には他の信号は無信号と
して記録されることになる。以下、2つの信号がともに
選択された場合を例にとって説明する。
【0035】まず、圧縮映像信号Aはフィ―ルド信号毎
にフィールドメモリ23内の2つのエリアch1、ch
2に交互に記憶される。この動作は圧縮映像信号Bに対
しても同様である。異なるのはタイミング信号作成回路
25が、圧縮映像信号Aを基準にしてメモリからの読み
出しタイミング信号を作成する点である。
【0036】タイミング信号作成回路25は、圧縮映像
信号A用のフィールドメモリ23(以下、メモリAと呼
ぶ)への書き込み開始とともにメモリAからの読み出し
タイミング信号を立ち上げ、一定時間後にこれを下げて
メモリAからのデータ読み出し開始のタイミングとす
る。この読み出し開始時間のタイミングは、倍の速度で
読み出したときに最後のデ―タの読み出しがメモリAへ
の書き込み終了直後になる様にする。
【0037】一方、圧縮映像信号B用のフィールドメモ
リ24(以下、メモリBと呼ぶ)に対する読み出しは、
メモリAの読み出しが終了した直後に開始され、次にメ
モリAを読み出すまでに終了していればうまく同期がと
れることになる。従って、メモリAの読み出し完了直後
にメモリBへの読み出しタイミング信号が出される。こ
の信号はメモリBの2つのエリアch1、ch2のう
ち、その時点で書込が終了している記憶エリアに対して
出力開始を要請する。これら双方のメモリから読み出さ
れた信号は信号合成回路26で1つの連続信号に合成さ
れて磁気記録装置27へ送られる。以下に、一方の信号
のタイミングを基にして2つの信号の同期をとる方法に
ついて図10を用いて説明する。
【0038】まず、1つのメモリエリアに注目してその
読み出し可能なタイミングを考えてみる。メモリch1
書き込み信号のA1とA2部分が該メモリエリアへの書
き込み時間である。各メモリは読み出しと書込のアドレ
ス設定が別個に行なえるデュアルポ―トタイプを用い
る。このとき、A1の読み出しは書込が半分終了した時
点以降から始めると、たとえ2倍の速度で読み出しても
読み出しアドレスが書き込みアドレスを越えることはな
い。従って書き込みが半分終了した時点が読み出し可能
の最も早いタイミングとなる。
【0039】一方、A1が読み出せなくなるのは次のA
2の書込によってA1のデ―タが更新される時点であ
る。すなわち、次のA2の書込が始まる直前(少なくと
も1書き込みサイクル前)から読み出しを始めれば良
い。この期間が、“開始可能時間”として示される太線
の部分である。この期間は、もう1つのメモリエリアB
についても同一であるからこれをあわせて図示すれば、
1つのエリアへの書き込み中は常に他のエリアからの読
み出しが可能であることがわかる。また、エリアごとの
読み出し可能期間は重複しているので、両方のエリアか
ら読み出せないという期間は存在しない。以上により、
タイミング信号作成回路25が一方の信号のタイミング
のみから同期信号を作成して他の信号を読み出しても有
効なことがわかる。
【0040】本実施例の時間軸圧縮動作において、一般
に問題になると考えられるのは信号のディジタル符号化
の部分である。メモリ動作、D/Aコンバ―タに比較し
てA/Dコンバ―タの変換速度はこれまでそれほど速く
なかった。しかし、HDTVの開発とともにA/Dコン
バ―タの高速化も進み、HDTVの74.25MHzど
ころか、500MHzの変換レ―トを示す製品さえ出始
めている。したがって、NTSC方式で必要とされる2
0MHz程度の変換レ―トの数倍の変換レ―トは十分実
現可能である。
【0041】上記説明では録画する信号がともに時間軸
圧縮された放送信号であったが、時間軸圧縮されていな
い複数の信号を同様に記録することも可能である。すな
わち、上記説明において、時間軸圧縮された信号の部分
を通常信号に置き換えれば良い。構成も動作も全く同じ
で、ただ単に動作時間が2倍に伸張された場合と考えれ
ば良い。ただし、通常の放送信号の場合には番組を識別
するためのコ―ドが付加されていないため、番組の選定
には番組開始時間を基準に用いるしかない。このように
して、時間軸圧縮のための装置を同時に同期装置として
使用することで任意の放送信号を複数同時に録画するこ
とが可能となる。
【0042】以下に、第5の実施例について説明する。
本実施例では、通常時間軸の放送信号と圧縮された放送
信号を同時に録画する例を説明する。装置の構成は第4
の実施例と同じであるが、この実施例では、図8におい
て、圧縮映像信号B(22)としていたものを通常信号
と考える。他の構成は同じであるので説明を省略する。
【0043】以下に、上記の構成の動作を図11を用い
て説明する。第4の実施例と異なるのは圧縮倍率と同期
のタイミングである。圧縮映像信号Aのメモリ23から
の読み出しが書き込み時の2倍である点は変わらない
が、圧縮映像信号Bは通常信号であるため、読み出しは
書き込み時の4倍で行なう必要がある。
【0044】これら両信号の読み出しサイクルを図示す
れば図11のa,bの様になる。これより、aの読み出
し終了タイミングから同期信号を作成すると、bの1サ
イクル(メモリch−1,ch−2からの読み出し)内
に4回の同期タイミングが得られることになる。これ
は、圧縮映像信号Bの1つのメモリエリア書込が終了し
て次の書込が始まるまでに少なくとも2回の同期タイミ
ングが存在することを意味しており、第4の実施例と同
様に圧縮映像信号Aのみのタイミングで同期がとれるこ
とになる。このようにして、本実施例においては、通常
信号と圧縮信号との同時録画を行なうことが可能とな
る。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、実際の放送時間より長時間の番組を視聴者に送り届
けることが可能となり、チャンネル数を増やす事無く放
送番組を増加させることができる。また、1台の記録装
置に複数の番組を同時に記録でき、視聴したい番組を選
択して再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるテレビ放送の方法の概
略を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図3】図2に示す構成の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図5】図4に示す構成の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】入力信号をアナログ信号で記録する場合の記録
形態を示す図である。
【図7】2倍に圧縮された互いに同期のとれていない圧
縮映像信号を示す波形図である。
【図8】互いに同期のとれていない2つの圧縮映像信号
を録画するのに必要な装置の構成を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施例の構成を示す波形図であ
る。
【図10】一方の信号のタイミングを基にして2つの信
号の同期をとる方法を説明するための図である。
【図11】第5の実施例の動作を説明するための波形図
である。
【符号の説明】
1A〜1C…映像信号送出部、2A〜2C…フィールド
メモリ、3A〜3C…コード付加/高速読出装置、4…
順次同期送出装置、5…送信装置、6…受信装置、7…
コード検出/番組選別装置、8…フィールドメモリ、9
…読出装置、10…ディスプレイ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の生番組からの複数のテレビ信号を
    各々ディジタル符号化して記憶し、記憶されたテレビ信
    号を各々高速で読み出して時間的に圧縮された複数の信
    号に変換し、その後、変換された複数の信号を交互に組
    み合わせることによって、複数の生番組をリアルタイム
    で放送することを特徴とするテレビ放送の方法。
JP16473892A 1992-06-23 1992-06-23 時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法 Withdrawn JPH066774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16473892A JPH066774A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16473892A JPH066774A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066774A true JPH066774A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15798970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16473892A Withdrawn JPH066774A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066774A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001006780A1 (fr) * 1999-07-16 2001-01-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disque optique, appareil d'enregistrement/reproduction de disque optique, et procede d'enregistrement/reproduction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001006780A1 (fr) * 1999-07-16 2001-01-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disque optique, appareil d'enregistrement/reproduction de disque optique, et procede d'enregistrement/reproduction

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0595323B1 (en) Method and apparatus for deriving interlaced standard definition video from interlaced high definition video
US6233735B1 (en) Near video-on-demand system and broadcasting method therefor
JP3393242B2 (ja) 情報送信方法及び装置
EP0476629B1 (en) Video and audio data recording and reproducing apparatus
JPH05244562A (ja) 映像信号記録・再生装置
JPH0738839A (ja) データ記録及び再生方法並びにビデオレコーダー
JPH0983949A (ja) 記録信号作成装置
KR20010050137A (ko) 디지털신호 기록장치 및 기록매체
EP0487182B1 (en) Video signal recording apparatus
JPH066774A (ja) 時間軸圧縮信号によるテレビ放送の方法
JP2002112207A (ja) コンテンツ伝送・再生システム、コンテンツ伝送装置、コンテンツ再生装置及びコンテンツ伝送方法
JPS5983489A (ja) カラ−映像信号の面直並列処理方式
JPH05244556A (ja) 映像信号記録再生装置および映像信号のフィールド間引き方法
JPS6331382A (ja) 磁気録画再生装置
JP3567517B2 (ja) 画像伝送システムにおけるディジタル信号処理装置
JP2004040580A (ja) 映像再生装置
JP3176020B2 (ja) マルチチャネル記録再生装置
JPH05252495A (ja) 放送番組の伝送方法
JPH09298719A (ja) 複数のディジタル信号の多重化方法およびその装置
JP2719062B2 (ja) 多重画面磁気記録再生装置
JP2594182B2 (ja) Museデコーダ
JP3381474B2 (ja) 信号分配装置
SU995375A1 (ru) Система магнитной записи и воспроизведени телевизионных сигналов
KR100219128B1 (ko) 컴퓨터 모니터에 영상표출이 가능한 영상기록 재생기기
JP3322160B2 (ja) ディジタル映像信号記録方法、記録再生方法、記録装置、記録再生装置及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831