JP3381437B2 - サービス情報受信装置 - Google Patents

サービス情報受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM多重放送による有
料のサービス情報(選択呼出しサービスを含む)の受信
に好適な情報記憶媒体及び情報記憶媒体を用いたサービ
ス情報受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FM放送電波に文字情報等のサー
ビス情報を多重させて送信し、そのサービス情報を受信
側に設けた表示手段に表示させるFM放送電波を媒体と
したサービスが考えられている。このサービスは、いわ
ゆ移動体FM文字多重放送とも称され、見えるラジオ
(Visual Information Radi
o)として実用化されつつある。
【0003】具体的には、送信側のFM放送局から通常
のFM放送電波に文字や数字等の表示情報を多重化させ
た電波を送信し、受信側に設けた液晶ディスプレイ付き
FMラジオにより前記電波を受信して、FM放送電波と
文字や数字等の表示情報等とを分離し、表示情報を文字
コードに変換して液晶ディスプレイに表示し利用者の視
認に供するようにしたものである。これにより、利用者
は例えば天気予報、交通情報等を文字により視認するこ
とが可能となる。この移動体FM文字多重放送において
は、無料のサービス情報の提供の他、特定のサービス情
報については有料化することが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した移動体FM文
字多重放送における有料サービス情報を利用者に提供す
る場合、この移動体FM文字多重放送を営む事業者は何
等かの方法で利用者から利用料金を徴収する必要があ
る。しかし、単純に事業者と利用者との間の料金月払い
契約等で徴収しようとすると、利用者側の支払い滞納等
が生じ易く、利用者の管理が煩雑になるという問題があ
る。
【0005】また、利用者側にしてみれば、事業者又は
金融機関等へ利用料金を支払いに行かなければばなら
ず、利用者側の負担が大きいという問題がある。更に、
移動体FM文字多重放送の場合、FM放送電波を利用す
る関係上支払い滞納の利用者のみサービス情報の提供を
中止することは実際上困難である。
【0006】そこで、本発明は、有料のサービス情報の
放送を行う際に、利用者にとって利用料金の支払い処理
が簡略であり、事業者にとって煩雑さを伴うことなく利
用者を管理することのできるサービス情報受信装置及び
情報記憶媒体を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明にかかるサービス情報受信装置にあっては、送信
源から送信される有料のサービス情報を受信して、表示
するサービス情報受信装置において、前記サービス情報
の受信有効期間を示す情報を記憶してなる情報記憶媒体
を脱着可能な装着部と、この装着部に装着された情報記
憶媒体から前記受信有効期間を示す情報を読み取って記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている前記
受信有効期間を示す情報の有効無効を判別し、無効と判
別した場合には前記有料のサービス情報の表示を禁止す
る受信処理手段と、前記記憶手段に前記受信有効期間を
示す情報が記憶されたことを示す記憶済み情報を前記情
報記憶媒体に書き込む書込手段と、前記記憶手段の記憶
消失を検出する検出手段と この検出手段により前記記
憶手段の記憶消失が検出された場合、前記情報記憶媒体
に前記記憶済み情報が記憶されているか否かを判別する
判別手段と この判別手段により記憶済み情報が記憶さ
れていると判別された場合、前記情報記憶媒体に記憶さ
れている受信有効期間を示す情報を前記記憶手段に再記
憶させる制御手段とを有している。
【0008】また、前記判別手段は、前記検出手段によ
り前記記憶手段の記憶消失が検出された場合、前記装着
部に情報記憶媒体が装着されているか否かを判別する第
1の判別手段と、この第1の判別手段により前記装着部
に情報記憶媒体が装着されていると判別された場合、前
記情報記憶媒体に前記記憶済み情報が記憶されているか
否かを判別する第2の判別手段とを含んでいる。また、
前記装着部に脱着可能な情報記憶媒体に記憶されている
前記受信有効期間を示す情報を、前記記憶手段に記憶さ
せるための指示手段を更に有し、加えて、前記記憶手段
の記憶状態を表示する表示手段を更に有している。
【0009】
【0010】
【作用】前記サービス情報受信装置の装着部に、情報記
憶媒体が装着されると、記憶手段はこの情報記憶媒体に
記憶されている受信有効期間を示す情報を読み取って記
憶する。さらに、受信処理手段は、受信有効期間を示す
情報の有効無効を判別し、無効と判別した場合には有料
のサービス情報の表示を禁止する。したがって、情報記
憶媒体を常時装着部に装着しておかなくとも、サービス
情報の受信制御が可能となる。すなわち、この種サービ
ス情報の受信に際しては、プリペイド方式を採用して、
予め情報記憶媒体を販売し、この情報記憶媒体が受信装
置に装着されている場合にのみ、有料のサービス情報を
利用可能とすることが考えられている。一方、受信装置
に関しては、単に有料及び無料のサービス情報を受信す
るのみならず、各種プログラム等が記憶された情報記憶
媒体を装着することにより、情報受信以外の機能を発生
させる多機能装置とすることも考えられている。したが
って、受信装置への情報記憶媒体の装着を、有料のサー
ビス情報の利用条件とする受信装置を採用すると、有料
のサービスを利用する場合には、装着部にプログラム等
が記憶された他の情報記憶媒体を装着することができな
くなって、所定の機能実現が不可能となってしまう。し
かし、前述のように記憶手段はこの情報記憶媒体に記憶
されている受信有効期間を示す情報を読み取って記憶
し、受信処理手段は、受信有効期間を示す情報の有効無
効を判別し、無効と判別した場合には有料のサービス情
報の表示を禁止する。したがって、情報記憶媒体を常時
装着部に装着しておかなくとも、サービス情報の受信制
御が可能となり、これより、各種プログラム等が記憶さ
れた情報記憶媒体を装着することにより、情報受信以外
の機能を発生させることが可能となる。また、受信有効
期間を示す情報に基づきサービス情報受信装置のみによ
り期間管理ができる。また、受信処理手段が受信有効期
間を示す情報を無効と判別した場合には、サービス情報
の表示を禁止することにより、受信有効期間を超えたサ
ービス情報の不正利用が防止される。加えて、書込手段
により受信有効期間を示す情報が記憶手段に記憶された
ことを示す情報を書き込むことより、当該記憶媒体の情
報は既に記憶されたか否かを 示すことができる。更に、
記憶手段の記憶消失があった場合には、制御手段が再書
き込みを行うことにより、記憶手段の受信有効期間を示
す情報の記憶保持が確実なものとなる。また、受信有効
期間を示す情報が記憶されたことを示す情報が前記情報
記憶媒体に記憶されている場合に、制御手段が、前記情
報記憶媒体に記憶されている受信有効期間を示す情報を
記憶手段に再記憶させる。つまり、再度同じ情報記憶媒
体を装置本体に装着した場合には、前記受信有効期間を
示す情報が記憶されたことを示す情報により、当該記憶
媒体の情報は既に記憶されたことがあることを認識する
ことができ、この場合には再記憶により、当該情報記憶
媒体に記憶されている受信有効期間を示す情報を更新し
つつ記憶手段に記憶させることができる。
【0011】また、前記検出手段により前記記憶手段の
記憶消失が検出された場合、第1の判別手段が前記装着
部に情報記憶媒体が装着されているか否かを判別し、こ
の第1の判別手段により前記装着部に情報記憶媒体が装
着されていると判別された場合、第2の判別手段が前記
情報記憶媒体に前記記憶済み情報が記憶されているか否
かを判別する。また、指示手段を有する構成において
は、記憶媒体に記憶されている受信有効期間を示す情報
は指示手段による指示があった時点で、記憶手段に書き
込まれる。また、表示手段により記憶手段の記憶状態を
表示すれば、これを外部から確認し得る。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施例を適用する移動体FM文字多重
放送のシステム構成を示すものである。
【0014】この移動体FM文字多重放送のシステム
は、有料及び無料のサービス情報を多重化したFM放送
電波を送信する事業者であるFM放送局3と、このFM
放送局3からのFM放送電波を受信する本実施例のサー
ビス情報受信装置1と、このサービス情報受信装置1に
おいて、有料のサービス情報を受信する際に用いる情報
記憶媒体であるICカード2の販売を行う、コンビニエ
ンスストア等の販売店4とから構成され、この販売店4
は前記FM放送局3と所定のカード売買契約等を交わし
ている。
【0015】次に、前記サービス情報受信装置1につい
て、図2から図5を参照して説明する。
【0016】このサービス情報受信装置1には、図2に
示すように、略直方体状の装置本体1Aの表面に、キー
入力部5、サービス情報等を表示する表示手段としての
表示部6が設けられている。キー入力部5には、文字削
除キー7、機能選択キー8、ひらがな、カタカナ及び数
字を選択する文字・数字選択キー9、絵文字キー10、
“あ”〜“わ”のひらがな及び“1”〜“0”の数字を
入力するひらがな・数字入力キー群11、放送電波のチ
ューニングを行うチューニングキー12、ラジオ、サー
ビス情報の切り替えキー13、情報メニューキー15、
譲渡設定SW91、期限減少SW92、確定SW93、
FM多重の番組選択、カーソル移動、実行、計算実行等
を行うカーソルキー17、情報バンク、電話、計算、シ
ークレット等のモードを選択するモードキー群18等が
設けられている。
【0017】前記サービス情報受信装置1の一方の側面
には、図3に示すように、ステレオヘッドホン用ジャッ
ク19、音量調整ダイヤル20、電源スイッチ21が設
けられている。前記サービス情報受信装置1の他方の側
面には、図4に示すように、情報記憶媒体であるICカ
ード2を装着するスロット22が設けられている。な
お、このサービス情報受信装置1には、主電源となるメ
イン電池のみならず、バックアップ電池が内蔵されてい
る。
【0018】図5は、前記サービス情報受信装置1の構
造を示すブロック図であり、FM放送電波を受信し対応
する音声を発音するFMラジオ部30と、このFMラジ
オ部30により受信したFM放送電波に多重化されてい
る有料、無料のサービス情報の受信に対する各種の処理
を行うサービス情報受信部40とを有している。
【0019】前記FMラジオ部30は、FM放送電波を
受信するアンテナ31と、FM放送電波のチューニング
を行うFMチューナ32と、FM信号の復調を行うFM
復調器33と、復調されたFM信号をステレオ信号にす
るステレオ復調器34と、このステレオ復調器34の出
力信号を増幅する一対のアンプ35a,35bと、アン
プ35a,35bで増幅された信号を音声として出力す
る一対のスピーカ36a,36bとを具備している。前
記ステレオヘッドホン用ジャック19にステレオヘッド
ホンを装着してFMステレオ放送を聴取することも勿論
可能である。
【0020】前記サービス情報受信部40は、前記FM
復調器33に接続され、前記FMステレオ放送のL、R
信号の変調度に対して多重信号の大きさ(レベル)を4
〜10%まで変化するデジタル変調を行いFM放送電波
に多重化されているサービス情報を分離するL−MSK
(Level Controlled Minimam Shift Keying)復調器41
と、誤り訂正復号器42と、分離されたサービス情報に
対する各種の処理を行う制御手段としての受信処理部4
3とを有している。
【0021】この受信処理部43に対して、処理プログ
ラムを格納したROM44と、前記キー入力部5及び表
示部6と、前記ICカード2に対する読取り書き込み処
理を行うカード処理部45と、受信データ(受信情報)
等を記憶する記憶手段としてのRAM47及び前記キー
入力部5からの入力データ(入力情報)を記憶する入力
データメモリ48と、受信処理部43の処理結果に応じ
て警報を発するブザー等の報音部49と、前記キー入力
部5におけるチューニングキー12の操作に応じて前記
FMチューナ32の受信チューニングを行う受信制御部
55とが接続されている。
【0022】図6は、前記ICカード2の構成を示すブ
ロック図であり、このICカード2は、サービス情報受
信装置1本体とデータの授受を行うコネクタ51と、後
述する有効期間相対値データ等を記憶するEEPROM
52と、暗号化受け渡し用のCPU53とから構成され
ている。
【0023】図7は、このICカード2におけるEEP
ROM52のメモリエリア構造を示すものであり、有効
期間相対値データ記憶領域52a、使用開始日データ書
き込み領域52b、使用終了日データ書き込み領域52
c、未使用フラグデータ書き込み領域52d、及び有料
番組許可数データ記憶領域52e、譲渡開始日データ書
き込み領域52f、譲渡終了日データ書き込み領域52
g、及び譲渡機能使用フラグ書き込み領域52hが設け
られている。有効期間相対値データ記憶領域52aに
は、有効期間相対値データUDが予め記憶されており、
この有効期間相対値データUDは、“日”を単位として
1〜365のいずれかの相対有効期間を示す9ビットデ
ータで構成され、例えば6ケ月であれば“182”を示
すデータが、12ケ月であれば“365”を示すデータ
が、工場出荷時等において予め記憶されている。
【0024】使用開始日データ書き込み領域52bに
は、後述する処理により使用開始年データSKYDと、
使用開始月日データSKDDとが書き込まれる。使用開
始年データSKYDは、1994年から2010年まで
示す4ビットデータで書き込まれ、使用開始月日データ
SKDDは、1日から365日に対応する0〜364の
9ビットデータで書き込まれる。したがって、例えば使
用開始日が1994年12月31であるとすると、SK
YDとして“1994”を示す4ビットデータが書き込
まれ、SKDDとして12月31日に対応する“36
4”を示す9ビットデータが書き込まれることとなる。
【0025】使用終了日データ書き込み領域52cに
も、後述する処理により使用終了年データSSYDと、
使用終了月日データSSDDとが、同様にして各々19
94年から2010年まで示す4ビットデータと、1日
から365日に対応する0〜364の9ビットデータで
書き込まれる。更に、未使用フラグデータ書き込み領域
52dにも、工場出荷時等において予め未使用を示すフ
ラグMF=1が書き込まれており、このフラグMFは、
このICカード2の使用が開始された時点で、使用開始
済みを示すMF=0に書き換えられる。
【0026】有料番組許可数データ記憶領域52eに
は、有料のサービス情報の最大選択ポイント数としての
有料番組許可数データUBDが工場出荷時等において予
め書き込まれており、この有料番組許可数データUBD
は1番組〜3番組に対応する“1”〜“3”のいずれか
の値からなる。この有料番組許可数データUBDと前記
有効期間相対値データUDとは、当該ICカード2の種
類及び販売価格に応じて異なり、販売価格の高いICカ
ード2ほど、大きな値からなる。
【0027】更に、譲渡開始日データ書き込み領域52
fには、後述する処理により譲渡開始年データJKYD
と、譲渡開始月日データJKDDとが書き込まれる。譲
渡開始年データJKYDは、1994年から2010年
まで示す4ビットデータで書き込まれ、譲渡開始月日デ
ータJKDDは、1日から365日に対応する0〜36
4の9ビットデータで書き込まれる。譲渡終了日データ
書き込み領域52gにも、後述する処理により譲渡終了
年データJSYDと、譲渡終了月日データJSDDと
が、同様にして各々1994年から2010年まで示す
4ビットデータと、1日から365日に対応する0〜3
64の9ビットデータで書き込まれる。また、譲渡機能
使用フラグデータ書き込み領域52hには、工場出荷時
等において譲渡機能不使用を示す“0”が書き込まれて
おり、このフラグJKFは、譲渡機能を使用したときに
譲渡機能使用を示す“1”に書き換えられる。
【0028】図8は、前記FM放送局3に配置されるサ
ービス情報送信装置70を示すものであり、このサービ
ス情報送信装置70は、送信部71と、多重化処理部7
2と、後述するような有料、無料のサービス情報を多重
化処理部72に送り出す送信処理手段である送信処理部
73、及び現在年月日データを発生する計時部74を具
備している。送信部71は、音声情報のステレオ変調を
行うステレオ変調器75と、FM変調器76と、送信器
77と、送信アンテナ78とを具備している。多重化処
理部72は、符号化部82、多重化部79、誤り訂正付
加器80、L−MSK変調器81を具備している。
【0029】前記FM放送電波に多重化されるサービス
情報の送信信号フォーマットについて図9を参照して説
明する。サービス情報の送信情報は、年月日データH
D、番組表データと、これに続くサービス情報である番
組1〜番組Nの内容データとで構成され、これら一連の
データが繰り返し送信される。番組表データは、番組表
であることを示すID(ID=HI)、番組総数BS、
及び番組固有データで構成される。この番組固有データ
は、番組名BM、有料放送コードHU(“0”で無料を
示し“1”で有料を示す)、見本番組有無コードMB
(“0”で見本番組無し“1”で見本番組有りを示す)
とで構成されている。また、番組内容データは、表示す
るサービス情報の内容である本番組内容と、このサービ
ス情報の見本である見本番組内容とで構成されている。
【0030】なお、図示は実データであり、実際は誤り
訂正用のチェックサムや暗号化処理等を行って送信され
る。
【0031】前記RAM47には、図10に示すよう
に、受信データメモリ領域47a、本体譲渡機能使用フ
ラグ書き込み領域47b、本体譲渡終了日データ書き込
み領域47c、及びRAM機能チェック領域47dが設
けられている。受信データメモリ領域47aは、図9に
示した送信信号フォーマットと同一構成からなるエリア
であって、同図に示したサービス情報の全てのデータが
書き込まれる。本体譲渡機能使用フラグ書き込み領域4
7bには、後述する処理により“1”で譲渡機能使用を
示し、“0”で譲渡機能不使用を示す譲渡機能使用フラ
グHJKFが書き込まれる。本体譲渡終了日データ書き
込み領域47cには、本体譲渡終了年データHJSY
と、本体譲渡終了月日データHJSDとが、各々199
4年から2010年まで示す4ビットデータと、1日か
ら365日に対応する0〜364の9ビットデータで書
き込まれる。また、RAM機能チェック領域47dに
は、本RAM機能チェック用データHRDが書き込ま
れ、このチェック用データHRDは、“1010010
1”で正常動作状態を示し、これ以外の値で非正常動作
状態を示す。
【0032】次に、前記サービス情報受信装置1の動作
を図11以降に示したフローチャートに従って説明す
る。なお、フローにおいては、下記に示すデータ及びレ
ジスタを用いている。 年月日データHD:前記使用終了年データSSYD及び
使用終了日データSSDDと同様に、1994年から2
010年までを示す4ビットデータと、1日から365
日に対応する0〜364の9ビットデータとから構成さ
れる。 現在年データレジスタGYR:4ビット構成であって1
994年から2010年までの現在年を格納する。 現在月日データレジスタGDR:9ビット構成であっ
て、1日から365日に対応する0〜364の現在月日
を格納する。(なお、GRにより、GYR及びGDRの
両レジスタを示す。) 日付演算レジスタHZR:使用終了日を演算する際の途
中データを格納する。 番組許可演算レジスタBZR:番組許可数を演算する際
の途中データを格納する。 許可番組番号レジスタ KBR1 KBR2 KBR3 KBR4:KBR1〜3は有料視認することに決めた番
組番号を格納し、KBR4は常時“0”を格納する。 インクリメントレジスタNR:KBR1〜4を指定する
ための値を格納する。
【0033】すなわち、サービス情報受信装置1内の受
信処理部43は、電源の投入に伴って図11〜14に示
したフローに従って動作を開始し、多重放送年月日デー
タHDの受信を監視する(SA1)。そして、多重放送
年月日データHDが受信されると、この多重放送年月日
データHDをGRに格納する。ここで、GRは前記のよ
うにGYR及びGDRの両レジスタを示すことから、こ
の受信した年月日データHDのうち、4ビットの現在年
データを現在年データレジスタGYRに格納し、9ビッ
トの現在月日データを現在月日データレジスタGDRに
格納する(SA2)。
【0034】次に、後述する本体RAMチェック処理を
行った後、ICカード2がスロット22に装着されてい
るか否かを検出し(SA4)、装着されていない場合に
は、図14のSA34に進む。そして、ICカード2が
スロット22に装着されたならば、このICカード2に
予め記憶されているフラグMFの状態を読み取って、M
F=1であるか否かを判別する(図12SA5)。この
判別の結果、MF=1であって、当該ICカード2が未
使用であれば、この日が当該ICカード2の使用開始日
である。したがって、GYRに格納されている現在年デ
ータを、使用開始年データSKYDとして、EEPRO
M52の使用開始日データ書き込み領域52bに書き込
むとともに、GDRに格納されている現在月日データ
を、使用開始月日データSKDDとして、前記使用開始
日データ書き込み領域52bに書き込む(SA6)。
【0035】次に、EEPROM52の有効期間相対値
データ記憶領域52aから、有効期間相対値データUD
を読み取って、この有効期間相対値データUDとGDR
に格納されている現在月日データを加算し、その値を日
付演算レジスタHZRに格納する(SA7)。引き続
き、HZRの値が364以下であるか否かを判別する
(SA8)。ここで、HZRの値が364以下であれ
ば、“年”の値を繰り上げなくても、現在年と、現在月
日+有効期間相対データとで、使用終了日を示すことが
できる。よって、この場合にはGYRに格納されている
現在年データをそのまま、使用終了年データSSYDと
して、使用終了日データ書き込み領域52cに書き込む
とともに(SA9)、HZRに格納されている“現在月
日+有効期間相対データ”を使用終了月日データSSD
Dとして、同使用終了日データ書き込み領域52cに書
き込む(SA10)。しかる後に、当該ICカード2が
使用開始済みとなったことを示すべく、フラグMFをリ
セットした後(SA13)、有料放送受信モードを設定
し(SA14)、しかる後に後述する有料番組受信設定
処理(SA15)を実行する。
【0036】しかし、SA8での判別の結果、HZRの
値が364を超える場合には、“年”の値を繰り上げな
ければ、1日から365日に対応する0〜364の数値
で使用終了日を表すことができない。そこで、GYRに
格納されている現在年データの値をインクリメントし
て、このインクリメントした値を使用終了年データSS
YDとして、使用終了日データ書き込み領域52cに書
き込む(SA11)。引き続き、HZRに格納されてい
る“現在月日+有効期間相対データ”から364を減じ
て、その値を使用終了月日データSSDDとして、同使
用終了日データ書き込み領域52cに書き込む(SA1
2)。しかる後に、前述したSA13〜SA15の処理
を行って、SA1に戻る。
【0037】他方、SA5での判別の結果MF=0であ
れば、このICカード2は既に使用開始済みのものであ
る。そして、使用開始済みの状態にある場合には、先ず
使用終了年データSSYDと現在年データGYRとを比
較し、両者が等しいか否かを判別する(SA16)。こ
の判別の結果、両者が等しくなければ、この時点で当該
ICカード2は使用終了日の満了前であることは明らか
であり、この場合には譲渡設定SW91が押されたか否
かの判別に進む(SA19)。そして、この譲渡設定S
W91が押されない場合には、SA21以降の処理は行
わずに有料放送受信モードの設定のみを行い(SA2
0)、押された場合には図13のSA21に進む。
【0038】また、SA16でSSYD=GYRであっ
た場合には、使用終了年データと現在年データとが一致
している。そこで、次に、使用終了月日データSSDD
とGDRに格納されている現在月日データとを比較し、
両者が等しいか否かを判別する(SA17)。この判別
の結果、両者が等しくなければ、当該ICカード2は使
用終了日の満了前であることから、前述と同様に譲渡設
定SW91が押されなければ、有料放送受信モードの設
定を行ってSA1に戻る。
【0039】しかし、SA16でSSYD=GYRであ
り、かつ、SA17でSSDD=GDRであった場合に
は、使用終了年データと現在年データ及び使用終了月日
データと現在月日データとが一致しており、当該ICカ
ード2の使用終了日であることから、非有料放送受信モ
ードを強制設定する(SA18)。このSA18の処理
により、有料放送受信モードの設定が禁止され、その結
果有効期間相対値データUDが示す期間においてのみ、
有料放送受信モードでの受信が許容される。
【0040】一方、譲渡設定SW91が押された場合に
進む図13のSA21では、GYRに格納されている現
在年データを、譲渡開始年データJKYDとして、EE
PROM52の譲渡開始日データ書き込み領域52fに
書き込むとともに、GDRに格納されている現在月日デ
ータを、譲渡開始月日データJKDDとして、前記譲渡
開始日データ書き込み領域52fに書き込む。さらに、
前記使用終了年データSSYDを、本体譲渡終了年デー
タHJSYとして、RAM47の本体譲渡終了日データ
書き込み領域47cに書き込むとともに、前記使用終了
月日データSSDDを、本体譲渡終了月日データHJS
Dとして、同領域47cに書き込む(SA22)。
【0041】次に、期限減少SW92が押されたか否か
を判別し(SA23)、押されない場合には、さらに確
定SW93が押されたから否かを判別して(SA3
0)、確定SW93も押されない場合にはSA23に戻
る。したがって、期限減少SW92と確定SW93のい
ずれも押されない状態においては、SA23→SA30
→SA23のループを繰り返して、待機状態を維持す
る。そして、期限減少SW92が先行して押されると、
本体譲渡終了月日データHJSDが“0”となっている
か否かを判別し(SA24)、HJSD=0であるなら
ばSA25で本体譲渡終了年データHJSYをディクリ
メントした後、本体譲渡終了月日データHJSDとして
初期値“364”を書き込む(SA26)。また、SA
24での判別の結果、HJSD≠0であった場合には、
本体譲渡終了月日データHJSDをディクリメントして
更新する(SA27)。したがって、本体譲渡終了年月
日は、期限減少SW92が操作される度に、1日ずつ減
少する。
【0042】さらに、本体譲渡終了年データHJSYと
現在年データGYRとを比較し、両者が等しいか否かを
判別する(SA28)。この判別の結果、両者が等しく
なければ、この時点では本体譲渡終了年前であり、確定
SW93が押されるまで前述の待機状態を維持する。ま
た、SA28でHJSY=GYRであった場合には、本
体譲渡終了年データと現在年データとが一致している。
そこで、次に、本体譲渡終了月日データHJSDと現在
月日の次の日を示す値GDR+1とを比較し、両者が等
しいか否かを判別する(SA29)。この判別の結果、
HJSD=GDR+1であれば、本体譲渡終了日が明日
となっており、この場合には確定SW93の操作を待つ
ことなく、SA31に進む。
【0043】また、SA29の判別の結果、HJSD≠
GDR+1であった場合には、確定SW93が押された
ことを条件として、SA31に進む。そして、このSA
31では、本体譲渡終了年データHJSYと本体譲渡終
了月日データHJSDとを、ICカード2の譲渡終了日
データ書き込み領域52gに各々譲渡終了年データJS
YD及び譲渡終了月日データJSDDとして書き込む。
さらに、譲渡機能を使用したことを示すべくICカード
2側とRAM47側の各々の譲渡機能使用フラグJK
F、HJKFをセットし(SA32)、有料放送受信モ
ードを設定して(SA33)、SA1に戻る。
【0044】他方、図11のSA4でICカード2が装
着されていないと判別された場合には、図14のSA3
4でRAM47の譲渡機能使用フラグHJKFをチェッ
クする。そして、HJKF=0であって、ICカード2
が装着されておらずしかも譲渡機能も使用されていない
場合には、即非有料放送モードを設定する(SA3
7)。また、HJKF=1であって、譲渡機能が使用さ
れている場合には、本体譲渡終了年データHJSYと現
在年データGYRとを比較し(SA35)、両者が等し
くなけれは譲渡有効期限内であることから、有料放送受
信モードを設定する(SA38)。しかし、HJSY=
GYRであって、譲渡終了年データと現在年データとが
一致している場合には、さらに、本体譲渡終了月日デー
タHJSDと現在日データGDRととを比較する(SA
36)。そして、HJSD=GDRであれば、昨日で譲
渡有効期間を満了していることから、非有料放送受信モ
ードを設定する(SA37)。また、HJSD≠GDR
であれば、本体譲渡終了日前であることから、有料放送
受信モードを設定する(SA38)。
【0045】図11のSA3における本体RAMチェッ
クは、図15に示すフローに従って行われ、チェック用
データHRDが“10100101”であるか否かを判
別する(SB1)。そして、HRD=10100101
であってRAM47が正常に動作しているならば、以降
の処理を行うことなく、このフローに基づく処理を終了
する。しかし、HRD≠10100101であって、非
正常動作状態である場合には、「本体のデータが壊れて
います、データをこれから初期化します。早急にバック
アップ電池を交換してください」なる表示を表示部6に
5秒間行う(SB2)。
【0046】次に、本体内のRAM47に全て“0”を
書き込んで初期化した後(SB3)、RAM機能チェッ
ク領域47dに正常動作状態を示す“1010010
1”を書き込む(SB4)。引き続き、ICカード2が
装着されているか否かを判別する(SB5)。そして、
装着されている場合であって、該ICカード2の譲渡機
能使用フラグJKFが“1”であり譲渡機能が使用され
ている場合には(SB6)、ICカード2側の譲渡終了
年及び月日データJSYD,JSDDをRAM47の本
体譲渡終了日データ書き込み領域47cに、譲渡終了年
及び月日データHJSY,HJSDとしてコピーする
(SB7,SB8)。さらに、譲渡機能の使用を示すべ
く譲渡機能使用フラグHJKFをセットする(SB
9)。
【0047】他方、受信処理部43は、以上の図11〜
図15に示す処理とともに、図16に示す処理を並行し
て実行し、番組表を示すIDであるHIの受信を監視し
(SC1)、HIを受信したならば番組表データを取り
込んで(SC2)、後述する番組選択画面作成処理(S
C3)を実行するした後、番組内容データを取り込んで
(SC4)、後述する番組選択操作処理(SC5)を実
行した後、SC1に戻る。
【0048】前記番組選択画面作成処理(SC3)は、
図17に示すフローに従って行われ、表項目、枠を描画
した後(SD1)、BM1〜Nの番組名を表示する(S
D2)。このSD1及びSD2の処理により、図20
(A)に示すように表示部6には、「番組名」「有料」
「見本番組」の表項目とともに枠が表示される。引き続
き、有料放送コードUH=1である番組の「有料」欄に
「〇」を描画するとともに(SD3)、見本番組有無コ
ードMB=1である番組の「見本番組」欄に「〇」を描
画する(SD4)。したがって、例えば受信信号が下記
及び図9に示したデータを有しているとすると、以上の
処理により図20(A)に示すように、「番組名」には
「番組あ」〜「番組え」が表示され、「有料」欄には
「番組い」〜「番組え」に対応して「〇」が表示され、
「見本番組」欄には「番組う」及び「番組え」に対応し
て「〇」が表示されることとなる。
【0049】 BS=4 BM=番組あ、UH=0,MB=0,BB=1 BM=番組い、UH=1,MB=0,BB=2 BM=番組う、UH=1,MB=1,BB=3 BM=番組え、UH=1,MB=1,BB=4 また、SD5では、有料放送受信モードであるか否かを
判別し、該モードでない場合には、有料放送コードUH
=1の番組の「有料」欄を網掛けするとともに(SD
6)、UH=1かつ見本番組有無コードMB=0の番組
の「番組名」欄を網掛けする(SD7)。このSD6及
びSD8の処理により、図20(A)に例示するよう
に、「番組い」の「番組名」欄及び「番組い」〜「番組
え」の「有料」欄に網掛けが表示される。つまり、「番
組名」欄の網掛けにより、見本番組のない有料番組であ
ることが示されるとともに、「有料」欄の網掛けによ
り、表示不可能な有料番組であることが示される。
【0050】しかし、有料放送受信モードである場合に
は、SD5からSD8に進み、有料放送コードUH=1
の番組の「有料」欄を網掛けする。次に、NRに“1”
をセットした後(SD9)、このNRの示すKBRの値
の「有料」欄の網掛けを消す(SD10)。ここで、許
可番組番号レジスタKBRは、前述のようにKBR1〜
4で構成され、KBR1〜3には、後述する処理により
有料視認することに決めた番組番号(本例の場合2〜4
のいずれか)が格納され、このとき有料視認することを
決めた番組番号はKBR1から順に格納され、また、K
BR4は常時に“0”が格納されている。
【0051】そこで、先ずSD9では、NR=1をセッ
トして、続くSD10でKBR1の値に対応する番組番
号の「有料」欄の網掛けを消し、これにより当該番組番
号の番組が有料視認として選択されていることを示す。
次に、このKBR1の値の番組の見本番組有無コードM
B=1であるか否かを判別し(SD11)、MB=1で
あって見本番組がある場合には、同番組に対応する「見
本番組」欄を網掛けする(SD12)。これにより、こ
の番組は有料視認として選択されているから、見本番組
の視認は不要であることを示す。引き続き、NRをイン
クリメントした後(SD13)、このインクリメントし
たNRの示すKBRの値が“0”であるか否かを判別し
(SD14)、“0”でない場合にはSD10に戻り、
“0”である場合には、この番組選択画面作成処理を終
了する。
【0052】したがって、例えばKBR1〜3の全てに
番組番号が格納されている場合には、SD12〜SD1
6のループが3回繰り返されることとなり、NR=4と
なったとき、KBR4は常に“0”であることからSD
14からストップ処理に進むこととなる。また、例えば
“MB2=番組い”と“MB4=番組え”(この“MB
4=番組え”は見本番組有)とが予め選択されている場
合には、前記ループが2回繰り返され、図20(B)に
示すように、「3.番組う」の「有料」欄に網掛けが残
り、「4.番組え」の「見本番組」欄に網掛けが付され
る。つまり、「有料」欄の網掛けにより選択されていな
い有料番組であることが示されるとともに、「見本番
組」欄の網掛けにより当該有料番組が選択されていて、
見本番組の視認は不可能であることが示される。
【0053】他方、前記有料番組受信設定処理(図12
SA15)は、図18に示すフローに従って行われ、表
項目、枠を描画した後(SE1)、BM1〜Nの番組名
を表示し(SE2)、さらに有料放送コードUH=0
(無料)の「番組名」「設定」欄を網掛けする(SE
3)。このSE1〜SE3の処理により、図20(C)
に示すように表示部6には、「番組名」「設定」の表項
目及び枠が表示され、「番組名」欄に「番組あ」〜「番
組え」が表示されるとともに、無料番組である「番組
あ」に網掛けが表示される。これにより、選択対象とな
る有料番組の「番組い」〜「番組え」が網掛けのない状
態となって明瞭化する。
【0054】次に、番組許可演算レジスタBZRに有料
番組許可数データUBDの値(1〜3のいずれか)を格
納し(SE4)、NRに初期値“1”をセットした後
(SE5)、SW1〜9が押されたか否かを判別する
(SE6)。ここで、SW1〜9とは、図2に示した文
字・数字選択キー9が数字選択の状態である場合におけ
る、ひらがな・数字入力キー群11の“1”〜“9”に
対応するキーである。そして、これらSW1〜9のいず
れかが押されたならば、押されたSW番号は番組総数B
S(本例では、前記のようにBS=4)以下か否かを判
別し(SE7)、BS以下でない場合にはSE6に戻
る。また、BS以下である場合には、SW番号と同じ番
組番号の有料放送コードUHが“1”であるか否かを判
別する(SE8)。
【0055】そして、UH=0であって無料であればS
E6に戻り、UH=1であって有料であれば、上記番組
つまりSW番号と同じ番組番号の番組の「設定」欄に
「〇」を描画する(SE9)。さらに、NRの示すKB
Rに押されたSW番号を格納し(SE10)、BZRを
ディクリメントした後(SE11)、BZR=0となっ
ているか否かを判別する(SE12)。そして、BZR
≠0であれば、NRをインクリメントして(SE1
3)、SE6に戻り、BZR=0となるまでSE6〜S
E13のループを繰り返し、BZR=0となった時点で
この有料番組受信設定処理を終了する。したがって、例
えば有料番組許可数データUBDが“2”であり、SW
2とSW4とを順次押したとすると、SE9の処理によ
り図20(C)に示すように、「番組い」と「番組え」
の「設定」欄に「〇」が表示され、SE10の処理によ
りKBR1=2、KBR2=4となり、かつ、KBR3
=0、KBR4=0のままであるとともに、BZR=2
−1−1=0となって、この有料番組受信設定処理を終
了する。
【0056】また、このとき同図に示すように「設定可
能番組数」の値が表示され、この「設定可能番組数」の
値は、本例の場合2→1→0と変化してその値を減少さ
せつつ、順次設定可能な番組数を示す。よって、これを
視認することにより、設定可能な番組数を認識しつつ設
定操作を行うことができる。
【0057】他方、前記番組選択操作処理(SC5)
は、図19に示すフローに従って行われ、前述のSW1
〜9が押されたか否かを判別し(SF1)、これらSW
1〜9のいずれかが押されたならば、さらに押されたS
W番号は番組総数BS以下か否かを判別する(SF
2)。BS以下である場合には、SW番号と同じ番組番
号の有料放送コードUHが“0”であるか否かを判別し
(SF3)、UH=0であって無料であれば、即時に上
記番組の本番組内容データを表示処理する(SF4)。
このSF4の処理により、RAM47の受信データメモ
リ領域47aに記憶されている無料番組(本例では「番
組あ」)の本番組内容が読み出され、表示部6に表示さ
れる。
【0058】また、SF3での判別の結果、UH=1で
あって有料番組である場合には、有料放送受信モードで
あるか否かを判別し(SF5)、有料放送受信モードで
ある場合には、NRに“1”をセットする(SF6)。
次に、NRの示すKBRの値は押されたSWと同じであ
るか否かを判別し(SF7)、同じであれば上記番組の
本番組内容データを表示処理する(SF8)。しかし、
同じでない場合には、NRをインクリメントした後(S
F9)、NRの示すKBRの値が“0”か否かを判別し
(SF10)、“0”でなければSF7に戻り、“0”
であればSF11に進む。
【0059】すなわち、図18をもって前述した有料番
組受信設定処理において操作したSWと同一番号のSW
を操作すると、SF7において必ずNRの示すKBRの
値が押されたSW番号と同じとなる。つまり、図18の
有料番組受信設定処理おける例では、SW2とSW4と
を順次押し、前記SC15の処理によりKBR1=2、
KBR2=4であり、かつ、KBR3=0、KBR4=
0がセットされている。したがって、この番組選択操作
処理中において、SW2を操作すると、NR=1の時点
で、NR=1が示すKBR1が“2”であることとなっ
て、SF7でSW2の番号とKBR1の値“2”とが同
じとなる。よって、SF8では、番組番号2である「番
組い」の番組内容を表示部6に表示させる。
【0060】また、この番組選択操作処理中において、
SW4を操作すると、NR=2の時点で、NR=2が示
すKBR2が“4”であることとなって、SF7でSW
4の番号とKBR2の値“4”とが同じとなる。よっ
て、SF8では、番組番号4である「番組え」の番組内
容を表示部6に表示させる。よって、このように番組選
択操作処理中において、有料番組受信設定処理時と同じ
番号のSWを操作することにより、予め視認することを
決定した有料番組の内容を視認することができる。
【0061】なお、本例においては前述のように、KB
R3=0、KBR4=0がセットされていることから、
NR=3となった時点で、NR=3が示すKBR3=0
であることにより、SF10からSF11に進む。しか
し、KBR3にもある番組番号が格納されている場合で
あっても、KBR4に常時“0”が格納されていること
から、NR=4となった時点でSF10からSF11に
進むこととなる。
【0062】そして、NRの示すKBRの値=0であっ
て有料番組受信設定処理時と異なる番号のSWを操作し
た場合、及び無料放送受信モードである場合に、SF5
及びSF10に続くSF11では、SW番号と同じ番組
番号の見本番組有無コードMB=1であるか否かを判別
し(SF11)、MB=0であって見本番組がない場合
にはこの番組選択操作処理を終了し、MB=1であって
見本番組がある場合には、上記番組の見本番組内容デー
タを表示処理する(SF12)。
【0063】したがって、有料番組受信設定処理時と異
なる番号のSWを操作することにより、番組選択してい
ない他の有料番組に見本番組があれば、これを自由に視
認することができるとともに、ICカード2が期限切れ
である場合には、番組総数BS以内の番号のSWを操作
すれば、見本番組があれば、これを自由に視認すること
ができる。
【0064】なお、実施例においては情報記憶媒体とし
てICカードを示したが、これに限ることなく、他の媒
体を用いてもよい。また、本発明は、移動体FM多重放
送のシステムに適用する他、無線通信を利用するページ
ングシステム等や、各種の通信、放送に幅広く適用でき
ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、装着され
た情報記憶媒体から受信有効期間を示す情報を読み取っ
て記憶できるようにしたことから、情報記憶媒体を常時
装置本体に装着しておかなくとも、サービス情報の受信
制御が可能となる。すなわち、受信装置に関しては、単
に有料及び無料のサービス情報を受信するのみならず、
各種プログラム等が記憶された情報記憶媒体を装着する
ことにより、情報受信以外の機能を発生させる多機能装
置とすることも考えられている。したがって、情報記憶
媒体を常時装置本体に装着しておかなくとも、サービス
情報の受信制御が可能となることにより、受信有効期間
を示す情報に基づく課金処理等を行いつつ、他の記憶情
報媒体に記憶された情報の基づく他の機能の発現が可能
となる。また、受信有効期間を示す情報に基づきサービ
ス情報受信装置のみにより期間管理ができる。また、受
信処理手段が受信有効期間を示す情報を無効と判別した
場合には、サービス情報の表示を禁止することにより、
受信有効期間を超えたサービス情報の不正利用を防止す
ることができる。加えて、書込手段により受信有効期間
を示す情報が記憶手段に記憶されたことを示す情報を書
き込むことより、当該記憶媒体の情報は既に記憶された
か否かを示すことができる。更に、記憶手段の記憶消失
があった場合には、制御手段が再書き込みを行うことに
より、記憶手段の受信有効期間を示す情報の記憶保持を
確実なものにすることができる。また、受信有効期間を
示す情報が記憶されたことを示す情報が前記情報記憶媒
体に記憶されている場合に、制御手段が、前記情報記憶
媒体に記憶されている受信有効期間を示す情報を記憶手
段に再記憶させることから、再度同じ情報記憶媒体を装
置本体に装着した場合には、前記受信有効期間を示す情
報が記憶されたことを示す情報により、当該記憶媒体の
情報は既に記憶されたことがあることを認識することが
でき、この場合には再記憶により、当該情報記憶媒体に
記憶されている受信有効期間を示す情報を更新しつつ記
憶手段に記憶させることができる。
【0066】また、指示手段を有する構成においては、
記憶媒体に記憶されている受信有効期間を示す情報を指
示手段による指示があった時点で、適時的に記憶手段に
書き込むことができる。
【0067】また、表示手段により記憶手段の記憶状態
を表示することにより、これを外部から確認することが
可能となる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が用いられる移動体FM多重
文字多重放送のシステム構成を示す概略説明図である。
【図2】本実施例のサービス情報受信装置の平面図であ
る。
【図3】同サービス情報受信装置の左側面図である。
【図4】同サービス情報受信装置の右側面図である。
【図5】同サービス情報受信装置の構成を示すブロック
図である。
【図6】本実施例のサービス情報受信装置に使用するI
Cカードの構成を示すブロック図である。
【図7】同ICカードのEEPROMの構成を示す説明
図である。
【図8】本実施例のサービス情報送信装置の構成を示す
ブロック図である。
【図9】サービス情報の送信信号フォーマット図であ
る。
【図10】RAMの構成を示す説明図である。
【図11】本実施例のサービス情報受信装置の処理内容
の一部を示すフローチャートである。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【図13】図12に続くフローチャートである。
【図14】図11に続くフローチャートである。
【図15】本体RAMチェック処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図16】本実施例のサービス情報受信装置の処理内容
の一部を示すフローチャートである。
【図17】番組選択画面作成処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【図18】有料番組受信設定処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【図19】番組選択操作処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図20】本実施例の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 サービス情報受信装置 1A 装置本体 2 ICカード 3 FM放送局 5 キー入力部 6 表示部 30 FMラジオ部 40 サービス情報受信部 43 受信処理部 47 RAM 48 入力データメモリ 52 EEPROM 52f 譲渡開始日データ書き込み領域 53 暗号化受け渡し用CPU 70 サービス情報送信装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 H04H 1/00 - 3/00 H04H 7/00 - 9/00 H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信源から送信される有料のサービス情
    報を受信して、表示するサービス情報受信装置におい
    て、 前記サービス情報の受信有効期間を示す情報を記憶して
    なる情報記憶媒体を脱着可能な装着部と、 この装着部に装着された情報記憶媒体から前記受信有効
    期間を示す情報を読み取って記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている前記受信有効期間を示す
    情報の有効無効を判別し、無効と判別した場合には前記
    有料のサービス情報の表示を禁止する受信処理手段と、前記記憶手段に前記受信有効期間を示す情報が記憶され
    たことを示す記憶済み情報を前記情報記憶媒体に書き込
    む書込手段と、 前記記憶手段の記憶消失を検出する検出手段と、 この検出手段により前記記憶手段の記憶消失が検出され
    た場合、前記情報記憶媒体に前記記憶済み情報が記憶さ
    れているか否かを判別する判別手段と、 この判別手段により記憶済み情報が記憶されていると判
    別された場合、前記情報記憶媒体に記憶されている受信
    有効期間を示す情報を前記記憶手段に再記憶させる制御
    手段と、 を有することを特徴とするサービス情報受信装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、 前記検出手段により前記記憶手段の記憶消失が検出され
    た場合、前記装着部に情報記憶媒体が装着されているか
    否かを判別する第1の判別手段と、 この第1の判別手段により前記装着部に情報記憶媒体が
    装着されていると判別された場合、前記情報記憶媒体に
    前記記憶済み情報が記憶されているか否かを判別する第
    2の判別手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    サービス情報受信装置。
  3. 【請求項3】 前記装着部に脱着可能な情報記憶媒体に
    記憶されている前記受信有効期間を示す情報を、前記記
    憶手段に記憶させるための指示手段を更に有することを
    特徴とする請求項1記載のサービス情報受信装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段の記憶状態を表示する表示
    手段を、更に有することを特徴とする請求項1記載のサ
    ービス情報受信装置
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