JP3380909B2 - 縁無し畳表の端縁折り曲げ構造およびその製造方法 - Google Patents

縁無し畳表の端縁折り曲げ構造およびその製造方法

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JP3380909B2
JP3380909B2 JP35520799A JP35520799A JP3380909B2 JP 3380909 B2 JP3380909 B2 JP 3380909B2 JP 35520799 A JP35520799 A JP 35520799A JP 35520799 A JP35520799 A JP 35520799A JP 3380909 B2 JP3380909 B2 JP 3380909B2
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正美 戸塚
智昭 深谷
徹 藤永
光枝 戸塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は縁無し畳表の端縁折り
曲げ構造およびその製造方法に関し、縁無し畳表を製造
する際に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縁無し畳みを製造する場合、畳床
に畳表を重ねた後、この畳表の縁部を前記畳床側に折り
曲げ、接着した後にタッカーで止め、その後、接着テー
プを貼着することによって前記畳表の縁部の剥がれを防
止するとともにタッカーの露出を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、畳表の縁部を
畳床の縁に巻きかけた状態で単に折り曲げていたにすぎ
ないため、折り曲げた畳床の裏面に段差ができたり、ま
た、局所的に当たって畳表の角部がほつれやすく、この
結果、設置したとき外観上好ましくないという不都合を
有した。
【0004】この発明の課題はこの不都合を解消するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る縁無し畳
表の端縁折り曲げ構造においては、一対の縦辺と一対の
横辺とからなる方形状の畳床と、一対のいぐさ平行辺と
一対の編み糸平行辺とを有し、前記畳床よりもある程度
大きな畳表とを備え、前記畳表の角部に切り欠き部を設
け、この切り欠き部は前記いぐさ平行辺と平行な縦辺と
前記編み糸平行辺と平行な横辺とからなり、前記畳表の
前記編み糸平行辺側から前記切り欠き部の縦辺に平行に
切り込みを入れることにより折り曲げ片を設け、この畳
表の裏面に前記畳床を、前記畳表の切り込みを延ばした
線の内側に前記畳床の縦辺を沿わせてるとともに前記切
り欠き部の横辺とを延ばした線よりも突出させた状態で
載置し、前記畳表のいぐさ平行辺部を前記折り曲げ片と
ともに前記切り欠きの縦辺が前記畳床の裏面側端縁に略
沿うように前記畳床の縦辺に沿って折り曲げ、前記畳表
のいぐさ平行辺部を前記畳床の縦辺に巻きかけその裏面
に固定するとともに前記折り曲げ片を前記畳床の横辺の
縁側面に折り曲げ固定し、前記畳表の編み糸平行辺部を
前記畳床の横辺に沿って折り曲げ前記折り曲げ片を覆っ
た状態で前記畳床の横辺に巻きかけその裏面に固定した
したため、畳表の畳床の裏面に折り曲げられた編み糸平
行辺部の角部が、前記畳床の裏面における切り欠き部に
収容される結果、折り曲げた畳床の裏面に畳表によって
段差ができることはない、またこのため、折り曲げ状態
も略直角状になる結果畳表の戻り方向への弾性力は作用
しにくい結果畳表の角部はほつれにくいものである。
【0006】なお、前記切り欠き部の縦辺並びに前記折
り曲げ片の切り込みを形成するあたって、前記畳表のい
ぐさをほぐすとともに残った編み糸を接着剤で固めれ
ば、前記切り欠き部の縦辺のおよび前記折り曲げ片の切
り込みにおいて畳表のいぐさがほつれるたとはないた
め、畳表の端縁の折り曲げ作業がしやすいとともにその
外観も向上する。
【0007】また、前記畳床の横辺側面端部に切り欠き
段部を設ければ、前記折り曲げ片が折り曲げられた際に
この切り欠き段部に収容されるため、畳床の横側面に段
部がなくなり、畳表における編み糸平行辺部の折り曲げ
がしやすいとともに折り曲げた際の外観がさらに向上す
る。
【0008】また、前記畳床の折り曲げ片の先端縁を前
記方形状に切り欠けば、折り曲げ片の長さを適宜調整で
きるものである。
【0009】一方、この発明に係る縁無し畳表の端縁折
り曲げ構造の製造方法においては、一対の縦辺と一対の
横辺とからなる方形状の畳床と、一対のいぐさ平行辺と
一対の編み糸平行辺とを有し前記畳床よりもある程度大
きな畳表とを備え、この畳表の裏面の内部に前記畳床
を、前記畳床の縦辺が前記畳表のいぐさ平行辺に平行に
するとともに前記畳床の横辺が前記畳表の編み糸平行辺
に平行にした状態で載置し、その後、前記畳表のいぐさ
平行辺部を前記畳床の縦辺に巻きかけその裏面に固定
し、その後、前記畳表の裏面側に折り曲げたいぐさ平行
辺部の前記畳床の角部から前記畳表の角に至る角部を切
り欠き部として切り欠き、その後、前記畳表の編み糸平
行辺部における前記畳床から突出した部分の前記編み糸
平行辺側から前記畳床の表面端縁を延ばした線上に切り
込みを入れて折り曲げ片を設け、この折り曲げ片を前記
畳床の横片側に折り曲げ固定し、その後、前記畳表の編
み糸平行片部を前記折り曲げ片を覆った状態で前記畳床
の横辺に巻きかけその裏面に固定するものであるため、
前記縁無し畳表の端縁折り曲げ構造を簡易に製造するこ
とができるものである。なお、前記切り欠き部における
前記畳表の縦辺と平行な縦辺及び前記折り曲げ片の切り
込みを形成するあたって、前記畳表のいぐさをほぐすと
ともに残った編み糸を接着剤で固めれば、前記切り欠き
部の縦辺のおよび前記折り曲げ片の切り込みにおいて畳
表のいぐさがほつれることがないためその作業がしやす
いものである。
【0010】なお、前記畳床に前記畳表を設置する前に
前記畳床の横辺側面端部に切り欠き段部を設ければ、前
記折り曲げ片が折り曲げられた際にこの切り欠き段部に
収容されるため、畳床の横側面に段部がなくなり、畳表
における編み糸平行辺部の折り曲げがしやすいものであ
る。
【0011】なお、前記畳床の折り曲げ片を前記畳表の
いぐさ平行辺部における前記畳床から前記編み糸平行辺
側に突出部部分よりも短くすれば、折り曲げ片の長さを
適宜調整できるものである。
【0012】
【実施の態様】図1はこの発明に係る縁無し畳表の端縁
折り曲げ構造の斜視図、図2は図1におけるII部拡大
図、図3は図2において巻きかけられている畳表を解い
た図、図4〜図8は発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の製造方法の工程を示した斜視図である。
【0013】図1において、1は縁無し畳みであり、畳
床2に畳表3の各辺を折り曲げ固定したものである。
【0014】図3に示すように、前記畳床2は基板21の
両面にクッションシート22,23 を重ねた状態で貼着した
ものである。この畳床2は方形状で一対の縦辺24,24 と
一対の横辺25,25 とを有している。26は切り欠き段部で
あり、前記畳床2の横辺側面端部(四角の)に形成され
ている。この切り欠き段部26の機能は後記する。
【0015】次に、前記畳表3は所要数のいぐさ(和紙
製,合成樹脂製等の模造いぐさも含む、この発明の「い
ぐさ」については同様に解釈する)31,31,…並設し編み
糸32,32,…に編んだものである。この畳表3は前記基板
2よりもある程度大きな方形状であり、一対のいぐさ平
行辺33,33 と一対の編み糸平行辺34,34 とを有してい
る。
【0016】35は切り欠き部であり、前記畳表3の四角
部に設けられている(畳表3の四角に設けられているが
一か所のみ図示)。この切り欠き部35は前記いぐさ平行
辺33と平行な縦辺351 と前記編み糸平行辺34と平行な横
辺352 を有している。なお、前記切り欠き部35の縦辺35
1 を形成する場合、当該切り欠き部35の横辺352 をいぐ
さ31,31,…を切断することによって形成した後、この切
断した畳表の部分におけるいぐさ31,31,…を編み糸32,3
2,…からほぐし後に残った編み糸32,32,…の突出部を接
着剤で固め、畳表3の切り欠き部35におけるいぐさ31,3
1,…のほつれを防止している。
【0017】36は切り込みであり、前記畳表3の前記編
み糸平行辺側34から前記切り欠き部35の縦辺351 に平行
に設けられている。この切り込み36を設けることにより
折り曲げ片37が形成される。なお、前記切り込み36を形
成する場合、前記折り曲げ片37を構成する部分における
いぐさ31,31,…を編み糸32,32,…からほぐし後に残った
編み糸32,32,…の突出部351 を接着剤で固めることによ
って、前記切り込み36ににおけるいぐさ31,31,…のほつ
れを防止している。この場合、前記折り曲げ片37の先端
縁を前記方形状に切り欠けば(図3の状態)、前記折り
曲げ片37の長さを適宜調整できる。
【0018】上記のように構成される畳表3の裏面に前
記基板2を、前記畳表3の切り込み36を延ばした線の内
側に前記基板2の縦辺24を沿わせてるとともに前記切り
欠き部35の横辺352 を延ばした線よりも突出させた状態
で載置する。
【0019】そして、前記畳表3のいぐさ平行辺部331
および前記折り曲げ片37に軟化剤を吹き付け軟化させた
後、これらの裏面に(図においては上面に成っている)
接着剤を塗布する。そして、図2に示すように、前記畳
表3のいぐさ平行辺部331 を前記折り曲げ片37とともに
前記切り欠き35の縦辺351 が前記基板3の裏面側端縁に
略沿うように前記基板3の縦辺24に沿って折り曲げ、前
記畳表3のいぐさ平行辺部331 を前記基板3の縦辺24に
巻きかけ、前記基板3の裏面に接着させるとともにタッ
カーによって固着具51,51,…を打ちつけ固着する。
【0020】そして、前記折り曲げ片37を前記基板3の
切り欠き段部26に収容されるように折り曲げ、接着固定
するとともにタッカーによる固着具51,51,…で固定す
る。
【0021】そして、前記畳表3の編み糸平行辺部341
(裏面)に2本の折り線342,343 をけがき(感覚は畳床
2の厚さに略等しい)、その後軟化剤を吹き付け軟化さ
せた後、これらの裏面に(図においては上面に成ってい
る)接着剤を塗布する。そして、前記基板3の横辺25に
沿って折り曲げ、前記折り曲げ片37を覆った状態で前記
基板3の横辺25に巻きかけその裏面に接着させるととも
にタッカーによって固着具51,51,…を打ちつけ固着す
る。このとき、編み糸平行辺部341 の先端部は前記いぐ
さ平行辺部331 の切り欠き35内に略隙間無く収容される
(図2参照のこと)。なお、前記固着具51,51,…の露出
を防止するためおよび畳表3の端縁における段差を無く
すために前記畳床2の裏面には粘着テープ61,61,…が貼
付されている。
【0022】次に、図4〜図9に基づいて、前記縁無し
畳表の端縁折り曲げ構造の製造方法を説明する。
【0023】まず、図4に示すように、前記畳表3の裏
面の内部に前記基板2を載置する。このとき、前記基板
2の縦辺24が前記畳表3のいぐさ平行辺33に平行である
とともに前記基板2の横辺25が前記畳表3の編み糸平行
辺34に平行になっている。
【0024】その後、図5に示すように、前記畳表3の
いぐさ平行辺部331 の裏面に軟化剤を吹き付け軟化させ
た後、この裏面に(図においては上面に成っている)接
着剤を塗布する。そして、この軟化したいぐさ平行辺部
331 を前記基板3の縦辺24に巻きかけその裏面に接着す
るとともにタッカーによって固着具51,51,…を打ちつけ
固着する。
【0025】その後、図6に示すように、前記畳表3の
裏面側に折り曲げたいぐさ平行辺部331 における前記基
板2の角部から前記畳表3の角に至る角部を切り欠き部
35として切り欠く。このとき、前記切り欠き部35の縦辺
351 を形成する場合、当該切り欠き部35の横辺352 をい
ぐさ31,31,…を切断することによって形成した後、この
切断した畳表の部分におけるいぐさ31,31,…を編み糸3
2,32,…からほぐし後に残った編み糸32,32,…の突出部3
53 を接着剤で固め、畳表3の切り欠き部35におけるい
ぐさ31,31,…のほつれを防止する。
【0026】その後、図7に示すように、前記畳表3の
編み糸平行辺部341 における前記基板2から突出した部
分の前記編み糸平行辺側から前記基板2の表面端縁を延
ばした線上に切り込み36を入れて折り曲げ片37を設け
る。なお、この切り込み36を形成する場合、前記折り曲
げ片37を構成する部分におけるいぐさ31,31,…を編み糸
32,32,…からほぐし後に残った編み糸32,32,…の突出部
361 を接着剤で固めることによって、前記切り込み36に
におけるいぐさ31,31,…のほつれを防止している。また
この場合、図7に示すように、前記折り曲げ片37の先端
縁を前記方形状に切り欠けくことによってその長さを適
宜調整できる。
【0027】その後、図8に示すように、前記折り曲げ
片37に軟化剤を吹き付け軟化させた後、これらの裏面に
(図においては上面に成っている)接着剤を塗布する。
そして、軟化した後にこの折り曲げ片37を前記基板3の
切り欠き段部26に収容されるように折り曲げ、接着固定
するとともにタッカーによる固着具51,51,…で固定す
る。
【0028】その後、図9に示すように、前記畳表3の
編み糸平行片部341 (裏面)に2本の折り線342,343 を
けがき(感覚は畳床2の厚さに略等しい)、その後軟化
剤を吹き付け軟化させた後、これらの裏面に(図におい
ては上面に成っている)接着剤を塗布する。そして、前
記基板3の横辺25に沿って折り曲げ、前記折り曲げ片37
を覆った状態で前記基板3の横辺25に巻きかけその裏面
に接着させるとともにタッカーによって固着具51,51,…
を打ちつけ固着する。このとき、編み糸平行辺部341 の
先端部は前記いぐさ平行辺部331 の切り欠き35内に略隙
間無く収容される(図8参照のこと)。
【0029】
【発明の効果】この発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造においては、一対の縦辺と一対の横辺とからなる
方形状の畳床と、一対のいぐさ平行辺と一対の編み糸平
行辺とを有し前記畳床よりもある程度大きな畳表とを備
え、前記畳表の角部に切り欠き部を設け、この切り欠き
部は前記いぐさ平行辺と平行な縦辺と前記編み糸平行辺
と平行な横辺とからなり、前記畳表の前記編み糸平行辺
側から前記切り欠き部の縦辺に平行に切り込みを入れる
ことにより折り曲げ片を設け、この畳表の裏面に前記畳
床を、前記畳表の切り込みを延ばした線の内側に前記畳
床の縦辺を沿わせてるとともに前記切り欠き部の横辺と
を延ばした線よりも突出させた状態で載置し、前記畳表
のいぐさ平行辺部を前記折り曲げ片とともに前記切り欠
きの縦辺が前記畳床の裏面側端縁に略沿うように前記畳
床の縦辺に沿って折り曲げ、前記畳表のいぐさ平行辺部
を前記畳床の縦辺に巻きかけその裏面に固定するととも
に前記折り曲げ片を前記畳床の横辺の縁側面に折り曲げ
固定し、前記畳表の編み糸平行辺部を前記畳床の横辺に
沿って折り曲げ前記折り曲げ片を覆った状態で前記畳床
の横辺に巻きかけその裏面に固定したしたため、畳表の
畳床の裏面に折り曲げられた編み糸平行辺部の角部が、
前記畳床の裏面における切り欠き部に収容される結果、
折り曲げた畳床の裏面に畳表によって段差ができること
はない、またこのため、折り曲げ状態も略直角状になる
結果畳表の戻り方向への弾性力は作用しにくくよって畳
表の角部はほつれにくいものである。
【0030】よって、この縁無し畳表の端縁折り曲げ構
造を使用すれば、折り曲げた畳床の裏面に畳表によって
段差ができることはないとともに畳表の角部はほつれに
くい縁無し畳表の外観は向上するものである。
【0031】なお、前記切り欠き部の縦辺並びに前記折
り曲げ片の切り込みを形成するあたって、前記畳表のい
ぐさをほぐすとともに残った編み糸を接着剤で固めれ
ば、前記切り欠き部の縦辺のおよび前記折り曲げ片の切
り込みにおいて畳表のいぐさがほつれるたとはないた
め、畳表の端縁の折り曲げ作業がしやすいとともにその
外観も向上する。
【0032】また、前記畳床の横辺側面端部に切り欠き
段部を設ければ、前記折り曲げ片が折り曲げられた際に
この切り欠き段部に収容されるため、畳床の横側面に段
部がなくなり、畳表における編み糸平行辺部の折り曲げ
がしやすいとともに折り曲げた際の外観がさらに向上す
る。
【0033】また、前記畳床の折り曲げ片の先端縁を前
記方形状に切り欠けば、折り曲げ片の長さを適宜調整で
きるものである。
【0034】一方、この発明に係る縁無し畳表の端縁折
り曲げ構造の製造方法においては、一対の縦辺と一対の
横辺とからなる方形状の畳床と、一対のいぐさ平行辺と
一対の編み糸平行辺とを有し前記畳床よりもある程度大
きな畳表とを備え、この畳表の裏面の内部に前記畳床
を、前記畳床の縦辺が前記畳表のいぐさ平行辺に平行に
するとともに前記畳床の横辺が前記畳表の編み糸平行辺
に平行にした状態で載置し、その後、前記畳表のいぐさ
平行辺部を前記畳床の縦辺に巻きかけその裏面に固定
し、その後、前記畳表の裏面側に折り曲げたいぐさ平行
辺部の前記畳床の角部から前記畳表の角に至る角部を切
り欠き部として切り欠き、その後、前記畳表の編み糸平
行辺部における前記畳床から突出した部分の前記編み糸
平行辺側から前記畳床の表面端縁を延ばした線上に切り
込みを入れて折り曲げ片を設け、この折り曲げ片を前記
畳床の横片側に折り曲げ固定し、その後、前記畳表の編
み糸平行片部を前記折り曲げ片を覆った状態で前記畳床
の横辺に巻きかけその裏面に固定するものであるため、
前記縁無し畳表の端縁折り曲げ構造を簡易に製造するこ
とができるものである。
【0035】なお、前記切り欠き部における前記畳表の
縦辺と平行な縦辺及び前記折り曲げ片の切り込みを形成
するあたって、前記畳表のいぐさをほぐすとともに残っ
た編み糸を接着剤で固めれば、前記切り欠き部の縦辺の
および前記折り曲げ片の切り込みにおいて畳表のいぐさ
がほつれることがないためその作業がしやすいものであ
る。
【0036】なお、前記畳床に前記畳表を設置する前に
前記畳床の横辺側面端部に切り欠き段部を設ければ、前
記折り曲げ片が折り曲げられた際にこの切り欠き段部に
収容されるため、畳床の横側面に段部がなくなり、畳表
における編み糸平行辺部の折り曲げがしやすいものであ
る。
【0037】なお、前記畳床の折り曲げ片を前記畳表の
いぐさ平行辺部における前記畳床から前記編み糸平行辺
側に突出部部分よりも短くすれば、折り曲げ片の長さを
適宜調整できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の斜視図である。
【図2】図2は図1におけるII部拡大図である。
【図3】図3は図2において巻き掛けられている畳表を
解いた図である。
【図4】図4はこの発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の製造方法の工程を示した斜視図である。
【図5】図5はこの発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の製造方法の工程を示した斜視図である。
【図6】図6はこの発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の製造方法の工程を示した斜視図である。
【図7】図7はこの発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の製造方法の工程を示した斜視図である。
【図8】図8はこの発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の製造方法の工程を示した斜視図である。
【図9】図9はこの発明に係る縁無し畳表の端縁折り曲
げ構造の製造方法の工程を示した斜視図である。
【符号の説明】
2 … 畳床 24 … 縦辺(畳床2の) 25 … 横辺(畳床2の) 3 … 畳表 33 … いぐさ平行辺 34 … 編み糸平行辺 35 … 切り欠き部 351 … 縦辺(切り欠き部35の) 352 … 横辺(切り欠き部35の) 36 … 切り込み 37 … 折り曲げ片 331 … いぐさ平行辺部 341 … 編み糸平行辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−18535(JP,U) 特許2608011(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/02 105 E04F 15/02 102

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の縦辺と一対の横辺とからなる方形
    状の畳床と、一対のいぐさ平行辺と一対の編み糸平行辺
    とを有し前記畳床よりもある程度大きな畳表とを備え、 前記畳表の角部に切り欠き部を設け、この切り欠き部は
    前記いぐさ平行辺と平行な縦辺と前記編み糸平行辺と平
    行な横辺とからなり、 前記畳表の前記編み糸平行辺側から前記切り欠き部の縦
    辺に平行に切り込みを入れることにより折り曲げ片を設
    け、 この畳表の裏面に前記畳床を、前記畳表の切り込みを延
    ばした線の内側に前記畳床の縦辺を沿わせてるとともに
    前記切り欠き部の横辺とを延ばした線よりも突出させた
    状態で載置し、 前記畳表のいぐさ平行辺部を前記折り曲げ片とともに前
    記切り欠きの縦辺が前記畳床の裏面側端縁に略略沿うよ
    うに前記畳床の縦辺に沿って折り曲げ、前記畳表のいぐ
    さ平行辺部を前記畳床の縦辺に巻きかけその裏面に固定
    するとともに前記折り曲げ片を前記畳床の横辺の縁側面
    に折り曲げ固定し、 前記畳表の編み糸平行辺部を前記畳床の横辺に沿って折
    り曲げ前記折り曲げ片を覆った状態で前記畳床の横辺に
    巻きかけその裏面固定したことを特徴とする縁無し畳表
    の端縁折り曲げ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の縁無し畳表の端縁折り曲げ構
    造において、前記切り欠き部の縦辺並びに前記折り曲げ
    片の切り込みを形成するあたって、前記畳表のいぐさを
    ほぐすとともに残った編み糸を接着剤で固めたことを特
    徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1の縁無し畳表の端縁折り曲げ構
    造において、前記畳床の横辺側面端部に切り欠き段部を
    設けたことを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項1の縁無し畳表の端縁折り曲げ構
    造において、前記畳床の折り曲げ片の先端縁を前記方形
    状に切り欠いたことを特徴とする。
  5. 【請求項5】 一対の縦辺と一対の横辺とからなる方形
    状の畳床と、一対のいぐさ平行辺と一対の編み糸平行辺
    とを有し前記畳床よりもある程度大きな畳表とを備え、 この畳表の裏面の内部に前記畳床を、前記畳床の縦辺が
    前記畳表のいぐさ平行辺に平行にするとともに前記畳床
    の横辺が前記畳表の編み糸平行辺に平行にした状態で載
    置し、 その後、前記畳表のいぐさ平行辺部を前記畳床の縦辺に
    巻きかけその裏面に固定し、 その後、前記畳表の裏面側に折り曲げたいぐさ平行辺部
    の前記畳床の角部から前記畳表の角に至る角部を切り欠
    き部として切り欠き、 その後、前記畳表の編み糸平行辺部における前記畳床か
    ら突出した部分の前記編み糸平行辺側から前記畳床の表
    面端縁を延ばした線上に切り込みを入れて折り曲げ片を
    設け、 この折り曲げ片を前記畳床の横片側に折り曲げ固定し、 その後、前記畳表の編み糸平行片部を前記折り曲げ片を
    覆った状態で前記畳床の横辺に巻きかけその裏面に固定
    することを特徴とする縁無し畳表の端縁折り曲げ構造の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の縁無し畳表の端縁折り曲げ構
    造の製造方法において、前記切り欠き部における前記畳
    表の縦辺と平行な縦辺及び前記折り曲げ片の切り込みを
    形成するあたって、前記畳表のいぐさをほぐすとともに
    残った編み糸を接着剤で固めたことを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項5の縁無し畳表の端縁折り曲げ構
    造の製造方法において、前記畳床に前記畳表を設置する
    前に前記畳床の横辺側面端部に切り欠き段部を設けたこ
    とを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項5の縁無し畳表の端縁折り曲げ構
    造の製造方法において、前記畳床の折り曲げ片を前記畳
    表のいぐさ平行辺部における前記畳床から前記編み糸平
    行辺側に突出部部分よりも短くしたことを特徴とする。
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