JP3222044B2 - 床化粧材の連結構造 - Google Patents

床化粧材の連結構造

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JP3222044B2
JP3222044B2 JP24453095A JP24453095A JP3222044B2 JP 3222044 B2 JP3222044 B2 JP 3222044B2 JP 24453095 A JP24453095 A JP 24453095A JP 24453095 A JP24453095 A JP 24453095A JP 3222044 B2 JP3222044 B2 JP 3222044B2
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貞秀 清水
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニーやプー
ルサイドなどに敷設されるユニット式の床化粧材同士の
連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、床化粧材の隣接する二辺にそれ
ぞれ形成した突起部と嵌合孔とを利用して、複数枚の床
化粧材を連結状態で敷設することが行われている。この
ように、床化粧材同士を連結状態で敷設する場合、敷設
面の不陸や敷設時の床化粧材の納まりの微修正を行った
状態で連結しなければならないこととなる。
【0003】そこで、従来より、図8に示すように、長
孔状にして遊びを持たせた嵌合孔aに、張出部bを有す
る筒状の突起部cを遊嵌して、敷設面の不陸や敷設時の
床化粧材d同士の納まりの微修正を行えるようになされ
た連結構造が提案されている(例えば、実公平7−63
20号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の連
結構造の場合、長孔状の嵌合孔aに筒状の突起部cを嵌
合するため、この嵌合状態で、突起部cの外周面のほん
の一部分だけが嵌合孔aと接している状態で連結され、
安定感に欠けることとなる。
【0005】また、嵌合時には、突起部cの張出部bを
嵌合孔aに挿通させ、この張出部bを戻り止めとして嵌
合状態となるが、張出部bの外周面のほんの一部分だけ
が嵌合孔aの部分を乗り越えて嵌合状態となるので、施
工時に嵌合孔aに突起部cを嵌合したり外したりする作
業を数回繰り返した場合、この張出部bの一部分だけが
圧潰されて戻り止めが効かなくなり、連結強度がすぐに
低下してしまうといった不都合を生じることとなる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、耐久性に優れ、充分な連結強度を確保するこ
とのできる床化粧材の連結構造を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の床化粧材の連結構造は、方形状に形成された
床化粧材の隣接する二辺に、この床化粧材の厚み方向に
筒状で先端部に膨出部を有する嵌合用の突起部が設けら
れるとともに、残りの隣接する二辺に、これら突起部を
床化粧材の厚み方向に受入れて嵌合する嵌合孔が設けら
れ、突起部の膨出部を隣接する床化粧材の嵌合孔に挿通
し、この膨出部を戻り止めとして突起部と嵌合孔とを嵌
合させることで、複数枚の床化粧材を連結するようにな
された連結構造であって、嵌合孔は、その内側に円形状
の内周面が形成されており、嵌合孔の設けられた辺に対
して垂直方向に平行する平行部が円形状の内周面から内
方に突設して長孔状に形成される一方、突起部の外周面
には、この平行部に接するように切り欠かれた平行面が
形成されるとともに、この平行面に膨出部が形成され、
嵌合孔の平行部が突起部の平行面に接するように嵌合さ
れたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1は床化粧材1の全体構成の概略を示
し、図2は同床化粧材1の連結状態を示している。
【0010】床化粧材1は、図1および図2に示すよう
に、樹脂マット1aの接着剤受部1bに接着剤(図示省
略)を介した状態で、この樹脂マット1aの表面に表面
材1cを貼設して構成されている。この樹脂マット1a
の裏面には、厚み方向に突設するようになされた複数の
脚部1dが形成されている。また、樹脂マット1aの裏
面の隣接する二辺には、これら脚部1dと同様の突設長
さで厚み方向に筒状となった突起部2が形成されてい
る。一方、樹脂マット1aの残りの隣接する二辺には、
樹脂マット1aの脚部1dの位置から、これら二辺の外
側に向けて上記突起部2を厚み方向に受入れる嵌合孔3
が形成されている。そして、図2に示すように、この突
起部2と嵌合孔3とを嵌合させることで、複数枚の床化
粧材1を連結するようになされている。
【0011】突起部2の外周面には、図3ないし図5に
示すように、互いに平行するように切り欠かれた平行面
21が形成されている。また、この突起部2の平行面2
1の先端部側には、嵌合孔3との嵌合時の戻り止めとな
る膨出部22が形成されている。
【0012】嵌合孔3の内側には、図3ないし図5に示
すように、円形状の内周面33が形成されており、嵌合
孔3の設けられた辺に対して垂直方向に平行する平行部
31が円形状の内周面33から内方に突設され、嵌合孔
3が長孔状となされている。この平行部31は、基端か
ら先端に向かうに従って薄肉となるテーパ状に形成さ
れ、突起部2の嵌合および取り外しが容易にできるよう
になされている。また、この嵌合孔3の底部側には、肉
盛りされた補強部32が形成され、薄肉となるテーパ状
に形成された平行部31を底側から補強するようになさ
れている。
【0013】このようになる床化粧材1は、樹脂マット
1aの突起部2の膨出部22を、他の樹脂マット1aの
嵌合孔3の平行部31に挿通し、この膨出部22を戻り
止めとして突起部2と嵌合孔3とを嵌合させることで、
複数枚の床化粧材1同士を連結できるようになされてい
る。この嵌合状態は、通常、膨出部22と平行部31と
の間に若干の隙間(約2〜3mm)ができるように形成
されており、膨出部22が平行部31に確実に挿通され
た際に、嵌合音が鳴って確認できることとなる。また、
この嵌合の際、突起部2の膨出部22は、平行面21の
全体に形成しているので、平行部31に挿通される際、
膨出部22の一部分だけが圧迫されるといったことがな
いので、嵌合や取り外しによって膨出部22が圧潰され
るといったことを防止することができる。したがって、
施工のやり直しなどで嵌合や取り外しを数回行ったりし
た場合であっても、膨出部22による戻り止めが常に良
く効き、連結強度が低下するといったことを防止するこ
とができる。
【0014】また、この嵌合状態で、嵌合孔3は、平行
部31を有する長孔状としているので、突起部2が嵌合
孔3を平行部31の方向に若干スライド移動することが
可能となり、これによって隣接する床化粧材1同士の収
まりが修正できるようになされている。また、突起部2
の平行面21は、図3および図5に示すように、その幅
W全体が、嵌合孔3の平行部31に接した状態で嵌合さ
れるので、この嵌合状態で突起部2と嵌合孔3とに充分
な接触面を確保することができ、安定した連結状態を確
保することができる。
【0015】さらに、この嵌合状態で、嵌合孔3は、樹
脂マット1aの脚部1dの位置から外側に向けて設けら
れており、その上方には、図3に示すように、この脚部
1dの上部側の長さの分だけ距離Aができるので、この
嵌合孔3の設けられた辺の床化粧材1は、図6に示すよ
うに、突起部2の設けられた辺の床化粧材1に対してこ
の距離Aの分だけ上下動できることとなる。したがっ
て、施工する床面の不陸に対して、この距離Aの分だけ
上下動して積極的に、この不陸に対応することができる
こととなる。ただし、この場合、床化粧材1は、図7
(a) に示すように、嵌合孔3と接することとなる樹脂マ
ット1aの突起部2の周縁部分に切欠部1eを設けた
り、図7(b) に示すように、樹脂マット1aを板状にし
て樹脂マット1aと嵌合孔3とが緩衝しないようにしな
ければならない。
【0016】なお、本実施の形態では、突起部2の平行
面21の先端部にのみ膨出部22を形成しているが、突
起部2の先端部の全周に形成されていてもよい。また、
本実施の形態では、円筒状の突起部2の外周面の一部を
切り欠いて平行面21を形成しているが、あらかじめ平
行面21の形成されている四角柱状の突起部2であって
もよい。
【0017】また、本実施の形態では、一枚の樹脂マッ
ト1aに対して一枚の表面材1cを貼設した床化粧材1
について述べているが、この一枚の樹脂マット1aに、
縦横二列の合計四枚の表面材1cを貼設した床化粧材1
や、縦横三列の合計九枚の表面材1cを貼設した床化粧
材1などであってもよい。また、縦二列横三列の合計六
枚の表面材1cを貼設した長方形状の床化粧材1などで
あってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、嵌
合孔の内側に形成された円形状の内周面に突出した平行
部が突起部の平行面に接するように嵌合されるので、嵌
合状態で嵌合孔と突起部との充分な接触面を確保するこ
とができ、安定した連結状態が得られることとなる。
【0019】また、平行面に膨出部を形成しているの
で、この突起部の膨出部を嵌合孔に挿通して嵌合状態と
する場合、この平行面に形成した膨出部全体が戻り止め
となるので、膨出部の一部分だけが圧潰されて戻り止め
が効かなくなるといったことがない。したがって、施工
時に嵌合したり外したりする作業を数回繰り返しても安
定した連結強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) および(b) は床化粧材の全体構成の概略を
示す背面図および側面図である。
【図2】床化粧材の連結状態を示す平面図である。
【図3】図2におけるIII-III 線断面図である。
【図4】図3におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】突起部と嵌合孔との連結部分の背面図である。
【図6】突起部と嵌合孔との他の実施の形態を示す断面
図である。
【図7】(a) および(b) は床化粧材の他の実施の形態を
示す部分斜視図である。
【図8】(a) および(b) は従来の床化粧材の連結状態を
示す平面図および連結部の背面図である。
【符号の説明】
1 床化粧材 2 突起部 21 平行面 22 膨出部 3 嵌合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/02 E04F 15/00 E04F 15/08 E04F 15/10 103 - 104 A47G 27/02 106 E01C 1/00 - 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状に形成された床化粧材の隣接する
    二辺に、この床化粧材の厚み方向に筒状で先端部に膨出
    部を有する嵌合用の突起部が設けられるとともに、残り
    の隣接する二辺に、これら突起部を床化粧材の厚み方向
    に受入れて嵌合する嵌合孔が設けられ、突起部の膨出部
    を隣接する床化粧材の嵌合孔に挿通し、この膨出部を戻
    り止めとして突起部と嵌合孔とを嵌合させることで、複
    数枚の床化粧材を連結するようになされた連結構造であ
    って、 嵌合孔は、その内側に円形状の内周面が形成されてお
    、嵌合孔の設けられた辺に対して垂直方向に平行する
    平行部が円形状の内周面から内方に突設して長孔状に形
    成される一方、突起部の外周面には、この平行部に接す
    るように切り欠かれた平行面が形成されるとともに、こ
    の平行面に膨出部が形成され、嵌合孔の平行部が突起部
    の平行面に接するように嵌合されたことを特徴とする床
    化粧材の連結構造。
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