JP3380565B2 - 包装機械への包装材料の供給装置 - Google Patents

包装機械への包装材料の供給装置

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  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は包装機械への包装材料の
供給装置で、ロール状に巻かれた長尺材料（ボビン）を
使用するものに関し、この包装機械には、ボビンを次々
に取り外しボビン保持突起（working cog ）に供給する
ことの出来る少なくとも１つのボビン保管装置が設けら
れている。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】包装技術上、ロール状長尺
材料を処理する包装機械及びそれに類するその他のデバ
イスには特殊な問題がある。包装機械の生産能力が非常
に高いため、包装材料の使用量も大量である。ティンホ
イル、プラスチックホイル、及び紙からなるロール状ボ
ビンは長尺のため可なりの自重を持っており、作業者の
可なりの負担になっている。従って、本発明の目的は、
包装機械のすぐ側に包装材料の十分な供給を行いつつ、
更に、極力少ない人力でボビンを取り扱うことが出来る
ようにすることである。
【０００３】一般的に、ボビンは長尺材料の引き出しを
行う回転可能のボビン保持突起に蓄えられる。長尺の包
装材料が回転するボビンから引き出され、個々のパッケ
ージ寸法に切断される。
【０００４】公知のデバイス（ＥＰ−Ａ−２９６ ３５
６号）においては、２つのボビン保持突起が１台の共通
の旋回可能のラグに設けられる。１方のボビン保持突起
が引き出す材料を持って常に作業位置にあり、他の一方
の突起が装入ステーションにおいて新しいボビンの供給
を受ける。ラグは１８０°旋回し、ボビン保持突起を作
業ステーションに、又装入ステーションから移動させる
ことが出来る。この公知の提案においては、ボビンがボ
ビン保管装置から連続的に取り出され、供給突起によっ
てボビン保持突起に供給される。この受け渡しはボビン
保持突起及び供給突起の軸位置によって行われる。
【０００５】この公知のデバイスでは、包装機械の包装
ステーションに包装材料を最高の効率で供給することが
出来ない。
【０００６】従って、本発明の目的は、人力を使わず
に、処理ステーション特にボビン保持突起に包装材料が
巻かれたロール状ボビンを高能率で供給することの出来
る、包装機械への包装材料の供給装置を提供することで
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の装置は、ボビン保管装置（23,24 ）がボビ
ン保持突起（36…39）の上に、特に包装機械（10）の上
に設けられ、異なる包装材料が巻かれたボビン（13,14
）を垂直供給機（共通のボビン供給機50）によってボ
ビン保管装置（23,24 ）の区域からボビン保持突起（36
…39）に進めることが出来る、ことを特徴としている。
【０００８】本発明による包装機械の区域にある垂直供
給機により、ボビンを上部供給区域即ち上部保管装置か
ら、包装機械の下の区域にある処理ステーションに供給
することが出来る。従って、包装材料の保管及び消費を
機械に対応して行うことが出来る。
【０００９】本発明は、異なる包装材料が巻かれたボビ
ン、即ち、ティンホイルのボビン、紙のボビン、及びプ
ラスチックのボビンの如く異なった材料が巻かれたボビ
ン、を処理する場合特に有利である。このために、幾つ
かの特に２つのボビン保管装置が上部の区域に隣接して
設けられる。幾つかの消費ステーションのうちの１つが
ボビンを使い果たしたとき、全てのボビン又はボビン保
管装置のための１つの共通の垂直供給機が、その要求に
応じてボビンを運ぶ。これらの消費ステーションがそれ
ぞれボビンを受け取るための１つのボビン保持突起を持
っている。これらの作業ステーションが互いに上下に設
けられ、垂直供給機がこの両者に直接行くことが出来
る。
【００１０】ボビンがこの垂直供給機に１つの供給突起
によって供給され、この突起が必要なボビンを該当する
ボビン保管装置から取り出し、これを軸動作によって垂
直供給機に供給する。このために、この供給突起は又、
横方向に、即ちボビン保管装置の間を回動するラグによ
って、移動することが出来る。
【００１１】本発明の更に別の特徴により、床に装着さ
れた供給機によってボビンが供給される。この供給機が
包装機械の上をある距離を持って、運搬レールに沿っ
て、包装機械の建屋の中を走行する。各ボビン保管装置
が１台のボビン供給機を持ち、床に装着された供給機か
らボビンを受け取ったり、ボビン保管装置の置場に運ん
だりする。
【００１２】消費ステーション（ボビン保持突起）の区
域でボビンが使い果たされると、そのボビンが停まる
か、又は人の手によってボビンの芯がボビン保持突起か
ら外される。本発明の更に別の特徴により、ボビンの芯
を自動的にボビン保持突起から取り外すことが出来る。
このために、ボビンの端部押さえ、即ちボビンディス
ク、がボビンの芯を伴って軸方向に移動し、これをボビ
ン保持突起から外すことが出来る。
【００１３】本発明の更に別の特徴はボビンの供給機の
構造、及びボビンの芯の取り出しを行うボビン保持突起
の構造に関するものである。
【００１４】本発明の１つの実施例について、以下図面
を用いて説明する。
【００１５】
【実施例】図面に示す実施例は煙草の包装、例えばソフ
トパッケージ又はヒンジ蓋付きハードパッケージ、の製
造に関するものである。このために、一般的でこれに適
した包装機械が使用される。作るパッケージのデザイン
のせいで、２種類の包装材料が、パッケージを作るため
にブランクを切り出す連続した長尺の材料の形で使用さ
れる。この実施例においては、上側の長尺材料がティン
ホイルからなり（ティンホイルの道11）、下側の長尺材
料が紙からなっている（紙の道12）。包装材料がロール
巻きされたボビンの形で送り込まれ、これが使用され
る。この材料がボビンから引き出される。即ち、この実
施例においては、ティンホイルのボビン13と紙のボビン
14とが製造に用いられる。
【００１６】この実施例においては、異なる包装材料が
巻かれたボビン13,14 が、作業床から直接立ち上がる床
装着の供給機15によって、中央荷役ステーションから各
消費場所（包装機械10）に供給される。この床装着の供
給機15が包装設備の回りを循環する搬送レール16を持
ち、このレールが例えば建物のコーナー又は高い位置に
ある支持桁に装着される。ローラー運搬機17がこの運搬
レール16のベヤリングの上を走行する。この運搬機がモ
ーター18で駆動されて運搬レール16に沿って走る。ロー
ラー運搬機17の下側に、従って、運搬レール16の下に、
ボビン運搬具19があり、これが２本の腕を拡げた形のラ
グ20と、このラグ20の下端部に設けられた横方向を指す
即ち実質的に水平な横桁21とを持つ。ボビン13,14 がこ
の横桁21の上に載る。この床装着の供給機15と、特にロ
ーラー運搬機17及び又はボビン運搬具19とは、ＥＰ−Ａ
−３４７ ５８６号に記載されている形で形成するのが
有利である。
【００１７】ボビン13,14 が受渡しステーション22で包
装機械10の近くに降ろされる。この実施例の場合、２つ
のボビン保管装置23,24 が包装機械10の上側に設けられ
る。この例の場合、包装機械10の端にある１つのボビン
保管装置23が紙ボビン14の供給を受ける。隣のボビン保
管装置24はティンホイルボビン13の供給を受ける。
【００１８】この例の場合、各ボビン保管装置23,24 が
実質的に２本の搬送ロッド25,26 からなっている。これ
らのロッドが回転可能に駆動され、ボビンの搬送方向に
向かって若干末広がりに広がっている。実質的に、この
ボビン保管装置23,24 はＥＰ−Ａ−２９６ ３５６のも
のと同様に作られているが、この場合は２本の搬送ロッ
ド25,26 の高さが互い違いになっている。ボビン13,14
の外側表面がこれらの搬送ロッド25,26 の上に載る。そ
れらの端部が機械の直立チーク部27の中で回動する。
【００１９】各ボビン保管装置23,24 にそれぞれのボビ
ンリフト28,29 が当てがわれる。これが２本の垂直な案
内ロッド30,31 からなり、この上を、橇33を持つボビン
受け32と、横方向に突出する搬送突起34,35 とがベヤリ
ングを介して昇降する。
【００２０】ボビンリフト28,29 の上記構成におけるボ
ビン受け32が、一方ではボビン搬送具19と、又一方では
それに当てがわれたボビン保管装置23,24 と対応する。
搬送突起34,35 がボビン13,14 をその外表面で受け止め
る働きをする。上の位置においては、搬送突起34,35 が
ボビン搬送具19の横桁21の横を上向きに移動し、ボビン
13,14 を横桁21から吊り上げ、受けとることが出来る。
従って、空になったボビン搬送具19がここから移動する
ことが出来る。次に、ボビン受け32がボビン13,14 を持
ってボビン保管装置23又は24の区域に下向きに移動し、
この場合、搬送ロッド25,26 によってボビン13,14 を受
けとることが出来る位置まで搬送突起34,35 が降下す
る。ボビン保管装置23,24 の区域で、次に、ボビンが軸
方向に移動する（図３で左から右方向へ）。この様にし
て、ボビン受け32が空になり、再び上昇して次のボビン
を受けとる。
【００２１】ボビン受け32の搬送突起34,35 の相互間隔
は、ボビン保管装置23,24 の搬送ロッド25,26 の相互間
隔より明らかに狭いので、ボビン13,14 の受け渡しをす
ることが出来る。
【００２２】ボビン保管装置23,24 は包装機械10の機械
フレームの一番上に横断方向に、即ち機械フレームから
延出する形で設けられている（図３参照）。この様にし
て、ボビン保管装置23,24 の抜き取り側が、実質的に、
ボビン13,14 の処理集合装置42,43 の上に横たわる。
【００２３】図に示した装置においては、２つの処理集
合装置42,43 が、ティンホイルボビン13及び紙ボビン14
のために重なった形で配置される。各処理集合装置が２
つの自由に突出端部を持つボビン保持突起36,37 及び3
8,39 からそれぞれなり、２つのボビン保持突起36,37
及び38,39 がそれぞれ揺動腕40,41 の端部に設けられ
る。この腕が受け渡し機構及びボビン保持突起36,37;3
8,39 の担体の働きをなし、これらを受取り位置（図
１，２の左側）から作用位置（図１，２の右側）に移動
させる。作用位置において、各長尺材料、即ちティンホ
イルの道11及び紙の道12がそれぞれのボビン13,14 から
引き出される。１つの揺動腕40又は41とボビン保持突起
36,37 又は38,39 と及び別の集合装置とを併せてボビン
処理集合装置42,43 と呼ぶことにする。
【００２４】各ボビン処理集合装置42,43 に材料接続機
44,45 が配置される。これらは自動的又は半自動的に機
能する設備で、長尺材料の端末を新しい長尺材料の頭に
繋ぐ。この材料接続機は例えばＥＰ−Ａ−１７９ ２４
３によって形成することが出来る。
【００２５】揺動腕40,41 が中心ベヤリング46,47 の回
りを回動する。これらの揺動腕40,41 及びこれらに取り
付けられたボビン保持突起36…39と共に、方向変換ロー
ラー48が動く。このローラーは保持腕49に取り付けられ
ており、この腕が揺動腕40,41 に直角に取り付けられて
いる。これらの方向変換ローラー48は長尺材料の案内の
働きをする。
【００２６】ボビン処理集合装置42,43 が、この例の場
合、上下に重なって設けられている。共通の１つのボビ
ン受渡し機50がボビン処理集合装置42,43 にボビン13,1
4 を供給する働きをする。この場合、ボビン13,14 を上
の位置に受け入れ、これらにボビン処理集合装置42,43
の１つに向かう下向きの動作を与える。
【００２７】ボビン受渡し機50が２つのボビン保管装置
23,24 からボビン13,14 を下向きに運ぶように設計され
ている。このボビン受渡し機50はボビン保管装置23の中
央部又はその下に設けられるが、但し、軸方向にずれて
設けられる（図３）。
【００２８】両方のボビン保管装置23,24 から、ボビン
13,14 が受渡し手段によって取り出され、受渡し機50に
渡される。ここに１つの受渡し突起51があり、これが、
ボビン保持突起36…39と同様に、ボビン13,14 の中心開
口部52の中に入る。受渡し突起51は軸方向にも、又軸に
対して直交方向にも動くことが出来る。これが、ボビン
保管装置23又は24の一番前にあるボビン13,14 の中心開
口部52の中に差し込まれる。受渡し突起51がボビン13,1
4 と共に上昇することによって、ボビンがボビン保管装
置23,24 から離される。次に、ボビン受渡し機50即ち搬
送手段50の、その高さにおける軸方向の移動が行われ
る。ボビン受渡し機50の直ぐ前にあるボビンをボビン保
管装置23から外す場合は、横方向への運搬は必要ない。
この場合は、この受渡し動作の直後に、ボビンを搬送手
段53の上に置くことが出来る。然し、ティンホイルボビ
ン13をボビン保管装置24から取り出す場合は、ボビンの
上昇動作及び軸方向の移動を行った後に、搬送手段53へ
の軸に対して直交方向の運搬を、行う。
【００２９】この実施例においては、受渡し突起51が受
渡し腕54に設けられている。この腕がボビン保管装置2
3,24 中間に設けられたベヤリング55上を一腕レバーと
して作用する。受渡し腕54をその自由端部の受渡し突起
51と共に１８０°回動させ、ティンホイルボビンをボビ
ン保管装置24から受取り、これを運搬手段53に渡すこと
が出来る。
【００３０】この受渡し腕54はベヤリング55の回りを回
動し、且つ、軸方向に移動することが出来る。受渡し腕
54即ちそのシャフト56の軸方向の移動が適宜の線形駆動
装置例えば回転スピンドル57によって行われる。この場
合、スピンドル57はシャフト56の下のベヤリングに設け
られ、スピンドルナット58を介して受渡し腕54に接続さ
れている。
【００３１】この実施例の場合、直立するボビン受渡し
機50は正四角形の柱59から成っている。これに沿って運
搬手段53が案内60を介して昇降することが出来る。この
案内に２つのラグ61,62 が互いに間隔を持って設けられ
る。これらが案内60の１側に、即ち、ボビン保管装置2
3,24 に面する側に、突出する。１つのボビン13,14 の
外表面を受渡し突起51によってこのラグ61,62 の上に置
くことが出来る。このために、柱59の上端部が受渡し突
起51の動作範囲（即ち受渡し腕54の水平位置）より下で
終わっている。受渡し突起51を更に軸方向に外向きに移
動させることによって、これをボビンの中心開口部から
抜くことが出来る。
【００３２】運搬手段53によって、ラグ61,62 上に置か
れたボビンが下に向って、即ち交互に上部又は下部のボ
ビン処理集合装置42,43 に向かって降ろされる。ボビン
保持突起36…39の１つへの受渡しが、ボビンを軸方向に
真っ直ぐ、待機しているボビン保持突起36…39に向かっ
て移動させることによって行われる。配置は次のように
なっている、即ち、受取り位置にあるボビン保持突起36
…39が運搬手段53（図１，２の左側）の中心に対して、
従ってボビンの中心開口部52に対して正確に置かれる。
受取り位置において、ボビン保持突起36…39は運搬手段
53に、従って渡されるボビン13,14 に隣接しているの
で、僅かな軸方向の移動によって受渡しを行うことが出
来る（図４）。
【００３３】運搬手段53からボビン保持突起36…39への
ボビン13,14 の受渡しがストリッパー機構によって行わ
れる。この実施例の場合、ストリッパー63が運搬手段53
に、即ちボビン13,14 に正対して取り付けられている。
このストリッパー63が、ボビン13,14 の自由端面に向か
って移動する、比較的大きな表面積を持つストリッパー
板64を持つ。この様にして、この板がラグ61,62 から待
機しているボビン保持突起36…39に向かって押し出され
る。
【００３４】このストリッパー板64は特殊な形を持って
いる（特に図２に示す）。このストリッパー板64が対応
するボビンの下の部分に主として当たり、抜き取る場合
に、これが迫（せ）ったり傾いたりしないようになって
いる。ストリッパー板64の上の部分に凹部65があり、ス
トリッパー板64の両側がボビン13,14 の中心線より高い
レベルまで伸びるようになっている。ボビンを渡すと
き、この凹部65に受渡し突起51が入る。
【００３５】ストリッパー63が、互いに間隔を持って設
けられた２つのシリンダー66,67 によって作動する。こ
れらのシリンダーは案内60の両側に固定されている。こ
のシリンダー66,67 がそれぞれ接続ロッドを介してスト
リッパー板64に接続されている。
【００３６】ボビン処理集合装置42のボビン保持突起36
…39が作用位置（図１，２の右側）から新しいボビンの
受取り位置に移動する前に、空になったボビンの残りの
部分、即ち例えば厚紙で作られたボビンの芯69、をボビ
ン保持突起36…39から抜き取らねばならない。図６及び
図７に、ボビンの芯69の自動抜き取り機構を持った、ボ
ビン13,14 用の突起（ボビン保持突起36…39）の構造が
示されている。
【００３７】ボビン13,14 又はボビンの芯69がボビン保
持突起36…39の中心突起70の上に載っている。この中心
突起70が固定軸方向の中で回動する。この実施例の場合
は（図６及び７）、中心突起70が中空突起71の中で回動
する。この中空突起71が機械部分と、即ち揺動腕40,41
に繋がっている。旋盤加工された溝72が中空突起71の中
にあり、この中で、中心突起70が回動し、カラー73で案
内される。
【００３８】残ったボビン即ちボビンの芯69がこのスト
リップ機構の軸方向の移動によって中心突起から取り除
かれる。この実施例の場合、このストリップ機構が円盤
74によって形成される。対応した直径寸法を持つこの円
盤74が、同時に、材料抜き取りの間、ボビン13,14 の当
接面の働きをする。円盤74が中心突起70の上で軸方向に
移動し、ボビンの芯69を、図６に示す最初の位置から、
図７に示す抜き取り位置に相当する中心突起70の自由端
部に抜き出す。
【００３９】ボビンの芯69と反対側に、円盤74に軸方向
の動作の作動機構が設けられている。これが、中心突起
70を含む作用シリンダー75である。作用シリンダー75の
自由端部に内側に向く変形部76即ち幅広断面部がある。
これが中心突起70のシリンダー室77の中で環状のピスト
ンとして作用する。このシリンダー室が中心突起70の中
でカラー73の区域の中に延びている。シリンダー室77の
断面を環状に、即ちシリンダー状にする。作用シリンダ
ー75がシリンダー室77の押出し機構として作用する。
【００４０】シリンダー室77に圧力媒体、特に圧空が送
られる。この実施例の場合は、メインライン78が中空突
起71の中の環状の集合室79に繋がっている。シリンダー
室77の変形部に面する側で、円周方向に沿って設けられ
た幾つかの溝80がこの集合室79からシリンダー室77に入
る。これらの溝80を介して、シリンダー室77に圧空が送
られ、上記変形部76に軸方向の圧力を掛けることによっ
て、図６に示す最初の位置から中心突起70の自由端部に
向かって、作用シリンダー75が作動する。この様にし
て、ボビンの芯69が中心突起70から抜き取られる。この
円盤74を元の位置に戻すには、シリンダー室77の空気を
抜き、手で動かすか、又は新しいボビン13,14 を当てが
うことによって行う。
【００４１】ボビン13,14 即ちボビンの芯69を中心突起
70に装着する部分において、固定子81が中心突起70に設
けられる。これらが半径方向に外に向かって移動し、ボ
ビン13,14 又はボビンの芯69を把持することによって、
これを中心突起70の自由端部に固定する。
【００４２】この実施例の場合、この固定子81も又圧力
によって、特に圧空によって作動する。揺動腕40,41 の
中の中心ライン82を通って、圧空が中心突起70の端部で
環状ライン83に送られる。環状ライン83から圧迫ライン
84,85,86が、固定子81の置かれた圧迫室87に至る。これ
らを作動させるために、圧空が圧迫室87に送られる。こ
の様にして、固定子81が半径方向に外向きに、ボビンの
芯89に向かって押し出される。これを外して新しいボビ
ンを取り付けるためには、圧迫室の空気を抜けば、固定
子81を中心に向かって移動させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、異なった種類の包装材料が巻かれたボ
ビンの供給、保管、及び処理を行う本発明の装置の１つ
の実施例を示す模式図的正面図、
【図２】図２は、図１の一部分の拡大図、
【図３】図３は、図１の側面図、
【図４】図４は、図３の一部分、即ちボビンの消費ステ
ーションを拡大して示す側面図、
【図５】図５は、図３のボビン保管装置の平面図、
【図６】図６は、ボビンのボビン保持突起の長手方向の
断面を示す拡大図、
【図７】図７は、図６のボビン保持突起がボビンの芯を
自動的に外した状態を図６と同様にして示す断面図であ
る。
【符号の説明】
１０…包装機械、１３…ティンホイル・ボビン、１４…
紙ボビン、２３，２４…ボビン保管装置、２５，２６…
搬送ロッド、２８，２９…ボビンリフト、３４，３５…
搬送突起、３６，３７，３８，３９…ボビン保持突起、
４２，４３…ボビン処理集合装置、５０…ボビン受渡し
機、５１…受渡し突起、５３…搬送手段、５４…受渡し
腕、６３…ストリッパー、６４…ストリッパー板、６９
…ボビンの芯、７０…中心突起、７４…円盤、７５…作
用シリンダー、７６…変形部、７７…シリンダー室、８
１…固定子、８７…圧迫室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルフガンク・エルテル ドイツ連邦共和国、デー − 2810 フ ェルデン、フェルトシュトラーセ ２ア ー (56)参考文献 特開 昭64−38360（ＪＰ，Ａ) 西独国特許出願公開3342204（ＤＥ, Ａ１) 欧州特許出願公開337140（ＥＰ，Ａ １) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65B 41/12 B25J 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 下記の特徴(ａ)(ｂ)(ｃ)(ｄ)(ｅ)からな
    るロール状に巻かれた長尺材料すなわちボビンの形で供
    給される包装材料を包装機械等に供給する装置。 (ａ)それぞれ異なる包装材料が巻かれたボビン（13，1
    4）を保持するボビン保管装置（23,24 ）が互いに隣接
    して設けられる、 (ｂ)垂直受け渡し手段の形をなす共通のボビン受け渡し
    機(50)が、ボビン保管装置（23,24 ）に配設される、 (ｃ)前記ボビン（13，14）は、ボビン受け渡し機(50)に
    よって、ボビン保管装置(23,24)の下に設けられた包装
    機に供給することができる、 (ｄ)１つの中間受け渡し手段が、ボビン保管装置(23,2
    4)から前記ボビン(13,14)を取り出し、これらを共通の
    ボビン受け渡し機(50)に供給するために設けられる、 (ｅ)前記中間受け渡し手段は、シャフト(56)の周囲に回
    動することができ、前記シャフトに平行に移動すること
    ができる1つの受け渡し腕(54)を備える、
  2. 【請求項２】 受け渡し腕(54)に設けられ、受け渡し腕
    (54)の回動と軸方向の移動によって前記ボビン(13,14)
    の前を中心に向かって移動することができる受け渡し突
    起(51)を有する請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 下記の特徴(ａ)(ｂ)(ｃ)(ｄ)(ｅ)からな
    るロール状に巻かれた長尺材料すなわちボビンの形で供
    給される包装材料を包装機械等に供給する装置。 (ａ)少なくとも１つ、好ましくは２つのボビン保管装置
    (23,24)が、包装機の上方に設けられる、 (ｂ)２つのボビン処理集合装置(42,43)が互いに上下に
    設けられる、 (ｃ)各ボビン処理集合装置(42,43)は、２つのボビン保
    持突起(36‐39)を有し、これらボビン保持突起の一方
    は、それぞれ異なる包装材料が巻かれたボビン(13,14)
    の１つを受取る受取り位置に置かれており、他方のボビ
    ン保持突起は、材料がボビンから引き出される作動位置
    に置かれる、 (ｄ)垂直受け渡し手段の形をなす共通のボビン受け渡し
    機(50)は、前記ボビン(13,14)をボビン保管装置(23,24)
    からボビン保持突起(36‐39)に搬送するために設けられ
    る、 (ｅ)ボビン受渡し機(50)の搬送路すなわち垂直搬送面
    は、ボビン保管装置(23,24)から、ボビン保持突起(36‐
    39)の受取り位置の隣接位置に延出する、
  4. 【請求項４】 下記の特徴(ａ)(ｂ)(ｃ)(ｄ)(ｅ)(ｆ)か
    らなるロール状に巻かれた長尺材料すなわちボビンの形
    で供給される包装材料を包装機械等に供給する装置。 (ａ)少なくとも１つ、好ましくは２つのボビン保管装置
    (23,24)が、包装機の上方に設けられる、 (ｂ)水平作業床に装着された供給機(15)は、ボビン保管
    装置(23,24)の上方に設けられる、 (ｃ)それぞれ異なる包装材料が巻かれたボビン(13,14)
    は、作業床に装着された供給機(15)から、各ボビン保管
    装置(23,24)に配設された垂直ボビン・リフト(28,29)に
    よってボビン保管装置(23,24)に搬送することができ
    る、 (ｄ)各ボビン・リフト(28,29)は、ボビン受け(32)を備
    える、 (ｅ)ボビン保管装置(23,24)内には、ボビン(13,14)がベ
    アリング面に配置される、 (ｆ)ボビン受け(32)は、前記ボビンを搬送するためにベ
    アリング面の下方の区域に下降することができる、
  5. 【請求項５】 ボビン保管装置(23,24)は、ボビンがそ
    の外周面で接する2つの離間した搬送ロッド(25,26)を備
    え、ボビン受け(32)は、ボビンを運ぶためにベアリング
    面を形成する搬送ロッド(25,26)を越えて移動される搬
    送突起(25,26)を備える請求項４記載の装置。
  6. 【請求項６】下記の特徴(ａ)〜(ｍ)からなるロール状に
    巻かれた長尺材料すなわちボビンの形で供給される包装
    材料を包装機械等に供給する装置。 (ａ)包装機は、互いに上下に設けられる２つのボビン処
    理集合装置(42,43)を備える、 (ｂ)各ボビン処理集合装置(42,43)は、２つのボビン保
    持突起(36‐39)を有し、これらボビン保持突起の一方
    は、それぞれ異なる包装材料が巻かれたボビン(13,14)
    の１つを受取る受取り位置に置かれており、他方のボビ
    ン保持突起は、材料がボビンから引き出される作動位置
    に置かれる、 (ｃ)２つのボビン保管装置(23,24)が、包装機の上方に
    互いに隣接して設けられる、 (ｄ)垂直受け渡し手段の形をなす共通のボビン受け渡し
    機(50)が、ボビン保管装置（23,24 ）に配設される、 (ｅ)前記ボビン(13,14)は、共通のボビン受渡し機(50)
    によって、ボビン保管装置からボビン保持突起(36‐39)
    の受取り位置の隣接位置まで、垂直搬送面内を搬送する
    ことができる、 (ｆ)１つの中間受け渡し手段が、ボビン保管装置(23,2
    4)からボビン(13,14)を取り出し、これらを共通のボビ
    ン受け渡し機(50)に供給するために設けられる、 (ｇ)前記中間受け渡し手段は、シャフト(56)の周囲に回
    動することができ、前記シャフトに平行に移動すること
    ができる1つの受け渡し腕(54)と、前記ボビンを受取る
    ための受渡し突起(51)とを備える、 (ｈ)垂直ボビン・リフト(28,29)は、各ボビン保管装置
    (23,24)に配設される、 (ｉ)水平作業床に装着された供給機(15)は、ボビン保管
    装置(23,24)の上方に設けられる、 (ｊ)前記ボビン(13,14)は、作業床に装着された供給機
    (15)から、ボビン・リフト(28,29)によって、ボビン保
    管装置(23,24)に供給することができる、 (ｋ)各ボビン・リフト(28,29)は、１つのボビン受け(3
    2)を備える、 (ｌ)前記ボビン(13,14)は、ボビン保管装置(23,24)内に
    おいて、ベアリング面に配置される、 (ｍ)ボビン受け(32)は、ボビンを搬送するためにベアリ
    ング面の下方の区域に下降することができる、
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