JP3380222B2 - 乗物用シートの底板構造 - Google Patents
乗物用シートの底板構造Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗物用シート(座
席)の底板構造に関し、特に、底板の座部に高い剛性を
持たせることのできるような、乗物用シートの底板構造
に関する。
席)の底板構造に関し、特に、底板の座部に高い剛性を
持たせることのできるような、乗物用シートの底板構造
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】自動
車や船艇等の乗物には軽量化が求められる。特に、小型
滑走艇、自動二輪車あるいは不整地走行車(オールテラ
インビィークル(All Train vihcle)とも呼ばれる。以
下、単にATVと言う。)あるいはスノーモビルのよう
な、騎乗型の乗物は、機動性能が求められることから軽
量化が要求される。乗物を軽量化するためには、その乗
物を構成する部品を軽量化しなければならない。シート
も軽量化を図るべき部品の一つである。
車や船艇等の乗物には軽量化が求められる。特に、小型
滑走艇、自動二輪車あるいは不整地走行車(オールテラ
インビィークル(All Train vihcle)とも呼ばれる。以
下、単にATVと言う。)あるいはスノーモビルのよう
な、騎乗型の乗物は、機動性能が求められることから軽
量化が要求される。乗物を軽量化するためには、その乗
物を構成する部品を軽量化しなければならない。シート
も軽量化を図るべき部品の一つである。
【0003】乗物用のシートは、一般に、底板の上にク
ッションを配置し、そのクッションの表面に上張部材を
貼ることによって構成される。クッションは、スポンジ
等で構成されることが多く、上張部材は、ビニルシーツ
等で構成されることが多い。底板の材質には種々ある
が、近年は、量産に適した樹脂製の底板が市場に現れて
いる。この樹脂製の底板の座部の構造は、平板状部と、
格子状のリブ部とで構成されるのが一般的である。リブ
部は平板状部の下面に設けられる。シートはライダーの
体重を受ける部分であるから、シートの底板には高い剛
性が求められる。前記のような構造の底板において、そ
の剛性を高めるには、平板状部の厚みを大きくしたり、
リブ部の厚みや幅を大きくする必要がある。しかしその
ようなシートに構成すると底板の重量が増加し、その結
果として、乗物を軽量化させることができなくなる。
ッションを配置し、そのクッションの表面に上張部材を
貼ることによって構成される。クッションは、スポンジ
等で構成されることが多く、上張部材は、ビニルシーツ
等で構成されることが多い。底板の材質には種々ある
が、近年は、量産に適した樹脂製の底板が市場に現れて
いる。この樹脂製の底板の座部の構造は、平板状部と、
格子状のリブ部とで構成されるのが一般的である。リブ
部は平板状部の下面に設けられる。シートはライダーの
体重を受ける部分であるから、シートの底板には高い剛
性が求められる。前記のような構造の底板において、そ
の剛性を高めるには、平板状部の厚みを大きくしたり、
リブ部の厚みや幅を大きくする必要がある。しかしその
ようなシートに構成すると底板の重量が増加し、その結
果として、乗物を軽量化させることができなくなる。
【0004】本願発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、軽量かつ高剛性の底板構造を提供
することを目的とする。
めになされたもので、軽量かつ高剛性の底板構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされたもので、本願発明にかかる乗物用シートの底
板構造は、乗物用シートの底板の座部が、波板状部と複
数の帯状部とを具備し、該波板状部は複数の凸部と複数
の凹部とを有し、該凸部と該凹部とが配列されると共
に、該複数の帯状部が配列され、各帯状部の高さ方向
は、該波板状部の起伏方向に略一致し、各帯状部は、該
複数の凸部および該複数の凹部と交差し、該波板状部と
該複数の帯状部とが樹脂によって一体成形されている
(請求項1)。波板状部は、その構造上、所定方向の曲
げに対する強度が非常に高い。よって、ライダーの体重
を十分な剛性で支えることができる。また、波板状部
の、凸部と凹部とが繰り返される方向における伸縮を、
帯状部が防止するので、波板状部の変形が生じにくい。
その結果、底板の剛性がより高くなる。
になされたもので、本願発明にかかる乗物用シートの底
板構造は、乗物用シートの底板の座部が、波板状部と複
数の帯状部とを具備し、該波板状部は複数の凸部と複数
の凹部とを有し、該凸部と該凹部とが配列されると共
に、該複数の帯状部が配列され、各帯状部の高さ方向
は、該波板状部の起伏方向に略一致し、各帯状部は、該
複数の凸部および該複数の凹部と交差し、該波板状部と
該複数の帯状部とが樹脂によって一体成形されている
(請求項1)。波板状部は、その構造上、所定方向の曲
げに対する強度が非常に高い。よって、ライダーの体重
を十分な剛性で支えることができる。また、波板状部
の、凸部と凹部とが繰り返される方向における伸縮を、
帯状部が防止するので、波板状部の変形が生じにくい。
その結果、底板の剛性がより高くなる。
【0006】上記乗物用シートの底板構造において、各
帯状部は、複数の凸部および複数の凹部といかなる角度
で交差してもよいのであるが、例えば、該凸部および該
凹部の伸延方向と、該帯状部の伸延方向とのなす角が略
直角となるようにしてもよい(請求項2)。
帯状部は、複数の凸部および複数の凹部といかなる角度
で交差してもよいのであるが、例えば、該凸部および該
凹部の伸延方向と、該帯状部の伸延方向とのなす角が略
直角となるようにしてもよい(請求項2)。
【0007】上記乗物用シートの底板構造において、波
板状部を凸部の伸延方向と直交する平面で切断した断面
形状は、波状であればいかなるものでもよいのである
が、例えば、略方形波状または略台形波状であってもよ
い(請求項3)。
板状部を凸部の伸延方向と直交する平面で切断した断面
形状は、波状であればいかなるものでもよいのである
が、例えば、略方形波状または略台形波状であってもよ
い(請求項3)。
【0008】上記乗物用シートの底板構造において、各
帯状部の高さ方向における一端部の位置が、該波板状部
の起伏方向における最上点に略一致し、各帯状部の高さ
方向における他端部の位置が、該波板状部の起伏方向に
おける最下点に略一致するようにしてもよい(請求項
4)。
帯状部の高さ方向における一端部の位置が、該波板状部
の起伏方向における最上点に略一致し、各帯状部の高さ
方向における他端部の位置が、該波板状部の起伏方向に
おける最下点に略一致するようにしてもよい(請求項
4)。
【0009】上記乗物用シートの底板構造において、該
乗物用シートが、乗物のエンジンルームの開口を塞ぐよ
うにしてもよい(請求項5)。底板の下面には複数のく
ぼみが形成されているので、底板は吸音ボードとして作
用する。よって、乗物用シートが該開口を塞ぐと、エン
ジンの騒音を底板で吸収することができる。
乗物用シートが、乗物のエンジンルームの開口を塞ぐよ
うにしてもよい(請求項5)。底板の下面には複数のく
ぼみが形成されているので、底板は吸音ボードとして作
用する。よって、乗物用シートが該開口を塞ぐと、エン
ジンの騒音を底板で吸収することができる。
【0010】上記乗物用シートの底板構造において、該
乗物用シートが、騎乗型の乗物用のシートであってもよ
いし(請求項6)、小型滑走艇用のシートであってもよ
い(請求項7)。
乗物用シートが、騎乗型の乗物用のシートであってもよ
いし(請求項6)、小型滑走艇用のシートであってもよ
い(請求項7)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態にか
かる乗物用シートの底板構造を、図面を参照しながら説
明する。
かる乗物用シートの底板構造を、図面を参照しながら説
明する。
【0012】図1は本願発明の一実施形態たる乗物用シ
ートの底板構造を採用した小型滑走艇Aの側面図、図2
は同平面図である。小型滑走艇Aの船体外殻は、FRP
製のハルHとその上方を覆うFRP製のデッキDから構
成されている。この小型滑走艇Aは、動力源としてのエ
ンジンEを備えている。エンジンEの回転は駆動軸を介
してインペラ1に伝わる。インペラ1はその外周方のケ
ーシング2とともに推進ポンプPを構成している。小型
滑走艇Aは、その底面に設けられた取水口3から取り込
んだ水を推進ポンプPで加速して、後方の噴射ノズルか
ら噴出して、推進力を得る。噴射ノズルはさらにその後
方に配備されたステアリングノズル4に覆われている。
ートの底板構造を採用した小型滑走艇Aの側面図、図2
は同平面図である。小型滑走艇Aの船体外殻は、FRP
製のハルHとその上方を覆うFRP製のデッキDから構
成されている。この小型滑走艇Aは、動力源としてのエ
ンジンEを備えている。エンジンEの回転は駆動軸を介
してインペラ1に伝わる。インペラ1はその外周方のケ
ーシング2とともに推進ポンプPを構成している。小型
滑走艇Aは、その底面に設けられた取水口3から取り込
んだ水を推進ポンプPで加速して、後方の噴射ノズルか
ら噴出して、推進力を得る。噴射ノズルはさらにその後
方に配備されたステアリングノズル4に覆われている。
【0013】デッキDの上にはシートSが取り付けられ
ている。小型滑走艇Aは騎乗型の船艇であるため、この
シートSも騎乗型のシートである。シートSの前方には
操舵用のハンドル6が設けられている。このハンドル6
を左右に操作すると、上記ステアリングノズル4が左右
に揺動する。よって、小型滑走艇Aを所望の方向に操舵
することができる。また、上記ステアリングノズル4の
上後方には、水平揺動軸を中心に揺動されうるリバース
用のデフレクター5が配備されている。このデフレクタ
ー5を下方位置へ揺動させると、ステアリングノズル4
から噴出された水を前方に転向させることができる。こ
うして小型滑走艇Aを後進させることができる。
ている。小型滑走艇Aは騎乗型の船艇であるため、この
シートSも騎乗型のシートである。シートSの前方には
操舵用のハンドル6が設けられている。このハンドル6
を左右に操作すると、上記ステアリングノズル4が左右
に揺動する。よって、小型滑走艇Aを所望の方向に操舵
することができる。また、上記ステアリングノズル4の
上後方には、水平揺動軸を中心に揺動されうるリバース
用のデフレクター5が配備されている。このデフレクタ
ー5を下方位置へ揺動させると、ステアリングノズル4
から噴出された水を前方に転向させることができる。こ
うして小型滑走艇Aを後進させることができる。
【0014】エンジンが配置される場所は小型滑走艇の
機種によって様々であるが、本実施例の小型滑走艇Aに
おいては、シートSの下方にエンジンEが配置されてい
る。エンジンEは、ハルHとデッキDとで囲まれた空間
内に収容されている。デッキDは、エンジンルームの壁
部の一部をなしている。デッキDの上部には開口60が
形成されている。開口60はエンジンEの上方に形成さ
れている。つまり、エンジンルームの上壁部に開口60
が形成されている。そして、この開口60を塞ぐように
して、シートSがデッキDに取り付けられている。
機種によって様々であるが、本実施例の小型滑走艇Aに
おいては、シートSの下方にエンジンEが配置されてい
る。エンジンEは、ハルHとデッキDとで囲まれた空間
内に収容されている。デッキDは、エンジンルームの壁
部の一部をなしている。デッキDの上部には開口60が
形成されている。開口60はエンジンEの上方に形成さ
れている。つまり、エンジンルームの上壁部に開口60
が形成されている。そして、この開口60を塞ぐように
して、シートSがデッキDに取り付けられている。
【0015】図3は、シートSの斜観図である。シート
Sは、樹脂製の底板50と、スポンジ製のクッション5
2と、ビニルシーツ製の上張部材とを有している。クッ
ション52は底板50の上に配置され、この底板50と
クッション52の表面に上張部材が貼られている。
Sは、樹脂製の底板50と、スポンジ製のクッション5
2と、ビニルシーツ製の上張部材とを有している。クッ
ション52は底板50の上に配置され、この底板50と
クッション52の表面に上張部材が貼られている。
【0016】図4は、底板50の斜観図である。また、
図5は底板50を小型滑走艇Aの前後方向と直交する平
面で切断した断面図であり、図6は図5のVI−VI線矢視
断面図である。これらの図(図4〜6)に基づき、以
下、底板50の構造を説明する。
図5は底板50を小型滑走艇Aの前後方向と直交する平
面で切断した断面図であり、図6は図5のVI−VI線矢視
断面図である。これらの図(図4〜6)に基づき、以
下、底板50の構造を説明する。
【0017】底板50は、樹脂で一体成形された一つの
部品として構成されている。底板50は、主に、ライダ
ーの体重が直接的に作用する座部30と、この座部30
を取り囲む周辺部40とで構成されている。
部品として構成されている。底板50は、主に、ライダ
ーの体重が直接的に作用する座部30と、この座部30
を取り囲む周辺部40とで構成されている。
【0018】座部30は、波板状部10と複数の帯状部
13とで構成されている。
13とで構成されている。
【0019】波板状部10は複数の凸部11と複数の凹
部12とを有している。これら凸部11と凹部12は、
凸部11と凹部12とが交互になるように配列されてい
る。その配列方向は小型滑走艇Aの前後方向に一致して
いる。波板状部10の起伏方向は、小型滑走艇Aの上下
方向に一致している。図6に表れている波板状部10の
断面の形状は、波状、より詳細に言うと略方形波状であ
る。
部12とを有している。これら凸部11と凹部12は、
凸部11と凹部12とが交互になるように配列されてい
る。その配列方向は小型滑走艇Aの前後方向に一致して
いる。波板状部10の起伏方向は、小型滑走艇Aの上下
方向に一致している。図6に表れている波板状部10の
断面の形状は、波状、より詳細に言うと略方形波状であ
る。
【0020】帯状部13は、凸部11と凹部12の配列
方向、すなわち、小型滑走艇Aの前後方向に伸延してい
る。帯状部13は、波板状部10の凸部11および凹部
12と交差しつつ、伸延している。また、帯状部13の
高さ方向は小型滑走艇Aの上下方向に一致している。
方向、すなわち、小型滑走艇Aの前後方向に伸延してい
る。帯状部13は、波板状部10の凸部11および凹部
12と交差しつつ、伸延している。また、帯状部13の
高さ方向は小型滑走艇Aの上下方向に一致している。
【0021】波板状部10の起伏の大きさは帯状部13
の高さとほぼ一致しており、帯状部13の上端が波板状
部10の起伏方向における最上点に、また、帯状部13
の下端が波板状部10の起伏方向における最下点に、そ
れぞれ略一致している。
の高さとほぼ一致しており、帯状部13の上端が波板状
部10の起伏方向における最上点に、また、帯状部13
の下端が波板状部10の起伏方向における最下点に、そ
れぞれ略一致している。
【0022】座部30においては、各々が上記のように
構成された複数の帯状部13が一定の間隔で並列されて
いる。その配列方向は、各凸部11または各凹部12が
伸延する方向、すなわち、小型滑走艇Aの左右方向に一
致している。
構成された複数の帯状部13が一定の間隔で並列されて
いる。その配列方向は、各凸部11または各凹部12が
伸延する方向、すなわち、小型滑走艇Aの左右方向に一
致している。
【0023】各凸部11または各凹部12の伸延方向
と、各帯状部13の伸延方向とは略直交している。
と、各帯状部13の伸延方向とは略直交している。
【0024】前述したとおり、この底板50は樹脂製の
一体成形品であるので、座部30において波板状部10
と各帯状部13とは一体化している。
一体成形品であるので、座部30において波板状部10
と各帯状部13とは一体化している。
【0025】底板50は以上のように構成されているの
で、座部30を図5のB−B線で切断すると、格子状の
切断面が表れる。すなわちその切断面において、帯状部
13が格子の縦線をなし、凸部11と凹部12との境界
部分が格子の横線をなす。
で、座部30を図5のB−B線で切断すると、格子状の
切断面が表れる。すなわちその切断面において、帯状部
13が格子の縦線をなし、凸部11と凹部12との境界
部分が格子の横線をなす。
【0026】底板50の座部30は、その上にライダー
が座る部分であるから、ライダーの体重が直接的に作用
する。よって、座部30には高い剛性が要求される。本
実施形態に係る底板構造では、周辺部40を介してデッ
キD上に支持された波板状部10が、ライダーの体重を
支える。波板構造は、所定方向の曲げに対して高い強度
を有する。本実施形態においては、図5の矢印Cの方向
に波板状部10を曲げようとする力に対して、波板状部
10は高い剛性を示す。この剛性の強さは、波板状部1
0の材質や厚みにも起因するが、波状に形成された波板
状部10の形状によるところが大きい。波状の形状を有
するため、波板状部10はライダーの体重を十分な剛性
で支えることができる。
が座る部分であるから、ライダーの体重が直接的に作用
する。よって、座部30には高い剛性が要求される。本
実施形態に係る底板構造では、周辺部40を介してデッ
キD上に支持された波板状部10が、ライダーの体重を
支える。波板構造は、所定方向の曲げに対して高い強度
を有する。本実施形態においては、図5の矢印Cの方向
に波板状部10を曲げようとする力に対して、波板状部
10は高い剛性を示す。この剛性の強さは、波板状部1
0の材質や厚みにも起因するが、波状に形成された波板
状部10の形状によるところが大きい。波状の形状を有
するため、波板状部10はライダーの体重を十分な剛性
で支えることができる。
【0027】ただし、座部30が波板状部10のみによ
って構成されており、帯状部13を有しない構造であれ
ば、波板状部10は小型滑走艇Aの前後方向に変形しや
すくなる。そして、その変形のために、波板状部10の
波状の形状が歪んでしまう可能性がある。そうすると、
波板状部10の強度が低下する。
って構成されており、帯状部13を有しない構造であれ
ば、波板状部10は小型滑走艇Aの前後方向に変形しや
すくなる。そして、その変形のために、波板状部10の
波状の形状が歪んでしまう可能性がある。そうすると、
波板状部10の強度が低下する。
【0028】本実施形態では、波板状部10と複数の帯
状部13とを組み合わせて座部30が構成されているの
で、波板状部10の波状の形状が歪みにくくなってい
る。すなわち、帯状部13は、成形によって波板状部1
0と一体化されているので、波板状部10の前後方向
(小型滑走艇Aの前後方向)の変形を防止する。よっ
て、波板状部10の波状の形状が歪みにくくなり、波板
状部10の剛性が維持される。このように本実施形態で
は、構造上、底板50の剛性が向上する。よって、波板
状部10や帯状部13の厚みを小さくしても、底板50
に要求される剛性を確保することができる。そのため、
シートSを軽量化することが可能となる。
状部13とを組み合わせて座部30が構成されているの
で、波板状部10の波状の形状が歪みにくくなってい
る。すなわち、帯状部13は、成形によって波板状部1
0と一体化されているので、波板状部10の前後方向
(小型滑走艇Aの前後方向)の変形を防止する。よっ
て、波板状部10の波状の形状が歪みにくくなり、波板
状部10の剛性が維持される。このように本実施形態で
は、構造上、底板50の剛性が向上する。よって、波板
状部10や帯状部13の厚みを小さくしても、底板50
に要求される剛性を確保することができる。そのため、
シートSを軽量化することが可能となる。
【0029】図7は、底板50の平面図である。この図
に示すように、底板50の上面には多くのくぼみ14が
形成される。これらのくぼみ14は、波板状部10の起
伏によって生ずる溝が、複数の帯状部13によって所定
間隔で仕切られることによって形成されたものである。
底板50の上にはスポンジ製のクッション52が置か
れ、さらにそのクッション52がビニルシーツ製の上張
部材で包まれる。よって、底板50の上面と上張部材と
で閉じられた空間が生ずる。この空間は、全く空気漏れ
のない空間ではないが、スポンジの孔部に空気を蓄えて
いるので、緩衝機能を有する。本実施形態では、底板5
0の上面にくぼみ14が形成されているので、スポンジ
のみならず、このくぼみ14によっても空気が蓄えられ
る。よってより大きな緩衝機能が得られる。
に示すように、底板50の上面には多くのくぼみ14が
形成される。これらのくぼみ14は、波板状部10の起
伏によって生ずる溝が、複数の帯状部13によって所定
間隔で仕切られることによって形成されたものである。
底板50の上にはスポンジ製のクッション52が置か
れ、さらにそのクッション52がビニルシーツ製の上張
部材で包まれる。よって、底板50の上面と上張部材と
で閉じられた空間が生ずる。この空間は、全く空気漏れ
のない空間ではないが、スポンジの孔部に空気を蓄えて
いるので、緩衝機能を有する。本実施形態では、底板5
0の上面にくぼみ14が形成されているので、スポンジ
のみならず、このくぼみ14によっても空気が蓄えられ
る。よってより大きな緩衝機能が得られる。
【0030】なお、緩衝機能の程度を調整するために、
波板状部10にいくつかの孔をあけるようにしてもよ
い。図7の点線で表された円15は、波板状部10に形
成することのできる丸孔の位置を例示したものである。
本実施形態では、構造上、底板50の剛性が向上するの
で、このような孔を波板状部10に形成しても、底板5
0に要求される剛性を確保することができる。
波板状部10にいくつかの孔をあけるようにしてもよ
い。図7の点線で表された円15は、波板状部10に形
成することのできる丸孔の位置を例示したものである。
本実施形態では、構造上、底板50の剛性が向上するの
で、このような孔を波板状部10に形成しても、底板5
0に要求される剛性を確保することができる。
【0031】また、本実施形態の底板50の上面の形状
は、シートSの変形を防止する機能を奏する。一般に、
小型滑走艇Aのような騎乗型の乗物においては、ライダ
ーの操縦姿勢が頻繁に変化する。よって、底板50に対
してクッション52がずれやすく、そのためシートSの
変形も起こりやすい。本実施形態の底板50は、その上
面が平滑面ではなく、多くのくぼみ14を有する凹凸面
である。この凹凸のため、クッション52の位置ずれが
起こりにくくなり、シートSの変形が防止される。
は、シートSの変形を防止する機能を奏する。一般に、
小型滑走艇Aのような騎乗型の乗物においては、ライダ
ーの操縦姿勢が頻繁に変化する。よって、底板50に対
してクッション52がずれやすく、そのためシートSの
変形も起こりやすい。本実施形態の底板50は、その上
面が平滑面ではなく、多くのくぼみ14を有する凹凸面
である。この凹凸のため、クッション52の位置ずれが
起こりにくくなり、シートSの変形が防止される。
【0032】図8は、底板50の底面図である。本実施
形態では、エンジンルームの上部の開口60を塞ぐよう
にして、シートSがデッキDに取り付けられている。よ
って、底板50の下面は、エンジンEからの騒音に直接
的に晒される。前述したとおり底板50の上面には多く
のくぼみ14が形成されるのであるが、底板50の下面
にも上面と同様に多くのくぼみ16が形成される。この
くぼみ16を有するために、底板50はエンジン騒音を
吸収する吸音ボードとしても機能する。すなわち、各く
ぼみ16が、騒音のエネルギーを吸収するのである。
形態では、エンジンルームの上部の開口60を塞ぐよう
にして、シートSがデッキDに取り付けられている。よ
って、底板50の下面は、エンジンEからの騒音に直接
的に晒される。前述したとおり底板50の上面には多く
のくぼみ14が形成されるのであるが、底板50の下面
にも上面と同様に多くのくぼみ16が形成される。この
くぼみ16を有するために、底板50はエンジン騒音を
吸収する吸音ボードとしても機能する。すなわち、各く
ぼみ16が、騒音のエネルギーを吸収するのである。
【0033】本実施形態においては、くぼみ16の大き
さは一定である。しかし、くぼみ16の大きさが種々と
なるように、底板50を構成してもよい。どのような周
波数の騒音がそのくぼみに最も吸収されやすいかは、そ
のくぼみの大きさによって決まる。よって、種々の大き
さのくぼみを形成することによって、小型滑走艇Aの有
するエンジンEに応じた最適な吸音ボートとして底板5
0を機能させることができるようになる。例えば、帯状
部13の配列のピッチが、小型滑走艇Aの左右方向に沿
って変化するようにしてもよい。また、波板状部10の
波形状のピッチが、小型滑走艇Aの前後方向に沿って変
化するようにしてもよい。このような方法によって、例
えば、座部30の中央部分に大きなくぼみを、座部30
の周辺部分に小さなくぼみを形成し、大きなくぼみによ
ってエンジン騒音の中の低い周波数成分を吸収させ、小
さなくぼみによってエンジン騒音の中の高い周波数成分
を吸収させるようにしてもよい。
さは一定である。しかし、くぼみ16の大きさが種々と
なるように、底板50を構成してもよい。どのような周
波数の騒音がそのくぼみに最も吸収されやすいかは、そ
のくぼみの大きさによって決まる。よって、種々の大き
さのくぼみを形成することによって、小型滑走艇Aの有
するエンジンEに応じた最適な吸音ボートとして底板5
0を機能させることができるようになる。例えば、帯状
部13の配列のピッチが、小型滑走艇Aの左右方向に沿
って変化するようにしてもよい。また、波板状部10の
波形状のピッチが、小型滑走艇Aの前後方向に沿って変
化するようにしてもよい。このような方法によって、例
えば、座部30の中央部分に大きなくぼみを、座部30
の周辺部分に小さなくぼみを形成し、大きなくぼみによ
ってエンジン騒音の中の低い周波数成分を吸収させ、小
さなくぼみによってエンジン騒音の中の高い周波数成分
を吸収させるようにしてもよい。
【0034】図9は、本願発明に係る他の実施形態たる
乗物用シートの底板構造を説明するための図であり、小
型滑走艇用シートの底板70の縦断面図である。この底
板70も、複数の凸部11と複数の凹部12とを有する
波板状部を備えている。図6に示される実施形態の底板
50においては、凸部11と凹部12との境界部分は直
立しており、底板50の波板状部10の断面形状は略方
形波状をなしていた。しかし、図9の底板70のよう
に、凸部11と凹部12との境界部分が傾斜するように
構成してもよい。すなわち、波板状部の断面形状を略台
形波状としてもよい。なお、本願発明の乗物用シートの
底板構造における波板状部の断面形状は、方形波状や台
形波状に限らず波形状でありさえすればよい。
乗物用シートの底板構造を説明するための図であり、小
型滑走艇用シートの底板70の縦断面図である。この底
板70も、複数の凸部11と複数の凹部12とを有する
波板状部を備えている。図6に示される実施形態の底板
50においては、凸部11と凹部12との境界部分は直
立しており、底板50の波板状部10の断面形状は略方
形波状をなしていた。しかし、図9の底板70のよう
に、凸部11と凹部12との境界部分が傾斜するように
構成してもよい。すなわち、波板状部の断面形状を略台
形波状としてもよい。なお、本願発明の乗物用シートの
底板構造における波板状部の断面形状は、方形波状や台
形波状に限らず波形状でありさえすればよい。
【0035】図10は、本願発明に係るさらに他の実施
形態たる乗物用シートの底板構造を説明するための図で
あり、小型滑走艇用シートの底板80の縦断面図であ
る。この底板80も、複数の凸部11と複数の凹部12
とを有する波板状部を備えている。図6に示される実施
形態の底板50においては、波板状部10の全体に渡っ
て凸部11と凹部12とが交互に配列されていた。しか
し、複数の凸部が連続する部分や、複数の凹部が連続す
る部分が形成されるようにしてもよい。図10の底板8
0においては、2の凸部11が連続する部分が一カ所
に、2の凹部12が連続する部分が二カ所に、形成され
ている。
形態たる乗物用シートの底板構造を説明するための図で
あり、小型滑走艇用シートの底板80の縦断面図であ
る。この底板80も、複数の凸部11と複数の凹部12
とを有する波板状部を備えている。図6に示される実施
形態の底板50においては、波板状部10の全体に渡っ
て凸部11と凹部12とが交互に配列されていた。しか
し、複数の凸部が連続する部分や、複数の凹部が連続す
る部分が形成されるようにしてもよい。図10の底板8
0においては、2の凸部11が連続する部分が一カ所
に、2の凹部12が連続する部分が二カ所に、形成され
ている。
【0036】以上、図1〜10に基づいて、本願発明に
係る乗物用シートの底板構造の実施形態を説明した。上
記実施形態は、本願発明に係る乗物用シートの底板構造
が、小型滑走艇に適用された例である。しかし、本願発
明は、小型滑走艇に限らず、乗物全般に適用することが
できる。本願発明は、特に、騎乗型の乗物に適用すると
有効である。
係る乗物用シートの底板構造の実施形態を説明した。上
記実施形態は、本願発明に係る乗物用シートの底板構造
が、小型滑走艇に適用された例である。しかし、本願発
明は、小型滑走艇に限らず、乗物全般に適用することが
できる。本願発明は、特に、騎乗型の乗物に適用すると
有効である。
【0037】また、上記実施形態では、波板状部の凸部
や凹部の伸延方向が、乗物の左右方向に一致し、帯状部
の伸延方向が乗物の前後方向に一致する例を示した。し
かし、これらの方向を変更することもできる。すなわ
ち、波板状部の凸部や凹部の伸延方向が乗物の前後方向
に一致し、帯状部の伸延方向が乗物の左右方向に一致す
るようにしてもよい。
や凹部の伸延方向が、乗物の左右方向に一致し、帯状部
の伸延方向が乗物の前後方向に一致する例を示した。し
かし、これらの方向を変更することもできる。すなわ
ち、波板状部の凸部や凹部の伸延方向が乗物の前後方向
に一致し、帯状部の伸延方向が乗物の左右方向に一致す
るようにしてもよい。
【0038】また、上記実施形態では、波板状部の凸部
および凹部の伸延方向と、帯状部の伸延方向とのなす角
は略直角である。しかし、各帯状部は複数の凸部および
複数の凹部と交差していればよいのであって、その交差
角度が90度である必要はない。
および凹部の伸延方向と、帯状部の伸延方向とのなす角
は略直角である。しかし、各帯状部は複数の凸部および
複数の凹部と交差していればよいのであって、その交差
角度が90度である必要はない。
【0039】
【発明の効果】本願発明にかかる乗物用シートの底板構
造によれば、簡単な構成で、底板の剛性を構造的に向上
させることができる。
造によれば、簡単な構成で、底板の剛性を構造的に向上
させることができる。
【図1】本願発明の一実施形態たる乗物用シートの底板
構造を採用した小型滑走艇の側面図である。
構造を採用した小型滑走艇の側面図である。
【図2】図1の小型滑走艇の平面図である。
【図3】シートの斜観図である。
【図4】シートの底板の斜観図である。
【図5】図4の底板を、小型滑走艇の前後方向と直交す
る平面で切断した断面図である。
る平面で切断した断面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】図4の底板の平面図である。
【図8】図4の底板の底面図である。
【図9】底板の縦断面図である。
【図10】底板の縦断面図である。
A 小型滑走艇
H ハル
D デッキ
E エンジン
S シ−ト
P 推進ポンプ
1 インペラ
2 ケーシング
3 取水口
4 ステアリングノズル
5 デフレクター
6 ハンドル
10 波板状部
11 凸部
12 凹部
13 帯状部
14,16 くぼみ
30 座部
40 周辺部
50 底板
52 クッション
60 開口
70 底板
80 底板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭54−137059(JP,A)
特開 昭56−163977(JP,A)
特開 昭57−175312(JP,A)
実開 昭56−108750(JP,U)
実開 平7−5451(JP,U)
実開 昭51−138307(JP,U)
実開 昭52−119652(JP,U)
実開 昭53−26055(JP,U)
実公 昭58−19074(JP,Y2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B63B 29/02
B62J 1/12
B63B 35/73
A47C 7/02
A47C 7/16
Claims (7)
- 【請求項1】 乗物用シートの底板の座部が、波板状部
と複数の帯状部とを具備し、 該波板状部は複数の凸部と複数の凹部とを有し、該凸部
と該凹部とが配列されると共に、 該複数の帯状部が配列され、 各帯状部の高さ方向は、該波板状部の起伏方向に略一致
し、 各帯状部は、該複数の凸部および該複数の凹部と交差
し、 該波板状部と該複数の帯状部とが樹脂によって一体成形
された、乗物用シートの底板構造。 - 【請求項2】 該凸部および該凹部の伸延方向と、該帯
状部の伸延方向とのなす角が略直角である、請求項1記
載の乗物用シートの底板構造。 - 【請求項3】 該波板状部を該凸部の伸延方向と直交す
る平面で切断した断面形状が略方形波状または略台形波
状である、請求項1又は2記載の乗物用シートの底板構
造。 - 【請求項4】 各帯状部の高さ方向における一端部の位
置が、該波板状部の起伏方向における最上点に略一致
し、 各帯状部の高さ方向における他端部の位置が、該波板状
部の起伏方向における最下点に略一致する、請求項1乃
至3のいずれか一の項に記載の乗物用シートの底板構
造。 - 【請求項5】 該乗物用シートが、乗物のエンジンルー
ムの開口を塞ぐ、請求項1乃至4のいずれか一の項に記
載の乗物用シートの底板構造。 - 【請求項6】 該乗物用シートが、騎乗型の乗物用のシ
ートである、請求項1乃至5のいずれか一の項に記載の
乗物用シートの底板構造。 - 【請求項7】 該乗物用シートが、小型滑走艇用のシー
トである、請求項1乃至5のいずれか一の項に記載の乗
物用シートの底板構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000290146A JP3380222B2 (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 乗物用シートの底板構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000290146A JP3380222B2 (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 乗物用シートの底板構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096793A JP2002096793A (ja) | 2002-04-02 |
JP3380222B2 true JP3380222B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=18773420
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000290146A Expired - Fee Related JP3380222B2 (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 乗物用シートの底板構造 |
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JP (1) | JP3380222B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101468670B (zh) * | 2007-12-28 | 2012-08-08 | 本田技研工业株式会社 | 车辆座椅结构 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014003094A1 (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-03 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シートのクッション材構造 |
WO2014003091A1 (ja) | 2012-06-28 | 2014-01-03 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シートのボトムプレート構造 |
JP6162372B2 (ja) * | 2012-06-28 | 2017-07-12 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シートのクッション材構造 |
-
2000
- 2000-09-25 JP JP2000290146A patent/JP3380222B2/ja not_active Expired - Fee Related
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