JP3379843B2 - 電磁波遮蔽カバー及びその製造方法 - Google Patents

電磁波遮蔽カバー及びその製造方法

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JP3379843B2 JP30041194A JP30041194A JP3379843B2 JP 3379843 B2 JP3379843 B2 JP 3379843B2 JP 30041194 A JP30041194 A JP 30041194A JP 30041194 A JP30041194 A JP 30041194A JP 3379843 B2 JP3379843 B2 JP 3379843B2
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electromagnetic wave
wave shielding
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cover
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豊 田中
敬三 赤堀
正弘 西岡
光輝 永井
敦雄 椙本
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Fujikura Composites Inc
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Fujikura Rubber Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は電磁波遮蔽カバー及びその
製造方法、さらに詳細には従来に比較して形状保持性が
良好な電磁波遮蔽カバー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術および問題点】電磁波遮蔽カバーは、電磁波
によって誤作動などを生じやすい電子部品などを用いた
製品を収納する容器を覆うために用いられ、前記容器中
の製品を電磁波より遮蔽し、性能の維持を担保するもの
である。
【0003】このようなカバーには、たとえば図1に示
すように収納する製品によっては、周方向に蛇腹形状に
なった容器が使用され、これに対応する形状のカバー1
が使用されることがある。上述のようなカバー1は、従
来柔らかい金属メッシュを柔軟性のあるプラスチックフ
ィルムで覆った構造になっており、前記蛇腹形状は前記
柔軟なプラスチックフィルムで保持するようになってい
る。
【0004】上述のようなカバー1を柔軟構造にするの
は、保管、運搬などの面より使用していないときには、
二つ折などにするため、折曲可能なように柔軟性が要求
されるためであるが、一方、剛性が小さいために使用に
際しては蛇腹形状がもとに戻りにくいという欠点があっ
た。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は上述の欠点を
除去することを目的とするものであり、形状保持が容易
な電磁波遮蔽カバー及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0006】上述の問題点を解決するため、本発明の電
磁波遮蔽カバーは、断面蛇腹形状にあらかじめ形成さ
れ、かつ剛性を有する導電性金網の少なくとも一方の面
に弾性層を設けるとともに、さらに両面を柔軟なプラス
チックフィルムで覆ったことを特徴としている。
【0007】本発明による電磁波遮蔽カバーの製造方法
は、蛇腹状の形状を有する導電性金網の少なくとも一方
の面に弾性層を設け、さらに両面を柔軟なプラスチック
フィルムで覆った素材の前記蛇腹部に蛇腹の盛り上がり
に対応する形状の突出部を設けてなるカバー壁部材を用
意し、4枚の前記カバー壁部材の突出部を相互に対応さ
せて、蛇腹部の形成方向に前記カバー壁部材の端部を固
着することを特徴としている。
【0008】本発明によれば、ある程度剛性のある導電
性金網を使用し、かつ弾性層を設けているので、折り畳
みが可能であり、かつ形状保持性の良好な電磁波遮蔽カ
バーとすることができるという利点がある。
【0009】また、本発明による電磁波遮蔽カバーの製
造方法によれば、4枚のカバー壁部材をあらかじめ形成
しておくとともに、その端部を固着することによって製
造することが可能であるため、複雑な製造装置を使用す
ることなく、簡便に製造可能であるという利点がある。
【0010】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明すると、図1は本
発明による電磁波遮蔽カバーの斜視図であるが、この図
より明らかなように、前記カバー1は断面方形形状をし
ており、それぞれの面に蛇腹部2が形成された構造にな
っている。
【0011】本発明においては、図2に断面図を示すよ
うに、ある程度剛性のある金属金網11が設けられてお
り、この金属金網11はあらかじめカバー形状を保持す
るように成型されている。この金属金網11の一方の面
には弾性層12が設けられているとともに、この弾性層
12を覆うように柔軟なプラスチックフィルム13が設
けられており、さらに金属金網11を覆うように柔軟な
プラスチックフィルム14が貼着されている。
【0012】上述のような金属金網11は導電性があ
り、かつ柔軟で、曲げ剛性が所定範囲であることが必要
である。このような金属金網としては、例えばステンレ
ス金網などを使用することができる。
【0013】また、曲げ剛性は90〜150g/cmで
あるのが好ましい。曲げ剛性が90g/cm以下である
と、形状保持効果が十分でない恐れがあり、一方、15
0g/cm未満であると、柔軟性が不足して折り畳みが
困難になる恐れを生じる。
【0014】上述の金属金網11は一枚である必要はな
く、複数枚であることも可能であるが、この金網層11
の厚さは、好ましくは0.7〜1.2mmであるのがよ
い。0.7mm未満であると、一般に剛性が不足し、形
状保持が困難になる恐れがあり、また導電性が不足して
電磁波遮蔽効果が損なわれる恐れがあり、一方1.2m
mを超えると、折り畳みにくくなる恐れを生じる。
【0015】上述の金属金網11に弾性層12が設けら
れているが、この弾性層12は金属金網11が折り畳ま
れたときに、回復が困難なように折曲されないように設
けられるものであり、上述の蛇腹形状を保持する作用を
行なう。この弾性層12としては、ポリウレタンなどの
ゴムあるいはスポンジなどであることができる。
【0016】この弾性層12の硬さはHs硬度で、80
〜95°であるのがよい。80°未満であると、柔らか
すぎて金属金網11の形状を損なう恐れがあり、一方9
5°より大きいと、剛性が大きく折り畳みを困難にする
恐れがある。
【0017】弾性層12の厚さは、好ましくは0.7〜
1.2mmであるのがよい。0.7mm未満であると、
金属金網11の保護効果が小さくなり、一方1.2mm
を越えると、厚くなり過ぎて、容器として使用しづらく
なる恐れがある。
【0018】このような電磁波遮蔽カバーを製造する場
合、本発明においては図3に示すように蛇腹部分2を有
する前述のような素材を用意する。蛇腹部分2の盛り上
がり部分21には、突出部22が形成されており、この
突出部22は蛇腹部分2の盛り上がり部分21(図2参
照)と同様な形状をしている。
【0019】このようなカバー壁部材3を4枚用意す
る。そしてまず2枚の壁部材3を用意し、前記突出部分
22を他のカバー壁部材3の突出部分22と対応するよ
うに重ね合わせ、それぞれ壁部材3の一方の端部31を
蛇腹部分2の形成方向に縫製4して固着する。固着の方
法は本発明で限定されるものではなく、縫製の他、接
着、溶着などの方法を用いることができる。
【0020】このような2枚の壁部材3を縫製したもの
を、さらにもう一つ用意し、縫製されていない端部31
を突出部22を対応させて縫製4し、広げることによっ
て図4に示すような正面形状の電磁波遮蔽カバーを製造
することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ある程度剛性のある導
電性金網を使用し、かつ弾性層を設けているので、折り
畳みが可能であり、かつ形状保持性の良好な電磁波遮蔽
カバーとすることができるという利点がある。また、本
発明による電磁波遮蔽カバーの製造方法によれば、4枚
のカバー壁部材をあらかじめ形成しておくとともに、そ
の端部を固着することによって製造することが可能であ
るため、複雑な製造装置を使用することなく、簡便に製
造可能であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁波遮蔽カバーの斜視図。
【図2】本発明の電磁波遮蔽カバーの断面図。
【図3】本発明の電磁波遮蔽カバーのカバー壁部材の平
面図。
【図4】本発明の電磁波遮蔽カバーの正面図。
【符号の説明】
1 電磁波遮蔽カバー 11 金属金網 12 弾性層 13 プラスチックフィルム 14 プラスチックフィルム 2 蛇腹部分 21 盛り上がり部分 22 突出部分 3 カバー壁部材 31 蛇腹形成方向端部 4 縫製部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤堀 敬三 東京都千代田区神田小川町1−1 山甚 物産株式会社内 (72)発明者 西岡 正弘 東京都田無市谷戸町2−1−1 住友重 機械工業株式会社田無製造所内 (72)発明者 永井 光輝 東京都田無市谷戸町2−1−1 住友重 機械工業株式会社田無製造所内 (72)発明者 椙本 敦雄 埼玉県岩槻市上野6−12−8 藤倉ゴム 工業株式会社岩槻工場内 (56)参考文献 特開 平6−132694(JP,A) 特開 平7−45986(JP,A) 実開 昭63−117740(JP,U) 実開 昭62−34714(JP,U) 実開 昭62−55398(JP,U) 実開 昭64−6094(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00 H05K 5/00 - 5/06 B65D 21/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面蛇腹形状にあらかじめ形成され、かつ
    剛性を有する導電性金網の少なくとも一方の面に弾性層
    を設けるとともに、さらに両面を柔軟なプラスチックフ
    ィルムで覆ったことを特徴とする電磁波遮蔽カバー。
  2. 【請求項2】蛇腹状の形状を有する導電性金網の少なく
    とも一方の面に弾性層を設け、さらに両面を柔軟なプラ
    スチックフィルムで覆った素材の前記蛇腹部に蛇腹の盛
    り上がりに対応する形状の突出部を設けてなるカバー壁
    部材を用意し、4枚の前記カバー壁部材の突出部を相互
    に対応させて、蛇腹部の形成方向に前記カバー壁部材の
    端部を固着することを特徴とする電磁波遮蔽カバーの製
    造方法。
JP30041194A 1994-11-09 1994-11-09 電磁波遮蔽カバー及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3379843B2 (ja)

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