JP3379843B2 - 電磁波遮蔽カバー及びその製造方法 - Google Patents
電磁波遮蔽カバー及びその製造方法Info
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Description
製造方法、さらに詳細には従来に比較して形状保持性が
良好な電磁波遮蔽カバー及びその製造方法に関する。
によって誤作動などを生じやすい電子部品などを用いた
製品を収納する容器を覆うために用いられ、前記容器中
の製品を電磁波より遮蔽し、性能の維持を担保するもの
である。
すように収納する製品によっては、周方向に蛇腹形状に
なった容器が使用され、これに対応する形状のカバー1
が使用されることがある。上述のようなカバー1は、従
来柔らかい金属メッシュを柔軟性のあるプラスチックフ
ィルムで覆った構造になっており、前記蛇腹形状は前記
柔軟なプラスチックフィルムで保持するようになってい
る。
は、保管、運搬などの面より使用していないときには、
二つ折などにするため、折曲可能なように柔軟性が要求
されるためであるが、一方、剛性が小さいために使用に
際しては蛇腹形状がもとに戻りにくいという欠点があっ
た。
除去することを目的とするものであり、形状保持が容易
な電磁波遮蔽カバー及びその製造方法を提供することを
目的とする。
磁波遮蔽カバーは、断面蛇腹形状にあらかじめ形成さ
れ、かつ剛性を有する導電性金網の少なくとも一方の面
に弾性層を設けるとともに、さらに両面を柔軟なプラス
チックフィルムで覆ったことを特徴としている。
は、蛇腹状の形状を有する導電性金網の少なくとも一方
の面に弾性層を設け、さらに両面を柔軟なプラスチック
フィルムで覆った素材の前記蛇腹部に蛇腹の盛り上がり
に対応する形状の突出部を設けてなるカバー壁部材を用
意し、4枚の前記カバー壁部材の突出部を相互に対応さ
せて、蛇腹部の形成方向に前記カバー壁部材の端部を固
着することを特徴としている。
性金網を使用し、かつ弾性層を設けているので、折り畳
みが可能であり、かつ形状保持性の良好な電磁波遮蔽カ
バーとすることができるという利点がある。
造方法によれば、4枚のカバー壁部材をあらかじめ形成
しておくとともに、その端部を固着することによって製
造することが可能であるため、複雑な製造装置を使用す
ることなく、簡便に製造可能であるという利点がある。
発明による電磁波遮蔽カバーの斜視図であるが、この図
より明らかなように、前記カバー1は断面方形形状をし
ており、それぞれの面に蛇腹部2が形成された構造にな
っている。
うに、ある程度剛性のある金属金網11が設けられてお
り、この金属金網11はあらかじめカバー形状を保持す
るように成型されている。この金属金網11の一方の面
には弾性層12が設けられているとともに、この弾性層
12を覆うように柔軟なプラスチックフィルム13が設
けられており、さらに金属金網11を覆うように柔軟な
プラスチックフィルム14が貼着されている。
り、かつ柔軟で、曲げ剛性が所定範囲であることが必要
である。このような金属金網としては、例えばステンレ
ス金網などを使用することができる。
あるのが好ましい。曲げ剛性が90g/cm以下である
と、形状保持効果が十分でない恐れがあり、一方、15
0g/cm未満であると、柔軟性が不足して折り畳みが
困難になる恐れを生じる。
く、複数枚であることも可能であるが、この金網層11
の厚さは、好ましくは0.7〜1.2mmであるのがよ
い。0.7mm未満であると、一般に剛性が不足し、形
状保持が困難になる恐れがあり、また導電性が不足して
電磁波遮蔽効果が損なわれる恐れがあり、一方1.2m
mを超えると、折り畳みにくくなる恐れを生じる。
れているが、この弾性層12は金属金網11が折り畳ま
れたときに、回復が困難なように折曲されないように設
けられるものであり、上述の蛇腹形状を保持する作用を
行なう。この弾性層12としては、ポリウレタンなどの
ゴムあるいはスポンジなどであることができる。
〜95°であるのがよい。80°未満であると、柔らか
すぎて金属金網11の形状を損なう恐れがあり、一方9
5°より大きいと、剛性が大きく折り畳みを困難にする
恐れがある。
1.2mmであるのがよい。0.7mm未満であると、
金属金網11の保護効果が小さくなり、一方1.2mm
を越えると、厚くなり過ぎて、容器として使用しづらく
なる恐れがある。
合、本発明においては図3に示すように蛇腹部分2を有
する前述のような素材を用意する。蛇腹部分2の盛り上
がり部分21には、突出部22が形成されており、この
突出部22は蛇腹部分2の盛り上がり部分21(図2参
照)と同様な形状をしている。
る。そしてまず2枚の壁部材3を用意し、前記突出部分
22を他のカバー壁部材3の突出部分22と対応するよ
うに重ね合わせ、それぞれ壁部材3の一方の端部31を
蛇腹部分2の形成方向に縫製4して固着する。固着の方
法は本発明で限定されるものではなく、縫製の他、接
着、溶着などの方法を用いることができる。
を、さらにもう一つ用意し、縫製されていない端部31
を突出部22を対応させて縫製4し、広げることによっ
て図4に示すような正面形状の電磁波遮蔽カバーを製造
することができる。
電性金網を使用し、かつ弾性層を設けているので、折り
畳みが可能であり、かつ形状保持性の良好な電磁波遮蔽
カバーとすることができるという利点がある。また、本
発明による電磁波遮蔽カバーの製造方法によれば、4枚
のカバー壁部材をあらかじめ形成しておくとともに、そ
の端部を固着することによって製造することが可能であ
るため、複雑な製造装置を使用することなく、簡便に製
造可能であるという利点がある。
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】断面蛇腹形状にあらかじめ形成され、かつ
剛性を有する導電性金網の少なくとも一方の面に弾性層
を設けるとともに、さらに両面を柔軟なプラスチックフ
ィルムで覆ったことを特徴とする電磁波遮蔽カバー。 - 【請求項2】蛇腹状の形状を有する導電性金網の少なく
とも一方の面に弾性層を設け、さらに両面を柔軟なプラ
スチックフィルムで覆った素材の前記蛇腹部に蛇腹の盛
り上がりに対応する形状の突出部を設けてなるカバー壁
部材を用意し、4枚の前記カバー壁部材の突出部を相互
に対応させて、蛇腹部の形成方向に前記カバー壁部材の
端部を固着することを特徴とする電磁波遮蔽カバーの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30041194A JP3379843B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 電磁波遮蔽カバー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30041194A JP3379843B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 電磁波遮蔽カバー及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08139483A JPH08139483A (ja) | 1996-05-31 |
JP3379843B2 true JP3379843B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=17884482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30041194A Expired - Lifetime JP3379843B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 電磁波遮蔽カバー及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3379843B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4974803B2 (ja) * | 2007-08-03 | 2012-07-11 | タツタ電線株式会社 | プリント配線板用シールドフィルム及びプリント配線板 |
CN103068213B (zh) * | 2012-12-18 | 2015-07-15 | 兰州大学 | 一种柔性磁屏蔽装置 |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP30041194A patent/JP3379843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08139483A (ja) | 1996-05-31 |
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