JPH0754085Y2 - 天板等の板材の端部保護部材 - Google Patents

天板等の板材の端部保護部材

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JPH0754085Y2
JPH0754085Y2 JP1992013944U JP1394492U JPH0754085Y2 JP H0754085 Y2 JPH0754085 Y2 JP H0754085Y2 JP 1992013944 U JP1992013944 U JP 1992013944U JP 1394492 U JP1394492 U JP 1394492U JP H0754085 Y2 JPH0754085 Y2 JP H0754085Y2
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JP1992013944U
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Inventor
實生 竹本
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日本紙管工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天板等の板材の端部に
装着してこれを保護するための保護部材の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、机の天板や建材ボードを移送
する際には、その端面を保護するために、端部保護部材
が用いられている。従来のこの端部保護部材には、図4
に示すように、比較的厚みの大きな板紙を、略90度に
曲げた略L字状の紙製の部材101,102が用いられ
ていた。この部材101,102は、天板100の端面
に上下から沿わせてテープ103等により天板に固定さ
れていた。ところが、このような端部保護部材は、自ら
の固定手段を持たないため、テープ103等での固定が
なされるまでは容易に脱落してしまい、手で2つ部材1
01,102を押さえつつテープ103等での固定を行
う必要が生ずる。このため、ガラスなどの板材の端部
へ、装着を簡単に行うことのできる端部保護部材とし
て、図5へ示すようなものも見受けられた。これは、ダ
ンボールや合成樹脂やゴムといった素材にて、上辺部
(202)と側辺部(203)と下辺部(204)とを
有し断面視略コ字状をなすように成形された保護部材
(201)である。この上辺部(202)と下辺部(2
04)との間に、板材(200)の端部を強制的に挿入
して、簡便にその保護をなすものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、使用の容易さ
を備えるものの、このような保護部材(201)では、
下記の問題を持つものであった。即ち、合成樹脂にて形
成された保護部材(201)の場合、適度な硬さを持つ
ことによって、外力による変形が生じにくく、保護部材
(201)変形による板材(200)の損傷は回避可能
であるが、逆に変形性がないことにより、振動を緩衝す
る術がなく外力をによって生じた衝撃をそのまま中の板
材(200)端部に伝えて、その損傷を起こしてしまう
ことが生じるのである。逆にダンボールやゴムといった
柔軟性・変形性に富むものにて形成された保護部材(2
01)の場合、外部による衝撃は充分に緩衝できるもの
の、局部的に大きな外力が加わった場合、内部まで簡単
に変形して、直接外力が内部の板材(200)にまで達
して、損傷してしまうといった事態が生じる。そこで本
考案は、簡便な固着が可能であると共に、硬度性と変形
性といった相 反する性質を備えた天板等の板材の端部保
護部材の提供を図り、上記課題を解決しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る天板等の板
材の端部保護部材は、上辺部2と、側辺部3と、下辺部
4とからなり略コ字状をなす断面を備えた保護部材1で
あって、この上辺部2と下辺部4とが側辺部3に対して
弾性を有する状態で延設されてなる天板等の板材の端部
保護部材において、下記の構成を採るものである。即
ち、保護部材1は、複数の紙材層10…10が隙間なく
積層された積層体であり、曲げ加工により、側辺部3と
その両端の上辺部2と下辺部4とを備え上記略コ字状を
なすものである。上辺部2先端と下辺部4先端との間隔
は、上辺部2基部と下辺部4基部との間の間隔より小さ
いものである。側辺部3は、外側に湾曲して弓状に張り
出している。上記曲げ加工によって、上辺部2と側辺部
3の境界部分5、及び側辺部3と下辺部4の境界部分5
の外側の部分が曲げ加工前より密となった密状態部52
となっている。保護部材1は、上辺部2と下辺部4との
間に、天板等の板材の端部を挿入することにより、上辺
部2と下辺部4の先端間の間隔が弾性に抗して広げられ
て天板等の板材の端部に装着されるものであり、この装
着よる上辺部2と下辺部4の少なくともいずれかの広が
りにより、上記両境界部分5,5の内面7側が、装着前
より疎状態となった疎状態部51となることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本考案の端部保護部材にあっては、境界部分5
に対して不意に力が加わった場合でも、外側の密状態部
52によって変形しにくく強固に天板の端部を保護する
と同時に、その衝撃は疎状態部51によって吸収され、
その衝撃が天板の端面uの角kに加わることが防止され
る。又、側辺部3は、外側に湾曲して張り出しているた
め、天板等板材の端部と、側辺部3内面7との間に、隙
間sを持つことになり、これによっても、天板の端面u
への外部からの衝撃が緩和される。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例について説明する。図
1、図2及び図3に、本考案の一実施例を掲げる。図1
は、この実施例の端部保護部材1の斜視図である。この
端部保護部材1は、上辺部2と、側辺部3と、下辺部4
とからなる。この端部保護部材1は、全体が通常の厚紙
と同様、紙材層10…10を隙間なく積層して得られる
厚紙を用いることができる。そしてこのような素材につ
いて、上辺部2と、側辺部3と、下辺部4との夫々の境
界部分5、5を折り曲げることにより、各部が形成され
ている。この実施例では、上辺部2と側辺部3との間の
角度及び側辺部3と下辺部4との間の角度は、何れも、
約80度とされている。従って、上辺部2と下辺部4と
の先端間の長さaは、側辺部3の高さbよりも小さくな
っている。そして、上辺部2と下辺部4は、厚紙を曲げ
て形成したものであるため、側辺部3に対して弾性を有
する状態となっており、人の手の力で上辺部2と下辺部
4との先端間の長さaを拡大でき、その力がなくなると
元の状態に戻ろうとする。
【0007】上辺部2と、側辺部3と、下辺部4の各部
は、互いに略同一の大きさを有する長方形をなしてい
る。そして、上辺部2と下辺部4は平板状となっている
ものであるが、側辺部3は若干弓状に湾曲し、中央部分
31が外側に張り出した状態になっている。
【0008】次に、この実施例の端部保護部材1の使用
状態について、図2に基づき説明する。この端部保護部
材1は、机の天板tの端に装着して、移送の際にこの天
板tの端部の保護を行うものである。このとき、端部保
護部材1を数種類用意しておき、机の天板tの厚みcと
略同一の側辺部3の高さbを有する端部保護部材1を選
択して用いることが好ましが、若干両者の大きさが異
なるものでも、使用することはできる。この端部保護部
材1を使用する対象としては、机の天板の他、建材ボー
ド等の板材、ガラス板等々、自由に選択し得る。
【0009】装着に際しては、上辺部2と下辺部4との
先端間に手等を差し込み、両者の間隔を広げながら、両
者間に天板tを挿入する。図2はこの挿入時の状態を示
す。この上辺部2と下辺部4は、側辺部3に対して弾性
を有するため、その弾性によって、天板tに自らを仮固
定する。そして、最終的には、テープや紐h等によって
天板に固定されるが、この紐掛け作業中等にも、作業者
が端部保護部材1を手で持っておく必要はなく、迅速な
梱包作業を行うことができる。
【0010】さらにこの実施例では、側辺部3が若干弓
状に湾曲し、その中央部分31が外側に張り出した状態
になっているため、天板の端面uとの間に若干の隙間s
をあけておくことができる。この隙間sの存在によっ
て、天板の端面uが他者にぶつかった際にも、その衝撃
が天板の端面uに直接加わることを防止することがで
き、天板の保護に一層有利である。
【0011】さらに、図3に示すように、境界部分5に
ついても、天板の保護に有利な状態となっている。図3
の(A)は装着前の境界部分5の拡大図であり、(B)
は装着後の同拡大図である。詳述すると、図示の通り、
保護部材1は、複数の紙材層10…10が隙間なく積層
された積層体であり、曲げ加工により、側辺部3とその
両端の上辺部2と下辺部4とを備え略コ字状をなすもの
である。上辺部2先端と下辺部4先端との間隔は、上辺
部2基部と下辺部4基部との間の間隔より小さいもので
ある。側辺部3は、外側に湾曲して弓状に張り出してい
る。上記曲げ加工によって、上辺部2と側辺部3の境界
部分5、及び側辺部3と下辺部4の境界部分5の外側の
部分が曲げ加工前より密となった密状態部52となって
いる。保護部材1は、上辺部2と下辺部4との間に、天
板等の板材の端部を挿入することにより、上辺部2と下
辺部4の先端間の間隔が弾性に抗して広げられて天板等
の板材の端部に装着されるものであり、この装着よる上
辺部2と下辺部4の少なくともいずれかの広がりによ
り、上記両境界部分5,5の内面7側が、装着前より疎
状態となった疎状態部51となる。即ち、装着後におい
ては、境界部分5の内側の部分が若干の層間剥離を起こ
し、内側に拡がった疎状態部51となっている。他方、
境界部分5の外側の部分は、曲げ加工によって密状態部
52となっている。そして、天板の端面uの角kが、こ
の疎状態部51に当接した状態に装着されている。従っ
て、境界部分5に対して保護部材1の外面6側より衝撃
が加わった場合でも、外側の密状態部52によって保護
部材1が変形せず強固に保護されると同時に、その衝撃
は疎状態部51によって吸収され、その衝撃が天板の端
面uの角kに加わることが防止される。尚、この粗密状
態は、図3(A)のように厚紙等の紙製部材を90度以
上に折曲して形成し、これを図3(B)に示すように装
着時に約90度まで拡げることによって、より顕著に現
れるものである。
【0012】このように、この実施例の端部保護部材1
は、容易に装着できると共に、衝撃に対しても天板tを
有効に保護し得るものである。尚、本考案はこの実施例
に限定されるものではなく、種々変更して実施すること
ができる。例えば、上辺部2と下辺部4の形状は長方形
の他、半円形等にすることができる。又、各辺部2,
3,4に小さな凹凸を形成して、その緩衝効果を高めて
もよい。上辺部2と下辺部4の端部を斜めにカットした
り、或いは外側に若干曲げたりして、天板tへの装着を
容易にすることもできる。上辺部2と下辺部4との側辺
部3に対する角度は、均等にする必要はなく、一方を大
きく他方を小さくするようにして、不均一にすることも
できる。上辺部2と下辺部4との側辺部3に対する角度
は、90度以下、望ましくは85〜70度程度とする
が、60度以下でもよく、或いは一方のみは90度を越
えてもよい。さらに、実施例では、側辺部3の中央部分
31が外側に張り出した状態としたが、逆に内側へ凹ん
でいる状態にすることもでき、湾曲していない状態とす
ることもできる。素材は、厚紙製の他、合成樹脂製や金
属製或いはこれらの複合材料製とする等適宜変更でき
る。
【0013】
【考案の効果】以上、本考案は、装着を簡単に行うこと
ができ、梱包作業の能率化を図り得る端部保護部材を提
供すると共に、外力に対して、耐変形性と耐衝撃性とい
う相反する効果を奏し、確実に天板等の板材の端部を保
護することを可能とした。 特に、このような効果を奏す
る保護部材を厚紙といった安価な素材によって形成する
ことができ、上記のような絶大な効果を得つつも、コス
トを抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の端部保護部材の斜視図であ
る。
【図2】同使用状態の側面図である。
【図3】(A)は同端部保護部材の装着前の境界部分5
の拡大図であり、(B)は装着後の同拡大図である。
【図4】従来例の使用状態の側面図である。
【図5】更に他の従来例の使用状態の側面図である。
【符号の説明】
1 端部保護部材 2 上辺部 3 側辺部 4 下辺部5 境界部分 6 外面 7 内面 10 紙材層 51 疎状態部 52 密状態部 t 天板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上辺部(2)と、側辺部(3)と、下辺
    部(4)とからなり略コ字状をなす断面を備えた保護部
    材(1)であって、この上辺部(2)と下辺部(4)と
    が側辺部(3)に対して弾性を有する状態で延設されて
    なる天板等の板材の端部保護部材において、 保護部材(1)は、複数の紙材層(10)が隙間なく積
    層された積層体であり、曲げ加工により、側辺部(3)
    とその両端の上辺部(2)と下辺部(4)とを備え上記
    略コ字状をなすものであり、 上辺部(2)先端と下辺部(4)先端との間隔は、上辺
    部(2)基部と下辺部(4)基部との間の間隔より小さ
    いものであり、 側辺部(3)は、外側に湾曲して弓状に張り出してお
    り、 上記曲げ加工によって、上辺部(2)と側辺部(3)の
    境界部分(5)、及び側辺部(3)と下辺部(4)の境
    界部分(5)の外側の部分が曲げ加工前より密となった
    密状態部(52)となっており、 保護部材(1)は、上辺部(2)と下辺部(4)との間
    に、天板等の板材の端部を挿入することにより、上辺部
    (2)と下辺部(4)の先端間の間隔が弾性に抗して広
    げられて天板等の板材の端部に装着されるものであり、
    この装着よる上辺部(2)と下辺部(4)の少なくとも
    いずれかの広がりにより、上記両境界部分(5)(5)
    の内面(7)側が、装着前より疎状態となった疎状態部
    (51)となることを特徴とする天板等の板材の端部保
    護部材。
JP1992013944U 1992-02-12 1992-02-12 天板等の板材の端部保護部材 Expired - Lifetime JPH0754085Y2 (ja)

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JPH0618208U JPH0618208U (ja) 1994-03-08
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JPS6455269U (ja) * 1987-10-02 1989-04-05

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