JP3377925B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3377925B2
JP3377925B2 JP11437097A JP11437097A JP3377925B2 JP 3377925 B2 JP3377925 B2 JP 3377925B2 JP 11437097 A JP11437097 A JP 11437097A JP 11437097 A JP11437097 A JP 11437097A JP 3377925 B2 JP3377925 B2 JP 3377925B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/08Refrigerator tables

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、断熱箱体の内部
に画成した収納室を複数の冷却ユニットにより冷却する
よう構成した冷蔵庫に関するものである。 【0002】 【従来の技術】食品等を収納保存する収納室を内部に画
成した断熱箱体の前面および後面に夫々開口を開設する
と共に、各開口を開閉自在な扉を備えた冷蔵庫が、レス
トラン等の厨房で好適に使用されている。この冷蔵庫
は、前面および後面の両方から食品等の出入れが出来る
から、厨房での設置方向を任意に選択することができる
ものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】レストラン等で好適に
使用されている横型冷蔵庫の場合、断熱箱体の一側部に
機械室が画成され、この機械室に、収納室を冷却するた
めの冷却ユニットが収納配置されている。そして、横型
冷蔵庫では一般に機械室の幅が構造上一定の規格寸法
(例えば260mm)に設定されており、この規格寸法の
機械室に配設できる冷却ユニットの寸法も限定されてい
た。すなわち、冷却ユニットを構成する圧縮機、凝縮
器、蒸発器等の寸法が限定され、これによって冷却ユニ
ット自体の冷却能力も限定されることとなっていた。こ
の場合において、前述したような前面および後面に扉を
備えた冷蔵庫では、前後面の両方から食品等の出入れが
出来る反面、外気熱の侵入が多くなるために収納室の温
度上昇が早く、前述したように限定された冷却能力の冷
却ユニットでは収納室に収納してある他の食品等を安定
して冷却保存することができなくなることがある。また
レストラン等での営業ピーク時には、扉の開閉頻度が必
然的に多くなるために、収納室温度がその設定温度に到
達するまでに時間が掛かる他、冷却能力も不足しがちと
なってしまう。更に、扉がガラス仕様であったり、スラ
イド扉を配設したサンドイッチテーブル形冷蔵庫(ホテ
ルパン仕様)となっているものは外部熱の浸入が多く、
前述した食品等の安定した冷却保存が困難となる事態
や、設定温度に到達するまでに更に時間が掛かる等の問
題が顕著に現われる。 【0004】前述した問題に対処するためには、出力の
大きな圧縮機を冷却ユニットに搭載すれば良いが、これ
に伴って圧縮機、凝縮器、蒸発器等が大型化するために
冷却ユニット自体の寸法も大きくなる。従って、前記機
械室幅を冷却ユニットに対応して変更しなければなら
ず、設計変更等が必要になると共に、冷蔵庫自体も大型
化して広い設置スペースが必要となる欠点がある。な
お、収納室の内容積を小さくすることにより、冷蔵庫全
体の寸法を変えることなく機械室幅を大きくすることは
可能であるが、この場合には収納室への食品等の収納量
が減ってしまう難点が指摘される。 【0005】なお、前面側にのみ扉が配設される冷蔵庫
であっても、特注の大型冷蔵庫では、それに見合う冷却
能力の1基の冷却ユニットを搭載すると、必然的に全体
が大型化する問題を招く。 【0006】 【発明の目的】この発明は、前述した冷蔵庫に内在して
いる前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、庫全体の寸法を大きくすることなく
収納室に収納した食品等を安定して冷却保存し得る冷蔵
庫を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、断熱箱体の内部に画成
され、食品等を収納保存する収納室と、前記断熱箱体の
一側部に画成した機械室と、凝縮器、圧縮機および冷却
器を備えて夫々独立する複数の冷却ユニットとからな
り、前記機械室の内部を遮蔽板で前後に仕切り、該遮蔽
板で仕切られた前後の各室に対応的に前記冷却ユニット
を配設して前後に整列させ、各冷却ユニットの運転によ
って前記収納室を冷却するよう構成したことを特徴とす
る。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係る冷蔵庫につ
き、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下
説明する。なお、本明細書で「冷蔵庫」とは、冷凍庫や貯
蔵庫等を含む意味で使用されるものである。 【0009】図1および図2は、上面に天板11を備え
たテーブル形冷蔵庫10(以下 「冷蔵庫」という)を示
す。この冷蔵庫10は、食品等を収納する収納室17を
内部画成した断熱箱体13の前面および後面に、左右一
対の開口13a,13aが夫々開設されると共に、各開
口13aは扉15により開閉自在に閉成されるよう構成
されている。すなわち、実施例に係る冷蔵庫10は、図
3に示すように、その前面側および後面側の夫々に、2
枚の扉15,15が観音開き状に配設されて、収納室1
7に対して冷蔵庫10の前面および後面から食品等を出
入れすることができる構造となっている。なお、実施例
の冷蔵庫10では、説明の便宜上、断熱箱体13の向か
って左側に後述する機械室14が位置する面(図1の正
面)を前面として説明する。 【0010】前記断熱箱体13における天板11が張出
す左側部(図1において)には、該天板11の張出し部の
下方に、フロントパネル16、リヤパネル18、サイド
パネル22およびユニットベース34A,34Bを介し
て機械室14が画成され、この機械室14に各々独立す
る冷却ユニット12A,12B(後述)が前後に整列して
収納されるようになっている。またフロントパネル16
およびリヤパネル18は、断熱箱体13に開閉自在に配
設され、各パネル16,18を開放することによって、
機械室14に対して冷却ユニット12A,12Bを出入
れし得るよう構成される。 【0011】前記機械室14の上部を画成する天板11
には、図4に示す如く、その下面から機械室14の中間
位置程度の高さまで垂下する冷却器用収納部19が配設
されている。この冷却器用収納部19の内部には、前部
冷却器室26Aと後部冷却器室26Bとが前後に仕切ら
れた状態で画成され、両冷却器室26A,26Bは前記
収納室17と連通している。前部冷却器室26Aには、
冷却器用収納部19の前面に形成した開口部19aを介
して、後述する第1冷却ユニット12Aの冷却器28お
よびファンモータ58が出入れ自在に収納されるように
なっており、該冷却器28に冷媒を循環供給することに
より、前記収納室17を冷却するよう構成してある。ま
た後部冷却器室26Bには、冷却器用収納部19の後面
に形成した開口部(図示せず)を介して、後述する第2冷
却ユニット12Bの冷却器28およびファンモータ58
が出入れ自在に収納されるようになっており、該冷却器
28に冷媒を循環供給することにより、前記収納室17
を冷却するよう構成してある。 【0012】前記冷却器用収納部19の前後方向の寸法
は、断熱箱体13の前後方向の寸法より所要寸法だけ短
かく設定されると共に、その前面および後面を断熱箱体
13の前面および後面より内方に引込んだ位置に臨ませ
るよう設定される。これにより、冷却器用収納部19の
前面および後面に、両冷却ユニット12A,12Bにお
ける後述の各冷却器室蓋54および電装箱56の配設を
許容するようになっている。また冷却器用収納部19の
各開口部19aを挟む上下位置に、図4に示すように、
外方に向けて水平に延出する支持ボルト30,30が取
付けられており、両ボルト30,30によって冷却器室
蓋54を位置決め固定するよう構成される。更に、冷却
器用収納部19の幅方向の寸法は、機械室14の幅寸法
より所要寸法だけ短かく設定され、その外側面(断熱箱
体13から離間する面)とサイドパネル22との間に、
外部から機械室14に吸込んだ空気が流通する通路31
を画成するよう構成されている(図8参照)。 【0013】前記断熱箱体13の機械室14と対向する
左側壁には、前部冷却器室26Aと対応する位置に前部
冷気吹出口33Aが開設されると共に、後部冷却器室2
6Bと対応する位置に後部冷気吹出口33Bが開設さ
れ、各冷却器室26A,26Bで冷却された冷気は、各
吹出口33A,33Bを介して収納室17に吹出される
ようになっている。また断熱箱体13の左側壁には、図
7に示す如く、前部冷気吹出口33Aの下方に前部冷気
吸込み用ダクト64Aが配設されると共に、後部冷気吹
出口33Bの下方に後部冷気吸込み用ダクト64Bが配
設され、各ダクト64A,64Bを介して収納室17の
空気が各冷却器室26A,26Bに吸込まれるよう構成
される。なお、両冷気吹出口33A,33Bには、冷気
を収納室17の上部側へ案内する冷気案内板32が夫々
配設されている(図8参照)。 【0014】前記冷却器用収納部19の下方には、図4
に示す如く、機械室14の底部をなす2つの矩形トレー
状のユニットべース34A,34Bが、前後に整列した
状態でその一側部を夫々断熱箱体13の外側面に固定し
てある。そして両ユニットベース34A,34Bの他側
部は、冷却器用収納部19の外側部下端に取付けた複数
の支持具36を介して夫々吊り下げられるよう構成され
る。両ユニットベース34A,34Bの対向面には、機
械室14の幅寸法と略同一に寸法設定された第1遮蔽板
42,42が、冷却器用収納部19の底面まで延出する
高さ寸法で配設され、機械室14を前部機械室14Aと
後部機械室14Bとに仕切るよう構成される。また前記
サイドパネル22と冷却器用収納部19との間の通路3
1は、該収納部19における両第1遮蔽板42,42の
略中間に位置する外側面に配設された第2遮蔽板40を
介して前部通路31Aと後部通路31Bとに仕切られて
いる。すなわち、前部機械室14Aに収納された第1冷
却ユニット12Aと熱交換された空気および後部機械室
14Bに収納された第2冷却ユニット12Bと熱交換さ
れた空気が、相互に別の機械室14B,14Aに吸込ま
れるのを防止するよう構成されている。 【0015】前記機械室14に出入れ自在に収納される
夫々独立して運転制御される第1冷却ユニット12Aお
よび第2冷却ユニット12Bは、前後に対の構造であ
るので、第1冷却ユニット12Aの構造につき説明し
て、第2冷却ユニット12Bの対応する同一部材には同
じ符号を付すこととする。 【0016】前記前部機械室14Aの前部ユニットベー
ス34Aに対して前後方向に摺動自在に載置可能なベー
ス板44に、図5に示す如く、凝縮器48、凝縮器用フ
ァン50、圧縮機46等の部品が、前面側からこの順で
取付けられている。凝縮器48の上部に、固定板52を
介して冷却器室蓋54が配設されると共に、該冷却器室
蓋54の裏面(前部冷却器室26Aを指向する面)に冷却
器28とファンモータ58とが取付けられており、第1
冷却ユニット12Aを前部機械室14Aに収納した際
に、冷却器28が前部冷却器室26Aに収納されると共
に冷却器室蓋54が冷却器用収納部19の前面に形成し
た開口部19aを閉成するよう構成される。また冷却器
28の下部に、除霜用のガラス管ヒータ60が前後方向
に延在するよう配設されると共に、このガラス管ヒータ
60のヒータカバー61に、収納室17の温度を検出す
るためのサーミスタ62が配設されている。なお、前記
冷却器室蓋54の前面に、冷蔵庫10の運転制御を行な
うマイコンボード、温度設定スイッチおよび電源スイッ
チ等を収納した電装箱56が配設される。 【0017】前記前部機械室14Aの前面を被蓋するフ
ロントパネル16には、図1に示す如く、凝縮器48の
前面に対応する位置に外部空気の吸込口20が多数開設
されると共に、前記前部通路31Aと対応する位置に内
部空気の吹出口24が多数開設されている。またフロン
トパネル16には、前記冷却器室蓋54に配設した電装
箱56と対応する位置に透明な窓25が設けられてお
り、該窓25からマイコンボードの表示を視認し得るよ
う構成してある。なお、前記サイドパネル22には、前
部機械室14Aおよび後部機械室14Bと対応する位置
に内部空気の吹出口27が多数開設されている。 【0018】 【実施例の作用】次に、実施例に係る冷蔵庫の作用につ
き、以下説明する。前記フロントパネル16を開放した
状態で、前部ユニットベース34Aに載置した第1冷却
ユニット12Aをスライドさせることにより、前記冷却
器28が前部冷却器室26Aに収納されると共に、冷却
器室蓋54が冷却器用収納部19の前面に形成した開口
部19aを閉成する。また、第1冷却ユニット12Aの
凝縮器48、凝縮器用ファン50、圧縮機46等が前部
機械室14Aに収納される。なお、前記冷却器室蓋54
は、冷却器用収納部19に配設した支持ボルト30,3
0を介して位置決め固定される。また同様にしてリアパ
ネル18を開放した状態で、後部ユニットベース34B
に載置した第2冷却ユニット12Bをスライドさせるこ
とにより、前記冷却器28が後部冷却器室26Bに収納
されると共に、冷却器室蓋54が冷却器用収納部19の
後面に形成した開口部を閉成する。更に、第2冷却ユニ
ット12Bの凝縮器48、凝縮器用ファン50、圧縮機
46等が後部機械室14Bに収納される。すなわち、断
熱箱体13の一側部に画成した前後の機械室14A,1
4Bに、対応的に冷却ユニット12A,12Bが夫々収
納される。 【0019】前記冷蔵庫10を運転することにより、第
1冷却ユニット12Aおよび第2冷却ユニット12Bの
各冷却器28に冷媒が循環供給されると共にファンモー
タ58が回転駆動する。これにより、前後の冷気吹出口
33A,33Bから収納室17に向けて冷気が吹出さ
れ、この冷気が収納室17を循環することにより該収納
室17が冷却される(図8参照)。そして、収納室17で
熱交換した冷気は、前後の冷気吸込み用ダクト64A,
64Bを介して各冷却器室26A,26Bに吸込まれ、
再び冷却器28との間で熱交換されて冷却された後に再
び収納室17に吹出される。 【0020】前記第1冷却ユニット12Aにおける凝縮
器用ファン50の回転によって、前記フロントパネル1
6に設けられた複数の吸込口20から外気が前部機械室
14Aに吸込まれる。そして、凝縮器48や圧縮機46
との間で熱交換されて温められた空気は、前記第2遮蔽
板40で仕切られている前部通路31Aを流通して、フ
ロントパネル16に設けられた複数の吹出口24から前
面側に排出される。なお、前部機械室14Aで温められ
た空気は、前記サイドパネル22に設けられた吹出口2
7からも外部に排出される。また第2冷却ユニット12
Bにおける凝縮器用ファン50の回転によって、前記リ
アパネル18に設けられた複数の吸込口20から外気が
後部機械室14Bに吸込まれる。そして、凝縮器48や
圧縮機46との間で熱交換されて温められた空気は、第
2遮蔽板40で仕切られている後部通路31Bを流通し
て、リアパネル18に設けられた複数の吹出口24から
後面側に排出される。なお、後部機械室14Bで温めら
れた空気は、サイドパネル22の吹出口27からも外部
に排出される。すなわち機械室14は、第1遮蔽板4
2,42および第2遮蔽板40により、第1冷却ユニッ
ト12Aが収納される空間と第2冷却ユニット12Bが
収納される空間とを完全に別個に仕切るよう構成してあ
るので、各機械室14A,14Bで熱交換した空気が別
の機械室14B,14Aに吸込まれることはなく、各ユ
ニット12A,12Bの効率的な運転が達成される。 【0021】前述した如く、2基の冷却ユニット12
A,12Bにより収納室17を冷却するよう構成したこ
とで、各ユニット12A,12B自体の冷却能力を通常
に使用される規格(標準規格)としたままで、全体の冷却
能力を向上させることができる。そして、標準規格の2
基の冷却ユニット12A,12Bを前後に整列して配置
することで、構造上の規格寸法(例えば260mm)に設
定されている幅寸法の機械室14に支障なく収納するこ
とができ、機械室14や冷蔵庫10の設計変更を必要と
しない。また冷却ユニット12A,12Bを前後に配置
することで、機械室14にデッドスペースを生じさせる
ことなく有効利用が図られる。更に、実施例の冷蔵庫1
0は前面および後面の両方から食品等の出入れが出来る
ので、厨房でも設置方向を任意に選択し得る。しかも、
各冷却ユニット12A,12Bは前面側または後面側か
ら取出し得るので、そのメンテナンスも容易に行ない得
る。更にまた、両冷却ユニット12A,12Bは同一規
格であるので、部品を共通化し得ると共に製作は容易で
あってコストを低廉に抑えることができる。 【0022】次に、例えば第1冷却ユニット12Aの設
定温度を3度に設定すると共に、第2冷却ユニット12
Bの設定温度を5度に設定して冷蔵庫10を運転した場
合の実際につき説明する。 【0023】前記冷蔵庫10の運転開始時には、両冷却
ユニット12A,12Bが冷却運転を行なうことによ
り、収納室17の温度は急速に低下し、その温度が5度
に達した時点で、第2冷却ユニット12Bの冷却運転は
停止する。なお、第1冷却ユニット12Aは引続き冷却
運転を継続し、収納室17の温度が3度に達した時点で
該第1冷却ユニット12Aの冷却運転が停止する。そし
て、これ以後の定常運転においては、第1冷却ユニット
12AがON−OFF制御されて、収納室17の温度は
3度前後に維持される(図9参照)。 【0024】営業ピーク時に扉15の開閉頻度が多くな
ると、その分だけ多くの外部熱が浸入して収納室17の
温度は急激に上昇する。図9に示すように、収納室17
の温度が3度を上回った時点で第1冷却ユニット12A
の運転が再開されるが、急激な温度上昇には1基の冷却
ユニット12Aだけでは対応できず、更に温度は上昇す
る。そして、収納室17の温度が5度を上回った時点で
第2冷却ユニット12Bの運転も再開され、以後は2基
の冷却ユニット12A,12Bが冷却運転されること
で、収納室17の温度上昇を確実に抑えることができ、
短時間で第1冷却ユニット12Aの設定温度(3度)まで
冷却し得る。 【0025】このように冷蔵庫10に、2基の冷却ユニ
ット12A,12Bを配設することで、営業ピーク時に
おいても、収納室17の温度を大きく上昇させるのを防
止することができ、収納室17に収納してある食品等を
安定して冷却保存し得る。また各冷却ユニット12A,
12Bの冷却能力は、従来一般に用いられる標準規格の
ものを使用することができ、営業ピーク時に対応し得る
大きな能力の冷却ユニットを用いることにより冷蔵庫1
0が大型化することもない。 【0026】また、各冷却ユニット12A,12Bは夫
々独立して運転制御されるよう構成してあるので、一方
の冷却ユニット12A,12Bを除霜運転する際には、
他方の冷却ユニット12B,12Aを冷却運転すること
により、収納室17の温度を不用意に上昇させるのを防
止し、これに伴う食品等の損傷も発生しない。更に、一
方の冷却ユニット12A,12Bが故障した場合であっ
ても、他方の冷却ユニット12B,12Aにより収納室
17を冷却することができ、故障時における食品等の傷
みを防止し得る。 【0027】なお、本願発明は、実施例のように冷蔵庫
の前後に扉が配設される型式や前面にのみ扉が配設され
る型式の何れにおいても、扉がガラス仕様であったり、
スライド扉を配設したサンドイッチテーブル形冷蔵庫
(ホテルパン仕様)となっていて外部熱の浸入が多いタイ
プの冷蔵庫や、特注の大型冷蔵庫にも好適に採用し得
る。 【0028】 【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る冷蔵
庫では、断熱箱体における一側部の前後に複数の冷却ユ
ニットを配設したので、各ユニットの冷却能力を大きく
することなく全体の冷却能力を向上させることができ
る。従って、収納室の急激な温度上昇に対応することが
でき、食品等の安定した冷却保存を達成し得る。例え
ば、断熱箱体の前後に扉を配設した外部熱の浸入が多い
冷蔵庫であっても、収納室を常に安定して冷却すること
ができる。また、1基の冷却ユニットの除霜運転時や故
障が発生した場合であっても、他の冷却ユニットにより
収納室を冷却し得るので、食品等の傷みの発生を有効に
防止し得る。しかも、冷却ユニットを断熱箱体の一側部
に前後に配設したことにより、機械室幅および冷蔵庫全
体を大型化することなく対応し得るので、設置スペース
を小さくすることができ、厨房内のスペースを有効利用
し得る等の効果を奏する。 【0029】また、各冷却ユニットが収納される機械室
を遮蔽板により仕切るよう構成したから、各冷却ユニッ
トとの間で熱交換した後の空気が別の冷却ユニットが収
納される機械室に吸込まれることはなく、各冷却ユニッ
トでの効率的な運転が達成される。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の好適な実施例に係る冷蔵庫を示す正
面図である。 【図2】 実施例に係る冷蔵庫を示す側面図および要部
背面図である。 【図3】 実施例に係る冷蔵庫に配設した扉を開放状態
を示す全体斜視図である。 【図4】 実施例に係る冷蔵庫において、機械室および
該機械室に収納される冷却ユニットを示す斜視図であ
る。 【図5】 実施例に係る冷蔵庫に収納される冷却ユニッ
トを示す斜視図である。 【図6】 実施例に係る冷蔵庫に冷却ユニットを収納し
た状態を示す要部切欠側面図である。 【図7】 実施例に係る冷蔵庫を収納室方向から示す縦
断側面図である。 【図8】 実施例に係る冷蔵庫の収納室で冷気が循環す
る状態を示す断面図である。 【図9】 実施例に係る冷蔵庫の収納室温度を示すグラ
フ図およびタイムチャート図である。 【符号の説明】 12A 第1冷却ユニット,12B 第2冷却ユニット,
13 断熱箱体 14 機械室,14A 前部機械室,14B 後部機械
室,17 収納室 40 第2遮蔽板,42 第1遮蔽板

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 断熱箱体(13)の内部に画成され、食品等
    を収納保存する収納室(17)と、前記断熱箱体(13)の一側
    部に画成した機械室(14)と、凝縮器(48)、圧縮機(46)お
    よび冷却器(28)を備えて夫々独立する複数の冷却ユニッ
    ト(12A,12B)とからなり、前記機械室(14)の内部を遮蔽板(40,42)で前後に仕切
    り、該遮蔽板(40,42)で仕切られた前後の各室(14A,14B)
    に対応的に前記冷却ユニット(12A,12B)を配設して前後
    に整列させ、 各冷却ユニット(12A,12B)の運転によって
    前記収納室(17)を冷却するよう構成したことを特徴とす
    る冷蔵庫。
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