JP3377915B2 - 誘電体磁器組成物および電子部品 - Google Patents

誘電体磁器組成物および電子部品

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JP3377915B2 JP13518196A JP13518196A JP3377915B2 JP 3377915 B2 JP3377915 B2 JP 3377915B2 JP 13518196 A JP13518196 A JP 13518196A JP 13518196 A JP13518196 A JP 13518196A JP 3377915 B2 JP3377915 B2 JP 3377915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波,ミリ
波等の高周波領域において使用され、種々の共振器用材
料やMIC用誘電体基板材料、誘電体導波路用材料や積
層型セラミックコンデンサ等に用いることができる誘電
体磁器組成物、および共振器,フィルター,コンデンサ
等の電子部品に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、誘電体磁器は、マイクロ波やミリ波
等の高周波領域において、誘電体共振器、MIC用誘電
体基板や導波路等に広く利用されている。
【0003】従来より、この種の誘電体磁器としては、
例えば、特開昭57−69607号公報に開示されるよ
うなものが知られている。この公報に開示される誘電体
磁器は、BaO−xTiO2 において3.9≦x≦4.
1の組成物100重量部に対して、1〜26重量部のZ
nOを添加してなるものである。
【0004】このような誘電体磁器では、比誘電率が3
0〜40で、測定周波数f=3.5〔GHz〕における
Q値が4500程度(Qf=15750〔GHz〕)で
あり、さらに共振周波数の温度係数τfを−25〜+2
5〔ppm/℃〕の範囲で制御することができる。
【0005】しかしながら、前記の誘電体磁器組成物
は、その特性を十分発揮させるためには、通常1200
℃以上の高温で焼成を行う必要がある。これに対して、
内部電極を有する積層型の誘電体共振器やフィルタに応
用するには、内部電極に用いるAu、Ag、Cuあるい
はAlなどの金属の融点よりも低い温度で焼成すること
が可能でなければならない。
【0006】このような問題を解決したものとして、特
開平5−325641号公報に開示されるものが知られ
ている。この公報に開示される誘電体磁器組成物は、一
般式(1-a-b)BaO・aSrO・bCaO・x (1-c)TiO2 ・ cZrO2
・yZnO・(0≦a+b ≦0.4, 0≦c ≦0.2, 3.1≦x ≦5.4, 0
≦y ≦2.9)で表される組成物100重量部に対して、副
成分として、B2 3 粉末またはB2 3 をガラス成分
の一つとして含むガラス粉末をB2 3 に換算して0.
1〜7.5重量部の割合において配合してなるものであ
る。特性としては比誘電率が約25〜40、測定周波数
f=3.0〔GHz〕におけるQ値が8400程度(Q
f=25200〔GHz〕)であり、さらに共振周波数
の温度係数τfを制御することができ、これらの特性を
確保しつつ、その焼成温度を900℃付近に低下させる
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、、上記
特開平5−325641号公報に開示される誘電体磁器
では、ガラス成分としてB2 3 を添加しているため、
900℃程度で低温焼成できるが、セラミックス自体が
本来有するQ値が低下し、Qf値は25200程度であ
り、誘電体磁器の誘電特性に関してますますの高性能化
が必要になっている近年においては、無負荷Qf値が未
だ低いという問題があった。
【0008】また、特開昭57−69607号公報に開
示されるBaO−xTiO2 にZnOを添加した組成物
については、上記したようにQf=15750と未だ低
いうえに、焼成温度が1200℃以上と高く、一方ガラ
ス等を添加して低温焼成化を図った場合は、Q値等の特
性がさらに劣化するという課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を解決すべく、鋭意検討した結果、Ba−Ti系誘電
体磁器組成物において、亜鉛含有化合物、硼素含有化合
物、アルカリ金属含有化合物を所定量添加含有すること
により、比誘電率が20以上で、Qf値が30000
〔GHz〕以上であり、共振周波数の温度係数τfを−
40〜+40〔ppm/℃〕の範囲で、かつ、焼成温度
を950℃以下とすることができることを見い出し、本
発明に至ったのである。
【0010】即ち、本発明の誘電体磁器組成物は、金属
元素として少なくともBa,Tiを含有する複合酸化物
であって、これらのモル比による組成式をBaO・x
(Ti1-a Zra )O2 と表した時、前記x、aが、
3.5≦x≦4.5、0≦a≦0.20を満足する主成
分100重量部に対して、亜鉛含有化合物をZnO換算
で4〜30重量部、硼素含有化合物をB2 3 換算で1
〜20重量部、アルカリ金属含有化合物をアルカリ金属
炭酸塩換算で1〜10重量部添加含有するものである。
【0011】また、本発明の電子部品は、誘電体磁器
と、該誘電体磁器の内部および/または表面に導体を具
備した電子部品であって、前記誘電体磁器が、金属元素
として少なくともBa,Tiを含有する複合酸化物であ
って、これらのモル比による組成式をBaO・x(Ti
1-a Zra )O2 と表した時、前記x、aが、3.5≦
x≦4.5、0≦a≦0.20を満足する主成分100
重量部に対して、亜鉛含有化合物をZnO換算で4〜3
0重量部、硼素含有化合物をB2 3 換算で1〜20重
量部、アルカリ金属含有化合物をアルカリ金属炭酸塩換
算で1〜10重量部添加含有するものである。ここで、
誘電体磁器と、該誘電体磁器の内部および/または表面
に形成された導体とが同時焼成して形成される。
【0012】
【作用】本発明の誘電体磁器組成物では、組成式BaO
・x(Ti1-a Zra )O2 で表されるBa−Ti系誘
電体磁器組成物において、亜鉛含有化合物、硼素含有化
合物、アルカリ金属含有化合物を所定量添加含有するこ
とにより、比誘電率が20〜40で、Qf値が3000
0〔GHz〕以上であり、−40〜85℃の温度範囲で
共振周波数の温度係数τfを−40〜+40〔ppm/
℃〕の範囲で、かつ、焼成温度を950℃以下とするこ
とが可能となり、Agを主成分とする導体を具備した電
子部品を、誘電体磁器と導体を同時焼成して形成するこ
とが可能となる。
【0013】即ち、本発明においては、Tiの一部をZ
rで置換することにより、Qf値を30000以上と大
幅に向上することができる。
【0014】また、主成分に亜鉛含有化合物を添加する
ことによってもある程度Qf値を向上することができ、
しかも共振周波数の温度係数τfをプラスからマイナス
側に移行させることができる。
【0015】そして、硼素含有化合物およびアルカリ金
属含有化合物を組み合わせて添加含有することにより、
上記の特性を維持しつつ、焼成温度を950℃以下とす
ることができ、850〜950℃の比較的低温で、Ag
を含有する導体金属と同時焼成でき、高周波領域で優れ
た特性を示す。
【0016】本発明においては、硼素含有化合物とアル
カリ金属含有化合物を同時に添加含有することに特徴が
あるが、その理由について説明する。上記主成分に対し
て硼素含有化合物のみを配合した場合には、その配合量
が少ないと焼成温度を十分に低下させることができず、
Agの融点温度以下の温度で焼結させることができな
い。
【0017】また、配合量が多いと焼結温度は低下する
が、硼素含有化合物は、焼成時等の高温下で主成分のB
aO−x(Ti1-a Zra )O2 系と反応するので、配
合量が多すぎた場合は、焼成後においてBaTi4 9
結晶相の残存量が少なくなり、高いQ値を維持すること
ができない。従って、硼素含有化合物のみを添加した場
合には、低い焼結温度と高周波領域での誘電特性が共に
優れた誘電体磁器組成物を得ることができないからであ
る。
【0018】即ち、硼素含有化合物のみを添加した場合
は、その添加量がB2 3 換算で1重量部未満では焼結
温度が950℃以下にはならない。また、B2 3 換算
で20重量部よりも多い場合には焼結温度を950℃以
下に低下できるが、硼素含有化合物は焼成時等高温下に
おいて上述したように高Q値のBaTi4 9 結晶相と
反応するため、Q値が低下してしまうからである。
【0019】この組成物の場合、硼素含有化合物の添加
による組成物の焼結温度低下効果と焼成後の磁器組成物
の誘電特性向上効果とは背反関係にあり、硼素含有化合
物のみを添加した組成物では、低い焼結温度と高いQ値
等の優れた誘電特性とを共に備えた組成物を得ることが
困難である。
【0020】一方、主成分にLi,Na等のアルカリ金
属含有化合物のみを添加した場合には、たとえ添加量を
増加させたとしても、組成物の焼結温度を低下させるこ
とが殆どできず、950℃以下で焼結できる組成物を得
ることができない。
【0021】これに対して、硼素含有化合物とアルカリ
金属含有化合物とを、各々特定量比で組み合わせ添加配
合した本発明の組成物では、硼素含有化合物とBaTi
4 9 結晶相との過度の反応が抑制され、かつ、硼素含
有化合物のみの添加の場合と比較してさらに焼結温度を
低下させることができると同時にQ値の低下を抑制でき
る。
【0022】本発明は、上記した特定組み合わせ配合組
成により、従来困難とされていた誘電体磁器組成物の焼
結温度の低温度化とQ値向上を同時に達成したもので、
Agを主成分とする金属導体との同時焼成が可能とな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の誘電体磁器組成物は、B
a−Ti系誘電体磁器組成物において、例えば、Tiの
一部をZrで置換するとともに、亜鉛含有化合物、硼素
含有化合物、アルカリ金属含有化合物を所定量添加含有
するものである。モル比による組成式を、BaO・x
(Ti1-a Zra )O2 と表した時、3.5≦x≦4.
5としたのは、xが3.5よりも小さい場合には磁器中
にBa4 Ti1330結晶相が析出し、共振周波数の温度
係数τfが+40 ppm/ ℃ よりも大きくなるからであ
る。またxが4.5よりも大きい場合には焼結性が低下
するとともに、TiO2 結晶相が形成して、温度係数τ
fが+40 ppm/ ℃ よりも大きくなるからである。x
はQf値が高いBaTi4 9 結晶相が形成されやすい
という点から、3.8〜4.2であることが望ましい。
【0024】また、Zr量aを0≦a≦0.20の範囲
内としたのは、Tiの一部をZrで置換することによ
り、温度係数の曲がりの改善と比誘電率を低下させるこ
とができるからであり、一方、aが0.20よりも大き
くなるとQf値が低下するからである。TiのZrによ
る置換量aは、高いQf値を得るという観点から0.1
2〜0.15であることが望ましい。
【0025】さらに、主成分100重量部に対して亜鉛
含有化合物をZnO換算で4〜30重量部以下添加含有
させたのは、亜鉛含有化合物が4重量部よりも少ない場
合には共振周波数の温度係数τfが大きくなるととも
に、焼成温度が950℃より大きくなるからであり、3
0重量部よりも多い場合には共振周波数の温度係数τf
が小さくなり、実用的でないからである。亜鉛含有化合
物の含有量は、共振周波数の温度係数τfをより0に近
くするという観点から主成分100重量部に対して8.
5〜13.19重量部添加含有することが望ましい。
【0026】また、本発明では、上記主成分100重量
部に対して、硼素含有化合物をB23 換算で1〜20
重量部、アルカリ金属含有化合物を該アルカリ金属炭酸
塩換算で1〜10重量部添加含有してなるものである
が、このように主成分100重量部に対して、硼素含有
化合物をB2 3 換算で1〜20重量部添加したのは、
2 3 の添加量が1重量部未満の場合には1000℃
でも焼結せず、Agとの同時焼成ができなくなり、逆に
20重量部を越える場合には結晶相が変化し、誘電特性
が劣化するからである。よって、硼素含有化合物の添加
量は、主成分に対してB2 3 換算で1〜20重量部に
特定され、とりわけ誘電体磁器のQ値の観点からは5〜
15重量部が望ましい。硼素含有化合物としては、金属
硼素、B23 、コレマナイト、CaB2 4 等があ
る。
【0027】また、アルカリ金属含有化合物を該アルカ
リ金属炭酸塩換算で1〜10重量部添加したのは、アル
カリ金属含有化合物、例えばリチウム含有化合物の添加
量が1重量部未満の場合には950℃以下では焼結しな
いか、あるいはQf値が低下し、逆に、10重量部を越
える場合には結晶相が変化し、誘電特性が劣化するから
である。よって、アルカリ金属含有化合物の添加量は、
主成分100重量部に対してアルカリ金属炭酸塩換算、
例えばLi2 CO3 換算で1〜10重量部に特定され、
とりわけ誘電体磁器のQ値の観点からは2〜5重量部が
望ましい。
【0028】また、本発明では、アルカリ金属含有化合
物は硼素含有化合物よりも少ない量だけ添加することが
高Q値という点から望ましい。
【0029】アルカリ金属としては、Li,Na,Kを
例示することができ、この中でもLiが特に望ましい。
アルカリ金属含有化合物としては、上記アルカリ金属の
炭酸塩,酸化物、水酸化物等を例示することができる。
【0030】本発明の誘電体磁器組成物は、原料粉末と
して、BaCO3 ,TiO2 ,ZrO2 ,ZnO粉末を
準備し、これらを上記した組成比となるように秤量し、
ZrO2 ボールにより粉砕混合し、この混合粉末を大気
中等の酸化性雰囲気において1050〜1150℃で仮
焼した後、例えば、B2 3 、Li2 CO3 を所定量添
加して再度ZrO2 ボールにより粉砕混合し、この仮焼
粉末をプレス成形やドクタ−ブレ−ド法等の公知方法に
より所定形状に成形し、大気中または酸素雰囲気中にお
いて900〜950℃で2〜10時間焼成することによ
り得られる。
【0031】原料粉末は、焼成により酸化物を生成する
水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を用いても良い。
本発明の誘電体磁器中には、不可避不純物として、A
l,Si,Ca,Mg,Fe,Hf,Sn等が含まれる
こともある。
【0032】本発明の誘電体磁器組成物では、高Q値の
ためには、BaTi4 9 結晶相中に高Q値であるBa
3 Ti12Zn7 34結晶相が均一に分散させ、BaTi
4 9 結晶相,Ba3 Ti12Zn7 34結晶相にZrを
固溶させることが望ましいが、このためには、特に10
50〜1150℃の温度で6時間以上仮焼することが必
要である。その理由は、1050℃よりも低温で6時間
未満の仮焼では、Ba3 Ti12Zn7 34結晶相が形成
され難いからである。
【0033】本発明の電子部品は、誘電体磁器と、該誘
電体磁器の内部および/または表面に形成された導体と
を具備する電子部品であって、誘電体磁器が前記誘電体
磁器組成物からなり、導体がAgを主成分とするもので
ある。導体としては、例えば、AgやAgを含む合金か
ら構成されており、Agを含む合金としてはAg−Pd
があるが、導通抵抗がより低いという点からAgから構
成されることが最も望ましい。電子部品としては、共振
器、コンデンサ、フィルタ、インダクタ等がある。電子
部品の他に、誘電体磁器と、該誘電体磁器の内部および
/または表面に形成された導体とを具備する基板にも、
本発明の誘電体磁器組成物を適用できる。基板として
は、前記電子部品を内蔵した基板等がある。特に高周波
用途に適した電子部品や基板に最適である。
【0034】
【実施例】原料として純度99%以上のBaCO3 ,T
iO2 ,ZrO2 ,ZnOの粉末を用いて、上記した組
成式のx,a,Zn量が表1に示す割合となるように秤
量し、純水を媒体とし、ZrO2 ボールを用いたボ−ル
ミルにて20時間湿式混合した。次にこの混合物を乾燥
(脱水)し、大気中において1100℃で6時間仮焼し
た。
【0035】この仮焼物にB2 3 およびアルカリ金属
含有化合物を表1に示す割合で添加して、粉砕粒径が
1.0μm以下になるように粉砕し、誘電特性評価用の
試料として直径10mm高さ8mmの円柱状に1ton
/cm2 の圧力でプレス成形し、これを表1に示す温度
で大気中において2時間焼成し、直径8mm、高さ6m
mの円柱状の試料を得た。
【0036】誘電特性の評価は、前記試料を用いて誘電
体円柱共振器法にて周波数6GHzにおける比誘電率と
Q値を測定した。Q値と測定周波数fとの積で表される
値、即ちQf値を表1に記載した。また、−40〜85
℃の温度範囲における共振周波数を測定し、25℃での
共振周波数を基準にして−40℃における共振周波数の
温度係数τfを算出した。これらの結果を表1に記載し
た。
【0037】
【表1】
【0038】この表1から、本発明の誘電体磁器組成物
では、比誘電率が20以上、Qf値が30000〔GH
z〕以上、共振周波数の温度係数τfが±40〔ppm
/℃〕の範囲内で、焼成温度が950℃以下の優れた特
性を有することが判る。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、B
a−Ti系誘電体磁器組成物において、亜鉛含有化合
物、硼素含有化合物およびアルカリ金属含有化合物を所
定量添加含有することにより、比誘電率が20以上で、
Qf値が30000〔GHz〕以上、共振周波数の温度
係数τfを−40〜+40〔ppm/℃〕で、かつ、焼
成温度を950℃以下とすることができ、これによりマ
イクロ波やミリ波などの周波数領域において使用される
共振器,フィルター,コンデンサ等の電子部品や種々の
共振器用材料やMIC用誘電体基板材料、誘電体導波路
用材料等に最適とすることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−315858(JP,A) 特開 平5−325641(JP,A) 特開 平8−259319(JP,A) 特開 平8−268753(JP,A) 特開 平8−239261(JP,A) 特開 平6−56519(JP,A) 特開 平6−290636(JP,A) 特開 平9−235157(JP,A) 特開 昭57−69607(JP,A) 特開 平8−119735(JP,A) 特開 平6−211564(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 35/42 - 35/50 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属元素として少なくともBa、Tiを含
    有する複合酸化物であって、これらのモル比による組成
    式を、 BaO・x(Ti1-a Zra )O2 と表した時、前記x、aが、 3.5≦x≦4.5 0≦a≦0.20 を満足する主成分100重量部に対して、亜鉛含有化合
    物をZnO換算で4〜30重量部、硼素含有化合物をB
    2 3 換算で1〜20重量部、アルカリ金属含有化合物
    をアルカリ金属炭酸塩換算で1〜10重量部添加含有す
    ることを特徴とする誘電体磁器組成物。
  2. 【請求項2】誘電体磁器と、該誘電体磁器の内部および
    /または表面に導体を具備した電子部品であって、前記
    誘電体磁器が、金属元素として少なくともBa、Tiを
    含有する複合酸化物であって、これらのモル比による組
    成式を、 BaO・x(Ti1-a Zra )O2 と表した時、前記x、aが、 3.5≦x≦4.5 0≦a≦0.20 を満足する主成分100重量部に対して、亜鉛含有化合
    物をZnO換算で4〜30重量部、硼素含有化合物をB
    2 3 換算で1〜20重量部、アルカリ金属含有化合物
    をアルカリ金属炭酸塩換算で1〜10重量部添加含有し
    てなり、かつ、前記導体がAgを主成分とすることを特
    徴とする電子部品。
  3. 【請求項3】誘電体磁器と、該誘電体磁器の内部および
    /または表面に形成された導体とが同時焼成して形成さ
    れることを特徴とする請求項2記載の電子部品。
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