JP3411170B2 - 高周波用誘電体磁器組成物 - Google Patents

高周波用誘電体磁器組成物

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JP3411170B2 JP01725597A JP1725597A JP3411170B2 JP 3411170 B2 JP3411170 B2 JP 3411170B2 JP 01725597 A JP01725597 A JP 01725597A JP 1725597 A JP1725597 A JP 1725597A JP 3411170 B2 JP3411170 B2 JP 3411170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波やミリ
波等の高周波領域において、高いQ値を有する誘電体磁
器組成物に関するものであり、例えば、マイクロ波やミ
リ波などの高周波領域において使用される種々の共振器
用材料やMIC用誘電体基板材料、誘電体導波路用材料
や積層型セラミックコンデンサ等に用いることができる
誘電体磁器組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘電体磁器は、マイクロ波やミリ
波等の高周波領域において、誘電体共振器、MIC用誘
電体基板や導波路等に広く利用されている。
【0003】従来より、この種の誘電体磁器としては、
例えば、ZrO2 −SnO2 −TiO2 材料(特公昭5
4−22839号公報参照)、(Ba,Sr)(Zr,
Ti)O3 系材料(特公昭63−50300号公報参
照)、Ba(Zn,Ta)O3系材料(特公昭58−2
5068号公報参照)等が知られている。
【0004】これらの材料は、各種の改良により周波数
500MHz〜5GHzにおいて比誘電率εr が20〜
40、Q値が1000〜3000(Qf値15000以
下)、さらに共振周波数の温度係数τfが0ppm/℃
付近の特性を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、ますます使用周
波数が高周波となり、誘電体材料に対してさらに優れた
誘電特性、特にQ値の向上が要求されつつある。ところ
が、前述した従来の誘電体材料では、10GHzでは特
にQ値を高めるにしても5000程度が限界であり、こ
れらの要求に対して充分に応えることができないのが現
状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を解決すべく鋭意検討した結果、金属元素としてC
a,Ni,Nbを含有し、モル比による組成式をxCa
O−yNiO−zNbO5/2 と表した時、前記x,y,
zが、0.40≦x≦0.55、0.15≦y≦0.3
5、0.25≦z≦0.45、かつx+y+z=1を満
足する領域に設定することにより、優れた誘電特性の誘
電体磁器組成物が得られることを知見したものである。
【0007】即ち、本発明の請求項1の誘電体磁器組成
物は、金属複合酸化物からなるもので、CaO、Ni
O、NbO5/2 より構成され、金属元素として少なくと
もCa,Ni,Nbを含有し、これらのモル比による組
成式をxCaO−yNiO−zNbO5/2 と表した時、
前記x,y,zが、0.40≦x≦0.55、0.15
≦y≦0.35、0.25≦z≦0.45、かつx+y
+z=1を満足する組成範囲に設定されるものである。
【0008】これらの比率を上記範囲に設定したのは、
CaO量(x)が0.4より少ないとQ値が低下し、
0.55より多いと焼結が困難となるからである。ま
た、NiO量(y)が0.15より少ないと焼結が困難
となり、あるいはQ値の低下を招き、0.35より多い
とQ値が低下する。さらにNbO5/2 量(z)が0.2
5より小さいと焼結性が低下し、0.45よりも多いと
Q値が低下するという問題が生じるからである。
【0009】なお、本発明の誘電体磁器中には、上記成
分以外に不可避不純物として、Al,Si,Ba,M
g,Zr,Fe,Co,Cu,Ta等が各元素当たり
0.1重量%以下含まれていてもよい。
【0010】また、本発明は、上記誘電体磁器組成物中
に、Ca(Ni1/3 Nb2/3 )O3で表されるペロブス
カイト型結晶相を主結晶とすることにより、さらに優れ
た誘電特性が得られることを知見した。
【0011】即ち、ペロブスカイト型結晶構造におい
て、AサイトをCaにより、BサイトをNi及びNbが
1:2で構成してなる結晶を有するものである。このよ
うな結晶を有する材料は、それ自体が焼結体等の多結晶
体でもあるいは単結晶体のいずれの形態でもよい。
【0012】なお、Ca(Ni1/3 Nb2/3 )O3 で表
されるペロブスカイト型結晶相を主結晶相とするとは、
X線回折により分析した際に、最大ピークがこの結晶相
からなることを意味しており、その他の結晶相としてC
aNbO3 、CaNiO3 、CaNb2 6 等が微量に
存在していても良い。
【0013】本発明に基づき磁器を作製する方法として
は、例えばCa,Ni,Nbの酸化物あるいは焼成によ
り酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を原料と
して用い、これらを前述した範囲になるように秤量した
後、充分に混合する。その後、混合物を1000〜12
000℃で仮焼処理し、粉砕する。そして、この仮焼粉
末をプレス成形やドクターブレード法等の成形方法によ
り所定の形状に成形する。
【0014】次に、成形体を大気中等の酸化雰囲気中で
1300〜1600℃で焼成することにより、相対密度
90%以上で、上記の結晶相を有する誘電体磁器を得る
ことができる。
【0015】さらに本発明者等が種々検討を重ねた結
果、上記の複合酸化物にBaOを複合させること、即ち
BaO、CaO、NiO、Nb2 5 からなり、モル比
による組成式をx{(1−a)BaO・aCaO}・y
NiO・zNbO5/2 と表した時、a,x,y,zが0
<a<1、0.40≦x≦0.55、0.15≦y≦
0.35、0.25≦z≦0.45、x+y+z=1を
同時に満足する組成範囲に設定すること、また、(Ba
1-a Caa )(Ni1/3 Nb2/3 )O3 で表されるペロ
ブスカイト型結晶(0<a<1)を主結晶相とすること
により優れた誘電特性が得られるとともに、Caの置換
量aを所定範囲内で適当に設定することで共振周波数の
温度係数τfをマイナス側からプラス側に移行できるこ
とを知見した。
【0016】即ち、本発明の請求項3に示す高周波用誘
電体組成物は、金属元素としてBa、Ca、Ni、Nb
を含有し、これらの金属元素酸化物をのモル比による組
成式をx{(1−a)BaO・aCaO}・yNiO・
zNbO5/2 と表した時、前記a、x、y、zが、0<
a<1、0.4≦x≦0.55、0.15≦y≦0.3
5、0.25≦z≦0.45、x+y+z=1を満足す
る組成範囲に設定されるものである。
【0017】これらの組成比で、0<a<1としたの
は、a=0又は1ではBa、Caの固溶体が得られず、
共振周波数の温度係数τfの制御効果が得られないから
である。また、各aに対して組成比を上記の範囲に限定
したのは、上記範囲外では固溶の効果が不十分である
か、または焼結性の低下やQ値の低下という問題が生じ
るからである。即ちxが0.4より少ないとQ値が低下
し、0.55より多いと焼結が困難となるからである。
また、yが0.15より少ないと焼結が困難となり、あ
るいはQ値の低下を招き、0.35より多いとQ値が低
下する。さらに、zが0.25より小さいと焼結性が低
下し、0.45よりも多いとQ値が低下するという問題
が生ずるからである。
【0018】なお、本発明の誘電体磁器中には、上記成
分以外に不可避不純物として、Cl,P,Na,Al,
Si,Sr,Mg,Zr,Fe,Co,Cu,Ta等が
各元素当たり0.1重量%以下含まれていてもよい。
【0019】また、本発明の高周波誘電体磁器組成物
は、(Ba1-a Caa )(Ni1/3 Nb2/3)O3 で表さ
れるペロブスカイト型結晶(0<a<1)主結晶とする
ことが望ましい。
【0020】即ち、ペロブスカイト型結晶構造において
AサイトをBa及びCaが(1−a):aで構成し、B
サイトをNiおよびNbが1:2で構成してなる結晶を
有するものである。このような結晶を有する材料はそれ
自体焼結体等の多結晶体でもあるいは単結晶体のいずれ
の形態でもよい。
【0021】なお、(Ba1-a Caa )(Ni1/3 Nb
2/3 )O3 で表されるペロブスカイト型結晶相を主結晶
相とするとは、X線回折により分析した際に、最大ピー
クがこの結晶相からなることを意味しており、その他の
結晶相としてBa3 Nb5 6 、CaNbO3 等が微量
に存在していても良い。
【0022】本発明に基づき磁器を作成する方法として
は、例えばBa、Ca、Ni、Nbの酸化物あるいは焼
成により酸化物を生成する炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を
原料として用い、これらを前述した範囲になるように秤
量した後、充分に混合する。その後、混合物を1000
〜1200℃で仮焼処理し、粉砕するそして、この仮焼
粉末をプレス成形やドクターブレード法等の成形方法に
より所定の形状に成形する。
【0023】次に成形体を大気中等の酸化雰囲気中で1
300〜1600℃で焼成することにより相対密度90
%以上の誘電体磁器を得ることができる。
【0024】
【作用】請求項1の発明においては、組成式xCaO−
yNiO−zNb2/5 Oで表される組成物を所定の割合
で配合することにより、高周波領域において高い誘電率
及びQ値を得ることができる。従って、マイクロ波やミ
リ波領域において使用される誘電体共振器様材料やMI
C用誘電体基板材料に充分適合することができる。
【0025】また、請求項3の発明においては、組成式
x{(1−a)BaO・aCaO}−yNiO−zNb
5/2 で表される組成物において、BaO、及びCaO
のモル比を変化させることにより、共振周波数の温度係
数τfをマイナス側からプラス側の一定領域で自由に制
御することができる。
【0026】
【実施例】実施例1 以下、請求項1、2の発明を次の実施例で説明する。
【0027】本発明の誘電体磁器組成物は、原料粉末と
して、純度99%以上のCaCO3、NiO、Nb2
5 粉末を準備し、これらを表1及び図1に示す組成比と
なるように秤量し、ボールミルにて一定時間湿式混合
し、次いで、この混合物を脱水、乾燥した後、1100
℃で2時間仮焼し、当該仮焼物をボールミルに有機バイ
ンダ−と共に入れ再度、一定時間湿式混合した。その後
この粉砕物を乾燥した後、造粒し、得られた粉末を公知
の方法により直径10mm×厚み5mmの円柱形状に成
形し、大気中または酸素雰囲気中において1300〜1
600℃で0.1〜10時間焼成することにより得た。
【0028】なお、原料粉末は、焼成により酸化物を生
成する水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を用いても
良い。本発明の誘電体磁器中には、不可避不純物とし
て、Al,Si,Ba,Mg,Zr,Fe,Co,C
u,Ta等が各元素当たり0.1重量%以下含まれるこ
ともある。
【0029】かくして得られた磁器試料について、周波
数8〜9GHzにおける比誘電率(εr )、Q値を誘電
体円柱共振器法にて測定し、Q値と測定周波数fとの積
で表されるQf値を測定した。結果は表1に示す通りで
ある。
【0030】
【表1】
【0031】表1及び図1によれば、CaO、NiO、
NbO5/2 の配合組成が本発明の範囲を逸脱すると(N
o.4〜9)、Q値が100以下あるいは焼結不良を生
じた。
【0032】これに対し、本発明の範囲内の試料(N
o.1〜3、10)は、比誘電率が25以上、Q値25
00以上、Qf値が20000(GHz)以上が達成さ
れた。特に、CaO:NiO:NbO5/2 のモル比が
1:0.33:0.67である試料No.10は優れた
特性を有することがわかる。
【0033】次に、このNo.10の試料について、X
線回折により結晶相を分析した。条件は、Cu管球を用
い、管電圧50kV、管電流200mAで、縦型ゴニオ
メータ2軸を用いた。その結果を図2に示すように、最
大ピークがCa(Ni1/3 Nb2/3 )O3 のペロブスカ
イト型結晶からなることがわかる。
【0034】実施例2 以下、請求項3、4の発明を次の実施例で説明する。
【0035】本発明の誘電体磁器組成物は、原料粉末と
して、純度99%以上のBaCO3、CaCO3 、Ni
O、Nb2 5 粉末を準備し、これらを表2、3に示す
組成比となるように秤量し、ボールミルにて一定時間湿
式混合し、次いで、この混合物を脱水、乾燥した後、1
100℃で2時間仮焼し、当該仮焼物をボールミルに有
機バインダ−と共に入れ再度、一定時間湿式混合した。
その後この粉砕物を乾燥した後、造粒し、得られた粉末
を公知の方法により直径10mm×厚み5mmの円柱形
状に成形し、大気中または酸素雰囲気中において120
0〜1600℃で0.1〜10時間焼成することにより
得た。
【0036】なお、原料粉末は、焼成により酸化物を生
成する水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を用いても
良い。本発明の誘電体磁器中には、不可避不純物とし
て、Cl,P,Na,Al,Si,Sr,Mg,Zr,
Fe,Co,Cu,Ta等が含まれることもあり、ま
た、これらが全量中0.1重量%程度混入しても特性上
問題ない。また、製造工程上の都合で金属元素等が混入
する場合もある。
【0037】かくして得られた磁器試料について、周波
数8〜9GHzにおける比誘電率εr 、Q値を誘電体円
柱共振器法にて測定し、Q値と測定周波数fとの積で表
されるQf値を測定した。
【0038】また、25℃と85℃のTE011モード
共振周波数f25、f85から、共振周波数の温度係数τf
を τf={(f85−f25)/f25}/60×106 (pp
m/℃) に基づいて計算した。
【0039】これらの結果は表2、3に示す通りであ
る。
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】表2、3によれば、BaO、CaO、Ni
O、Nb2 5 の配合組成が本発明の範囲を逸脱すると
共振周波数の温度係数τfの制御効果が不十分である
か、またはQ値が100以下もしくは、焼結不良を生じ
た。
【0043】これに対して、本発明の範囲内の試料は比
較例とくらべて高いQ値を有しながらaの値によって共
振周波数の温度係数τfを制御できることがわかる。
【0044】ここで、上記表2中のNo.11〜17に
おける、Caの置換量aと共振周波数の温度係数τfの
関係を図3に示す。この図3より、Caの置換量aに応
じて共振周波数の温度係数τfを−60ppm/℃から
+120ppm/℃の間で連続的に制御できるのが判
る。しかも、共振周波数の温度係数τfが0となる組成
が2点存在することになり、必要とする温度係数τfへ
の制御を容易に行うことができる。
【0045】例えば、CaO:NiO:NbO5/2
3:1:2(モル比)からなる磁器組成物(表2中のN
o.17)では、8.5GHz測定周波数で比誘電率2
6、Q値8500と高い値を示すが、共振周波数の温度
係数τfが−60ppm/℃とマイナス側に大きい。ま
た、BaO:NiO:NbO5/2 =3:1:2(モル
比)からなる磁器組成物(表2中のNo.11)では、
8.5GHzの測定周波数で比誘電率30、Q値400
0という値を示すが、共振周波数の温度係数τfが−1
0ppm/℃とマイナス側に大きい。
【0046】これらに対し、Ca及びBaを固溶させる
ことで、共振周波数の温度係数τfを連続的に−60p
pm/℃から+120ppm/℃まで制御することが可
能となるのである。
【0047】次に、No.11の試料について、実施例
1と同じ条件でX線回折により結晶相を分析した。その
結果を図4に示すように、最大ピークがBa(Ni1/3
Nb2/3 )O3 のペロブスカイト型結晶からなることが
わかる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、金属元素として少なくともCa,Ni,Nbを含
有し、これらのモル比による組成式をxCaO−yNi
O−zNbO5/2 と表した時、前記x,y,zが、0.
40≦x≦0.55、0.15≦y≦0.35、0.2
5≦z≦0.45、かつx+y+z=1を満足すること
により、高周波領域において高い誘電率及びQ値を有す
る誘電体磁器組成物を得ることができる。これにより、
マイクロ波やミリ波等の周波数領域において使用される
種々の共振器用材料やMIC用誘電体基板材料、誘電体
導波路用材料等に充分適用することができる。
【0049】また請求項3の発明によれば、金属元素と
して少なくともBa,Ca,Ni,Nbを含有し、これ
らのモル比による組成式を、x{(1−a)Ba・aC
aO}−yNiO−zNbO5/2 と表した時、前記a,
x,y,zが、0<a<1、0.40≦x≦0.55、
0.15≦y≦0.35、0.25≦z≦0.45、x
+y+z=1を満足することにより、高周波領域におい
て高い誘電率およびQ値を有しながら、共振周波数の温
度係数(τf)をマイナス側からプラス側にわたって連
続的に幅広く制御可能な誘電体組成物を得る事ができ
る。
【0050】これによりマイクロ波やミリ波などの周波
数領域において使用される種々の共振器用材料やMIC
用誘電体基板材料、コンデンサー用材料、誘電体アンテ
ナ材料、誘電体導波路用材料等に充分適用とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に示す高周波誘電体磁器組成
物の組成範囲を示す3成分図である。
【図2】本発明の請求項1に示す高周波誘電体磁器組成
物のX線回折チャート図である。
【図3】本発明の請求項3に示す高周波誘電体磁器組成
物におけるCa置換量aと共振周波数の温度係数τfの
関係を示すグラフである。
【図4】本発明の請求項3に示す高周波誘電体磁器組成
物のX線回折チャート図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 3/12 C04B 35/495 H01P 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属元素として少なくともCa,Ni,N
    bを含有し、これらのモル比による組成式をxCaO−
    yNiO−zNbO5/2 と表した時、前記x,y,z
    が、 0.40≦x≦0.55 0.15≦y≦0.35 0.25≦z≦0.45 x+y+z=1 を満足し、Ca(Ni 1/3 Nb 2/3 )O 3 で表されるペ
    ロブスカイト型結晶相を主結晶とするとともに、Qf値
    が20000(GHz)以上であることを特徴とする高
    周波用誘電体磁器組成物。
  2. 【請求項2】金属元素として少なくともBa,Ca,N
    i,Nbを含有し、これらのモル比による組成式を、x
    {(1−a)Ba・aCaO}−yNiO−zNbO
    5/2 と表した時、前記a,x,y,zが、 0<a<1 0.40≦x≦0.55 0.15≦y≦0.35 0.25≦z≦0.45 x+y+z=1 を満足し、(Ba 1-a ・Ca a )(Ni 1/3 Nb 2/3
    3 で表されるペロブスカイト型結晶相を主結晶とする
    とともに、Qf値が31000(GHz)以上である
    とを特徴とする高周波用誘電体磁器組成物。
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