JP3377299B2 - 血液自動分析装置 - Google Patents

血液自動分析装置

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JP3377299B2 JP13719194A JP13719194A JP3377299B2 JP 3377299 B2 JP3377299 B2 JP 3377299B2 JP 13719194 A JP13719194 A JP 13719194A JP 13719194 A JP13719194 A JP 13719194A JP 3377299 B2 JP3377299 B2 JP 3377299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液成分を分析する血
液自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液自動分析装置は、分析データの信頼
性を向上させるために、ある一定時間毎に成分(例えば
カルシウム、ナトリウム等の電解質、抗体、酵素、ホル
モン等の)濃度が既知でありこれを分析しその成分のデ
ータ変動を管理し装置の信頼性を確認するための検体と
しての血清試料(以下単に管理血清と称す)、検体成分
と試薬とが反応し発色、混濁あるいは蛍光反応を呈した
場合に生じる吸光度変化を成分濃度に換算する検量線を
作成するための成分濃度が既知である検体としての血清
試料(以下単に標準血清と称す)等、複数回にわたって
装置での分析を必要とする検体を用いる。これら検体
は、定期的あるいは必要時に自動的に分注し分析を行う
必要があるため、常時装置に格納され変質、蒸発による
成分濃度の変化がない状態であることが望ましい。そこ
で従来の血液自動分析装置は、必要時に管理血清、標準
血清を自動的に分注し、分析を行うために、管理血清、
標準血清の専用保存庫を他の分析される検体の保存庫と
は別に設け、さらに冷却装置等の温度調節手段によって
専用保存庫内の管理血清、標準血清を長時間にわたり一
定温度に保存し、変質あるいは蒸発による成分濃度の変
化を防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常に分析される検体
と、管理血清、標準血清とを同一の保存庫に収納してお
くと、通常に分析される検体は分析前後において分析装
置への格納、保管場所への移動等の作業を要するので、
その度に保管庫が開閉され収納物は頻繁に外気に触れて
しまうこととなり適正な保存環境を維持することが困難
である。よって、管理血清、標準血清の変質あるいは蒸
発による成分濃度の変化を防止するには、通常に分析さ
れる検体とは分離させた専用保存庫を設ける必要があっ
た。さらに管理血清、標準血清の保存環境を一定に保つ
ためには、保存庫内部の温度調整を図る必要がありその
ために冷却装置等の温度調節手段を設ける必要もあっ
た。したがって、従来は管理血清、標準血清を必要時に
自動分注し分析するためには、血液自動分析装置に管理
血清、標準血清用の専用保存庫および温度調節手段を設
ける必要が生じるが、こうした構成部分を備えた血液自
動分析装置にすると、装置外形寸法の大型化、消費電力
の増加、製造コストの増加を招いてしまうという不具合
がある。
【0004】本発明は、上記の不具合を解決すべく提案
されるもので、管理血清、標準血清等の管理用検体を必
要時に自動分注し分析するにあたり、専用の管理用検体
保存庫を設けることなく、既存の試薬保存庫を利用して
管理用検体を適正な状態に保ち、所要の血液自動分析を
行うことができる安価な血液自動分析装置を提供するこ
とを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、検体を入れる
検体容器を保持し検体移送機構により前記検体容器を検
体吸引位置に移送させる検体移送部と、検体に添加し検
体内の測定目的物質に対応して所定の反応を生じさせる
試薬を入れる試薬容器を単一円上あるいは同心円上に保
持し試薬容器移送機構により前記試薬容器を試薬吸引位
置に移送させる試薬テーブルを格納するとともに、試薬
テーブルに保持された試薬容器及びこの試薬容器内の試
薬を適正な環境状態に保存して試薬の変質及び試薬の蒸
発による濃縮を防止する試薬保存庫と、検体及び試薬を
混和し反応させる反応容器を保持し反応容器移送機構に
より前記反応容器を検体吐出位置に移送させる反応容器
移送部と、前記試薬保存庫内における試薬テーブルの内
側に配置された、管理用検体を収納する管理用検体容器
と、検体テーブルと試薬保存庫と反応容器移送部の近接
位置に配置され、検体移送部に保持された検体容器内の
検体と試薬保存庫に保持された管理用検体容器内の管理
用検体とを選択的に吸引し、反応容器移送部に保持され
た反応容器に前記検体と前記管理用検体とを選択的に吐
出する第1の分注器と、試薬保存庫と反応容器移送部に
近接する位置でしかも第1の分注器の動作を妨げない位
置に配置され、試薬保存庫内の試薬テーブルに保持され
た試薬容器内の試薬を吸引し、反応容器移送部に保持さ
れた反応容器に前記試薬を吐出する第2の分注器と、を
設けたことを特徴とする。また、試薬保存庫は、試薬テ
ーブルの円周上に沿って試薬容器を配列させ、その内側
同心円上に管理用検体容器を配列させるとともに、前記
試薬容器及び試薬容器内の試薬、前記管理用検体容器及
び管理用検体容器内の管理用検体を適正な環境状態に保
存するように形成されたことを特徴とする。また、試薬
保存庫は、試薬テーブルに保持された試薬容器及びこの
試薬容器内の試薬を適正状態に保存するとともに、試薬
テーブルと独立して試薬テーブルの回転動による影響を
受けないように設けられた検体テーブルに保持される管
理用検体容器及びこの管理用検体容器内の管理用検体を
適正状態に保存するように形成されたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このように、試薬を適正状態に保存することが
できる試薬保存庫内に管理血清、標準血清等の管理用検
体を入れる管理用検体容器を適正状態に保存するように
したので、管理用検体専用の保存庫を設ける必要がなく
なる。また、第1の分注器は通常に分析される検体と管
理血清、標準血清等の管理用検体とを随時分注できるよ
うになっているので、試薬の分注動作を妨げることなく
管理用検体の分注が必要となった場合は、通常に分析さ
れる検体に代わって随時分注、分析できる。また、第1
の分注器と第2の分注器とは相互に干渉されずに動作で
きるようになっているので、円滑に検体分注、試薬分注
を行わせることができる。また、管理血清、標準血清等
の管理用検体を入れる管理用検体容器が試薬保存庫の円
周上に配設できることにより、多数の管理用検体容器を
使用することができる。また、管理用検体を入れる管理
用検体容器を試薬テーブルの回転動に干渉されないよう
に検体テーブルに保持することにより、試薬テーブルの
回転動作に妨げられることなく、第1の分注器による検
体及び管理用検体の選択的吸引動作/選択的吐出動作を
行わせることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例を示したもの
で、装置の一部平面図である。反応容器テーブル1の円
周に沿って、複数の反応容器2が等間隔に保持されてい
る。この反応容器移送部としての反応容器テーブル1
は、図示されていないテーブル移送機構によって矢印方
向(正逆方向)に回転動し、反応容器2を検体吐出位置
2−1に順次移送させていくことができるようになって
いる。また、反応容器テーブル1の近傍に、検体移送部
としての検体容器テーブル3が配設されており、この検
体容器テーブル3の円周に沿って、複数の検体容器4が
等間隔に保持されている。そして、検体容器テーブル3
は、図示されていないテーブル移送機構によって矢印方
向(正逆方向)に回転動し、検体容器を検体吸引位置4
−1に順次移送させていくことができるようになってい
る。なお、反応容器テーブルは、図示しない恒温機構
(例えばウォーターバス方式、温風式等)と組合せるこ
とで、各反応容器2内の液体を反応温度(例えば20〜
37℃)に一定に保つよう構成されている。
【0008】上記反応容器テーブル1と検体容器テーブ
ル3に対する平面方向の対向位置に、試薬保存庫5が配
設されている。この試薬保存庫5は、内部に外気から隔
離できるようにされた空間が形成され、図示されていな
い冷却装置(温度調節手段)により空間内温度は一定
(例えば0〜15℃、好ましくは4±3℃)に保たれて
いる。また、試薬保存庫5にはリング状の試薬テーブル
6が設けられ、この試薬テーブル6に複数の試薬容器7
が保持されている。そして、試薬テーブル6は、図示さ
れていないテーブル移送機構によって矢印方向(正逆方
向)に回転動し、試薬容器7を試薬分注位置7−1に順
次移送させていくことができるようになっている。ま
た、試薬保存庫5の空き空間には、管理血清容器8及び
標準血清容器9が保持されているが、これら管理血清容
器8及び標準血清容器9は、回転動する試薬テーブル6
の内側で前記試薬容器7の移送を妨げない位置に保持さ
れている。なお、上記の試薬は検体に添加し、検体内の
測定目的物質に対応して所定の反応を生じさせるもので
あって、測定原理に応じて1種又は2種以上の反応に必
要な反応成分を含有している。また、試薬保存庫5は試
薬の変質を防止するために試薬及び試薬容器を一定温度
に保存し、高温による試薬の変質及び試薬の蒸発による
濃縮を防止するためのものである。ここで、試薬保存庫
5は適宜の温度センサによって温度管理されていてもよ
く、必要ならば湿度管理も行ってよい。
【0009】前記反応容器テーブル1と検体容器テーブ
ル3と試薬保存庫5が配設された平面方向の近接位置
に、検体分注器駆動機構10により駆動される検体分注
器11が設けられている。この検体分注器11は、先端
が一点鎖線Xの軌跡を描くように移動し、前記検体吸引
位置4−1、検体吐出位置2−1、管理血清容器8位置
及び標準血清容器9位置を通過できるようになってい
る。したがって、検体分注器11は検体吸引位置4−1
で検体を吸引し検体吐出位置2−1で吐出し、さらに管
理血清容器8位置、標準血清容器9位置でそれぞれ管理
用検体である管理血清、標準血清を吸引し、検体吐出位
置2−1で吐出することができる。また、前記反応容器
テーブル1と試薬保存庫5に対する平面方向の対向する
位置に、試薬分注器駆動機構12により駆動される試薬
分注器13が設けられている。この試薬分注器13は、
先端が一点鎖線Yの軌跡を描くように移動し、試薬分注
位置7−1で吸引した試薬を試薬吐出位置2−2で吐出
することができるようになっている。
【0010】ところで、前記試薬保存庫5の上部には図
示されていない試薬保存庫用蓋が配置され、図示されて
いない試薬吸引口と同じく図示されていない標準血清及
び管理血清吸引口があり、さらに開閉制御されるノズル
侵入用のシャッタ(図示されていない)が設けられてお
り、検体分注器11と試薬分注器13のノズルが試薬保
存庫5の管理血清容器8、標準血清容器9、試薬容器7
内の検体、試薬を吸引する場合は、ノズルの試薬保存庫
5上面への下降に応じてシャッタが開き、ノズルが試薬
保存庫5内に侵入できるようになっている。
【0011】次に、以上のように構成されている本実施
例の作用について説明すると、通常分析を行う場合は検
体容器テーブル3が回転され、そこに保持されている検
体容器4のうち検体吸引位置4−1に位置した検体容器
4内の検体を、検体容器4上に回転移送された検体分注
器11により吸引し、反応容器テーブル1の検体吐出位
置2−1に位置している反応容器2に吐出して分析を行
う。分析方法については光源からの光を吸収セルに当て
て、その透過光量を検出する等種々の方法があるが、こ
こでは説明を省略する。また、管理血清または標準血清
の吸引が必要になった場合は、検体分注器11を回動し
試薬保存庫5に保持されている管理血清容器8または標
準血清容器9内から検体を吸引し、反応容器テーブル1
の検体吐出位置2−1に位置している反応容器2に吐出
する。同時に試薬分注器13が、試薬分注位置7−1の
試薬容器7から吸引した試薬を試薬吐出位置2−2の反
応容器2に吐出する動作を行う場合でも、図1に示すよ
うに検体分注器11と試薬分注器13の回動及び吸引、
吐出動作は相互に干渉しないようになっているので、検
体分注器11と試薬分注器13は円滑に動作することが
できる。
【0012】以上のごとく、本実施例によれば管理血
清、標準血清用の専用保存庫を設けたり、専用保存庫用
の温度調節手段を設ける必要がなく、装置構成の大型
化、複雑化を回避でき、装置の低価格化、装置の稼働コ
ストの低減化を図ることができる。そして、管理血清、
標準血清を随時分析可能となり、適正な血液の自動分析
を実施できるようになる。
【0013】図2は、本発明の第2実施例を示したもの
で、図1同様の一部平面図である。図1と対応する箇所
には同一符号を付した(以下の実施例についても同
様)。本実施例は、第1実施例における検体容器テーブ
ル3に代えて検体ラック移送機構14としたものであ
る。検体ラック移送機構14は、図示のごとく検体容器
4を保持した検体ラック15を複数列収納した収納スペ
ース16から、検体ラック15を移送する移送ルート1
6aを介して1列づつ移送し、検体容器4を検体吐出位
置4−1に位置させ、検体分注器11で検体を分注し反
応容器テーブル1の反応容器2内に吐出するようになっ
ている。また、移送ルート16を通過した検体ラック1
5はラック受けスペース17に送り込まれるようになっ
ている。他の構成については、第1実施例と同様であ
る。以上のごとく、本実施例によれば第1実施例と同様
な効果を有する他、検体ラック移送機構14により検体
の一括大量処理が可能となる。
【0014】図3は、本発明の第3実施例を示したもの
で、図1同様の一部平面図である。本実施例は、第1実
施例における試薬保存庫5の試薬テーブル6の構成を変
えたものである。本実施例の試薬テーブル18は、同心
円内側に管理血清容器8および標準血清容器9を、さら
に同心円外円周に試薬容器7を保持させ、図示していな
い試薬移送機構により試薬容器7と同時に管理血清容器
8、標準血清容器9も移送するようになっている。そし
て、管理血清、標準血清を分析する際は、試薬テーブル
18を回転させ測定を必要とする検体の入った管理血清
容器8、標準血清容器9を検体吸引位置19に移送する
ようになっている。他の構成については、第1実施例と
同様である。以上のごとく、本実施例によれば第1実施
例と同様な効果を有する他、管理血清容器8、標準血清
容器9を試薬テーブル18に円周状に配置できるため、
より多くの管理血清容器8、標準血清容器9を使用する
ことが可能となる。
【0015】図4は、本発明の第4実施例を示したもの
で、図1同様の一部平面図である。本実施例は、第2実
施例と同様に試薬容器7、管理血清容器8、標準血清容
器9を配列するが、試薬容器7を保持する試薬テーブル
18aをリング状に形成し、管理血清容器8、標準血清
容器9を配列する検体テーブル18bを円状に形成して
試薬テーブル18aの内側に独立して設け、それぞれの
テーブルが図示していない試薬移送機構により独立した
回転動を行うことができるようにしてある。そして、管
理血清、標準血清を分析する際は、検体テーブル18b
を回転させ測定を必要とする検体の入った管理血清容器
8、標準血清容器9を検体吸引位置19に移送するよう
になっている。他の構成については、第1実施例と同様
である。以上のごとく、本実施例によれば第1実施例と
同様な効果を有する他、第2実施例と同様に管理血清容
器8、標準血清容器9を試薬テーブル18に円周状に配
置できるため、より多くの管理血清容器8、標準血清容
器9を使用することが可能となる。さらに、試薬テーブ
ル18aと検体テーブル18bとを独立して回転動させ
ることができるようになっているので、相互に影響する
ことなく分析動作を行わせることができる。
【0016】図5は、本発明の第5実施例を示したもの
で、図1同様の一部平面図である。本実施例では、検体
容器テーブル3を試薬保存庫5の外周で同心円状に回転
させるように構成したものである。図面では検体容器テ
ーブル3上の検体容器4は1列であるが、2列以上に配
置できる構成としてもよい。検体分注器駆動機構10に
より駆動される検体分注器11は、検体吸引位置4−
1、試薬分注位置7−1、検体吸引位置19上を移動し
て吸引動作をし、検体吐出位置2−1で吐出動作をする
ようになっている。他の構成については、第1実施例と
同様である。本実施例によれば第1実施例と同様な効果
を有する他、検体容器テーブル3と試薬保存庫5とを独
立したスペースに配置していないので、装置の一層の小
型化を図れる。また、検体分注器11の動作範囲が少な
くなり稼働コストの軽減を図れる。なお、本発明は、上
述した実施例に限定されず種々の変更が可能である。例
えば上述した実施例では検体分注器が回転式のものであ
るが、検体容器を管理血清または標準血清容器と反応容
器をむすぶ直線上に交差するように配置すれば、検体分
注器を直線状軌跡で移動させる構成になる。
【0017】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、試薬を
適正状態に保存することができる試薬保存庫内に管理血
清、標準血清等の管理用検体を入れる管理用検体容器を
適正状態に保存するようにしたので、管理用検体専用の
保存庫を設ける必要がなくなる。したがって、試薬保存
庫内の空き空間を利用して管理用検体の保存ができるの
で、管理用検体専用の保存庫を設けたり、管理用検体専
用の保存庫用の温度調節手段を設ける必要がなく、装置
構成の大型化、複雑化を回避でき、装置の低価格化を図
ることができる。また、第1の分注器は、管理血清、標
準血清等の管理用検体を随時分析可能となっているの
で、管理用検体の分注が必要となった場合には、試薬の
分注動作を妨げることなく、管理用検体を分注、分析で
きるようになり、適正な血液の自動分析を実施できるよ
うになる。また、第1の分注器と第2の分注器とは相互
に影響されずに動作できるようになっているので、円滑
に検体分注、試薬分注を行わせることができる。また、
管理血清、標準血清等の管理用検体を入れる管理用検体
容器が試薬保存庫の円周上に配設できることにより、多
数の管理用検体容器を使用することができる。また、管
理用検体を入れる管理用検体容器を試薬テーブルの回転
動に干渉されないように検体テーブルに保持することに
より、試薬容器テーブルの回転動作に妨げられることな
く、第1の分注器による検体及び管理用検体の選択的吸
引動作/選択的吐出動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる装置の一部平面図
である。
【図2】本発明の第2実施例にかかる装置の一部平面図
である。
【図3】本発明の第3実施例にかかる装置の一部平面図
である。
【図4】本発明の第4実施例にかかる装置の一部平面図
である。
【図5】本発明の第5実施例にかかる装置の一部平面図
である。
【符号の説明】
1 反応容器テーブル 2 反応容器 2−1 検体吐出位置 2−2 試薬吐出位置 3 検体容器テーブル 4 検体容器 4−1 検体吸引位置 5 試薬保存庫 6 試薬テーブル 7 試薬容器 7−1 試薬吸引位置 8 管理血清容器 9 標準血清容器 10 検体分注器駆動機構 11 検体分注器 12 試薬分注器駆動機構 13 試薬分注器 X 軌跡 Y 軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−121150(JP,A) 特開 平1−136068(JP,A) 特開 平5−196626(JP,A) 特開 昭57−191552(JP,A) 実開 昭57−41164(JP,U) 実開 平6−74967(JP,U) 実開 平4−18362(JP,U) 実開 昭57−105970(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 G01N 1/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体を入れる検体容器を保持し検体移送
    機構により前記検体容器を検体吸引位置に移送させる検
    体移送部と、 検体に添加し検体内の測定目的物質に対応して所定の反
    応を生じさせる試薬を入れる試薬容器を単一円上あるい
    は同心円上に保持し試薬容器移送機構により前記試薬容
    器を試薬吸引位置に移送させる試薬テーブルを格納する
    とともに、試薬テーブルに保持された試薬容器及びこの
    試薬容器内の試薬を適正な環境状態に保存して試薬の変
    質及び試薬の蒸発による濃縮を防止する試薬保存庫と、 検体及び試薬を混和し反応させる反応容器を保持し反応
    容器移送機構により前記反応容器を検体吐出位置に移送
    させる反応容器移送部と、 前記試薬保存庫内における試薬テーブルの内側に配置さ
    れた、管理用検体を収納する管理用検体容器と、 検体テーブルと試薬保存庫と反応容器移送部の近接位置
    に配置され、検体移送部に保持された検体容器内の検体
    と試薬保存庫に保持された管理用検体容器内の管理用検
    体とを選択的に吸引し、反応容器移送部に保持された反
    応容器に前記検体と前記管理用検体とを選択的に吐出す
    る第1の分注器と、 試薬保存庫と反応容器移送部に近接する位置でしかも第
    1の分注器の動作を妨げない位置に配置され、試薬保存
    庫内の試薬テーブルに保持された試薬容器内の試薬を吸
    引し、反応容器移送部に保持された反応容器に前記試薬
    を吐出する第2の分注器と、 を設けたことを特徴とする血液自動分析装置。
  2. 【請求項2】 試薬保存庫は、試薬テーブルの円周上に
    沿って試薬容器を配列させ、その内側同心円上に管理用
    検体容器を配列させるとともに、前記試薬容器及び試薬
    容器内の試薬、前記管理用検体容器及び管理用検体容器
    内の管理用検体を適正な環境状態に保存するように形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の血液自動分析装
    置。
  3. 【請求項3】 試薬保存庫は、試薬テーブルに保持され
    た試薬容器及びこの試薬容器内の試薬を適正状態に保存
    するとともに、試薬テーブルと独立して試薬テーブルの
    回転動による影響を受けないように設けられた検体テー
    ブルに保持される管理用検体容器及びこの管理用検体容
    器内の管理用検体を適正状態に保存するように形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の血液自動分析装置。
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