JP3377187B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3377187B2
JP3377187B2 JP2000039225A JP2000039225A JP3377187B2 JP 3377187 B2 JP3377187 B2 JP 3377187B2 JP 2000039225 A JP2000039225 A JP 2000039225A JP 2000039225 A JP2000039225 A JP 2000039225A JP 3377187 B2 JP3377187 B2 JP 3377187B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/82Mounting, supporting, spacing, or insulating electron-optical or ion-optical arrangements
    • H01J29/823Mounting, supporting, spacing, or insulating electron-optical or ion-optical arrangements around the neck of the tube
    • H01J29/826Deflection arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/701Systems for correcting deviation or convergence of a plurality of beams by means of magnetic fields at least
    • H01J29/702Convergence correction arrangements therefor
    • H01J29/703Static convergence systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インライン型の陰
極線管(CRT)に装着する偏向ヨークに係り、特に、
円筒状のネック部に多極マグネットリングを装着し、こ
の多極マグネットリングを回転させることによりコンバ
ーゼンスやピュリティ等の磁界特性を調整するようにし
た偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】インライン型のCRTに装着して使用す
る偏向ヨークにおいては、ネック(小径)側の端部に設
けられた円筒状のネック部に、2極,4極等の複数の多
極マグネットリングを装着しており、このマグネットリ
ングを回転させることによってコンバーゼンスやピュリ
ティ等の磁界特性を調整するようにしている。
【0003】図11は従来の偏向ヨークの一例を示す全
体斜視図、図12は従来の偏向ヨークの一例を部分的に
示す分解斜視図である。図11及び図12を用いて従来
の偏向ヨークについて説明する。
【0004】図11において、絶縁樹脂よりなる一対の
セパレータ1a,1bの組み合わせにより概ね漏斗状に
形成された偏向ヨークは、内側に図示していない一対の
水平偏向コイルを備え、外側に一対の垂直偏向コイル7
を備えており、さらに、垂直偏向コイル7の外側に一対
のコア2を備えている。セパレータ1a,1bの小径側
には、フランジ1fが形成されており、フランジ1fに
は、円筒状のネック部3が設けられている。
【0005】ネック部3付近の構成について、図12を
用いてさらに詳細に説明する。図12は、セパレータ1
a,1bにおけるフランジ1f付近のみを図示してお
り、それに続く管面側の漏斗状の部分は図示を省略して
いる。図12において、円筒状のネック部3は、舌片3
a〜3fよりなり、このネック部3は一体成形によりセ
パレータ1a,1bのフランジ1fに立設している。
【0006】ネック部3は可撓性を有しており、また、
ネック部3にはスリット4a〜4fが形成されているの
で、内側に撓むようになっている。このネック部3に
は、偏向ヨークをCRTのネックに固定するための締め
付けバンド5が装着される。締め付けバンド5にはボル
ト6がねじ込まれており、ボルト6を締めることによっ
て締め付けバンド5の内径を小さくしてネック部3をす
ぼめることができ、もって、偏向ヨークをCRTのネッ
クに固定することができる。
【0007】締め付けバンド5とセパレータ1a,1b
のフランジ1fとの間には、複数の磁極を持ったマグネ
ットリング10,11が装着される。なお、図12は、
締め付けバンド5及びマグネットリング10,11をネ
ック部3より取り外した状態を示している。マグネット
リング10,11は、一般的に、バリウムフェライトあ
るいはアルニコ等の磁性体粉末をナイロン樹脂に均一に
分散させた材料より成形される。なお、マグネットリン
グ10,11の内径は、ネック部3の外径とほぼ同一に
形成されている。
【0008】さらに具体的には、マグネットリング1
0,11は、ネック部3に次のようにして保持される。
ネック部3の下端部には、CRTの管軸(Z軸)方向に
撓む弾性を有する突出部12a,12bが形成されてい
る。また、ネック部3の舌片3c,3fには、ネック部
3の内側へと撓む可撓性を有する舌片13が独立して形
成されており、この舌片13の上端部には、略三角形の
爪13aが形成されている。そして、マグネットリング
10,11は偏向ヨークの小径側からネック部3に挿入
され、突出部12a,12bと爪13aとの間に挟み込
まれるように保持される。
【0009】舌片3c,3fの上端部には締め付けバン
ド5の孔5a,5bと係合するための突起14が形成さ
れている。この突起14は斜め下方向に傾斜がついてお
り、また、舌片13は上記のようにネック部3の内側へ
と撓むようになっているので、マグネットリング10,
11はネック部3の所定位置に容易に装着することがで
きる。なお、突出部12a,12bと爪13aとの間の
寸法は、マグネットリングと10,11を合わせた厚み
より若干小さくしているので、マグネットリング10,
11が突出部12a,12bと爪13aとの間に装着さ
れると、突出部12a,12bは弾性変形し、その反発
力がマグネットリング10,11に加わる。
【0010】偏向ヨークをCRTに取り付けて磁界特性
を調整する際、マグネットリング10,11を回転させ
る。その際、マグネットリング10,11を回転させる
のに要する力が強すぎることもなく、また、弱すぎるこ
ともなく、最適な状態となるよう、また、調整終了後に
ネック部3とマグネットリング10,11とを接着剤に
より固定するまでの間に、マグネットリング10,11
が回転することがないよう、マグネットリング10,1
1の回転時には、突出部12a,12bと爪13aとに
よって、適性な回転トルクが付加されるようになってい
る。この回転トルクは、突出部12a,12bのZ軸方
向(図12の上向き)の反発力により発生する摩擦力に
よって得ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成にお
いて、ボルト6を締め付けることによって締め付けバン
ド5の内径を小さくしてネック部3をすぼめると、舌片
3a〜3fとマグネットリング10,11との間の隙間
が大きくなる。CRTのネック外径にはばらつきがあ
り、偏向ヨークをネック外径の小さいCRTに装着すれ
ば、舌片3a〜3fとマグネットリング10,11との
間の隙間はさらに大きくなる。これにより、マグネット
リング10,11の内周面には、一対の舌片13のみが
当接し、マグネットリング10,11は主として一対の
舌片13によって径方向に保持されることとなる。
【0012】ところが、マグネットリング10,11の
回転調整等の際、一方の舌片13に径方向内側の力がか
かると、舌片13はネック部3の内側へと撓みやすいた
め、マグネットリング10,11の内周面と他方の舌片
13との間に隙間が発生してしまう。すると、マグネッ
トリング10,11に対する爪13aの係合が外れ、マ
グネットリング10,11が、突出部12a,12bと
爪13aとの間の装着位置より外れてしまうという問題
点があった。
【0013】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、ネック部にマグネットリングを装着し、こ
のマグネットリングを回転させることにより磁界特性を
調整するようにした偏向ヨークにおいて、ネック部に対
するマグネットリングの装着しやすさを損なうことな
く、マグネットリングが不用意にネック部より外れてし
まうことがない偏向ヨークを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、請求項1は、陰極線管に
装着する偏向ヨークであり、前記偏向ヨークの管軸方向
の一方を小径、他方を大径とし、前記小径側端と前記大
径側端との間の前記小径側に円筒状のネック部(3)を
形成した漏斗状セパレータ(1a,1b)と、前記ネッ
ク部に回転自在に保持されたマグネットリング(10,
11)と、前記マグネットリングを、前記小径側端方向
前記大径側端方向とから挟持する小径側及び大径側の
少なくとも一対の押さえ片(32a,32b,33a,
33b,53a,53b)とを備えた偏向ヨークにおい
て、前記小径側の押さえ片は、前記マグネットリングの
装着時に前記ネック部の内部方向へと撓む可撓部(33
a2,33b2,53a2,53b2)と、前記マグネットリン
グの装着後に、前記マグネットリングの内周面に略当接
して前記マグネットリングを位置規制する実質的に撓ま
ない非可撓部(33a3,33b3,53a3,53b3)と、
前記可撓部と前記非可撓部とを繋ぐ中間部33a4,3
3b4,53a4,53b4)とを備え、前記可撓部と前記中
間部とを、前記ネック部の円周方向に離れた位置に設け
ると共に、前記円周方向に沿って連結したことを特徴と
する偏向ヨークを、請求項2は、前記可撓部と前記非可
撓部とを、前記ネック部の円周方向に離れた位置に設け
ると共に、前記ネック部の円周方向に沿って連結したこ
とを特徴とする請求項1記載の偏向ヨークを提供するも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の偏向ヨークについ
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の偏向
ヨークの一実施例を示す全体斜視図、図2及び図3は本
発明の偏向ヨークの一実施例の要部を示す部分斜視図、
図4は本発明の偏向ヨークの一実施例の要部を示す拡大
斜視図、図5〜図7は本発明の偏向ヨークによる作用を
説明するための断面図、図9は本発明の偏向ヨークの他
の実施例の要部を示す拡大斜視図、図8,図10は本発
明の偏向ヨークの参考例の要部を示す拡大斜視図であ
る。なお、図1〜図3,図5〜図7において、図11,
図12と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略
することがある。
【0016】図1において、絶縁樹脂よりなる一対のセ
パレータ1a,1bの組み合わせにより概ね漏斗状に形
成された偏向ヨークは、内側に図示していない一対の水
平偏向コイルを備え、外側に一対の垂直偏向コイル7を
備えており、さらに、垂直偏向コイル7の外側に一対の
コア2を備えている。セパレータ1a,1bの小径側
(図1の上側)には、フランジ1fが形成されており、
フランジ1fには、円筒状のネック部3が設けられてい
る。図1の下側は大径側である。
【0017】ネック部3付近の構成について、図2,図
3を用いてさらに詳細に説明する。図2,図3は、セパ
レータ1a,1bにおけるフランジ1f付近のみを図示
しており、それに続く管面側の漏斗状の部分は部分的に
図示を省略している。図2は締め付けバンド5やマグネ
ットリング10,11をネック部3に装着した状態、図
3は締め付けバンド5やマグネットリング10,11を
ネック部3に装着していない状態を示している。
【0018】図2,図3において、円筒状のネック部3
は、舌片3a〜3fよりなり、このネック部3は一体成
形によりセパレータ1a,1bのフランジ1fに立設し
ている。ネック部3は可撓性を有しており、また、ネッ
ク部3にはスリット4a〜4fが形成されているので、
内側に撓むようになっている。このネック部3には、偏
向ヨークをCRTのネックに固定するための締め付けバ
ンド5が装着される。締め付けバンド5にはボルト6が
ねじ込まれており、ボルト6を締めることによって締め
付けバンド5の内径を小さくしてネック部3をすぼめる
ことができ、もって、偏向ヨークをCRTのネックに固
定することができる。
【0019】締め付けバンド5とセパレータ1a,1b
のフランジ1fとの間には、複数の磁極を持ったマグネ
ットリング10,11が装着される。マグネットリング
10,11は、一般的に、バリウムフェライトあるいは
アルニコ等の磁性体粉末をナイロン樹脂に均一に分散さ
せた材料より成形される。
【0020】さらに具体的には、マグネットリング1
0,11は、ネック部3に次のようにして保持される。
図3に示すように、フランジ1fには、下側押さえ片3
2a,32bが形成されている。下側押さえ片32a,
32bは、腕状に形成されており、Z軸と平行方向に可
撓性を有する。下側押さえ片32a,32bの先端部に
は、ネック部3の先端方向に突出した突起32a1,32
b1が形成されている。この下側押さえ片32a,32b
は、ネック部3の若干外側に位置し、舌片3a,3dを
挟むように設けられている。なお、舌片3a側に設けた
下側押さえ片32a,32bの大部分は舌片3a等に隠
れて見えていない。
【0021】また、フランジ1fには、略L字状の上側
押さえ片33a,33bが形成されている。上側押さえ
片33a,33bの先端部には、ネック部3の径方向に
突出した爪状の突起33a1,33b1が形成されている。
この突起33a1,33b1の小径側の面は、ネック部3よ
り離れるに従って大径方向に近付くよう傾斜している。
この上側押さえ片33a,33bは、突起33a1,33
b1を除き、ネック部3の舌片3a〜3fと略同一円周面
に位置しており、舌片3a,3dを挟むように設けられ
ている。下側押さえ片32a,32bの突起32a1,3
2b1と上側押さえ片33a,33bの突起33a1,33
b1とはそれぞれ概ね対向している。下側押さえ片32
a,32bと上側押さえ片33a,33bは、マグネッ
トリング10,11を挟持する挟持部である。
【0022】ここで、図4を用いて上側押さえ片33
a,33bの構成について詳細に説明する。なお、上側
押さえ片33a,33bは互いに対称形であり、実質的
に同一構成・同一作用である。図4においては、上側押
さえ片33aのみ図示し、上側押さえ片33aのみにつ
いて説明するが、上側押さえ片33bも全く同様であ
る。上側押さえ片33aは、突起33a1を有する先端部
33a2と、フランジ1fに連結する根元部33a3と、先
端部33a2と根元部33a3とを繋ぐ中間部33a4とより
なる。上側押さえ片33bも、突起33b1を有する先端
部33b2と、フランジ1fに連結する根元部33b3と、
先端部33b2と根元部33b3とを繋ぐ中間部33b4とよ
りなる(図3参照)。
【0023】図5は、図3のネック部3をZ軸と直交す
る面で切断した断面図である。図5中、Xは偏向ヨーク
をCRTに装着した場合における画面の水平軸(X
軸)、Yは同じく画面の垂直軸(Y軸)である。図5よ
り分かるように、上側押さえ片33a,33bは、突起
33a1,33b1を除き、ネック部3の舌片3a〜3fと
略同一円周面に位置している。図6は、ネック部3にマ
グネットリング10,11を装着する途中の状態を示し
ている。マグネットリング10,11を偏向ヨークの小
径側からネック部3に挿入すると、マグネットリング1
0,11は、上側押さえ片33a,33bの突起33a
1,33b1を内側へと押す。上側押さえ片33a,33
bは、セパレータ1a,1b(フランジ1f)と一体成
形であり、樹脂にて形成されているため、基本的には可
撓性を有し、先端部33a2,33b2は図6に示すように
内側へと撓む。
【0024】ところが、上側押さえ片33a,33bは
従来の図12に示すような舌片13とは異なり、突起3
3a1,33b1とは円周方向に離れた位置に根元部33a
3,33b3を有するため、根元部33a3,33b3は実質
的にほとんど撓まない。なお、中間部33a4,33b4は
若干撓む。上側押さえ片33a,33bの先端部33a
2,33b2はネック部3の内側方向へと撓む可撓部であ
り、根元部33a3,33b3は実質的に撓まない非可撓部
である。マグネットリング10,11は、可撓部である
先端部33a2,33b2が内側へと撓むことにより、下側
押さえ片32a,32bの突起32a1,32b1と上側押
さえ片33a,33bの突起33a1,33b1との間に装
着される。
【0025】なお、上側押さえ片33a,33bにおけ
る先端部33a2,33b2から根元部33a3,33b3まで
の肉厚をほぼ一定としても、根元部33a3,33b3は非
可撓部として作用する。根元部33a3,33b3の肉を先
端部33a2,33b2や中間部33a4,33b4よりも厚く
すれば、根元部33a3,33b3はさらに撓みにくくなる
ので、根元部33a3,33b3の肉を先端部33a2,33
b2や中間部33a4,33b4よりも厚くすることは好まし
い実施形態である。
【0026】前述のように、ネック部3に締め付けバン
ド5を装着してボルト6を締め付けると、図7に示すよ
うに、ネック部3はすぼんで径が小さくなり、舌片3a
〜3fとマグネットリング10,11との間の隙間が大
きくなる。上側押さえ片33a,33bは、舌片3a〜
3fとは独立しているので、上側押さえ片33a,33
bはマグネットリング10,11の内周面に当接してマ
グネットリング10,11を保持する。
【0027】そして、マグネットリング10,11の回
転調整の際や回転調整後に、マグネットリング10,1
1もしくは上側押さえ片33a,33bに径方向内側の
力がかかっても、根元部33a3,33b3は非可撓部とし
て作用するので、根元部33a3,33b3はマグネットリ
ング10,11の内周面に当接した状態を保つことにな
る。従って、マグネットリング10,11に対する突起
33a1,33b1の係合が外れることはない。
【0028】本発明は以上説明した実施例に限定される
ことなく、種々の変更が可能である。図9によって他の
実施例を説明し、図8,図10によって参考例を説明す
る。図8は、可撓部と非可撓部とを独立させた構成であ
る。図8において、上側押さえ片43aは上記の実施例
における上側押さえ片33aに代わるものである。図示
を省略しているが、上側押さえ片33bに代わるものを
上側押さえ片43bと称することとする。上側押さえ片
43a,43bは互いに対称形である。上側押さえ片4
3aは、先端に爪状の突起43a1を有する第1の舌片4
3a2と、第2の舌片43a3とよりなる。第1の舌片43
a2と第2の舌片43a3とは、スリット43a4によって実
質的に分離している。図示を省略しているが、上側押さ
え片43bの突起,第1の舌片,第2の舌片,スリット
をそれぞれ43b1,43b2,43b3,43b4と称するこ
ととする。
【0029】第1の舌片43a2,43b2はネック部3の
内側へと撓む可撓部であり、第2の舌片43a3,43b3
は実質的に撓まない非可撓部である。第1の舌片43a
2,43b2と第2の舌片43a3,43b3とが完全に分離
していてもよい。第1の舌片43a2,43b2と第2の舌
片43a3,43b3の両者の根元部分が連結していても、
スリット43a4,43b4等によって、実質的に分離して
いるものは全てこの参考例と等価である。上側押さえ片
43a,43bは、突起43a1,43b1を有する第1の
舌片43a2,43b2とは円周方向に離れた位置に非可撓
部である第2の舌片43a3,43b3を有し、マグネット
リング10,11の内周面を位置規制する。
【0030】図9は、図4に示す略L字状の上側押さえ
片33a,33bと同様、可撓部と非可撓部とが一体と
なった構成である。図9において、上側押さえ片53a
は上側押さえ片33aに代わるものである。図示を省略
しているが、上側押さえ片33bに代わるものを上側押
さえ片53bと称することとする。上側押さえ片53
a,53bは互いに対称形である。上側押さえ片53a
は、先端に爪状の突起53a1を有する先端部53a2と、
フランジ1fに連結する根元部53a3と、先端部53a2
と根元部53a3とを繋ぐ中間部53a4とよりなる。図示
を省略しているが、上側押さえ片53bの突起,先端
部,根元部,中間部をそれぞれ53b1,53b2,53b
3,53b4と称することとする。なお、この実施例で
は、中間部53a4,53b4は肉を厚くしてある。
【0031】マグネットリング10,11を偏向ヨーク
の小径側からネック部3に挿入すると、マグネットリン
グ10,11は、上側押さえ片53a,53bの突起5
3a1,53b1を乗り越え、その内周面が根元部53a3,
53b3に当接する。この構成においては、先端部53a
2,53b2が可撓部として作用し、根元部53a3,53b
3及び中間部53a4,53b4は実質的に撓まない非可撓
部として作用する。そして、根元部53a3,53b3及び
中間部53a4,53b4は、マグネットリング10,11
の内周面を位置規制し、マグネットリング10,11が
装着位置から外れてしまうことを防止する。
【0032】図9の構成は、可撓部である先端部53a
2,53b2及び中間部53a4,53b4と非可撓部である
根元部53a3,53b3とが、円周方向略同一の位置に設
けられているが、先端部53a2,53b2のみを積極的に
撓ませるようにしている。このように、可撓部と非可撓
部とを円周方向略同一の位置に設けてもよい。
【0033】図10は、可撓部と非可撓部とを円周方向
略同一の位置に設けつつ、両者を独立させた構成であ
る。図10において、上側押さえ片63aは図4に示す
上側押さえ片33aに代わるものである。図示を省略し
ているが、上側押さえ片33bに代わるものを上側押さ
え片63bと称することとする。上側押さえ片63a,
63bは同一形状である。上側押さえ片63aは、先端
に爪状の突起63a1を有するU字状の第1の舌片63a2
と、第1の舌片63a2の内側開口内に設けた第2の舌片
63a3とよりなる。第1の舌片63a2と第2の舌片63
a3とは、U字状のスリット63a4によって実質的に分離
している。図示を省略しているが、上側押さえ片63b
の突起,第1の舌片,第2の舌片,スリットをそれぞれ
63b1,63b2,63b3,63b4と称することとする。
【0034】第1の舌片63a2,63b2はネック部3の
内側へと撓む可撓部であり、第2の舌片63a3,63b3
は実質的に撓まない非可撓部である。第1の舌片63a
2,63b2と第2の舌片63a3,63b3とが完全に分離
していてもよい。第1の舌片63a2,63b2と第2の舌
片63a3,63b3の両者の根元部分が連結していても、
スリット63a4,63b4によって、実質的に分離してい
るものは全てこの参考例と等価である。上側押さえ片6
3a,63bは、突起63a1,63b1を有する第1の舌
片63a2,63b2と円周方向略同一の位置に非可撓部で
ある第2の舌片63a3,63b3を有し、マグネットリン
グ10,11の内周面を位置規制する。
【0035】以上説明した本実施例では、突起33a1,
33b1,53a1,53b1は可撓部に形成されているの
で、マグネットリング10,11は容易にネック部3に
装着される。しかも、マグネットリング10,11の装
着後は、根元部33a3,33b3,根元部53a3,53b3
及び中間部53a4,53b4による非可撓部によってマグ
ネットリング10,11の内周面が位置規制される。従
って、マグネットリング10,11が不用意にネック部
3より外れてしまうことがない。上記の説明では、非可
撓部がマグネットリング10,11の内周面に当接する
としたが、若干の隙間があってもよく、略当接(近接を
含む)であればよい。
【0036】ところで、本実施例においては、上側押さ
え片33a,33b,53a,53bによるマグネット
リング10,11の押圧位置、即ち、突起33a1,33
b1,53a1,53b1の位置と、下側押さえ片32a,3
2bによるマグネットリング10,11の押圧位置、即
ち、突起32a1,32b1の位置とが概ね対向している。
従って、マグネットリング10,11が変形して反って
いたとしても、マグネットリング10,11を回転調整
する際の回転トルクがばらつくことはなく、マグネット
リングを10,11回転させる際の回転トルクを安定化
することができ、磁界特性を効率よく調整することがで
きる。このように、マグネットリング10,11の上側
及び下側の押圧位置を対向させることは、好ましい実施
形態である。
【0037】本発明は、以上説明した本実施例に限定さ
れない。本実施例では、マグネットリング10,11の
上側及び下側の押さえ片をネック部3の一方の部分で二
対としたが、一対であってもよい。また、ネック部3に
装着するマグネットリングの数は、2つに限定されるこ
とはなく、1つもしくは3以上の複数個であってもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の偏
向ヨークは、その小径側の押さえ片を、マグネットリン
グの装着時にネック部の内部方向へと撓む可撓部と、マ
グネットリングの装着後にマグネットリングの内周面に
略当接してマグネットリングを位置規制する実質的に撓
まない非可撓部と、これら可撓部と非可撓部とを繋ぐ中
間部とを備えて、可撓部と中間部とをネック部の円周方
向に離れた位置に設けると共に円周方向に沿って連結し
た形状としたので、ネック部に対するマグネットリング
の装着のしやすさを損なうことなく、マグネットリング
が不用意にネック部より外れてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す部分斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の要部を示す部分斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の要部を示す拡大斜視図であ
る。
【図5】本発明による作用を説明するための断面図であ
る。
【図6】本発明による作用を説明するための断面図であ
る。
【図7】本発明による作用を説明するための断面図であ
る。
【図8】本発明の参考例の要部を示す拡大斜視図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例の要部を示す拡大斜視図で
ある。
【図10】本発明の他の参考例の要部を示す拡大斜視図
である。
【図11】従来例を示す全体斜視図である。
【図12】従来例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b セパレータ 1f フランジ 2 コア 3 ネック部 7 垂直偏向コイル 10,11 マグネットリング 32a,32b 下側押さえ片(大径側の押さえ片,挟
持部) 33a,33b,43a,43b,53a,53b,6
3a,63b 上側押さえ片(小径側の押さえ片,挟持
部) 33a1,33b1,43a1,43b1,53a1,53b1,6
3a1,63b1 突起 33a2,33b2,53a2,53b2 先端部(可撓部) 33a3,33b3,53a3,53b3 根元部(非可撓部) 33a4,33b4 中間部(可撓部) 53a4,53b4 中間部(非可撓部) 43a2,43b2,63a2,63b2 第1の舌片(可撓
部) 43a3,43b3,63a3,63b3 第2の舌片(非可撓
部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管に装着する偏向ヨークであり、 前記偏向ヨークの管軸方向の一方を小径、他方を大径と
    し、前記小径側端と前記大径側端との間の前記小径側に
    円筒状のネック部を形成した漏斗状セパレータと、 前記ネック部に回転自在に保持されたマグネットリング
    と、 前記マグネットリングを、前記小径側端方向と前記大径
    端方向とから挟持する小径側及び大径側の少なくとも
    一対の押さえ片とを備えた偏向ヨークにおいて、 前記小径側の押さえ片は、 前記マグネットリングの装着時に前記ネック部の内部方
    向へと撓む可撓部と、 前記マグネットリングの装着後に、前記マグネットリン
    グの内周面に略当接して前記マグネットリングを位置規
    制する実質的に撓まない非可撓部と、 前記可撓部と前記非可撓部とを繋ぐ中間部とを 備え、前記可撓部と前記中間部とを、前記ネック部の円周方向
    に離れた位置に設けると共に、前記円周方向に沿って連
    結したこと を特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】前記可撓部と前記非可撓部とを、前記ネッ
    ク部の円周方向に離れた位置に設けると共に、前記ネッ
    ク部の円周方向に沿って連結したことを特徴とする請求
    項1記載の偏向ヨーク。
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