JP3376276B2 - 蒸発燃料処理装置のリーク診断装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置のリーク診断装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の蒸発燃
料処理装置のリーク診断装置に関し、特に誤診断を防止
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の蒸発燃料処理装置で
は、燃料タンク等で発生する蒸発燃料をキャニスタに一
時的に吸着し、該吸着した蒸発燃料を所定の機関運転条
件で離脱させてパージ用空気と混合したパージ混合気
を、パージ制御弁で流量制御しつつ機関の吸気系へ吸引
処理することによって、蒸発燃料の外気への蒸散を防止
するようにしている(特開平5−215020号等参
照) 。
【0003】ところで、上記装置では、蒸発燃料配管の
途中に万一亀裂が生じたり、蒸発燃料配管の接合部にシ
ール不良が生じると、前記リーク部分から蒸発燃料が大
気中に放散されることになってしまい、本来の放散防止
効果を十分に発揮させることができなくなる。そこで、
前記蒸発燃料のリークの有無を診断する装置が種々提案
されており、例えば、機関運転によって発生する吸気負
圧を密閉された蒸発燃料供給系に供給した後、該系内の
圧力変化に基づいてリークの有無を診断(以下適宜リー
ク診断という) するようなものがある。
【0004】しかしながら、機関の運転中に診断するこ
とには、制約があり、また、動的な状態で診断すること
は精度を十分確保することも難しかった。そこで、機関
運転停止後に蒸発燃料供給系内を加圧してリーク診断を
行う方式が考えられた。例えば、以下のような方式であ
る。即ち、電動ポンプによって基準口径を有した基準オ
リフィスを経由させて空気を圧送したときの電動ポンプ
の駆動電流に基づいて判定レベルを設定した後、電動ポ
ンプによって前記基準オリフィスをバイパスして前記蒸
発燃料処理装置のリーク診断対象となる配管に空気を圧
送したときの電動ポンプの駆動電流を前記設定された判
定レベルと比較して蒸発燃料のリークの有無を診断する
ものである。具体的には、前記駆動電流が判定レベルよ
り小さいときに蒸発燃料のリークを生じていると診断す
る。即ち、前記基準オリフィス相当の孔を生じたときの
リーク量より大きなリーク量が発生すると、空気の圧送
負荷の減少により電動ポンプの駆動電流が判定レベルよ
り減少するので、該判定レベルとの比較でリークの有無
を診断できる。
【0005】前記方式によれば、配管に細かな孔が生じ
た場合のような小量のリーク発生時でも、高精度に診断
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに蒸発燃料供給系内を加圧するリーク診断方式では、
燃料温度が高い場合には、ベーパ(燃料蒸気) 発生量が
増大して燃料タンク内の蒸発燃料圧力が高くなり、実際
にはリーク発生と診断されるような孔等の発生を生じて
いるような場合であっても、前記蒸発燃料圧力の増大の
影響によって電動ポンプの駆動電流が増大することによ
り、リーク無しと誤診断してしまう可能性があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、蒸発燃料圧力によるリーク診断の誤診
断を防止できるようにした蒸発燃料処理装置のリーク診
断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は図1に示すように、内燃機関の燃料タンクから
の蒸発燃料を一時的に吸着手段に吸着し、所定の機関運
転条件で機関の吸気系に吸入処理する蒸発燃料処理装置
における蒸発燃料のリークの有無を、機関運転停止後に
燃料タンクから機関の吸気系に至る蒸発燃料供給系を密
閉した状態で、該蒸発燃料供給系内を電動ポンプによる
空気の圧送により加圧したときの駆動電流に基づいて
断するリーク診断手段を備える一方、前記診断の開始前
の蒸発燃料圧力状態を検出する蒸発燃料圧力状態検出手
段と、前記蒸発燃料圧力状態検出手段により、蒸発燃料
圧力が所定レベル以上高い状態が検出されたときに前記
診断を遅延又は停止する診断遅延・停止手段と、を含ん
で構成したことを特徴とする。
【0009】かかる構成によると、電動ポンプで前記蒸
発燃料供給系内を加圧したときの駆動電流はリークを生
じているときは減少するので、リーク診断手段は、該駆
動電流によってリークの有無を診断する。そして、機関
運転停止後、リーク診断条件が成立して診断を開始する
前に、蒸発燃料圧力状態検出手段によって蒸発燃料圧力
状態が検出され、該蒸発燃料圧力が所定レベル以上高い
状態が検出されたときには、診断遅延・停止手段によっ
て蒸発燃料圧力が下がるまでリーク診断が遅延され、又
は完全に停止される。
【0010】また、請求項2に係る発明は、前記蒸発燃
料供給系内の加圧は、電動ポンプによる蒸発燃料供給系
内への空気の圧送により行われ、前記蒸発燃料圧力状態
検出手段は、電動ポンプの駆動を停止した状態で、蒸発
燃料圧力により電動ポンプを逆転させることにより生じ
る電動ポンプの起電力状態を検出し、該起電力状態に基
づいて蒸発燃料圧力状態を検出することを特徴とする。
【0011】かかる構成によると、リーク診断のため蒸
発燃料供給系内を加圧する電動ポンプの駆動を停止した
状態で、蒸発燃料供給系内の蒸発燃料圧力が高まると蒸
発燃料が電動ポンプに逆流して電動ポンプを逆転させ、
該電動ポンプに起電力を発生させる。この起電力の大き
さは電動ポンプへの蒸発燃料の逆流量、ひいては蒸発燃
料圧力の大きさと相関関係にあるので、該起電力状態に
基づいて蒸発燃料圧力状態を検出できる。
【0012】また、請求項3に係る発明は、前記蒸発燃
料圧力状態検出手段は、リーク診断開始前に電動ポンプ
への蒸発燃料の逆流を阻止しつつ所定時間が経過した
後、該逆流を許容し、そのときの電動ポンプの起電力状
態に基づいて蒸発燃料圧力状態を検出することを特徴と
する。かかる構成によると、リーク診断開始前に電動ポ
ンプへの蒸発燃料の逆流を阻止しつつ所定時間の経過を
待って蒸発燃料供給系内の蒸発燃料圧力を高めておいて
から逆流を許容し、電動ポンプの起電力状態に基づく蒸
発燃料圧力状態を検出する。
【0013】
【0014】
【発明の効果】請求項1に係る発明によると、リーク診
断開始前の蒸発燃料供給系内の蒸発燃料圧力が所定レベ
ル以上高いときには、リーク診断が遅延又は停止停止さ
れるので、蒸発燃料圧力が高いことによりリークがあっ
てもリーク無しと診断されるような誤診断を防止するこ
とができるという効果がある。
【0015】請求項2に係る発明によると、リーク診断
用に用いられる電動ポンプを利用して蒸発燃料圧力状態
を検出することができ、圧力センサや燃温センサを設け
る必要がなく、コスト的に有利であるという効果があ
る。請求項3に係る発明によると、ベーパ発生量が同一
レベルであっても、所定時間の経過を待つことにより、
蒸発燃料供給系内の圧力を十分に高めて逆流量を多くし
て電動ポンプの起電力を検出するので、蒸発燃料圧力状
態を高精度に検出することができるという効果がある。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。一実施の形態を示す図2において、内燃機関1に
は、図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁
2を介装した吸気通路3を介して空気が吸入される。前
記吸気通路3の上流部には、前記スロットル弁2によっ
て流量制御される吸入空気流量を検出するエアフローメ
ータ4が装着され、吸気通路3の下流部 (マニホールド
部) には、各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁5が設けられ
ていて、図示しない燃料ポンプから圧送されプレッシャ
レギュレータにより所定の圧力に制御される燃料を吸気
通路3内に噴射供給する。前記燃料噴射弁5による燃料
噴射量の制御は、マイクロコンピュータ内蔵のコントロ
ールユニット6 (一点鎖線で図示) で行われるようにな
っている。
【0018】また、前記機関1には、蒸発燃料処理装置
が備えられている。前記蒸発燃料処理装置は、燃料タン
ク19内で発生した燃料の蒸発燃料を蒸発燃料導入通路20
を介して吸着手段としてのキャニスタ21内に充填された
活性炭などの吸着剤に吸着捕集させ、該吸着剤に吸着さ
れた燃料をパージ通路22を介してスロットル弁2下流側
の吸気通路3に供給するものである。
【0019】前記パージ通路22には、前記コントロール
ユニット6からの制御信号に基づいて制御される電磁駆
動式のパージ制御弁23が介装されている。また、前記蒸
発燃料処理装置における蒸発燃料のリーク診断のため、
以下のような配管システムが構成される。即ち、前記キ
ャニスタ21底部に開口されたの空気導入口に、基準口径
例えば0.5mm 口径の基準オリフィス24を介装した第1通
路25と、該第1通路25に並列接続され切換バルブ26の一
方のポートを経由する第2通路27と、を介して電動ポン
プ28が接続されている。該電動ポンプ28の吸入口に接続
されたエア導入通路29は、エアフィルタ30を介して空気
を導入するようになっている。前記切換バルブ26の他方
のポートにはエア吐出通路31が接続されている。前記切
換バルブ26は、図示の状態では前記他方のポートがキャ
ニスタ21の空気導入口に至る第2通路27と連通し、前記
エア吐出通路31から吐出された空気をエアフィルタ30を
介して大気中に吐出するようになっており、また、切換
バルブ26が図示の状態から切換操作されて図示右側へ移
動すると前記一方のポートを介して第2通路27が開通
し、該第2通路27を介して電動ポンプ28とキャニスタ21
の空気導入口とが連通するようになっている。
【0020】また、機関回転速度Nを検出する回転速度
センサ32,水温Twを検出する水温センサ33,排気中の
酸素濃度等に基づいて空燃比を検出する空燃比センサ34
などが設けられ、それらの検出信号はコントロールユニ
ット6に出力される。コントロールユニット6は、前記
各種センサからの信号に基づいて、燃料噴射弁5による
燃料噴射量を制御することによる空燃比フィードバック
制御を行うと共に、所定の運転条件で前記パージ制御弁
23を制御することにより蒸発燃料を吸気系にパージする
処理を行い、かつ、所定の条件で本発明に係る蒸発燃料
のリーク診断を行う。また、蒸発燃料圧力状態を検出
し、該圧力が高く、リークしているのにリークしていな
いとの誤診断を発生する状況では、リーク診断を所定時
間延期又は停止する。ここで、本発明におけるリーク診
断手段,蒸発燃料圧力状態検出手段,診断遅延・停止手
段は、コントロールユニット6の後述するソフトウエア
機能によって備える。
【0021】前記コントロールユニット6による蒸発燃
料のリーク診断ルーチンを図3のフローチャートに従っ
て説明する。ステップ1(図ではS1と略記する。以下
同様)では、所定のリーク診断開始条件、例えば、以下
の条件が満たされているか否かを判定する。機関回転速
度及び車速がそれぞれ所定値より小さく、機関が停止状
態であること。
【0022】前記パージ制御弁23の別途実行される故障
診断ルーチンにおいて、故障が無いと診断されているこ
と。ステップ1で前記リーク診断条件が成立していると
判定されたときはステップ2へ進み、蒸発燃料パージ系
雰囲気を初期化する処理を行う。具体的には、前記パー
ジ制御弁23を開弁し、前記切換バルブ26の前記一方のポ
ートを閉じ、他方のポートを開いて、電動ポンプ28を駆
動し、この状態を所定時間維持する。
【0023】このとき図5に示すように、電動ポンプ28
の駆動によりエアフィルタ31,エア導入通路29を介して
導入された空気が、前記第1通路25を介してキャニスタ
21内を通りパージ通路22を経て吸気通路3内に流出す
る。また、一部の空気は、前記切換バルブ26からエア吐
出通路31,エアフィルタ30を介して大気中に放出され
る。
【0024】この結果、パージ通路22内の残圧(負圧)
及び残留ガスが除去される。次にステップ3では、蒸発
燃料圧力状態(ベーパ発生量) の検出を行う。図4は、
該蒸発燃料圧力状態検出のサブルーチンを示す。図に基
づいて説明すると、まず、電動ポンプ28の電源をOFF
として駆動を停止する。ここで、電動ポンプ28は回転を
ロックするチェックピンを備えており、電源のOFFと
同時に該チェックピンにより電動ポンプ28の回転をロッ
クしておく、これにより、蒸発燃料の電動ポンプ28への
逆流が阻止される(S21) 。あるいは、電動ポンプ28の
下流側に開閉弁を設け、該開閉弁を閉じるようにしても
よい。次に、前記パージ制御弁23を全閉(S22) 、切換
バルブ26を第2通路27開通側とし(S23) 、蒸発燃料供
給系内の蒸発燃料圧力が平衡するのに十分なように設定
された所定時間を経過後に前記電動ポンプ28のチェック
ピンによる回転ロックを解除し、これによって発生する
蒸発燃料の逆流により、電動ポンプ28が逆転し起電力を
生じるので、該起電力(電流) IPUMPRVを測定する(S
24, S25) 。そして、該測定された電流する電流IPUMP
RVを判定用の基準値IPUMPRV0 と比較し(S26) 、基準
値IPUMPRV0 以上のときは、リーク診断に誤診断を生じ
る可能性があるほど、蒸発燃料圧力が高いと判定してフ
ラグFVAPER を1にセットし(S27) 、基準値IPUMPRV
0 未満のときは誤診断を生じることはないと判定してフ
ラグFVAPER を0にリセットする(S28) 。
【0025】かかる蒸発燃料圧力状態の判定を行った
後、図3のステップ4では、前記フラグFVAPER の値を
判別する。そして、フラグFVAPER が0である場合は、
蒸発燃料圧力が低く、誤診断を生じることがないので、
ステップ5以降へ進んでリーク診断を開始するが、フラ
グFVAPER が1であるときには、蒸発燃料圧力が高く、
誤診断を生じる可能性があるので、ステップ2へ戻り、
再度初期化を行ってから蒸発燃料圧力状態の判定を行
い、蒸発燃料圧力が下がりフラグFVAPER が0にリセッ
トされるのを待ってからステップ5へ進み、リーク診断
を開始する。
【0026】ステップ5では、前記パージ制御弁23を閉
弁し、前記切換バルブ26の前記一方のポートを閉じ、他
方のポートを開いて、電動ポンプ28を駆動し、この状態
を所定時間維持する。このとき図6に示すように、電動
ポンプ28の駆動によりエアフィルタ31,エア導入通路29
を介して導入された空気が、前記第1通路25を介して前
記切換バルブ26からエア吐出通路31,エアフィルタ30を
介して大気中に放出される。
【0027】ステップ6では、前記の状態で電動ポンプ
28の駆動電流を検出し、該電流値を判定レベルIPUMPと
してセットする。即ち、空気が基準口径を有する基準オ
リフィス24を流通するときの電動ポンプ28の駆動電流が
検出される。ステップ7では、リーク診断試験を実行す
る。具体的には、前記パージ制御弁23を閉弁し、前記切
換バルブ26の前記他方のポートを閉じ、一方のポートを
開いて、電動ポンプ28を駆動し、この状態を所定時間維
持する。
【0028】このとき図7に示すように、電動ポンプ28
の駆動によりエアフィルタ31,エア導入通路29を介して
導入された空気が、前記第2通路27を介してキャニスタ
21内を通って燃料タンク19からパージ制御弁23に至る蒸
発燃料導入通路20及びパージ通路22内に流入する。ステ
ップ8では、前記の状態で電動ポンプ28の駆動電流IPU
MPLTを検出する。
【0029】ステップ9では、前記ステップ8で検出さ
れた駆動電流IPUMPLTを、前記ステップ6でセットされ
た判定レベルIPUMPと比較して蒸発燃料のリーク診断を
行う。具体的には、駆動電流が判定レベル以下と判定さ
れたときは、ステップ10へ進んでリークの発生有りと診
断し、駆動電流が判定レベルDLSLよりより大きいと
判定されたときは、ステップ11へ進んでリークの発生無
しと診断する。
【0030】即ち、基本的には、空気が基準口径を有し
た基準オリフィス24を流通するのに要する電動ポンプ28
の駆動電流に対し、前記リーク診断試験時の駆動電流の
方が小さい場合、つまり電動ポンプ28の駆動負荷が減少
した場合は、蒸発燃料導入通路20又はパージ通路22中に
前記基準口径より大きな孔が開口したのと同等の失陥を
生じて設定レベル以上のリークが発生すると診断し、そ
うでない場合は、リーク発生無し(正常) と診断する。
【0031】このようにすれば、蒸発燃料圧力が所定レ
ベル以上高い場合は、リーク診断の開始を遅らせ、蒸発
燃料圧力が低くなってからリーク診断を行う構成とした
ため、蒸発燃料圧力が高いためにリークが発生している
のにリークを発生していないとの誤診断を防止して、正
しいリーク診断を行うことができる。また、リーク診断
用に用いられる電動ポンプ28を利用して蒸発燃料圧力状
態を検出することができ、圧力センサや燃温センサを設
ける必要がなく、コスト的に有利であり、更に、電動ポ
ンプ28の駆動停止状態で所定時間の経過を待ってから蒸
発燃料圧力状態を検出することにより、蒸発燃料供給系
内の圧力を十分に高めて逆流量を多くして電動ポンプの
起電力を検出するので、蒸発燃料圧力状態を高精度に検
出することができる また、別の実施の形態として、図3のステップ3での蒸
発燃料圧力状態の検出で、蒸発燃料圧力が所定レベル以
上と判定されたときは、そのままルーチンを終了してリ
ーク診断を停止する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施の形態のシステム構成を示す
図。
【図3】同上実施の形態のリーク診断ルーチンを示すフ
ローチャート。
【図4】同上のリーク診断ルーチンの中の蒸発燃料圧力
状態検出のサブルーチンを示すフローチャート。
【図5】同上実施の形態の初期化処理実行時の空気の流
れを示す図。
【図6】同上実施の形態の判定レベル設定時の空気の流
れを示す図。
【図7】同上実施の形態のリーク診断試験実行時の空気
の流れを示す図。
【符号の説明】
1 内燃機関 6 コントロールユニット 19 燃料タンク 20 蒸発燃料導入通路 21 キャニスタ 22 パージ通路 23 パージ制御弁 24 基準オリフィス 25 第1通路 26 切換バルブ 27 第2通路 28 電動ポンプ 32 回転速度センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/08 F02D 41/02 301 F02D 41/22 301 F02D 45/00 345

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の燃料タンクからの蒸発燃料を一
    時的に吸着手段に吸着し、所定の機関運転条件で機関の
    吸気系に吸入処理する蒸発燃料処理装置における蒸発燃
    料のリークの有無を、機関運転停止後に燃料タンクから
    機関の吸気系に至る蒸発燃料供給系を密閉した状態で
    該蒸発燃料供給系内を電動ポンプによる空気の圧送によ
    り加圧したときの駆動電流に基づいて診断するリーク診
    断手段を備える一方、 前記診断の開始前の蒸発燃料圧力状態を検出する蒸発燃
    料圧力状態検出手段と、 前記蒸発燃料圧力状態検出手段により、蒸発燃料圧力が
    所定レベル以上高い状態が検出されたときに前記診断を
    遅延又は停止する診断遅延・停止手段と、 を含んで構成したことを特徴とする蒸発燃料処理装置の
    リーク診断装置。
  2. 【請求項2】前記蒸発燃料圧力状態検出手段は、電動ポ
    ンプの駆動を停止した状態で、蒸発燃料圧力により電動
    ポンプを逆転させることにより生じる電動ポンプの起電
    力状態を検出し、該起電力状態に基づいて蒸発燃料圧力
    状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の蒸発
    燃料処理装置のリーク診断装置。
  3. 【請求項3】前記蒸発燃料圧力状態検出手段は、リーク
    診断開始前に電動ポンプへの蒸発燃料の逆流を阻止しつ
    つ所定時間が経過した後、該逆流を許容し、そのときの
    電動ポンプの起電力状態に基づいて蒸発燃料圧力状態を
    検出することを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料処
    理装置のリーク診断装置。
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