JP3376193B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータに接
続されるデジタルカメラ等の撮像装置、特に自動露光量
制御の改善を図った撮像装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、コンピュータで画像を扱う用途が
飛躍的に増大してきており、コンピュータに画像を取り
込むためのデジタルカメラの製品化も活発になってきて
いる。このようなデジタルカメラに使用する撮像素子
は、ビデオ信号に規制されないことから、自由な構成に
することが可能なわけであるが、入手の手軽さから、あ
るいは製品価格を低くするために、ビデオカメラ用の撮
像素子が使用されている。 【0003】また、上記撮像素子の駆動のためのタイミ
ングジェネレータ(TG)用ICもビデオ用のものが流
用されている。更に、CDS/AGCや、信号処理用の
IC、同期信号発生(SSG)用ICも、またビデオ用
のものが使用され、したがって、これらにより構成され
たカメラは、結局ビデオレートで駆動されている。 【0004】図2は従来のデジタルカメラの構成を示す
ブロック図である。同図において、1は被写体からの反
射光を結像するための光学レンズ、2は光学レンズ1を
通して入射する光学像の入射光量を制御する光学絞り、
3は光学レンズ1により結像された被写体像を電気信号
に変換する撮像素子で、例えばムービービデオで一般に
用いられている補色市松色差順次方式のインターライン
型CCDが使用される。 【0005】4は撮像素子3を動作させるために必要な
タイミング信号を発生するタイミング信号発生回路(以
下TGという)、5はTG4からの信号を撮像素子3の
駆動に可能なレベルに増幅する撮像素子駆動回路、6は
撮像素子3の出力ノイズ除去のために設けられたCDS
回路、7はCDS回路6の出力信号を増幅する増幅回
路、8は増幅された信号のゼロ(黒)レベルを固定する
ためのクランプ回路である。 【0006】9は上述の前置処理回路より出力されたア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、1
0はデジタル化された信号を処理する撮像信号処理回
路、11はその信号処理に必要なパルスあるいはビデオ
信号の同期信号を発生する同期信号発生回路(以下SS
Gという)、12は撮像信号処理回路10で処理された
信号をコンピュータあるいは記録媒体に送出するための
インターフェース回路、13は撮像信号処理回路10で
生成された輝度信号の特定領域の積分値の情報を出力す
る輝度レベル検知回路、14はカメラ全体をコントロー
ルするシステムコントロール回路(以下シスコンとい
う)、15は全体の基準となる基本クロックを発生する
発振器、16は光学絞り2の開口面積を変化させるべく
絞りを駆動させる絞り駆動回路である。 【0007】このようなカメラの露出制御について説明
する。 【0008】露出の制御は、撮像素子3に照射する光量
を絞り2の開口面積を制御することで、撮像素子受光面
の照度(像面照度)を一定量に保つことである。この撮
像素子3への入射光量は、撮像素子3の出力信号を撮像
信号処理回路10で輝度信号としたものから、撮像素子
受光エリアの特定領域の積分値として検知することがで
きる。そして、輝度レベル検知回路13は輝度レベルの
情報をシスコン14に伝える。 【0009】上記シスコン14は、得られた輝度レベル
と基準輝度レベルを比較し、もし得られた輝度レベルが
基準輝度レベルより高いレベルであれば、光学絞り2の
開口面積を開くよう絞り駆動回路16に命令して絞り2
を駆動する。逆に、もし得られた輝度レベルが基準輝度
レベルより低いレベルであれば、光学絞り2の開口面積
を開くよう絞り駆動回路16に命令して絞り2を駆動す
る。 【0010】このようなフィードバック動作により、露
光量は適正量に保たれる。なお、絞り2の駆動部は通常
コイルと磁石とよりなるメーターやステッピングモータ
などで構成されている。また、絞り2の開口径を最大に
しても入射光量が足りない場合には、増幅回路7のゲイ
ンを増す方法がとられる。 【0011】ここで、デジタルカメラの一つの動向とし
て、低価格、低消費電力化がある。これを実現するカメ
ラとして、絞りをなくしたカメラ、あるいは一つ以上の
固定絞りを用意し、これをマニュアルで切り換えるよう
にしたカメラが存在する。これらのカメラの露出制御
は、撮像素子の電子シャッタを制御することでなされ
る。次にこの方法について説明する。 【0012】図3はムービービデオ用として一般化した
インターライン型CCDの構成図である。図中、20は
特定の波長域の光を透過させて入射させた光を電荷に変
換する光電変換部であり、複数のホトダイオード(P
D)からなる。21は各々の画素に蓄えられた電荷を垂
直方向に転送するための垂直転送部、22は垂直転送部
21より転送されてきた電荷を水平ライン毎に転送する
水平転送部、23は水平転送部22より転送されてきた
電荷を電圧信号に変換して出力するフローティングディ
ヒュージョンアンプである。 【0013】図4は画素部の詳細を示したもので、
(a)は画素部の断面構造、(b)はポテンシャルプロ
フィールを示している。 【0014】図示のように、アンチブルーミング及び電
子シャッタの機構として縦形オーバーフロードレインが
採用されている。また基板電位は、通常適当な飽和電荷
量で、かつ適度にアンチブルーミングが機能する電位V
sub(DC)に調整されている。そして、さらにΔV
subのパルスが加えられると、すでにPDに蓄積され
ている信号電荷を捨てることができる。 【0015】図5は上記PDからVCCDへの電荷読み
出し直前から、次のPDからVCCDへの電荷読み出し
の直後までの垂直転送パルスΦV1〜ΦV4と電子シャ
ッタパルスΦVsubのタイミング図であり、電子シャ
ッタパルスは、通常水平帰線消去期間に加えられる。 【0016】PDからVCCDへの電荷読み出しから次
のPDからVCCDへの電荷読み出しパルスへの期間
(1Vまたは1フィールド)の最後の電子シャッタパル
スから次のPDからVCCDへの電荷読み出しパルスま
での時間teが蓄積時間(露光時間またはシャッタスピ
ード)となる。 【0017】したがって、通常、電子シャッタによる露
出制御を行う場合、PDからVCCDへの電荷読み出し
パルスからどこまでの電子シャッタパルスを出すかを制
御する。つまり、輝度検知回路12からの輝度レベルの
情報と基準輝度レベルを比較し、もし得られた輝度レベ
ルが基準輝度レベルより高いレベルであれば露光時間を
短くするようTG4に命令して電子シャッタパルスの数
を増す(PDからVCCDへの電荷読み出しパルスの数
でこれが増えれば露光時間は短くなる)。逆に、もし得
られた輝度レベルが基準輝度レベルより低いレベルであ
れば露光時間を長くするようTG4に命令して電子シャ
ッタパルスの数を減らす。このようなフィードバック動
作により、露光量は適正量に保たれる。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の撮像装置にあっては、特に露出制御におい
て次のような問題点があった。 【0019】(1)メカニカルな絞りメーター、あるい
はモータを搭載すると、カメラの体積、重量が大きくな
り、かつ消費電力が増大する。このことは、コンピュー
タから電源を供給されるようなタイプのデジタルカメラ
では致命的である。 【0020】(2)ビデオレートの制約があるので、露
光時間は最大1/60sec、最小1/5000sec
程度となり、露光時間の制御のみで露光を調節するので
は実使用に耐えることはできない。固定絞りを2、3個
用意して切り換え可能にすれば露光調節範囲を増すこと
ができるが、充分とはいいがたい。特に低輝度側につい
ては、1/60sec露光までしか露光時間を増やすこ
とができないのではカメラとしての最低被写体照度が高
くなり、室内での撮影が困難になるという意味で致命的
ともいえる。 【0021】(3)そこで、低輝度時側では撮像素子の
出力信号を増幅する増幅器のゲインを6dB〜18dB
程度アップすることもなされるが、これによってS/N
比が増大し、劣悪な画像となってしまう。 【0022】(4)電子シャッタによる露光量の調節の
場合、短秒時側(高輝度側)では電子シャッタパルス1
発の増減による出力変化の比率が高くなり、調節量が荒
くなる(電子シャッタパルスは画像信号にノイズを加え
ないように水平同期期間に出すので1水平期間毎にパル
スが加えられ、短秒時側では全露光時間に対する1水平
期間の比が高くなる)。 【0023】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、撮影可能な輝度範囲が広く、絞り調節
が不要で、消費電力の小さな撮像装置を得ることを目的
としている。 【0024】 【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、次のように構成したものである。 【0025】(1)被写体の光学像を電気信号に変換す
る撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を処理して所定
の画像信号を生成する信号処理回路と、前記撮像素子及
び信号処理回路の動作に必要なタイミング信号を発生す
るタイミング信号発生回路と、前記タイミング信号発生
回路の基準となる入力クロックの周波数を変えることに
より前記撮像素子に入射する光学像の光量を制御する制
御手段とを備え、且つ前記撮像素子は基板に所定の電位
のパルスを印加することで前記撮像素子に含まれる画素
の信号電荷を除去する方式の電子シャッタ機能を有し、
前記電子シャッタ機能により、被写体の輝度レベルが高
い場合、電子シャッタパルスの数を多くすることによ
り、前記画素における信号電荷の蓄積時間を短くし、被
写体の輝度レベルが低い場合には、前記電子シャッタパ
ルスの数を少なくすることにより、前記画素における信
号電荷の蓄積時間を長くし、さらに、前記制御手段は、
前記撮像素子の電子シャッタパルスが所定数以下であっ
て、前記画素における露光量が適正レベル以下の場合
に、前記タイミング信号発生回路の基準となる入力クロ
ックの周波数を低くし、さらに、前記撮像素子の電子シ
ャッタパルスが所定数以上であって、前記画素における
露光量が適正レベル以上の場合に、前記タイミング信号
発生回路の基準となる入力クロックの周波数を高くする
ようにした。 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の構成を
示すブロック図であり、コンピュータと接続されるデジ
タルカメラの内部構成を示し、図2と同一符号は同一構
成要素を示している。 【0036】図1において、1は被写体の光学像を結像
させるための光学レンズ、2は光学絞りで、固定絞りと
なっている。3は被写体の光学像を電気信号に変換する
撮像素子、4は撮像素子3などの動作に必要なタイミン
グ信号を発生するTGで、撮像信号処理回路10はここ
ではデジタル処理回路となっている。 【0037】5は撮像素子駆動回路、6はノイズ除去用
のCDS回路、8は黒レベル固定用のクランプ回路、9
はアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器、10は撮像素子3の出力信号を処理して所定の画像
信号を生成する撮像信号処理回路、11はこの撮像信号
処理回路10の動作に必要なタイミング信号(同期信
号)を発生するSSG(タイミング信号発生回路)、1
2はインターフェース(I/F)回路、13は輝度レベ
ル検知回路、14は全体をコントロールするシスコン、
15は基本クロックを発生する発振器、17は発振器1
5からの基本クロックをシスコン14の命令によって任
意の周波数の基準クロックに変更する分周器である。 【0038】ここで、上記シスコン14と分周器17
は、TG4及びSSG11の基準となる入力クロックの
周波数を任意に可変制御する制御手段を構成しており、
その入力クロックの周波数を変えることにより撮像素子
3に入射する光学像の照度(光量)を制御する。その
際、撮像素子3に入射する光学像の照度が低い(光量が
小さい)ときはTG4及びSSG11の基準となる入力
クロックの周波数を低くし、撮像素子3に入射する光学
像の照度が高い(光量が大きい)ときはTG4及びSS
G11の基準となる入力クロックの周波数を高くする。 【0039】また、撮像素子3が電子シャッタ機能を有
している場合は、上述の制御手段はTG4及びSSG1
1の基準となる入力クロックの周波数を変えることによ
り上記撮像素子3の電子シャッタ機能を制御する。その
際、被写体の輝度が所定値より低い(撮像素子3に入射
する光学像の照度の制御ができなくなる)ときはTG4
及びSSG11の基準となる入力クロックの周波数を低
くし、被写体の輝度が所定値より高い(撮像素子3に入
射する光学像の照度の制御ができなくなる)ときはTG
4及びSSG11の基準となる入力クロックの周波数を
高くする。 【0040】また、撮像素子3が基板に高電位のパルス
を印加することで画素の信号電荷を除去する方式の電子
シャッタ機能を有している場合は、上述の制御手段は上
記と同様TG4及びSSG11の基準となる入力クロッ
クの周波数を変えることにより撮像素子3の電子シャッ
タ機能を制御するが、その際、撮像素子3の電子シャッ
タパルスが任意の所定数以下になるとTG4及びSSG
11の基準となる入力クロックの周波数を低くし、撮像
素子3の電子シャッタパルスが任意の所定数以上になる
とTG4及びSSG11の基準となる入力クロックの周
波数を高くする。 【0041】次に、本実施例における露光量の調節方法
について説明する。この調節方法は、従来例で示した電
子シャッタのパルス数を変えることによる蓄積時間の制
御の方法がとられる。 【0042】図1の分周器17からの出力クロックの周
波数は、標準的に使われるfs〔Hz〕とされる。ただ
し、コンピュータ用のデジタルカメラはビデオ信号規格
の制約を受けないことから、必ずしもビデオ信号規格を
満足するためのタイミングを作るために必要となる基準
クロック周波数fv〔Hz〕とはされない。したがっ
て、fsはカメラの使用目的、仕様等によって任意に決
定される。 【0043】上記周波数fsによってTG4及びSSG
11が駆動される条件の撮影で、撮像素子3の電子シャ
ッタが最大露光時間(電子シャッタパルスがない)にさ
れても適正露光量以下の露光量しか得られない場合、つ
まり輝度検知回路12からの輝度レベルの情報が基準輝
度レベルよりも低い場合、シスコン14は分周器17に
出力周波数を1/2にするように命令し、分周器17は
fs/2〔Hz〕のパルスを出力する(ここで、いうま
でもないことだが、TG4、SSG11の出力はすべて
周期が2倍となり、したがってHD、VDも、また電子
シャッタパルスΦVsubの間隔も2倍になる)。 【0044】そして、上記のクロックでTG4、SSG
11が駆動する条件で再び電子シャッタの制御による露
光量の調節がなされる。このとき、もしfs/2〔H
z〕で最大露光時間となるようにしても適正露光量以下
の露光量しか得られなければ、さらに分周器17の出力
周波数を1/2のfs/4〔Hz〕にするようにシスコ
ン14は分周器17に命令する。 【0045】このように制御することにより、アナログ
的に露光量を調節するためのメカニカル絞りを設けるこ
となく、撮影可能な被写体輝度範囲の広いカメラが実現
できる。また、増幅回路のゲインを増すこともしないの
で、低輝度被写体の撮影画像のS/Nを劣化させること
もなく、低輝度時の増幅のための増幅回路も無用とな
る。 【0046】ここで、上記の方法では、分周器17の出
力クロックの切り替わり近辺となる輝度の被写体の場合
は、絶えずクロックが切り換わるようなことが想定され
る。そこで、電子シャッタが最大露光時間にされても適
正露光量以下の露光量しか得られない場合にクロック周
波数を変えるのではなく、電子シャッタパルスがn発以
下になるとクロック周波数が切り替わるようにすること
で、クロック周波数の切り替わり輝度近辺での露出制御
をなめらかにすることができる。 【0047】次に、高輝度側の露光制御について説明す
る。上述の周波数fsによってTG4、SSG11が駆
動される条件の撮影で、電子シャッタが最小露光時間
(電子シャッタパルス数が最大)にされても適正露光量
以上の露光量しか得られない場合、つまり輝度検知回路
12からの輝度レベルの情報が基準輝度レベルよりも高
い場合、シスコン14は分周器17に出力周波数を倍に
するように命令し、分周器17は2・fs〔Hz〕のパ
ルスを出力する。 【0048】そして、このクロックでTG4、SSG1
1が駆動する条件で再び電子シャッタの制御による露光
量の調節がなされる。このとき、2・fs〔Hz〕でも
まだ適正露光量以上の露光量しか得られなければ、さら
に2倍の4・fs〔Hz〕とする。 【0049】このように制御することで、撮影可能な被
写体照度範囲のさらに広いカメラが実現できる。また、
クロック周波数が高くなったことから電子シャッタパル
スの間隔も短くなり、電子シャッタパルス1発の増減に
よる露光量の変化量も小さくなり、高輝度被写体に対す
る露光量の制御の精度を高くすることができる。 【0050】ここで、高輝度側の露光制御においては電
子シャッタパルス数が最大となる近辺で、電子シャッタ
パルス数1発の増減での露光量の変化量が大きくなり、
露光量の調節が困難となる。そこで、出力クロック周波
数の切り換わりを電子シャッタパルスがm発以上となっ
た場合に行うようにすれば、露光調節の荒い輝度帯をな
くすことができる。 【0051】このように、TG4、SSG11の基本ク
ロックを変えることを自動露出制御(AE)の手段とし
て加えることにより、撮影可能輝度範囲の広い、無絞り
(あるいは固定絞り)のデジタルカメラを実現すること
ができる。 【0052】なお、上述のクロック周波数の切り換えは
正数倍の場合で述べてきたが、周波数の切り換えをさら
に細かくすることで精度の高い露光量の制御をすること
も可能であり、電子シャッタパルスとクロック周波数の
双方を制御する露光制御も可能である。 【0053】また、クロック周波数の切り換えの間隔を
上記の場合よりも荒くしたほうが有効な場合もあるが、
カメラの使用目的、撮像素子3の特性、その他の回路系
の特性を考慮して適切なクロック周波数切り換え幅、最
大クロック周波数、最低クロック周波数を適切に設定す
れば、絞りなしのカメラでありながら、幅広い被写体輝
度の撮影の可能なカメラが実現できる。 【0054】また、実施例では固定絞りとして説明した
が、固定絞りを複数個(2、3個)用意し、これを切り
換えるようにすれば、さらに撮影可能被写体輝度幅を広
くすることができる。 【0055】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像素子及び信号処理回路の動作に必要なタイミング信
号を発生するタイミング信号発生回路の基準となる入力
クロックの周波数を可変制御する制御手段を備えたた
め、その入力クロック周波数を変えることにより撮像素
子の入射光量を制御することができ、撮影可能な輝度範
囲が広くなり、絞り調節が不要で、また消費電力が小さ
いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図 【図2】 従来例の構成を示すブロック図 【図3】 撮像素子の構成を示す説明図 【図4】 撮像素子の画素部の詳細を示す説明図 【図5】 撮像素子の駆動タイミング図 【符号の説明】 1 光学レンズ 2 光学絞り 3 撮像素子 4 タイミング信号発生回路 5 撮像素子駆動回路 9 A/D変換器 10 撮像信号処理回路 11 同期信号発生回路(タイミング信号発生回路) 14 システムコントロール回路(制御手段) 15 発振器 17 分周器(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 岳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 関根 正慶 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小出 裕司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−200076(JP,A) 特開 昭58−75976(JP,A) 特開 昭62−29260(JP,A) 特開 平3−255431(JP,A) 特開 平8−32854(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/335 H04N 5/235

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被写体の光学像を電気信号に変換する撮
    像素子と、前記撮像素子の出力信号を処理して所定の画
    像信号を生成する信号処理回路と、前記撮像素子及び信
    号処理回路の動作に必要なタイミング信号を発生するタ
    イミング信号発生回路と、前記タイミング信号発生回路
    の基準となる入力クロックの周波数を変えることにより
    前記撮像素子に入射する光学像の光量を制御する制御手
    段とを備え、且つ前記撮像素子は基板に所定の電位のパ
    ルスを印加することで前記撮像素子に含まれる画素の信
    号電荷を除去する方式の電子シャッタ機能を有し、前記
    電子シャッタ機能により、被写体の輝度レベルが高い場
    合、電子シャッタパルスの数を多くすることにより、前
    記画素における信号電荷の蓄積時間を短くし、被写体の
    輝度レベルが低い場合には、前記電子シャッタパルスの
    数を少なくすることにより、前記画素における信号電荷
    の蓄積時間を長くし、さらに、前記制御手段は、前記撮
    像素子の電子シャッタパルスが所定数以下であって、前
    記画素における露光量が適正レベル以下の場合に、前記
    タイミング信号発生回路の基準となる入力クロックの周
    波数を低くし、さらに、前記撮像素子の電子シャッタパ
    ルスが所定数以上であって、前記画素における露光量が
    適正レベル以上の場合に、前記タイミング信号発生回路
    の基準となる入力クロックの周波数を高くすることを特
    徴とする撮像装置。
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