JP3375791B2 - ansa下部構造を含有する共役ポリマー及び電気ルミネセンス物質としてのそれらの使用 - Google Patents
ansa下部構造を含有する共役ポリマー及び電気ルミネセンス物質としてのそれらの使用Info
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Description
としての使用に適している、ansa下部構造を含有す
る共役ポリマーに関する。
DU技術及び照明工学の分野においては、一連の適用の
ための大面積固体状態光源に大きな工業的要求がある。
これらの光源に対する要求は、現時点では、現存するど
の技術によっても完全に満足できるほどには満たされて
いない。白熱電球、気体排出電球 (gas-discharge lam
p) 及び非自己発光性液晶ディスプレイ素子の如き従来
のディスプレイ及び照明素子の代わりとして、発光性ダ
イオード(LED)の如き電気ルミネセンス(EL)物
質及び装置が相当な期間使用されてきた。
に、低分子量有機電気ルミネセンス物質及び装置もこの
約30年来知られている(例えば、US−A−3,17
2,862を参照のこと)。しかしながら、かかる化合
物の実用性は最近まで大きく制限されていた。WO 9
0/13148及びEP−A 0443861は、発光
層(半導体層)として共役ポリマーのフィルムを含有す
る電気ルミネセンス装置を記載している。かかる装置
は、簡単かつ安価に大面積で柔軟なディスプレイを製造
する機会の如き多大な利益を与える。液晶ディスプレイ
とは対照的に、電気ルミネセンスディスプレイは、自己
発光性であるので追加の背面発光源を必要としない。
置は、少なくとも1種の共役ポリマーを含有する薄くて
密なポリマーフィルムの形態にある発光層(半導体層)
を含む。第1接触層は第1表面に接触しており、第2接
触層は半導体層の更なる表面に接触している。この半導
体層のポリマーフィルムは、これら2つの接触層の間に
電場をかけた際に、その半導体層内に導入される電荷キ
ャリヤーのために十分に低い濃度の外部電荷キャリヤー
を有しており、一方の接触層が他方の層に比べて正に荷
電するとその半導体層が輻射線を発する。かかる装置に
用いられるポリマーは共役である。共役ポリマーは、主
鎖に沿って非局在化した電子系を有するポリマーであ
る。この非局在化電子系は、そのポリマーに半導性を与
えて正及び/又は負の電荷キャリヤーを高移動度で輸送
する能力をそれに与える。
フェニレン・ビニレン)が発光層のポリマー物質として
用いられ、そしてそのような物質のフェニル基を複素環
系又は縮合炭素環系により置き換えることが提案されて
いる。かかるポリマーの加工性を向上させるために、ア
ルキル又はアルコキシ側鎖を含有する誘導体が既に調製
されており(例えば、EP−A 0442861及び米
国特許第5189136号を参照のこと)、これらの誘
導体は高い溶解性を有している。これらの物質は良好な
結果を与えるが、例えば、色彩純度は依然として不満足
なものである。更に、これまで知られているポリマーを
用いて青色又は白色の発光を起こすのは殆ど不可能であ
る。
マーに基づく物質の開発は終わったものとは決して見な
せないので、照明及びディスプレイ装置の製造業者は、
かかる装置のための多種多様な電気ルミネセンス物質に
興味を抱いている。これは、中でも、電気ルミネセンス
物質とその装置の他の構成部分とを組み合わさせた機能
のみが、電気ルミネセンス物質の適切性に関して結論を
引き出すことを許容するからである。
は、照明又はディスプレイ装置に用いたときに、これら
装置の特性プロフィールを向上させるのに適する新規な
電気ルミネセンス物質を提供することである。
は公知であり文献に記載されているが、ansa単位を
含有するポリマーは、これまで M. Loffler 、A. Schlu
ter と V. Enkelmann,Nature 368 (1994) 831 及び M.
Loffler と A. Schluter, Macromol. Symp. 77(1994) 3
59 により記載されているに過ぎない。この報文は、ベ
ンゼンとナフタレン基を連結することにより形成される
ansa下部構造を含有する共役ポリマーを記載してい
る。これら芳香族基の連結は、1つの芳香族基が別の2
つの芳香族基に対になって繋がっていて、この繋がりは
それぞれの場合に1つの芳香族基の2つの環員原子を含
み、その2つの環員原子はそれぞれの場合にもう1つの
芳香族基の2つの環員原子に直接連結しているというよ
うな連結である。
a下部構造を含有する一定の共役ポリマーが、有機溶媒
中への向上した溶解性及び向上したフィルム形成性の他
に、特に、高い色彩純度を有する良好な電気ルミネセン
スと光ルミネセンスをも有するということが見出され
た。従って、本発明は、ansa下部構造(ansa subst
ructures)を含有する共役ポリマーであって、芳香族基
を含有し、そして隣接する芳香族基が、一方の芳香族基
の1つの環員原子が他方の芳香族基の1つの環員原子に
直接連結しておりかつこれら2つの芳香族基の更なる結
合が少なくとも1つの4価の炭素原子及び/又はヘテロ
原子を含有する橋を経由してのみ可能であるようにし
て、互いに繋がっている共役ポリマーを提供する。
ーは、非常に高い色彩純度を有しているので、電気ルミ
ネセンス物質として著しく適している。これらの化合物
は、青色、黄色及び白色の電気ルミネセンスをもたらす
のによく適している。ansa下部構造を有する本発明
のポリマーの更なる利点は、それら化合物の低結晶化傾
向及び良好なフィルム形成性である。適切な出発原料を
選択すれば、均一な立体化学及び所望の立体規則度を有
するポリマーを得ることができかつ使用できる。
造は、脂肪族鎖により架橋している芳香族又は複素芳香
族基であり、この脂肪族鎖はヘテロ原子、多重結合及び
/又は脂肪族及び/又は芳香族環をも含有することがで
きるが、その橋頭原子がじかに隣接してはならない。本
発明の目的のためには、ポリマーには、ホモポリマー、
コポリマー、ターポリマー及びより多種のモノマーから
なるポリマーが含まれる。本発明の目的のためには、共
役しているとは、全体が又は部分的に共役していること
を意味し、共役とは、3又はそれ以上のsp2 混成炭素
原子の鎖を意味する。本発明の全体又は部分的共役ポリ
マー中の共役の長さは、好ましくは、スペクトルの可視
領域において少なくとも発光が起こるのに十分に長いも
のである。
g)の1又は2以上のansa下部構造を含有する本発
明のポリマーである。
は、=CR1 −、=N−であり;U、Vは、−O−、−
S−、−NR1 −、−CR1 R2 −であり;R1 、R2
は、H、1〜22の炭素原子を有するアルキル、1〜2
2の炭素原子を有するアルコキシ、CN、ハロゲン、6
〜10の炭素原子を有するアリール、6〜10の炭素原
子を有するアリールオキシであり;Wは、−(CH2)q
−、−(CH2)n −Z−(CH2)m −であり;Zは、−
CO−、−C≡C−C≡C−、−NHCO−、−S−
(CH2)p −S−、−NH−、−CO(CH2)p CO
−、−OCO(CH2)p COO−、−NHCO(CH2)
p CONH−、−NH(CH2)p NH−、−O(CH2)
p O−、−O−、1,4−フェニレン、−S−、−SO
2 −(CH2)p −SO2 −、−SO2 −、−CO−CH
OH−であり;n、m、pは、0、1、2〜20であ
り;qは、5〜20である。〕
/又は(III)のポリマーである。 −〔Cm1−Dm2〕m3− (II)
B、Cは、同一でも異なっていてもよく、式(Ia)〜
(Ig)の構成単位であり;Dは、
1〜2000であり;U、Vは、−O−、−S−、−N
R1−、−CR1 R2 −であり;Wは、−(CH2)q
−、−(CH2)n −Z−(CH2)m −であり;Zは、−
CO−、−C≡C−C≡C−、−NHCO−、−S−
(CH2)p −S−、−NH−、−CO(CH2)p CO
−、−OCO(CH2)p COO−、−NHCO(CH2)
p CONH−、−NH(CH2)p NH−、−O(CH2)
p O−、−O−、1,4−フェニレン、−S−、−SO
2 −(CH2)p −SO2 −、−SO2 −、−CO−CH
OH−であり;n、m、pは、0、1、2〜20であ
り;qは、5〜20であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6は、H、1〜22の炭素原子を有するアルキ
ル、1〜22の炭素原子を有するアルコキシ、6〜10
の炭素原子を有するアリール、6〜10の炭素原子を有
するアリールオキシ、CN、ハロゲンであり;n1、n
2、n3は、0、1〜20であり;n4、n5は、0、
1〜2000であり;そしてn6は、1〜2000であ
る。〕
下の通りである。
〜20である。)
でかなり高い溶解性を有すると同時にほんの僅か分子直
径が大きい。その結果として、即ち、それらの高いアス
ペクト比x(長さ/直径)のために、かかる分子は液晶
性挙動を示すことが多い。ansa下部構造のために、
例えば、光学活性なモノマーを用いることによって、均
一な立体化学のポリマーを調製できる可能性がある。更
に、ポリマーの立体規則度を適切に選択することにより
発光極大の位置を狙い定めて制御できる、即ち、深色側
又は浅色側に移動できることが多い。
れる化合物は文献公知の方法によって調製でき、有機合
成に関する標準的著作物、例えば、Houben-Weyl, Metho
dender Organischen Chemie, Georg-Thieme-Verlag, St
uttgart中に、及び A. Weissberger と E.C. Taylor
(編者)による “The Chemistry of Heterocyclic Com
pounds" シリーズの適当な巻に記載されている通りに調
製できる。その調製は、ここでは、公知かつ特定の反応
に適した反応条件下で行われる。この調製では、公知の
変法も用いることができるが、ここでは詳記しない。次
の3つのルートが本発明の化合物の好ましい調製法であ
る。
nsa化合物を化学的にカップリングさせて本発明の構
造の化合物を得ることを含む。直接に又は適切なスペー
サーセグメントによって、ansa化合物を共役するよ
うに結合させることが可能である。適切なスペーサーセ
グメントは、特に、1,4−フェニレン、2,5−二置
換1,4−フェニレン、1,4−及び1,5−ナフチレ
ン、1,4−及び9,10−アントリレン構成単位の如き
アリーレン(及び対応する複素芳香族類縁体)、更に一
置換又は二置換ビニレン単位であり、これらアリーレン
及びビニレンセグメントの好ましい置換基は、アルキ
ル、アリール、アルコキシ及びアリールオキシ基、又は
それ以外にはCN、ハロゲンである。次いで、ansa
化合物間の化学的カップリングを、直接に又は特定のス
ペーサー基により、予備形成(preformed)ansa下
部構造とスペーサーセグメントを提供する官能基(−H
も官能基として作用することができる)を介して進め
る。ここではアリール−アリール及びアリール−オレフ
ィン結合のための方法が用いられる。特に、この目的の
ために文献で公知の方法は次の通りである。
ば、R.F. Heck, Org. Reactions 27 (1981) 345 を参照
のこと〕、ヤマモト型〔例えば、T. Yamamoto, Prog. P
olym.Sci. 1153 を参照のこと〕、スズキ型〔例えば、
N. Miyaura、T. Yanagi、A. Suzuki, Synth. Commun. 1
1 (1981) 513 を参照のこと〕及び Stille 型〔例え
ば、J.K. Stille, Angew. Chem. 98 (1986) 504; Int.
Ed. Engl. 25 (1986) 508を参照のこと〕のカップリン
グ法、及び他の周知のカップリング法〔例えば、Houben
-Weyl, Methoden der Organischen Chemie, Volume 5/2
b “Arene, Arine",Thieme, Stuttgart, 1981 を参照
のこと〕。
Seer, Ann. 394 (1912) 111 を参照のこと〕の如き酸
化的アリール−アリールカップリング、又はチオフェン
又はピロールの如き電子豊富複素芳香族化合物の酸化的
カップリング。
y 型のカルボニルオレフィン化反応〔例えば、Houben-W
eyl, Methoden der Organischen Chemie, Volume 5/1b
“Alkene, Cycloalkene, Arylalkene", Thieme, Stuttg
art, 1972 を参照のこと〕、又は適当なカルボニル誘導
体(α,α’−ジハロゲン化合物、チオケトン、ジアゾ
ケトン)の還元的連結〔例えば、Houben-Weyl, Methode
n der Organischen Chemie, Volume 5/1b “Alkene, Cy
cloalkene, Arylalkene", Thieme, Stuttgart, 1972 を
参照のこと〕。
分解的に誘発される脱離反応において式(II) の共役ポ
リマーに転化される適当なプレポリマーの合成を含む。
かかるルートは、文献で周知であり、例えば、ポリ(フ
ェニレン・ビニレン)の如きポリ(アリーレン・ビニレ
ン)の合成に用いられる〔例えば、米国特許第3,70
6,677号;米国特許第3,532,643号;F. L
ouwet, D. Vanderzande,J. Gelan, Synth.Met., Short
Commun. 52 (1992) 125 を参照のこと〕。可溶性プレポ
リマーを経由するこの迂回ルートは、本来的に乏しい溶
解性のために得ることができないか又は比較的低分子量
でしか得られない共役ポリマーの調製を可能にする場合
がある。加えて、特に、分解せずには溶融することがな
くかつ不溶性である共役ポリマーをプレポリマー段階で
処理することも可能である。特有の構造及びそれに関連
する低度の分子内相互作用によって高い溶解性を有する
ansa基を含有する本発明のポリマーにとっては、こ
のルートは第1ルートと択一的なものである。ansa
基にも拘らず、本発明のポリマーがほんの僅かしか溶解
しない場合は、この第2ルートが第1ルートよりも好ま
しい。
ーの調製を可能にする。まず、後でポリマー類似反応を
経由して本発明の所望の構造に転化される適切なプレポ
リマーを合成する。特に、存在するモノマーセグメント
を架橋して高度に縮合した平面下部構造の形成をもたら
す反応が用いられる。これは、好ましくは、フリーデル
−クラフト型の分子内縮合又は環化反応(アルキル化、
アシル化〔例えば、DE−A 4111878を参照の
こと〕)、電子移動誘発環化反応(還元的及び酸化的縮
合〔例えば、U. Scherf, K. Mullen, Synthesis (1992)
23 を参照のこと〕)、カルボニルオレフィン化反応
(例えば、上記の如きもの)により、又は光化学的環化
(縮合)によって起こる。
マー〔例えば、K. Chmil, U. Scherf, Makromol. Che
m., Rapid Commun. 14 (1993) 217 〕及びねじれスペー
サーセグメント(式(III)のA及びB)及びコンダクタ
ーセグメント(WO−A 95/07955を参照のこ
と)のコポリマー組立体を得ることができる。コポリマ
ーの場合には、ansa構造は、スペーサーセグメント
のいずれかに又はコンダクターセグメントに組み込むこ
とができる。これは、少なくとも潜在的には将来の構造
成分に相当する適切なモノマーを混合することによって
達成される。モノマー構成単位のカップリングは、例え
ば、アリール−アリール又はアリール−オレフィンカッ
プリングの上記の方法によって行われる。これらのコポ
リマーは、ランダムに分布するモノマー構成単位を有す
る。
ミネセンス物質として用いられる。即ち、それらは電気
ルミネセンス装置の活性層として役立つ。本発明の目的
のためには、活性層は、電場をかけた際に光を放つこと
ができる電気ルミネセンス物質(発光層)又は正及び/
又は負の電荷の注入及び/又は輸送を向上させる物質
(電荷注入層及び電荷輸送層)である。従って、本発明
は、本発明のポリマーの電気ルミネセンス物質としての
使用も提供する。本発明は、更に、ansa下部構造を
有する1又は2以上の本発明のポリマーを含む1又は2
以上の活性層を有する電気ルミネセンス装置を提供す
る。この活性層は、例えば、発光層及び/又は輸送層及
び/又は電荷注入層であってもよい。
は、例えば、米国特許第4,539,507号及び米国
特許第5,151,629号に記載されている。ポリマ
ー含有電気ルミネセンス装置は、例えば、WO 90/
13148又はEP−A 0443861に記載されて
いる。それらは、通例、カソードとアノードの間に電気
ルミネセンス層を含み、これら電極の少なくとも1つは
透明である。加えて、電子注入及び/又は電子輸送層が
この電気ルミネセンス層とカソードの間に導入されてい
てもよく、及び/又は正孔注入(hole-injection)及び
/又は正孔輸送層がこの電気ルミネセンス層とアノード
の間に導入されていてもよい。適切なカソードは、例え
ば、Ca、Mg、Al、In、Mg/Agである。アノ
ードとしては、例えば、Au又はITO(透明支持体、
例えば、ガラス又は透明ポリマー上の酸化インジウム/
酸化スズ)を用いることができる。
して負電位にすると、電子がカソードから電子注入層/
電子輸送層に又は直接に発光層に注入される。同時に、
アノードからの正孔が正孔注入層/正孔輸送層に又は直
接に発光層に注入される。注入された電荷キャリヤー
は、かけられた電位の作用の下、活性層を通って相互に
移動する。これは、電荷輸送層と発光層の間の界面にお
いて又は発光層内において、光の放出で再結合する電子
−正孔対をもたらす。放出光の色彩は、発光層として用
いられる化合物によって変えることができる。電気ルミ
ネセンス装置は、例えば、コントロールランプ、英数字
式ディスプレイ、サインの如き自己発光性ディスプレイ
素子として、及び光電子工学カプラーに用いられる。本
発明を実施例により説明するが、本発明はそれらに限定
されない。
−14, 16, 17−オクタデカトリエン)〕 15, 17−ジブロモ−2,13−ジオキサビシクロ〔12. 2.
2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエン(又は 14,17−
ジブロモ−1,12−ジオキサ〔12〕パラシクロファン)
3) 1327又は A. Luttringhaus, H. Gralheer, Liebigs
Ann. Chem. 550 (1942) 67 の方法によった。2, 5−ジ
ブロモヒドロキノンを Benedikt (Mon. 1 (1881) 345)
の方法により熱氷酢酸中でのヒドロキノンのブロム化に
より得た。SO2 含有水からの再結晶後で融点185〜
186℃。
ブロモデシル)エーテル 87mlの2.65Mメタノール性水酸化カリウム溶液
を250mlのエタノール中の164gの 2,5−ジブロ
モヒドロキノン及び345gの臭化デカメチレンの沸騰
攪拌溶液に1時間かけて滴下した。この混合液が中性に
なるまで更に2時間煮沸した後、この混合液を1リッタ
ーの熱水中に注ぎ、よく振盪し、そして依然として温か
いまま水層をデカンテーションした。過剰の 2,5−ジブ
ロモヒドロキノンを除去するために、この操作を更に2
回繰り返した。過剰の臭化デカメチレンを0.4tor
r(mmHg)での蒸留により除去した。減圧昇華
(0.001torr(mmHg)で120〜140
℃)後に生成モノエーテル(2, 5−ジブロモヒドロキノ
ン・モノ(ω−ブロモデシル)エーテル)を得た。この
生成物は、石油エーテル次いで水性メタノールからの再
結晶により更に精製できる(収率51%,融点67
℃)。
ブロモドデシル)エーテル 200mlのアルコール中の280gの 1, 12−ジブロ
モドデカン及び90gの 2,5−ジブロモヒドロキノン、
及び35mlの3.06Mメタノール性水酸化カリウム
溶液から、上記のようにして調製した。過剰のジブロミ
ドを0.05torr(mmHg)で浴温が155℃を
越えないように留去し、モノエーテルをショートパス装
置で0.001torr(mmHg)で160℃以下で
蒸留した(収量22g)。このモノエーテルは、石油エ
ーテルから及び水性メタノールからの再結晶により精製
することができる(融点71℃)。
2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエン 500mlのイソアミルアルコール中の30gの 2,5−
ジブロモヒドロキノン・モノ(ω−ブロモデシル)エー
テルの溶液を、35gの微粉末脱水炭酸カリウムを含有
する1リッターのイソアミルアルコールに激しく攪拌し
ながら42時間かけて滴下した。更に1時間加熱した
後、無機物質を濾去して溶媒を減圧留去し、残渣を10
0mlのジエチルエーテルで抽出した。続いて、このエ
ーテル相を2N水酸化ナトリウム溶液及び水で洗浄し
た。エーテル相を乾燥し、溶媒を留去して17g(68
%)の 15,17−ジブロモ−2,13−ジオキサビシクロ〔1
2. 2. 2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエンを得た
(沸点:0.1torr(mmHg)で167〜168
℃)。この物質はエタノールから再結晶できる(融点9
6℃)。
4, 16, 17−オクタデカトリエン−15, 17−ビスホウ酸 26.87ml(43mmol)のn−ブチルリチウム(ヘ
キサン中1.6M)を250mlのジエチルエーテル中
の7.00g(17.2mmol)の 15,17−ジブロモ−2,
13−ジオキサビシクロ〔12. 2. 2〕−14, 16, 17−オク
タデカトリエンの溶液に−78℃でアルゴン気流下で滴
下した。この反応混合液を室温まで温めて更に2時間攪
拌した。次いで、この溶液を滴下ロートに移して、−7
8℃に冷却した150mlのジエチルエーテル中の2
7.77ml(120mmol)のホウ酸トリイソプロピル
の溶液に滴下した。この反応混合液を室温で更に12時
間攪拌した。200mlの2N塩酸で加水分解した後、
得られた析出物を濾取して1リッターの冷水で洗浄して
50℃/0.01ミリバールで乾燥した。収量:2.7
9g(48%)の 2, 13−ジオキサビシクロ〔12. 2.
2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエン−15, 17−ビス
ホウ酸。1 H−NMR(200 MHz, d6-DMSO): d 7.84 (4H), 7.3
6 (2H), 4.42 (2H), 4.21 (2H), 1.70 (2H), 1.52 (2
H), 1.10 (4H), 0.97 (4H), 0.67 (4H)。13 C−NMR(50 MHz, d6-DMSO): d 157.12, 126.76,
123.28, 69.2, 27.34,27.14, 23.73。
〔12. 2. 2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエン)〕 20mlの1M炭酸カリウム水溶液を20mlのTHF
中の0.500g(1.5mmol)の 2, 13−ジオキサビ
シクロ〔12. 2. 2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエン
−15, 17−ビスホウ酸及び0.606g(1.5mmol)
の 15,17−ジブロモ−2,13−ジオキサビシクロ〔12. 2.
2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエンの溶液に添加し
た。この混合液を煮沸還流して、5mlのTHF中の2
6mgのテトラキス(トリフェニルホスフィノ)パラジ
ウム(0)を添加した。2日間煮沸還流した後、この混
合液を200mlのメタノール中に注ぎ入れた。生成し
た析出物を濾取して50mlの希塩酸で洗浄して塩化メ
チレン中に再溶解させた。得られた溶液を乾燥し、溶媒
を留去し、そしてメタノールの添加によりポリマーを析
出させた。収量:533mg(48%)のポリ〔15, 17
−(2,13−ジオキサビシクロ〔12. 2. 2〕−14, 16, 17
−オクタデカトリエン)〕。1 H−NMR(200 MHz, CDCl3): d 7.27 (2H), 4.30
(2H), 4.02 (2H), 1.07(16H)。13 C−NMR(125 MHz, CDCl3) : d 149.05, 127.96,
121.55, 70.49, 27.56,27.50, 27.36, 24.37。
2',5'−ジブロモ−4−デシル−4'−(4−デシルベン
ゾイル)ベンゾフェノン及び0.5g(1.49mmol)
の 2, 13−ジオキサビシクロ〔12. 2. 2〕−14, 16, 17
−オクタデカトリエン−15, 17−ビスホウ酸の溶液を、
10mlの1M炭酸カリウム水溶液に添加した。この混
合液を煮沸還流して、5mlのTHF中の25mgのテ
トラキス(トリフェニルホスフィノ)パラジウム(0)
を添加した。48時間煮沸還流した後、この混合液を1
00mlのメタノール中に注ぎ入れた。生成した析出物
を濾取して100mlの希塩酸で洗浄して塩化メチレン
中に再溶解させた。得られた塩化メチレン溶液を乾燥
し、溶媒を留去し、そしてメタノールの添加によりポリ
マーを析出させた。収量:745mg(79%)のポリ
ケトン。Mn :22,300 Mw :36,400(G
PCより)
準として0.865mmol)のポリケトンの溶液を、70
mlのTHF中の245mg(6.44mmol)の水素化
リチウムアルミニウムの懸濁液に添加した。この混合液
を室温で30分間攪拌した後、注意してエタノール、水
及び希塩酸と混合した。有機相を水で洗浄し、乾燥し、
そして濃縮乾固した。このポリマーをTHF中に再溶解
して水で析出させた。収量:634mg(91%)のポ
リアルコール。
3mmol)のポリアルコールの溶液を1.8g(12.6
6mmol)の三フッ化ホウ素エーテル錯化合物(etherat
e)と混合した。室温で5分間攪拌した後、まず100
mlのエタノールを添加し、続いて、200mlの水を
添加した。有機相を分液し、水で洗浄し、乾燥し、そし
て溶媒を留去した。アセトン中に析出させて、コンダク
ターポリマーを黄色粉末として得た。収量:420mg
(88%)。 Mn :36,200 Mw :56,700(GPCよ
り) このゲル透過クロマトグラフィー(GPC)は、PL−
ゲルカラム(3カラム,10μmゲル,気孔幅50,1
03 及び104 nm)を用い、結合したUV/VIS検
出器を使用して行った。全てのGPC分析は、これらポ
リマーの1,2−ジクロロベンゼン溶液(ポリマーの濃
度:2g/リッター)で70℃で行った。較正は、狭い
分子量分布を有するポリスチレンスタンダードにより行
った。
2〕−16, 18, 19−エイコサトリエン(又は 16,19−ジ
ブロモ−1,14−ジオキサ〔14〕パラシクロファン)
ロ〔14. 2. 2〕−16, 18, 19−エイコサトリエン 250mlのアミルアルコール中に溶かした20gの
2,5−ジブロモヒドロキノン・モノ(ω−ブロモドデシ
ル)エーテル(実施例1と同様の方法により調製したも
の)を、15gの微粉末脱水炭酸カリウムを含有する1
リッターのアミルアルコールに激しく攪拌しながら19
時間かけて滴下した。更に1時間加熱した後、無機物質
を濾去して溶媒を減圧留去し、残渣を100mlのジエ
チルエーテルで抽出した。続いて、このエーテル相を2
N水酸化ナトリウム溶液及び水で洗浄した。エーテル相
を乾燥し、溶媒を留去して12g(71%)の 17,19−
ジブロモ−2,15−ジオキサビシクロ〔14. 2. 2〕−16,
18, 19−エイコサトリエンを得た(沸点:0.06to
rr(mmHg)で170℃)。この物質はエタノール
から再結晶できる(融点77〜78℃)。
T. Otsubo, S. Misami,Synth. Commun. 8 (1978) 285
に従った。
的方法:250mlのベンゼン中の30mmolの 2,5−ジ
ブロモ−1, 4−ビス(ブロモメチル)ベンゼン、及び2
50mlの95%濃度エタノール中の30mmolの関連
ω,ω’−ジメルカプトアルカンと60mmolのNaOH
を、2.2リッターの攪拌沸騰エタノールに2つの精密
滴下ロートから同時に5時間かけて滴下する。12時間
煮沸した後、その混合液を減圧濃縮乾固する。残渣をベ
ンゼンに転溶し、ベンゼンを用いて中性酸化アルミニウ
ムでクロマトグラフィーに付する。
クロファンを20mlの氷酢酸及び6mlの35%濃度
過酸化水素水と混合した。この混合液を100℃で5時
間加熱してから、氷浴中で冷却した。得られた無色結晶
を濾取して水で洗浄して乾燥した。パラシクロファンを得るための熱分解 この熱分解用のために、200mgの上記ジスルホンを
一端を融解によって閉鎖したパイレックス管(40×
1.0cm)に入れた。このガラス管の他端を少量のガ
ラスウールで施栓してポンプに連結した。この管を30
〜50torr(mmHg)まで減圧にして650℃の
15cm長の管状炉内に押し入れた。油状生成物が冷却
末端部に凝縮した。この反応は数分後に完了した。ペン
タンを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーによ
り、パラシクロファンを得た。
12)反応図:
hem. 69 (1957) 137、又は A. Luttringhaus, F. Crame
r, H. Prinzbach, F.M. Henglein, Ann. 613 (1958) 18
5 に従った。
アルキル)エーテル: まず、50mmolの 2,5−ジブロモ
ヒドロキノン及び500mmolの関連ω,ω’−ジブロモ
アルカンを150mlのエタノール中に仕込む。50℃
で、30mlの50%濃度エタノール中の110mmolの
KOHの溶液を窒素気流下で攪拌しながら30分間かけ
て滴下し、その混合液が中性になるまで煮沸還流する。
一晩放置した後、生成物を吸引濾過する。それはアルコ
ールからの再結晶により精製することができる(収率:
80%)。ビスチウロニウム塩: 10mmolの 2,5−ジブロモヒドロ
キノン・ビス(ω−ブロモ−1−アルキル)エーテル及
び24mmolのチオ尿素を30mlのエタノール中で12
時間煮沸還流する。冷却で分離する塩をエタノールから
再結晶する(収率:94%)。
ルカプト−1−アルキル)エーテル:エタノールから再
結晶した30mmolのビスチウロニウム塩を100mlの
水中の300mmolのKOHと共に1時間煮沸して、その
塩を完全に溶解させる。最初に氷冷し、その溶液を5N
塩酸で酸性にし、析出した生成物を吸引濾過する(窒素
雰囲気)。エタノールから再結晶して微小板状晶を得
る。これはクロロホルム及びベンゼンに容易に溶解する
(収率:80%)。ジチアシクロファンを得るための環化 強力冷却器及び浸漬フリット(immersion frit)を備え
た5リッターフラスコで、4リッターのジオキサン及び
100mlの水中の12mmolの 2, 5-ジブロモヒドロキ
ノン・ビス(ω−メルカプト−1−アルキル)エーテル
と24mmolのCuCl2 ・2H2 Oの溶液に、空気流を
緩やかに12時間通す。しばらくすると無色の凝集塊が
析出するのでそれらを濾過する。濾過してFe(II)S
O4 を添加した後、その混合液を30℃で100mlま
で減圧濃縮する。100mlの水の添加により析出する
凝集塊を熱抽出器中でエタノールで抽出して、抽出溶液
を50mlまで濃縮する。その生成物は冷却すると結晶
化する(収率:2〜15%)。
った。
14) E. Forneau, P.M. Baranger, Bull. Soc. Chim. France
49 (1931) 1161 又はR. Huisgen, Ann Chem. 586 (195
4) 52(n=0を有する化合物について)に従った。
14) T. Inone, T. Kaneda, S. Mitsumi, Tetrahedron Lett.
(1974) 2969 に従った。
14) T. Inone, T. Kaneda, S. Mitsumi, Tetrahedron Lett.
(1974) 2969 に従った。
14) R. Kelly, D.M. McDonald, K. Wiesner, Nature 166 (1
950) 225又は K. Wiesner, Can. J. Research 28B (195
0) 561 に従った。
54) 2743 に従った。本発明のポリマー構造の構築に適
するシクロファン単位の更なる合成は、例えば、B.H. S
mith, “Bridged Aromatic Compounds", Academic Pres
s, N.Y. 1964及びそこで引用されている文献に記載され
ている。
2g)の 15,17−ジブロモ−2,13−ジオキサビシクロ
〔12. 2. 2〕−14, 16, 17−オクタデカトリエン(実施
例3と同様な方法により調製したもの)、32.1mmol
(3.249g)のトリエチルアミン、0.15mmol
(32.7mg)の酢酸パラジウム(II)、0.87mm
ol(0.266g)のトリ−o−トリルホスフィン、1
00mlのDMF及び攪拌子を仕込んだ。オートクレー
ブを脱気してから16mmol(0.42g)のエテンを仕
込んだ。次いで、この混合液を100℃に48時間加熱
した。この混合液を冷却した後、メタノールの添加によ
りポリマーを析出させ、減圧乾燥し、最後にソックスレ
ー装置で200mlのクロロホルムで抽出した。次い
で、クロロホルム可溶部をメタノールの添加により再度
析出させた。両方の部分(クロロホルム可溶部及び不溶
部)を100℃で24時間減圧乾燥した。
より)。1 H−NMRスペクトル(200 MHz, CDCl3中):δ (pp
m):7.33 (2H), 7.21 (2H), 4.28 (4H), 1.19 (16H) 。13 C−NMRスペクトル(50 MHz, CDCl3中):δ (pp
m):151.76, 123.61, 70.9, 29.96, 28.58, 28.38, 28.
02, 27.67, 26.68, 24.65 。 全てのデータは、アタクチックポリマーのクロロホルム
可溶部に基づくものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ansa下部構造を含有する共役ポリマ
ーであって、芳香族基を含有し、そして隣接する芳香族
基が、一方の芳香族基の1つの環員原子が他方の芳香族
基の1つの環員原子に直接連結しておりかつこれら2つ
の芳香族基の更なる結合が少なくとも1つの4価の炭素
原子及び/又はヘテロ原子を含有する橋を経由してのみ
可能であるようにして、互いに繋がっている共役ポリマ
ー。 - 【請求項2】 下式(Ia)〜(Ig)のうちの1又は
2以上のansa下部構造を含む、請求項1記載のan
sa下部構造を含有する共役ポリマー。 【化1】 [式中、記号及び添え字は以下の意味を有する: X、Yは、=CR1−、=N−であり; U、Vは、−O−、−S−、−NR1−、−CR1R2−
であり; R1、R2は、H、1〜22の炭素原子を有するアルキ
ル、1〜22の炭素原子を有するアルコキシ、CN、ハ
ロゲン、6〜10の炭素原子を有するアリール、6〜1
0の炭素原子を有するアリールオキシであり; Wは、−(CH2)q−、−(CH2)n−Z−(CH2)m
−であり; Zは、−CO−、−C≡C−C≡C−、−NHCO−、
−S−(CH2)p−S−、−NH−、−CO(CH2)p
CO−、−OCO(CH2)pCOO−、−NHCO(C
H2)pCONH−、−NH(CH2)pNH−、−O(C
H2)pO−、−O−、1,4−フェニレン、−S−、−
SO2−(CH2)p−SO2−、−SO2−、−CO−C
HOH−であり; n、m、pは、0、1、2〜20であり; qは、5〜20である。] - 【請求項3】 下記構造からなる群から選ばれる1又は
2以上のansa下部構造を含む、請求項2記載のan
sa下部構造を含有する共役ポリマー。 【化2】 【化3】 (式中、n、mはそれぞれ0〜20であり、n+mは4
〜20である。) - 【請求項4】 下式(II)及び/又は(III)を有
する、請求項1〜3の1又は2以上に記載のansa下
部構造を含有する共役ポリマー。 −[Cm1−Dm2]m3− (II) 【化4】 [式中、記号及び添え字は以下の意味を有する: A、B、Cは、同一でも異なっていてもよく、請求項2
で定義した式(Ia)〜(Ig)の構成単位であり; Dは、 【化5】 であり; m1、m2は、0、1〜20であり; m3は、1〜2000であり; U、Vは、−O−、−S−、−NR1−、−CR1R2−
であり; Wは、−(CH2)q−、−(CH2)n−Z−(CH2)m
−であり; Zは、−CO−、−C≡C−C≡C−、−NHCO−、
−S−(CH2)p−S−、−NH−、−CO(CH2)p
CO−、−OCO(CH2)pCOO−、−NHCO(C
H2)pCONH−、−NH(CH2)pNH−、−O(C
H2)pO−、−O−、1,4−フェニレン、−S−、−
SO2−(CH2)p−SO2−、−SO2−、−CO−C
HOH−であり; n、m、pは、0、1、2〜20であり; qは、5〜20であり; R1、R2、R3、R4、R5、R6は、H、1〜22
の炭素原子を有するアルキル、1〜22の炭素原子を有
するアルコキシ、6〜10の炭素原子を有するアリー
ル、6〜10の炭素原子を有するアリールオキシ、C
N、ハロゲンであり; n1、n2、n3は、0、1〜20であり; n4、n5は、0、1〜2000であり;そしてn6
は、1〜2000である。] - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の1又は
2以上のansa下部構造を含有する共役ポリマーを含
む電気ルミネセンス装置。 - 【請求項6】 電気ルミネセンス装置用の請求項1〜4
のいずれかに記載のansa下部構造を含有する共役ポ
リマー。
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