JP3375685B2 - 車両のサンルーフ用ウインドデフレクター - Google Patents

車両のサンルーフ用ウインドデフレクター

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JP3375685B2 JP21888293A JP21888293A JP3375685B2 JP 3375685 B2 JP3375685 B2 JP 3375685B2 JP 21888293 A JP21888293 A JP 21888293A JP 21888293 A JP21888293 A JP 21888293A JP 3375685 B2 JP3375685 B2 JP 3375685B2
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    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/22—Wind deflectors for open roofs
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S454/00—Ventilation
    • Y10S454/906—Noise inhibiting means

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両のサンルーフ用ウイ
ンドデフレクターに関する。
【０００２】
【従来の技術】車両のサンルーフは、開かれた時に重大
なノイズレベルを発生し、このレベルは車両の速度とと
もに増大する。一般にこの騒音は外部空気流と車両内部
の静止空気との間の剪断層から生じる圧力変動による広
帯域ノイズの性質を有する。広帯域ノイズの他に、剪断
層と車両内部の空気との間の共鳴相互作用が低周波の圧
力変動を発生し、これが一般的に時速４８〜１１８ｋｍ
（３０〜７０マイル）の臨界速度範囲にわたってゴーゴ
ーと聞こえるブーム音ノイズを発生する。
【０００３】従来より、サンルーフを開いた時にルーフ
ラインより上方に突出してサンルーフ開口から外部へ空
気流を偏向させるように、一定の外形をしたウインドデ
フレクターがサンルーフ開口の前端縁に取付けられてき
た。この形状のウインドデフレクターは広帯域ノイズを
大幅に減じ、また車両内部の空気バフェティング（ｂｕ
ｆｆｅｔｉｎｇ）も減じる。しかしながらこれらは「ブ
ーム音」を減じるには有効でない。この結果として、こ
の形状のウインドデフレクターを使用していれば、「ブ
ーム音」を許容レベルにまで減じる為にはそのブーム音
が発生する速度で走行する時にサンルーフの開口程度を
減ずることが必要である。
【０００４】例えば独国特許明細書ＤＥ３９２５８０８
およびＤＥ４０１２５６９に開示されているように、上
縁が凹凸状となる（ｃａｓｔｅｌｌａｔｅｄ）ようにウ
インドデフレクターの外形を改良することで「ブーム
音」の幾分かは低減できても、「ブーム音」は依然とし
て臨界範囲の速度における障害であることが見出されて
いる。
【０００５】
【本発明の達成しようとする課題】本発明はサンルーフ
を前開した状態で臨界範囲内の速度で「ブーム」音を実
質的に低減する改良した外形を有するウインドデフレク
ターを提供する。
【０００６】本発明の１つの見地によれば、車両のサン
ルーフ用ウインドデフレクターはサンルーフ開口の前端
縁に沿って車両の横断方向に配置される細長い本体を含
み、該本体は車両のルーフレベルの上方に突出し、また
細長い本体は高さの異なる交互の部分を有して構成さ
れ、羽根列が高さの低い部分を差し渡すように高さの高
い部分の上縁間を延在しており、羽根列は空気が該羽根
列と高さの低い部分との間を通過し、サンルーフ開口を
通して下方に流れるように偏向させることを特徴とす
る。
【０００７】隣接する高さの高い部分を相互連結する羽
根列は、細長い本体の全長を延在する連続した羽根列を
形成するように、高い部分を横断して連続されるのが好
ましい。羽根列の前端縁はルーフラインに対して実質的
に平行であること、±５°で傾斜されること、および後
端縁はルーフラインに対して１０°〜３０°の角度で下
方へ向けて傾斜されることが好ましい。羽根列は１０ｍ
ｍ〜３０ｍｍの幅であることが好ましい。細長い本体の
高さの低い部分の上縁を規定する面は、羽根列の後端縁
に対して同様角度で傾斜されるのが好ましい。
【０００８】細長い本体の交互の高いおよび低い部分は
実質的に等間隔で同じ幅であるのが好ましい。高いおよ
び低い部分の一般的な幅は２５ｍｍ〜７５ｍｍとされ得
る。低い部の上縁はルーフレベルと同じまたは下方に配
置されることが好ましく、高い部分は羽根列がルーフレ
ベルの上方に配置されるようにルーフを超えて延在す
る。ウインドデフレクターが作動位置にある時に、羽根
列はルーフレベルより少なくとも１５ｍｍ上方に位置さ
れる。サンルーフを閉じた時にルーフ下方の制限された
空間内にウインドデフレクターを収納する必要性によっ
て羽根列の高さが制限されるが、ウインドデフレクター
が作動位置にある時には羽根列は一般的にルーフレベル
の上方１５ｍｍ〜３０ｍｍの範囲内の高さに位置され
る。
【０００９】従来のように細長い本体は枢動アーム上で
サンルーフ開口の前端縁に沿って位置されるのが好まし
く、アームはサンルーフを開いた時にウインドデフレク
ターが自動的に展開されるように上方へ向けて押圧され
る。このウインドデフレクターはサンルーフを閉じたと
きにルーフ下方に収納される。
【００１０】本発明を添付図面を参照して説明する。
【００１１】図１および図２に示されるように、車両の
サンルーフ用ウインドデフレクター１０は細長い本体１
１を含み、この本体はサンルーフ開口１３の前端縁１２
に隣接して車両の横断方向に配置される。
【００１２】細長い本体１１は反対両端部にてアーム１
５上に支持され、アームは車両ルーフ１６のレベルより
下方レベルで車両に回動可能に取付けられる。弾性スト
ラット１７が車両とアームとの間に作用して、アーム１
５を上方に押圧する。アーム１５はサンルーフが閉じら
れた時にサンルーフと係合するように配置され、サンル
ーフが閉じられた時はウインドデフレクター１０は図２
に点線で示したようにサンルーフ下方に形成された収納
空間内に押し下げられ、サンルーフが開かれた時にウイ
ンドデフレクター１０は作動位置に展開されるのであ
り、作動位置では細長い本体１１は図２に実線で示した
ように車両のルーフレベルより上方に突出する。
【００１３】シーリングストリップ２０が細長い本体１
１の下縁に沿う長手方向溝２１に配置される。このシー
リングストリップ２０はリップ部２２を有し、このリッ
プ部はウインドデフレクター１０が展開位置にある時に
車両ルーフ１６の下側に密閉係合する。
【００１４】細長い本体１１は展開された時に後方へ傾
斜した前面２５を現す。細長い本体１１は凹凸状に形成
されて交互にそれぞれほぼ５０ｍｍ幅で高さの異なる部
分２６および２７を形成している。高さの低い部分２６
の上面２８はウインドデフレクター１０が展開された時
にほぼルーフレベルに位置され、一方、高さの高い部分
２７は約２５ｍｍの高さまでルーフレベル上方に突出す
る。羽根３０が高い部分２７の上面３１上に備えられて
おり、細長い本体１１の全長を延在し、低い部分２６を
差し渡している。羽根３０は２０ｍｍ幅である。ウイン
ドデフレクター１０が展開位置にある時、羽根３０の前
端部３２はルーフ１６と実質的に平行で、羽根３０の後
端部３３は２０°の角度でルーフラインに対して下方に
傾斜される。低い部分２６の上面２８は羽根３０の後端
部３３と平行である。
【００１５】作動において、車両が動いている時、ウイ
ンドデフレクター１０の高い部分２７は空気を従来のよ
うに開かれたサンルーフ開口１３から排出させるように
偏向させる。しかしながら空気は低い部分２６と羽根３
０との間に形成された開口４０を通しても流れ、そこを
通して流れる空気はサンルーフ開口１３を通して車室内
に下方へ向けて偏向される。この空気の下方へ向かう流
れはサンルーフ１３の上方を通過する空気と車室内の空
気との間の剪断層を破壊して、それらの空気間の共鳴相
互作用で発生するブーム音ノイズを低減する。更に下方
へ向かう空気の流れは車室に対する制御された換気を行
う。
【００１６】図３は、時速８０ｋｍ（５０マイル）の速
度でサンルーフを完全に開いた運転で、均一横断面を有
する従来のウインドデフレクターに関する音圧対周波数
の線図である。見られるように、時速８０ｋｍ（５０マ
イル）では一般的な広帯域ノイズの他に第二の圧力レベ
ルのピーク５０が生じ、これがブーム音ノイズを表す。
このピークは時速３２ｋｍ（２０マイル）に減速する
か、または時速１１８ｋｍ（７０マイル）を超える速度
に増速することで効果的に除去できる。時速１４４ｋｍ
（９０マイル）でピークは無くなるが、広帯域ノイズは
時速８０ｋｍ（５０マイル）時よりも高い強さである。
【００１７】図４は５０ｍｍの凹凸を有するが本発明の
羽根３０は備えていないウインドデフレクターに関する
図３と同様な線図である。この例では、ピーク５１の音
圧レベルは従来型ウインドデフレクターにより発生した
ピーク５０と比較して約５ｄＢだけ減少するが、依然と
してかなりの強さである。
【００１８】図５は図４に示されたのと同様であるが、
凹凸の直立縁を半径８ｍｍに丸めたウインドデフレクタ
ーに関する図３と同様な線図である。この線図は図３で
示された従来型ウインドデフレクターに対してブーム音
で約３または４ｄＢの減少を再び示している。
【００１９】図６は図４に示されたのと同様であるが、
凹凸の高さの高い部分の上縁を横断して形成された１０
ｍｍの羽根３０を有し、この羽根の後端縁が本発明によ
り２０°で下方に傾斜されているウインドデフレクター
に関する図３と同様な線図である。これはピーク５２を
再び示しているが、このピークの強さは図３で示したウ
インドデフレクターと比較した場合に２０ｄＢ程度にか
なり低減されている。
【００２０】図７は図６に示されたのと同様であるが、
２０ｍｍの羽根を有するウインドデフレクターに関する
図３と同様な線図である。この線図で示されるように、
図６で示したウインドデフレクターと比較した場合にピ
ーク５３の約５ｄＢ程度の更なる低減が見られる。
【００２１】図８は図５に示されたのと同様で、本発明
により凹凸の上面を横断して形成された２０ｍｍの羽根
を有するウインドデフレクターに関する図３と同様な線
図である。この線図は図７に示されたウインドデフレク
ター設計のものと同様なピーク５４の音レベルの低減を
再び示している。
【００２２】本発明から逸脱せずに様々な変形をなし得
る。例えば前述で特定したウインドデフレクターの寸法
は従来の自動車に典型的なものである。大きなサンルー
フを有する大型車両または自動車に関してはこれらの寸
法を拡大することが必要となる。他の応用例で細長い本
体の一部分だけに沿って高さを低くした部分を備えるこ
とが必要となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるサンルーフ用ウインドデフレクタ
ーを備えた車両ルーフの斜視図。
【図２】図１に示したウインドデフレクターの断面図。
【図３】時速８０ｋｍでサンルーフを完全に開いた運転
において、均一横断面を有する従来のウインドデフレク
ターに関する音圧対周波数の線図。
【図４】５０ｍｍの凹凸を有するが本発明の羽根は備え
ていないウインドデフレクターに関する図３と同様な線
図。
【図５】図４と同様であるが凹凸の直立縁を半径８ｍｍ
に丸めたウインドデフレクターに関する図３と同様な線
図。
【図６】図４と同様であるが凹凸の高さの高い部分の上
縁を横断して形成された１０ｍｍの羽根３０を有し、こ
の羽根の後端縁が本発明により２０°で下方に傾斜され
ているウインドデフレクターに関する図３と同様な線
図。
【図７】図６と同様であるが２０ｍｍの羽根を有するウ
インドデフレクターに関する図３と同様な線図。
【図８】図５と同様で、本発明により凹凸の上面を横断
して形成された２０ｍｍの羽根を有するウインドデフレ
クターに関する図３と同様な線図。
【符号の説明】
１０ ウインドデフレクター １１ 細長い本体 １２ 前端縁 １３ サンルーフ開口 １５ アーム １６ 車両ルーフ １７ 弾性ストラット ２０ シーリングストリップ ２２ リップ部 ２５ 前面 ２６ 低い部分 ２７ 高い部分 ２８，３１ 上面 ３０ 羽根列 ３２ 前端部 ３３ 後端部 ４０ 開口 ５０，５１，５２，５３，５４ ピーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−11226（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−169021（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−46222（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60J 7/22

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 サンルーフ開口（１３）の前端縁（１
    ２）に沿って車両の横断方向に配置される細長い本体
    （１１）を含み、該本体（１１）は車両のルーフ（１
    ６）のレベルの上方に突出し、また前記細長い本体（１
    １）は高さの異なる交互の部分（２６，２７）を有して
    構成された車両のサンルーフ用ウインドデフレクター
    （１０）であって、羽根列（３０）が前記高さの低い部
    分（２６）を差し渡すように前記高さの高い部分（２
    ７）の上縁（３１）間を延在しており、前記羽根列（３
    ０）の後端縁（３３）が該羽根列（３０）と前記低い部
    分（２６）との間を通過する空気を車両の室内に偏向さ
    せるように下方へ傾斜していることを特徴とするウイン
    ドデフレクター（１０）。
  2. 【請求項２】 前記羽根列（３０）が細長い本体（１
    １）の全長を延在する連続した羽根列（３０）を形成す
    るように前記高い部分（２７）を横断して連続されたこ
    とを特徴とする請求項１によるウインドデフレクター
    （１０）。
  3. 【請求項３】 前記羽根列（３０）の前端縁（３２）が
    ルーフラインに実質的に平行であることを特徴とする請
    求項１または請求項２によるウインドデフレクター（１
    ０）。
  4. 【請求項４】 前記羽根列（３０）の前端縁（３２）が
    ルーフラインに対して±５°で傾斜されたことを特徴と
    する請求項３によるウインドデフレクター（１０）。
  5. 【請求項５】 前記羽根列（３０）の後端縁（３３）が
    ルーフラインに対して１０°〜３０°の角度で下方へ向
    けて傾斜されたことを特徴とする請求項１から４の何れ
    か１項によるウインドデフレクター（１０）。
  6. 【請求項６】 前記羽根列（３０）が１０ｍｍ〜３０ｍ
    ｍの範囲の幅であることを特徴とする請求項１から５の
    何れか１項によるウインドデフレクター（１０）。
  7. 【請求項７】 前記高さの低い部分（２６）の上面（２
    ８）が前記羽根列（３０）の前記後端縁（３３）に実質
    的に平行であることを特徴とする請求項１から６の何れ
    か１項によるウインドデフレクター（１０）。
  8. 【請求項８】 前記細長い本体（１１）の前記交互の高
    いおよび低い部分（２６，２７）が実質的に等間隔であ
    ることを特徴とする請求項１から７の何れか１項による
    ウインドデフレクター（１０）。
  9. 【請求項９】 前記細長い本体（１１）の前記交互の高
    いおよび低い部分（２６，２７）が同じ幅であることを
    特徴とする請求項１から８の何れか１項によるウインド
    デフレクター（１０）。
  10. 【請求項１０】 前記細長い本体（１１）の前記高いお
    よび低い部分（２６，２７）が２５ｍｍ〜７５ｍｍの幅
    であることを特徴とする請求項１から９の何れか１項に
    よるウインドデフレクター（１０）。
  11. 【請求項１１】 前記低い部分（２６）の各々がルーフ
    （１６）のレベルと同じまたは下方に配置され、前記高
    い部分（２７）は前記羽根列（３０）がルーフレベルの
    上方に配置されるようにルーフを超えて延在することを
    特徴とする請求項１から１０の何れか１項によるウイン
    ドデフレクター（１０）。
  12. 【請求項１２】 前記羽根列（３０）がルーフレベルよ
    り少なくとも１５ｍｍ上方に配置されることを特徴とす
    る請求項１１によるウインドデフレクター（１０）。
  13. 【請求項１３】 前記羽根列（３０）がルーフレベルよ
    り上方に１５ｍｍ〜３０ｍｍの間の高さで配置されるこ
    とを特徴とする請求項１１または請求項１２によるウイ
    ンドデフレクター（１０）。
  14. 【請求項１４】 サンルーフを開けた時に前記ルーフ
    （１６）のレベル上方に延在された展開位置と、サンル
    ーフを閉じた時に該サンルーフの下方に位置される収納
    位置との間を移動するように前記細長い本体（１１）が
    取付けられることを特徴とする請求項１から１３の何れ
    か１項によるウインドデフレクター（１０）。
  15. 【請求項１５】 細長い本体（１１）が前記サンルーフ
    開口（１３）の前端縁（１２）に対して密閉されること
    を特徴とする請求項１から１４の何れか１項によるウイ
    ンドデフレクター（１０）。
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