JP3375199B2 - 警備移動体監視システム - Google Patents

警備移動体監視システム

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JP3375199B2
JP3375199B2 JP13431594A JP13431594A JP3375199B2 JP 3375199 B2 JP3375199 B2 JP 3375199B2 JP 13431594 A JP13431594 A JP 13431594A JP 13431594 A JP13431594 A JP 13431594A JP 3375199 B2 JP3375199 B2 JP 3375199B2
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貞次郎 梶原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は警備移動体監視システム
に係り、特に、移動体を用いて警備を行なう警備移動体
監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル等の運営管理上、当該ビル等内で仕
事に従事する人、居住する人、あるいは当該構造物内の
店舗等に立ち寄る人にとって、安全は欠くべからざる基
本的な条件である。
【0003】従来、この安全管理を担ってきたのは、守
衛、あるいは警備員と呼ばれる専門の要員であった。
【0004】小型の建物であれば、警備員を雇用すれば
そこを利用する人々に対しては、質の高いサービスが提
供できるが、反面人権費が高騰してくると費用がかかる
ようになり、ビル経営を圧迫していた。
【0005】また、高層ビルのような大規模建築構造物
であると、安全維持に要する警備員の員数も膨大にな
り、上記のような従来の方法ではビルの運営管理は成り
立たなくなってきた。
【0006】そこで、警備員の代りにテレビカメラを設
置して、ビルの出入口に所定のレベルの抑止力を持た
せ、不審者の排除をするとともに、一般客の入場を遠ざ
けない対策を取る警備方法が採用されていた。このよう
な警備方法ではテレビカメラで映された画像は当該建物
の警備室で警備員が監視し、警戒に当っている。このよ
うな警備方法においても、テレビカメラが映し出してシ
ステムが伝送してくる画面を監視するのは警備員であ
る。当該場所に赴く必要がないので、一人で数箇所を同
時に、しかも離れた場所で監視できるという利点がある
ので、警備員数をある程度低減することができると共に
テレビカメラ及び警備室に設置するモニタは比較的安価
に求められるので、コスト上ビル経営の収支は改善され
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のテレ
ビカメラを用いた警備方法のように監視を要する箇所に
テレビカメラを設置する方法は、実際に警備員を配置す
るのに比べれば抑止効果が減じられて、一般客がより入
場しやすくなる反面、当該出入口とテレビカメラで映さ
れた画像を監視する警備室とが離れている場合は、監視
中に緊急事態の発生を覚知しても、ある程度の距離を隔
てた地点への到着は時間的な遅れを生じる。したがっ
て、このような場合では、安全面の効用はほぼ減殺さ
れ、この出入口近傍に別途警備員を配置するなど、場合
によってはその長所を喪失してしまう等の問題点があっ
た。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
テレビカメラを上回る抑止力、警備員より安価な運用コ
スト、警備員に類似した機動性を持つ警備移動体監視シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1は異常事態を検
知する異常検知手段と、周囲の状況を撮影する撮影手段
と、前記撮影手段を回動させる回動手段と、移動を行な
う移動手段と、前記異常検知手段、前記回動手段、前記
移動手段が接続され、所定の経路を移動しつつ警備を行
ない、前記異常検知手段が異常を検知すると、当該異常
を検知した前記異常検知手段の方向に前記撮像手段が向
くように前記回動手段を制御する制御手段と、前記撮影
手段で撮影された映像信号を送信する映像送信手段と、
前記制御手段と通信を行なう第1の通信手段とを有する
移動体と、前記映像送信手段から送信された映像信号を
受信する映像受信手段と、前記映像受信手段で受信した
映像信号に応じた映像を表示する映像表示手段と、前記
第1の通信手段と通信を行なう第2の通信手段と、前記
第1、第2の通信手段を介して前記制御手段と接続さ
れ、前記制御手段との通信における情報の処理を行なう
情報処理手段と、前記情報処理手段での情報処理結果を
表示する情報表示手段と、前記移動体を制御する指示を
与える入力手段とを有する監視装置とよりなる。請求項
2は、前記制御手段は所定の時間間隔で前記移動体の位
置及び進行方向情報を前記第1及び第2の通信手段を介
して前記情報処理手段に送信し、前記情報処理手段は前
記移動体から供給される前記移動体の位置及び進行方向
情報に応じて前記情報表示手段に前記移動体の現在位
置、進行方向、及び通過軌跡を表示させる構成としてな
る。
【0010】請求項3は、前記制御手段は前記撮影手段
が撮影している方向に応じた撮影方向情報を前記第1,
第2の通信手段を介して前記情報処理手段に供給し、前
記情報処理手段は前記撮影方向情報に応じて前記撮影手
段の撮影方向を前記情報表示手段に表示させる構成とし
てなる。
【0011】請求項4は、前記移動体の前記制御手段に
接続され、操作することにより前記制御手段の動作を復
帰させるリセット手段を有し、前記入力手段は前記移動
体に停止命令を与える停止命令入力手段を有し、該停止
命令入力手段操作時に停止信号を生成し、前記情報処理
手段は前記入力手段から前記停止信号が供給されると前
記停止信号を前記第1、第2の通信手段を介して前記制
御手段に供給し、前記制御手段は前記監視装置から前記
停止信号が供給されると前記移動体の移動を停止させる
と共に前記移動体の停止後、前記リセット手段を操作す
ることにより所定時間、前記異常検知手段の検知結果を
無効とする構成としてなる。
【0012】請求項5は、前記制御手段は前記異常検知
手段が異常を検知したとき、前記移動手段を制御して前
記移動体の移動を停止させ、所定の時間内に前記監視装
置から前記停止信号の供給がなければ前記移動手段を制
御して前記移動体の移動を再開させる構成としてなる。
【0013】請求項6は、前記入力手段は前記移動体の
移動を再開する再開命令入力手段を有し、該再開命令入
力手段操作時に再開信号を生成し、前記情報処理手段は
前記入力手段から前記再開信号が供給されると前記再開
信号を前記第1及び第2の通信手段を介して前記制御手
段に供給し、前記制御手段は前記異常検知手段が異常を
検知したとき、前記移動手段を制御して前記移動体の移
動を停止させ、前記監視装置から前記再開信号が供給さ
れると前記移動手段を制御して前記移動体の移動を再開
させる構成としてなる。
【0014】請求項7は、前記入力手段は前記移動体の
前記制御手段に接続された各手段を制御するリモコン制
御信号を生成し、前記情報処理手段は前記入力手段で生
成された前記リモコン制御信号を前記第1,第2の通信
手段を介して前記制御手段に供給し、前記制御手段は前
記監視装置の前記情報処理手段から供給される前記リモ
コン制御信号に応じて前記制御手段に接続された各手段
の制御を行なう構成としてなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の移動体監視システムの一実施
例について説明する。
【0016】図1に本発明の一実施例のブロック図を示
す。
【0017】本実施例の移動体監視システムは大別する
とビル内を移動しながら巡回する警備移動体1と、ビル
内の監視室に設置され、警備移動体1と無線通信システ
ムにより接続された監視装置2とより構成される。
【0018】警備移動体1は周辺の画像を映し出すテレ
ビカメラ11、テレビカメラ11を回動させる回動部1
2、テレビカメラ11でとらえた画像を監視装置2に無
線で送信する画像通信部13、警備移動体1の各種制御
を行なう制御部14、周囲に威嚇や注意の音声を出力す
るスピーカ15、警備移動体1の移動経路が記憶された
記憶部16、侵入者等の異常を検知する異常検知センサ
17a、周囲の障害物を検知する障害物検知センサ17
b、警備移動体1と監視装置2との制御信号の無線通信
を行なうワイヤレス通信部18、警備移動体1の走行を
行なう走行部19、異常発生時に警備移動体1のリセッ
トを行なうためのリセット手段20より構成される。
【0019】テレビカメラ11は回動部12上に搭載さ
れており、回動部12の回動方向に応じた方向に向けら
れ、画像を撮像し、画像に応じた映像信号を生成して画
像通信部13に供給する。
【0020】回動部12は制御部14と接続されてお
り、制御部14から供給される回動制御信号に応じた方
向に回動され、テレビカメラ11を所定の方向に向け
る。
【0021】画像通信部13はテレビカメラ11から映
像信号が供給され、供給された映像信号に応じて所定の
搬送波を変調して出力する。
【0022】制御部14は後述する予めプログラムされ
た動作モードに従って回動部12、スピーカ15、走行
部19を制御する。
【0023】スピーカ15は制御部14からの駆動信号
に応じて駆動され、警備移動体1の周囲に音を発する。
【0024】記憶部16は半導体記憶装置等よりなり、
移動体1の建物内の経路が記憶されており、制御部14
に対して移動体1の経路に関する情報を与える。制御部
14は記憶部16からの経路に関する情報に基づいて走
行部19を制御して、移動体1を予め設定された所定の
経路にそって移動させる。
【0025】異常検知センサ17aは例えば、赤外線セ
ンサよりなり、移動体1の四方向に設置され、各方向夫
々で侵入者等の異常事態を検知し、検知信号を制御部1
4に供給する。障害物検知センサ17bは例えば、超音
波センサよりなり、移動体1の周囲に配置され、障害物
の検知を行ない、障害物検知信号を制御部14に供給す
る。
【0026】ワイヤレス通信部18は監視装置2から送
信された信号を復調して制御部14に供給すると共に制
御部14で生成される移動体1の状態を示す情報により
所定周波数の搬送波を変調して監視装置2に供給する。
【0027】走行部19は警備移動体1の底面部で床面
と接触しており、制御部14から供給される走行駆動信
号に応じて駆動され、警備移動体1を走行駆動信号に応
じた方向及び速度で移動させる。
【0028】リセット手段20は押釦式スイッチ等で構
成され、リセット手段20をオンすることにより制御部
14の動作をリセット状態とすることができる。
【0029】図2に警備移動体1の外観図を示す。警備
移動体1は柱状をなし、基部30、腹部31、頭部32
に分割される。基部30は床面上に搭載され、内部には
走行部19が内蔵されると共に周囲に複数の障害物検知
センサ17bが配設される。腹部31は基部30上部に
搭載され、内部には画像通信13、制御部14、スピー
カ15、記憶部16等が内蔵される。また、腹部31か
らはリセット手段20及び監視装置2との通信用のアン
テナ33が延出する。
【0030】頭部32は腹部31上部に搭載され、最上
部が透明のドーム状をなし、ドーム内にテレビカメラ1
1が回動部12上に搭載されて収納され、ドーム下部に
異常検知センサ17a-1〜17a-4が四方向に向けて配
置されている。
【0031】図3に異常検知センサ17a-1〜17a-4
の検知範囲の説明図を示す。同図中、矢印Aは警備移動
体1の進行方向を示す。異常検知センサ17a-1は赤外
線センサ等よりなり、進行方向(矢印A方向)に向けて
配設され、進行方向の角度θ 1 方向から入射される赤外
線を検知することにより進行方向の角度θ1 の侵入者等
の存在を検知する。
【0032】また、異常検知センサ17a-2は警備移動
体1の進行方向(矢印A方向)に向って左側面に配設さ
れ、警備移動体1の左側方から入射する赤外線を角度θ
2 にわたって検知することにより警備移動体1の左側方
の侵入者等の異常検知を行なう。
【0033】異常検知センサ17a-3は警備移動体1の
後面に配設され、警備移動体1の後方から入射する赤外
線を角度θ1 にわたって検知することにより警備移動体
1の後方の侵入者等の異常検知を行なう。
【0034】異常検知センサ17a-4は警備移動体1の
進行方向(矢印A方向)に向って右側面に配設され、警
備移動体1の右側方から入射する赤外線を角度θ2 にわ
たって検知することにより警備移動体1の右側方の侵入
者等の異常検知を行なう。
【0035】上記異常検知センサ17a-1〜17a-4
検知範囲は互いに重複しないように角度θ1 ,θ2 が設
定されており、どの方向で異常を検知したかの区別がつ
くように設定されている。
【0036】監視装置2は警備移動体1から供給される
信号及び警備移動体1に供給する信号等の処理を行なう
情報処理装置21、警備移動体1のワイヤレス通信部1
8と対をなし、警備移動体1と監視装置2との無線通信
を行なうワイヤレス通信部22、警備移動体1の位置や
移動方向、テレビカメラ11の撮像方向を表示するディ
スプレイ23、警備移動体1に搭載されたテレビカメラ
11で撮像した画像を表示するモニタ24、情報処理装
置21からの制御信号に応じて警備員に注意を喚起する
注意喚起手段25、警備移動体1の動作を指示する指示
信号を入力する信号入力手段26、警備移動体1の画像
通信部13と対をなし、警備移動体1のテレビカメラ1
1で撮像され、画像通信部13から送信された映像信号
を受信する画像通信部27より構成される。
【0037】情報処理装置21はワイヤレス通信部2
2、ディスプレイ23、注意喚起手段25、信号入力手
段26と接続されており、ワイヤレス通信部22を介し
て得る移動体1の状態に関する情報に基づいてディスプ
レイ23に移動体1の状態に関する情報を表示させた
り、状態によっては注意喚起手段25を駆動して監視員
に注意を喚起させる等の制御を行なうと共に信号入力手
段26の操作に応じて移動体1の動作を制御する指示信
号を生成してワイヤレス通信部22を介して移動体1に
送信する。
【0038】ワイヤレス通信部22は移動体1のワイヤ
レス通信部18から送信された信号を復調して情報処理
装置21に供給すると共に、情報処理装置21からの指
示信号に応じて所定の周波数の搬送波を変調して送信す
る。
【0039】ディスプレイ23はCRT(陰極線管)等
で構成され、情報処理装置21で処理した処理結果、例
えば移動体1から送信される移動体1の状態に関する情
報に基づいて建物内における移動体1の位置、走行方向
及び速度、テレビカメラの撮映方向等の情報が表示され
る。
【0040】図4にディスプレイ23による表示例の説
明図を示す。図4(A)が表示画面、(B)が移動体1
のシンボルの構成図を示す。
【0041】図4(A)に示すようにディスプレイ23
には警備室51、防災センタ52、エレベータ53、厨
房54、ロビー55、事務室56、通路57、柱58等
の警備対象となる建物内の見取図及び移動体1の現在位
置を示す移動体シンボル59が表示される。移動体シン
ボル59により移動体1の建物内での現在位置を知るこ
とができる。
【0042】また、移動体シンボル59の通過経路上に
は一定時間毎に点状のマーク61が表示される。マーク
61により移動体1の建物内の通過経路を知ることがで
きる。また、マーク61は一定時間で追加されるため、
マーク61の間隔は移動体1の移動速度を示している。
例えば、マーク61の間隔が狭ければ移動体1が一定時
間に移動した距離が小さいことになるため、移動体1の
移動速度は遅いことになり、マーク61の間隔が広けれ
ば、移動体1が一定時間に移動した距離が大きいことに
なるため、移動体1の移動速度は速いことになる。
【0043】また、移動体シンボル59は図4(B)に
示すように外形状が矢印状をなしており、先端部59a
が指し示す方向が移動体1の進行1方向を示す。移動体
シンボル59の内部には矢印59bが表示され、この矢
印59bの指し示す方向が移動体1に搭載されたテレビ
カメラ11の撮影している方向を示す。
【0044】このように、移動体シンボル59により移
動体1の建物内での進行方向及びテレビカメラ11の撮
影方向を容易に知り得る。
【0045】図1に戻って説明を続ける。
【0046】監視装置2のモニタ24はCRT(陰極線
管)等より構成され、画像通信部27と接続されてお
り、画像通信部27から映像信号が供給され、移動体1
のテレビカメラ11が撮影した映像に応じた映像を表示
する。
【0047】注意喚起手段25はブザー等よりなり、情
報処理装置21から供給される注意喚起制御信号に応じ
て駆動され、監視員に音により注意を喚起する。情報処
理装置21は移動体1の異常検知センサ17aが異常を
検知したときに監視装置2に送信する異常検知信号を受
信し、受信した異常検知信号に応じて注意喚起制御信号
を生成し、注意喚起手段25を駆動する。
【0048】信号入力手段26はキーボード等よりな
り、情報処理装置21に移動体1の動作を制御するため
の指示を与える。
【0049】画像通信部27は画像通信部13から送信
された信号を受信し、復調してモニタ24に供給する。
【0050】次に、制御部14に予めプログラムされた
警備用移動体1の動作モードを説明する。
【0051】図5に示すように、警備移動体1の動作モ
ードは警備移動体1と接続され充電を行なう充電ポート
において警備移動体1に内蔵されたバッテリへの充電を
行なうための充電モード41、非警備状態で充電ポート
から巡回開始位置までの移動を行なう巡回準備モード4
2、建物内部を所定の経路にそって警備を行ないつつ移
動する巡回モード43、障害物検知センサ17bが障害
物を検知したときに障害物を回避する動作を行なう障害
物回避モード44、異常検知センサ17aが異常を検知
したときに停止し、後述する所定の動作を行なう緊急停
止モード45、異常検知センサ17aが異常を検知した
ときに異常の発生を監視装置2等に対して報知するセン
サ発報46、監視装置2からの指示に応じて動作を行な
うリモコンモード47、巡回終了位置から充電ポートま
で非警備状態で移動する充電準備モード48、充電モー
ド41から巡回準備モード42への遷移時に内部に保持
されたデータの初期化を行なう初期化モード49よりな
る。
【0052】図6に本発明の一実施例のセンサ発報モー
ドの動作説明図を示す。図6は移動体1の巡回モード4
3による巡回中における異常検知センサ17aによる異
常検知動作説明図を示す。
【0053】移動体1の巡回中に異常検知センサ17a
のいずれか一つ例えば異常検知センサ17a-2が侵入者
から発せられる赤外線をとらえると、制御部14は動作
モードを巡回モード43からセンサ発報モード46に遷
移させる。制御部14はセンサ発報モード46において
は走行部19を制御して移動体1の移動を停止させ内部
のタイマをスタートさせると共に赤外線をとらえた異常
検知センサ17a-2の方向にテレビカメラ11の撮影方
向が向くように回動部12を制御する(ステップS1−
1,S1−2)。なおこのとき、記憶部16には走行部
19が停止する直前の移動体1の位置座標(絶対座標
(x,y,θ))と共に、異常検知信号が出力された日
時、場所、および異常検知信号を出力したセンサを識別
する情報等が記憶される。また、制御部14は予め登録
しておいた「侵入者、発見!」等の合成音声が発生され
るようにスピーカ15を駆動し、移動体1の周囲に対し
て威嚇の意味で音声による注意を行なうと共にワイヤレ
ス通信部18を介して監視装置2に対して前記位置座
標、及び異常検知信号に関する情報を送信する(ステッ
プS1−3)。
【0054】制御部14では内蔵されたタイマにより走
行停止からの時間を計測しており、タイマの計測時間が
所定の時間を経過したときには制御部14が自動的にリ
セットされ、センサ発報モード46から巡回モード43
に遷移して巡回走行を再開する(ステップS1−4,S
1−5,S1−6)。
【0055】また、タイマの計測時間内に信号入力手段
26に設定された緊急停止釦が操作されると、緊急停止
信号が情報処理装置21で形成され、ワイヤレス通信部
22,18を介して制御部14に供給される。制御部1
4は緊急停止釦操作に応じた緊急停止信号を受けとる
と、リセット手段20が操作されるまでステップS1−
1〜S1−3の状態を保持する(ステップS1−7,S
1−8)。
【0056】緊急停止釦の操作によりステップS1−1
〜S−1−3の状態が保持された状態でリセット手段2
0が操作されると、制御部14は走行部19を制御して
移動体1の巡回を再開させる(ステップS−9)。ただ
し、このとき、異常検知センサ17aがリセット手段2
0を操作した警備員を侵入者として検知し、再び停止し
てしまわないように異常検知センサ17aの検知機能も
一時停止させる。このため、制御部14はリセット手段
20の操作時に内蔵されたタイマを起動させ警備員が異
常検知センサ17aに検知されない位置に移動するのに
十分な時間内に予め設定された所定時間経過後、異常検
知センサ17aの検知機能を復帰させる(ステップS1
−10,S1−11)。以上によりセンサ発報モード4
6から巡回モード43に遷移される。
【0057】図7に本発明の一実施例の緊急停止モード
45の動作説明図を示す。緊急停止モード45は移動体
1が巡回モード43で巡回中、警備員がモニタ24によ
り異常検知センサ17aでは検知されない異常を発見し
た場合などに移動体1のテレビカメラ11を用いて異常
の確認を行なおうとする場合などに用いるもので、監視
装置2の信号入力手段26に設定された緊急停止釦の操
作により遷移される。巡回モード43で巡回中に緊急停
止釦が操作されると、監視装置2の情報処理装置21が
緊急停止釦の操作に応じた緊急停止信号を生成し、ワイ
ヤレス通信部22,18を介して制御部14に供給する
(ステップS2−1)。
【0058】制御部14は監視装置2に設定された緊急
停止釦の操作による緊急停止信号を受けると走行部19
を制御して移動体1の走行を停止させる(ステップS2
−2。
【0059】制御部14は緊急停止信号により完全に停
止された状態となり、移動体1に設けられたリセット手
段20を操作するまでこの状態が保持される。
【0060】次にリセット手段20が操作されると移動
体1の走行が再開される(ステップS2−3,S2−
4)。このとき、リセット手段20の操作と同時に完全
に巡回モード43に遷移するとリセット手段20を操作
した警備員が異常検知センサ17aにより検知され、セ
ンサ発報モード46に遷移してしまうため、リセット手
段20の操作時に制御部14内に内蔵されたタイマが起
動され、警備員が異常検知センサ17aにより検知され
ない位置まで移動するのに十分な時間に予め設定された
所定時間経過するまでは異常検知センサ17aの検知機
能を停止させ、所定時間経過後に異常検知センサ17a
の検知機能を復帰させ完全に巡回モード43に遷移させ
る(ステップS2−5,S2−6)。
【0061】リモコンモード47は信号入力手段26に
設定された所定の操作を行なうことにより遷移される。
【0062】リモコン・モード47に遷移すると、制御
部14はその地点の絶対座標を記憶部16に記憶した
後、一旦停止した移動体1を所定の操作によって記憶部
16に記憶された巡回経路から離脱させ、経路外の移動
地点を信号入力手段26に相当するマウスによってマー
クする(移動地点の絶対座標x,y,θをキーボード操
作で入力することと等価である)ことで、当該地点に移
動させることができる。警備員はディスプレイ23の地
図表示中不審物を発見した地点をマウスでマークして、
移動体1を不審物に接近させる。さらに、周囲を詳細に
検索するために、座標に関係なく移動体1を前進、反
転、右90°回転、左90°回転の各リモコン・コマン
ドを組合せてキーボード入力することで移動体1の姿勢
を制御し、テレビカメラ11が映し出す画面をモニタ2
4により見て不審物およびその周囲の状況を確認するこ
とができる。周辺の検索作業が終了し、終了コマンドを
入力すると、制御部14はリモコン・モード47に遷移
した地点の座標を記憶部16から読み出し、当該座標の
地点まで移動体1を移動する。制御部14は当該地点に
到達すると自動的にリモコン・モード47から巡回モー
ド43に切替わる。
【0063】図8に本発明の一実施例の異常検知時の警
備動作説明図を示す。警備移動体1は毎日所定時刻にな
ると、内部データ等の初期化49を行なった後に異常検
知を行なわない巡回準備モード42により電源供給ポー
トのある所定の待機場所から発進して巡回開始位置に移
動し、巡回開始位置で巡回モード43に入り、予め定め
られたビル内の巡回経路を進んで、ビル内経路上の警戒
に当る。
【0064】図4に示すディスプレイ表示上の地図で本
実施例での巡回経路を表わすと、例えば警備室内に設け
てある充電ポート60を発進して警備室51前の廊下5
7に出る。その後廊下57、ロビー55、廊下まで到達
した後、ロビー55、廊下57と戻り、エレベータホー
ル61まで行なって、エレベータ53を呼んで次のフロ
アに階層間移動を実施する。この動作を繰り返してビル
内要所全ての巡回を終えて、エレベータホール61、廊
下57と戻って警備室51に入り、充電ポート60に復
帰して次回の巡回に備える。
【0065】巡回モード43でビルの所定の経路上を巡
回中に異常検知センサ17aが侵入者等を検知すると走
行部19は車輪等の駆動装置を制動し、移動体1はその
場で停止する(ステップS4−1)。
【0066】また、回動部12は異常検知センサ17の
個々に割当てられた識別情報を含んだ制御信号を受信し
て当該方向に回動し、テレビカメラ11を当該異常検知
センサ17aの検知範囲の方向に向けて停止させる(ス
テップS4−2)。同時に制御部14内部に設定された
タイマがスタートする。
【0067】記憶部16には前述したように走行部19
が停止する直前の位置座標と共に、異常検知信号が出力
された日時、場所、および信号を出力したセンサ等の情
報が送信され、記憶部16はそれらを記憶する。さら
に、停止後制御信号が制御部14からスピーカ15に出
力され、スピーカ15からは「侵入者、発見!」と予め
構成、登録された合成音声音が発せられる(ステップS
4−3)。また、前述したように制御部14からはワイ
ヤレス通信手段18に警報が出力され、同手段18は監
視装置側2に警報を伝送する。
【0068】監視装置2ではワイヤレス通信部22で受
信した異常検知情報を情報処理装置21へ供給する。情
報処理装置21は異常検知情報に応じてブザーなどより
なる注意喚起手段25を起動し、音による注意を喚起す
ると共にディスプレイ23に位置情報を含んだ警報を出
力し、ディスプレイ23上に供給された情報を表示す
る。監視装置2の近傍で業務に従事している警備員は、
当該注意喚起手段25の注意音によりディスプレイ2
3、及び巡回中に常時伝送されてくるテレビカメラ11
が撮影した現場の映像を映し出すモニタ24を注視し、
状況を確認することになる。
【0069】警備員がモニタに映し出された映像を見て
異常と判断した時は(ステップS4−5)、前述したよ
うに警備員は情報処理装置21に付属する信号入力手段
26を操作して緊急停止信号を送信し、移動体1を停止
させる。移動体1は移動せずにその位置を維持する。警
備員は上記のように移動体1をその場に固定すると、移
動体1の所在する位置をディスプレイ23上の地図表示
から読み取り、その場に急行する(ステップS4−
6)。
【0070】警備員は現場において侵入者の検索等の所
定の手続に従って警報処理を実施(ステプッS4−7)
した後、移動体1を巡回モード43に復帰させるため
に、移動体1本体に設けられているリセット手段20を
操作する(ステップS4−8)。移動体1のリセット手
段20が操作されると、前述したように制御部14は停
止直前の位置情報を記憶部16から読み出し、巡回モー
ド43に復して巡回走行を再開する。しかし、この場合
に異常検知センサ17の中に侵入検知センサを含んでい
ると、全ての異常検知センサ17を警戒状態に復帰する
と、リセット手段20を操作した警備員を異常検知セン
サ17aが検知してしまうので、リセット手段20が押
されてからタイマがスタートし、所定時間たとえば20
秒の間だけ異常検知センサ17aは非警戒状態を維持す
る(ステップS4−9)。20秒タイマがタイム・オー
バーになると、異常検知センサ17aは機能を復帰し警
戒状態に入る(ステップS4−10,S4−11)。
【0071】一方、警備員がモニタ24を見て異常なし
と判断した時は(ステップS4−5)、警備員がそのま
ま放置しておけば、異常検知センサ17の検知信号出力
と同時にスタートした自動リセット・タイマがタイム・
オーバーとなり、移動体1は自動的にリセットされて
(ステップS4−12,S4−13)、直ちに巡回モー
ドに復帰して走行を再開する(ステップS4−14)。
【0072】図9に本発明の一実施例のシステムによる
緊急停止時の動作説明図を示す。ここでは、移動体1が
巡回中に異常検知センサが異常状態を検知した場合以外
の例を示す。巡回中に何等かの異常事態が発生した場合
でも、監視側から緊急停止信号を出力すれば、移動体1
は巡回モードを離脱し、緊急停止モードに遷移し、警備
員による確認が行なえる構成とされている。すなわち、
警備員がモニタで巡回している箇所の映像を確認し、
(ステップS5−1)、異常を認めた段階で警備員は信
号入力手段26に設定された緊急停止釦を操作する(ス
テップS5−2)。警備員は緊急停止釦を操作すると信
号入力手段26から緊急停止信号が移動体1に送信され
る。移動体1はその場で巡回を停止する。警備員は現場
に急行して(ステップS5−3)、異常事態の確認等の
必要な処理を行なう(ステップS5−4)。
【0073】警備員は現場で必要な処理を行なった後、
移動体1のリセット手段20を操作し、(ステップS5
−5)移動体1の動作モードを緊急停止モード45から
巡回モード43に遷移させ、移動体に通常の巡回を行な
わせる。リセット手段20の操作により移動体1の走行
が再開される。このとき、前述したように走行は再開し
ても、異常検知センサ17に侵入検知センサが含まれて
いると、リセット操作を行なった警備員を侵入者として
捉らえてしまうので、タイマによって所定時間センサの
機能を停止した後、センサの機能を復帰させる(ステッ
プS5−6,S5−7,S5−8)。
【0074】図10に本発明の他の実施例の動作説明図
を示す。本実施例の構成は図1と同一であるためその説
明は省略する。
【0075】本実施例はセンサ発報モード46の動作が
異なる。図10は制御部14のセンサ発報モード46の
動作説明図を示す。異常検知センサ17aの異常検知セ
ンサ17a-2が侵入者等の異常を検知すると制御部14
は走行部19を制御して移動体1の走行を停止させる
(ステップS6−1)。
【0076】また、制御部14は回動部12を制御し
て、テレビカメラ11を回動させ、異常を検知した異常
検知センサ17a-2の方向に向ける(ステップS6−
2)。さらに、制御部14はスピーカ15を予め記憶し
ておいたデータにより駆動し、「侵入者、発見!」等の
合成音声を発生させる(ステップS6−3)。また、こ
のとき、制御部14はワイヤレス通信部18,22を介
して異常検知信号を監視装置2に供給し、監視装置2で
は情報処理装置21が移動体1から供給された異常検知
信号に基づいて注意喚起手段25を制御してブザー音な
どにより警備員に対して侵入者等の異常を検知したこと
を知らせる。
【0077】本実施例では制御部14は上記ステップS
6−1,S6−2,S6−3の状態で制御状態を保持
し、次に監視装置2の信号入力手段26に設定された巡
回開始釦が操作されると信号入力手段26で巡回再開信
号が情報処理装置21、ワイヤレス通信部22,18を
介して供給され、巡回走行が再開され、センサ発報モー
ド46から巡回モード43に動作モードが遷移される
(ステップS6−4,S6−5)。
【0078】本実施例によれば、センサ発報モード46
から巡回モード43への遷移を監視装置2からの操作で
行なえ、異常等が確認できない場合でも移動体1を速や
かに巡回モード43へと切換えることができる。
【0079】図11に本発明の他の実施例のシステムに
よる異常検知時の動作説明図を示す。
【0080】移動体1が巡回モード43でビル内を巡回
中に異常検知センサ17aのうち異常検知センサ17a
-2で侵入者等の異常を検知すると移動体1は停止し、テ
レビカメラ11により異常を検知した異常検知センサ1
7a-2の方向を向き、周囲に音声を発する(ステップS
7−1,S7−2,S7−3)。
【0081】異常の検知は監視装置2にも通知され、監
視装置2の注意喚起手段26のブザー音等により警備員
に対して注意を喚起する。
【0082】警備員は監視装置2から発せられたブザー
等により移動体1で異常が検知されたことを知り、モニ
タ24で現場の状況を確認する(ステップS7−4)。
このとき、監視装置2の信号入力手段26の操作により
移動体1の動作モードをリモコンモード47に切換え、
テレビカメラ11からの画像により現場の状況を確認し
てもよい。
【0083】ここで、警備員がモニタ24の画像により
異常を覚知した場合、(ステップS7−5)、現場に急
行し、状況に応じた警報処理を実行する(ステップS7
−7)。
【0084】警備員は警報処理後、監視装置2のある警
備室に戻って監視装置2の信号入力手段26に設定され
た巡回再開釦を操作する(ステップS7−8)。
【0085】巡回再開釦が操作されると、情報処理装置
21は巡回走行再開信号を生成する。巡回走行再開信号
は情報処理装置21、ワイヤレス通信部22,18を介
して制御部14に供給される。制御部14は監視装置2
から供給された巡回走行再開信号に応じて移動体1の巡
回を再開する(ステップS7−9)。
【0086】また、ステップS7−5で警備員がモニタ
24の画像により異常を確認できず、異常がないものと
判断した場合には警備員はその現場で監視装置2の巡回
再開釦を操作して移動体1の巡回を再開させるとができ
る。
【0087】以上のように本実施例によれば、移動体1
が異常を検知し、停止した場合でも現場に行くことな
く、移動体1の巡回を再開させることができる。
【0088】なお、上記2つの実施例では異常検知セン
サとして侵入者を検知するセンサを例に説明したが、こ
れに限ることはなく、火災の発生を検知する火災セン
サ、漏水を検知する漏水センサなどでもよく、これらの
センサを本実施例と同様に移動体の周囲の複数ヶ所に設
けておき、検知した方向にテレビカメラを向けることに
よりテレビカメラによる確認も行なえる。
【0089】
【発明の効果】上述の如く、請求項1によれば、異常を
検知し、異常に応じた対処を行なうと共に周囲の映像を
撮像するという警備員が行なう行為に類似した能力を有
する移動体と、移動体周囲の映像を表示し、移動体の状
態を把握できる監視装置とにより警備員は所定の場所に
いながら巡回業務に相当する行為を行なえるため、警備
員の行なうべき、巡回業務の負担を軽減することができ
る等の特長を有する。
【0090】請求項2によれば、監視装置の情報表示手
段上に移動体の現在位置、進行方向、及び、通過経路を
表示させることができるため、移動体の動作を監視する
警備員は、その軌跡表示によって移動体の走行状態、あ
るいは巡回経路上の障害物の有無などを覚知することが
でき、事態によっては立ちに急行することができるの
で、すぐれた異常事態対処能力を保有する等の特長を有
する。
【0091】請求項3によれば、移動体に搭載してある
テレビカメラは回動部に載せられており、同じく移動体
に搭載してある異常検知センサが検知信号を出力する
と、当該異常検知センサの方位を読み取って同じ方向に
回動するため、監視する警備員はただちに映像表示手段
に映し出される検知対象を視覚的に確認することができ
るので、異常事態の発生に迅速に対処することができる
等の特長を有する。
【0092】請求項4によれば、監視装置からの停止信
号に応じて任意の位置で移動体を停止させることができ
るため、異常検知が行なわれないような場合においても
映像表示手段の表示映像により警備員が移動体を停止さ
せ、異常の確認が行なえる等の特長を有する。
【0093】請求項5によれば、移動体に搭載されてい
る異常検知センサが検知信号を出力すると、移動体は走
行部の動作を停止し、停止してから所定時間経過する
と、自動的に同検知信号を誤報とみなして巡回経路に復
帰し、走行を再開するため、事態の内容によって監視装
置側にいる警備員は臨機応変に対処することができる等
の特長を有する。
【0094】請求項6によれば、監視装置からの停止/
再開信号に応じて移動体の移動を制御できるため、警備
員は臨機応変に事態に対処できる等の特長を有する。
【0095】請求項7によれば、監視装置からリモコン
操作により移動体の各手段を制御できるため、警備員は
監視装置により移動体を自由に操って異常事態の確認や
対処を行なえ、一々現場に急行する必要がなく、作業の
負担を低減できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の外観構造図である。
【図3】本発明の一実施例の異常検知センサの配置図で
ある。
【図4】本発明の一実施例のディスプレイの表示画面の
説明図である。
【図5】本発明の一実施例の警備移動体の動作モードの
遷移動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例のセンサ発報モードの動作説
明図である。
【図7】本発明の一実施例の緊急停止モードの動作説明
図である。
【図8】本発明の一実施例のシステムによる異常検知時
の動作説明図である。
【図9】本発明の一実施例のシステムによる緊急停止時
の動作説明図である。
【図10】本発明の他の実施例の要部の動作説明図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例のシステムによる異常検
知時の動作説明図である。
【符号の説明】
1 移動体 2 監視装置 11 テレビカメラ 12 回動部 13,27 画像通信部 14 制御部 15 スピーカ 16 記憶部 17a 異常検知センサ 17b 障害物検知センサ 18,22 ワイヤレス通信部 19 走行部 21 情報処理装置 23 ディスプレイ 24 モニタ 25 注意喚起手段 26 信号入力手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−300950(JP,A) 特開 昭59−102578(JP,A) 特開 昭61−245212(JP,A) 特開 平2−136793(JP,A) 特開 平6−150181(JP,A) 特開 昭61−267476(JP,A) 特開 平5−210414(JP,A) 特開 平5−159187(JP,A) 特開 平5−225470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 25/00 510 G08B 13/196 G08B 25/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常事態を検知する異常検知手段と、 周囲の状況を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段を回動させる回動手段と、 移動を行なう移動手段と、 前記異常検知手段、前記回動手段、前記移動手段が接続
    され、所定の経路を移動しつつ警備を行ない、前記異常
    検知手段が異常を検知すると、当該異常を検知した前記
    異常検知手段の方向に前記撮像手段が向くように前記回
    動手段を制御する制御手段と、 前記撮影手段で撮影された映像信号を送信する映像送信
    手段と、 前記制御手段と通信を行なう第1の通信手段とを有する
    移動体と、 前記映像送信手段から送信された映像信号を受信する映
    像受信手段と、 前記映像受信手段で受信した映像信号に応じた映像を表
    示する映像表示手段と、 前記第1の通信手段と通信を行なう第2の通信手段と、 前記第1、第2の通信手段を介して前記制御手段と接続
    され、前記制御手段との通信における情報の処理を行な
    う情報処理手段と、 前記情報処理手段での情報処理結果を表示する情報表示
    手段と、 前記移動体を制御する指示を与える入力手段とを有する
    監視装置とよりなる警備移動体監視システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は所定の時間間隔で前記移
    動体の位置及び進行方向情報を前記第1及び第2の通信
    手段を介して前記情報処理手段に送信し、 前記情報処理手段は前記移動体から供給される前記移動
    体の位置及び進行方向情報に応じて前記情報表示手段に
    前記移動体の現在位置、進行方向、及び通過軌跡を表示
    させることを特徴とする請求項1記載の警備移動体監視
    システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記撮影手段が撮影して
    いる方向に応じた撮影方向情報を前記第1,第2の通信
    手段を介して前記情報処理手段に供給し、 前記情報処理手段は前記撮影方向情報に応じて前記撮影
    手段の撮影方向を前記情報表示手段に表示させることを
    特徴とする請求項1又は2記載の警備移動体監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記移動体の前記制御手段に接続され、
    操作することにより前記制御手段の動作を復帰させるリ
    セット手段を有し、前記入力手段は前記移動体に停止命
    令を与える停止命令入力手段を有し、該停止命令入力
    段操作時に停止信号を生成し、 前記情報処理手段は前記入力手段から前記停止信号が供
    給されると前記停止信号を前記第1、第2の通信手段を
    介して前記制御手段に供給し、 前記制御手段は前記監視装置から前記停止信号が供給さ
    れると前記移動体の移動を停止させると共に前記移動体
    の停止後、前記リセット手段を操作することにより所定
    時間、前記異常検知手段の検知結果を無効とすることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の警備移
    動体監視システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記異常検知手段が異常
    を検知したとき、前記移動手段を制御して前記移動体の
    移動を停止させ、所定の時間内に前記監視装置から前記
    停止信号の供給がなければ前記移動手段を制御して前記
    移動体の移動を再開させることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか一項記載の警備移動体監視システム。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は前記移動体の移動を再開
    する再開命令入力手段を有し、該再開命令入力手段操作
    時に再開信号を生成し、 前記情報処理手段は前記入力手段から前記再開信号が供
    給されると前記再開信号を前記第1及び第2の通信手段
    を介して前記制御手段に供給し、 前記制御手段は前記異常検知手段が異常を検知したと
    き、前記移動手段を制御して前記移動体の移動を停止さ
    せ、前記監視手段から前記再開信号が供給されると前記
    移動手段を制御して前記移動体の移動を再開させること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一項記載の警備
    移動体監視システム。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は前記移動体の前記制御手
    段に接続された各手段を制御するリモコン制御信号を生
    成し、 前記情報処理手段は前記入力手段で生成された前記リモ
    コン制御信号を前記第1,第2の通信手段を介して前記
    制御手段に供給し、 前記制御手段は前記監視装置の前記情報処理手段から供
    給される前記リモコン制御信号に応じて前記制御手段に
    接続された各手段の制御を行なうことを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれか一項記載の警備移動体監視システ
    ム。
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