JP3375034B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3375034B2
JP3375034B2 JP05085796A JP5085796A JP3375034B2 JP 3375034 B2 JP3375034 B2 JP 3375034B2 JP 05085796 A JP05085796 A JP 05085796A JP 5085796 A JP5085796 A JP 5085796A JP 3375034 B2 JP3375034 B2 JP 3375034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り手段
と画像形成手段とを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機は一般に、スキャ
ナ(画像読み取り手段)がキャリッジを移動させてコン
タクトガラス上にセットされた原稿をスキャン(光走
査)することにより原稿の画像を読み取り、読み取った
画像データに基づいてプリンタ(画像形成装置)が転写
紙上に画像を形成する。
【0003】このようなデジタル複写機において、連続
コピーの速度を上げようとすると、スキャナがキャリッ
ジを移動させてスキャンした後、そのキャリッジをホー
ムポジションに戻すスピードを速めなければならない。
しかし、スキャナはキャリッジにランプやミラー等を搭
載しているため、そのキャリッジを各転写間のごく短い
時間内に画像入力開始点まで戻すようにすると、機械的
な振動が大きくなり、画像データのS/N比が悪化する
ことが懸念される。従って、十分な振動対策が必要とな
り、コストアップの要因にもなる。
【0004】そこで、その問題を解消するため、画像デ
ータを保持する画像メモリを備え、連続コピー時には一
度だけスキャナがキャリッジを移動させてコンタクトガ
ラス上にセットされた原稿をスキャンすることにより原
稿の画像を読み取り、読み取った画像のデータを圧縮し
て画像メモリに保持した後、予め設定されたコピー部数
に応じて、画像メモリに保持した画像データを読み出し
て伸張し、その画像を各転写紙に形成するようにしたデ
ジタル複写機がある。
【0005】このようなデジタル複写機では、スキャナ
の性能をさほど上げずに連続コピー速度を上げることが
でき、複数枚のコピー時に同一画像データを用いるの
で、コピー部数に応じてスキャナで原稿の画像を読み取
る場合と違い、スキャナに起因する画像の変動がなく、
安定した複数枚のコピー結果を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデジ
タル複写機では、キャリッジのリターンに要する時間を
考慮する必要がないため、多数枚のコピー時には転写
(画像形成)間隔を狭くでき、トータル時間では、画像
メモリを備えていないデジタル複写機に勝る。しかしな
がら、原稿の画像を読み取り、先ず読み取った画像デー
タを圧縮して画像メモリに保持した後、その画像データ
を読み出して伸張するため、1枚目のコピーは、読み取
り、圧縮処理、伸張処理が行われるまで画像形成を開始
することができず、従来と比較してスタートボタンを押
してから1枚目のコピーが排出されるまでの時間(ファ
ーストコピータイム)が長くなるという欠点があった。
【0007】本発明は、上記の点を鑑みてなされたもの
であり、画像メモリを備え、画像データを圧縮・伸張す
る構成を有するデジタル複写機において、ファーストコ
ピータイムを短くすることを目的とする。
【0008】また、圧縮された画像データを用いる場合
は、スキャナの動作を停止することにより、スキャナユ
ニットの部品寿命を長く保つことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、原稿の画像データを読み
取る画像読み取り手段と、前記画像データに基づいて転
写紙上に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形
成装置において、前記画像形成手段が、1つの感光体ド
ラムの周囲に複数色の現像手段を備え、前記画像データ
に基づいて所定の色順に画像を形成し、転写紙上に重ね
転写することにより画像を形成するものであり、前記画
像読み取り手段によって読み取った画像データを圧縮す
るデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段によって圧縮
された画像データを保持するデータ保持手段と、前記デ
ータ保持手段に保持された画像データを伸長するデータ
伸長手段と、前記画像データを受けて画像出力する画像
出力手段とを備え、1色目のコピー画像出力時には、前
記画像読み取り手段によって読み取った画像データを前
記データ圧縮手段により圧縮し、前記データ保持手段に
よって保持すると同時に、前記画像出力手段へも伝送し
てコピー画像を出力し、2色目以降のコピー画像出力時
には、前記圧縮され保持された画像データを前記データ
伸長手段で伸長し、前記画像出力手段へ伝送してコピー
画像を出力することを特徴とする
【0010】
【0011】また、上記の画像形成装置は、2色目以降
のコピー画像出力動作では、画像読み取り手段の動作を
停止することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して、本発明
による画像形成装置の実施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の画像形成装置の一実施例
を適用したデジタルカラー複写機の制御系を示すブロッ
ク構成図である。図1を参照すると、本発明によるデジ
タルカラー複写機は、スキャナ1及びプリンタ2の他
に、それらを統括的に制御するシステム制御ユニット4
0及び操作パネル50を備える。なお、スキャナ1、プ
リンタ2、及びシステム制御ユニット40は、機構的に
互いに離してもシステムの機能を満足できる構造になっ
ている。また、システム制御ユニット40をスキャナ1
またはプリンタ2のいずれか一方の装置内に収納する構
造としてもよい。
【0014】システム制御ユニット40は、画像処理部
41、伝送路切替部43、データ圧縮部44、画像メモ
リ45、データ伸長部46、データ伝送制御部47、及
び本体制御部48等を有する。
【0015】画像処理部41は、スキャナ1によって読
み取られた画像データに対して、前述した色変換処理を
施す。伝送路切替部43は、データ伝送制御部47の指
示によって伝送路の切り替えを行う。データ圧縮部44
は、画像処理部41から出力された画像データを圧縮す
る。画像メモリ45は、データ伝送制御部47の指示に
よって、データ圧縮部44によって圧縮された画像デー
タを書き込んで保持したり、読み出したりする。データ
伸長部46は、画像メモリ45から出力された画像デー
タを伸長する。データ伝送制御部47は、伝送路切替部
43による伝送路の切り替え及び画像メモリ45に対す
る画像データの書き込み/読み出しを指示する。本体制
御部48は、このシステム制御ユニット40全体を統括
的に制御する。操作パネル50は、コピー部数や画質モ
ード等の各種情報を設定するための各種キーと、各種情
報を表示する表示器とを有する。
【0016】次に、図2及び図3を参照して、本発明の
画像形成装置の一実施例を適用したデジタルカラー複写
機の動作を詳細に説明する。図2は、デジタルカラー複
写機の機構部を示す概略構成図であり、図3は、図2に
示した感光体ドラム及び中間転写ベルト回りの部分拡大
図である。
【0017】デジタルカラー複写機は、スキャナ1及び
プリンタ2を有し、図示しない操作パネル上のキー操作
によって必要なコピー条件(フルカラー画像を得るフル
カラーコピーモードを含む)が設定された後、スキャナ
1のコンタクトガラス3上に原稿がセットされた状態で
操作パネル上のスタートキーが押下されると、スキャナ
1がコンタクトガラス3上の原稿Pの画像読み取りを開
始する。
【0018】すなわち、照明ランプ4及び第1ミラー5
aと一体になったキャリッジを水平方向に往復移動させ
ることにより、コンタクトガラス3上にセットされた原
稿Pの下面(フルカラー画像面)を光走査(スキャン)
する。それによって、原稿面からの反射光像は第1ミラ
ー5a、第2のミラー5b、第3のミラー5cを介し
て、レンズ6に導かれ、カラーセンサ7の受光面に結像
される。
【0019】なお、カラーセンサ7はR(レッド)、G
(グリーン)、B(ブルー)用の各カラーフィルタと各
CCD(受光素子)とからなり、レンズ6からの結像光
束を各カラーフィルタを通して各CCDの受光面に結像
させ、原稿PのR、G、Bの画像データを読み取るよう
にしている。これは、デジタルカラー複写機等で用いら
れている公知の技術である。
【0020】また、フルカラーコピーモードが設定され
た場合には、スキャナ1は予め設定されたコピー部数に
応じて1枚の原稿の下面を1回または4回スキャンす
る。単色(白黒)画像を得る単色コピーモードが設定さ
れた場合には、コピー部数に関係なく、1枚の原稿の下
面(単色画像面)を1回だけスキャンする。本実施例で
は、フルカラーコピーモード時のコピー動作について以
下説明する。
【0021】読み取ったR、G、Bの画像データに対し
て画像処理部41で色変換処理を施し、Bk(ブラッ
ク)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、C(シアン)
の各画像データを得て、各画像データをそのままプリン
タ2に伝送するか(この場合は4回スキャンを行う)、
あるいは圧縮して画像メモリに保持させた後、伸長して
プリンタ2に伝送し(この場合は1回だけスキャンを行
い、作像色毎に画像データを伸長してプリンタ2へ伝送
する)、そこでBk、M、Y、Cの各トナー像を形成
し、これを重ね合わせてフルカラー画像を形成する。
【0022】プリンタ2は、内部に感光体ドラム9を備
え、その周囲にクリーンニングユニット10、除電ラン
プ11、帯電チャージャ12、電位センサ13、Bk現
像器14、M現像器15、Y現像器16、C現像器1
7、現像濃度パターン検知器18、及び中間転写ベルト
19等を配設する。
【0023】各現像器14〜17は静電潜像を現像する
ため、トナーを感光体ドラム9に接触させるように回転
する現像スリーブ14a〜17aと、トナーを汲み上げ
て攪拌する現像パドル14b〜17b及びトナー濃度検
知センサ14c〜17c等により構成されている。な
お、本実施例ではレーザ光による書き込みと現像の順序
(カラー画像現像順序)をBk、M、Y、Cとする。
【0024】コピー動作がスタートすると、プリンタ2
は感光体ドラム9を矢印A方向に周動させ、その表面を
帯電チャージャ12によって一様に帯電させ、そこにレ
ーザ書き込みユニット8によってBk画像データに応じ
て変調されたレーザ光をドラム軸方向に主走査しながら
照射して露光し、静電潜像を形成する。
【0025】その後、帯電チャージャ12によって一様
に帯電された感光体ドラム9上にBk画像データに応じ
て形成されたBk潜像の先端部が、Bk現像器14の現
像位置に到達すると、Bk潜像は回転する現像スリーブ
14aによってBkトナーで現像され始め、Bk潜像の
後端部が現像位置を通過した時点でBk現像が終了す
る。
【0026】そして、感光体ドラム9上に形成されたB
kトナー像を、感光体ドラム9に隣接して周動する中間
ベルト19上に中間転写する。この中間転写は、感光体
ドラム9と中間転写ベルト19とが接触した時に、中間
転写バイアスローラ20に所定のバイアス電圧を印加す
ることによって行われる。その後、感光体ドラム9上の
残留トナーをクリーニングユニット10によって除去
し、除電ランプ11で除電してから再び帯電チャージャ
12による帯電に始まり、レーザ光による書き込み、現
像、中間転写、クリーニングと続くサイクルを繰り返
す。
【0027】上記のサイクルを繰り返し、感光体ドラム
9上に順次形成されたBk、M、Y、Cの各トナー像を
中間転写ベルト19上に順次位置合わせして転写するこ
とにより4色重ねの中間転写像が形成され、それを転写
紙上に一括転写する。
【0028】そのため、中間転写ベルト19上にBkト
ナー像を形成するBk工程が終了すると、次に中間転写
ベルト19上にMトナー像を形成するM工程に進むが、
そのMトナー像の先端部と中間転写ベルト19上のBk
トナー像の先端部とが一致するように、レーザ書込ユニ
ット8によるM潜像用のレーザ光による書き込み開始の
タイミングが調整される。
【0029】同様に、Y工程及びC工程が行われて、中
間転写ベルト19上に4色重ねの中間転写像が形成され
る。但し、画像形成順序はBk、M、Y、Cに限定され
るものではなく、トナーの特性と最終的に転写紙上に形
成されるカラー画像の仕上がり効果とに応じて、画像形
成順序が予め決定される。
【0030】中間転写ベルト19は、中間転写バイアス
ローラ20、駆動ローラ21、及び従動ローラ群に張架
されており、図示しない駆動モータにより矢印B方向に
周動される。
【0031】ベルトクリーナ22は、ブラシローラ22
a、ゴムブレード22b、及びベルトからの接離機構2
2c等から構成され、最初のBkトナー像を中間転写す
る前は中間転写ベルト19に接触しているが、中間転写
が開始されると接離機構22cによってベルト面から離
される。
【0032】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラ23a、ローラクリーニングブレード23b、及び
ベルトからの接離機構23c等から構成されている。紙
転写バイアスローラ23aは、通常は中間転写ベルト1
9から離れているが、中間転写ベルト19上に形成され
た4色重ねの中間転写像を転写紙に一括転写する時に、
タイミングを取ってその転写紙を中間転写ベルト19に
押圧し、ローラ23aに所定のバイアス電圧を印加して
中間転写像を転写紙に転写させる。
【0033】4色重ねの中間転写像が転写紙に転写され
始めると、ベルトクリーナ22は接離機構22cにより
紙転写を終えた中間転写ベルト19に接触し、ブラシロ
ーラ22aとゴムブレード22bとによって残留してい
るトナーを回収することによりクリーニングを行う。
【0034】その後、中間転写ベルト19から4色重ね
の中間転写像が一括紙転写された転写紙を搬送ベルト2
7で定着ユニット28に搬送し、所定温度にコントロー
ルされた定着ローラ28aと加圧ローラ28bとでトナ
ー像を加圧溶融定着してコピートレイ29に排出し、フ
ルカラーコピーを得る。
【0035】なお、給紙カセット30〜33には、それ
ぞれ各種サイズの転写紙が収納されており、操作パネル
からの操作信号によって指示されたサイズの転写紙が収
納されている給紙カセットからその転写紙を所定のタイ
ミングで給紙ローラ25により給送し、その先端がレジ
ストローラ対26に突き当たった状態で一旦停止させ、
中間転写ベルト19の4色重ね中間転写像の先端部が紙
転写位置に到達するタイミングに合わせて再給送する。
手指し給紙トレイ34はOHP用紙や厚紙などの手指し
給紙を行う際に用いる。
【0036】以上、フルカラー(4色)を得るフルカラ
ーコピーモードの場合について説明したが、3色コピー
モードや2色コピーモードの場合は、指定された色及び
色数に応じて同様の動作を行う。また、単色コピーモー
ドの場合は、設定部数が終了するまで、指定された色の
現像器のみを作動し、中間転写ベルト19は感光体ドラ
ム9に接触したまま矢印B方向に定速駆動され、ベルト
クリーナ22も中間転写ベルト19に接触したままの状
態で動作する。
【0037】図4は、デジタルカラー複写機の各動作と
時間的関係を示す図である。デジタルカラー複写機は、
例えば図4に示すように、2色目または2枚目以降のコ
ピー時には、スキャナ1内のキャリッジがホームポジシ
ョンにリターンして次の画像読み取り動作が開始できる
までの時間t1が必要となる。つまり、操作パネル上の
スタートキーが押下されると、スキャナ1がキャリッジ
を移動させてコンタクトガラス3上の原稿Pのスキャン
を開始するが、その移動速度が一定になるまで助走時間
を必要とする。そして、その移動速度が一定になった時
点から原稿の画像読み取りを開始する。
【0038】原稿の画像読み取りが終了すると、スキャ
ナ1のキャリッジはスタート地点(ホームポジション)
まで高速で戻る。その後、2色目または2枚目の助走を
再び開始し、設定されたコピー部数に応じて上記動作を
繰り返す。
【0039】従って、コピースピードを上げるには、い
かにキャリッジのリターンに要する時間t1 を短縮する
かが重要となる。
【0040】図5を参照すると、コピースタート時(ス
キャナ1による原稿画像の読み取り開始時)からの経過
時間とコピー部数との関係の一例が示されている。図5
のは、スキャナ1によって読み取られた原稿の画像デ
ータをそのままプリンタ2へ伝送する場合(圧縮・伸長
処理を行わない場合)を示す。図5のは、圧縮して画
像メモリに保持させた後、伸長してプリンタ2へ伝送す
る場合(圧縮・伸長処理を行う場合)を示す。
【0041】図5のの画像データの圧縮・伸長処理を
行う場合は、スキャナ1によって読み取られた原稿の画
像データの圧縮・伸長処理に要する時間t2 のため、コ
ピースタート直後のコピーには比較的多くの時間がかか
る。しかし、その後キャリッジのリターンに要する時間
t1 が不要になる分だけコピー時間が短縮される。従っ
て、コピー部数が所定部数を越えた時点Aからは、図5
のの画像データの圧縮・伸長処理を行わない場合より
も、トータルのコピー時間は短くなる。
【0042】次に、再び図1を参照しながら、本発明の
画像形成装置の一実施例における画像形成の動作につい
て説明する。
【0043】操作パネル50上のキー操作によってコピ
ー部数が入力されると、本体制御部48がそのコピー部
数を設定した後、スキャナ1及びプリンタ2に各動作の
制御指令を出すとともに、データ伝送制御部47にその
設定コピー部数の情報を伝える。
【0044】データ伝送制御部47は、その設定コピー
部数の情報、及び、スキャナ1が初めての読み取り走査
をする場合か否かに応じて伝送路切り替え部43に伝送
路の切り替えを指示する。つまり、スキャナ1によって
読み取ったRGBの画像データから、画像処理部41で
Y、M、C、Bkに変換処理された画像データをそのま
まプリンタ2へ伝送するか、またはデータ圧縮部44に
よって圧縮して画像メモリ45に保持させた後、データ
伸長部46によって伸長してプリンタ2へ伝送するかを
伝送路切り替え部43に切り替え指示する。
【0045】また、それと同時に、本体制御部48は、
スキャナ1の動作を実行するか、または停止するかを判
断し、スキャナ1に指示する。
【0046】すなわち、初めの1色目の作像動作の場合
のみ、画像データを画像処理部41から直接プリンタ2
に伝送するように、伝送路切替部43を制御する。一
方、これと同時に画像データを、データ圧縮部44でデ
ータ圧縮し、画像メモリ45に保持する。
【0047】次に2色目以降の作像動作では、本体制御
部48は、スキャナ1の動作を停止させ、画像メモリ4
5に保持された画像データをデータ伸長部46で伸長
し、伝送路切替部43を制御して、所定の色の画像デー
タの順にプリンタ2に伝送し、順次、作像した後、転写
紙に各色重ね転写して1枚のカラー画像出力を得る。
【0048】なお、多部数コピーを行うように操作パネ
ル50にセットされた場合でも、同一の画像出力をする
ことになるので、初めの1枚目のみスキャナ1を動作さ
せ、読み取った画像データをプリンタ2に伝送し、2枚
目以降は、画像メモリ45に保持された画像データを使
って作像動作をする。
【0049】より詳細には、多部数コピーを行う場合の
作像動作は、図2及び図3を参照すると、スキャナ1に
よる画像読み取り動作が1枚目のコピー動作(画像出
力)時だけ行われ、画像メモリに保持されている画像デ
ータから感光体ドラム9への画像形成は、1枚目のC
(4色目)工程に引き続き所定のタイミングで2枚目の
Bk(1色目)工程に進む。また、中間転写ベルト19
は、1枚目の4色重ね中間転写像の転写紙への一括紙転
写に引き続き、表面をベルトクリーナ22によりクリー
ニングされた領域に2枚目のBkトナー像が中間転写さ
れるようにする。その後は1枚目と同様の動作になる。
3枚目以降は2枚目と同様である。
【0050】以上、本発明の画像形成装置をデジタルカ
ラー複写機に適用した実施例について説明したが、本発
明はこれに限らず、デジタル白黒複写機等にも適用し得
る。
【0051】
【発明の効果】画像データの圧縮・伸長を行うことによ
り、スキャナに高いスペックを課す必要がなくなるとと
もに、リピートコピー時でも、1度取り込んだ画像デー
タを使って作像することになるので、画像の安定性が向
上する。
【0052】さらに、1枚目または1色目のコピー時に
スキャナから取り込んだ画像データをプリンタに出力す
ると同時に、画像メモリへの保持動作を行うため、ファ
ーストコピータイムを短縮することができる。
【0053】また、2枚目または2色目以降の作像動作
で、スキャナ動作を停止させることにより、スキャナユ
ニットの部品寿命、例えばランプなどの寿命を延ばすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を適用したデ
ジタルカラー複写機の制御系を示すブロック構成図であ
る。
【図2】デジタルカラー複写機の機構部を示す概略構成
図である。
【図3】図2に示した感光体ドラム及び中間転写ベルト
回りの部分拡大図である。
【図4】デジタルカラー複写機の各動作と時間的関係を
示す図である。
【図5】コピースタート時(スキャナ1による原稿画像
の読み取り開始時)からの経過時間とコピー部数との関
係の一例を示す図である。
【符号の説明】
P 原稿 1 スキャナ 2 プリンタ 3 コンタクトガラス 4 照明ランプ 5a 第1ミラー 5b 第2ミラー 5c 第3ミラー 6 レンズ 7 カラーセンサ 8 レーザ書き込みユニット 9 感光体ドラム 10 クリーニングユニット 11 除電ランプ 12 帯電チャージャ 13 電位センサ 14 Bk現像器 14a Bk現像スリーブ 14b Bk現像パドル 14c Bkトナー濃度検知センサ 15 M現像器 15a M現像スリーブ 15b M現像パドル 15c Mトナー濃度検知センサ 16 Y現像器 16a Y現像スリーブ 16b Y現像パドル 16c Yトナー濃度検知センサ 17 C現像器 17a C現像スリーブ 17b C現像パドル 17c Cトナー濃度検知センサ 18 現像濃度パターン検知器 19 中間転写ベルト 20 中間転写バイアスローラ 21 駆動ローラ 22 ベルトクリーナ 22a ブラシローラ 22b ゴムブレード 22c 接離機構 23 紙転写ユニット 23a 紙転写バイアスローラ 23b ローラクリーニングブレード 23c ベルトからの接離機構 24 転写紙 25 給紙ローラ 26 レジストローラ対 27 搬送ベルト 28 定着ユニット 28a 定着ローラ 28b 加圧ローラ 29 コピートレイ 30、31、32、33、34 給紙カセット 40 システム制御ユニット 41 画像処理部 43 伝送路切替部 44 データ圧縮部 45 画像メモリ 46 データ伸長部 47 データ伝送制御部 48 本体制御部 50 操作パネル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像データを読み取る画像読み取り
    手段と、前記画像データに基づいて転写紙上に画像を形
    成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記画像形成手段が、1つの感光体ドラムの周囲に複数
    色の現像手段を備え、前記画像データに基づいて所定の
    色順に画像を形成し、転写紙上に重ね転写することによ
    り画像を形成するものであり、 前記画像読み取り手段に
    よって読み取った画像データを圧縮するデータ圧縮手段
    と、前記データ圧縮手段によって圧縮された画像データ
    を保持するデータ保持手段と、前記データ保持手段に保
    持された画像データを伸長するデータ伸長手段と、前記
    画像データを受けて画像出力する画像出力手段とを備
    え、1色目のコピー画像出力時には、前記画像読み取り
    手段によって読み取った画像データを前記データ圧縮手
    段により圧縮し、前記データ保持手段によって保持する
    と同時に、前記画像出力手段へも伝送してコピー画像を
    出力し、2色目以降のコピー画像出力時には、前記圧縮
    され保持された画像データを前記データ伸長手段で伸長
    し、前記画像出力手段へ伝送してコピー画像を出力する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記2色目以降のコピー画像出力動作で
    は、前記画像読み取り手段の動作を停止することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
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