JP4480485B2 - 画像形成装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
しかしながら,従来のメモリコピー機能には,コピースタートが指示されてから一枚目のコピー出力がなされるまでの時間(ファーストコピータイムという)が,上記メモリコピー機能を用いない場合と較べて長いという問題がある。このことを図7のタイミングチャート(a)〜(d),(i1)及び(j)を用いて以下に説明する。なお,上記(a)は画像読取動作(画像スキャン),(b)は圧縮処理,(c)は伸張処理,(d)は伸張された画像データ(伸張画像)のバッファリング処理のタイミングチャートを示す。また,上記(i1)は,カラー原稿をYMCK形式の画像データに変換した後に圧縮/伸張することによりメモリコピー(従来例1のメモリコピー)を行う場合に,最初にY(イエロー)成分の伸張画像を画像形成部等に出力するタイミングチャート,(j)はメモリコピー機能を用いない通常のコピーを行い場合のY成分の画像(圧縮/伸張がなされていない画像)を出力するタイミングチャートを示す。本明細書において参照するタイミングチャートには,厳密には各処理間に微小な遅れ時間(タイムラグ)を有するが,本明細書では説明を簡易にするため上記遅れ時間を考慮しないで説明する。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,メモリコピー機能を用いる場合であっても,通常のコピー出力が行われる場合と同等のファーストコピータイムを実現すると共に,出力画像に生じる画質差を極力抑制することが可能な画像形成装置及び画像処理方法を提供することにある。
本発明がこのように構成されることにより,例えば,1頁目又は1部目に現像される多色可視像は,所定の色成分に限り,読み取られた画像データそのものに基づき現像され,他の色成分については,圧縮/伸張された後の画像データに基づき現像されることになる。そして,2頁目又は2部目以降に現像される多色可視像は,全ての色成分について圧縮/伸張された後の画像データに基づき現像されることになる。これにより,1頁目(又は1部目)の多色可視像と2頁目(又は2部目)の多色可視像とに若干の画質差が生じることとなるが,1頁目(又は1部目)の多色可視像を入力画像に含まれる全ての色成分をそのまま用いて現像する従来例と較べると,2頁目(又は2部目)以降に現像される多色可視像との画質差は縮小される。更に,第1頁目(又は第1部目)の多色可視像を現像する際の,最初に行われる上記所定の色成分の現像が通常のコピー出力と同様の時期に開始されるため,ファーストコピータイムが短縮され得る。
ここに,上記現像手段は,多色可視像が現像される像胆持体の搬送方向の上流側から下流に向かって順次配設されており,複数の色材夫々の可視像を上記像胆持体上に現像するものであり,上記複数の色材毎に設けられている。この現像手段のうち,圧縮/伸張を行うことなく入力された画像データに含まれる所定の色成分データに応じた色材の可視像を現像する現像手段が最上流側現像手段である。
上述のように,YMCK形式の画像データに変換される前のRGB形式の画像データを圧縮/伸張することにより,圧縮/伸張時に取り扱うデータサイズが小さくなり,圧縮/伸張処理の負担が軽減され,且つ処理時間を短縮させることが可能となる。また,RGB形式の画像データであればYMCK形式の画像データと較べて高圧縮率で圧縮することができ,圧縮効率を高めることができる。
また,上記入力された画像データ若しくは上記入力されたRGB画像データを圧縮/伸張する場合に,1頁分の画像データのうちの副走査方向に並ぶ複数の領域に分割された複数の分割画像データ毎に圧縮し,該圧縮された圧縮データを上記複数の分割画像データ毎に伸張するものであれば,例えば,1頁分の画像データにおける一部の領域(一部の分割領域)に対してのみ圧縮/伸張されない画像データに基づく現像が行われることとなる。これにより,1頁分の画像データにおける一部の領域と他の領域との間に画質差が生じることとなるが,画質差が生じる領域が縮小され得る。従って,当然の如く,1頁目の出力画像と2頁目の出力画像との画質差が更に縮小され得る。
また,入力された画像データがRGB画像データである場合は,YMCK形式の画像データに変換される前のRGB形式の画像データが圧縮/伸張されるため,圧縮/伸張時に取り扱うデータサイズが小さくなり,圧縮/伸張処理の負担が軽減され,且つ処理時間を短縮させることが可能となる。また,RGB形式の画像データであればYMCK形式の画像データと較べて高圧縮率で圧縮することができ,圧縮効率を高めることができる。
さらに,上記最上流側現像手段が,高明度の色材を用いて可視像を現像するものであるため,1頁目(又は1部目)の多色可視像と2頁目(又は2部目)の多色可視像との画質差を目立たなくすることができる。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xの概略構成を示す断面模式図,図2は上記画像形成装置Xのメモリコピー機能を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図,図3は上記画像形成装置Xのメモリコピー機能を実現するハードウェア構成の他の例を示すブロック図,図4は上記画像形成装置Xのメモリコピー機能を実現するためにDSP等により実行される画像処理の手順を説明するフローチャート,図5は上記画像形成装置Xのメモリコピー機能を実現する画像処理のタイミングチャート,図6は本発明の実施例に係る画像形成装置Xのメモリコピー機能を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図,図7は従来のメモリコピー機能を実現する画像処理のタイミングチャートである。
上記画像形成装置100は,外部から入力された画像データに応じて,用紙等の記録紙に対して多色又は単色の画像を形成するカラープリンタ或いはカラー複写機の画像形成部である。上記画像形成装置100に入力される画像データは,上記画像形成装置100がカラー複写機の画像形成部である場合は,図外のスキャナ部(原稿読取部)30(図2参照)や通信接続されたスキャナ装置において読み取られた原稿の画像データであり,上記画像形成装置100がカラープリンタである場合は,パソコン等の情報処理装置において作成された画像データである。もちろん,上記画像形成装置100は,カラープリンタ等に限られるものではなく,例えば,少なくとも二以上の複数の現像剤(色材)の可視像により多色画像を形成するプリンタや複写機であってもかまわない。なお,この実施の形態例では,上記画像形成装置100を,カラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるマゼンタ(M),シアン(C)及びイエロー(Y)にブラック(K)を加えた4色の各色成分(色相)に対応した画像データ(色成分データに相当)を用いてフルカラー画像を形成するカラー複写機として説明する。
また,上記画像形成装置100には,図外のスキャナ部30(図2参照)で読み取られた画像データを圧縮/伸張することにより,一回の読取動作で複数部(複数枚)の印字出力(コピー出力)を可能とするメモリコピー機能(リテンションコピー機能)が搭載されている。このメモリコピー機能は,上記画像形成装置100の後述する画像処理部20が図2に示すハードウェア構成を具備し,この画像処理部20により所定の画像処理が実行されることにより実現される。なお,上記画像処理部20及び上記画像処理については後段において詳説する。
上記感光体ドラム101(101a〜101d),現像ユニット102(102a〜102d),帯電ローラ103(103a〜103d),中間転写ローラ13(13a〜13d)及びクリーニングユニット104(104a〜104d)は,各色成分に応じてそれぞれ4個ずつ設けられており,4つの画像形成部(現像手段に相当)Pa〜Pdを構成している。これらの画像形成部Pa〜Pdは,中間転写ベルト11の搬送方向(副走査方向)の上流側から下流に向かって順次一列に配設されている。なお,上記画像形成部Pa〜Pdはそれぞれブラック,シアン,マゼンタ,イエローの現像剤の可視像を上記中間転写ベルト11に現像するものである。
なお,上記画像形成装置100のメモリコピー機能が設定されてる場合は,第1頁目(原稿が1枚のときは第1部目)のフルカラー画像を現像するための各色成分の画像データ(色成分画像データ)のうち,イエローの画像データだけが上記パス切替部202によって上記画像圧縮部203,画像伸張部204を経ずに直接LSU40に転送され,上記イエロー以外の他の色成分(マゼンタ,シアン,ブラック)の画像データは上記画像圧縮部203,画像伸張部204を経て圧縮/伸張された後にLSU40に転送される。また,第2頁目(原稿が1枚のときは第2部目)のフルカラー画像を現像するための各色成分の画像データは,全て上記画像圧縮部203,画像伸張部204を経て圧縮/伸張された後にLSU40に転送される。
LSU40は,図2に示すように,PWM変調部41とLSU制御部42とを備え,更に,図示しない半導体レーザ,ポリゴンミラー及び反射ミラー等を備えている。このLSU40では,上記LSU制御部42によって,上記画像処理部20から転送されたブラック,シアン,マゼンタ及びイエローの各色成分の画像データが上記PWM変調部41で変調され,この変調により得られたレーザビームのそれぞれが感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射される。上記レーザビームが上記感光体ドラム101a〜101dに照射されると,感光体ドラム101a〜101dの表面に画像データに応じた静電潜像が形成される。即ち,上記感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには,ブラック,シアン,マゼンタ及びイエローの各色成分の画像データによる静電潜像が形成される。
現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーはクリーニングユニット104により除去・回収される。
但し,ブラック,シアン,マゼンタ及びイエローの色成分のいずれか一の画像データが入力された場合には,4つの感光体ドラム101a〜101dのうち,入力されたいずれか一の画像データの色成分に対応する一の感光体101のみにおいて静電潜像及びトナー像の形成が行われる。例えば,モノクロ画像形成時には,ブラックの色成分に対応した感光体ドラム101aのみにおいて静電潜像の形成及びトナー像の形成が行われ,中間転写ベルト11の外周面にはブラックのトナー像(可視像)のみが転写される。
なお,2次転写ローラ14と中間転写ベルト11とのニップ圧を所定値に維持するために,2次転写ローラ14又は駆動ローラ11aの何れか一方を硬質材料(金属等)によって構成し,残る他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等々)とする。
また,感光体ドラム101から中間転写ベルト11に付着したトナーのうち用紙上に転写されずに中間転写ベルト11上に残存したトナーは,次工程での混色を防止するために,クリーニングユニット12によって回収される。
トナー像が転写された用紙は,定着装置15に導かれ,加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して加熱及び加圧を受ける。これによって,トナー像が,用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は,排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
上述したように,上記画像処理部20は,画像変換処理部201,第1及び第2の現像制御手段の一例であるパス切替部202,圧縮伸張手段の一例である画像圧縮部203及び画像伸張部204,画像メモリ210,圧縮書込アドレス制御部205,伸張読出アドレス制御部206等のハードウェアを備えて構成される。上記構成要素は,必要に応じてCPUやDSP等の演算装置,バッファ,プログラムROM等が備えられており,スキャナ部30から入力された画像データに対して,上記各構成要素の固有の処理が上記各構成要素夫々において実行される。
上記画像変換処理部201は,スキャナ部30から入力されたデータを上記画像処理部20や上記LSU40等で認識し得るデータ形式に変換するものである。ここでは,例えば,スキャナ部30から入力されたRGB形式の画像データ(以下,RGB画像データと略す)がYMCK形式の画像データ(以下,YMCK画像データと略す)に変換される。もちろん,入力された画像データがYMCK画像データである場合は,上記画像変換処理部201で画像変換処理を行う必要は無い。
更に,2頁目のフルカラー画像を現像する際は,イエロー画像データも他の色成分の画像データと同様に圧縮/伸張処理を経てLSU40に転送するべく,内部の切替回路202aを切り替えることによりイエロー画像データを伝送するパスがパスPS2に切り替えられる。これにより上記YMCK画像データに含まれる全ての色成分(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)の画像データが上記画像圧縮部203及び画像伸張部204を経た後にLSU40に出力され,上記画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdにて現像される。
なお,上記イエロー画像データがLSU40に転送されて画像形成部Pdにおいてイエローの可視像が現像されている間に,変換されたYMCK画像データの圧縮/伸張処理が行われる。
ここに,図5中の(a)は画像読取動作(画像スキャン),(b)は圧縮処理,(c)は伸張処理,(d)は伸張された画像データ(伸張画像)のバッファリング処理,(e1)は非圧縮/伸張のイエロー画像データ(Y成分抽出画像と称す)の出力,(e2)は伸張されたイエロー画像データ(Y成分伸張画像と称す)の出力,(f)は伸張されたマゼンタ画像データ(M成分伸張画像と称す)の出力,(g)は伸張されたシアン画像データ(C成分伸張画像と称す)の出力,(h)は伸張されたブラック画像データ(K成分伸張画像と称す)の出力,(i1)は従来例1のY成分伸張画像出力,(i2)は従来例2のY成分伸張画像出力のタイミングチャートを示す。
ステップS30では,上記画像読取処理と略並行して(リアルタイムに)読み取られた画像データをYMCK形式の画像データ(YMCK画像データ)に順次変換する画像変換処理が画像変換処理部201(図2)において実行される。一般に,スキャナ部30等に備えるCCD等の光学系機器で読み取られた画像データはRGB形式の画像データ(RGB画像データ)であるため,このステップでは,RGB画像データがYMCK画像データに変換される。
なお,圧縮/伸張処理を経ないでLSU40に出力される画像データは上記イエロー画像データに限れるものではないが,比較的明度の高い色成分の画像データであるほうが,視覚的に画質差が目立たないため好ましい。また,上記イエロー画像データだけに限らず,イエロー画像データ及びマゼンタ画像データの2つの画像データを圧縮/伸張処理を経ないでLSU40に出力する実施例であってもかまわない。この場合,最上流現像手段の一例である画像形成部Pd及び画像形成部Pcが上流側現像手段に相当する。もちろん,ブラックを除くカラー現像剤で現像される色成分の画像データ(即ち,イエロー,マゼンタ,シアンの画像データ)を圧縮/伸張処理を経ないでLSU40に出力する実施例であってもよい。
LSU40に出力されたY成分抽出画像は,前述したように,PWM変調部41でレーザビーム化された後に,LSU制御部42により画像形成部Pdの感光体ドラム102dに照射される。
上記ステップS70における圧縮処理が終了すると,圧縮データを画像メモリ210に格納する圧縮データ記憶処理が実行される(S80)。この記憶処理は,原稿1枚分の圧縮データが生成された後に画像メモリ210に格納する処理例と,上記画像圧縮部203に入力された原稿1頁分のYMCK画像データを副走査方向に並ぶ複数の領域に分割したブロック(分割画像データ)毎に圧縮した後に,そのブロックに相当する圧縮データを画像メモリ210に順次格納する処理例とがあるが,本実施の形態例では,圧縮データの伸張処理を早期に実行することが可能な後者の記憶処理が行われる。ここで,上記分割画像データを原稿の先頭から3つのブロックに分割した分割画像BL1,BL2,BL3とすると,上記ステップS80では,分割画像BL1の圧縮が終了した時点でその圧縮画像を画像メモリ210に記憶し,続いて,分割画像BL2,BL3の圧縮がそれぞれ終了した時点でそれらの圧縮画像を画像メモリ210に順次記憶する処理が行われる。これにより,後述の伸張処理の開始時期を早めることができる。
上記ステップ90で圧縮データの記憶処理が完了したと判断されると,続いて,ステップS100において,まず,分割画像BL1(原稿の先頭部分のブロック)に含まれるイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の圧縮データを伸張する伸張処理が実行される。この伸張処理は画像伸張部204において行われ,図5の時刻t2から開始される(図5(c)参照)。この伸張処理により圧縮データが伸張されると,順次伸張された画像データが画像出力用のバッファにバッファリングされる(図5(d)参照)。これにより,YMCK画像データの出力準備が整う。
なお,上記分割画像BL1,BL2,BL3毎に圧縮/伸張が行われる場合は,上記ステップS60の出力処理が,上記分割画像BL1に含まれるY成分抽出画像を出力するものであることが望ましい。これにより,次の分割画像BL2を現像する際には,各色成分の画像データを圧縮/伸張処理を経て出力することにより,現像された多色可視像において画質差の生じる領域を上記圧縮画像BL1だけに抑えることができる。
処理がステップS110aに進むと,ここでは,画像出力用のバッファにバッファリングされたイエローの伸張画像(Y成分伸張画像と称す)の出力タイミングであるかどうかが判断され,かかる判断結果に応じて,Y成分伸張画像が上記LSU40に出力される(S120a)。なお,Y成分伸張画像は時刻t2の時点に出力される(図5(e2)参照)。
このような処理が,ステップS130a〜dにおいて,LSU40に出力された画像データがコピー出力する部数の最終部の分割画像BL3に相当するデータであると判断されるまで行われ,このように判断された時点で,上記画像処理部20における一連の画像処理が終了する。
このように,1部目の最初の分割画像BL1を現像する際に,イエローの画像データだけを圧縮/伸張を経ずにLSU40に出力し,1部目の次の分割画像BL2以降は,全ての色成分の画像データ(即ちYMCAデータ)を圧縮/伸張を経てLSU40に出力することにより,画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdに出力する画像データの出力タイミングを早めることができるため,メモリコピー機能が設定されている場合でもファーストコピータイムを短縮することができ,更に,分割画像BL1の可視像と該BL1以外の可視像との間に若干の画質差が生じるものの,その差はイエローのみに起因するものであるため,従来のメモリコピーと較べて格段に画質差を縮小することができる。
なお,上述の実施の形態では,1枚の原稿の画像データを複数部メモリコピー出力する場合について説明したが,もちろん,複数の原稿の画像データを複数部メモリコピーする場合にも適用され得る。
11…中間転写ベルト(所定の像胆持体に相当)
20…画像処理部
30…スキャナ部
201…画像変換処理部
202…パス切替部(第1及び第2の現像制御手段の一例)
203…画像圧縮部(圧縮伸張手段の一例)
204…画像伸張部(圧縮伸張手段の一例)
210…画像メモリ
Claims (5)
- 入力された画像データに含まれる複数の色成分データに対応する複数の色材夫々の可視像を所定の像胆持体上に順次重ねて転写することにより上記入力された画像データに応じた多色画像を形成する画像形成装置であって,
上記入力された画像データを圧縮/伸張する圧縮伸張手段と,
上記像胆持体の搬送方向の上流側から下流に向かって順次配設され上記複数の色材夫々の可視像を上記像胆持体上に現像する上記複数の色材毎の現像手段と,
上記入力された画像データの第1頁目又は第1部目の多色可視像を現像する際に,上記入力された画像データに含まれる所定の色成分データの一部又は全部に応じた色材の可視像を上記圧縮伸張手段を経ることなく上記像胆持体の搬送方向の最上流側に配設された最上流側現像手段にて現像させると共に,上記圧縮伸張手段により圧縮/伸張された圧縮伸張画像データに含まれる上記所定の色成分データの一部を除く他の部分を上記最上流側現像手段にて現像させ,上記所定の色成分データを除く他の色成分データを上記最上流側現像手段を除く他の現像手段にて現像させる第1の現像制御手段と,
上記入力された画像データの第2頁目又は第2部目の多色可視像を現像する際には,上記圧縮伸張手段により圧縮/伸張された圧縮伸張画像データに含まれる全ての色成分データを上記複数の現像手段にて現像させる第2の現像制御手段と,
を具備してなり,
上記最上流側現像手段が,高明度の色材を用いて可視像を現像するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 入力されたRGB画像データに含まれる複数の色成分データに対応する複数の色材夫々の可視像を所定の像胆持体上に順次重ねて転写することにより上記入力されたRGB画像データに応じた多色画像を形成する画像形成装置であって,
上記入力されたRGB画像データを圧縮/伸張するRGB圧縮伸張手段と,
上記像胆持体の搬送方向の上流側から下流に向かって順次配設され上記複数の色材夫々の可視像を上記像胆持体上に現像する上記複数の色材毎の現像手段と,
上記入力されたRGB画像データをCMYK画像データに変換する入力画像データ変換手段と,
上記RGB圧縮伸張手段により圧縮/伸張された圧縮伸張RGB画像データをCMYK画像データに変換する伸張画像データ変換手段と,
上記入力されたRGB画像データの第1頁目又は第1部目の多色可視像を現像する際に,上記入力画像データ変換手段により得られたCMYK画像データに含まれる所定の色成分データの一部又は全部に応じた高明度の色材の可視像を上記圧縮伸張手段を経ることなく上記像胆持体の搬送方向の最上流側に配設された最上流側現像手段にて現像させると共に,上記伸張画像データ変換手段により得られたCMYK画像データに含まれる上記所定の色成分データの一部を除く他の部分を上記最上流側現像手段にて現像させ,上記所定の色成分データを除く他の色成分データを上記最上流側現像手段を除く他の現像手段にて現像させる第3の現像制御手段と,
上記入力されたRGB画像データの第2頁目又は第2部目の多色可視像を現像する際には,上記伸張画像データ変換手段により得られたCMYK画像データに含まれる全ての色成分データを上記複数の現像手段にて現像させる第4の現像制御手段と,
を具備してなり,
上記最上流側現像手段が,高明度の色材を用いて可視像を現像するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 上記圧縮伸張手段が,上記入力された画像データ若しくは上記入力されたRGB画像データの1頁分の画像データのうちの副走査方向に並ぶ複数の領域に分割された複数の分割画像データ毎に圧縮し,該圧縮された圧縮データを上記複数の分割画像データ毎に伸長するものである請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
- 入力された画像データに含まれる複数の色成分データに対応する複数の色材夫々の可視像を所定の像胆持体上に順次重ねて転写することにより上記入力された画像データに応じた多色画像を形成する画像形成装置であって,上記像胆持体の搬送方向の上流側から下流に向かって順次配設され上記複数の色材夫々の可視像を上記像胆持体上に現像する上記複数の色材毎の現像手段を有する画像形成装置に用いられる画像処理方法であって,
上記入力された画像データを圧縮して圧縮画像データを生成して所定の記憶媒体に記憶した後に,上記所定の記憶媒体から読み出された圧縮画像データを伸張して伸張画像データを生成する圧縮伸張処理工程と,
上記入力された画像データの第1頁目又は第1部目の多色可視像を現像する際に,上記入力された画像データに含まれる所定の色成分データの一部又は全部に応じた色材の可視像を上記圧縮伸張処理工程を経ることなく上記像胆持体の搬送方向の最上流側に配設された最上流側現像手段にて現像させると共に,上記圧縮伸張処理工程により生成された伸張画像データに含まれる上記所定の色成分データの一部を除く他の部分を上記最上流側現像手段にて現像させ,上記所定の色成分データを除く他の色成分データを上記最上流側現像手段を除く他の現像手段にて現像させる第1の現像制御処理工程と,
上記入力された画像データの第2頁目又は第2部目の多色可視像を現像する際には,上記圧縮伸張処理工程により生成された伸張画像データに含まれる全ての色成分データを上記複数の現像手段にて現像させる第2の現像制御処理工程と,
を具備してなり,
上記最上流側現像手段が,高明度の色材を用いて可視像を現像するものであることを特徴とする画像処理方法。 - 入力されたRGB画像データに含まれる複数の色成分データに対応する複数の色材夫々の可視像を所定の像胆持体上に順次重ねて転写することにより上記入力されたRGB画像データに応じた多色画像を形成する画像形成装置であって,上記像胆持体の搬送方向の上流側から下流に向かって順次配設され上記複数の色材夫々の可視像を上記像胆持体上に現像する上記複数の色材毎の現像手段を有する画像形成装置に用いられる画像処理方法であって,
上記入力されたRGB画像データを圧縮して圧縮RGB画像データを生成して所定の記憶媒体に記憶した後に,上記所定の記憶媒体から読み出された圧縮RGB画像データを伸張して伸張RGB画像データを生成するRGB圧縮伸張処理工程と,
上記入力されたRGB画像データをCMYK画像データに変換する入力画像データ変換処理工程と,
上記RGB圧縮伸張処理工程により生成された伸張RGB画像データをCMYK画像データに変換する伸張画像データ変換処理工程と,
上記入力されたRGB画像データの第1頁目又は第1部目の多色可視像を現像する際に,上記入力画像データ変換処理工程により得られたCMYK画像データに含まれる所定の色成分データの一部又は全部に応じた色材の可視像を上記圧縮伸張処理工程を経ることなく上記像胆持体の搬送方向の最上流側に配設された最上流側現像手段にて現像させると共に,上記伸張画像データ変換処理工程により得られたCMYK画像データに含まれる上記所定の色成分データの一部を除く他の部分を上記最上流側現像手段にて現像させ,上記所定の色成分データを除く他の色成分データを上記最上流側現像手段を除く他の現像手段にて現像させる第3の現像制御処理工程と,
上記入力されたRGB画像データの第2頁目又は第2部目の多色可視像を現像する際には,上記伸張画像データ変換処理工程により得られたCMYK画像データに含まれる全ての色成分データを上記複数の現像手段にて現像させる第4の現像制御処理工程と,
を具備してなり,
上記最上流側現像手段が,高明度の色材を用いて可視像を現像するものであることを特徴とする画像処理方法。
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JPH1039572A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-13 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像形成装置 |
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