JP4689149B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー写真画像入り複数頁分の画像情報又は単一頁分毎に画像情報を受信して複数部数分のカラー画像入り複写物を形成するカラーデジタル複写機に適用して好適な画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、色付きの原稿画像から取得した赤(R)色、緑(G)色、青(B)色に係る画像データに基づいてカラー画像を形成したり、サーバー、パーソナルコンピュータ(以下単にパソコンという)等のプリンタコントローラ(外部装置)から画像データを受信し、この画像データに基づいてカラー画像を形成するデジタルカラー複写機が使用されるに至っている。このプリンタコントローラ及び、デジタルカラー複写機(以下単にプリンタという)は画像形成システムを構成する。
【0003】
図9は従来例に係る画像形成システム1の構成例を示すブロック図である。図9に示すプリンタ19には画像メモリ12が実装され、プリンタコントローラ9から受信した画像データD#iが格納される。このシステム1で、プリンタコントローラ9から複数ページ分の画像データD#iを受信して複数部数分の画像を形成する場合に、一部目の画像データD#iのみをプリンタコントローラ9から受け取り、二部目以降は、プリンタ内部の画像メモリ12から画像データD#iが出力される。
【0004】
このデータ転送方式によれば、一部目の画像データD#iがプリンタ内の画像メモリ12に蓄積された後に、二部目以降の画像データD#iも、このプリント内の画像メモリ12から出力されるので、プリンタコントローラ9は一旦、全ページ分の画像データD#iを送信してしまうと、プリンタ19ではその都度、画像データD#iを受信しないで済むようになる。このように、当該画像形成システム1では、カラー画像データ等を含まない比較的少容量の複数部数の画像形成出力に対処している。あるいは、オペレータにより予めメモリオーバーフローを発生しそうなプリントジョブについては、複数ページから成る複写物40を一部毎に画像データD#iに基づいて形成するワンジョブとしてプリンタコントローラ9からプリンタ19へ送信するように画像形成条件が設定される。
【0005】
図10A及びBは、画像形成システム1における所望の出力例及びその問題を説明する出力結果例を示す概念図である。
【0006】
図10Aに示すプリントジョブの例では、5ページ分の画像データD#iに基づいて複写物40を3部出力する場合を想定している。この場合において、画像メモリ12でメモリオーバーフローが発生しない場合は、図10Aに示すような後処理可能な複写物40を3部得ることができる。ここで後処理とは複写物40をステイプル処理や、Z折り処理、中綴じ処理等することをいう。
【0007】
これに対して、図10Bに示す複写物40は、画像メモリ12でメモリオーバーフローが発生したために、これらの複写物40のグループが2つに分かれてしまった場合である。この例のプリントジョブにおいて、1部目の3ページ以降の画像データD#iでメモリオーバーフローが発生した場合を想定すると、1ページ及び2ページから成る複写物40のグループIと、3ページから5ページに至る複写物40のグループIIとの2つに分かれてしまう。
【0008】
なお、特許文献1にはページプリンタの印刷制御方法が開示されている。特許文献1によれば、複数部数の出力を可能にする制御手段を有したページプリンタが開示され、この制御手段は一部目の画像データD#iのみを上位の外部装置から受信し、二部目以降はプリンタ内部のメモリから画像データD#iを出力するように制御するものである。この印刷制御方法は、安価なシステム構成や、画像メモリ等を活用する面で有効な手段である。
【0009】
また、特許文献2には複合型画像形成装置が開示されている。特許文献2によれば、ハードディスク装置の装着の有無とRAMの容量によりジョブの並行動作の可能レベルを切換えるCPUを備え、このCPUは電源投入時に、ハードディスク装置が装着されているか否かに応じて、ソートモード時の最後の部数目の印刷時に、各頁の印刷が終了した時点でページ画像データを削除するか、又は、全てのページの印刷が終了した後で画像データを一括に削除するように制御するものである。
【0010】
特許文献3にはプリンタの制御方法、記録媒体及びプリンタが開示されている。特許文献3によれば、クライアントパソコン(PC)のプリンタドライバの設定で、一部だけの画像データの転送にするか、設定部数分の画像データの転送にするかを選択可能とすることにより、例えば、後者を選択することで、ページプリンタにおいてメモリオーバーローを防ぐようになれる。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−227302号公報(第4頁、図2)
【特許文献2】
特開平10−304111号公報(第5頁、図7)
【特許文献3】
特開2000−29645号公報(第3、4頁、図3)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来例に係る画像形成システム1によれば、以下のような問題がある。
i.図9に示した従来方式のようなデータ転送方法であると、プリンタ19の画像メモリ12でメモリオーバーフローが発生した場合、画像メモリ内に蓄積された分の画像データD#iを出力部数分出力し、その出力が完了した後に、画像メモリ12に蓄積されなかった画像データD#iをプリンタコントローラ9から受信して、再びその画像データD#iを設定部数分だけ出力するようになされる。
【0013】
従って、図10Bに示したように、画像形成出力が2つのグループI、IIに分かれてしまい、当該プリンタ19等のオプションである後処理装置へ移行できなくなり、ステイプルなどの後処理が困難となる。このため、全ての画像形成出力が完了した後に、手動あるいは手作業でグループ別に分かれてしまった複写物の順序を揃えたり、手作業で後処理しなければならなくなり、大変使用勝手が悪い事態を招く。
【0014】
ii.因みに、オペレータは画像形成出力後に手作業によって、複写物40の丁合を行わなければならないばかりか、通常のホッチキス(R)でステイプル処理などの後処理を実行しなければならない。通常のホッチキス(R)でステイプル処理ができないような大容量(100枚以上のステイプル)の複写物40などの場合においては、オペレータの手作業に依存して行ったとしても、実質的に所望の結果は得られない事態を招くこととなる。
【0015】
iii.特許文献1乃至3に示されるプリンタでページ単位に画像データを消去することが考えられるが、この場合に、一部目の画像データだけのデータ転送処理で済むというメリットを失う。また、複数部数設定時の画像データを受信した時に、メモリオーバーフローが発生した場合に、複数部数を画像形成出力するためには、メモリ格納できた画像データを要求されている複数部数分を出力しなければならない。従って、図10Bに示したように、画像形成出力が2つのグループI、IIに分かれてしまい、上述した同様な問題が生ずる。
【0016】
そこで、この発明はこのような従来例に係る課題を解決したものであって、メモリ容量の大小、画像情報の書込み容量の大小、あるいは、メモリ領域への過剰書込み要求の有無と無関係に、所望の複写物を形成できるようにした画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する装置であって、複数頁分の画像情報を圧縮して所定のメモリに書込み、このメモリから圧縮された複数頁分の画像情報を頁単位に順次読み出して伸長し、伸長後の画像情報に基づいて当該複数頁分から成る複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第1モードとし、単一頁分の画像情報を頁単位に圧縮して所定のメモリに書込み、このメモリから頁単位に圧縮された単一頁分の画像情報を読み出して伸長し、伸長後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を形成した後に、メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、新たな単一頁分の画像情報を頁単位に当該メモリに書き込み、当該複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第2モードとしたとき、第1モード又は第2モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物を出力する画像形成手段と、プリンタコントローラから画像情報を頁単位に受信して圧縮する画像情報圧縮手段と、画像情報圧縮手段によって圧縮された頁単位の画像情報を格納するメモリと、このメモリから圧縮された画像情報を頁単位に順次読み出して伸長する画像情報伸長手段と、画像情報圧縮手段によって圧縮された複数頁分の画像情報をメモリに頁単位に格納している間に、当該画像情報がメモリに過剰に書き込まれると発生するメモリオーバーフローを検出する検出手段と、この検出手段によって検出されたメモリオーバーフローの発生をプリンタコントローラへ通知する通信手段と、画像形成手段、画像情報圧縮手段、メモリ、画像情報伸長手段、検出手段及び通信手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、第1モードが設定された場合であって、メモリオーバーフローの発生が検出されない場合は、第1モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物の出力を継続するように画像形成手段を制御し、メモリオーバーフローの発生が検出された場合は、当該メモリオーバーフローの発生を通信手段を介してプリンタコントローラへ通知すると共に、メモリに既に格納され、当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分の圧縮された画像情報を頁単位にメモリから読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御し、この画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御した後、第1のモードから第2のモードに切り換え、メモリから当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分及びメモリオーバーフローの発生が検出された頁の画像情報を消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された際の単一頁分の画像情報を第2モードに基づいて通信手段を介してプリンタコントローラから受信して頁単位に圧縮するように画像情報圧縮手段を制御すると共に当該メモリオーバーフローの発生が検出された際の頁の画像情報を再書込みをするようにメモリを制御し、メモリに頁単位に再書込みされた当該単一頁分の圧縮された画像情報を頁単位に読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御し、画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御した後、メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された後の残りの頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて1部目の残りの頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御し、その後、プリンタコントローラから2部目以降の頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて2部目以降の頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御することを特徴とするものである。
【0018】
本発明に係る画像形成装置によれば、プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する場合に、画像形成手段では第1モード又は第2モードに基づいて画像を形成するようになされる。制御手段では画像形成手段の入出力を制御する。これを前提として、制御手段では、第1モードに基づいて複数頁分の画像情報を頁単位に圧縮しメモリに格納している間に、検出手段によってメモリオーバーフローの発生が検出された場合、通信手段を介してプリンタコントローラへメモリオーバーフローが発生した旨を通知すると共に、第1モードから第2モードへ画像形成動作を切換えることができる。
【0019】
の制御手段は、第1モードが設定された場合であって、メモリオーバーフローの発生が検出されない場合は、第1モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物の出力を継続するように画像形成手段を制御し、メモリオーバーフローの発生が検出された場合は、当該メモリオーバーフローの発生を通信手段を介してプリンタコントローラへ通知すると共に、メモリに既に格納され、当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分の圧縮された画像情報を頁単位にメモリから読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御し、この画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御した後、第1のモードから第2のモードに切り換え、メモリから当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分及びメモリオーバーフローの発生が検出された頁の画像情報を消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された際の単一頁分の画像情報を第2モードに基づいて通信手段を介してプリンタコントローラから受信して頁単位に圧縮するように画像情報圧縮手段を制御すると共に当該メモリオーバーフローの発生が検出された際の頁の画像情報を再書込みをするようにメモリを制御し、このメモリに頁単位に再書込みされた当該単一頁分の圧縮された画像情報を頁単位に読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御し、この画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御した後、メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された後の残りの頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて1部目の残りの頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御し、その後、プリンタコントローラから2部目以降の頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて前記2部目以降の頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御する。
【0020】
このとき、制御手段では、例えば第2モード画像形成手段を制御する場合において、当該単一頁分から成る複写物を形成した後に、メモリから当該頁目に係る画像情報を消去すると共に、新たな単一頁分の画像情報を頁単位に当該メモリに書き込むように書込み制御をする。
【0021】
従って、当該画像形成装置のメモリ容量の大小・画像情報の書込み容量の大小あるいは、実際に発生するメモリ領域への過剰書込みの有無と無関係に所望の画像形成出力を得ることができる。これにより、白黒文書に比べて圧縮データ量が多くなるカラー写真画像等の画像情報が多く含まれる場合であっても、どの部数の複写物も最初の頁から最終頁に至る順序で出力される形態で、当該カラー写真画像入り複数頁から成る複写物を再現性良く形成することができる。しかも、メモリ領域への過剰書込み要求を意識した操作も不要となる。また、メモリ領域への過剰書込み要求の発生と無関係に所望の画像形成結果が得られるため、画像形成装置に実装されるメモリ容量は多くを実装する必要が無く、画像形成装置を安価に提供できるようになる。
【0022】
本発明に係る画像形成方法は、プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する画像形成装置が、複数頁分の画像情報を圧縮して所定のメモリに書込み、メモリから圧縮された複数頁分の画像情報を頁単位に順次読み出して伸長し、伸長後の画像情報に基づいて当該複数頁分から成る複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第1モードとし、単一頁分の画像情報を頁単位に圧縮して所定のメモリに書込み、このメモリから頁単位に圧縮された単一頁分の画像情報を読み出して伸長し、伸長後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を形成した後に、メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、新たな単一頁分の画像情報を頁単位に当該メモリに書き込み、当該複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第2モードとしたとき、第1モード又は第2モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物を出力するステップと、プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して圧縮するステップと、圧縮された複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を所定のメモリに格納するステップと、所定のメモリから圧縮された画像情報を頁単位に順次読み出して伸長するステップと、圧縮された複数頁分の画像情報をメモリに頁単位に格納している間に、圧縮された画像情報がメモリに過剰に書き込まれると発生するメモリオーバーフローを検出するステップと、検出手段によって検出されたメモリオーバーフローの発生をプリンタコントローラへ通知するステップとを実行し、画像形成装置は、画像形成手段、画像情報圧縮手段、メモリ、画像情報伸長手段、検出手段、通信手段及び制御手段を備え、制御手段が、第1モードが設定された場合であって、メモリオーバーフローの発生が検出されない場合は、第1モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物の出力を継続するように画像形成手段を制御するステップと、メモリオーバーフローの発生が検出された場合は、当該メモリオーバーフローの発生を通信手段を介してプリンタコントローラへ通知すると共に、メモリに既に格納され、当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分の圧縮された画像情報を頁単位にメモリから読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御するステップと、画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御した後、第1のモードから第2のモードに切り換えるステップと、メモリから当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分及びメモリオーバーフローの発生が検出された頁の画像情報を消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された際の単一頁分の画像情報を第2モードに基づいて通信手段を介してプリンタコントローラから受信して頁単位に圧縮するように画像情報圧縮手段を制御すると共に当該メモリオーバーフローの発生が検出された際の頁の画像情報を再書込みをするようにメモリを制御し、メモリに頁単位に再書込みされた当該単一頁分の圧縮された画像情報を頁単位に読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御し、画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御した後、メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された後の残りの頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて1部目の残りの頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御するステップと、その後、プリンタコントローラから2部目以降の頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて2部目以降の頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御するステップとを実行するものである。
【0023】
本発明に係る画像形成方法によれば、プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する場合であって、第1モードに基づいて複数頁分の画像情報を頁単位に圧縮しメモリに格納している間に、メモリオーバーフローの発生が検出された場合、プリンタコントローラへメモリオーバーフローが発生した旨を通知すると共に、第1モードから第2モードへ画像形成動作を自動的に切換えることができる。
【0024】
従って、当該画像情報を書き込むためのメモリ容量の大小・画像情報の書込み容量の大小あるいは、実際に発生するメモリ領域への過剰書込み要求の有無と無関係に所望の画像形成出力を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係る画像形成装置及び画像形成方法の一実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
(1)実施形態
図1は本発明に係る実施形態としての画像形成装置10の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では、複数頁分の画像情報又は単一頁分毎に画像情報を受信して複数部数分の画像を形成するように画像形成手段を制御する制御手段を備え、所定のメモリ領域から読み出した伸長後の画像情報に基づいて当該複数頁から成る複写物を複数部数分形成する第1モード実行中に、このメモリ領域への過剰書き込みを検出し、この過剰書き込みが検出された場合は、画像情報の供給元へ過剰書き込みである旨を通知すると共に、この第1モードから、単一頁分毎に画像情報を圧縮して所定のメモリ領域に書込み、このメモリ領域から当該単一頁分の画像情報を読み出して伸長し、伸長後の画像情報に基づいて当該単一頁から成る複写物を形成する第2モードへ画像形成動作を自動的に切換えるものである。これによって、当該画像形成装置のメモリ容量の大小、画像情報の書込み容量の大小、あるいは、実際に発生するメモリ領域への過剰書込み要求の有無と無関係に、所望の複写物を形成できるようにしたものである。
【0026】
図1に示す画像形成装置(プリントエンジン)10は、複数ページ(頁)分の画像情報又は単一ページ分毎に画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する装置である。この装置は例えば、上位のプリンタコントローラ9からカラー写真画像入り複数ページ分の画像情報(以下画像データという)又は単一ページ分毎に画像情報を受信して複数部数分のカラー画像入り複写物を形成するカラー画像形成装置に適用して好適である。
【0027】
この画像形成装置10は画像メモリ12、画像形成手段14及び制御手段15を有している。画像メモリ12は所定容量のメモリ領域を有しており、このメモリ領域には複数ページ分又は単一ページ分の画像データD#i(i=1〜n)が圧縮して書込まれる。また、画像形成時にはこのメモリ領域から当該ページの画像データD#iが順次読み出されると共にその画像データD#iを伸長するようにして使用される。
【0028】
画像メモリ12には制御手段15を通じて画像形成手段14が接続されており、この伸長後の画像データD#iに基づいて当該複数ページから成る複写物40を複数部数分形成するようになされる。このような画像形成動作を第1モードとする。つまり、第1モードとは、複数ページ分の画像データD#iを圧縮して所定のメモリ領域に書込み、当該メモリ領域から当該ページの画像データD#iを順次読み出して伸長し、この伸長後の画像データD#iに基づいて当該複数ページから成る複写物40を複数部数分形成する画像形成動作をいう。
【0029】
また、画像形成手段14では第1モードの他に第2モードに基づいて画像が形成される。第2モードとは、単一ページ分毎に画像情報を圧縮して所定のメモリ領域に書込み、このメモリ領域から当該単一頁分の画像データD#iを読み出して伸長し、伸長後の画像データD#iに基づいて当該単一ページから成る複写物を形成する画像形成動作をいう。この第2モードの画像形成動作で制御手段15は、当該単一ページから成る複写物を形成した後に、メモリ領域から当該ページに係る画像情報を消去すると共に、新たなページの画像データD#iを当該メモリ領域に書き込むように書込み制御をする。これにより、画像形成手段14では、第1モード又は第2モードに基づいて画像を形成することができる。
【0030】
制御手段15は画像形成手段14の入出力を制御するものである。例えば、制御手段15は第1モード実行中にメモリ領域への過剰書き込み(以下メモリオーバーフローという)を検出し、メモリオーバーフローが検出された場合は、画像データD#iの供給元へメモリオーバーフローを通知すると共に、第1モードから第2モードへ画像形成動作を切換えるように画像形成手段14を制御する。
【0031】
このメモリオーバーフローに関しては、例えば、画像メモリ12に書込み許容閾値を設け、この書込み許容閾値を越える画像データD#iの書込みが有った場合に、過剰書込みであると判断するようになされる。この例では、メモリオーバーフロー発生時に、第1モードから第2モードへ切換えることにより、第2モードに基づいて所望の画像形成出力を得ることができる。なお、メモリオーバーフロー発生が検出されない場合は、二部目以降の画像データD#iを順次、画像メモリ12から画像形成手段14へ出力するような制御が行われる。
【0032】
続いて、本発明に係る画像形成方法について、当該画像形成装置10の情報処理例を説明する。図2及び図3は画像形成装置10における画像データD#iの転送例(その1、2)を示すタイムチャートである。図2A及びBにおいて、横軸はいずれも時間軸tである。
【0033】
例えば、プリンタコントローラ9から画像形成装置10に対して、5ページの画像データD#i(i=5)に基づいて5ページ1組分の複写物40を3部分出力するジョブが要求された場合に、このジョブにおいて、1部目の2ページ以降の画像データD#2でメモリオーバーフローが発生した場合を想定し、この時点でこのメモリオーバーフロー発生の通知を当該画像形成装置10からプリンタコントローラ9へ送信する場合を例に挙げる。
【0034】
また、1ページ目の画像データをD#1とし、2ページ目の画像データをD#2とし、3ページ目の画像データをD#3とし、4ページ目の画像データをD#4とし、5ページ目の画像データをD#5とする。この例で1部目の2ページ部分の画像データD#iの書込み容量が他のページの画像データD#iの書込み容量の、例えば、3倍を占有する場合であって、メモリ領域を3倍を占有する場合を例に挙げる。
【0035】
上述のジョブにおいては、まず、第1モードにより画像形成動作が実行される。この第1モードの画像形成動作を実行中に、この例では1部目の2ページ部分の画像データD#iがカラー写真画像入り等により、他のページの画像データD#iに比べてデータ量が多くてメモリオーバーフローが発生した。このようなメモリオーバーフロー発生には、第1モードで1部目の3ページ以降の画像データD#iを画像メモリ12に書き込もうとしても書き込めない状態に陥るのである。
【0036】
このとき、プリンタコントローラ9から画像形成装置10には、第1モードに基づいて1ページ、2ページ、2ページ、2ページの順に画像データD#1,D#2が画像メモリ12に書き込まれる。この例ではメモリオーバーフロー発生検出時刻t1において、「メモリオーバーフロー発生通知」が画像形成装置10からプリンタコントローラ9へ送信される。その後、制御手段15では第1モードから第2モードへ画像形成動作が切換えられる。このメモリオーバーフロー発生に伴い画像形成動作が切換えられた以降は、第2モードに基づいて2ページ(再書込み)、3ページ、4ページ、5ページの順に、単一ページ毎に画像データD#2、D#3、D#4、D#5が画像メモリ12に書き込まれる。このとき、第1モードの画像形成動作で正常出力完了した画像の圧縮画像データD#1及び、書込みに失敗した2ページ目の画像データD#2を当該メモリ領域から消去し、以後はページ単位に圧縮画像データD#iを消去すると共に、新たなページの画像データD#i+1を当該メモリ領域に書き込むように書込み制御をする。
【0037】
そして、1部目の画像形成処理が完了した時点t2、つまり、1部目の5ページ目の画像データD#5に基づく画像形成が終了した時点で、プリンタコントローラ9から画像形成装置10へ「一部目出力完了通知」が送信される。なお、「メモリオーバーフロー発生の通知」は、「一部目完了通知」を受信した後、例えば、時刻t3で画像形成装置10からプリンタコントローラ9へ送信するようにしてもよい。メモリオーバーフロー発生に伴う画像形成動作の切換え処理が既に済んでいるため、その事後通知をプリンタコントローラ9で認識できればよいことによる。
【0038】
そして、1部目の画像形成動作に引き続いて第2モードにより、2部目の1ページに係る画像データD#1を受信し、これをデータ圧縮して符号化した後に画像メモリ12に書込み、当該画像メモリ12から、この2部目の1ページに係る圧縮画像データD#1を読み出して復号化し伸長した後の画像データD#1を画像形成手段14へ出力する。この2部目の1ページに係る複写物が正常出力完了すると、この圧縮画像データD#1を画像メモリ12から消去され、この2部目の2ページに係る画像データD#2を受信し、これをデータ圧縮して符号化した後に画像メモリ12に書込み、当該画像メモリ12から、この2部目の2ページに係る圧縮画像データD#2を読み出して復号化し伸長した後の画像データD#2を画像形成手段14へ出力する。
【0039】
このように、2部目の1ページから5ページに至る画像形成動作が実行され、2部目の画像形成出力が完了する。この時点t4で「部数の区切り通知」をプリンタコントローラ9から画像形成装置10へ送信するようにしてもよい。画像形成装置10において5ページの画像データD#1〜D#5の受信確認と、2部目の5ページ1組分の複写物40を出力した状態を確認することができる。
【0040】
更に、2部目の画像形成動作に引き続いて第2モードにより、2部目と同様にして3部目の画像形成動作が実行され、3部目の画像形成出力が完了する。これにより、5ページ分の画像データD#1〜D#5を受信して5ページ1組分の複写物40を3部出力するジョブを終了する。この時点t5でプリンタコントローラ9から画像形成装置10へ「ジョブ終了通知」が送信される。
【0041】
図4は画像形成装置10におけるm部画像形成時の出力例を示すフローチャート(メインルーチン)である。図5は画像メモリ12における画像データD#iの書込み例を示すフローチャート(サブルーチン)である。この実施形態では、5ページ分の画像データD#1〜D#5に基づいて、m=3部の複写物40を画像形成出力する場合を前提とし、図2に示した1部目の画像形成が完了した時点t1、つまり、1部目の5ページ目の画像データD#5に基づく画像形成が終了した時点で、プリンタコントローラ9から画像形成装置10へ「一部目出力完了通知」が送信される。
【0042】
これを処理条件にして、画像形成装置10では図4に示すフローチャートのステップA1でプリンタコントローラ9から画像データD#iの受信が開始される。そして、ステップA2でメモリオーバーフロー発生有無が監視される。メモリオーバーフロー発生無しを検出した場合は、ステップA3に移行して第1モードを実行すべく、例えば、制御手段15が管理するジョブ情報にノーマルジョブ(Normal JOB)をセットする。このノーマルジョブの場合には、設定された複数部数の出力が完了するまで、画像メモリ12上に画像データD#iを確保しておくようになされる。そして、ステップA4に移行してプリンタコントローラ9と制御手段15との間で行われる受信ジョブを終了する。その後、ステップA4に移行してプリンタコントローラ9へ「メモリオーバーフロー発生無し」の通知を送信する。
【0043】
一方、図2に示した例によれば、ステップA3で第1モードにより画像形成動作が実行される。この第1モードの画像形成動作を実行中に、この例では1部目の2ページ部分の画像データD#2がカラー写真画像入り等により、他のページの画像データD#1やD#3等に比べてデータ量が多くてメモリオーバーフローが発生した。このようなメモリオーバーフロー発生には、第1モードで1部目の3ページ以降の画像データD#3、D#4、D#5を画像メモリ12に書き込もうとしても書き込めない状態に陥るのである。
【0044】
このとき、プリンタコントローラ9から画像形成装置10には、第1モードに基づいて1ページ、2ページ、2ページ、2ページの順に画像データD#1,D#2が画像メモリ12に書き込まれる。この例では図2に示したメモリオーバーフロー発生検出時刻t1において、「メモリオーバーフロー発生通知」が画像形成装置10からプリンタコントローラ9へ送信される。
【0045】
従って、ステップA2で制御手段15によってメモリオーバーフロー発生有りが検出されるので、第2モードを実行すべく、制御手段15では第1モードから第2モードへ画像形成動作が切換えられる。この切換えは、ステップA6に移行して上述のジョブ情報にメモリオーバージョブ(Memo-Over JOB)をセットすることで実行される。このジョブ情報にメモリオーバージョブがセットされると、複数部数が要求されているジョブの場合に、1ページの画像に対して1ページ出力が正常に完了した時点で、画像メモリ12から画像データD#iが消去される。これは一部設定時のジョブと同様である。
【0046】
例えば、図5に示すサブルーチンをコールしてそのステップB1でプリンタコントローラ9からの画像形成要求が一部設定か否かをチェックする。その画像形成要求が一部設定である場合は、ステップB4に移行して排出完了ページの画像データD#iをクリア(消去)する。このステップB1で画像形成要求が一部設定ではない場合、つまり、複数部数分の設定である場合には、ステップB2に移行してメモリオーバージョブか否かをチェックする。
【0047】
このとき、プリンタコントローラ9から画像メモリ12への過剰書き込み要求、つまり、メモリオーバージョブである場合は、ステップB4に移行して排出完了ページの画像データをクリア(消去)する。データ消去したメモリ領域に次のページの画像データD#iを書き込むためである。
【0048】
また、ステップB2でメモリオーバージョブではない場合は、ステップB3に移行して画像形成出力に係るページが最終部の画像データD#iであるか否かをチェックする。それが最終部の画像データD#iである場合は、メインルーチンにリターンする。それが最終部の画像データD#iでない場合は、ステップB4に移行して排出完了ページの画像データD#iをクリア(消去)する。データ消去したメモリ領域に次のページの画像データD#iを書き込むためである。
【0049】
その後、図4に示したメインルーチンのステップA6にリターンする。そして、ステップA7に移行して受信ジョブを継続する。この例では、これまでに受信した画像データD#iと同一ジョブとして次の画像データD#iの受信を継続する。受信ジョブ終了時は、これまでに受信した画像データD#iに係る受信ジョブを一旦終了し、次に受信した画像データD#iは、これまで受信した画像データD#iとは別の画像データD#iとして取り扱われる。図2に示した例によれば、メモリオーバーフロー発生に伴い画像形成動作が切換えられた以降は、第2モードに基づいて3ページ、4ページ、5ページの順に、しかも、単一ページ毎に画像データD#3、D#4、D#5が画像メモリ12に書き込まれる。
【0050】
そして、1部目の画像形成処理が完了した時点t2、つまり、1部目の5ページ目の画像データD#5に基づく画像形成が終了した時点で、プリンタコントローラ9から画像形成装置10へ「一部目出力完了通知」が送信される。その後、ステップA8に移行してプリンタコントローラ9へメモリオーバーフロー発生有りの通知を送信する。このタイミングでプリンタコントローラ9へ画像転送の継続が必要か否かどうかを通知する。このメモリオーバーフロー発生の通知を先に実行している場合は、この処理を省略してもよい。プリンタコントローラ9では、このメモリオーバーフロー発生無しが通知された場合は、このジョブにおける画像データD#iを消去することができる。
【0051】
そして、ステップA9に移行して複写物40をm部出力したか否かをチェックされる。この例ではm=3であるので、ステップA2に戻って、この1部目の画像形成動作に引き続いて第2モードにより、2部目の1ページに係る画像データD#1を受信し、これをデータ圧縮して符号化した後に画像メモリ12に書込み、当該画像メモリ12から、この2部目の1ページに係る圧縮画像データD#1を読み出して復号化し伸長した後の画像データD#1を画像形成手段14へ出力する。この2部目の1ページに係る複写物が正常出力完了すると、この圧縮画像データD#1を画像メモリ12から消去され、この2部目の2ページに係る画像データD#2を受信し、これをデータ圧縮して符号化した後に画像メモリ12に書込み、当該画像メモリ12から、この2部目の2ページに係る圧縮画像データD#2を読み出して復号化し伸長した後の画像データD#2を画像形成手段14へ出力する。
【0052】
このように、2部目の1ページから5ページに至る画像形成動作が実行され、2部目の画像形成出力が完了する。この時点t4でプリンタコントローラ9から画像形成装置10へ「部数の区切り通知」が送信される。画像形成装置10において5ページの画像データD#1〜D#5の受信確認と、2部目の5ページ1組分の複写物40を出力した状態を確認することができる。
【0053】
更に、2部目の画像形成動作に引き続いて第2モードにより、3部目の画像形成動作が実行され、3部目の画像形成出力が完了する。これにより、5ページ分の画像データD#1〜D#5を受信して5ページ1組分の複写物40を3部出力するジョブを終了する。この時点t5でプリンタコントローラ9から画像形成装置10へ「ジョブ終了通知」が送信される。これにより、5ページ分の画像データD#1〜D#5を受信して5ページから成るm=3部の複写物40を出力するジョブを終了する。この時点でプリンタコントローラ9から画像形成装置10へ「ジョブ終了通知」が送信される。
【0054】
このように、本発明に係る実施形態としての画像形成装置及び、画像形成方法によれば、複数ページ分の画像データD#i又は単一頁分毎に画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する場合であって、制御手段15では第1モード実行中にメモリオーバーフローが検出された場合に、プリンタコントローラ9へメモリオーバーフローの通知を送信すると共に、第1モードから第2モードへ画像形成動作が自動的に切換えられる。
【0055】
この自動切換えによって、複数ページ分の画像データD#iを圧縮して所定のメモリ領域に書込み、このメモリ領域から当該ページの画像データD#iを順次読み出して伸長し、この伸長後の画像データD#iに基づいて当該複数ページから成る複写物40を形成する画像形成動作から、単一頁分毎に画像情報を圧縮して所定のメモリ領域に書込み、このメモリ領域から当該単一頁分の画像情報を読み出して伸長し、伸長後の画像情報に基づいて当該単一頁から成る複写物を形成する画像形成動作に自動的に移行することができる。
【0056】
従って、メモリオーバーフロー発生時に、従来方式のようにメモリオーバーフロー発生前後のグループ別に画像形成出力が分かれることなく、しかも、オペレータの操作無しに、所望の複写物40の出力が得られる。メモリオーバーフローを発生したときも、後処理可能な複写物40を再現性良く形成することができる。
【0057】
また、メモリオーバーフローを発生しないジョブである場合には、従来通り一部目の画像データD#iのみをプリンタコントローラ9から画像形成装置10へ転送すれば足りる(済む)ため、転送効率がよく、更には,二部目以降の画像形成出力に関しては、画像転送速度と無関係に当該画像形成装置10の最高の製産性で出力することができる。しかも、メモリ実装量が少ない安価な画像形成装置10であっても、その生産性を向上させることができる。
【0058】
更には、通常の「メモリオーバーフロー発生の通知」に加えて、各部の画像形成出力完了時になされる「部区切りの通知」というハンドシェイクを採ることにより、制御ソフトウエア自体の信頼性を向上させることができ、プリンタコントローラ9と画像形成装置10との間のコミュニケーション(通信)制御の簡略化を図ることができる。
【0059】
(2)実施例
図6は本発明に係る実施例としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。
図6に示すカラー画像形成装置100は複数ページ(頁)分の画像データD#iを受信して複数部数分の画像を形成し、又は、複数ページのカラー原稿を読み取って複数部数分のカラー画像入り複写物40を形成する装置である。このカラー画像形成装置100は、画像形成装置本体101と画像読取装置102とから構成される。画像形成装置本体内には制御手段15が備えられる。
【0060】
画像形成装置本体101の上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置102が設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。原稿dは1ページの場合及び、複数ページの場合を対象としている。
【0061】
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換及び、シェーディング補正処理等がなされ、当該原稿1ページの画像データD#iや、複数ページの画像データD#iとなる。画像データD#iは画像読取装置102により取得される場合と、サーバーやパーソナルコンピュータ(パソコン)等といった情報処理装置等の外部のプリンタコントローラ9から受信する場合も含まれる。このときには、プリンタコントローラ9から制御手段15へ画像メモリ12への書込み要求が出力される。当該カラー画像形成装置100をプリンタとして使用するためである。
【0062】
この画像データD#iは制御手段15を介して図示しない画像メモリ12へ圧縮して書き込まれる。画像形成時には、当該画像メモリ12から画像データD#iを読み出して伸長され、伸長後の画像データD#iは、画像形成手段14を構成する画像書き込み部(露光手段)3Y、3M、3C、3Kへ送られる。自動原稿送り装置201は自動両面原稿搬送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は原稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を連続して一挙に読み取り、原稿内容を記憶手段に蓄積するようになされる(電子RDH機能)。この電子RDH機能は、複写機能により多数枚の原稿内容を複写する場合、或いはファクシミリ機能により多数枚の原稿dを送信する場合等に便利に使用される。
【0063】
画像形成装置本体101は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成ユニット(画像形成系)10Y、10M、10C、10Kと、画像転写手段(画像転写系)の一例を成す中間転写体としての無終端状の中間転写ベルト6と、再給紙機構(ADU機構)を含む給紙搬送手段と、トナー像を定着するための定着装置17からなる。
【0064】
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yは、像形成体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配置されたY色用の帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及び像形成体用のクリーニング手段8Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mは、像形成体としての感光体ドラム1Mと、M色用の帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M及び像形成体用のクリーニング手段8Mを有する。
【0065】
シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cは、像形成体としての感光体ドラム1Cと、C色用の帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及び像形成体用のクリーニング手段8Cを有する。黒(BK)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kは、像形成体としての感光体ドラム1Kと、BK色用の帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及び像形成体用のクリーニング手段8Kを有する。
【0066】
帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光手段3C及び帯電手段2Kと露光手段3Kとは、潜像形成手段を構成する。現像装置4Y、4M、4C、4Kによる現像は、使用するトナー極性と同極性(本実施形態においては負極性)の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現像にて行われる。中間転写ベルト6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
【0067】
画像形成プロセスの概要について以下に説明する。画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kより形成された各色の画像は、使用するトナーと反対極性(本実施形態においては正極性)の1次転写バイアス(不図示)が印加される1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kにより、回動する中間転写ベルト6上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像(色画像:カラートナー像)が形成される。カラー画像は中間転写ベルト6から用紙Pへ転写される。
【0068】
給紙カセット20A、20B、20C内に収容された用紙Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、22C、22D、レジストローラ23等を経て、2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙P上の一方の面(表面)にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。
【0069】
カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置17により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。転写後の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写残トナーは、像形成体クリーニング手段8Y、8M、8C、8Kによりクリーニングされ次の画像形成サイクルに入る。
【0070】
両面画像形成時には、一方の面(表面)に画像形成され、定着装置17から排出された用紙Pは、分岐手段26によりシート排紙路から分岐され、それぞれ給紙搬送手段を構成する、下方の循環通紙路27Aを経て、再給紙機構(ADU機構)である反転搬送路27Bにより表裏を反転され、再給紙搬送部27Cを通過して、給紙ローラ22Dにおいて合流する。
【0071】
反転搬送された用紙Pは、レジストローラ23を経て、再度2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙Pの他方の面(裏面)上にカラー画像(カラートナー像)が一括転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置17(或いは定着装置17A)により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
【0072】
一方、2次転写ローラ7Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、中間転写ベルト用のクリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。これらの画像形成の際には、用紙Pとして52.3〜63.9kg/m2(1000枚)程度の薄紙や64.0〜81.4kg/m2(1000枚)程度の普通紙や83.0〜130.0kg/m2(1000枚)程度の厚紙や150.0kg/m2(1000枚)程度の超厚紙を用い、線速度を80〜350mm/sec程度とし、環境条件として温度が5〜35℃程度、湿度が15〜85%程度の設定条件とすることが好ましい。用紙Pの厚み(紙厚)としては0.05〜0.15mm程度の厚さのものが用いられる。
【0073】
図7はカラー画像形成装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。図7に示すカラー画像形成装置100は制御手段15を有している。制御手段15にはROM(Read Only Memory)51、RAM(Random Access Memory)52、CPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)53を有している。
【0074】
ROM51には当該画像形成装置全体を制御するためのシステムプログラムデータが格納される。RAM52はワークメモリとして使用され、例えば、制御コマンド等を一時記憶するようになされる。CPU53は電源がオンされると、ROM51からシステムプログラムデータを読み出してシステムを起動し、操作手段からの操作データD3に基づいて当該画像形成装置全体を制御するようになされる。
【0075】
制御手段15には画像データ圧縮手段(以下単に圧縮手段11という)が接続され、画像データD#iを圧縮するようになされる。圧縮手段11では、例えば、プリンタコントローラ9より受信した所定ビットの画像データD#iや、画像読取装置102により得られた画像データD#iを圧縮するようになされる。画像データD#iはJPEGやMPEG等の周知の圧縮プログラムに基づいて符号化圧縮される。
【0076】
圧縮手段11には画像メモリ12が接続され、この圧縮手段11によって作成された圧縮画像データを保存するようになされる。画像メモリ12は所定容量のメモリ領域を有しており、このメモリ領域には複数ページ分の圧縮済みの画像データD#i(i=1〜n)が書込まれ保存される。また、画像形成時には所定のメモリ領域から当該ページの画像データD#iが順次読み出されると共にその画像データD#iを伸長するようにして使用される。画像メモリ12には所定のメモリ容量を有したハードディスクや、DRAM等が使用される。
【0077】
画像メモリ12には画像データ伸長手段(以下単に伸長手段13という)が接続され、画像メモリ12から圧縮画像データD#iを読み出して伸長するようになされる。伸長手段13では、例えば、プリンタコントローラ9より受信して画像メモリ12に保存しておいた画像データD#iや、画像読取装置102により得て画像メモリ12に保存しておいた画像データD#iを伸長するようになされる。画像データD#iはJPEGやMPEG等の周知の伸長プログラムに基づいて伸長復号化される。
【0078】
また、制御手段15には通信手段16及び検出手段18が接続される。検出手段18では画像メモリ12への過剰書き込み(メモリオーバーフロー)を検出するようになされる。例えば、予め画像メモリ12において、メモリ領域に書込み許容閾値を設定し、この検出手段18では、この書込み許容閾値を越えて画像データD#iが書込まれるか否かが検出される。この検出手段18により検出された過剰書き込みは検出データD1として制御手段15に出力される。制御手段15では検出手段18からの検出データD1に基づいて書込み許容閾値を越える画像データD#iの書込み、すなわち、メモリオーバーフロー(過剰書込み)を発生したと判断するようになされる。もちろん、これに限られることはなく、検出手段18を通信手段16に接続し、プリンタコントローラ9からの書込み要求に係る制御コードを解読して過剰書込み要求を判別するようにしてもよい。
【0079】
通信手段16では検出手段18によって検出された当該メモリオーバーフローをプリンタコントローラ9へ通知するようになされる。メモリオーバーフロー発生の通知は通信データD6にしてプリンタコントローラ9へ送信される。通信手段16にはLAN等の通信回線に接続可能な通信モデムが使用される。画像データD#iの受信や、プリンタコントローラ9からの画像形成要求を受信するためである。
【0080】
制御手段15では、通信手段16からプリンタコントローラ9へ通知が送信され、この通知を受けたプリンタコントローラ9から複数部数分の画像形成を要求されたとき、一部目の画像データD#iを受信した後は、二部目以降の画像データD#iを画像メモリ12から繰り返し読み出して、設定部数分の画像データD#iを伸長するように伸長手段13を制御すると共に、正常出力完了した画像の圧縮画像データD#iを画像メモリ12から消去するように制御する。
【0081】
また、制御手段15は、一部目の画像データ受信の途中で画像メモリ12のメモリオーバーフロー発生を検知した場合には、一部目の残りのページ分の画像データD#iと、二部目以降の画像データD#iについては第2モードに基づいて画像形成動作を実行する。このとき、通信手段16は検出手段18がメモリオーバーフロー発生を検出した時点または、一部出力完了時点で、このメモリオーバーフロー発生の通知をプリンタコントローラ9に送信するようになされる。
【0082】
なお、制御手段15には上述の各種手段11〜13、16、18の他に画像形成手段14や、表示手段32、操作手段33、画像処理手段34、給紙手段35及び後処理手段36、画像読取装置102等が接続され、その入力及び出力が制御される。画像読取装置102では図6に示した自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された、例えば、複数ページの原稿dが搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサ等により読み取られる。この画像読取装置102から得られる原稿読取データDINは画像データD#iとして画像メモリ12へ一旦格納される。
【0083】
この画像読取装置102を使用して複数部数分の複写物40を形成する場合や、複数部数の複写物40の後処理する場合に、表示手段32には画像形成条件や後処理条件等が表示データD4に基づいて表示される。表示データD4は制御手段15から入力される。表示手段32には液晶表示ディスプレイ等が使用される。操作手段33は画像読取装置102を使用して複数部数分の複写物40を形成する場合や、複数部数の複写物40の後処理する場合に、画像形成条件や後処理条件等を設定するように操作される。操作手段33で設定された操作データD3は制御手段15に出力される。この例では操作手段33には、液晶表示ディスプレイとタッチセンサを組み合わせたタッチパネルが使用される。この複写物40の画像形成条件や後処理条件等はプリンタコントローラ9より設定される場合もある。
【0084】
画像処理手段34では画像読取装置102により光電変換されたアナログ信号をアナログ処理、アナログ・ディジタル(A/D)変換処理及び、シェーディング補正処理等がなされ、これらの処理後の画像情報が当該原稿1ページの画像データD#iや、複数ページの画像データD#iとなる。画像処理手段34にはA/D変換器や、シェーディング補正用のIC等が使用される。
【0085】
画像形成手段14(印字手段)では制御手段15によって切換えられる第1モード又は第2モードに基づいて画像メモリ12から読み出される画像データD#iを伸長手段13によって伸長された後に、この伸長後の画像データD#iに基づいて当該複数ページから成る複写物40を複数部数分形成するようになされる。画像形成手段14の内部構成例については図6に説明した通りである。
【0086】
給紙手段35は図6に示した給紙カセット20A、20B、20Cを有しており、その給紙カセット内に収容された用紙Pを給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより画像形成手段下へ給紙するように制御される。給紙カセット20A、20B、20C等は制御手段15からの給紙制御データD2に基づいて選択される。後処理手段36では画像形成手段14によって複数部数画像形成された複写物40を後処理条件に基づいてステイプル処理、Z折り処理、用紙挿入処理、中綴じ処理等するように制御されるものである。これらの処理は制御手段15からの後処理制御データD5に基づいて制御される。
【0087】
続いて、カラー画像形成装置100における情報処理例について説明をする。図8はカラー画像形成装置100における情報処理例を示すフローチャートである。この実施例ではカラー画像形成装置100をプリンタとして使用する場合であって、プリンタコントローラ9から複数ページ分の画像データD#i又は単一ページ毎に画像データD#iを受信して複数部数分の画像を形成する場合を前提とする。もちろん、当該カラー画像形成装置100の電源はONされている。
【0088】
これを処理条件にして、図8に示すフローチャートのステップC1でプリンタコントローラ9からの画像形成要求を待機する。プリンタコントローラ9から第1モードで画像形成動作を実行する旨の画像形成要求が有った場合は、ステップC2に移行して複数ページ分の画像データD#iを受信する。このとき、プリンタコントローラ9から受信した複数ページ分の画像データD#iが圧縮手段11により圧縮され、画像メモリ12の所定のメモリ領域に書込まれる。そして、ステップC3では画像メモリ12がオーバーフローを発生した否かが監視される。
【0089】
画像メモリ12がオーバーフローを発生していない場合は、ステップC4で、画像メモリ12のメモリ領域から当該ページの画像データD#iが順次読み出され、伸長手段13で伸長される。この伸長後の画像データD#iは画像形成手段14に転送され、画像形成手段14では伸長後の画像データD#iに基づいて当該複数ページから成る複写物40を複数部数分形成するようになされる(第1モードによる画像形成動作)。そして、ステップC5で制御手段15によって全部数分の画像形成を終了したかが検出される。全部数分の画像形成が終了していない場合は、ステップC3に戻る。この際の画像形成終了か否かは、最終部の画像データD#iの終了フラグ等を検出して判断する。
【0090】
上述のステップC3の処理は、第1モード実行中にも行われ、プリンタコントローラ9から画像メモリ12へ過剰書き込み要求が有るか否かを検出すべく、制御手段15の制御を受けて検出手段18により、画像メモリ12がオーバーフローを発生した否かが監視される。このときの画像メモリ12のオーバーフロー発生有無は、予め画像メモリ12のメモリ領域に設定された書込み許容閾値を越えて画像データD#iが書込まれるか否かが検出手段18により検出される。この検出手段18により検出された過剰書き込みは検出データD1として制御手段15に出力される。制御手段15では検出手段18からの検出データD1に基づいて書込み許容閾値を越える画像データD#iの書込み、すなわち、メモリオーバーフロー(過剰書込み)を発生したと判断するようになされる。
【0091】
この例で、2ページ目の画像データD#2の書込み容量(データサイズ)が、他のページのデータサイズに比べて多い場合を想定すると、この2ページ目の画像データD#2の書込み時に、画像メモリ12がオーバーフローすることから、ステップC6に移行して制御手段15は画像メモリ12がオーバーフローした旨を通信手段16を通じてプリンタコントローラ9へ通知する。その後、ステップC7に移行して、制御手段15は第1モードから第2モードへ画像形成動作を切換えるように制御される。
【0092】
そして、ステップC8でモード変更に伴う処理を実行した後、ステップC9で第2モードで画像形成動作を実行する。このモード変更に伴う処理では、第1モードで既に書き込まれていた1ページ目の画像が正常出力完了したとき、画像メモリ12から、この1ページ目の圧縮画像データD#1を消去し、先の第1モードメモリオーバーフローした2ページ目の画像データD#2を新たに圧縮符号化して再書込みした後に、この画像メモリ12から当該2ページ目の画像データD#2を読み出して伸長し、この伸長後の画像データD#2に基づいて当該2ページ目の複写物40を単一部数分形成するようになされる(第2モードによる画像形成動作)。
【0093】
その後、ステップC10で制御手段15によって全部数分の画像形成を終了したかが検出される。この際の画像形成終了か否かは、最終部の画像データD#iの終了フラグ等を検出して判断する。全部数分の画像形成を終了していない場合は、ステップC9に戻って第2モードによる画像形成動作を繰り返すようになされる。
【0094】
この第2モードでは、2部目の1ページに係る画像データD#1を受信し、これをデータ圧縮して符号化した後に画像メモリ12に書込み、当該画像メモリ12から、この2部目の1ページに係る圧縮画像データD#1を読み出して復号化し伸長した後の画像データD#1を画像形成手段14へ出力する。この2部目の1ページに係る複写物が正常出力完了すると、この圧縮画像データD#1を画像メモリ12から消去され、この2部目の2ページに係る画像データD#2を受信し、これをデータ圧縮して符号化した後に画像メモリ12に書込み、当該画像メモリ12から、この2部目の2ページに係る圧縮画像データD#2を読み出して復号化し伸長した後の画像データD#2を画像形成手段14へ出力する。
【0095】
このように、2部目の1ページから5ページに至る画像形成動作が実行され、2部目の画像形成出力が完了する。この2部目の画像形成出力が完了すると、2部目の画像形成動作に引き続いて3部目の画像形成動作が実行され、3部目の画像形成出力が完了する。そして、当該画像形成処理を終了するか否かが制御手段15によってチェックされる。
【0096】
例えば、当該装置100の電源OFF情報を検出して当該処理を終了する。電源OFF情報が検出されない場合は、ステップC1に戻って、プリンタコントローラ9からの画像形成要求を待機し、その後のプリンタコントローラ9から画像形成要求が有った場合は、ステップC2に移行して第1モードによる画像形成動作から当該画像形成処理を実行するようになされる。
【0097】
このように、本発明に係る実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、複数ページ分の画像データD#i又は単一ページ毎に画像データD#iを受信して複数部数分の画像を形成する場合に、第1モードに基づいて一部目の画像データD#iのみの転送を行う反面、メモリオーバーフロー発生時は、第2モードにおいて、既に第1モードで書き込まれていた1ページ目の画像が正常出力完了したとき、この1ページ目の圧縮画像データD#1を画像メモリ12上から消去する。
【0098】
そして、先の第1モードでメモリオーバーフローした2ページ目の画像データD#2を新たに圧縮符号化して再書込みした後に、この画像メモリ12から当該2ページ目の画像データD#2を読み出して伸長し、この伸長後の画像データD#2に基づいて当該2ページ目の複写物40を単一部数分形成するようになされる。これにより、一部目の各ページの画像形成出力を正常に完了させると共に、メモリオーバーフロー発生の通知をプリンタコントローラ9へ送信し、二部目以降の全画像データD#iについては、プリンタコントローラ9から単一ページ毎に画像データD#iを得られるように書込み制御するようになされる。
【0099】
従って、当該カラー画像形成装置100のメモリ容量の大小・画像データD#iの書込み容量の大小あるいは、実際に発生するメモリオーバーフローの有無と無関係に所望のカラー画像形成出力を得ることができる。これにより、白黒文書に比べて圧縮データ量が多くなるカラー写真画像等の画像データD#iが多く含まれる場合であっても、どの部数の物も最初のページから最終ページに至る順序で出力される形態で、当該カラー写真画像入り複数ページから成る複写物40を再現性良く形成することができる。
【0100】
しかも、メモリオーバーフローを意識した操作も不要となる。また、メモリオーバーフローの発生と無関係に所望の画像形成結果が得られるため、カラー画像形成装置100に実装されるメモリ容量は多くを実装する必要が無く、カラー画像形成装置100を安価に提供できるようになる。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法によれば、プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して複数部数分の画像を形成するように画像形成手段を制御する制御手段を備え、この制御手段は第1モードが設定された場合であって、メモリオーバーフローの発生が検出された場合は、当該メモリオーバーフローの発生を通信手段を介してプリンタコントローラへ通知すると共にメモリに既に格納され、当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分の圧縮された画像情報を頁単位にメモリから読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御し、この画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御する。
その後、制御手段は、第1のモードから第2のモードに切り換え、メモリから当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分及びメモリオーバーフローの発生が検出された頁の画像情報消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された際の単一頁分の画像情報を第2モードに基づいて通信手段を介してプリンタコントローラから受信して頁単位に圧縮するように画像情報圧縮手段を制御すると共に当該メモリオーバーフローの発生が検出された際の頁の画像情報を再書込みをするようにメモリを制御する。
さらに、制御手段は、メモリに頁単位に再書込みされた当該単一頁分の圧縮された画像情報を頁単位に読み出して伸長するように画像情報伸長手段を制御し、画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を1部形成するように画像形成手段を制御する。その後、メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、メモリオーバーフローの発生が検出された後の残りの頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて1部目の残りの頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御する。
また、プリンタコントローラから2部目以降の頁の画像情報を頁単位に受信し、第2モードに基づいて2部目以降の頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように画像形成手段を制御するものである。
【0102】
この構成によって、当該画像形成装置のメモリ容量の大小・画像情報の書込み容量の大小あるいは、実際に発生するメモリ領域への過剰書込みの有無と無関係に所望の画像形成出力を得ることができる。従って、白黒文書に比べて圧縮データ量が多くなるカラー写真画像等の画像情報が多く含まれる場合であっても、どの部数の物も最初の頁から最終頁に至る順序で出力される形態で、当該カラー写真画像入り複数頁から成る複写物を再現性良く形成することができる。しかも、メモリ領域への過剰書込みを意識した操作も不要となる。また、メモリ領域への過剰書込み要求の発生と無関係に所望の画像形成結果が得られるため、画像形成装置に実装されるメモリ容量は多くを実装する必要が無く、画像形成装置を安価に提供できるようになる。
【0103】
この発明はカラー写真画像入り複数頁分の画像情報を受信して複数部数分のカラー画像入り複写物を形成するカラーデジタル複写機に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての画像形成装置10の構成例を示すブロック図である。
【図2】画像形成装置10における画像データD#iの転送例(その1)を示すタイムチャートである。
【図3】画像形成装置10における画像データD#iの転送例(その2)を示すタイムチャートである。
【図4】画像形成装置10におけるm部画像形成時の出力例を示すフローチャート(メインルーチン)である。
【図5】画像メモリ12における画像データD#iの書込み例を示すフローチャート(サブルーチン)である。
【図6】本発明に係る実施例としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。
【図7】カラー画像形成装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図8】カラー画像形成装置100における情報処理例を示すフローチャートである。
【図9】従来例に係る画像形成システム1の構成例を示すブロック図である。
【図10】画像形成システムにおける所望の出力例及び問題を説明する出力結果例を示す概念図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
11 画像データ圧縮手段
12 画像メモリ
13 画像データ伸長手段
14 画像形成手段
15 制御手段
16 通信手段
18 検出手段
32 表示手段
33 操作手段
34 画像処理手段
35 給紙手段
36 後処理手段
100 カラー画像形成装置
101 画像形成装置本体
102 画像読取装置
201 自動原稿送り装置
202 原稿画像走査露光装置

Claims (2)

  1. プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する装置であって、
    前記複数頁分の画像情報を圧縮して所定のメモリに書込み、
    前記メモリから圧縮された複数頁分の画像情報を頁単位に順次読み出して伸長し、
    伸長後の画像情報に基づいて当該複数頁分から成る複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第1モードとし、
    前記単一頁分の画像情報を頁単位に圧縮して所定のメモリに書込み、
    前記メモリから頁単位に圧縮された単一頁分の画像情報を読み出して伸長し、
    伸長後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を形成した後に、前記メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、新たな単一頁分の画像情報を頁単位に当該メモリに書き込み、当該複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第2モードとしたとき、
    前記第1モード又は第2モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物を出力する画像形成手段と、
    前記プリンタコントローラから画像情報を頁単位に受信して圧縮する画像情報圧縮手段と、
    前記画像情報圧縮手段によって圧縮された頁単位の画像情報を格納するメモリと、
    前記メモリから圧縮された画像情報を頁単位に順次読み出して伸長する画像情報伸長手段と、
    前記画像情報圧縮手段によって圧縮された複数頁分の画像情報を前記メモリに頁単位に格納している間に、当該画像情報が前記メモリに過剰に書き込まれると発生するメモリオーバーフローを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出されたメモリオーバーフローの発生を前記プリンタコントローラへ通知する通信手段と、
    前記画像形成手段、画像情報圧縮手段、メモリ、画像情報伸長手段、検出手段及び通信手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記第1モードが設定された場合であって、前記メモリオーバーフローの発生が検出されない場合は、前記第1モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物の出力を継続するように前記画像形成手段を制御し、
    前記メモリオーバーフローの発生が検出された場合は、当該メモリオーバーフローの発生を前記通信手段を介してプリンタコントローラへ通知すると共に、前記メモリに既に格納され、当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分の圧縮された画像情報を頁単位に前記メモリから読み出して伸長するように前記画像情報伸長手段を制御し、
    前記画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分から成る複写物を1部形成するように前記画像形成手段を制御した後、前記第1のモードから第2のモードに切り換え、
    前記メモリから当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分及び前記メモリオーバーフローの発生が検出された頁の画像情報を消去すると共に、前記メモリオーバーフローの発生が検出された際の単一頁分の画像情報を前記第2モードに基づいて前記通信手段を介してプリンタコントローラから受信して頁単位に圧縮するように画像情報圧縮手段を制御すると共に当該メモリオーバーフローの発生が検出された際の頁の画像情報を再書込みをするように前記メモリを制御し、
    前記メモリに頁単位に再書込みされた当該単一頁分の圧縮された画像情報を頁単位に読み出して伸長するように前記画像情報伸長手段を制御し、
    前記画像情報伸長手段によって伸長された後の前記画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を1部形成するように前記画像形成手段を制御した後、前記メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、前記メモリオーバーフローの発生が検出された後の残りの頁の画像情報を頁単位に受信し、前記第2モードに基づいて1部目の残りの頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように前記画像形成手段を制御し、
    その後、前記プリンタコントローラから2部目以降の頁の画像情報を頁単位に受信し、前記第2モードに基づいて前記2部目以降の頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように前記画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して複数部数分の画像を形成する画像形成装置が、
    前記複数頁分の画像情報を圧縮して所定のメモリに書込み、
    前記メモリから圧縮された複数頁分の画像情報を頁単位に順次読み出して伸長し、
    伸長後の画像情報に基づいて当該複数頁分から成る複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第1モードとし、
    前記単一頁分の画像情報を頁単位に圧縮して所定のメモリに書込み、
    前記メモリから頁単位に圧縮された単一頁分の画像情報を読み出して伸長し、
    伸長後の画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を形成した後に、前記メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、新たな単一頁分の画像情報を頁単位に当該メモリに書き込み、当該複写物を複数部数分形成する画像形成動作を第2モードとしたとき、
    前記第1モード又は第2モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物を出力するステップと、
    前記プリンタコントローラから複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を受信して圧縮するステップと、
    圧縮された前記複数頁分の画像情報又は単一頁分の画像情報を所定のメモリに格納するステップと、
    前記所定のメモリから圧縮された前記画像情報を頁単位に順次読み出して伸長するステップと、
    圧縮された前記複数頁分の画像情報を前記メモリに頁単位に格納している間に、圧縮された前記画像情報が前記メモリに過剰に書き込まれると発生するメモリオーバーフローを検出するステップと、
    前記検出手段によって検出されたメモリオーバーフローの発生を前記プリンタコントローラへ通知するステップとを実行し、
    前記画像形成装置は、画像形成手段、画像情報圧縮手段、メモリ、画像情報伸長手段、検出手段、通信手段及び制御手段を備え、
    前記制御手段が、
    前記第1モードが設定された場合であって、前記メモリオーバーフローの発生が検出されない場合は、前記第1モードに基づいて画像を形成し、複数部数分の複写物の出力を継続するように前記画像形成手段を制御するステップと、
    前記メモリオーバーフローの発生が検出された場合は、当該メモリオーバーフローの発生を前記通信手段を介してプリンタコントローラへ通知すると共に、前記メモリに既に格納され、当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分の圧縮された画像情報を頁単位に前記メモリから読み出して伸長するように前記画像情報伸長手段を制御するステップと、
    前記画像情報伸長手段によって伸長された後の画像情報に基づいて当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分から成る複写物を1部形成するように前記画像形成手段を制御した後、前記第1のモードから第2のモードに切り換えるステップと、
    前記メモリから当該メモリオーバーフローの発生が検出されていない頁分及び前記メモリオーバーフローの発生が検出された頁の画像情報を消去すると共に、前記メモリオーバーフローの発生が検出された際の単一頁分の画像情報を前記第2モードに基づいて前記通信手段を介してプリンタコントローラから受信して頁単位に圧縮するように画像情報圧縮手段を制御すると共に当該メモリオーバーフローの発生が検出された際の頁の画像情報を再書込みをするように前記メモリを制御し、前記メモリに頁単位に再書込みされた当該単一頁分の圧縮された画像情報を頁単位に読み出して伸長するように前記画像情報伸長手段を制御し、前記画像情報伸長手段によって伸長された後の前記画像情報に基づいて当該単一頁分から成る複写物を1部形成するように前記画像形成手段を制御した後、前記メモリから当該単一頁分の画像情報を頁単位に消去すると共に、前記メモリオーバーフローの発生が検出された後の残りの頁の画像情報を頁単位に受信し、前記第2モードに基づいて1部目の残りの頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように前記画像形成手段を制御するステップと、
    その後、前記プリンタコントローラから2部目以降の頁の画像情報を頁単位に受信し、前記第2モードに基づいて前記2部目以降の頁の画像情報に基づく複写物の出力を実行するように前記画像形成手段を制御するステップ
    とを実行することを特徴とする画像形成方法。
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