JP2004252608A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ承認が不要となるような画像形成モードでは、操作負担を解消して、ユーザ承認処理を行うことなく、ユーザが要求する画像形成処理を即座に実行することである。
【解決手段】ユーザが設定する画像形成動作モードに基づきセキュリティ上ユーザ自身の認証の要/不要をCPU171が自動判断して、不要であれば、認証処理を行うことなく直ちに画像形成に移行させ、必要であれば、ユーザ認証を画像形成動作モードに応じて異なるレベルで行い、個別にユーザ認証を行うように認証処理を制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像データに基づいて記録用紙にモノクロまたはカラーの画像形成を行う画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機を使用する際、操作部からユーザ名とパスワードを入力したり、あるいは複写機に載置されたカードリーダに挿入されたユーザに配布されているIDカードから操作を行おうとしているユーザを認識し、そのユーザに対して、ジョブを行うことの許可不許可を判断する処理が行えるように構成された複写機が知られている。
【0003】
また、カラー画像形成装置などにおいては、紙幣、証券などの偽造防止を防ぐために、カラー画像形成を行う際は、必ずユーザ認証を設定する複写機もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、要求されるジョブの種類によっては、特に認証を必要としない場合もあり、例えばカラー複写機で、モノクロ画像を出力する場合は、紙幣偽造防止のためのユーザ認証は必要なく、ユーザは認証作業のための無駄な操作を行う場合もあり、モノクロ画像処理要求者に対する操作負担が却って煩雑となってしまう等の問題点があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ユーザが設定する画像形成動作モードによって、その画像形成動作がセキュリティ上ユーザ自身の認証を必要とするレベルかどうかを自動的に判断して、認証不要であれば、認証処理を行うことなく直ちに画像形成に移行させ、認証が必要であれば、ユーザ認証を画像形成動作モードに応じて異なるレベルで行うことにより、様々なユーザからの画像形成要求に対して、ユーザによる画一的な認証処理操作負担から解放し、一方で、セキュリティを維持しなければならない不正な画像形成要求に対しては、ユーザからの画像形成動作モード毎に個別にユーザ認証を行うように認証処理を制御することにより、ユーザが設定する画像形成動作モード毎にセキュリティレベルを動的に替えて、セキュリティの面からユーザ承認処理を強化して不正画像出力を制限し、かつ、ユーザ承認が不要となるような画像形成動作モードでは、操作負担を解消して、ユーザ承認処理を行うことなく、ユーザが要求する画像形成処理を即座に実行して、画像形成処理効率を大幅に向上できる画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
【0007】
本発明に係る第1の発明は、原稿の画像データに基づいて記録用紙にモノクロまたはカラーの画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像データに対する画像形成動作モードを設定する動作モード設定手段(図2に示す操作部172)と、前記画像データに対する画像形成要求を行うユーザを登録情報と比較して異なるレベルで認証を行うユーザ認証手段(図9のステップS705)と、前記動作モード設定手段により設定された画像形成動作モードに応じて、前記ユーザ認証手段による認証実行の可否を決定する制御手段(図9のステップS706〜S708)とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る第2の発明は、前記画像形成動作モードには、前記画像データをカラーで出力させるカラー出力モードと、前記画像データをモノクロで出力させるモノクロ出力モードと、両面出力モードとを含むことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第3の発明は、前記制御手段は、設定される画像形成動作モードがモノクロ出力モードである場合に、ユーザ認証手段による認証を実行せず、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードである場合に、ユーザ認証手段による認証を実行することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第4の発明は、ユーザ情報を入力するユーザ情報入力手段(例えば図2に示す指紋認証部176)と、予め設定されたユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段(図示しない不揮発性メモリあるいは外部記憶装置)とを有し、前記ユーザ認証手段は、前記制御手段によりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記ユーザ情報入力手段によって入力されたユーザ情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第5の発明は、ユーザの指紋情報を読み取る指紋読取り手段を有し、前記ユーザ情報格納手段は、前記指紋読取り手段により読み取られたユーザの指紋情報を格納することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第6の発明は、前記認証手段は、前記制御手段によりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記指紋読取り手段によって入力されたユーザの指紋情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ指紋情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第7の発明は、前記制御手段は、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードで、かつ、両面出力モードである場合に、ユーザ認証手段による指紋認証を実行することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第8の発明は、前記指紋読取り手段は、操作パネルにキータッチされるユーザの指面を光学的に読み取って画像データに変換することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第9の発明は、原稿の画像データに基づいて記録用紙にモノクロまたはカラーの画像形成を行う画像形成装置の制御方法であって、前記画像データに対する画像形成動作モードを設定する動作モード設定ステップ(図9に示すステップS702)と、前記画像データに対する画像形成要求を行うユーザを登録情報と比較して異なるレベルで認証を行うユーザ認証ステップ(図9に示すステップS705)と、前記動作モード設定ステップにより設定された画像形成動作モードに応じて、前記ユーザ認証ステップによる認証実行の可否を決定する制御ステップ(図9に示すステップS706〜S708)とを有することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第10の発明は、前記画像形成動作モードには、前記画像データをカラーで出力させるカラー出力モードと、前記画像データをモノクロで出力させるモノクロ出力モードと、両面出力モードとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第11の発明は、前記制御ステップは、設定される画像形成動作モードがモノクロ出力モードである場合に、ユーザ認証ステップによる認証を実行せず、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードである場合に、ユーザ認証ステップによる認証を実行することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第12の発明は、ユーザ情報を入力するユーザ情報入力ステップと、予め設定されたユーザ情報をユーザ情報格納手段に格納するユーザ情報格納ステップとを有し、前記ユーザ認証ステップは、前記制御ステップによりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記ユーザ情報入力ステップによって入力されたユーザ情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第13の発明は、ユーザの指紋情報を読み取る指紋読取りステップを有し、前記ユーザ情報格納ステップは、前記指紋読取りステップにより読み取られたユーザの指紋情報を格納することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第14の発明は、前記認証ステップは、前記制御ステップによりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記指紋読取りステップによって入力されたユーザの指紋情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ指紋情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第15の発明は、前記制御ステップは、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードで、かつ、両面出力モードである場合に、ユーザ認証ステップによる指紋認証を実行することを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第16の発明は、前記指紋読取りステップは、操作パネルにキータッチされるユーザの指面を光学的に読み取って画像データに変換することを特徴とする。
【0023】
本発明に係る第17の発明は、請求項9〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法を実現するプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納したことを特徴とする。
【0024】
本発明に係る第18の発明は、請求項9〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断面図であり、例えば電子写真方式の画像形成装置とする。
【0026】
図1において、1は画像形成装置(プリンタ部)であり、大別して、画像形成部(4つのステーションSta,Stb,Stc,Stdが並設されており、その構成は同一である。)、給紙部、中間転写部、搬送部、定着ユニット、操作部、及び制御ユニット(不図示)から構成される。
【0027】
次に、個々のユニットについて詳しく説明する。
【0028】
画像形成部は、像担持体としての感光ドラム11a,11b,11c,11dがその中心で軸支され、矢印方向に不図示の駆動モータによって回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向にローラ帯電器12a,12b,12c,12d、スキャナ13a,13b,13c,13d、現像装置14a,14b,14c,14dが配置されている。ローラ帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。
【0029】
次いで、スキャナ13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を中間転写体30に転写する。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
【0030】
次に、給紙部は、記録材Pを収納する部分と、記録材Pを搬送するためのローラ、記録材Pの通過を検知するためのセンサ、記録材Pの有無を検知するためのセンサ、記録材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)から構成される。21a,21b,21c,21dはカセット、27は手差しトレイ、28はデッキであり、記録材Pを収納する。
【0031】
22a,22b,22c,22dは、カセット21a〜21dから記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。ピックアップローラ22a〜22dでは、複数枚の記録材Pが送り出されることがあるが、BCローラ23a,23b,23c,23dによって確実に一枚だけ分離される。
【0032】
BCローラ23a〜23dによって一枚だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26によって搬送され、レジストローラ25まで搬送される。
【0033】
また、手差しトレイ27に収納された記録材Pは、BCローラ29によって一枚分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。また、デッキ28に収納された記録材Pは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送され、給紙ローラ61によって一枚だけ確実に分離され、引き抜きローラ62まで搬送される。さらに記録材Pはレジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
【0034】
中間転写ユニットにおいて、30は中間転写ベルトであり、その材料として例えば、PET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]などが用いられる。
【0035】
32は中間転写ベルト30に駆動を伝達する駆動ローラであり、ばね(不図示)の付勢によって中間転写ベルト30に適度な張力を与えるテンションローラ33、中間転写ベルトを挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ34によって支持されている。駆動ローラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。
【0036】
各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト30が対向する位置の、中間転写ベルト30の裏には、トナー像を中間転写ベルト30に転写するための高圧が印可されている一次転写ローラ35a〜35dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト30とのニップによって二次転写領域を形成する。二次転写ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。
【0037】
また、中間転写ベルト30上の、二次転写領域の下流には中間転写ベルト30の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され、前記クリーニング装置50は、クリーナブレード51(材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられる)および廃トナーを収納する廃トナーボックス52から成る。
【0038】
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒータなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラに加圧されるローラ41b(このローラにも熱源を備える場合もある)、上記ローラ対から排出されてきた記録材Pを搬送する内排紙ローラ44から成る。
【0039】
一方、レジストローラまで搬送された記録材Pは、レジストローラよりも上流のローラの回転駆動を止めて一旦停止させ、画像形成部の画像形成タイミングに合わせてレジストローラ25を含む上流のローラの回転駆動が再開される。記録材Pは後述の二次転写領域へ送り出される。
【0040】
二次転写領域において画像が転写され、定着ユニット40において画像が定着された記録材Pは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパ73によって、搬送先が切り替えられる。
【0041】
切り替えフラッパ73がフェイスアップ排紙側にある場合は、記録材Pは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。一方、切り替えフラッパ73がフェイスダウン排紙側にある場合は、記録材Pは反転ローラ72a,72b,72cの方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。また、後述するタブのジョブの際には、反転ローラ72cまで搬送された後、フラッパ81がトレイ82の方向に切り替えられ、モータ72cが停止→反転する事でトレイ82に反転排出される。
【0042】
なお、記録材Pの搬送路には、記録材Pの通過を検知するために複数のセンサが配置されており、給紙リトライセンサ64a,64b,64c,64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、両面再給紙センサ71、等がある。
【0043】
また、記録材Pを収納するカセット21a〜21dには、記録材Pの有無を検知するカセット紙ありなしセンサ63a,63b,63c,63dが配置され、手差しトレイ27には手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知する手差しトレイ紙ありなしセンサ74が配置され、デッキ28にはデッキ28内の記録材Pの有無を検知するデッキ紙ありなしセンサ75が配置されている。
【0044】
制御ユニットは、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板(不図示)や、モータドライブ基板(不図示)などから成る。
【0045】
操作部4は、画像形成装置1の上面に配置されており、記録材Pの収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3)の選択、タブ紙束の指定等が可能である。
【0046】
次に、一例として、カセット21aから記録材Pを搬送する場合を説明する。
【0047】
画像形成動作開始信号が発せられてから所定時間経過後、まずピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ23a〜23d中の給紙ローラ23aによって転写材Pが引き抜きローラ24a、レジ前ローラ26を経由して、レジストローラ25まで搬送される。
【0048】
その時レジストローラ25は停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域においてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
【0049】
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト30の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された転写ローラ35dによって一次転写領域において中間転写ベルト30に一次転写される。
【0050】
一次転写されたトナー像は次の一次転写領域まで搬送される。そこでは、各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に画像先端を合わせて次のトナー像が転写される事になる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト30上において一次転写される。
【0051】
その後、記録材Pが二次転写領域に進入、中間転写ベルト30に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧が印加される。そして、前述したプロセスにより中間転写ベルト30上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。その後、記録材Pは定着ローラニップ部まで案内される。そしてローラ対41a,41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。
【0052】
その後、切り替えフラッパ73ならびに81の切り替え方向に応じて、フェイスアップトレイ2またはフェイスダウントレイ3もしくは反転排紙トレイ82に排出される。
【0053】
なお、99はリーダ部で、画像形成装置1と通信可能に構成されている。リーダ部99は、図示しない原稿照明ランプや、スキャナモータ、レンズ、CCD等で構成され、原稿を読み取り、読み取った原稿を画像信号に変換処理して、画像形成装置1に画像信号を出力する。よって、リーダ部99と画像形成装置1とが通信可能にシステム化されて、デジタル複写装置が構成されるものとする。
【0054】
図2は、図1に示した画像形成装置の制御構成を説明するブロック図であり、図1に示した画像形成装置1内にコントローラボードとして納められている。
【0055】
図2において、171は図1のデジタル複写機の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM174と処理を行うためのワークRAM175、入出力ポート173がアドレスバス、データバスにより接続されている。
【0056】
入出力ポート173には、図1に示したデジタル複写機を制御する、モータ、クラッチ等の各種負荷(不図示)や、紙の位置を検知するセンサ等の入力(不図示)が接続されている。
【0057】
CPU171はROM174の内容にしたがって入出力ポート173を介して順次入出力の制御を行い画像形成動作を実行する。又、CPU171には操作部172が接続されており、操作部172の表示手段、キー入力手段を制御する。
【0058】
操作者はキー入力手段を通して、画像形成動作モードや、スキャナ読み取りモード、プリント出力モードの表示の切り替えをCPU171に指示し、CPU171は図1のデジタル複写機の状態や、キー入力による動作モード設定の表示を行う。
【0059】
CPU171には、リーダ部99で電気信号に変換された信号を処理する画像処理部170と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部3が接続されている。
【0060】
指紋認証部176は、指紋入力部(不図示)と、指紋登録用のメモリ(不図示)と、指紋認証を行うためのCPU(不図示)を持ち、指紋入力部により入力された指紋と、予め登録された指紋と一致するかどうかの判断結果をCPU171に通知し、ユーザ認証を行うことができる。なお、操作部172上に、指紋認証機能を付加してもよい。
【0061】
次に、図3を参照して、図2に示した画像メモリ部3について説明する。
【0062】
図3は、図2に示した画像メモリ部3の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0063】
図3において、画像メモリ部3では、DRAM等のメモリで構成されるページメモリ部301に、メモリーコントローラ部302を介して外部I/F処理部4、画像処理部170からの画像の書き込み、外部I/F処理部4、プリンタ部2への画像の読み出し、大容量の記憶装置であるハードディスク304への画像の入出力のアクセスを行う。
【0064】
メモリーコントローラ部302は、ページメモリ部301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、又、画像I/F処理部4、画像処理部170、ハードディスク304からのページメモリ部301へのアクセスの調停を行う。
【0065】
更に、CPU171の指示に従い、ページメモリ部301への書き込みアドレス、ページメモリ部301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御をする。それにより、CPU171はページメモリ部301に複数の原稿画像をならべてレイアウトを行い、プリンタ部に出力する機能や、画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像回転機能を制御する。
【0066】
次に、図4に従って、外部I/F処理部4の構成について説明する。
【0067】
図4は、図2に示した外部I/F処理部4の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0068】
図4において、外部I/F処理部4は前述した様に、画像メモリ部3を介して、リーダ部の画像データを外部I/F処理部に取り込み、又、画像メモリ部3を介して、外部I/F処理部4からの画像データをプリンタ部1へ出力して画像形成を行う。
【0069】
外部I/F処理部4にはコア部406とファクシミリ部401、ファクシミリ部の通信画像データを保存するハードディスク402、外部コンピュータ11と接続するコンピュータインタフェース部403と、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405を有している。
【0070】
ファクシミリ部401はモデム(不図示)を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401では、ファクシミリ機能である、指定された時間にファックス送信を行ったり、相手から指定パスワードの問い合わせで画像データを送信するなどハードディスク402にファックス用の画像を保存して処理を行う。
【0071】
これにより、一度リーダ部99から画像メモリ部3を介して、ファクシミリ部401、ファクシミリ用のハードディスク402へ画像を転送した後は、リーダ部1、画像メモリ部3をファクシミリ機能に使うことなしに、ファックス送信を行うことができる。
【0072】
コンピュータインタフェース部403は外部のコンピュータとのデータ通信を行うI/F部であり、ローカルエリアネットワーク(以下、LAN)、シリアルI/F、SCSII/F、プリンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このI/Fを介して、プリンタ部、リーダ部99の状態を外部コンピュータ11に通知したり、コンピュータの指示でリーダ部99で読み取った画像を外部コンピュータ11へ転送したりする。
【0073】
また、外部コンピュータ11からプリント画像データを受け取ったりする。外部コンピュータ11からコンピュータインタフェース部403を介して通知されるプリントデータは専用のプリンタコードで記述されているため、フォーマッタ部404はそのコードを画像メモリ部3を介してプリンタ部1で画像形成を行うラスタイメージデータに変換する。
【0074】
フォーマッタ部404はラスタイメージデータの展開をイメージメモリ部405に行う。イメージメモリ部は、このようにフォーマッタ部404がラスタイメージデータの展開するメモリとして使用したり、また、リーダ部1の画像をコンピュータインタフェース部403を介して外部コンピュータ11に送る(画像スキャナ機能)場合に、画像メモリ部3から送られる画像データをイメージメモリ部405に一度展開し、外部コンピュータ11に送るデータの形式に変換してコンピュータインタフェース部403からデータを送出するような場合においても使用される。
【0075】
コア部406は、ファクシミリ部401、コンピュータインタフェース部403、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405、画像メモリ部3間それぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外部I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、画像メモリ部3へ画像転送路が一つであっても、コア部406の管理のもと、排他制御、優先度制御され画像出力が行われる。
【0076】
図5〜図8は、図2に示した操作部172上に表示される操作画面例を示す図であり、操作部172上に設けられている液晶画面上に表示される。
【0077】
図5は、コピー機能の基本設定を行う標準画面であり、応用モードのアイコン501を押下すると、各種モード設定を行うサブウィンドウが開く。給紙段選択アイコン502を押下すると、図6に示すような給紙段を選択するサブウィンドウが開き、給紙段を表示、選択することができる。試しコピーアイコン503は、複数部あるときに、最初の1部のみを試しコピーし、サンプル出力するときに使用する。
【0078】
画像モードを決定するキー群504は、「自動濃度補正」、「文字モード」、「文字写真モード」、「写真モード」等の画像モードを選択し、「文字モード」、「文字写真モード」、「写真モード」が選択されたときに、「うすく」、「こく」のキーによって、濃度を変化させることができる。
【0079】
原稿の倍率を変化させるキー群505は、100%の「等倍」、「縮小」、「拡大」、1%刻みの「ズーム」や原稿全体をコピーするときに使用する「少し小さめ」のキーが含まれる。いずれの場合にも、原稿の倍率を変化させるものであり、倍率設定後は、設定された倍率が表示される。
【0080】
「ソート」キー506は、用紙が出力された後に、フィニッシングを設定する。例えば、複数枚の原稿をまとめた1部の出力を、複数部出力に変更するときのソートモード、各原稿1ページを設定した置数分出力するグループソート、ソートモードで出力した用紙を1部毎にまとめてステープルするステープルモード等が含まれる。
【0081】
「両面」キー507は、原稿や用紙を片面で読み込むか、出力するかの両面モードを設定する。原稿を片面で読み込み、用紙に両面で出力する片両モード、原稿を両面で読み込み、用紙に両面で出力する両両モード、原稿を両面で読み込み、用紙に片面で出力する両片モード、原稿の片面を2分割して読み込み、用紙の両面に出力するページ連写両面モード等が含まれる。
【0082】
また、図5は、両面モードにおけるが設定されている表示例を示しており、両面アイコンが白黒反転表示されている。
【0083】
図6は、図5に示す「用紙選択」キー502を押下したときに表示されるサブウィンドウを示す図であり、画像形成装置1のカセット21a、カセット21b、カセット21cまたはカセット21d、デッキ28、マルチ手差し27の給紙段のうちで、選択する給紙段を設定する。
【0084】
このときに、アイコン511は、マルチ手差し27を示し、アイコン512は、カセット21aを示し、現在A4用紙が挿入されている。アイコン513は、左カセット21bを示し、現在A4用紙が挿入されている。アイコン514は、カセット21cでタブ紙給紙段として設定されたタブ紙給紙段を表示している。
【0085】
現在、A4サイズのタブ紙が挿入されていることを示し、これによって、ユーザは、タブ紙をどこにセットすれば、またはどこに設定されているかを認識することができる。
【0086】
アイコン515は、カセット21dに、現在A3用紙が設定されているが、用紙がないことを示している。アイコン516は、デッキ28に、現在A4用紙が挿入されていることを示している。アイコン517は、自動用紙選択キーであり、自動用紙選択されているときに、原稿サイズと設定されたコピーモードから最適な用紙を自動的に検出し、見つからなければ、第2候補の用紙サイズを選択する。
【0087】
図7は、応用モードキー501を押下したときに表示されるサブウィンドウであり、それぞれ各コピーモードを設定する機能のアイコンが表示されている。
【0088】
図7において、「ページ連写」キー521は、原稿を見開きとして見なし、2分割して2つの原稿として読み取るモードを実行するキーである。
【0089】
「表紙/合紙」キー522は、出力紙に表紙や裏表紙、仕切りのための合紙を給紙段選択し、1部のコピーを出力させるモードを実行するキーである。
【0090】
「製本モード」キー523は、原稿をコピーしたときに、出力紙の中央で中折りし、見開きの本のようにして出力するモードを実行するキーである。
【0091】
「ネガポジ反転」キー524は、原稿画像の白部分を黒にコピーし、黒部分を白にコピーするモードを実行するキーである。
【0092】
モードメモリキー525は、応用モードキー501やソートキー506内で設定されたソートモード、キー群505内で設定された変倍モード、キー群504内で設定された画像モード等、各種モード設定をまとめて記憶させるためのキーである。
【0093】
「OHP中差し」キー526は、マルチ手差し27等でOHP用紙が設定されているときに、マルチ手差し27からOHPを、給紙、印字し、同じ画像を、他の給紙段からの普通の用紙に印字したり、また、印字せずに出力させたりするOHPの中差し用紙を、OHPの間に入れるモードを設定するキーである。
【0094】
「原稿混載」キー527は、リーダ部99に接続されるADFに、複数の原稿が載置され、A4とA3とが混在しているときに設定するモードを実行するキーである。
【0095】
「イメージ合成」キー528は、背景の画像を登録したり、予め登録されている背景の画像を原稿に重ね合わせて出力するキーである。
【0096】
「タブ紙インサート」キー529は、図6に示すカセット514のように、タブ紙給紙段がある場合、合紙のように仕切り用紙として、タブ紙を使用し、タブ部分に対応するコピー原稿で、タブに印字するために画像移動等を行うタブ紙インサートモードを実行するキーである。
【0097】
「タブ紙作成」キー530は、図6に示すカセット514のように、タブ紙給紙段がある場合、タブ紙を給紙し、原稿に印字されているタブ部分に対応する画像を、タブ位置に移動させ、タブ紙のタブ部分に印字するモードを実行するキーである。
【0098】
「コール」キー531は、前回のコピー時の設定を呼び戻すモードを実行するキーである。「移動」キー532は、原稿画像を出力する用紙に対して、どのように移動させるかを設定するモードを実行するキーである。
【0099】
「綴じ代」キー533は、原稿画像を出力する用紙に対して綴じ代を作成するために画像を移動させるモードを実行するキーである。
【0100】
「枠消し」キー534は、原稿画像の外枠を消去したり、印字時に用紙の外枠の画像を消去したりするモードを実行するキーである。
【0101】
「縮小レイアウト」キー535は、複数の原稿を1枚の用紙にレイアウトして印字するときに、設定されるモードを実行するキーである。
【0102】
「拡大レイアウト」キー536は、縮小レイアウト等で作成された1枚当たりの複数の画像を分割し、印字するモードを実行するキーである。
【0103】
537キーは、応用モードのサブウィンドウを閉じ、図5の標準面に戻るためのキーである。
【0104】
ここで、本発明の実施形態では、ユーザがコピーを取るとき、プリント出力モードがカラー出力モードに設定され、スタートキーが押下されたら、操作部172上に、図8に示すユーザアカウント入力画面601が表示され、ユーザ認証が行なわれる。
【0105】
図8において、602はユーザ番号(ユーザ名)入力欄、603はパスワード番号入力欄であり、602、603とも操作部172が有するテンキー(不図示)により10桁までの数値を入力することができる。604はOKキーであり、602、603にユーザ番号とパスワードが入力され、604のOKキーが押下されると、予め登録されたユーザ番号と、パスワードの認証を行い、認証されればコピーが開始される。出力モードがモノクロモードと設定された場合、この認証は行なわれない。
【0106】
図9は、本発明に係る画像形成装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、原稿がフィーダまたは圧板に載置された後の画像形成装置の画像形成処理手順に対応する。なお、S701〜S709は各ステップを示す。
【0107】
まず、コピースタートキーが押下されたか否かを判断し(S701)、スタートキーが押されたら、コピー動作モードがカラー出力モードか否かを判断する(S702)。そして、ステップS702で、カラー出力モードでなく、モノクロ出力モードであったと判断した場合は、ステップS707へ進み、コピー動作を開始する。
【0108】
一方、ステップS702で、カラー出力モードであったと判断した場合は、図8に示すユーザ認証画面を操作部に表示する(S703)。次に、ユーザ認証画面において、ユーザ名とパスワードが入力されてOKキーが押下されるまで待ち(S704)、ステップS704で、OKキーが押されたら、入力されたユーザ名とパスワードによって認証作業を行う(S705)。
【0109】
そして、ユーザ認証結果がOKか否かを判断し(S706)、ユーザ認証結果がOKであると判断した場合は、コピーを開始して(S707)、コピー処理終了で、本処理を終了する(S709)。
【0110】
一方、ステップ(S706)で、ユーザ認証結果がNGであると判断した場合は、ジョブをキャンセルして、処理を終了する。
【0111】
これにより、カラーモードを選択しないユーザは、何らユーザ承認操作を行うことなく、画像形成処理を開始することができ、カラーモードに対するセキュリティを維持したまま、モノクロ画像形成を行おうとしているユーザによる操作負担を大幅に軽減することができる。
【0112】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、ジョブの動作モードとして、カラー出力モードの選択状態に基づいて認証処理実行の可否を制御して、例えばカラー出力モードが選択された場合に、ユーザ認証処理としてユーザ名とパスワードとから行う場合について説明したが、さらに、両面プリントモード選択状態におけるユーザ認証処理と、それ以外のモード選択状態におけるユーザ認証処理とで、異なる認証処理でユーザ承認処理を行い、選択されるプリントモードに対する認証レベルを切り替え制御するように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0113】
図10は、本発明に係る画像形成装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、例えば図4に示したPC/WS11よりプリントジョブを受信した場合の画像形成処理手順に対応する。なお、S801〜S812の各ステップは、図2に示したCPU171がROM174等よりRAM175にロードした制御プログラムを実行することにより行うものとする。なお、指紋照合処理は、図2に示した指紋認証部176が行う。また、指紋認証処理は、あらかじめユーザの指紋情報が登録されているものとする。
【0114】
まず、CPU171は、外部I/F処理部4を介してPC/WS11よりプリントジョブを受信したか否かを判断して(S801)、該プリントジョブを受信した場合には、該プリントジョブがカラー出力モードを選択しているか判別して(S802)、カラー出力モードを選択していないと判断した場合には、ステップS810へ進み、要求されているジョブを解析して、プリンタ部4が出力可能なイメージデータに変換した後、プリント処理を開始し、プリンタ処理終了後、本処理を終了する(S812)。
【0115】
一方、ステップS802で、カラー出力モードを選択していると判断した場合には、さらに、プリントモードとして、両面プリントモードを選択しているか否かを判断して(S803)、両面プリントモードを選択していないと判断した場合は、図8に示すユーザ認証画面を操作部に表示する(S806)。次に、ユーザ認証画面において、ユーザ名とパスワードが入力されてOKキーが押下されるまで待ち(S807)、ステップS807で、OKキーが押されたら、入力されたユーザ名とパスワードによって認証作業を行う(S808)。
【0116】
そして、ユーザ認証結果がOKか否かを判断し(S809)、ユーザ認証結果がOKであると判断した場合は、ステップS810へ進み、プリントを開始して、プリント処理終了で、本処理を終了する。
【0117】
一方、ステップS809で、ユーザ認証結果がNGであると判断した場合は、ステップS811へ進み、当該プリント要求されているジョブをキャンセルして、処理を終了する。
【0118】
一方、ステップS803で、両面プリントモードを選択していると判断した場合は、さらに、認証レベルを上げて、違法なプリント要求をキャンセルするために、図2に示した操作部172に、図示しない指紋入力依頼操作画面を表示し(S804)、入力されたユーザの指紋と登録された指紋画像データと照合して、認証結果がOKか否かを判断し(S805)、指紋認証結果がOKと判断した場合は、ステップS810へ進み、プリントを開始して、プリント処理終了で、本処理を終了する。
【0119】
一方、ステップS805で、指紋認証結果がNGと判断した場合は、ステップS811へ進み、当該プリント要求されているジョブをキャンセルして、処理を終了する。
【0120】
これにより、外部インタフェース処理部4を介して入力されるPDLプリントジョブのジョブモードによって、指紋認証と、ユーザ認証画面による認証と、認証なしの3動作を自動で切り替えることが可能となる。
【0121】
以下、図11に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0122】
図11は、本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0123】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0124】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0125】
本実施形態における図9,図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0126】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0127】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0128】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0129】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0130】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0131】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0132】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【0133】
上記実施形態によれば、ユーザが設定する画像形成動作モード毎にセキュリティレベルを動的に替えて、セキュリティの面からユーザ承認処理を強化して不正画像出力を制限し、かつ、ユーザ承認が不要となるような画像形成モードでは、操作負担を解消して、ユーザ承認処理を行うことなく、ユーザが要求する画像形成処理を即座に実行して、画像形成処理効率を大幅に向上できる。
【0134】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが設定する画像形成動作モードによって、その画像形成動作がセキュリティ上ユーザ自身の認証を必要とするレベルかどうかを自動的に判断して、認証不要であれば、認証処理を行うことなく直ちに画像形成に移行させ、認証が必要であれば、ユーザ認証を画像形成動作モードに応じて異なるレベルで行い、様々なユーザからの画像形成要求に対して、画一的な認証処理からユーザによる認証操作負担から解放し、一方で、セキュリティを維持しなければならない不正な画像形成要求に対しては、ユーザからの画像形成動作モード毎に個別にユーザ認証を行うように認証処理を制御することにより、ユーザが設定する画像形成動作モード毎にセキュリティレベルを動的に替えて、セキュリティの面からユーザ承認処理を強化して不正画像出力を制限し、かつ、ユーザ承認が不要となるような画像形成モードでは、操作負担を解消して、ユーザ承認処理を行うことなく、ユーザが要求する画像形成処理を即座に実行して、画像形成処理効率を大幅に向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示した画像メモリ部の構成を説明するブロック図である。
【図4】図2に示した外部I/F処理部の構成を説明するブロック図である。
【図5】図2に示した操作部上に表示される操作画面例を示す図である。
【図6】図2に示した操作部上に表示される操作画面例を示す図である。
【図7】図2に示した操作部上に表示される操作画面例を示す図である。
【図8】図2に示した操作部上に表示される操作画面例を示す図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像形成装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 プリンタ部
3 画像メモリ部
4 画像I/F処理部
99 リーダ部
171 CPU
172 操作部
174 ROM
175 RAM
176 指紋認証部

Claims (18)

  1. 原稿の画像データに基づいて記録用紙にモノクロまたはカラーの画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記画像データに対する画像形成動作モードを設定する動作モード設定手段と、
    前記画像データに対する画像形成要求を行うユーザを登録情報と比較して異なるレベルで認証を行うユーザ認証手段と、
    前記動作モード設定手段により設定された画像形成動作モードに応じて、前記ユーザ認証手段による認証実行の可否を決定する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成動作モードには、前記画像データをカラーで出力させるカラー出力モードと、前記画像データをモノクロで出力させるモノクロ出力モードと、両面出力モードとを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、設定される画像形成動作モードがモノクロ出力モードである場合に、ユーザ認証手段による認証を実行せず、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードである場合に、ユーザ認証手段による認証を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. ユーザ情報を入力するユーザ情報入力手段と、
    予め設定されたユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段とを有し、
    前記ユーザ認証手段は、前記制御手段によりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記ユーザ情報入力手段によって入力されたユーザ情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. ユーザの指紋情報を読み取る指紋読取り手段を有し、
    前記ユーザ情報格納手段は、前記指紋読取り手段により読み取られたユーザの指紋情報を格納することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記ユーザ認証手段は、前記制御手段によりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記指紋読取り手段によって入力されたユーザの指紋情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ指紋情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードで、かつ、両面出力モードである場合に、ユーザ認証手段による指紋認証を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記指紋読取り手段は、操作パネルにキータッチされるユーザの指面を光学的に読み取って画像データに変換することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 原稿の画像データに基づいて記録用紙にモノクロまたはカラーの画像形成を行う画像形成装置の制御方法であって、前記画像データに対する画像形成動作モードを設定する動作モード設定ステップと、
    前記画像データに対する画像形成要求を行うユーザを登録情報と比較して異なるレベルで認証を行うユーザ認証ステップと、
    前記動作モード設定ステップにより設定された画像形成動作モードに応じて、前記ユーザ認証ステップによる認証実行の可否を決定する制御ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 前記画像形成動作モードには、前記画像データをカラーで出力させるカラー出力モードと、前記画像データをモノクロで出力させるモノクロ出力モードと、両面出力モードとを含むことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 前記制御ステップは、設定される画像形成動作モードがモノクロ出力モードである場合に、ユーザ認証ステップによる認証を実行せず、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードである場合に、ユーザ認証ステップによる認証を実行することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の制御方法。
  12. ユーザ情報を入力するユーザ情報入力ステップと、
    予め設定されたユーザ情報をユーザ情報格納手段に格納するユーザ情報格納ステップとを有し、
    前記ユーザ認証ステップは、前記制御ステップによりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記ユーザ情報入力ステップによって入力されたユーザ情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の制御方法。
  13. ユーザの指紋情報を読み取る指紋読取りステップを有し、前記ユーザ情報格納ステップは、前記指紋読取りステップにより読み取られたユーザの指紋情報を格納することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記ユーザ認証ステップは、前記制御ステップによりユーザ認証を実行することを選択した場合に、前記指紋読取りステップによって入力されたユーザの指紋情報と、前記ユーザ情報格納手段に格納されたユーザ指紋情報とからユーザ認証を行うことを特徴とする請求項9,11,12のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 前記制御ステップは、設定される画像形成動作モードがカラー出力モードで、かつ、両面出力モードである場合に、ユーザ認証ステップによる指紋認証を実行することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 前記指紋読取りステップは、操作パネルにキータッチされるユーザの指面を光学的に読み取って画像データに変換することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 請求項9〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  18. 請求項9〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法を実現することを特徴とするプログラム。
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