JP3375022B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP3375022B2
JP3375022B2 JP06981795A JP6981795A JP3375022B2 JP 3375022 B2 JP3375022 B2 JP 3375022B2 JP 06981795 A JP06981795 A JP 06981795A JP 6981795 A JP6981795 A JP 6981795A JP 3375022 B2 JP3375022 B2 JP 3375022B2
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康規 小林
和弘 安田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁弁に関するもの
で、例えば車両の燃料タンク等からの蒸発燃料を吸着処
理し大気中への蒸発燃料の放出を防止する蒸発燃料処理
装置(以下、「キャニスタ」という。)等の負圧源に接
続される電磁弁に関するものある。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンクやキャブレタ等の
燃料系から蒸発する蒸発燃料は温度の上昇とともにその
発生量が増加することが知られている。特に車両を長時
間運転しその停止直後にはエンジンルームの温度が上昇
し燃料の蒸発が盛んになるため、発生する蒸発燃料を一
時的に蓄える機能が必要となる。そこで、エンジンに接
続される燃料吸気管と燃料タンクとの間には活性炭の詰
められたキャニスタが設けられ、エンジン停止時にはこ
のキャニスタにより蒸発燃料を除去している。そして、
運転時にはキャニスタの外部から大気を取入れ活性炭が
捕らえた蒸発燃料を離脱させ、燃料吸気管側に離脱した
蒸発燃料を吸込ませることで活性炭を浄化させている。
そのため、キャニスタの内外を連通または遮断させる電
磁弁がキャニスタに取り付けられており、この電磁弁を
開弁させることでキャニスタの外部から大気を取り入
れ、またこの電磁弁を閉弁させることによりキャニスタ
を大気から遮断している。
【0003】この種の電磁弁としては特開昭62−83
573号公報および特開昭62−233580号公報に
それぞれ開示されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−83573号公報に開示される切替弁装置および
特開昭62−233580号公報に開示される切換弁に
よると、スプリングに付勢されて可動するシャフトの一
端に可動鉄心を取付け、他端に弁体等を取付けることで
可動部材を構成し、キャニスタの内外を連通させる通路
を弁体によって開閉している。そのため、この可動部材
を構成するためには少なくとも3個の部材を必要とし、
部品点数の削減を妨げるという問題を生ずる。
【0005】また、特開昭62−83573号公報に開
示される切替弁装置および特開昭62−233580号
公報に開示される切換弁によると、可動鉄心と固定鉄心
との対向面積上の条件から可動鉄心を吸引する電磁吸引
力が制限されるため、可動鉄心と固定鉄心との離隔距離
も制限を受ける。そのため、可動鉄心の移動と連動して
移動する弁体の可動長も同様の制限を受けることから、
開弁時、弁座を形成する通路の開口と弁体との隙間面積
が大気の流通する通路の開口面積に対して十分に確保で
きない。したがって、通路の開口と弁体との隙間で圧力
損失を生じ大流量の大気の流れを妨げるという問題を生
ずる。
【0006】本発明の目的は、部品点数の削減が可能な
電磁弁を提供することである。また、本発明の別の目的
は、大流量の流体が流通可能な電磁弁を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明による請求項1記載の電磁弁は、コイルが巻
装されたコイル保持部材と、前記コイル保持部材内に埋
設された第1の磁性部材と、前記コイル保持部材を収容
し、前記第1の磁性部材に磁気的に接続される第2の磁
性部材と、前記第2の磁性部材内に往復移動可能に収容
されるとともに、前記第1の磁性部材に対向する前記第
2の磁性部材の底部と所定の隙間を介して配置され、流
体流路を遮断または導通させる可動体と、前記可動体を
前記流体流路の導通する方向に付勢する付勢手段とを備
え、前記コイルは前記隙間と前記第1の磁性部材の間に
配置され、前記コイルヘの通電により前記第2の磁性部
材と前記可動体の間に発生する吸引力にて前記可動体を
前記付勢手段の付勢力に抗して前記流体流路を遮蔽する
方向吸引し、前記第1の磁性部材、前記第2の磁性部
材および前記可動体によって磁路を構成することを特徴
とする。
【0008】また、本発明による請求項2記載の電磁弁
は、請求項1記載の電磁弁において、前記可動体にはシ
ール部材が装着され、このシール部材により前記流体流
路を遮蔽することを特徴とする。さらに、本発明による
請求項3記載の電磁弁は、請求項2記載の電磁弁におい
て、前記第2の磁性部材に形成された連通孔により前記
流体流路の一部を形成し、前記連通孔が前記シール部材
で遮蔽されることにより前記流体流路が遮蔽されること
を特徴とする。
【0009】さらにまた、本発明による請求項4記載の
電磁弁は、前記流体流路の前記連通孔の反可動体側に大
気が導入され、前記可動体側に負圧源から負圧が導入さ
れる請求項3記載の電磁弁であって、前記流体流路の大
気導入側と前記連通孔との間には、フィルタが配設され
ていることを特徴とする。
【0010】また、発明による請求項5記載の電磁弁
は、請求項3または4記載の電磁弁において、前記第2
の磁性部材は、前記連通孔が形成されかつ前記可動体方
向に窪む底部と、この底部の周囲に位置しこの底部から
反可動体方向に向かうに従い拡開する第1のテーパ部と
を有し、前記可動体は、前記底部に一定間隔を保つ平坦
部と、前記第1のテーパ部に一定間隔を保つ第2のテー
パ部とを有することを特徴とする。
【0011】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の電磁
弁によると、第2の磁性部材内で往復移動することによ
り流体流路を遮断または連通させる可動体が第1の磁性
部材、第2の磁性部材とともに磁路を構成し、かつこの
可動体が流体流路を遮断または導通させることから、例
えばシャフト、第1可動体および第2可動体で可動部材
を構成する場合と較べ、部品点数を大幅に削減できる。
これにより、電磁弁の製品コストを削減する効果があ
る。
【0012】また、本発明の請求項2または3記載の電
磁弁によると、第2の磁性部材内で往復移動する可動体
にはシール部材が装着され、このシール部材により流体
流路を遮蔽することから、第2の磁性部材に形成された
連通孔を可動体により確実に遮断する効果がある。さら
に、本発明の請求項4記載の電磁弁によると、流体流路
の大気導入側と第2の磁性部材に形成された連通孔との
間には、フィルタが配設されていることから、流体流路
の大気導入側から電磁弁内に侵入する例えば異物等を除
去できる。これにより、電磁弁内に侵入した異物等がシ
ール部材の表面に付着するのを防止できるため、シール
部材により流体流路を遮蔽したときの遮蔽不良を防止す
る効果がある。
【0013】さらにまた、本発明の請求項5記載の電磁
弁によると、第2の磁性部材は、連通孔が形成されかつ
可動体方向に窪む底部とこの底部の周囲に位置し底部か
ら反可動体方向に向かうに従い拡開する第1のテーパ部
とを有し、また可動体は、第2の磁性部材の底部と一定
間隔を保つ平坦部と第2の磁性部材の第1のテーパ部と
一定間隔を保つ第2のテーパ部とを有することから、第
2の磁性部材の底部と可動体の平坦部とが互いに対向す
るとき、第1のテーパ部と第2のテーパ部も互いに対向
することになる。そのため、例えば第2の磁性部材およ
び可動体にテーパ部が形成されていないときに較べ、第
2の磁性部材と可動体との対向面積が増大し、第2の磁
性部材が可動体を吸引する電磁吸引力を増大させること
ができる。これにより、第2の磁性部材の底部と可動体
の平坦部との間隔を広げることができ、可動体の可動長
を大きくできる。したがって、流体流路が導通している
とき第2の磁性部材の底部と可動体の平坦部との間を流
れる流体流路の断面積を増大させることができるので、
大量の流体が流体流路を流通する効果がある。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による電磁弁の縦断
面図を図1および図2に示し、第1実施例による電磁弁
を適用したオンボードダイアグノシスII(以下、「OB
D−II」という。)システムのシステム概要図を図3に
示す。
【0015】図3に示すOBD−IIシステムは、燃料タ
ンク23と連通する配管22b、22cから発生するエ
バポエミッションのリークチェックを実施するシステム
である。このシステム構成の概要を説明する。燃料タン
ク23は配管22cを介してキャニスタ22に連通して
いる。この配管22cには一定時間後の圧力上昇を検知
する圧力センサ25が接続されている。キャニスタ22
はキャニスタ大気開放配管22aを介して電磁弁21に
連通するとともに、配管22bを介してパージバルブ2
4の一端にも連通している。そして、パージバルブ24
の他端は吸気管26に連通している。
【0016】このシステムで燃料タンク23と連通する
配管22bおよび配管22cから発生するエバポエミッ
ションのリークチェックは次に示す順序により行われ
る。キャニスタ22のキャニスタ大気開放配管22aを
電磁弁21で閉じる。そして、パージバルブ24を開放
することにより、吸気管26から所定の負圧を配管22
b、配管22c側へ導入し、導入後、パージバルブ24
を閉じることでエバポエミッションを完全に遮蔽する。
一定時間経過したのち、圧力センサ25へどれくらい圧
力上昇したかを測定することでエバポエミッションのリ
ークチェックが行われる。
【0017】次に電磁弁21の構成を図1および図2に
基づいて説明する。図1に示すように、電磁弁21は、
低背の釣鐘状に形成されたハウジング10と、このハウ
ジング10内に収容される電磁ソレノイド1と、この電
磁ソレノイド1が保持されるコイル保持部材8とから構
成されている。そして、ハウジング10に形成された第
1通路10aとコイル保持部材8に形成された第2通路
8aとの連通を電磁ソレノイド1を構成するムービング
コア16により導通または遮断している。
【0018】ゴム材、樹脂モールド材、これらの混合物
または化合物等からなるハウジング10の上部には大気
が流入する第1通路10aが形成されており、この第1
通路10aの大気側開口には水、異物等の進入を防止す
る水よけカバー11が被せられている。有底の筒状に形
成されるこの水よけカバー11は第1通路10aが形成
されるハウジング10の上部外径より大径の内径を有
し、かつ第1通路10aに挿入される内筒部11aには
複数の連通孔11bが形成されているため、この水よけ
カバー11が第1通路10aに被せられても第1通路1
0aは大気と連通可能である。
【0019】電磁ソレノイド1は、コイル2、ヨーク
3、マグネチックプレート4およびムービングコア16
から構成される磁路構成部材と、コイル2およびマグネ
チックプレート4を保持するコイル保持部材8および2
次モールド部材9から構成される保持部材とを備えてい
る。筒状の糸巻形状を有するコイル保持部材8は樹脂等
から形成されており、このコイル保持部材8内にはコイ
ル保持部材8の形状に合わせてLの字を2つ背中合わせ
に向かい合わせた縦断面形状を有するマグネチックプレ
ート4がインサート成形されている。このマグネチック
プレート4の一端に位置する露出部4aはコイル保持部
材8から露出しており、この露出部4aは後述するヨー
ク3と磁気的に接続される。このコイル保持部材8には
通電することにより磁束を発生させるコイル2が巻回さ
れており、このコイル2から発生する磁束がマグネチッ
クプレート4内を通る。またマグネチックプレート4は
コイル保持部材8の補強材の役割を果しており、コイル
2が巻回されるときコイル保持部材8が変形するのを防
止している。
【0020】コイル保持部材8の内部には第2通路8a
が形成されており、コイル保持部材8の図1で下側端部
の外周にはOリング18が取り付けられている。キャニ
スタ22に電磁弁21を固定するとき、このOリング1
8によりキャニスタ22側通路と電磁弁21側の第2通
路8aとの連通を確実にし、かつキャニスタ22内の気
密性を確保している。
【0021】一方、コイル保持部材8の外周は、巻回さ
れたコイル2の外周を保護するように樹脂からなる筒状
の2次モールド部材9によって覆われている。この2次
モールド部材9の図1で上側端部には環状のパッキンシ
ール15が取付けられており、後述するヨーク3内に2
次モールド部材9が組付けられたとき、2次モールド部
材9の内側と外側とを液密にシールする。
【0022】磁路構成部材であるヨーク3は、前述した
ハウジング10の内周壁に密接可能な外周壁を有する有
底の筒状に形成されている。ハウジング10内にヨーク
3を収容した時、ハウジング10の底部10bとヨーク
3の底部3bとにより空間部12が区画形成されるよう
に底部3bが内側に窪むように凹状に形成されている。
この底部3bの周囲には底部3bからハウジング10に
向かうに従い拡開するテーパ部3cが形成されている。
また、底部3bには、第1通路10aを流通する大気が
底部3bを通過できるように連通孔3aが形成されてい
る。そして、空間部12にはシリコン系のスポンジ等か
らなるゴミ補集用フィルタ13が収容されており、この
ゴミ補集用フィルタ13により第1通路10aから侵入
する異物等を取除いている。
【0023】ヨーク3内に収容されるコイル保持部材8
とヨーク3の底部3bとの間に形成される空間部には磁
路構成部材であるムービングコア16が収容されてい
る。このムービングコア16は、前述したテーパ部3c
の内壁面に面接触可能な形状からなるテーパ部16aを
外周に備えたフライパン形状部を図1で上方に有し、前
述したコイル保持部材8の内径より僅かに小径の外径を
有する有底の筒状の摺動部16bを図1で下方に有して
いる。そして、このムービングコア16の底部には連通
孔16cが形成され、摺動部16bの内側に形成される
通路16dを介してテーパ部16aの開口と連通孔16
cとが連通している。
【0024】この摺動部16b内には圧縮コイルスプリ
ング6が収容されている。この圧縮コイルスプリング6
の一端は摺動部16bの端部側の底部内壁に当接し、他
端はヨーク3の底部3bの内壁に当接している。これに
より、底部3bとコイル保持部材8との間に位置すると
ともに、摺動部16bがコイル保持部材8の第2通路8
a内に摺動可能に収容されるムービングコア16は圧縮
コイルスプリング6によってコイル保持部材8側に付勢
されている。
【0025】また、ムービングコア16のフライパン形
状部を構成する底部16eには、ヨーク3の底部3bに
形成された連通孔3aの位置に合わせて幅の狭いシート
ゴム取付孔16fが形成されている。このシートゴム取
付孔16fには断面形状がI字状に形成されたゴム材等
からなるシートゴム17が嵌入もしくは焼付固定されて
おり、図1で上方側にシートゴム17aが下方側にシー
トゴム17bがそれぞれ位置している。ムービングコア
16が圧縮コイルスプリング6の付勢力に抗してヨーク
3の底部3b側に移動した時、このシートゴム17aが
ヨーク3のシート部3dに当接することによって連通孔
3aを遮蔽する。つまり、シートゴム17aが弁部材と
なりシート部3dが弁座となることからシートゴム17
aがシート部3dに着座することで連通孔3aを遮蔽し
閉弁することができる。
【0026】さらに、シートゴム17aの反対側に位置
するシートゴム17bは、ムービングコア16が圧縮コ
イルスプリング6の付勢力によりコイル保持部材8側に
移動したとき、ムービングコア16とコイル保持部材8
との間に位置することから、ムービングコア16とコイ
ル保持部材8との当接音を減少させる役割も果してい
る。したがって、シートゴム17の材質はゴム材等に限
られることはなく、シート部3dに当接したときの良好
なシール性能と、コイル保持部材8に当接したときの良
好な消音性能とを兼ね備える材質をシートゴム17の材
質に選択するのが望ましい。
【0027】次に電磁弁21の組付けを図1に基づいて
説明する。図1に示すように、磁路構成部材であるマグ
ネチックプレート4をインサート成形することにより形
成されるコイル保持部材8にコイル2を巻付けた後、コ
イル2の外周を覆うように筒状の2次モールド部材9を
樹脂成形により形成する。これにより、コイル保持部材
8に巻回されたコイル2はその周囲をコイル保持部材8
と2次モールド部材9により覆われ保護される。
【0028】一方、樹脂成形されたハウジング10の第
1通路10a側には第1通路10aを塞ぐようにゴミ補
集用フィルタ13が収容され、さらにヨーク3の底部3
bとハウジング10の底部10bとでゴミ補集用フィル
タ13を挟込むようにヨーク3をハウジング10内に収
容する。シートゴム取付孔16fにシートゴム17が取
付けられたムービングコア16を先に組付けたコイル保
持部材8の第2通路8a内に挿入した後、通路16d内
に圧縮コイルスプリング6を収容する。この状態でゴミ
補集用フィルタ13およびヨーク3を組付けたハウジン
グ10を2次モールド部材9の外側に被せるようにコイ
ル保持部材8等をハウジング10内に押込む。すると圧
縮コイルスプリング6の他方の端部がヨーク3の底部3
bに当接し、また2次モールド部材9の上方に取り付け
られたパッキンシール15がヨーク3の内壁に当接す
る。これによりムービングコア16はコイル保持部材8
側に付勢され、またパッキンシール15により2次モー
ルド部材9の内外が液密に遮断される。さらに、磁路構
成部材であるヨーク3の開口端部とマグネチックプレー
ト4の露出部4aとが互いに当接することからヨーク3
とマグネチックプレート4とが磁気的に接続される。ハ
ウジング10に収容されたコイル保持部材8等はコイル
保持部材8から露出するマグネチックプレート4の露出
部4aによってハウジング10に固定される。そしてハ
ウジング10の第1通路10aには水よけカバー11が
取付けられ、またコイル保持部材8の他端部にはOリン
グ18が取付けられることで組付けが終了する。
【0029】次に電磁弁21の作動を図1および図2に
基づいて説明する。図1に示すように、コイル2が通電
されていないとき、ムービングコア16は圧縮コイルス
プリング6によってコイル保持部材8方向に付勢されて
いる。これにより、ヨーク3の連通孔3aは連通状態と
なるため第1通路10aとムービングコア16内の通路
16dとが連通孔3aを介して互いに連通する。したが
って、大気側に開口する第1通路10aとキャニスタ2
2側に開口するコイル保持部材8の第2通路8aとが連
通することになる。このとき、外部より水よけカバー1
1をかいくぐって電磁弁21内に水が侵入したとして
も、ムービングコア16の上部には拡開するテーパ部1
6aが形成されているため、第1通路10aおよびゴミ
補集用フィルタ13を経由して侵入した水が通路16d
方向に向かって流れ易くなっている。そのため、侵入し
た水の流量が大量でない限り、侵入した水がムービング
コア16のテーパ部16aを昇りさらにテーパ部16a
を乗越えてテーパ部16aの外壁側に流込むことがな
い。このように、第1通路10a、ゴミ補集用フィルタ
13、通路16dおよび第2通路8aを経由してキャニ
スタ22側へと積極的に電磁弁21内に侵入した水が抜
けるような構成を電磁弁21が有していることから、ム
ービングコア16の摺動部16bの外周壁には侵入した
水が到達し難く、摺動部16bの外周壁を錆難くしてい
る。したがって、摺動部16bの外周壁が錆びることに
より生ずるムービングコア16のスティックを防止す
る。
【0030】図2に示すように、コイル2に通電したと
き、コイル2から発生した磁束はヨーク3、マグネチッ
クプレート4およびムービングコア16を閉磁路とし
て、図2に示す矢印Aのように流れる。したがって、ム
ービングコア16は圧縮コイルスプリング6の付勢力に
抗してヨーク3側に移動するため、シートゴム17aが
シート部3bに着座する。これにより第1通路10aと
通路16dとの連通が遮断され、大気側とキャニスタ2
2側との連通が遮断される。このとき、ムービングコア
16のテーパ部16aは、ヨーク3のテーパ部3cの形
状に合わせて形成されていることから、テーパ状に形成
することなく径方向外側に向かってまっすぐに伸びるよ
うに形成した場合と較べてヨーク3とムービングコア1
6との対向面積を広くすることができる。これにより、
ヨーク3とムービングコア16との磁気的結合をより密
にしている。さらに、ヨーク3の底部3bをテーパ部3
cを有する凹状に形成し、この形状に合わせてムービン
グコア16のフライパン形状部を形成したことから、ム
ービングコア16の可動長を確保しつつ、電磁弁21自
体の軸方向高さを極力抑えることができる。
【0031】ここで、第1実施例による電磁弁21の構
成が部品点数の削減に効果的であることを明確にするた
め、比較例による電磁弁を図6に示し、その構成を説明
する。図6に示すように、比較例による電磁弁121
は、電磁ソレノイド101、コイル102、ヨーク10
3および固定鉄心105により構成されている。固定鉄
心105のほぼ中央部には軸方向に貫通する貫通孔10
5aが設けられ、この貫通孔105aにシャフト112
が軸方向に移動可能に収容されている。そして、このシ
ャフト112は固定鉄心105より軸方向両側に突出
し、一端は第2可動体107と当接し、他端は弁体10
8eが配設された第1可動体108と係合している。第
2可動体107の外周はコイル102が巻回されたコイ
ル保持部材111の内周と当接し、軸方向に移動できる
ようになっている。
【0032】電磁ソレノイド101にはヨーク103を
介して固定鉄心105とともにハウジング110が連結
されている。ハウジング110は図示しないキャニスタ
大気開放部に連結され、このキャニスタから負圧が導入
される第2通路ハウジング110aと、大気が導入され
る第1通路110bとが一体に設けられており、一方の
第2通路110aは、弁体108eが弁座110cに接
離することにより開閉弁する。
【0033】弁体108eが弁座110cから離間して
いるとき、第2通路110aと第1通路110bとが連
通し、かつ弁体108eが弁座110cに着座している
とき第2通路110aと第1通路110bとの連通が遮
断されるようになっている。そして、弁体108eは圧
縮コイルスプリング109によって弁座110cから離
座するように付勢されている。
【0034】この比較例の電磁弁121によると、第2
通路110aと第1通路110bとの連通を遮断する弁
体108eはシャフト112の他端に係合した第1可動
体108に配設されており、このシャフト112の一端
が第2可動体107が当接している。そして、コイル1
02に通電することにより固定鉄心105方向に第2可
動体107を移動させ、この第2可動体107の移動に
よりシャフト112が押されることで弁体108eが配
設された第1可動体108を閉弁方向に付勢している。
これにより、弁体108eは第1通路ハウジング110
bに着座し、第2通路110aと第1通路110bとの
連通を遮断する。したがって、弁体108eが配設され
た第1可動体108を移動させるにはシャフト112と
第2可動体107とが必須となる。つまり、電磁弁12
1では弁部材である弁体108eを除いたとしても可動
部材を第2可動体107、シャフト112および第1可
動体108とからなる少なくとも3個以上の部材から構
成する必要がある。
【0035】これに対し、第1実施例による電磁弁21
によると、図1に示すように、弁部材であるシートゴム
17を除くと可動部材はムービングコア16のみでよい
ことになる。これは、可動部材であるムービングコア1
6自身が磁路構成しかつこのムービングコア16の一部
に弁部材であるシートゴム17を配設したことから、わ
ずか1個の部材で可動部材を実現している。
【0036】上述したように、第1実施例によると、電
磁吸引力により吸引されるムービングコア16自体が磁
路構成部材となり、かつ弁体の役割をするシートゴム1
7をムービングコア16に取付けたことから、シャフ
ト、第1可動体、第2可動体および弁体で構成していた
比較例の可動部材と較べ、部品点数を大幅に削減でき
る。これにより、電磁弁21の製品コストを削減する効
果がある。
【0037】また、第1実施例によると、ムービングコ
ア16の可動方向に沿ってムービングコア16内に大気
が流通する通路16dを形成したことから、流入側であ
る第2通路10aから流出側である第2通路8aまでの
大気流路を直線的に形成することができる。これによ
り、例えば比較例による電磁弁121の第1通路110
bから第2通路110aまでの大気流路のように途中で
直角に曲げられることがない。したがって、直角に曲げ
られた部分で生ずる圧力損失を防止することができる。
【0038】さらに、第1実施例によると、有底の筒状
に形成されたヨーク3は、内側に窪むように形成された
凹状を底部3bに有しかつこの底部3bの周囲には外側
に向かうに従い拡開するテーパ部3cを有する。そし
て、このヨーク3の底部3bとテーパ部3cとの適合す
る底部16eとテーパ部16aとをムービングコア16
が有することから、ヨーク3の底部3bとムービングコ
ア16の底部16eとが互いに対向するとき、テーパ部
3cとテーパ部16aも互いに対向することになる。そ
のため、ヨーク3およびムービングコア16にテーパ部
が形成されていないときに較べ、ヨーク3とムービング
コア16との対向面積が増大し、ヨーク3がムービング
コア16を吸引する電磁吸引力を増大させることができ
る。このため、ヨーク3およびムービングコア16にテ
ーパ部が形成されていないときに較べ、ヨーク3の底部
3bとムービングコア16の底部16eとの間隔を広げ
ることができ、ムービングコア16の可動長を大きくで
きる。したがって、電磁弁21が開弁時、ヨーク3の底
部3bとムービングコア16の底部16eと間を流れる
大気の流路断面積を増大させることができ、大流量の大
気の流通を可能にする効果がある。
【0039】さらにまた、第1実施例によると、有底の
筒状に形成されたヨーク3に凹状の底部3bを形成し、
この形状に適合させた底部16eを有するムービングコ
ア16をヨーク3内に収容しさらにムービングコア16
内に通路16dを形成したことから、電磁弁21の軸方
向高さを低くすることができる。また、第1実施例によ
ると、ムービングコア16の底部16eの周囲にはヨー
ク3側に向かうに従い拡開するテーパ部16aが形成さ
れていることから、外部より水よけカバー11をかいく
ぐって電磁弁21内に侵入した水が通路16d方向に向
かって流れ易い。これにより、電磁弁21内に侵入した
水が、第1通路10a、ゴミ補集用フィルタ13、通路
16dおよび第2通路8aを経由してキャニスタ22側
へと抜けることができる。したがって、ムービングコア
16の摺動部16bの外周壁には侵入した水が到達し難
く、摺動部16bの外周壁を錆難くする効果がある。
【0040】さらにまた、第1実施例によると、大気流
入側である第1通路10aとヨーク3の底部3bとの間
には、ゴミ補集用フィルタ13が収容されていることか
ら、第1通路10aから電磁弁21内に侵入する異物等
をこのゴミ補集用フィルタ13により除去できる。これ
により、車両走行時、電磁弁21内に侵入した塵芥等が
ヨーク3のシート部3dの表面またはムービングコア1
6の上側シート17aの表面に付着するのを防止でき、
これらの表面に塵芥等が付着した場合に生ずる閉弁時の
シール不良を防止する効果がある。
【0041】なお、第1実施例では、電磁弁21をOB
D−IIシステムに適用した例を説明したが、本発明では
これに限られることはなく、例えば本発明の電磁弁をオ
ンボードリフューエリングベーパリカバリ(以下、「O
RVR」という。)システム等の他のシステムに適用し
ても良い。ここで、第1実施例による電磁弁21を適用
したORVRシステムのシステム概要図を図4に示す。
【0042】図4に示すORVRシステムは、給油時に
燃料タンク23から大気中に放出されるエバポエミッシ
ョンを規制するためのシステムである。このシステム構
成の概要を説明する。燃料タンク23は配管22c、2
2dを介してキャニスタ22に連通している。この燃料
タンク23には一定時間後の圧力上昇を検知する圧力セ
ンサ25が取付けられている。またキャニスタ22には
キャニスタ22の内側と外側との連通を導通または遮断
する電磁弁21が取付けられるとともに、配管22bを
介してパージバルブ24の一端にも連通している。そし
て、パージバルブ24の他端は吸気管26に連通してい
る。
【0043】配管22cにはタンク内圧制御弁28が接
続され、このタンク内圧制御弁28によりタンク内圧が
所定圧以上にならないように制御している。また配管2
2dにはバイパス弁29が接続され、バイパス通路の役
割をする配管22dの導通または遮断を行っている。電
子制御ユニット(以下、「ECU」という。)31は、
前述した電磁弁21、パージバルブ24および圧力セン
サ25に電気的に接続されており、電磁弁21およびパ
ージバルブ24に対しては弁の開閉信号を送信し、圧力
センサ25からは圧力値検出信号を受信している。そし
て、電気的に接続した警告灯32の点滅制御をECU3
1が行っている。
【0044】燃料タンク23に給油するときは、次に示
す順序によりバイパス弁29の制御が行われる。エンジ
ン停止状態では、電磁弁21が開弁し、パージバルブ2
4およびバイパス弁29が閉弁している。そして、燃料
タンク23に給油するため燃料タンク23のキャップ2
3aを取外すと、このキャップ23aが取外されたのと
連動してバイパス弁29が開弁する。すると、大量の燃
料を迅速に給油するために必要な燃料タンク23とキャ
ニスタ22との通路開口面積が確保でき、給油口から供
給される燃料によって押出される燃料タンク23内の蒸
発燃料および残留空気等が通路22dを経由してキャニ
スタ22内に排出され易くなる。
【0045】一方、キャニスタ22に流入する大量の蒸
発燃料および残留空気等のうちの蒸発燃料をキャニスタ
22内の活性炭に吸着させ、蒸発燃料を含まない新鮮な
空気のみを電磁弁21を経由してキャニスタ22外に排
出する必要がある。そのため、電磁弁21には大流量の
流体を通過させる能力が必要となる。しかし、比較例に
よる電磁弁121では前述したように大流量の流体を通
過させるには適さないため、本システムに電磁弁121
を用いると迅速な給油ができないという問題を生ずる。
【0046】そこで、大流量の流体を通過されることが
可能な構造を有する電磁弁21を本システムに適用する
ことで、迅速な給油が可能となり給油時の前述した問題
が解消できる。キャニスタ22内に排出された蒸発燃料
は、キャニスタ22に詰められた活性炭により吸着処理
され残った空気等が活性炭の隙間を通過し、開弁してい
る電磁弁21からキャニスタ22外に放出される。
【0047】上述したように、第1実施例による電磁弁
21をORVRシステムに適用することにより、燃料タ
ンク23の給油時の問題が解消され、ORVRシステム
の実現を可能にする効果がある。 (第2実施例)本発明の第2実施例による電磁弁を図5
に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部分について
は同一符号を付す。
【0048】図5に示す第2実施例は、ハウジング10
の底部10bとヨーク3の底部3bとの間に形成される
空間部12に収容されるゴミ補集用フィルタ43の構成
を変更した例である。ゴミ補集用フィルタ43は、内側
に位置する円柱状の内側フィルタ43aと、この内側フ
ィルタ43aの外周壁の周囲に位置する外側フィルタ4
3bとから構成される。内側フィルタ43aは吸水性を
有する材料からなり、第1通路10aの内径よりやや小
径の外径を有している。そして、この内側フィルタ43
aは第1通路10aの断面の外周部分を除く内側にかか
るように第1通路10aの端部に位置している。またこ
の内側フィルタ43aが接する部分のヨーク3には連通
孔3aが形成されていない。
【0049】一方、外側フィルタ43bは、はっ水性を
有する材料からなり、ヨーク3の底部3bの外径より僅
かに小径の外径を有している。そして、この外側フィル
タ43bは第1通路10aの断面の内周部分を除く外側
にかかるように第1通路10aの端部に位置している。
またこの外側フィルタ43bが接する部分のヨーク3に
は連通孔3aが形成されている。
【0050】第2実施例によると、ゴミ補集用フィルタ
43を吸水性を有する内側フィルタ43aをフィルタ4
3の内側に位置させていることから、外部より水よけカ
バー11をかいくぐって電磁弁21内に侵入した水を内
側フィルタ43aで吸収することができる。またこの内
側フィルタ43aが接する部分にはヨーク3の連通孔3
aが形成されていないことから、内側フィルタ43aが
吸収した水はヨーク3内に流入せず、第1通路10aに
向かって蒸発する。したがって、電磁弁21内に侵入し
た水がヨーク3内に流入するのを防止する効果がある。
【0051】また、第2実施例によると、ゴミ補集用フ
ィルタ43をはっ水性を有する外側フィルタ43bをフ
ィルタ43の外側に位置させていることから、外部より
水よけカバー11をかいくぐって電磁弁21内に侵入し
た水を内側フィルタ43a側にはじくとともに、水を吸
収しないため吸収した水による圧力損失を防ぎ、第1通
路10aから流入した大気を第2通路8a側にスムーズ
に通過させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による電磁弁の閉弁状態を
示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による電磁弁の開弁状態を
示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例による電磁弁をOBD−II
システムに適用したシステム概要図である。
【図4】本発明の第1実施例による電磁弁をORVRシ
ステムに適用したシステム概要図である。
【図5】本発明の第2実施例による電磁弁の縦断面図で
ある。
【図6】比較例による電磁弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電磁ソレノイド 2 コイル 3 ヨーク (第2の磁性部材) 3a 連通孔 3b 底部 3c テーパ部 (第1のテーパ部) 4 マグネチックプレート(第1の磁性部材) 6 圧縮コイルスプリング(付勢手段) 8 コイル保持部材 8a 第2通路 (流体流路) 9 2次モールド部材 (コイル保持部材) 10 ハウジング 10a 第1通路 (流体流路) 13、43 ゴミ補集用フィルタ (フィルタ) 15 パッキンシール (シール部材) 16 ムービングコア (可動体) 16a テーパ部 (第2のテーパ部) 16e 底部 (平坦部) 21、41 電磁弁 22 キャニスタ (負圧源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−229182(JP,A) 実開 昭53−63045(JP,U) 実開 昭61−188082(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻装されたコイル保持部材と、 前記コイル保持部材内に埋設された第1の磁性部材と、 前記コイル保持部材を収容し、前記第1の磁性部材に磁
    気的に接続される第2の磁性部材と、 前記第2の磁性部材内に往復移動可能に収容されるとと
    もに、前記第1の磁性部材に対向する前記第2の磁性部
    材の底部と所定の隙間を介して配置され、流体流路を遮
    断または導通させる可動体と、 前記可動体を前記流体流路の導通する方向に付勢する付
    勢手段とを備え、前記コイルは前記隙間と前記第1の磁性部材の間に配置
    され、 前記コイルヘの通電により前記第2の磁性部材と前記可
    動体の間に発生する吸引力にて前記可動体を前記付勢手
    段の付勢力に抗して前記流体流路を遮蔽する方向吸引
    し、前記第1の磁性部材、前記第2の磁性部材および前
    記可動体によって磁路を構成することを特徴とする電磁
    弁。
  2. 【請求項2】 前記可動体にはシール部材が装着され、
    このシール部材により前記流体流路を遮蔽することを特
    徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記第2の磁性部材に形成された連通孔
    により前記流体流路の一部を形成し、前記連通孔が前記
    シール部材で遮蔽されることにより前記流体流路が遮蔽
    されることを特徴とする請求項2記載の電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記流体流路の前記連通孔の反可動体側
    に大気が導入され、前記可動体側に負圧源から負圧が導
    入される請求項3記載の電磁弁であって、 前記流体流路の大気導入側と前記連通孔との間には、フ
    ィルタが配設されていることを特徴とする電磁弁。
  5. 【請求項5】 前記第2の磁性部材は、前記連通孔が形
    成されかつ前記可動体方向に窪む底部と、この底部の周
    囲に位置しこの底部から反可動体方向に向かうに従い拡
    開する第1のテーパ部とを有し、 前記可動体は、前記底部に一定間隔を保つ平坦部と、前
    記第1のテーパ部に一定間隔を保つ第2のテーパ部とを
    有することを特徴とする請求項3または4記載の電磁
    弁。
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