JP3374941B2 - 透明板の厚み測定装置 - Google Patents

透明板の厚み測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板等の透明板の
厚み測定装置に係り、特に、光学的手段を使用した透明
板の厚み測定装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透明板、例えばガラス板の厚み測
定方法としては、マイクロメータ等による接触的測定方
法や超音波マイクロメータ等による半接触的測定方法が
知られているが、いずれにしても、ガラス板に厚み測定
装置の一部が接触することになるため、厚み測定工程に
おいて被測定ガラス板を損傷するという懸念がある。こ
のような懸念を回避するために、被測定ガラス板の厚み
を非接触的に測定する方法が案出されつつあり、近年、
レーザビームをガラス板に照射し、その表面反射光と裏
面反射光との距離を測定することにより、ガラス板の厚
みを測定する方法が提供されている(例えば特公昭56
−11082号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな先行技術にあっては、被測定ガラス板と厚み測定装
置との間の距離によって測定誤差が生ずるという技術的
課題が見い出された。このような技術的課題を解決する
ために、被測定ガラスと厚み測定装置との距離を別の手
段で測定し、厚み測定値を補正するという手法が提案さ
れている。ところが、このタイプにあっても、測定光学
系の経時変動による要因は十分には解消されず、測定の
高精度化の要求が高まるに伴って、上述の測定誤差その
ものを低減することが望まれていた。
【0004】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めに為されたものであって、測定対象である透明板と装
置本体との間の距離変動に基づく測定誤差を極力少なく
抑えることができる非接触方式の透明板の厚み測定装置
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、図1に示
すように、光源1と、回転若しくは揺動支持され且つ前
記光源1からのビームを偏向走査して一定速度で測定対
象である透明板6表面に沿って前記ビームを移動させる
偏向ミラー2と、光源1からのビームを光軸に対して平
行に移動する走査ビームとする走査レンズ3と、透明板
6表面の厚み測定部位からの表面反射ビーム及び厚み測
定部位に対応する透明板裏面からの裏面反射ビーム間の
距離情報を透明板6の厚み情報に対応する情報として検
出する受光検出器4とを備えた透明板の厚み測定装置に
おいて、透明板6と装置本体との距離変動に基づく測定
誤差要因を検討したところ、以下のような結論に到達し
た。
【0006】すなわち、本発明者らによる光源1からの
ビームの光路解析と厚み測定装置による実証試験とによ
り、透明板6と装置本体との距離変動に基づく測定誤差
は、上述した照射光学系の光軸に平行に発射され且つ一
定速度で移動すべき走査ビームの透明板6の表面位置に
おける速度偏差により生じること、さらに具体的には走
査レンズ3の位置と偏向ミラー2の回転半径とに起因す
ることが判明した。
【0007】より詳述すれば、第一の速度偏差要因は走
査ビームが走査レンズ3の端部を通過する時の走査ビー
ムの測定対象である透明板6の表面位置における速度が
光軸上におけるそれと異なるためである。これは、偏向
ミラー2が一定速度で揺動若しくは回転しても、走査レ
ンズ3の端部を通過する走査ビームが走査レンズ3の収
差により光軸に近い方向に出射されることから、被測定
透明板6の表面位置におけるビームの移動速度が低下す
るためであり、この偏差要因は被測定透明板6と走査レ
ンズ3との距離に対して比例的に増大する。
【0008】また、第二の速度偏差要因は偏向ミラー2
上の走査ビームの反射点が偏向ミラーの回転若しくは
揺動するに従って移動することにより、ビームの放射中
心が移動することによる。これは、主として偏向ミラー
2からのビームの放射中心の移動の光軸方向の成分によ
り生じ、基準測定位置からの透明板6の変位に対して非
対称な偏差を生じさせ、その大きさは偏向ミラー2の回
転若しくは揺動半径、言い換えれば、偏向ミラー2の反
射面と回転軸中心との間の距離に比例して増大する。
【0009】従って、第一の速度偏差要因(走査レンズ
3の収差要因)を小さく抑えるには、被測定透明板6と
走査レンズ3との距離を小さくすることが必要であり、
この観点に立った本願第1発明は、図1に示すように、
光源1と、回転若しくは揺動支持され且つ前記光源1か
らのビームを偏向走査して一定速度で測定対象である透
明板6表面に沿って前記ビームを移動させる偏向ミラー
2と、光源1からのビームを光軸に対して平行に移動す
る走査ビームとする走査レンズ3と、透明板6表面の厚
み測定部位からの表面反射ビーム及び厚み測定部位に対
応する透明板裏面からの裏面反射ビーム間の距離情報を
透明板6の厚み情報に対応する情報として検出する受光
検出器4とを備えたものにおいて、走査レンズ3の焦点
距離f及び透明板6表面の厚み測定部位と走査レンズ3
との間の距離mに関してm≦0.65fの範囲で設定す
ることを特徴とする。
【0010】このような技術的手段において、測定対象
となる透明板6としては、ガラス板に限られるものでは
なく、透明性及び平滑性を有するプラスチック板あるい
はフィルム等をも含む。また、上記光源1としてはヘリ
ウム・ネオンガスレーザあるいは半導体レーザ素子等が
使用できる。更にまた、上記偏向ミラー2としては、一
定回転するポリゴンミラーや揺動するガルバノミラー等
が使用できる。また、走査レンズ3としては、光軸に対
して平行に移動する走査ビームとする凸レンズであれば
レンズ部材が単一であっても複数であっても差し支えな
い。また、レンズ部材の形状についても両面凸状でもよ
いし、片面凸状でもよいが、測定誤差をより小さくする
という観点からすれば両面凸状のものを使用することが
好ましい。また、受光検出器4としては、走査ビームの
移動走査に伴って、透明板6の表面厚み測定部位からの
表面反射光と、透明板6の裏面厚み測定部位からの裏面
反射光とを受け、例えば両者の受光時間差を検知するよ
うにしたり、あるいは、表面反射光及び裏面反射光を受
け、両者の距離を直接的に検知するようにするもの等適
宜選定して差し支えない。
【0011】また、透明板6表面の厚み測定部位と走査
レンズ3との間の距離mの上限値については、mを走査
レンズ3の焦点距離fに等しく設定した場合の速度偏差
が半減する程度の値として0.65fを選定したもの
で、より好ましくはm≦0.5fである。一方、上記透
明板6表面の厚み測定部位と走査レンズ3との間の距離
mの下限値については、特に制限はないが、通常走査レ
ンズ3を始めとする照射光学系は汚れ防止という観点か
らハウジング筺体内に収容されるため、少なくとも透明
板6とハウジング筺体とが干渉しない程度の寸法を確保
することが必要である。
【0012】更に、本願第1発明において、透明板6表
面の厚み測定部位と走査レンズ3との間の距離mを0.
65f以内に設定する場合には、走査レンズ3を通過し
たビームウエスト部が必然的に透明板6の表面厚み測定
部位から変位した位置に配置されてしまうため、透明板
6の表面厚み測定部位に照射されるビームスポット径が
焦点ぼけした状態になってしまう。この場合、上述した
焦点ぼけによる厚み測定誤差を抑えるには、受光検出器
4の検出精度を向上させるようにする等各種手法が考え
られるが、簡単且つ確実な手法としては、図1に二点鎖
線で示すように、走査レンズ3からのビームウエストが
透明板6表面の厚み測定部位に位置すべく光源1と偏向
ミラー2との間に集光レンズ5を設けるようにすること
が好ましい。
【0013】また、第二の速度偏差要因(偏向ミラーの
放射点移動要因)を小さく抑えるには、偏向ミラー2の
回転若しくは揺動半径を可及的に小さく設定することが
必要であり、この観点に立った本願第2発明は、図1に
示すように、本願第1発明と同様な基本的構成を有し、
走査レンズ3の焦点距離f、その口径d及び偏向ミラー
2の回転若しくは揺動半径Rに関してR≦0.01f2
/dの範囲で設定したことを特徴とする。
【0014】このような技術的手段において、上記偏向
ミラー2の回転若しくは揺動半径Rの上限値について
は、偏向ミラー2からのビームの放射点の移動を走査レ
ンズ3の焦点距離fの0.4%以下とすることにより、
上述した速度偏差を満足し得る範囲(実用上0.1%以
下)に収めることを見出し、これに基づいて、上記偏向
ミラー2の回転若しくは揺動半径Rを設定したものであ
る。すなわち、偏向ミラー2の回転若しくは揺動半径R
による走査速度偏差は偏向ミラー2の回転若しくは揺動
半径R及びレンズ口径dに比例し、走査レンズ3の焦点
距離fの2乗に反比例することが実験的に確かめられ
た。ここで、走査速度偏差ΔRTをΔRT=k・d・R
/f2とおき、走査レンズ3の外径における走査速度偏
差ΔRTがΔRT≦0.1%を満足する条件を求めたと
ころ、R≦0.01f2/dとなるよう設定すれば、走
査速度偏差ΔRTはΔRT≦0.1%を満足するものに
なることが導き出された。
【0015】一方、上記偏向ミラー2の回転若しくは揺
動半径Rの下限値については、偏向ミラー2の反射面積
と入射ビーム径との関係から制限される。すなわち、偏
向ミラー2の回転若しくは揺動半径Rの下限は入射する
ビームの径より偏向ミラー2の反射面が大きいこと、反
射面の端部の平面性により決まる。今、面数N、中心か
ら反射面までの距離Rの偏向ミラー2の面の長さLは、
L=2R・tan(180゜/N)であり、反射面への
ビームの入射角が例えば45゜のときには、上記Lの
2倍が必要で、これに反射面の端部の平面性の劣化部分
の長さを加えた長さが必要である。ここで、反射面の端
部の平面性の劣化部分が無いものとして、必要な偏向ミ
ラー2の半径Rを求めると、ビーム径をDとすれば、R
≧D/{2・tan(180゜/N)}になり、例え
ば光源1からのビーム径が0.8mmのとき、面数N
が6、8、12、24で、必要な半径Rは夫々0.9
8、1.37、2.11、4.29(単位:mm)であ
ることが確認された。
【0016】
【作用】上述したような技術的手段によれば、光源1を
出たビームは、偏向ミラー2にて偏向走査された後に走
査レンズ3を経て光軸に対して平行に移動し、測定対象
である透明板6の表面の走査ラインに沿って一定速度で
照射される。そして、測定対象である透明板6の表面の
厚み測定部位からの表面反射光と裏面の厚み測定部位か
らの裏面反射光とが受光検出器4に照射され、この受光
検出器4にて検知された受光信号に基づいて透明板6の
厚み情報が算出される。
【0017】このような動作過程において、本願第1発
明では、走査レンズ3と透明板6の表面の厚み測定部位
との距離mが0.65f以下に設定されているため、実
施例から裏付けられるように、透明板6表面の走査ビー
ムの速度偏差がm=fの場合に比べて1/2以下に改善
される。
【0018】また、本願第2発明では、偏向ミラー2の
回転若しくは揺動半径Rが0.01f2/d以下に設定
されているため、実施例から裏付けられるように、透明
板6表面の走査ビームの速度偏差の非対称性が0.1%
以内に抑えられる。これは、例えば厚さ1mmの高精度
研磨ガラス板を測定したときに本願発明が対象とする測
定誤差を1μm以下にすることに相当する。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。図2はこの発明が適用されるガ
ラス板の厚み測定装置の一実施例を示す。同図におい
て、符号11は出力3mWの半導体レーザ素子、12は
焦点距離200mmの両凸レンズからなる集光レンズ、
13は高さ10mmの反射面が12面形成され且つ対面
間距離が10mm(回転半径5mm)の回転反射鏡(ポ
リゴンミラー)、14は焦点距離f=120mm,口径
d=30mmの両凸レンズからなる走査レンズ、15は
測定対称であるガラス板20からの表面反射光及び裏面
反射光を受けて両者の時間差を検出する受光検出器であ
り、例えば焦点距離50mm・口径30mmのレンズと
シリコンフォトダイオード受光素子とで構成される。1
6は半導体レーザ素子11、集光レンズ12、回転反射
鏡13、走査レンズ14及び受光検出器15を収容する
ハウジング筺体であり、走査レンズ14からガラス板
0へ向かう光路部分及びガラス板20から受光検出器1
5へ向かう光路部分には透明なシールガラス(図示せ
ず)が設けられている。
【0020】この実施例において、上記回転反射鏡13
へのレーザビームの基準入射角(回転反射鏡13から出
射される反射光が走査光軸に一致するときの入射角)及
び測定対象であるガラス板20への入射角θは共に45
度であり、また、走査レンズ14の口径を走査するに要
する回転反射鏡13の出射の振角は±7.12度であ
る。更に、上記集光レンズ12は走査レンズ14で絞り
込んだビームウエストをガラス板20の表面の厚み測定
部位に位置させるような位置に配置される。
【0021】このようなガラス板の厚み測定装置におい
て、走査レンズ14からガラス板20表面の厚み測定部
位までの距離mを変化させ、ガラス板20表面の厚み測
定部位における走査ビームの走査光軸からの距離と走査
ビームの速度偏差との関係を調べたところ、図3に示す
ような結果が得られた。
【0022】同図において、走査ビームの速度偏差は走
査光軸上のものを100%としたものであり、また、m
は走査レンズ14の焦点距離fを基準にして0.2f、
0.4f、0.6f、0.8f及び1.0f(比較例
1)と変化させた。図3によれば、mが0.6f以下の
条件で速度偏差は比較例1の速度偏差の1/2未満に収
まることが確認され、速度偏差が比較例1の速度偏差に
対して略半減する臨界点がm=0.65fであることが
確認された。また、mをfより大きく設定すると、速度
偏差は更に大きくなることも確認された。特に、m=
0.3fの場合には速度偏差が略0に抑えられることも
確認された。尚、図3において、走査光軸からの距離
(横軸)はガラス板20の上下位置の変位量に対応し、
また、速度偏差(縦軸)は厚み測定誤差に対応する。
【0023】また、上記ガラス板の厚み測定装置におい
て、回転反射鏡13の回転半径Rを変化させ、ガラス板
20表面の厚み測定部位における走査ビームの走査光軸
からの距離と走査ビームの回転反射鏡13の回転半径R
に起因する速度偏差との関係を調べたところ、図4に示
すような結果が得られた。但し、図4においては、走査
レンズ14からガラス板20表面の厚み測定部位までの
距離mを78mm(0.65f)に固定した。
【0024】同図において、回転反射鏡13の回転半径
R(mm)は5、1、25(比較例2)と変化させた。
同図によれば、比較例2の場合には速度偏差の非対称性
は走査レンズ14の径の両端で0.5%を超えてしまう
が、R=5(mm)の場合には速度偏差の非対称性は走
査レンズ14の径の両端で約0.1%に抑えられ、更
に、R=1(mm)の場合には速度偏差の非対称性は走
査レンズ14の径の両端で略0に抑えられることが確認
された。従って、この実施例においては、R=0.01
2/d=0.01×(120×120)/30=4.
8mm以下の条件で、速度偏差の非対称性が走査レンズ
14の径の両端で約0.1%以内に抑えられることが確
認された。
【0025】更に、この実施例においては、集光レンズ
12を用いているため、受光検出器15による検出精度
が集光レンズ12を用いない場合に比べて高いことが確
認された。具体的な数値例としては、例えば1.7mm
の厚さの高精度研磨ガラス板を複数回測定したところ、
実施例にあっては、標準偏差/平均値(%)が0.05
7であり、集光レンズ12を用いない場合(標準偏差/
平均値(%)が0.280)に比べてより精度のよいこ
とが理解される。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、走査レンズの配置関係あるいは偏向ミラーの反射面
の大きさを工夫することにより、測定対象である透明板
と装置本体との距離の差異により生じる誤差を軽減する
ことを可能にしたので、特別に設計制作された走査レン
ズや偏向ミラーを用いること無く、高い測定結果の信頼
性を得ることが可能になり、装置制作に要する費用を削
減すると共に、装置制作に要する期間をも短縮すること
ができるという効果を奏する。また、測定光学系の経時
変化による誤差も低減することが可能になるので、装置
の較正の間隔を延長することが可能となり、その分、保
守に要するコストを低減することもできる。
【0027】特に、走査レンズの配置関係を工夫したタ
イプにおいて、測定光学系に集光レンズを付加し、走査
レンズを通過したビームウエストを測定対象である透明
板の表面厚み測定部位に位置させるようにすれば、透明
板の表面の厚み測定部位における走査ビームの焦点ぼけ
による測定誤差を確実に除去することが可能になり、そ
の分、厚み測定精度をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る透明板の厚み測定装置の構成
を示す説明図である。
【図2】 この発明に係るガラス板の厚み測定装置の一
実施例を示す説明図である。
【図3】 実施例に係るガラス板の厚み測定装置におい
て、走査レンズからガラス板表面の厚み測定部位までの
距離をパラメータとし、走査光軸からの距離と走査ビー
ムの速度偏差との関係を示すグラフ図である。
【図4】 実施例に係るガラス板の厚み測定装置におい
て、回転反射鏡の回転半径Rをパラメータとし、走査光
軸からの距離と走査ビームの回転反射鏡の回転半径Rに
起因する速度偏差との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…光源,2…偏向ミラー,3…走査レンズ,4…受光
検出器,5…集光レンズ,6…透明板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−93003(JP,A) 特開 昭58−216904(JP,A) 特開 平3−276005(JP,A) 特開 昭58−62615(JP,A) 特開 平2−221910(JP,A) 特開 平2−77608(JP,A) 特開 平6−3617(JP,A) 特開 平4−153616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源(1)と、回転若しくは揺動支持さ
    れ且つ前記光源(1)からのビームを偏向走査して一定
    速度で測定対象である透明板(6)表面に沿って前記ビ
    ームを移動させる偏向ミラー(2)と、光源(1)から
    のビームを光軸に対して平行に移動する走査ビームとす
    る走査レンズ(3)と、透明板(6)表面の厚み測定部
    位からの表面反射ビーム及び厚み測定部位に対応する透
    明板裏面からの裏面反射ビーム間の距離情報を透明板
    (6)の厚み情報に対応する情報として検出する受光検
    出器(4)とを備えた透明板の厚み測定装置において、
    走査レンズ(3)の焦点距離(f)及び透明板(6)表
    面の厚み測定部位と走査レンズ(3)との間の距離
    (m)に関してm≦0.65fの範囲で設定することを
    特徴とする透明板の厚み測定装置。
  2. 【請求項2】 光源(1)と、回転若しくは揺動支持さ
    れ且つ前記光源(1)からのビームを偏向走査して一定
    速度で測定対象である透明板(6)表面に沿って前記ビ
    ームを移動させる偏向ミラー(2)と、光源(1)から
    のビームを光軸に対して平行に移動する走査ビームとす
    る走査レンズ(3)と、透明板(6)表面の厚み測定部
    位からの表面反射ビーム及び厚み測定部位に対応する透
    明板裏面からの裏面反射ビーム間の距離情報を透明板
    (6)の厚み情報に対応する情報として検出する受光検
    出器(4)とを備えた透明板の厚み測定装置において、
    走査レンズ(3)の焦点距離(f)及び透明板(6)表
    面の厚み測定部位と走査レンズ(3)との間の距離
    (m)に関してm≦0.65fの範囲で設定し、走査レ
    ンズ(3)からのビームウエストが透明板(6)表面の
    厚み測定部位に位置すべく光源(1)と偏向ミラー
    (2)との間に集光レンズ(5)を設けたことを特徴と
    する透明板の厚み測定装置。
  3. 【請求項3】 光源(1)と、回転若しくは揺動支持さ
    れ且つ前記光源(1)からのビームを偏向走査して一定
    速度で測定対象である透明板(6)表面に沿って前記ビ
    ームを移動させる偏向ミラー(2)と、光源(1)から
    のビームを光軸に対して平行に移動する走査ビームとす
    る走査レンズ(3)と、透明板(6)表面の厚み測定部
    位からの表面反射ビーム及び厚み測定部位に対応する透
    明板裏面からの裏面反射ビーム間の距離情報を透明板
    (6)の厚み情報に対応する情報として検出する受光検
    出器(4)とを備えた透明板の厚み測定装置において、
    走査レンズ(3)の焦点距離(f)、その口径(d)及
    び偏向ミラー(2)の回転若しくは揺動半径(R)に関
    してR≦0.01f2/dの範囲で設定したことを特徴
    とする透明板の厚み測定装置。
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