JP3373410B2 - 半冷凍飲料製造装置 - Google Patents
半冷凍飲料製造装置Info
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- JP3373410B2 JP3373410B2 JP29123497A JP29123497A JP3373410B2 JP 3373410 B2 JP3373410 B2 JP 3373410B2 JP 29123497 A JP29123497 A JP 29123497A JP 29123497 A JP29123497 A JP 29123497A JP 3373410 B2 JP3373410 B2 JP 3373410B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、水、シロ
ップ、及び炭酸ガスからなる原料液を冷却、攪拌するこ
とでシャーベット状の半冷凍飲料を製造する半冷凍飲料
製造装置に関する。
ップ、及び炭酸ガスからなる原料液を冷却、攪拌するこ
とでシャーベット状の半冷凍飲料を製造する半冷凍飲料
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半冷凍飲料製造装置は、例えば、水、シ
ロップ、及び炭酸ガスからなる原料液を冷却しつつ攪拌
することで半冷凍飲料を製造するものであり、例えば、
特開平8―215555号公報に示されている。同装置
は、円筒ケーシングとは別体のサブタンクを有し、この
サブタンクにて外部からの水、シロップタンクからのシ
ロップ、及び炭酸ガスボンベからの炭酸ガスを一旦混合
した上で、円筒ケーシング内に原料液として供給する。
円筒ケーシングは、同ケーシングに巻装された冷却管に
よって冷却され、ケーシング内壁面にて原料液を冷凍す
る。又、同ケーシング内にはギヤモータにて回転される
掻取・攪拌板が備えられており、内壁面にて冷凍された
原料を掻き取るとともに未冷凍の原料と攪拌して、半冷
凍飲料を製造する。これらの動作は電気制御回路により
制御され、制御対象は、水、シロップ、炭酸ガスの供
給、円筒ケーシング内の温度、及びギヤモータ作動等で
ある。更に、同電気制御回路は、例えば、シロップタン
ク内のシロップ不足や炭酸ガス切れ等を検知し外部に表
示するとともに、円筒ケーシング内温度の異常、ギヤモ
ータ異常、サブタンク内圧異常等の半冷凍飲料製造装置
の異常状態を検出したときには装置を自動停止したり又
は起動させないよう構成されている。
ロップ、及び炭酸ガスからなる原料液を冷却しつつ攪拌
することで半冷凍飲料を製造するものであり、例えば、
特開平8―215555号公報に示されている。同装置
は、円筒ケーシングとは別体のサブタンクを有し、この
サブタンクにて外部からの水、シロップタンクからのシ
ロップ、及び炭酸ガスボンベからの炭酸ガスを一旦混合
した上で、円筒ケーシング内に原料液として供給する。
円筒ケーシングは、同ケーシングに巻装された冷却管に
よって冷却され、ケーシング内壁面にて原料液を冷凍す
る。又、同ケーシング内にはギヤモータにて回転される
掻取・攪拌板が備えられており、内壁面にて冷凍された
原料を掻き取るとともに未冷凍の原料と攪拌して、半冷
凍飲料を製造する。これらの動作は電気制御回路により
制御され、制御対象は、水、シロップ、炭酸ガスの供
給、円筒ケーシング内の温度、及びギヤモータ作動等で
ある。更に、同電気制御回路は、例えば、シロップタン
ク内のシロップ不足や炭酸ガス切れ等を検知し外部に表
示するとともに、円筒ケーシング内温度の異常、ギヤモ
ータ異常、サブタンク内圧異常等の半冷凍飲料製造装置
の異常状態を検出したときには装置を自動停止したり又
は起動させないよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、装置が異常により自動停止した場合若しくは電源
スイッチをオンしても起動しない場合、使用者は装置を
起動しようとして電源スイッチのオン・オフを繰返し、
それでも装置が起動しない場合にサービスマンに連絡
し、修理を依頼するケースが多い。サービスマンは停止
又は起動しない原因を突止めようとするが、この原因究
明には時間がかかるという問題点があった。
ては、装置が異常により自動停止した場合若しくは電源
スイッチをオンしても起動しない場合、使用者は装置を
起動しようとして電源スイッチのオン・オフを繰返し、
それでも装置が起動しない場合にサービスマンに連絡
し、修理を依頼するケースが多い。サービスマンは停止
又は起動しない原因を突止めようとするが、この原因究
明には時間がかかるという問題点があった。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記した問題に対処すべくな
されたものであり、装置の異常停止原因を容易に突止め
られるようにして、修理時間の短縮が可能な半冷凍飲料
製造装置を提供することを目的とする。
されたものであり、装置の異常停止原因を容易に突止め
られるようにして、修理時間の短縮が可能な半冷凍飲料
製造装置を提供することを目的とする。
【0005】上記目的を達成するために、第1の発明
は、半冷凍飲料製造装置の電気制御ユニット本体に表示
手段及び電源スイッチを設けるとともに、同ユニット内
に内装された電気制御回路に、前記半冷凍飲料製造装置
の異常状態を検出する異常状態検出手段と、前記電源ス
イッチの操作による前記電気制御回路の電源オフ時にも
記憶内容を記憶保持できる記憶手段と、前記異常状態検
出手段により検出された異常状態の内容を前記記憶手段
に記憶させる記憶制御手段と、前記表示手段に前記記憶
手段の記憶内容を表示するよう指示する表示指示手段と
を備えさせたことを特徴とする。
は、半冷凍飲料製造装置の電気制御ユニット本体に表示
手段及び電源スイッチを設けるとともに、同ユニット内
に内装された電気制御回路に、前記半冷凍飲料製造装置
の異常状態を検出する異常状態検出手段と、前記電源ス
イッチの操作による前記電気制御回路の電源オフ時にも
記憶内容を記憶保持できる記憶手段と、前記異常状態検
出手段により検出された異常状態の内容を前記記憶手段
に記憶させる記憶制御手段と、前記表示手段に前記記憶
手段の記憶内容を表示するよう指示する表示指示手段と
を備えさせたことを特徴とする。
【0006】この第1の発明によれば、異常状態検出手
段が検出した装置の異常状態を、電源オフ時にも記憶内
容を記憶保持する記憶手段が記憶しており、又、この記
憶保持されている記憶内容は、表示指示手段により電気
制御ユニット本体に設けられた表示手段に表示される。
従って、使用者が電源スイッチのオン・オフを繰返して
いたとしても、装置の異常状態を表示手段に表示させる
ことができるので、修理時の異常状態の原因究明が容易
になる。
段が検出した装置の異常状態を、電源オフ時にも記憶内
容を記憶保持する記憶手段が記憶しており、又、この記
憶保持されている記憶内容は、表示指示手段により電気
制御ユニット本体に設けられた表示手段に表示される。
従って、使用者が電源スイッチのオン・オフを繰返して
いたとしても、装置の異常状態を表示手段に表示させる
ことができるので、修理時の異常状態の原因究明が容易
になる。
【0007】第2の発明は、第1の発明における前記電
気制御ユニット本体にリセット操作スイッチが備えら
れ、更に、前記記憶制御手段が同リセット操作スイッチ
のオン操作に基づき前記記憶手段の記憶内容をリセット
するリセット手段を備えている。この第2の発明によれ
ば、修理が終了した後にリセット操作スイッチをオン操
作することで、記憶手段の記憶内容をリセット(クリア
ー又は消失)させることができる。従って、修理後に別
の異常状態が発生した場合に、記憶内容が修理前の異常
状態のままであることにより誤表示してしまうことがな
い。更に、装置の設置場所で極めて簡便に記憶内容をリ
セットすることができ、記憶内容のリセットのために修
理工場等に装置を運搬する等の手間も不要となる。
気制御ユニット本体にリセット操作スイッチが備えら
れ、更に、前記記憶制御手段が同リセット操作スイッチ
のオン操作に基づき前記記憶手段の記憶内容をリセット
するリセット手段を備えている。この第2の発明によれ
ば、修理が終了した後にリセット操作スイッチをオン操
作することで、記憶手段の記憶内容をリセット(クリア
ー又は消失)させることができる。従って、修理後に別
の異常状態が発生した場合に、記憶内容が修理前の異常
状態のままであることにより誤表示してしまうことがな
い。更に、装置の設置場所で極めて簡便に記憶内容をリ
セットすることができ、記憶内容のリセットのために修
理工場等に装置を運搬する等の手間も不要となる。
【0008】第3の発明は、第1の発明における前記電
気制御ユニット本体にリセット操作スイッチが備えら
れ、更に、前記記憶制御手段が同リセット操作スイッチ
のオン操作中に前記電源スイッチの電源オン操作が行わ
れたときに前記記憶手段の記憶内容をリセットするリセ
ット手段を備えている。この第3の発明によれば、第2
の発明同様、記憶手段の記憶内容をリセットさせること
ができるので、修理後の誤表示が防止されるとともに、
修理工場等に装置を運搬する手間も不要となる。更に、
記憶手段の記憶内容をリセットするには、電源スイッチ
とリセット操作スイッチの両方を操作することを必要と
するので、誤ってリセット操作スイッチを操作したとし
ても、同時に電源スイッチが操作されなければ、記憶内
容がリセットされてしまうことがなく、修理時に必要な
情報が確実に保持される。
気制御ユニット本体にリセット操作スイッチが備えら
れ、更に、前記記憶制御手段が同リセット操作スイッチ
のオン操作中に前記電源スイッチの電源オン操作が行わ
れたときに前記記憶手段の記憶内容をリセットするリセ
ット手段を備えている。この第3の発明によれば、第2
の発明同様、記憶手段の記憶内容をリセットさせること
ができるので、修理後の誤表示が防止されるとともに、
修理工場等に装置を運搬する手間も不要となる。更に、
記憶手段の記憶内容をリセットするには、電源スイッチ
とリセット操作スイッチの両方を操作することを必要と
するので、誤ってリセット操作スイッチを操作したとし
ても、同時に電源スイッチが操作されなければ、記憶内
容がリセットされてしまうことがなく、修理時に必要な
情報が確実に保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図面を
用いて説明する。図1は本発明の実施態様に係る半冷凍
飲料製造装置10(半冷凍飲料製造装置システム)の全
体図であり、図2は同半冷凍飲料製造装置10の電気系
接続図及び電気回路図である。半冷凍飲料製造装置本体
20は原料液を冷凍(冷却)・攪拌するものであり、円
筒ケーシング21を備える。円筒ケーシング21の周壁
内には冷媒が通過する冷却管22が巻装されており、こ
の冷却管22は冷媒通路23を介して周知の冷凍機能を
有する冷凍機40に接続されている。
用いて説明する。図1は本発明の実施態様に係る半冷凍
飲料製造装置10(半冷凍飲料製造装置システム)の全
体図であり、図2は同半冷凍飲料製造装置10の電気系
接続図及び電気回路図である。半冷凍飲料製造装置本体
20は原料液を冷凍(冷却)・攪拌するものであり、円
筒ケーシング21を備える。円筒ケーシング21の周壁
内には冷媒が通過する冷却管22が巻装されており、こ
の冷却管22は冷媒通路23を介して周知の冷凍機能を
有する冷凍機40に接続されている。
【0010】円筒ケーシング21内には回転軸24が回
転可能に支持されており、同回転軸24には距離を隔て
た位置に同回転軸24の周方向に延設したサポートプレ
ート25が取付けられ、同サポートプレート25の一端
には外側ブレード板(掻取りブレード)26が、他端に
は内側ブレード板(攪拌ブレード)27が取付けられて
いる。同外側ブレード板26は円筒ケーシング21の内
周壁から微少の距離を隔てた位置を前記回転軸24の回
転と共に回転し、同内周壁面に凍結する原料を内周壁か
ら掻き取る。一方、前記内側ブレード板27は、円筒ケ
ーシング21の内周壁面と回転軸24とのほぼ中間位置
を前記回転軸24の回転と共に回転し、内部の未冷凍原
料と前記掻き取られた原料とを攪拌して半冷凍飲料を製
造する。
転可能に支持されており、同回転軸24には距離を隔て
た位置に同回転軸24の周方向に延設したサポートプレ
ート25が取付けられ、同サポートプレート25の一端
には外側ブレード板(掻取りブレード)26が、他端に
は内側ブレード板(攪拌ブレード)27が取付けられて
いる。同外側ブレード板26は円筒ケーシング21の内
周壁から微少の距離を隔てた位置を前記回転軸24の回
転と共に回転し、同内周壁面に凍結する原料を内周壁か
ら掻き取る。一方、前記内側ブレード板27は、円筒ケ
ーシング21の内周壁面と回転軸24とのほぼ中間位置
を前記回転軸24の回転と共に回転し、内部の未冷凍原
料と前記掻き取られた原料とを攪拌して半冷凍飲料を製
造する。
【0011】前記回転軸24は円筒ケーシング21の図
示右端部に設けられたギヤ28と接続されており、同ギ
ヤ28はギヤモータ29により回転される。従って、ギ
ヤモータ29が回転すれば、ギヤ28が回転し、もって
回転軸24も回転する。ギヤモータ29は電気制御ユニ
ット90内の電気制御回路200(図2参照)と電気的
に接続され、同電気制御回路200によって、その回転
速度が制御されるとともに、モーター電流値がモニター
される。
示右端部に設けられたギヤ28と接続されており、同ギ
ヤ28はギヤモータ29により回転される。従って、ギ
ヤモータ29が回転すれば、ギヤ28が回転し、もって
回転軸24も回転する。ギヤモータ29は電気制御ユニ
ット90内の電気制御回路200(図2参照)と電気的
に接続され、同電気制御回路200によって、その回転
速度が制御されるとともに、モーター電流値がモニター
される。
【0012】円筒ケーシング21の図示左端部には連通
孔を介して注出コック31が設けられており、注出コッ
ク31の操作により半冷凍飲料が外部に取出される。更
に、円筒ケーシング21の周壁には、円筒ケーシング2
1内部の温度を検出するサーミスタ(温度センサ)32
が取付けられており、同サーミスタ32は電気制御ユニ
ット90内の電気制御回路200と電気的に接続されて
いる。
孔を介して注出コック31が設けられており、注出コッ
ク31の操作により半冷凍飲料が外部に取出される。更
に、円筒ケーシング21の周壁には、円筒ケーシング2
1内部の温度を検出するサーミスタ(温度センサ)32
が取付けられており、同サーミスタ32は電気制御ユニ
ット90内の電気制御回路200と電気的に接続されて
いる。
【0013】本実施形態においては原料はシロップ、
水、及び炭酸ガスの混合物からなる液体(流動体)で、
円筒ケーシング21の周壁に設けられた原料流入口33
より円筒ケーシング21内に供給される。この原料流入
口33は第1開閉弁34を備えた流入通路(流入管)P
1及び流入通路P1から分岐した原料通路P2を介して
サブタンク50に連絡している。サブタンク50は、原
料を一次的に混合するための容器で、フローレギュレー
タ51及び電磁開閉弁であるシロップ弁52を有するシ
ロップ通路(シロップ管)P3を介して、シロップを蓄
えているシロップタンク60に接続される。
水、及び炭酸ガスの混合物からなる液体(流動体)で、
円筒ケーシング21の周壁に設けられた原料流入口33
より円筒ケーシング21内に供給される。この原料流入
口33は第1開閉弁34を備えた流入通路(流入管)P
1及び流入通路P1から分岐した原料通路P2を介して
サブタンク50に連絡している。サブタンク50は、原
料を一次的に混合するための容器で、フローレギュレー
タ51及び電磁開閉弁であるシロップ弁52を有するシ
ロップ通路(シロップ管)P3を介して、シロップを蓄
えているシロップタンク60に接続される。
【0014】シロップタンク60は、シロップタンク6
0方向のみの流通を許す逆止弁62を備えたシロップタ
ンク炭酸ガス通路P4、及び第1炭酸ガス通路P10を
介して炭酸ガスボンベ80に接続され、炭酸ガスの供給
を受ける。従って、シロップは、シロップ弁52が開か
れると炭酸ガスボンベ80のガス圧によって、シロップ
通路P3を通ってサブタンク50内に供給される。尚、
シロップタンク60には、タンク内のシロップが不足し
てきたことを検出するため、タンク内壁の下部にシロッ
プ検出センサ61が、炭酸ガスボンベ80には、そのボ
ンベ内の圧力を検出する炭酸ガス圧力センサ81が、そ
れぞれ設けられており、これらのセンサは電気制御ユニ
ット90内の電気制御回路200と電気的に接続されて
いる。
0方向のみの流通を許す逆止弁62を備えたシロップタ
ンク炭酸ガス通路P4、及び第1炭酸ガス通路P10を
介して炭酸ガスボンベ80に接続され、炭酸ガスの供給
を受ける。従って、シロップは、シロップ弁52が開か
れると炭酸ガスボンベ80のガス圧によって、シロップ
通路P3を通ってサブタンク50内に供給される。尚、
シロップタンク60には、タンク内のシロップが不足し
てきたことを検出するため、タンク内壁の下部にシロッ
プ検出センサ61が、炭酸ガスボンベ80には、そのボ
ンベ内の圧力を検出する炭酸ガス圧力センサ81が、そ
れぞれ設けられており、これらのセンサは電気制御ユニ
ット90内の電気制御回路200と電気的に接続されて
いる。
【0015】又、サブタンク50は逆止弁53及び電動
ポンプ54を有する水通路P5を介してフロートタンク
(水タンク)70に接続されており、同フロートタンク
70は電磁開閉弁であるウオーターバルブ71を有する
水路P6を介して外部給水源72に接続されて、タンク
内に貯水する。従って、サブタンク50には電動ポンプ
54により汲上げられたフロートタンク70内の水が供
給される。尚、フロートタンク70には電気制御回路2
00と接続された水位センサ(フロートセンサ)73が
設けられており、フロートタンク70内の水位レベルが
所定レベル以下になるとウオーターバルブ71が開かれ
るよう構成されている。
ポンプ54を有する水通路P5を介してフロートタンク
(水タンク)70に接続されており、同フロートタンク
70は電磁開閉弁であるウオーターバルブ71を有する
水路P6を介して外部給水源72に接続されて、タンク
内に貯水する。従って、サブタンク50には電動ポンプ
54により汲上げられたフロートタンク70内の水が供
給される。尚、フロートタンク70には電気制御回路2
00と接続された水位センサ(フロートセンサ)73が
設けられており、フロートタンク70内の水位レベルが
所定レベル以下になるとウオーターバルブ71が開かれ
るよう構成されている。
【0016】更に、サブタンク50は同サブタンク方向
へのガスの流通のみを許容する逆止弁55及び電磁開閉
弁である炭酸ガス弁56を有するサブタンク炭酸ガス通
路P7、逆止弁57を有する第2炭酸ガス通路P8、及
び第1炭酸ガス通路P10を介して、炭酸ガスボンベ8
0に接続される。従って、炭酸ガス弁56を開けば炭酸
ガスボンベ80内の炭酸ガスがサブタンク50内に供給
される。尚、サブタンク50には、タンク内部の圧力を
検出する圧力センサ58が備えられ、同圧力センサ58
は、電気制御ユニット90内の電気制御回路200と電
気的に接続されている。
へのガスの流通のみを許容する逆止弁55及び電磁開閉
弁である炭酸ガス弁56を有するサブタンク炭酸ガス通
路P7、逆止弁57を有する第2炭酸ガス通路P8、及
び第1炭酸ガス通路P10を介して、炭酸ガスボンベ8
0に接続される。従って、炭酸ガス弁56を開けば炭酸
ガスボンベ80内の炭酸ガスがサブタンク50内に供給
される。尚、サブタンク50には、タンク内部の圧力を
検出する圧力センサ58が備えられ、同圧力センサ58
は、電気制御ユニット90内の電気制御回路200と電
気的に接続されている。
【0017】又、前述した流入通路P1は、その通路に
設けられた第1開閉弁34の上流側位置でサブタンク5
0に連絡する原料通路P2との分岐点にて、第2開閉弁
35及び逆止弁36を有する炭酸ガス分岐通路P9と接
続され、同炭酸ガス分岐通路P9は前記したサブタンク
炭酸ガス通路P7及び逆止弁57を有する第2炭酸ガス
通路P8と接続され、更に、同第2炭酸ガス通路P8は
第1炭酸ガス通路P10と接続されて、炭酸ガスボンベ
80に連絡する。
設けられた第1開閉弁34の上流側位置でサブタンク5
0に連絡する原料通路P2との分岐点にて、第2開閉弁
35及び逆止弁36を有する炭酸ガス分岐通路P9と接
続され、同炭酸ガス分岐通路P9は前記したサブタンク
炭酸ガス通路P7及び逆止弁57を有する第2炭酸ガス
通路P8と接続され、更に、同第2炭酸ガス通路P8は
第1炭酸ガス通路P10と接続されて、炭酸ガスボンベ
80に連絡する。
【0018】上述の構成により、炭酸ガスにて加圧され
たシロップタンク60内のシロップはフローレギュレー
タ51により定量制御されてサブタンク50内に流入
し、フロートタンク70内の水は電動ポンプ54によっ
てサブタンク50に流入し、両者が一次的に混合され
る。又、この混合液は炭酸ガスボンベ80からの炭酸ガ
スにさらされ、十分にこれを含有した原料液となり、同
炭酸ガスにより加圧されて円筒ケーシング21へ送給さ
れる。そして、円筒ケーシング21内で冷凍・攪拌され
てシャーベット状の半冷凍飲料にされ、注出コック31
より注出されることになる。尚、これらの動作は後述の
電気制御回路200により制御される。
たシロップタンク60内のシロップはフローレギュレー
タ51により定量制御されてサブタンク50内に流入
し、フロートタンク70内の水は電動ポンプ54によっ
てサブタンク50に流入し、両者が一次的に混合され
る。又、この混合液は炭酸ガスボンベ80からの炭酸ガ
スにさらされ、十分にこれを含有した原料液となり、同
炭酸ガスにより加圧されて円筒ケーシング21へ送給さ
れる。そして、円筒ケーシング21内で冷凍・攪拌され
てシャーベット状の半冷凍飲料にされ、注出コック31
より注出されることになる。尚、これらの動作は後述の
電気制御回路200により制御される。
【0019】電気制御ユニット90は、本体ケース(電
気制御ユニット本体)91を含み、同本体ケース91は
電気制御回路200を内装する。同本体ケース91上に
は、使用者によって操作され、外部電源から電気制御回
路200への電力の供給及び電力供給停止のための(電
源オン・オフのための)電源スイッチ92と、同様に使
用者によって操作される後述のリセット操作スイッチ9
3が備えられている。電源スイッチ92は一度操作され
る毎にその電気的接続状態を反転する、即ち、オフ状態
で操作されるとオン状態に変化し次回の操作までオン状
態を保つ、いわゆるオルタネイトタイプのスイッチであ
り、リセット操作スイッチ93は使用者が操作(押圧)
している間のみ電気的にオン状態を保ついわゆるモーメ
ンタリタイプのものである。又、前記本体ケース91上
にはLEDからなる表示ランプ(表示手段)94が複数
個設けられている。
気制御ユニット本体)91を含み、同本体ケース91は
電気制御回路200を内装する。同本体ケース91上に
は、使用者によって操作され、外部電源から電気制御回
路200への電力の供給及び電力供給停止のための(電
源オン・オフのための)電源スイッチ92と、同様に使
用者によって操作される後述のリセット操作スイッチ9
3が備えられている。電源スイッチ92は一度操作され
る毎にその電気的接続状態を反転する、即ち、オフ状態
で操作されるとオン状態に変化し次回の操作までオン状
態を保つ、いわゆるオルタネイトタイプのスイッチであ
り、リセット操作スイッチ93は使用者が操作(押圧)
している間のみ電気的にオン状態を保ついわゆるモーメ
ンタリタイプのものである。又、前記本体ケース91上
にはLEDからなる表示ランプ(表示手段)94が複数
個設けられている。
【0020】図2に示される様に、電気制御回路200
は、外部電源214とコネクタ216(例えばコンセン
ト)を介して接続された前述の電源スイッチ92を備
え、又、同電源スイッチ92を通して電力供給を受ける
定電圧回路212と、同定電圧回路212にそれぞれ接
続されて電力の供給を受ける、ROM,RAMを含むC
PU(マイクロプロセッサ)202、入出力インターフ
ェースであるI/O208及びI/O210、並びに電
気的に記憶内容の書込み及び消去が可能であって電源オ
フ時(電力供給遮断時)にも記憶内容を保持するEEP
ROM206を有する。又、CPU202はI/O20
8、I/O210及びEEPROM206とバス204
を介して接続され、互いにデータのやりとりが可能とな
っており、EEPROM206はCPU202によりデ
ータの書込み及びリセットがなされる。
は、外部電源214とコネクタ216(例えばコンセン
ト)を介して接続された前述の電源スイッチ92を備
え、又、同電源スイッチ92を通して電力供給を受ける
定電圧回路212と、同定電圧回路212にそれぞれ接
続されて電力の供給を受ける、ROM,RAMを含むC
PU(マイクロプロセッサ)202、入出力インターフ
ェースであるI/O208及びI/O210、並びに電
気的に記憶内容の書込み及び消去が可能であって電源オ
フ時(電力供給遮断時)にも記憶内容を保持するEEP
ROM206を有する。又、CPU202はI/O20
8、I/O210及びEEPROM206とバス204
を介して接続され、互いにデータのやりとりが可能とな
っており、EEPROM206はCPU202によりデ
ータの書込み及びリセットがなされる。
【0021】I/O208はADコンバータを含み、コ
ネクタ32aを介してサーミスタ32、コネクタ58a
を介して圧力センサ58、コネクタ61aを介してシロ
ップ検出センサ61、コネクタ73aを介して水位セン
サ73、及び、コネクタ81aを介して炭酸ガス圧力セ
ンサ81と接続されている。更にI/O208は定電圧
回路212により+Bにプルアップされたリセット操作
スイッチ93と接続されている。即ち、このリセット操
作スイッチ93は、使用者による押圧時はアースレベ
ル、非押圧時は+B(V)をI/O208に送出する。
ネクタ32aを介してサーミスタ32、コネクタ58a
を介して圧力センサ58、コネクタ61aを介してシロ
ップ検出センサ61、コネクタ73aを介して水位セン
サ73、及び、コネクタ81aを介して炭酸ガス圧力セ
ンサ81と接続されている。更にI/O208は定電圧
回路212により+Bにプルアップされたリセット操作
スイッチ93と接続されている。即ち、このリセット操
作スイッチ93は、使用者による押圧時はアースレベ
ル、非押圧時は+B(V)をI/O208に送出する。
【0022】一方、I/O210は増幅器を含み、図1
の本体ケース91上に設けられたLEDからなる複数の
表示ランプ94、コネクタ34aを介して第1開閉弁3
4、コネクタ35aを介して第2開閉弁35、コネクタ
52aを介してシロップ弁52、コネクタ56aを介し
て炭酸ガス弁56、及び、コネクタ71aを介してウオ
ーターバルブ71と接続されている。同様に、I/O2
10は、コネクタ29aを介してギヤモータ29、コネ
クタ54aを介して電動ポンプ54、及び、コネクタ4
0aを介して冷凍機40と接続されている。
の本体ケース91上に設けられたLEDからなる複数の
表示ランプ94、コネクタ34aを介して第1開閉弁3
4、コネクタ35aを介して第2開閉弁35、コネクタ
52aを介してシロップ弁52、コネクタ56aを介し
て炭酸ガス弁56、及び、コネクタ71aを介してウオ
ーターバルブ71と接続されている。同様に、I/O2
10は、コネクタ29aを介してギヤモータ29、コネ
クタ54aを介して電動ポンプ54、及び、コネクタ4
0aを介して冷凍機40と接続されている。
【0023】次に図3及び図4を用いて、本実施形態に
係る半冷凍飲料製造装置10の作動を説明する。図3及
び図4は図2におけるCPU202が実行するフローチ
ャート(ルーチン)を示しており、図3と図4は、図3
のステップ320の「No」判定後に図4のステップ4
00へと進むよう構成されている(335参照)。最初
に、正常に運転される場合について説明すると、電源ス
イッチ92が押圧され電源オンとなると、CPU202
はステップ300から本ルーチンを開始し、ステップ3
05にてリセット操作スイッチ93がオンされているか
否を判定する。通常時にリセット操作スイッチ93がオ
ンされることはないので、ステップ305は「No」と
判定され、ステップ320に進んでEEPROM206
内に後述する異常状態を示すデータがあるか否かを判断
する。正常時にはEEPROM206内にはデータは存
在しないのでステップ320は「No」と判定され、図
4のステップ400へと進む。ステップ400ではシロ
ップ弁52と炭酸ガス弁56を開とするとともに電動ポ
ンプ54を作動してサブタンク50にそれぞれシロッ
プ、炭酸ガス、及び水を供給する。そしてステップ40
5にてこの動作状態を所定時間維持して、サブタンク5
0内にて原料液を作る。
係る半冷凍飲料製造装置10の作動を説明する。図3及
び図4は図2におけるCPU202が実行するフローチ
ャート(ルーチン)を示しており、図3と図4は、図3
のステップ320の「No」判定後に図4のステップ4
00へと進むよう構成されている(335参照)。最初
に、正常に運転される場合について説明すると、電源ス
イッチ92が押圧され電源オンとなると、CPU202
はステップ300から本ルーチンを開始し、ステップ3
05にてリセット操作スイッチ93がオンされているか
否を判定する。通常時にリセット操作スイッチ93がオ
ンされることはないので、ステップ305は「No」と
判定され、ステップ320に進んでEEPROM206
内に後述する異常状態を示すデータがあるか否かを判断
する。正常時にはEEPROM206内にはデータは存
在しないのでステップ320は「No」と判定され、図
4のステップ400へと進む。ステップ400ではシロ
ップ弁52と炭酸ガス弁56を開とするとともに電動ポ
ンプ54を作動してサブタンク50にそれぞれシロッ
プ、炭酸ガス、及び水を供給する。そしてステップ40
5にてこの動作状態を所定時間維持して、サブタンク5
0内にて原料液を作る。
【0024】所定時間が経過するとステップ410〜4
20にてシロップ切れ、炭酸ガス切れ、断水の有無をそ
れぞれ判定し、いずれも「No」と判定されればステッ
プ425に進み第1開閉弁34と第2開閉弁35を開と
してサブタンク50内の原料液と炭酸ガスボンベ80内
の炭酸ガスとを円筒ケーシング21内に供給する。続
く、ステップ427にて、ギヤモータ29を作動して外
側ブレード板26及び内側ブレード板27を回転させた
後、ステップ430へと進む。ステップ430では、サ
ーミスタ32の検出値をCPU202が取込み、これに
応じた周知の冷凍機制御を実行して、円筒ケーシング2
1の冷却管22を介して円筒ケーシング壁面を所定温度
に冷却する。これらの実行により原料液が円筒ケーシン
グ内周壁部にて冷凍され、これを外側ブレード板26か
掻き取り、内側ブレード板27が未冷凍の原料と掻き取
られた冷凍された原料とを攪拌、混合して半冷凍飲料を
製造する。その後、CPU202はステップ435に
て、後述の装置の異常状態のチェックを行い、異常がな
ければステップ440からステップ410に戻って、前
述の動作を繰返す。尚、第1開閉弁34、第2開閉弁3
5を手動式として、使用者が適宜開弁するようにしても
よい。
20にてシロップ切れ、炭酸ガス切れ、断水の有無をそ
れぞれ判定し、いずれも「No」と判定されればステッ
プ425に進み第1開閉弁34と第2開閉弁35を開と
してサブタンク50内の原料液と炭酸ガスボンベ80内
の炭酸ガスとを円筒ケーシング21内に供給する。続
く、ステップ427にて、ギヤモータ29を作動して外
側ブレード板26及び内側ブレード板27を回転させた
後、ステップ430へと進む。ステップ430では、サ
ーミスタ32の検出値をCPU202が取込み、これに
応じた周知の冷凍機制御を実行して、円筒ケーシング2
1の冷却管22を介して円筒ケーシング壁面を所定温度
に冷却する。これらの実行により原料液が円筒ケーシン
グ内周壁部にて冷凍され、これを外側ブレード板26か
掻き取り、内側ブレード板27が未冷凍の原料と掻き取
られた冷凍された原料とを攪拌、混合して半冷凍飲料を
製造する。その後、CPU202はステップ435に
て、後述の装置の異常状態のチェックを行い、異常がな
ければステップ440からステップ410に戻って、前
述の動作を繰返す。尚、第1開閉弁34、第2開閉弁3
5を手動式として、使用者が適宜開弁するようにしても
よい。
【0025】次に、半冷凍飲料製造中に、原料が不足し
てきた場合(断水による水不足状態を含む)について説
明する。この場合には、電気制御回路200は原料不足
を自動的に検知して、不足する原料に対応する表示ラン
プを点灯して使用者に追加を促したり、警告を与える動
作を行う。具体的には、電源オン後、前述のステップ4
10から440を繰返すルーチンの実行中に上記動作が
実行される。即ち、シロップタンク60内のシロップが
不足してくると、ステップ410にて、シロップ検出セ
ンサ61の出力によりCPU202がシロップ切れを検
知し、ステップ460にて表示ランプ94のうちの一つ
であるLED1を点灯して、使用者にシロップの追加を
促す。同様に、ステップ415にて炭酸ガス圧力センサ
81の出力により炭酸ガス不足と判定するとステップ4
65にてLED2を点灯し、又、ステップ420にて水
位センサ73出力により水不足(断水)と判定するとス
テップ470にてLED3を点灯し、使用者に警告す
る。その後、ステップ455に進んで、第1開閉弁3
4,第2開閉弁35,シロップ弁52,炭酸ガス弁56
を閉じ、更に、ギヤモータ29の停止、電動ポンプ54
の停止、及び冷凍機40の冷凍動作停止等の装置停止動
作を実行して装置を停止させ、ステップ495にて本ル
ーチンを終了する。
てきた場合(断水による水不足状態を含む)について説
明する。この場合には、電気制御回路200は原料不足
を自動的に検知して、不足する原料に対応する表示ラン
プを点灯して使用者に追加を促したり、警告を与える動
作を行う。具体的には、電源オン後、前述のステップ4
10から440を繰返すルーチンの実行中に上記動作が
実行される。即ち、シロップタンク60内のシロップが
不足してくると、ステップ410にて、シロップ検出セ
ンサ61の出力によりCPU202がシロップ切れを検
知し、ステップ460にて表示ランプ94のうちの一つ
であるLED1を点灯して、使用者にシロップの追加を
促す。同様に、ステップ415にて炭酸ガス圧力センサ
81の出力により炭酸ガス不足と判定するとステップ4
65にてLED2を点灯し、又、ステップ420にて水
位センサ73出力により水不足(断水)と判定するとス
テップ470にてLED3を点灯し、使用者に警告す
る。その後、ステップ455に進んで、第1開閉弁3
4,第2開閉弁35,シロップ弁52,炭酸ガス弁56
を閉じ、更に、ギヤモータ29の停止、電動ポンプ54
の停止、及び冷凍機40の冷凍動作停止等の装置停止動
作を実行して装置を停止させ、ステップ495にて本ル
ーチンを終了する。
【0026】次に、電気制御回路200と接続されたセ
ンサ類、モータ等の構成部品(例えば、サーミスタ3
2,ギヤモータ29等)の異常発生等に代表される、半
冷凍飲料製造装置10に異常が生じた場合について説明
する。この場合には、電気制御回路200が異常状態
(異常箇所を含む異常内容)を自動的に検知して、この
異常内容を記憶手段であるEEPROM206に記憶・
保持させ、又、表示ランプ94に異常内容を特定して表
示する動作を行う。
ンサ類、モータ等の構成部品(例えば、サーミスタ3
2,ギヤモータ29等)の異常発生等に代表される、半
冷凍飲料製造装置10に異常が生じた場合について説明
する。この場合には、電気制御回路200が異常状態
(異常箇所を含む異常内容)を自動的に検知して、この
異常内容を記憶手段であるEEPROM206に記憶・
保持させ、又、表示ランプ94に異常内容を特定して表
示する動作を行う。
【0027】具体的には、電源オン後、CPU202
は、前述のステップ410から440を繰返すルーチン
の実行中におけるステップ435にて、異常状態の検出
及び特定を次のように行う。(1)電動ポンプ54異
常:電動ポンプの電流値が異常に大きくなったこと、又
は、電動ポンプへの作動命令に対する電動ポンプの回転
数が異常であること(2)サーミスタ異常:円筒ケーシ
ング21内のサーミスタ32の出力が許容値以上大きい
又は小さいこと(3)コネクタ抜け:コネクタを介して
接続されている部品(例えばサーミスタ32のコネクタ
32a,第1開閉弁34のコネクタ34a)の抵抗値が
異常に大きいこと(4)ギヤモータ29異常:ギヤモー
タ29の電流値が異常に大きくなったこと、又は、ギヤ
モータ29への作動命令に対するギヤモータ29の回転
数が異常であること、或は、サーミスタ32による円筒
内温度に対するギヤモータ29の回転数又はトルクが設
計許容範囲外であること(5)サブタンク50内高圧異
常:圧力センサ58出力が異常に高い圧力値を示す(但
し、この圧力値はコネクタ抜けや断線、短絡時に取る値
とは異なる値である)。尚、異常の検出は上記に限定さ
れず、他の部品に対し別の手法にて達成され得るが、一
般には「センサ、弁、モータ等の構成部品が異常な値を
示すか否かを判断すること」により達成される。
は、前述のステップ410から440を繰返すルーチン
の実行中におけるステップ435にて、異常状態の検出
及び特定を次のように行う。(1)電動ポンプ54異
常:電動ポンプの電流値が異常に大きくなったこと、又
は、電動ポンプへの作動命令に対する電動ポンプの回転
数が異常であること(2)サーミスタ異常:円筒ケーシ
ング21内のサーミスタ32の出力が許容値以上大きい
又は小さいこと(3)コネクタ抜け:コネクタを介して
接続されている部品(例えばサーミスタ32のコネクタ
32a,第1開閉弁34のコネクタ34a)の抵抗値が
異常に大きいこと(4)ギヤモータ29異常:ギヤモー
タ29の電流値が異常に大きくなったこと、又は、ギヤ
モータ29への作動命令に対するギヤモータ29の回転
数が異常であること、或は、サーミスタ32による円筒
内温度に対するギヤモータ29の回転数又はトルクが設
計許容範囲外であること(5)サブタンク50内高圧異
常:圧力センサ58出力が異常に高い圧力値を示す(但
し、この圧力値はコネクタ抜けや断線、短絡時に取る値
とは異なる値である)。尚、異常の検出は上記に限定さ
れず、他の部品に対し別の手法にて達成され得るが、一
般には「センサ、弁、モータ等の構成部品が異常な値を
示すか否かを判断すること」により達成される。
【0028】そして、ステップ435にて何れかの異常
が検知されると、異常の有無を判定するステップ440
が「Yes」と判定され、ステップ445に進む。ステ
ップ445では、EEPROM206に、その異常内容
(どの部品又は箇所で、どのような異常が発生したか)
を記憶させる。この記憶は、EEPROM206内の所
定アドレス(または所定ビット)を装置構成部品(及び
故障内容)と対応させておき、異常が検出された場合に
は、その異常が発生された部品又は故障内容と対応して
いるアドレス(または所定ビット)のみに「1」を書込
むことで達成される。この場合には、一旦異常と判定さ
れた後は、リセットされるまで、その情報は記憶保持さ
れる。尚、異常が検出された場合には、その際に正常と
判定された部品に対応するアドレスまたはビットには
「0」を、異常と判定された部品に対応するアドレスま
たはビットには「1」を書込む手法をとってもよい。
が検知されると、異常の有無を判定するステップ440
が「Yes」と判定され、ステップ445に進む。ステ
ップ445では、EEPROM206に、その異常内容
(どの部品又は箇所で、どのような異常が発生したか)
を記憶させる。この記憶は、EEPROM206内の所
定アドレス(または所定ビット)を装置構成部品(及び
故障内容)と対応させておき、異常が検出された場合に
は、その異常が発生された部品又は故障内容と対応して
いるアドレス(または所定ビット)のみに「1」を書込
むことで達成される。この場合には、一旦異常と判定さ
れた後は、リセットされるまで、その情報は記憶保持さ
れる。尚、異常が検出された場合には、その際に正常と
判定された部品に対応するアドレスまたはビットには
「0」を、異常と判定された部品に対応するアドレスま
たはビットには「1」を書込む手法をとってもよい。
【0029】続いて、CPU202はステップ450に
て、EEPROM206に記憶されている異常内容を、
その異常箇所及び異常状態に対応した表示ランプ94を
点灯させることで表示する。尚、表示ランプ数が少ない
場合には、表示ランプの点滅周期を異常内容に応じて変
えたり、点滅パターンを変えたりさせ、それぞれの異常
内容を特定して表示してもよい。CPU202は、ステ
ップ450実行の後、ステップ455にて前述した装置
停止動作を実行し、ステップ495にてルーチンを終了
する。
て、EEPROM206に記憶されている異常内容を、
その異常箇所及び異常状態に対応した表示ランプ94を
点灯させることで表示する。尚、表示ランプ数が少ない
場合には、表示ランプの点滅周期を異常内容に応じて変
えたり、点滅パターンを変えたりさせ、それぞれの異常
内容を特定して表示してもよい。CPU202は、ステ
ップ450実行の後、ステップ455にて前述した装置
停止動作を実行し、ステップ495にてルーチンを終了
する。
【0030】次に装置の異常発生後について説明する。
上述のように、装置が異常状態となった場合は、ステッ
プ455によって装置は自動停止するので、使用者は装
置を再起動させようとして電源スイッチ92のオン、オ
フを繰返すことが多く、それでも装置が起動しない場合
にサービスマンに修理を依頼する。その際、サービスマ
ンは、何故装置が自動停止したかを知ることができれ
ば、極めて効率的に修理を実行できる。本実施形態で
は、電源スイッチ92がオフとされても、記憶内容を保
持しうるEEPROM206に異常内容を記憶させてお
り、また、以下に述べるように、その内容を装置の表示
ランプ94に表示させ得るので、効率的な修理が可能と
なる。
上述のように、装置が異常状態となった場合は、ステッ
プ455によって装置は自動停止するので、使用者は装
置を再起動させようとして電源スイッチ92のオン、オ
フを繰返すことが多く、それでも装置が起動しない場合
にサービスマンに修理を依頼する。その際、サービスマ
ンは、何故装置が自動停止したかを知ることができれ
ば、極めて効率的に修理を実行できる。本実施形態で
は、電源スイッチ92がオフとされても、記憶内容を保
持しうるEEPROM206に異常内容を記憶させてお
り、また、以下に述べるように、その内容を装置の表示
ランプ94に表示させ得るので、効率的な修理が可能と
なる。
【0031】上述の機能は、具体的には、以下のように
達成される。即ち、異常が発生し、装置が自動停止した
後、電源スイッチ92のみをオン操作すると、リセット
操作スイッチ93がオンか否かを判定するステップ30
5は「No」と判定され、ステップ320へ進む。ステ
ップ320では、EEPROM206内に異常内容を示
すデータが存在するか否かを判定する。この場合、前述
のステップ445においてEEPROM206内に異常
内容を示すデータが書込まれており、しかも、その後の
電源スイッチ92のオフ操作によっても、このデータは
消失することなく保持されているので、ステップ320
は「Yes」と判定され、リセット操作スイッチ93の
操作有無を判定するステップ325へ進む。ステップ3
25では、リセット操作スイッチ93がオンされたか否
かをモニターするが、リセット操作スイッチ93がオン
されるまでは、同ステップ325が繰返し実行されるの
みである。
達成される。即ち、異常が発生し、装置が自動停止した
後、電源スイッチ92のみをオン操作すると、リセット
操作スイッチ93がオンか否かを判定するステップ30
5は「No」と判定され、ステップ320へ進む。ステ
ップ320では、EEPROM206内に異常内容を示
すデータが存在するか否かを判定する。この場合、前述
のステップ445においてEEPROM206内に異常
内容を示すデータが書込まれており、しかも、その後の
電源スイッチ92のオフ操作によっても、このデータは
消失することなく保持されているので、ステップ320
は「Yes」と判定され、リセット操作スイッチ93の
操作有無を判定するステップ325へ進む。ステップ3
25では、リセット操作スイッチ93がオンされたか否
かをモニターするが、リセット操作スイッチ93がオン
されるまでは、同ステップ325が繰返し実行されるの
みである。
【0032】そして、修理に当り、リセット操作スイッ
チ93をオンするとステップ325が「Yes」と判定
されて、ステップ330へ進み、EEPROM206内
に記憶されている異常内容を前述のステップ450同様
に表示ランプ94に特定して表示する。即ち、CPU2
02はEEPROM206の異常状態記憶用所定アドレ
スまたはビットに対応した表示ランプ94を点灯するの
で、異常状態発生後に電源がオフされたとしても、サー
ビスマンは異常内容を知ることでき、修理を効率的に実
施できることになる。尚、ステップ330実行後は、再
びステップ325へ戻るので、装置が異常により自動停
止した後は、EEPROM206内にデータが残存して
いる限り、即ちEEPROM206内のデータがリセッ
トされない限り、装置が再起動することはない。又、本
実施形態では、リセット操作スイッチ93のオン動作が
ある時のみ異常内容を表示させるようにしたが、ステッ
プ325を省略し、EEPROM206内に異常内容を
示すデータがある限り、表示ランプ94に表示させる構
成としてもよい。
チ93をオンするとステップ325が「Yes」と判定
されて、ステップ330へ進み、EEPROM206内
に記憶されている異常内容を前述のステップ450同様
に表示ランプ94に特定して表示する。即ち、CPU2
02はEEPROM206の異常状態記憶用所定アドレ
スまたはビットに対応した表示ランプ94を点灯するの
で、異常状態発生後に電源がオフされたとしても、サー
ビスマンは異常内容を知ることでき、修理を効率的に実
施できることになる。尚、ステップ330実行後は、再
びステップ325へ戻るので、装置が異常により自動停
止した後は、EEPROM206内にデータが残存して
いる限り、即ちEEPROM206内のデータがリセッ
トされない限り、装置が再起動することはない。又、本
実施形態では、リセット操作スイッチ93のオン動作が
ある時のみ異常内容を表示させるようにしたが、ステッ
プ325を省略し、EEPROM206内に異常内容を
示すデータがある限り、表示ランプ94に表示させる構
成としてもよい。
【0033】修理が終了した場合には、もはやEEPR
OM206に記憶されている異常状態を示すデータは正
確でないので、本実施形態にあっては、EEPROM2
06の記憶内容を半冷凍飲料製造装置の設置場所でリセ
ットできるよう構成してある。具体的には、修理終了後
に電源スイッチ92を一度オフし、リセット操作スイッ
チ93を押圧(オン)しながら、電源スイッチ92をオ
ンすることで、EEPROM206の記憶内容をリセッ
トするよう構成してある。
OM206に記憶されている異常状態を示すデータは正
確でないので、本実施形態にあっては、EEPROM2
06の記憶内容を半冷凍飲料製造装置の設置場所でリセ
ットできるよう構成してある。具体的には、修理終了後
に電源スイッチ92を一度オフし、リセット操作スイッ
チ93を押圧(オン)しながら、電源スイッチ92をオ
ンすることで、EEPROM206の記憶内容をリセッ
トするよう構成してある。
【0034】即ち、サービスマンがリセット操作スイッ
チ93をオンしつつ電源スイッチ92を投入すると、プ
ログラムがステップ300からステップ305に進み、
ステップ305のリセット操作スイッチ93がオンされ
ているか否かの判定が「Yes」と判定され、ステップ
310に進んでEEPROM206内にデータがあるか
否かを判定する。この場合、EEPROM206内には
データが残存しているので、ステップ310は「Ye
s」と判定され、ステップ315に進んでEEPROM
206内のデータ(修理し終った異常内容を示すデー
タ)をリセットする。ここで、EEPROM206内デ
ータをリセットとは、前述の所定アドレス(又はビッ
ト)に全て「0」を書込むことである。その後、ステッ
プ320では、もはやEEPROM206内にデータは
ないので、「No」と判定され、正常時の運転動作(ス
テップ400以降)へと進んで、前述の半冷凍飲料の製
造を開始する。
チ93をオンしつつ電源スイッチ92を投入すると、プ
ログラムがステップ300からステップ305に進み、
ステップ305のリセット操作スイッチ93がオンされ
ているか否かの判定が「Yes」と判定され、ステップ
310に進んでEEPROM206内にデータがあるか
否かを判定する。この場合、EEPROM206内には
データが残存しているので、ステップ310は「Ye
s」と判定され、ステップ315に進んでEEPROM
206内のデータ(修理し終った異常内容を示すデー
タ)をリセットする。ここで、EEPROM206内デ
ータをリセットとは、前述の所定アドレス(又はビッ
ト)に全て「0」を書込むことである。その後、ステッ
プ320では、もはやEEPROM206内にデータは
ないので、「No」と判定され、正常時の運転動作(ス
テップ400以降)へと進んで、前述の半冷凍飲料の製
造を開始する。
【0035】尚、リセット操作スイッチ93の操作のみ
でEEPROM206のデータをリセットするように構
成するには、ステップ305からステップ315まで
を、リセット操作スイッチ93のオン動作にて割込み実
行される別ルーチンとして構成し、図3のルーチンはス
テップ300から直接ステップ320以降に進むように
構成しておけばよい。
でEEPROM206のデータをリセットするように構
成するには、ステップ305からステップ315まで
を、リセット操作スイッチ93のオン動作にて割込み実
行される別ルーチンとして構成し、図3のルーチンはス
テップ300から直接ステップ320以降に進むように
構成しておけばよい。
【0036】上述したルーチンにおいては、ステップ4
35が「異常状態検出手段」を、ステップ445が「異
常状態検出手段により検出された異常状態の内容を記憶
手段(EEPROM206)に記憶させる記憶制御手
段」を、ステップ330及び/又はステップ325が
「表示手段に前記記憶手段の記憶内容を表示するよう指
示する表示指示手段」を、ステップ305(310)及
びステップ315が「リセット操作スイッチのオン操作
に基づき前記記憶手段の記憶内容をリセットするリセッ
ト手段」、ステップ300,305(310)及びステ
ップ315が「リセット操作スイッチのオン操作中に前
記電源スイッチの電源オン操作が行われたときに記憶手
段の記憶内容をリセットするリセット手段」に対応して
おり、又、これらの機能をマイクロプロセッサを用いな
い電子回路等で達成してもよい。
35が「異常状態検出手段」を、ステップ445が「異
常状態検出手段により検出された異常状態の内容を記憶
手段(EEPROM206)に記憶させる記憶制御手
段」を、ステップ330及び/又はステップ325が
「表示手段に前記記憶手段の記憶内容を表示するよう指
示する表示指示手段」を、ステップ305(310)及
びステップ315が「リセット操作スイッチのオン操作
に基づき前記記憶手段の記憶内容をリセットするリセッ
ト手段」、ステップ300,305(310)及びステ
ップ315が「リセット操作スイッチのオン操作中に前
記電源スイッチの電源オン操作が行われたときに記憶手
段の記憶内容をリセットするリセット手段」に対応して
おり、又、これらの機能をマイクロプロセッサを用いな
い電子回路等で達成してもよい。
【0037】以上説明したように、本実施形態にあって
は、装置に異常が発生して装置が停止した場合、修理ま
でに電源スイッチ92のオフ操作があったとしても、そ
の異常状態の記憶が消失されることがなく、修理時に異
常内容を確実に表示させることができる。又、修理終了
後に、修理前の異常内容を誤表示することがなく、新た
な異常の修理も効率的に実施できる。尚、誤表示を防止
するべく、異常状態検出時にEEPROM206内の内
容を正常内容も含めてすべて書直す構成をとった場合に
は、センサやモータの接続不良のように瞬間的に異常と
なった後、正常状態に復帰するような場合を記憶させ得
ないが、本実施形態にあっては、断続的な異常も記憶し
て表示可能となる。又、仮に、異常状態検出時にEEP
ROM206内の内容を正常内容も含めてすべて書直す
構成をとったとしても、本実施形態のように修理終了後
にEEPROM206内のデータをリセット可能として
おけば、新たな異常が生じた場合にEEPROM206
内にデータが残ってなければ、想定した異常以外の異常
(ステップ435にて検出できない予想外の異常)が生
じたものと認定することも可能となる。
は、装置に異常が発生して装置が停止した場合、修理ま
でに電源スイッチ92のオフ操作があったとしても、そ
の異常状態の記憶が消失されることがなく、修理時に異
常内容を確実に表示させることができる。又、修理終了
後に、修理前の異常内容を誤表示することがなく、新た
な異常の修理も効率的に実施できる。尚、誤表示を防止
するべく、異常状態検出時にEEPROM206内の内
容を正常内容も含めてすべて書直す構成をとった場合に
は、センサやモータの接続不良のように瞬間的に異常と
なった後、正常状態に復帰するような場合を記憶させ得
ないが、本実施形態にあっては、断続的な異常も記憶し
て表示可能となる。又、仮に、異常状態検出時にEEP
ROM206内の内容を正常内容も含めてすべて書直す
構成をとったとしても、本実施形態のように修理終了後
にEEPROM206内のデータをリセット可能として
おけば、新たな異常が生じた場合にEEPROM206
内にデータが残ってなければ、想定した異常以外の異常
(ステップ435にて検出できない予想外の異常)が生
じたものと認定することも可能となる。
【0038】又、本実施形態については、種々の変形例
が採用され得るものであり、例えば、本実施形態では、
シロップタンク60内のシロップ不足、及び、炭酸ガス
ボンベ80内の炭酸ガス不足を、それぞれシロップ検出
センサ61、及び、炭酸ガス圧力センサ81によって検
出しているが、これらのセンサを省略した場合には、先
ず、シロップ弁52、及び、炭酸ガス弁56を開とする
と共に電動ポンプ54を作動させ、所定時間後に圧力セ
ンサ58が示す圧力(サブタンク50内圧力)が設定値
以上とならない場合に、炭酸ガス不足と判定し、一方、
設定値以上となった場合には炭酸ガス弁56のみを閉と
し、更に所定時間経過後に、圧力センサ58の示す圧力
が、炭酸ガス弁56を閉じた際の圧力に比べ、相当量大
きくなっている場合にシロップ不足と判定する方法も採
用できる。この他、以下に示す変形例も採用できる。
が採用され得るものであり、例えば、本実施形態では、
シロップタンク60内のシロップ不足、及び、炭酸ガス
ボンベ80内の炭酸ガス不足を、それぞれシロップ検出
センサ61、及び、炭酸ガス圧力センサ81によって検
出しているが、これらのセンサを省略した場合には、先
ず、シロップ弁52、及び、炭酸ガス弁56を開とする
と共に電動ポンプ54を作動させ、所定時間後に圧力セ
ンサ58が示す圧力(サブタンク50内圧力)が設定値
以上とならない場合に、炭酸ガス不足と判定し、一方、
設定値以上となった場合には炭酸ガス弁56のみを閉と
し、更に所定時間経過後に、圧力センサ58の示す圧力
が、炭酸ガス弁56を閉じた際の圧力に比べ、相当量大
きくなっている場合にシロップ不足と判定する方法も採
用できる。この他、以下に示す変形例も採用できる。
【0039】(1)本実施形態では、図3のステップ3
25での「No」判定後、及び、ステップ330実行後
は、再びステップ325に戻り、装置の起動を行わない
ようにしているが、異常が検出された場合であっても、
装置全体としては作動可能な程度の異常である場合も多
いことに鑑み、ステップ325の「No」後、及びステ
ップ330の処理後、図4のステップ400以降にプロ
グラムを進めて、装置を作動させる構成とすることもで
きる。
25での「No」判定後、及び、ステップ330実行後
は、再びステップ325に戻り、装置の起動を行わない
ようにしているが、異常が検出された場合であっても、
装置全体としては作動可能な程度の異常である場合も多
いことに鑑み、ステップ325の「No」後、及びステ
ップ330の処理後、図4のステップ400以降にプロ
グラムを進めて、装置を作動させる構成とすることもで
きる。
【0040】(2)本実施形態では、図3のステップ3
20で、EEPROM206内にデータがないと判定し
たときに、図4のステップ400に進んで、直ちにシロ
ップ弁52を開、炭酸ガス弁56開、及び、電動ポンプ
54を作動させているが、例えば、第1開閉弁34、及
び、第2開閉弁35が手動式で、常に、これらの弁が予
め開かれる構成をとる装置の場合、サブタンク50内に
相当量の原料が残存している状態でシロップ弁52、炭
酸ガス弁34を開くと、サブタンク50内圧力が更に高
くなって、円筒ケーシング21内に原料が過剰に供給さ
れることになる場合がある。このため、図4に代える図
5に示したプログラムのように、図3のステップ320
(335)と図4のステップ400の間に、「サブタン
ク50内に原料が残存していない(空の状態)であるこ
とを、サブタンク50内に別途設けたフロートセンサで
検出し、且つ、圧力センサ58が示す圧力が所定の設定
圧力以下」であるか否かを判定するステップをステップ
337として設けて、CPU202が、このステップを
「Yes」と判定した場合、即ち、サブタンク50内に
原料が残存していないと判定した場合に、ステップ40
0へ進んでシロップ弁52、及び、炭酸ガス弁56を開
くよう構成するとよい。尚、ステップ337にて「N
o」と判定した場合は、「シロップ弁52、及び、炭酸
ガス弁56を閉じると共に、電動ポンプ54の作動を停
止する」ステップ(ステップ338)へ進み、同ステッ
プ338の実行後には、ステップ410へ進むプログラ
ムとする。又、この場合、図4のステップ405、及
び、ステップ425を省略しておくと共に、他のステッ
プは図4のプログラムと同一としておく(図5参照)。
20で、EEPROM206内にデータがないと判定し
たときに、図4のステップ400に進んで、直ちにシロ
ップ弁52を開、炭酸ガス弁56開、及び、電動ポンプ
54を作動させているが、例えば、第1開閉弁34、及
び、第2開閉弁35が手動式で、常に、これらの弁が予
め開かれる構成をとる装置の場合、サブタンク50内に
相当量の原料が残存している状態でシロップ弁52、炭
酸ガス弁34を開くと、サブタンク50内圧力が更に高
くなって、円筒ケーシング21内に原料が過剰に供給さ
れることになる場合がある。このため、図4に代える図
5に示したプログラムのように、図3のステップ320
(335)と図4のステップ400の間に、「サブタン
ク50内に原料が残存していない(空の状態)であるこ
とを、サブタンク50内に別途設けたフロートセンサで
検出し、且つ、圧力センサ58が示す圧力が所定の設定
圧力以下」であるか否かを判定するステップをステップ
337として設けて、CPU202が、このステップを
「Yes」と判定した場合、即ち、サブタンク50内に
原料が残存していないと判定した場合に、ステップ40
0へ進んでシロップ弁52、及び、炭酸ガス弁56を開
くよう構成するとよい。尚、ステップ337にて「N
o」と判定した場合は、「シロップ弁52、及び、炭酸
ガス弁56を閉じると共に、電動ポンプ54の作動を停
止する」ステップ(ステップ338)へ進み、同ステッ
プ338の実行後には、ステップ410へ進むプログラ
ムとする。又、この場合、図4のステップ405、及
び、ステップ425を省略しておくと共に、他のステッ
プは図4のプログラムと同一としておく(図5参照)。
【0041】更に、本実施形態は、(1)装置の設置場
所で極めて簡便に記憶内容をリセットすることができ、
記憶内容のリセットのために修理工場等に装置を運搬す
る等の手間も不要となる。(2)リセット操作スイッチ
93が押圧された状態にて電源スイッチ92が投入され
た場合にのみ、EEPROM206のデータをリセット
するよう構成したので、誤ってデータをリセットしてし
まうことが防止できる。(3)電源スイッチ92投入後
のリセット操作スイッチ93のオン操作時のみEEPR
OM206の記憶内容を表示手段94に表示させるよう
構成したので、リセット操作スイッチ93に、EEPR
OM206の記憶内容のリセットの指示、及び、EEP
ROM206内の記憶内容の表示の指示の両機能を兼ね
させることができ、従って、スイッチ数を増加させる必
要がない。等の利点がある。
所で極めて簡便に記憶内容をリセットすることができ、
記憶内容のリセットのために修理工場等に装置を運搬す
る等の手間も不要となる。(2)リセット操作スイッチ
93が押圧された状態にて電源スイッチ92が投入され
た場合にのみ、EEPROM206のデータをリセット
するよう構成したので、誤ってデータをリセットしてし
まうことが防止できる。(3)電源スイッチ92投入後
のリセット操作スイッチ93のオン操作時のみEEPR
OM206の記憶内容を表示手段94に表示させるよう
構成したので、リセット操作スイッチ93に、EEPR
OM206の記憶内容のリセットの指示、及び、EEP
ROM206内の記憶内容の表示の指示の両機能を兼ね
させることができ、従って、スイッチ数を増加させる必
要がない。等の利点がある。
【図1】 本発明の実施形態に係る半冷凍飲料製造装置
(システム)の全体図である。
(システム)の全体図である。
【図2】 図1の半冷凍飲料製造装置に係る電気制御ユ
ニット内の電気制御回路及び構成部品との接続図であ
る。
ニット内の電気制御回路及び構成部品との接続図であ
る。
【図3】 図1の電気制御ユニット内の電気制御回路に
て実行されるフローチャートである。
て実行されるフローチャートである。
【図4】 図1の電気制御ユニット内の電気制御回路に
て実行されるフローチャートである。
て実行されるフローチャートである。
【図5】 図1の電気制御ユニット内の電気制御回路に
て実行される変形例に係るフローチャートである。
て実行される変形例に係るフローチャートである。
10…半冷凍飲料製造装置、20…半冷凍飲料製造装置
本体、21…円筒ケーシング、50…サブタンク、60
…シロップタンク、70…フロートタンク、80…炭酸
ガスボンベ、90…電気制御ユニット、92…電源スイ
ッチ、93…リセット操作スイッチ、94…表示ランプ
(LED,表示手段)、200…電気制御回路、202
…CPU、206…EEPROM
本体、21…円筒ケーシング、50…サブタンク、60
…シロップタンク、70…フロートタンク、80…炭酸
ガスボンベ、90…電気制御ユニット、92…電源スイ
ッチ、93…リセット操作スイッチ、94…表示ランプ
(LED,表示手段)、200…電気制御回路、202
…CPU、206…EEPROM
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−140581(JP,A)
特開 昭64−43155(JP,A)
特開 平3−198745(JP,A)
特開 平4−218341(JP,A)
特開 平8−215555(JP,A)
実開 平2−15499(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A23G 1/00 - 9/30
Claims (3)
- 【請求項1】冷凍ケーシングに供給される原料液を同冷
凍ケーシング内部にて冷却しつつ攪拌して半冷凍飲料を
製造する半冷凍飲料製造装置であって、電源スイッチと当該装置の異常状態を表示する表示手段
を設け た電気制御ユニット本体を備え、該電気制御ユニ
ット本体に内装した電気制御回路に、 当該装置における前記原料液の供給系統、攪拌装置及び
その接続部品等の 異常状態を検出する異常状態検出手段
と、 前記電源スイッチの操作による前記電気制御回路の電源
オフ時にも記憶内容を記憶保持できる記憶手段と、 前記異常状態検出手段により検出された異常状態を異常
が発生した部品及び(又は)箇所に対応して前記記憶手段
に記憶させる記憶制御手段と、 前記表示手段に前記記憶手段の記憶内容を表示するよう
に指示する表示指示手段とを設けたことを特徴とする半
冷凍飲料製造装置。 - 【請求項2】前記電気制御ユニット本体にリセット操作
スイッチを設けて、該リセット操作スイッチのオン操作
により前記記憶制御手段に設けたリセット手段が前記記
憶手段の記憶内容をリセットするようにした請求項1に
記載の半冷凍飲料製造装置。 - 【請求項3】前記電気制御ユニット本体にリセット操作
スイッチを設けて、該リセット操作スイッチのオン操作
中に前記電源スイッチの電源オン操作が行なわれたとき
前記記憶制御手段に設けたリセット手段が前記記憶手段
の記憶内容をリセットするようにした請求項1に記載の
半冷凍飲料製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29123497A JP3373410B2 (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 半冷凍飲料製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29123497A JP3373410B2 (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 半冷凍飲料製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123050A JPH11123050A (ja) | 1999-05-11 |
JP3373410B2 true JP3373410B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=17766222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29123497A Expired - Fee Related JP3373410B2 (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 半冷凍飲料製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3373410B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100318221A1 (en) * | 2008-01-15 | 2010-12-16 | Klaus Wiemer | Quality control system for beverage dispenser |
ES2471463T3 (es) * | 2009-01-19 | 2014-06-26 | Nicevend Ltd. | Aparato para dispensar bebidas heladas preparadas en el momento |
JP2020063055A (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 飲料供給装置 |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP29123497A patent/JP3373410B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11123050A (ja) | 1999-05-11 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |